この心理機能は、内向性の心理機能であるので、意識の内面に注意が向けられます。また、 思考の心理機能であるので、論理や原理に従って合理的な意思決定を行います。
Tiは、内向なので、意識の内面において論理的に判断の基準を築きあげ続けます。
また、個人の中で洗練されてゆくものです。 その思考による判断基準は、慣習的なものではなく、誰にでも受け入れられるものであるとは限りません。
また、個人の中で洗練されてゆくものです。 その思考による判断基準は、慣習的なものではなく、誰にでも受け入れられるものであるとは限りません。
定義、公理、原理、基本的原則から出発して、推論を行い到達した結論を信頼します。
これも内向ゆえか、単に実用的なことや慣習に価値を置くのではなく、懐疑的な姿勢で深く理解しようとします。
仮説や原理を基にした推論を頭の中で継続して行い、矛盾があるとすぐに気がつくことができます。
何が何故間違っているのかという点において目ざとく個人的な感情に流されることなく追及しようとします。
独自の思考過程を経て、エレガントな解決法を思いつくことがよくあります。
一方、思考が複雑になり過ぎるとその帰結をどうやって導いたのか他の人が理解できないことがあります。 また、自分自身でさえも考えに耽っているとき出口を見失うことがあります。
深く継続的な推論と膨大な知識に基づいているので、その推論過程を他者と共有することは困難であり、相当の努力を要します。 もし、その必要に迫られることがあれば、要点のみを簡潔に説明することで済ませようとするかもしれません。
正しいと確信を持つには時間がかかり、延々と推論を積み重ねて確からしさを増してゆこうとします。 それゆえに、正しいと確信するというよりは、間違っているとは考えられない、もしくはより効率的であることが判断の基準になります。
言葉の定義をなるべく厳密に行い、自分が意味することを正確に伝えようと努力します。 そうすることで、曖昧な思考を排除し、効率的な説明ポイントを見つけ出すことができるからです。
Tiが強いタイプは、合理性の強い心理機能なので、効率性を重視して自分に対して厳しい規律を要求します。 曖昧な推論や、“甘えに基づいた“非現実的な希望的観測に従うことは馬鹿げていると考えます。 いつでも、理論的な思考から導かれた結論に従うことこそ、最終的には利益をもたらすと考えているのです。 それゆえ、自律的に物事を考え判断し、主体的で独立しています。
分類や分析,推論によって、どのようにして物事が進行したり、システムが機能していたりするのかをとことん理解しようとします。 自然物であっても、人工の装置であっても、中身がどうなっており、どのような仕組みになっているのか興味を持ちます。
各部分の働きと、部分どうしの関連を知るために、実際に分解してみることもあるかも知れません。 しかし、いつでもそうできるとは限らないので、あれこれ考えたり、本を読んだりして知識を蓄えることになります。
内向的思考が強く働くタイプにとって欠陥や矛盾は致命的です。 問題の根源と、それに起因する結果を突き止めようとします。
信頼できる理解に達すると、そこから理論的に考えて問題解決のための戦略を立てます。また、情報受容機能が外向性なのもあってか、何度も同じことをやるのは非効率であると感じられ、我慢できません。
定量的な比較においても、厳しい目を持ちます。 一貫性を求めて推論を行い、導かれた帰結が、モデルによって正確に評価できるかどうか考えます。 この過程を繰り返して、蓄積された知識は、より大きな理論の枠組みへと矛盾なく統合されてゆきます。
そのようにして、内面において思考の判断基準となる知識が育ち続けます。しくみをとことん追求し、各部分の働きを知っているので、問題解決の効率的なアイデアを得ることができます。 どの部分をどのように変えれば、どの程度改善されるのか、そして、もっとも効率よく改善するには どの部分に手を加えればよいのかといったことに気がつくことができるからです。
そのようにして、内面において思考の判断基準となる知識が育ち続けます。しくみをとことん追求し、各部分の働きを知っているので、問題解決の効率的なアイデアを得ることができます。 どの部分をどのように変えれば、どの程度改善されるのか、そして、もっとも効率よく改善するには どの部分に手を加えればよいのかといったことに気がつくことができるからです。
一方で、他者の感情や結びつきに対する配慮に欠いてしまうことがあります。 他の人から見ると、どこかよそよそしく冷徹に見えることがあるでしょう。
そして、実はそのことで孤立したり、肯定的なフィードバックを得ることができず、 自分の不利益につながってしまうということには気がつかないでいます。
関心が狭い範囲にのみ向けられるときは、利己的になってしまいます。 そして、特にこのタイプは、利己的な性質からなかなか抜け出せないようです。
人の意識は自分を中心に発達し、徐々にその範囲が拡大してゆきますから、 内向的思考によって導かれた結論や知識はまず自分の利益のために利用されることは自然なことです。
知識を隠しておくことで、利益を占有できるならばそうしたいと思うことでしょう。 一方で、知識を広め、協力関係を築き、他者と利益を共有することが有益かどうか考えてみることをおすすめします。
内向的思考の働きは、個人的な知識と行動指針を与えますが、深く追求しようとする性質があるので、 その確からしさにおいて際立っており、他者に対しても利益をもたらすことができる類のものであることは稀ではありません。
知識の共有と適応の範囲がグループ、地域、世界へと広がるにつれ、全体に利益をもたらすようになります。
参考サイト1:https://web.archive.org/web/20160316225045/http://mbti-reflection.club/psf_ti.php
参考サイト2:https://wikiwiki.jp/16types/%E5%86%85%E5%90%91%E7%9A%84%E6%80%9D%E8%80%83%EF%BC%88Ti%EF%BC%89
参考サイト2:https://wikiwiki.jp/16types/%E5%86%85%E5%90%91%E7%9A%84%E6%80%9D%E8%80%83%EF%BC%88Ti%EF%BC%89