ノワール星人

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&font(#6495ED){登録日}:2021/11/26 Fri 21:31:43 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &b(){&color(darkseagreen,darkslategray){君に、見せたい物がある。}} &b(){&color(deepskyblue){[[ネルドラント]]……!}} &b(){&color(darkseagreen,darkslategray){我々がこの星で捕獲し、改造した怪獣だ。}} &b(){&color(deepskyblue){何故そんな事を!?}} &size(25){&b(){&color(darkseagreen,darkslategray){“何故”!?}}} &size(25){&b(){&color(darkseagreen,darkslategray){地球人はどうしてこんな&ruby(・・・・・){生きた資源}を}}} &size(25){&b(){&color(darkseagreen,darkslategray){&color(red){有効利用}しないのか!?}}} } &b(){&color(darkseagreen,darkslategray){ノワール星人}}は、『[[ウルトラマンコスモス]]』に登場する[[宇宙人]]。 基本的に友好的だったり、暴れるにしても何かしらの理由があったりする者の多い『コスモス』に登場する知的生命体の中でも、&b(){[[ワロガ]]}や&b(){[[サンドロス>ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET]]}と並ぶ&color(red){同情の余地の無い、シリーズ屈指の外道宇宙人}である。 *【データ】 別名:&b(){宇宙狩人} [[身長]]:185cm 体重:78kg 演:ボブ鈴木(第43話)、[[稲田徹]](第53話、声のみ) *【概要】 J34星系ノワール星出身。 青色と緑色が混じった装甲を身に纏い、目つきの悪い顔付きに加え額には短い角が生えているといった如何にも怪人じみた姿をしており、角からは光線を発射できる。 一方で身体の耐久力は優れていないようで、銃弾一発で絶命している。 地球人の姿に[[擬態]]する能力も持っているが、どういう訳か[[鏡]]には本来の姿が映る。 性格は&b(){総じて強欲で傲慢、極度の自分本位}であり、後述する地球への来訪の理由や[[ムサシ>春野ムサシ(ウルトラマンコスモス)]]との交渉の態度からそれが窺える。 ノワール(黒)の名に違わない性格がドス黒い[[宇宙人]]である。 **◆目的 彼等の目的は地球怪獣。彼等は怪獣を&color(red){“生きた資源”}と認識しており、怪獣を捕らえて様々な文化を築いてきた。その為に生まれたのが生物をサイボーグ化するメカレーター技術であり、都合がいいように改造し使役していた。 改造は怪獣の身体の負担を計算せず行われるようで、劇中改造された[[テールダス]]、[[ネルドラント]]は改造に適応出来ずにいずれも死亡している。適応出来たのは劇中ではラグストーンのみ。 それに加え相当無茶な乱獲を行っていたようで、必然的に&bold(){自星の怪獣は絶滅した}ため怪獣が棲息する別の星を探しており、そこで地球を発見し、“資源”調査と共に原住民である地球人を調査する為にインキュラス、ラグストーンを送り込んだ。 調査がいつ頃から行われたのかは不明だが、ムサシに向かわせた工業地帯でホログラムと思われる遊んでいた子供達の遊びの内容から、昭和半ば頃から行っていた可能性がある。 *【劇中での活躍】 **第43話「操り怪獣」 ここで登場した星人は黒ずくめの髭面の男性に化けていた。 改造したテールダスを交渉相手として選んだムサシの真下から出現させて暴れさせた後、[[夢]]でムサシに交渉場所に来るよう伝えた。 [[コーヒー牛乳]]が好物なのかムサシに薦めて断られた後自分で飲んでいる。また、必要ない筈なのに紙芝居を用意していた。 指定した場所に来たムサシを銭湯に連れていき、まず地下に「保管」していたネルドラントを見せ、自分達の目的を語った。 ムサシを選んだのは彼が宇宙人と対話できる人間=[[ウルトラマンコスモス]]の正体ということを知っていたから。 当然ながらムサシは要求を拒絶、逆上したノワール星人は力ずくで行こうとしたが、駆け付けたフブキに銃を向けられる。 ムサシを盾にしたが、鏡を反射させた事で命中し致命傷を負い、[[死]]の間際にネルドラントを暴走させた。 **第53話「未来怪獣」 ノワール星人の別個体が登場。 何処からかアラドスの事を聞き付け、衰弱したアラドスの治療をするから引き渡すよう要求。 代わりに[[地球]]から手を引くと取引を持ち掛けたが、前回の事で彼等への信用は一切抱いていないヒウラは断固拒否の姿勢を見せた(一応ノワール星人のテクノロジーならアラドスを救えるかも知れないと考えてはいた)。 案の定返事を待たずアラドスを強引に奪おうと宇宙船でアラドスの保護している場所にやって来て連れていこうとしたが、テックスピナーの妨害に遭い交戦。 更にメカレーター化を施したラグストーンを召喚し、上空からサポートを行って[[エクリプスモード>エクリプスモード(ウルトラマンコスモス)]]のコスモスを圧倒する((第30話の初登場以来、常に白星だったエクリプスモードが初めてまともなダメージを受けた。))が、ラグストーンがアラドスの文字通りその命を代償にした攻撃によって時空の彼方に飛ばされ、それを目の当たりにして烈火の如く激怒したコスモスのエクリプスブレードによって星人の円盤も両断され、諸とも爆死した。 *【解説】 他の生物を資源として利用するという行為は地球人も現在進行形で行っている行為であり、動植物に品種改良という人間にとって都合のいい改造を施して生まれたのが現在の家畜や野菜等である。 更に嘗ては同種の人間であっても資源として公に利用してきたのは歴史を少し調べればすぐに分かる事であり、地球人を合理的で貪欲と評したノワール星人からすれば「他の生き物は資源扱いするのにどうして怪獣をそう扱わないのか」という意味合いならその疑問を抱くのは理解出来なくはない。 方向性は違うがコスモスも毒花のアブトシアや毒ガスを出す[[エリガル]]Ⅱを[[毒]]を出さないよう=都合がいいように「改造」している。 ノワール星の怪獣が絶滅した経緯についても、現在でも数が減っていると知っていながら我欲を満たす為に密猟したり住み処となる森や川等を開発の名目で破壊して数多の動植物を絶滅させてきた地球人も決して他人事ではない。 しかしノワール星人は原住民に無断でその土地に侵入し勝手に調査を行い、勝手に現地の生物を捕まえて改造して原住民に直接的な被害を与えている。 その後で一応現地人との交渉は行ったがそれが佐原司令官やヒウラと言った各組織のトップなら兎も角、ムサシはあくまで[[EYES>超常現象捜査チーム TEAM EYES ]]という部隊の一隊員でしかなく、そんな相手だけでこの交渉が成り立つ訳がない。つまり交渉は始まる前から破談していたのだ。 しかもノワール星人は一方的な主張を押し通すばかりで相手にも怪獣捕獲技術やメカレーター技術の提供といった相手側へのメリット((メカレーター技術に関しては手に入れても何の役に立つのかは疑問だが…。作中で役立ちそうなのはその後の回で出てくるヘルギキング改の制御プログラムのサポート程度だろう。))や折衷案は一切提示しておらず、断られるとすぐ力で訴えており、相手への信用や印象を何一つ考えていない。 フブキは交渉失敗の理由として一番そんな提案に乗らないムサシを交渉相手に選ぶという「人選ミス」を挙げ、実際その通りだが、彼等の交渉に乗る者を見つけ出す方が難しいだろう。 *【余談】 着ぐるみは『[[ウルトラマンダイナ]]』に登場した[[ファビラス星人>ハネジロー]](穏健派の方)の改造。 改造と言っても口元のデザインが変わったぐらいで殆ど原型そのままであるため、着ぐるみが流用されたことは一目で分かる。 第53話の個体の声を演じていたのは稲田氏だが、何の因果か[[後の>ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET]][[劇場版>ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE]]ではコスモスの掛け声を演じることになった。ちなみに稲田氏は次回作『[[ウルトラマンネクサス>ウルトラマンネクサス【再作成】]]』の[[ダークファウスト>ウルティノイド]]や『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』の[[マグマ星人]]兄弟の声を演じている。 追記・修正は&color(deepskyblue){怪獣だって地球の一部なんだ}と高らかに叫ぶことができる人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 他作品でもこんな自分勝手さでは交渉なんて笑止千万でしょ。テクノロジーを譲渡するなら交渉に乗る人はいるかもしれないけど -- 名無しさん (2021-11-26 22:12:54) - 何だかんだで項目できるの楽しみにしていたが…ごめん、読みづらい。有志の方追記・修正お願いします -- 名無しさん (2021-11-26 22:20:35) - 子供に地球の明け渡しを要求した自称紳士とどっこいかな -- 名無しさん (2021-11-26 23:02:21) - もしカオスヘッダーと接触してたらどうしてただろうか -- 名無しさん (2021-11-26 23:08:22) - 何故デラシオンはコイツらを殲滅対象に選ばなかったのか・・・・・ -- 名無しさん (2021-11-26 23:32:14) - コスモス屈指の外道だったし円盤ごとぶっ飛ばされたときはざまあと思ってしまった。 -- 名無しさん (2021-11-26 23:33:51) - ↑4本人によるとアレは地球人の心への挑戦だから・・・・・・ -- 名無しさん (2021-11-27 00:15:10) - やってる事が密猟者だからあれだけど…感覚としては犬を飼いやすく小型化したり狩りに特化させたりする感じなのかな -- 名無しさん (2021-11-27 08:09:16) - カプセル怪獣や後の作品の怪獣の力を使役するアイテム群を見ると結局使いやすい様なに -- 名無しさん (2021-11-27 08:13:01) - 改造して使ってる気がしなくもないが…… -- 名無しさん (2021-11-27 08:13:31) - ノワール(フランス語で「黒」)の名に違わぬドス「黒」い連中すぎる・・・ -- 名無しさん (2021-11-27 15:25:17) - ↑7 そこまでデラシオンは過干渉じゃないしな。サンドロスクラスにやらかす奴が予言されたら執行するくらいで -- 名無しさん (2021-11-27 20:16:40) - 解説を読むとノワール星人の発想自体は地球人の歴史とも共通点が多く言うほどズレてはないけれど、怪獣が我々にとっての家畜に適した生物のように「価値があるもの」と見なし、地球人を「この星の原住知的種族」と認める程度の度量があるなら、地球の怪獣に無断で手を出すのは「他者の益獣を盗むことになる」とは気付かなかったのか地球人を奪っても構わない相手と見下していたのか……地球に訪れた個体が母星基準ですら「悪徳業者」の部類に入るような邪悪な怪獣業者なのか種族揃って皆こんななのか…… -- 名無しさん (2021-11-27 20:43:58) - ↑5桑田次郎版コミックだとカプセル怪獣はウルトラの国の「家畜」だと明言されてたりする -- 名無しさん (2021-11-28 13:27:53) - コスモスナイトではリドリアスをナノマシンでメカレーターにすることに -- 名無しさん (2022-07-10 14:59:51) - メカレーターや宇宙船からすごい技術を持ってるのは確実なのに、自分の星の怪獣はやりすぎて絶滅させるあたり文明全体が考えなしすぎる。こんな奴らに協力しても地球の資源を全部使われて損するだけだよ -- 名無しさん (2023-06-24 17:19:03) - 外星人メフィラスと取引してそう -- 名無しさん (2023-08-16 13:37:09) - ブラック星人「よっ黒仲間♪」 -- 名無しさん (2025-04-03 15:45:10) #comment #areaedit(end) }
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青色と緑色が混じった装甲を身に纏い、目つきの悪い顔付きに加え額には短い角が生えているといった如何にも怪人じみた姿をしており、角からは光線を発射できる。 一方で身体の耐久力は優れていないようで、銃弾一発で絶命している。 地球人の姿に[[擬態]]する能力も持っているが、どういう訳か[[鏡]]には本来の姿が映る。 性格は&b(){総じて強欲で傲慢、極度の自分本位}であり、後述する地球への来訪の理由や[[ムサシ>春野ムサシ(ウルトラマンコスモス)]]との交渉の態度からそれが窺える。 ノワール(黒)の名に違わない性格がドス黒い[[宇宙人]]である。 **◆目的 彼等の目的は地球怪獣。彼等は怪獣を&color(red){“生きた資源”}と認識しており、怪獣を捕らえて様々な文化を築いてきた。その為に生まれたのが生物をサイボーグ化するメカレーター技術であり、都合がいいように改造し使役していた。 改造は怪獣の身体の負担を計算せず行われるようで、劇中改造された[[テールダス]]、[[ネルドラント]]は改造に適応出来ずにいずれも死亡している。適応出来たのは劇中ではラグストーンのみ。 それに加え相当無茶な乱獲を行っていたようで、必然的に&bold(){自星の怪獣は絶滅した}ため怪獣が棲息する別の星を探しており、そこで地球を発見し、“資源”調査と共に原住民である地球人を調査する為にインキュラス、ラグストーンを送り込んだ。 調査がいつ頃から行われたのかは不明だが、ムサシに向かわせた工業地帯でホログラムと思われる遊んでいた子供達の遊びの内容から、昭和半ば頃から行っていた可能性がある。 *【劇中での活躍】 **第43話「操り怪獣」 ここで登場した星人は黒ずくめの髭面の男性に化けていた。 改造したテールダスを交渉相手として選んだムサシの真下から出現させて暴れさせた後、[[夢]]でムサシに交渉場所に来るよう伝えた。 [[コーヒー牛乳]]が好物なのかムサシに薦めて断られた後自分で飲んでいる。また、必要ない筈なのに紙芝居を用意していた。 指定した場所に来たムサシを銭湯に連れていき、まず地下に「保管」していたネルドラントを見せ、自分達の目的を語った。 ムサシを選んだのは彼が宇宙人と対話できる人間=[[ウルトラマンコスモス]]の正体ということを知っていたから。 当然ながらムサシは要求を拒絶、逆上したノワール星人は力ずくで行こうとしたが、駆け付けたフブキに銃を向けられる。 ムサシを盾にしたが、鏡を反射させた事で命中し致命傷を負い、[[死]]の間際にネルドラントを暴走させた。 **第53話「未来怪獣」 ノワール星人の別個体が登場。 何処からかアラドスの事を聞き付け、衰弱したアラドスの治療をするから引き渡すよう要求。 代わりに[[地球]]から手を引くと取引を持ち掛けたが、前回の事で彼等への信用は一切抱いていないヒウラは断固拒否の姿勢を見せた(一応ノワール星人のテクノロジーならアラドスを救えるかも知れないと考えてはいた)。 案の定返事を待たずアラドスを強引に奪おうと宇宙船でアラドスの保護している場所にやって来て連れていこうとしたが、テックスピナーの妨害に遭い交戦。 更にメカレーター化を施したラグストーンを召喚し、上空からサポートを行って[[エクリプスモード>エクリプスモード(ウルトラマンコスモス)]]のコスモスを圧倒する((第30話の初登場以来、常に白星だったエクリプスモードが初めてまともなダメージを受けた。))が、ラグストーンがアラドスの文字通りその命を代償にした攻撃によって時空の彼方に飛ばされ、それを目の当たりにして烈火の如く激怒したコスモスのエクリプスブレードによって星人の円盤も両断され、諸とも爆死した。 *【解説】 他の生物を資源として利用するという行為は地球人も現在進行形で行っている行為であるの自体は&bold(){事実である}。動植物に品種改良という人間にとって都合のいい改造を施して生まれたのが現在の家畜や野菜等である。 もはや「ヒトと共に働く動物」なのが社会常識である[[イヌ>犬]]、『ウマ娘』のブームやイクイノックス号にウシュバテソーロ号といったごく直近の強豪の活躍でオタク層にもよく知られる[[サラブレッド]]だって、人間がやったこと自体は正直に言えば&bold(){サイボーグにするかどうかを別にすれば、ノワール星人と大差のない行為}ではある。 更に嘗ては同種の人間であっても資源として公に利用してきたのは歴史を少し調べればすぐに分かる事であり、地球人を合理的で貪欲と評したノワール星人からすれば「他の生き物は資源扱いするのにどうして怪獣をそう扱わないのか」という意味合いならその疑問を抱くのは理解出来なくはない。 方向性は違うがコスモスも毒花のアブトシアや毒ガスを出す[[エリガル]]Ⅱを[[毒]]を出さないよう=都合がいいように「改造」している。 ノワール星の怪獣が絶滅した経緯についても、現在でも数が減っていると知っていながら我欲を満たす為に密猟したり住み処となる森や川等を開発の名目で破壊して数多の動植物を絶滅させてきた地球人も決して他人事ではない。 しかしノワール星人は原住民に無断でその土地に侵入し勝手に調査を行い、勝手に現地の生物を捕まえて改造して原住民に直接的な被害を与えている。密猟や「よそのコミュニティの森や海を子の目的で荒らす行為」は…少なくとも地球においては…ほとんどのコミュニティで重罪である。&s(){みんなはちゃんと遊漁券買おうな。} その後で一応現地人との交渉は行ったが、それが佐原司令官((ただ佐原は「防衛軍の立場も考えてほしいし、顔は立ててほしい」という考えのもとにEYESを制止しているだけで、実は「害なきものはそれが怪獣であってもそっとしておけばいいじゃない。たいていは実被害が出てるという結果があるのでEYESに意見を出さないといけないだけ」「我々は殺すことそのものを目的として軍備をしているわけでは断じてない」という方針の人なのが示唆されている(ムゲラが帰れたことをEYESメンバーと一緒に喜んでいる、など)。そのためノワール星人の考え方や行為は「それは流石にやりすぎではないのか」と考える可能性も十分あり、結果はムサシ(あるいはヒウラ)と変わらないかもしれないが))やヒウラキャップと言った各組織のトップなら兎も角、ムサシはあくまで[[EYES>超常現象捜査チーム TEAM EYES ]]という部隊の一隊員でしかなく、そんな相手だけでこの交渉が成り立つ訳がない。つまり交渉は始まる前から破談していたのだ。 しかもノワール星人は一方的な主張を押し通すばかりで相手にも怪獣捕獲技術やメカレーター技術の提供といった相手側へのメリット((メカレーター技術に関しては手に入れても何の役に立つのかは疑問だが…。作中で役立ちそうなのはその後の回で出てくるヘルギキング改の制御プログラムのサポート程度だろう。))や折衷案は一切提示しておらず、断られるとすぐ力で訴えており、相手への信用や印象を何一つ考えていない。 先述したイヌなら「人間の友人としてもすぐれた生物種になる((単に「家族」以上に役目を求めない飼い犬が家にいる・いた、あるいは知人宅がそうであるwiki読者は多いであろう))」、サラブレッドなら「軍馬など他の『産業動物としてのウマ』の進歩につながる((副次的なものも含めれば、テンポイント号の闘病記録がその後ウマの仲間全体の獣医学の進歩「には」寄与したケースの実例があることから、ムサシの本来の分野のひとつとも重なる「動物を守るための獣医学」についても重要な実例となりうる。…テンポイント自身は長く苦しんだ挙句結局は絶命する、という悲惨な最期とはなったが。))」「競馬運営は大きな収入源となる((例として[[90年代にも関わらず、事実上たった1レースで馬券売上が480億円を超えた>1990年第35回有馬記念]]ことがある))」などがメリットとして提示できるが、『コスモス』の世界観で怪獣を意のままに操れたところで&bold(){すでに運営ができている保護施設に送った方が工数の面でもいい}という結論になるのは、よほどのタカ派(あるいは同作「かっぱの里」のように&bold(){すでにコミュニティ内で怪獣と共存している}ため選ぶ必要がないケース)でなければ目に見えているだろう。 フブキは交渉失敗の理由として一番そんな提案に乗らないムサシを交渉相手に選ぶという「人選ミス」を挙げ、実際その通りだが、彼等の交渉に乗る者を見つけ出す方が難しいだろう。 *【余談】 着ぐるみは『[[ウルトラマンダイナ]]』に登場した[[ファビラス星人>ハネジロー]](穏健派の方)の改造。 改造と言っても口元のデザインが変わったぐらいで殆ど原型そのままであるため、着ぐるみが流用されたことは一目で分かる。 第53話の個体の声を演じていたのは稲田氏だが、何の因果か[[後の>ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET]][[劇場版>ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE]]ではコスモスの掛け声を演じることになった。ちなみに稲田氏は次回作『[[ウルトラマンネクサス>ウルトラマンネクサス【再作成】]]』の[[ダークファウスト>ウルティノイド]]や『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』の[[マグマ星人]]兄弟の声を演じている。 追記・修正は&color(deepskyblue){怪獣だって地球の一部なんだ}と高らかに叫ぶことができる人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 他作品でもこんな自分勝手さでは交渉なんて笑止千万でしょ。テクノロジーを譲渡するなら交渉に乗る人はいるかもしれないけど -- 名無しさん (2021-11-26 22:12:54) - 何だかんだで項目できるの楽しみにしていたが…ごめん、読みづらい。有志の方追記・修正お願いします -- 名無しさん (2021-11-26 22:20:35) - 子供に地球の明け渡しを要求した自称紳士とどっこいかな -- 名無しさん (2021-11-26 23:02:21) - もしカオスヘッダーと接触してたらどうしてただろうか -- 名無しさん (2021-11-26 23:08:22) - 何故デラシオンはコイツらを殲滅対象に選ばなかったのか・・・・・ -- 名無しさん (2021-11-26 23:32:14) - コスモス屈指の外道だったし円盤ごとぶっ飛ばされたときはざまあと思ってしまった。 -- 名無しさん (2021-11-26 23:33:51) - ↑4本人によるとアレは地球人の心への挑戦だから・・・・・・ -- 名無しさん (2021-11-27 00:15:10) - やってる事が密猟者だからあれだけど…感覚としては犬を飼いやすく小型化したり狩りに特化させたりする感じなのかな -- 名無しさん (2021-11-27 08:09:16) - カプセル怪獣や後の作品の怪獣の力を使役するアイテム群を見ると結局使いやすい様なに -- 名無しさん (2021-11-27 08:13:01) - 改造して使ってる気がしなくもないが…… -- 名無しさん (2021-11-27 08:13:31) - ノワール(フランス語で「黒」)の名に違わぬドス「黒」い連中すぎる・・・ -- 名無しさん (2021-11-27 15:25:17) - ↑7 そこまでデラシオンは過干渉じゃないしな。サンドロスクラスにやらかす奴が予言されたら執行するくらいで -- 名無しさん (2021-11-27 20:16:40) - 解説を読むとノワール星人の発想自体は地球人の歴史とも共通点が多く言うほどズレてはないけれど、怪獣が我々にとっての家畜に適した生物のように「価値があるもの」と見なし、地球人を「この星の原住知的種族」と認める程度の度量があるなら、地球の怪獣に無断で手を出すのは「他者の益獣を盗むことになる」とは気付かなかったのか地球人を奪っても構わない相手と見下していたのか……地球に訪れた個体が母星基準ですら「悪徳業者」の部類に入るような邪悪な怪獣業者なのか種族揃って皆こんななのか…… -- 名無しさん (2021-11-27 20:43:58) - ↑5桑田次郎版コミックだとカプセル怪獣はウルトラの国の「家畜」だと明言されてたりする -- 名無しさん (2021-11-28 13:27:53) - コスモスナイトではリドリアスをナノマシンでメカレーターにすることに -- 名無しさん (2022-07-10 14:59:51) - メカレーターや宇宙船からすごい技術を持ってるのは確実なのに、自分の星の怪獣はやりすぎて絶滅させるあたり文明全体が考えなしすぎる。こんな奴らに協力しても地球の資源を全部使われて損するだけだよ -- 名無しさん (2023-06-24 17:19:03) - 外星人メフィラスと取引してそう -- 名無しさん (2023-08-16 13:37:09) - ブラック星人「よっ黒仲間♪」 -- 名無しさん (2025-04-03 15:45:10) #comment #areaedit(end) }

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