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昇天の角笛(遊戯王OCG) - (2025/03/23 (日) 17:26:01) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2023/01/14 Sat 20:58:32
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&font(b,#4000B2){罠カード「昇天の角笛」を発動する!&br()自分のフィールドに出しているモンスター1体を生贄に捧げ、&br()モンスターの召喚を無効にし、破壊する!}
}
&bold(){昇天の角笛}とは、[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に存在するカードである。
*【概要】
#blockquote(){&color(violet){カウンター罠}
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。}
[[第一期>Vol.シリーズ(遊戯王OCG)]]の「Vol.6」から存在する古参カウンター罠。
「チェーンブロックに乗らない」召喚行為各種を無効にして破壊する効果を持つ。
その特徴はやはり&bold(){召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にする}という処理を行うことである。
《[[奈落の落とし穴>奈落の落とし穴(遊戯王OCG)]]》や《[[激流葬>激流葬(遊戯王OCG)]]》のような召喚反応型の罠カードは多数存在するが、それらはフィールドに出たモンスターを除去するという効果である。モンスターそのものは消し去れるが、召喚・特殊召喚に成功した時に発動する効果は基本的に止められず、それらを使われてしまう欠点がある。
「召喚を無効にする」効果は&bold(){そもそもフィールドに出させない}という性質を持ち、&bold(){モンスターがフィールドに出ることで付随して生み出される効果も止めることができる}。
詳細なルールを述べると、「召喚を無効にする」という効果は&bold(){フィールドに出る直前}という特殊なタイミングで発動できる。そして、召喚を無効にされたモンスターは出される前の場所とフィールドのどちらでもない場所で破壊される。
さらに特殊召喚モンスターの場合、正規の方法で出すことに失敗しているため&bold(){蘇生制限を満たせなくなる}。
#region(close,つまりどうなるか、以下に例を挙げる。)
1.《[[終末の騎士]]》など
《[[終末の騎士]]》や《[[切り込み隊長>切り込み隊長(遊戯王)]]》など、&bold(){召喚・特殊召喚に成功した時}が発動条件の効果は発動できない。
2.《[[人造人間-サイコ・ショッカー]]》
《人造人間-サイコ・ショッカー》はフィールドに表側表示で存在する限り、罠カードの発動を封じ、罠カードの効果を無効にする効果を持つ。ただし、《昇天の角笛》のような召喚を無効にするカードはフィールドに出る直前に発動されため《人造人間-サイコ・ショッカー》を永続効果の適用前に破壊することができる。
3.《クリッター》《黒き森のウィッチ》
《クリッター》《黒き森のウィッチ》はそれぞれフィールドから墓地に送られた時に決められた攻撃力のモンスターをデッキから手札に加える効果を持つ。しかし、《昇天の角笛》で召喚を無効にされると、フィールドから墓地に送られた扱いにならないので、このサーチ効果は発動しない。
一方、《E・HERO シャドー・ミスト》のようなどこからでも墓地に送られれば発動できる効果の場合は、問題なく発動可能。
4.特殊召喚モンスター
《[[カオス・ソルジャー -開闢の使者->カオス・ソルジャー(遊戯王OCG)]]》など「通常召喚できない」というテキストが書かれた特殊召喚モンスターは、個別のカードで指定された正規の方法で特殊召喚されていないと蘇生・帰還ができないという制約がある。(([[E・HERO]]の融合モンスターなど、正規の方法で特殊召喚していても蘇生・帰還ができない例外は存在する))
EXデッキのモンスターも特殊召喚モンスターなので、それらについても同様に蘇生を封じられる。
細かいルールとして、一度正規の方法で出された特殊召喚モンスターの反転召喚を無効にした場合でも蘇生制限を満たせなくなる。
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#endregion
召喚に成功するだけで後続のサーチや特殊召喚ができる「初動札」の類いを止める手段として、その召喚自体を無効にできることの意味は実際大きい。
しかし、このカードにも難点はいくつか存在する。
そもそもの問題として、自分フィールド上のモンスター1体を発動のコストとしてリリースしなければならない。自分のモンスターがいなければ発動すら許されないので、運用に際する小回りが利かない重さがあるのは否めない。
相手のモンスターカード1枚を破壊できても、コストにしたモンスターの分だけ1枚のディスアドバンテージが生じてしまう。
((自分はカードを2枚失うが、相手が失うのは1枚だけ。ただし[[アドバンス召喚>アドバンス召喚(遊戯王OCG)]]や2体以上の素材を必要とする特殊召喚を無効にした場合はその限りではない。))
そして、初心者ならばまず躓くであろう&strike(){[[コンマイ語>コンマイ語(遊戯王)]]}&bold(){ルールのややこしさ(による発動範囲の限定)}も難点の1つだろう。
《昇天の角笛》はモンスターの特殊召喚を無効にできるが、&bold(){同じ特殊召喚でもこのカードを発動できない場合がある}。
例えば《[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]》の手札からの特殊召喚、[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]、[[エクシーズ召喚>エクシーズ召喚(遊戯王OCG)]]、[[ペンデュラム召喚>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]]、[[リンク召喚>リンク召喚(遊戯王OCG)]]など、『効果の発動を伴わない特殊召喚』には発動できる。
しかし、モンスター効果や&color(green){《[[&font(b,#008000){死者蘇生}>死者蘇生(遊戯王)]]》}のような魔法・罠といった&bold(){モンスターを特殊召喚する『効果』にチェーンする形で発動することはできない}。
#region(close,以下に理由を述べる。)
&bold(){召喚を無効にする}という効果は、&bold(){フィールドに出る直前}という特殊なタイミングで発動される。
しかし、[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]の基本ルールとして&bold(){ある効果の解決中には、別の効果を新たに発動できない}というものがある。
例えば《[[死者蘇生>死者蘇生(遊戯王)]]》でモンスターを蘇生する場合について考えてみよう。
《[[死者蘇生>死者蘇生(遊戯王)]]》でモンスターを特殊召喚する場合にも、「フィールドに出る直前」というタイミング自体は存在している。
しかし、《[[死者蘇生>死者蘇生(遊戯王)]]》の解決中には新たな効果を発動させることはできない。よって《昇天の角笛》も発動できないという理屈である。
同じ特殊召喚でも、[[儀式召喚>儀式(遊戯王OCG)]]と[[融合召喚>融合(遊戯王OCG)]]は専用の魔法カードで行うため、必然的に効果の発動を伴う。よって《昇天の角笛》を発動することはできない。((《融合》を使わずに特殊召喚できる[[剣闘獣>剣闘獣(遊戯王OCG)]]など、融合モンスターでありながら《昇天の角笛》を発動できるものもある。))
ややこしいのは&bold(){モンスターが自身を特殊召喚できる場合、それがチェーンブロックを作るか否か}である。
古いテキストだと《[[ダーク・シムルグ>ダーク・シムルグ(遊戯王OCG)]]》(作る)と《[[大天使クリスティア]]》(作らない)のような判別が難しいものがいくつか見られ、多くのプレイヤーを悩ませていた。
[[第9期>第9期パック(遊戯王)]]以降に再録されたものは見分けやすい書き方に直されているため、以前よりかは分かりやすくなっている。
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#endregion
#region(close,「〇〇召喚を行う」効果についての裁定。)
&bold(){効果による特殊召喚}には「特殊召喚を無効にして破壊する」効果を発動できないと述べたが、&bold(){例外はある}。
例えば《緊急同調》《フォーミュラ・シンクロン》など、カードの効果で[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]のような特定の特殊召喚を行うものである。
これらはカードの効果で[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]の機会を得ているという解釈の効果であり、「[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]扱いで特殊召喚する」効果とは区別される。
&bold(){効果解決時には何もせず}、効果の解決後に[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]が行われるのである。効果によって機会を得たという点を除けば通常の[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]と同じであり、《昇天の角笛》を含む「特殊召喚を無効にする」効果でそのモンスターを破壊できる。
[[エクシーズ召喚>エクシーズ召喚(遊戯王OCG)]]を行う《高等紋章術》など、[[リンク召喚>リンク召喚(遊戯王OCG)]]を行う《I:Pマスカレーナ》なども同様の扱いとなる。
ただし、重ね重ね述べるが《[[スターダスト・ウォリアー>スターダスト・ウォリアー(遊戯王OCG)]]》のような「[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]扱いで特殊召喚する」効果に対しては発動できない。
ちなみにこれら特定の特殊召喚を行うカードでも、&bold(){チェーン2以降で発動されていた場合は《昇天の角笛》を発動できない}。チェーンの処理の間は別の効果を発動できず、「特殊召喚を無効にする」効果はタイミングを逃すためである。
分かりやすく書くと以下のようになる。
1.チェーン2の《緊急同調》の解決。(ここでは何もしない)
2.《緊急同調》の効果で得た機会によって[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]を行う。
(本来はこのタイミングで《昇天の角笛》を発動できるが、今はチェーンの処理中なので新たな効果は発動できない。)
3.チェーン1の効果を解決。
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同じ理屈で、《奈落の落とし穴》や《激流葬》などの召喚反応罠を発動させないこともできる。これらを避けて《緊急同調》などを使いたい場合、別の効果にチェーンして発動するのがよい。
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#endregion
同じくモンスターの特殊召喚を潰せるカウンター罠には《[[神の警告>神の宣告]]》がある。
そちらは、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にして破壊する効果だけでなく、「&bold(){モンスターを特殊召喚する効果を含む、魔法、罠、モンスターの効果}」の発動を無効にし、破壊する効果を併せ持っている。
つまり、チェーンブロックを作らない特殊召喚、何らかの効果によって行われる特殊召喚の両方に対処できるという訳である。
モンスター1体のリリースと、LP2000の支払いという発動条件の違いはあるが、対応範囲は大きく広がっており、一時は[[制限カード>制限カード(遊戯王OCG)]]にまで上り詰めていた。
こうした観点から見て、大量にモンスターを並べるデッキのいち妨害手段というよりは、
&bold(){「自分フィールド上のモンスターをリリース・墓地へ送る」}ことに意味があるデッキで妨害を兼ねて展開を行う、補助的な意味合いで用いるのが現実的だと言える。
例を挙げていくのであれば……
#blockquote(){&color(brown){《[[&font(b,#A52A2A){悪魔嬢アリス}>悪魔嬢(遊戯王OCG)]]》}
星3/[[闇属性>闇属性(遊戯王OCG)]]/[[悪魔族>悪魔族(遊戯王OCG)]]/攻 0/守2000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・墓地から罠カード1枚を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「悪魔嬢」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
&color(red){(3):このカードがリリースされた場合、または相手によって破壊された場合に発動できる。&br()デッキから「悪魔嬢アリス」以外の攻撃力・守備力の合計が2000となる悪魔族モンスター1体を手札に加える。}}
#blockquote(){&color(brown){《[[&font(b,#A52A2A){剛鬼スープレックス}>剛鬼(遊戯王OCG)]]》}
星4/[[地属性>地属性(遊戯王OCG)]]/戦士族/攻1800/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札から「剛鬼」モンスター1体を特殊召喚する。
&color(red){(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。&br()デッキから「剛鬼スープレックス」以外の「剛鬼」カード1枚を手札に加える。}}
#blockquote(){&color(brown){《[[&font(b,#A52A2A){聖刻龍-トフェニドラゴン}>聖刻(遊戯王OCG)]]》}
星6/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[ドラゴン族>ドラゴン族(遊戯王OCG)]]/攻2100/守1400
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。
(2):&color(red){このカードがリリースされた場合に発動する。&br()自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。}}
#blockquote(){&color(green){《[[&font(b,#008000){闇黒世界-シャドウ・ディストピア-}>魔王ディアボロス(遊戯王OCG)]]》}
フィールド魔法
&color(red){(1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。&br()(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。}
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。}
「リリースされた」「フィールドから墓地へ送られた」時の効果を持つモンスターをコストに用いることで、損失を打ち消すことが可能になる。
シャドウ・ディストピアに至っては&bold(){相手のモンスターをリリースして相手のモンスターの召喚を無効にする}という爆アドを狙える。
このあたりで差別化すれば汎用カウンター罠の&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){神の宣告}>神の宣告]]》}等との住み分けは可能なレベルだろう。
*【原作における活躍】
#center(){
&font(b,#FFA500){遊戯。召喚を食い止める方法はないのか?}
&font(b,#B865CC){場に置かれてる罠カード、「昇天の角笛」を使えば……}
&font(b,#800000){なんだ、トラップ仕掛けてたんじゃねぇか}
&font(b,#B865CC){だけど、それには1人生け贄にならなきゃならないんだ}
}
なんと[[アニメDM>遊戯王デュエルモンスターズ]]では、&b(){このカードの発動に仲間の生死が関わってくる}という異色のエピソードが存在している。
詳しくは&strike(){何故か}個別項目がある「[[メタモルポットの罠!炎の剣士危うし>メタモルポットの罠!炎の剣士危うし(遊戯王)]]」の項を参照。
*【関連カード】
#blockquote(){&color(brown){《智天使ハーヴェスト》 }
星4/光属性/[[天使族>天使族(遊戯王OCG)]]/攻1800/守1000
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地のカウンター罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。}
&color(violet){《昇天の角笛》}を口に銜えて吹き鳴らす異形の天使。戦闘で倒されるとカウンター罠1枚をサルベージできる。
#blockquote(){&color(violet){《昇天の&ruby(ブラックホーン){黒角笛}》}
カウンター罠
(1):相手がモンスター1体のみを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。}
黒くなった角笛。特殊召喚にしか対応しないがノーコストになって取り回しはよくなった。ただし「1体のみ」なので[[ペンデュラム>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]]からの複数出しには対応しない。
角笛の中でもクセがなく十分に汎用性はあるが、実際に他の有力カウンター罠を押しのけて採用されることは通常ないという感じのポジション。
除去手段全般への締め付けが強い海外環境では、事実上の汎用除去として活躍しているとされる。
#blockquote(){&color(violet){《昇天の&ruby(グレイトホーン){剛角笛}》}
カウンター罠
(1):相手メインフェイズに相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。その後、相手はデッキから1枚ドローし、相手メインフェイズを終了する。}
装飾が豪華になった角笛。リリースの代わりにドローのデメリットが付随するため、直接のカードアドバンテージを取れない難点はあるが、
強制的にメインフェイズを終了させることによるテンポロスの恩恵は、ある意味でそれ以上のダメージともなりえる。
黒角笛とは召喚無効圏内に微妙な差異があり、向こうは&color(violet){《緊急同調》}や&color(violet){《ワンダー・エクシーズ》}などをメインフェイズ外でも止められる。
対してこちらはメイン限定だが、複数体を同時に展開するペンデュラム召喚を無効にすることが可能。
#blockquote(){&color(violet){《角笛砕き》}
カウンター罠
モンスターの召喚・特殊召喚を無効にするモンスターの効果・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。}
「召喚を無効にする効果・カード」の発動を無効にする&strike(){[[ピンポイントすぎる>ピンポイント過ぎるメタカード(遊戯王OCG)]]((あちらの項目で挙げられているようなカードよりは大分マシだが。))}メタカード。
イラストでは角笛及び黒角笛が&color(green){《[[&font(b,#008000){地砕き}>地割れ/地砕き(遊戯王OCG)]]》}っぽい腕に粉砕されている。
#blockquote(){&color(brown){《死天使ハーヴェスト》}
[[&color(green){ペンデュラム}>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]]・&color(brown){効果モンスター}
星4/闇属性/天使族/攻1800/守1000
&color(green){【Pスケール:&color(blue){青8}/&color(red){赤8}】}
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカードを破壊し、&color(red){デッキから「昇天の黒角笛」1枚を手札に加える}。
&color(brown){【モンスター効果】}
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した場合に発動できる。&color(red){デッキから「昇天の角笛」1枚を手札に加える}。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。}
23年の時を経て追加された、まさかの&bold(){&color(violet){《昇天の角笛》}専用サポートカード。}&strike(){一枚だけハブられた剛角笛くんは泣いていい}
このカード自体も角笛でリリースすればペンデュラムゾーン行きになり、そして黒角笛をサーチすることが可能である。
*【類似効果を持つカード】
#blockquote(){&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){神の宣告}>神の宣告]]》}
カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
言わずと知れた万能カウンター罠。個別項目参照。
#blockquote(){&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){神の警告}>神の宣告]]》}
カウンター罠
(1):2000LPを払って以下の効果を発動できる。
●モンスターを特殊召喚する効果を含む、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
効果による「チェーンブロックを作る特殊召喚」にも対応した点で画期的だったカウンター罠。
#blockquote(){&color(violet){《王者の看破》}
カウンター罠
(1):自分フィールドにレベル7以上の通常モンスターが存在する場合、以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
星7以上の[[通常モンスター>通常モンスター(遊戯王OCG)]]がいればノーコストで撃てる&color(violet){《神の宣告》}となる。
条件を満たすのには[[師匠>ブラック・マジシャン]]・[[嫁>青眼の白龍]]・[[過労死>E・HERO ネオス]]あたりが無難か。
#blockquote(){&color(violet){《方舟の選別》}
カウンター罠
(1):自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に1000LPを払って発動できる。
フィールドに同じ種族のモンスターが存在するモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。}
[[遊戯王R]]で[[天馬月行>天馬月行(遊戯王R)]]が使用していたカウンター罠。
角笛のリリースコストがLP消費になったものの、無効にする召喚モンスターがフィールドのものと種族被りを起こしていないと発動ができない。
環境をうまく読まないと刺さらないのでサイドデッキ向き。
#blockquote(){&color(violet){《重力崩壊》}
カウンター罠
(1):相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に、自分フィールドの表側表示の[[Sモンスター>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]1体を墓地へ送って発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
このターン、相手はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。}
角笛のリリースを[[シンクロモンスター>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]にしないといけなくなったが、代わりに相手に召喚封じの追加効果がつくようになったもの。
撃てれば拘束力は高いが、「通常召喚のセット」を止められない穴があるので過信は禁物。
#blockquote(){&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){ライト・バニッシュ}>ライト・バニッシュ(遊戯王OCG)]]》}
カウンター罠
&color(red){自分フィールド上の「[[ライトロード>ライトロード(遊戯王)]]」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる}。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。}
&bold(){10年以上前に出たカードの完全下位互換}とかいう、どうあがいても救われない悲劇の存在。
個別項目参照。
#blockquote(){&color(violet){《ポリノシス》}
カウンター罠
自分フィールド上の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。}
[[植物族>植物族(遊戯王OCG)]]専用になり、反転召喚にも対応しないが、魔法・罠カードの発動も無効化できる。
反転召喚が行われるのはやや限定的な場面なので、植物族主体のデッキで使う分には角笛よりもこちらの方が汎用性が高いだろう。
#blockquote(){&color(violet){《セイバー・ホール》}
カウンター罠
(1):自分フィールドに「[[X-セイバー>X-セイバー(遊戯王OCG)]]」モンスターが存在し、自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
「[[X-セイバー>X-セイバー(遊戯王OCG)]]」がいないと使えないが、代わりにリリースが不要になった角笛と言えるカード。
自分の項目上のテキストを1行生け贄に捧げる。
テキストの編集を無効にし、それを追記する。発動後、この項目を修正する。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 今更サーチカードが出るとは思わなかったよ -- 名無しさん (2023-01-14 23:36:38)
- 「通常召喚のセット」や「チェーンに乗る特殊召喚」は無効にできない、無効にする時はチェーン1で発動しなければならない等シンプルなテキストの割にルールに慣れてないと引っ掛かる点が多い。自分で言ってて合ってるか不安になるくらいだ -- 名無しさん (2023-01-15 01:06:17)
- このカードが「死者蘇生へのカウンターには使えない」ということを理解するのが、コンマイ語検定初級の合格ラインだとか勝手に思ってる。 -- 名無しさん (2023-01-15 08:07:51)
- ページ作られたのが専用サポートが登場したからだと思うが、そのカードがページ作成時に記述できないのって変な話だな。1週間ルールはそこらへん融通きかないのか? -- 名無しさん (2023-01-15 14:17:27)
- 1週間経った後にページ作れば解決する問題では……? -- 名無しさん (2023-01-15 15:44:52)
- どうしてこちらには専用サポートがあるのに、ライトバニッシュには何もないんですか?! -- 名無しさん (2023-01-16 09:19:52)
- ↑汎用性が低すぎるから仕方ないね -- 名無しさん (2023-01-17 23:08:55)
#comment(striction)
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2023/01/14 Sat 20:58:32
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&font(b,#4000B2){罠カード「昇天の角笛」を発動する!&br()自分のフィールドに出しているモンスター1体を生贄に捧げ、&br()モンスターの召喚を無効にし、破壊する!}
}
&bold(){昇天の角笛}とは、[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に存在するカードである。
*【概要】
#blockquote(){&color(violet){カウンター罠}
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。}
[[第一期>Vol.シリーズ(遊戯王OCG)]]の「Vol.6」から存在する古参カウンター罠。
「チェーンブロックに乗らない」召喚行為各種を無効にして破壊する効果を持つ。
その特徴はやはり&bold(){召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にする}という処理を行うことである。
《[[奈落の落とし穴>奈落の落とし穴(遊戯王OCG)]]》や《[[激流葬>激流葬(遊戯王OCG)]]》のような召喚反応型の罠カードは多数存在するが、それらはフィールドに出たモンスターを除去するという効果である。モンスターそのものは消し去れるが、召喚・特殊召喚に成功した時に発動する効果は基本的に止められず、それらを使われてしまう欠点がある。
「召喚を無効にする」効果は&bold(){そもそもフィールドに出させない}という性質を持ち、&bold(){モンスターがフィールドに出ることで付随して生み出される効果も止めることができる}。
詳細なルールを述べると、「召喚を無効にする」という効果は&bold(){それを宣言した段階、フィールドに出る直前}という特殊なタイミングで発動できる。そして、召喚を無効にされたモンスターは出される前の場所とフィールドのどちらでもない場所で破壊される。
デュエリストが「〇〇召喚を行います」「通りますか?」などと対戦相手に尋ねるのは、このような「召喚を無効にする」効果が存在するためである。
さらに特殊召喚モンスターの場合、正規の方法で出すことに失敗しているため&bold(){蘇生制限を満たせなくなる}。
#region(close,つまりどうなるか、以下に例を挙げる。)
1.《[[終末の騎士]]》など
《[[終末の騎士]]》や《[[切り込み隊長>切り込み隊長(遊戯王)]]》など、&bold(){召喚・特殊召喚に成功した時}が発動条件の効果は発動できない。
2.《[[人造人間-サイコ・ショッカー]]》
《人造人間-サイコ・ショッカー》はフィールドに表側表示で存在する限り、罠カードの発動を封じ、罠カードの効果を無効にする効果を持つ。ただし、《昇天の角笛》のような召喚を無効にするカードはフィールドに出る直前に発動されため《人造人間-サイコ・ショッカー》を永続効果の適用前に破壊することができる。
3.《クリッター》《黒き森のウィッチ》
《クリッター》《黒き森のウィッチ》はそれぞれフィールドから墓地に送られた時に決められた攻撃力のモンスターをデッキから手札に加える効果を持つ。しかし、《昇天の角笛》で召喚を無効にされると、フィールドから墓地に送られた扱いにならないので、このサーチ効果は発動しない。
一方、《E・HERO シャドー・ミスト》のようなどこからでも墓地に送られれば発動できる効果の場合は、問題なく発動可能。
4.特殊召喚モンスター
《[[カオス・ソルジャー -開闢の使者->カオス・ソルジャー(遊戯王OCG)]]》など「通常召喚できない」というテキストが書かれた特殊召喚モンスターは、個別のカードで指定された正規の方法で特殊召喚されていないと蘇生・帰還ができないという制約がある。(([[E・HERO]]の融合モンスターなど、正規の方法で特殊召喚していても蘇生・帰還ができない例外は存在する))
EXデッキのモンスターも特殊召喚モンスターなので、それらについても同様に蘇生を封じられる。
細かいルールとして、一度正規の方法で出された特殊召喚モンスターの反転召喚を無効にした場合、蘇生制限を満たした状態は維持される。以前は蘇生制限を満たせないようになっていたが、2023年10月2日の公式データベースのQ&Aで裁定が変更された。
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#endregion
召喚に成功するだけで後続のサーチや特殊召喚ができる「初動札」の類いを止める手段として、その召喚自体を無効にできることの意味は実際大きい。
しかし、このカードにも難点はいくつか存在する。
そもそもの問題として、自分フィールド上のモンスター1体を発動のコストとしてリリースしなければならない。自分のモンスターがいなければ発動すら許されないので、運用に際する小回りが利かない重さがあるのは否めない。
相手のモンスターカード1枚を破壊できても、コストにしたモンスターの分だけ1枚のディスアドバンテージが生じてしまう。
((自分はカードを2枚失うが、相手が失うのは1枚だけ。ただし[[アドバンス召喚>アドバンス召喚(遊戯王OCG)]]や2体以上の素材を必要とする特殊召喚を無効にした場合はその限りではない。))
そして、初心者ならばまず躓くであろう&strike(){[[コンマイ語>コンマイ語(遊戯王)]]}&bold(){ルールのややこしさ(による発動範囲の限定)}も難点の1つだろう。
《昇天の角笛》はモンスターの特殊召喚を無効にできるが、&bold(){同じ特殊召喚でもこのカードを発動できない場合がある}。
例えば《[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]》の手札からの特殊召喚、[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]、[[エクシーズ召喚>エクシーズ召喚(遊戯王OCG)]]、[[ペンデュラム召喚>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]]、[[リンク召喚>リンク召喚(遊戯王OCG)]]など、『効果の発動を伴わない特殊召喚』には発動できる。
しかし、モンスター効果や&color(green){《[[&font(b,#008000){死者蘇生}>死者蘇生(遊戯王)]]》}のような魔法・罠といった&bold(){モンスターを特殊召喚する『効果』にチェーンする形で発動することはできない}。
#region(close,以下に理由を述べる。)
&bold(){召喚を無効にする}という効果は、&bold(){フィールドに出る直前}という特殊なタイミングで発動される。
しかし、[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]の基本ルールとして&bold(){ある効果の解決中には、別の効果を新たに発動できない}というものがある。
例えば《[[死者蘇生>死者蘇生(遊戯王)]]》でモンスターを蘇生する場合について考えてみよう。
《[[死者蘇生>死者蘇生(遊戯王)]]》でモンスターを特殊召喚する場合にも、「フィールドに出る直前」というタイミング自体は存在している。
しかし、《[[死者蘇生>死者蘇生(遊戯王)]]》の解決中には新たな効果を発動させることはできない。よって《昇天の角笛》も発動できないという理屈である。
同じ特殊召喚でも、[[儀式召喚>儀式(遊戯王OCG)]]と[[融合召喚>融合(遊戯王OCG)]]は専用の魔法カードで行うため、必然的に効果の発動を伴う。よって《昇天の角笛》を発動することはできない。((《融合》を使わずに特殊召喚できる[[剣闘獣>剣闘獣(遊戯王OCG)]]など、融合モンスターでありながら《昇天の角笛》を発動できるものもある。))
ややこしいのは&bold(){モンスターが自身を特殊召喚できる場合、それがチェーンブロックを作るか否か}である。
古いテキストだと《[[ダーク・シムルグ>ダーク・シムルグ(遊戯王OCG)]]》(作る)と《[[大天使クリスティア]]》(作らない)のような判別が難しいものがいくつか見られ、多くのプレイヤーを悩ませていた。
[[第9期>第9期パック(遊戯王)]]以降に再録されたものは見分けやすい書き方に直されているため、以前よりかは分かりやすくなっている。
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#endregion
#region(close,「〇〇召喚を行う」効果についての裁定。)
&bold(){効果による特殊召喚}には「特殊召喚を無効にして破壊する」効果を発動できないと述べたが、&bold(){例外はある}。
例えば《緊急同調》《フォーミュラ・シンクロン》など、カードの効果で[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]のような特定の特殊召喚を行うものである。
これらはカードの効果で[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]の機会を得ているという解釈の効果であり、「[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]扱いで特殊召喚する」効果とは区別される。
&bold(){効果解決時には何もせず}、効果の解決後に[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]が行われるのである。効果によって機会を得たという点を除けば通常の[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]と同じであり、《昇天の角笛》を含む「特殊召喚を無効にする」効果でそのモンスターを破壊できる。
[[エクシーズ召喚>エクシーズ召喚(遊戯王OCG)]]を行う《高等紋章術》など、[[リンク召喚>リンク召喚(遊戯王OCG)]]を行う《I:Pマスカレーナ》なども同様の扱いとなる。
ただし、重ね重ね述べるが《[[スターダスト・ウォリアー>スターダスト・ウォリアー(遊戯王OCG)]]》のような「[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]扱いで特殊召喚する」効果に対しては発動できない。
ちなみにこれら特定の特殊召喚を行うカードでも、&bold(){チェーン2以降で発動されていた場合は《昇天の角笛》を発動できない}。チェーンの処理の間は別の効果を発動できず、「特殊召喚を無効にする」効果はタイミングを逃すためである。
分かりやすく書くと以下のようになる。
1.チェーン2の《緊急同調》の解決。(ここでは何もしない)
2.《緊急同調》の効果で得た機会によって[[シンクロ召喚>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]を行う。
(本来はこのタイミングで《昇天の角笛》を発動できるが、今はチェーンの処理中なので新たな効果は発動できない。)
3.チェーン1の効果を解決。
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同じ理屈で、《[[奈落>奈落の落とし穴(遊戯王OCG)]]》や《[[激流葬>激流葬(遊戯王OCG)]]》などの召喚反応罠を発動させないこともできる。これらを避けて《緊急同調》などを使いたい場合、別の効果にチェーンして発動するのがよい。
ただし、《[[ブラロ>ブラック・ローズ・ドラゴン]]》や《[[トリシューラ>氷結界の龍 トリシューラ]]》などのS召喚時の&bold(){時の任意効果}もタイミングを逃してしまうため注意。
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#endregion
同じくモンスターの特殊召喚を潰せるカウンター罠には《[[神の警告>神の宣告]]》がある。
そちらは、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にして破壊する効果だけでなく、「&bold(){モンスターを特殊召喚する効果を含む、魔法、罠、モンスターの効果}」の発動を無効にし、破壊する効果を併せ持っている。
つまり、チェーンブロックを作らない特殊召喚、何らかの効果によって行われる特殊召喚の両方に対処できるという訳である。
モンスター1体のリリースと、LP2000の支払いという発動条件の違いはあるが、対応範囲は大きく広がっており、一時は[[制限カード>制限カード(遊戯王OCG)]]にまで上り詰めていた。
こうした観点から見て、大量にモンスターを並べるデッキのいち妨害手段というよりは、
&bold(){「自分フィールド上のモンスターをリリース・墓地へ送る」}ことに意味があるデッキで妨害を兼ねて展開を行う、補助的な意味合いで用いるのが現実的だと言える。
例を挙げていくのであれば……
#blockquote(){&color(brown){《[[&font(b,#A52A2A){悪魔嬢アリス}>悪魔嬢(遊戯王OCG)]]》}
星3/[[闇属性>闇属性(遊戯王OCG)]]/[[悪魔族>悪魔族(遊戯王OCG)]]/攻 0/守2000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・墓地から罠カード1枚を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「悪魔嬢」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
&color(red){(3):このカードがリリースされた場合、または相手によって破壊された場合に発動できる。&br()デッキから「悪魔嬢アリス」以外の攻撃力・守備力の合計が2000となる悪魔族モンスター1体を手札に加える。}}
#blockquote(){&color(brown){《[[&font(b,#A52A2A){剛鬼スープレックス}>剛鬼(遊戯王OCG)]]》}
星4/[[地属性>地属性(遊戯王OCG)]]/戦士族/攻1800/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札から「剛鬼」モンスター1体を特殊召喚する。
&color(red){(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。&br()デッキから「剛鬼スープレックス」以外の「剛鬼」カード1枚を手札に加える。}}
#blockquote(){&color(brown){《[[&font(b,#A52A2A){聖刻龍-トフェニドラゴン}>聖刻(遊戯王OCG)]]》}
星6/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[ドラゴン族>ドラゴン族(遊戯王OCG)]]/攻2100/守1400
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。
(2):&color(red){このカードがリリースされた場合に発動する。&br()自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。}}
#blockquote(){&color(green){《[[&font(b,#008000){闇黒世界-シャドウ・ディストピア-}>魔王ディアボロス(遊戯王OCG)]]》}
フィールド魔法
&color(red){(1):フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。&br()(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。}
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻/守1000)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。}
「リリースされた」「フィールドから墓地へ送られた」時の効果を持つモンスターをコストに用いることで、損失を打ち消すことが可能になる。
シャドウ・ディストピアに至っては&bold(){相手のモンスターをリリースして相手のモンスターの召喚を無効にする}という爆アドを狙える。
このあたりで差別化すれば汎用カウンター罠の&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){神の宣告}>神の宣告]]》}等との住み分けは可能なレベルだろう。
*【原作における活躍】
#center(){
&font(b,#FFA500){遊戯。召喚を食い止める方法はないのか?}
&font(b,#B865CC){場に置かれてる罠カード、「昇天の角笛」を使えば……}
&font(b,#800000){なんだ、トラップ仕掛けてたんじゃねぇか}
&font(b,#B865CC){だけど、それには1人生け贄にならなきゃならないんだ}
}
なんと[[アニメDM>遊戯王デュエルモンスターズ]]では、&b(){このカードの発動に仲間の生死が関わってくる}という異色のエピソードが存在している。
詳しくは&strike(){何故か}個別項目がある「[[メタモルポットの罠!炎の剣士危うし>メタモルポットの罠!炎の剣士危うし(遊戯王)]]」の項を参照。
*【関連カード】
#blockquote(){&color(brown){《智天使ハーヴェスト》 }
星4/光属性/[[天使族>天使族(遊戯王OCG)]]/攻1800/守1000
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地のカウンター罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。}
&color(violet){《昇天の角笛》}を口に銜えて吹き鳴らす異形の天使。戦闘で倒されるとカウンター罠1枚をサルベージできる。
#blockquote(){&color(violet){《昇天の&ruby(ブラックホーン){黒角笛}》}
カウンター罠
(1):相手がモンスター1体のみを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。}
黒くなった角笛。特殊召喚にしか対応しないがノーコストになって取り回しはよくなった。ただし「1体のみ」なので[[ペンデュラム>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]]からの複数出しには対応しない。
角笛の中でもクセがなく十分に汎用性はあるが、実際に他の有力カウンター罠を押しのけて採用されることは通常ないという感じのポジション。
除去手段全般への締め付けが強い海外環境では、事実上の汎用除去として活躍しているとされる。
#blockquote(){&color(violet){《昇天の&ruby(グレイトホーン){剛角笛}》}
カウンター罠
(1):相手メインフェイズに相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。その後、相手はデッキから1枚ドローし、相手メインフェイズを終了する。}
装飾が豪華になった角笛。リリースの代わりにドローのデメリットが付随するため、直接のカードアドバンテージを取れない難点はあるが、
強制的にメインフェイズを終了させることによるテンポロスの恩恵は、ある意味でそれ以上のダメージともなりえる。
黒角笛とは召喚無効圏内に微妙な差異があり、向こうは&color(violet){《緊急同調》}や&color(violet){《ワンダー・エクシーズ》}などをメインフェイズ外でも止められる。
対してこちらはメイン限定だが、複数体を同時に展開するペンデュラム召喚を無効にすることが可能。
#blockquote(){&color(violet){《角笛砕き》}
カウンター罠
モンスターの召喚・特殊召喚を無効にするモンスターの効果・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。}
「召喚を無効にする効果・カード」の発動を無効にする&strike(){[[ピンポイントすぎる>ピンポイント過ぎるメタカード(遊戯王OCG)]]((あちらの項目で挙げられているようなカードよりは大分マシだが。))}メタカード。
イラストでは角笛及び黒角笛が&color(green){《[[&font(b,#008000){地砕き}>地割れ/地砕き(遊戯王OCG)]]》}っぽい腕に粉砕されている。
#blockquote(){&color(brown){《死天使ハーヴェスト》}
[[&color(green){ペンデュラム}>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]]・&color(brown){効果モンスター}
星4/闇属性/天使族/攻1800/守1000
&color(green){【Pスケール:&color(blue){青8}/&color(red){赤8}】}
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカードを破壊し、&color(red){デッキから「昇天の黒角笛」1枚を手札に加える}。
&color(brown){【モンスター効果】}
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した場合に発動できる。&color(red){デッキから「昇天の角笛」1枚を手札に加える}。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。}
23年の時を経て追加された、まさかの&bold(){&color(violet){《昇天の角笛》}専用サポートカード。}&strike(){一枚だけハブられた剛角笛くんは泣いていい}
このカード自体も角笛でリリースすればペンデュラムゾーン行きになり、そして黒角笛をサーチすることが可能である。
*【類似効果を持つカード】
#blockquote(){&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){神の宣告}>神の宣告]]》}
カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
言わずと知れた万能カウンター罠。個別項目参照。
#blockquote(){&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){神の警告}>神の宣告]]》}
カウンター罠
(1):2000LPを払って以下の効果を発動できる。
●モンスターを特殊召喚する効果を含む、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
効果による「チェーンブロックを作る特殊召喚」にも対応した点で画期的だったカウンター罠。
#blockquote(){&color(violet){《王者の看破》}
カウンター罠
(1):自分フィールドにレベル7以上の通常モンスターが存在する場合、以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
星7以上の[[通常モンスター>通常モンスター(遊戯王OCG)]]がいればノーコストで撃てる&color(violet){《神の宣告》}となる。
条件を満たすのには[[師匠>ブラック・マジシャン]]・[[嫁>青眼の白龍]]・[[過労死>E・HERO ネオス]]あたりが無難か。
#blockquote(){&color(violet){《方舟の選別》}
カウンター罠
(1):自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に1000LPを払って発動できる。
フィールドに同じ種族のモンスターが存在するモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。}
[[遊戯王R]]で[[天馬月行>天馬月行(遊戯王R)]]が使用していたカウンター罠。
角笛のリリースコストがLP消費になったものの、無効にする召喚モンスターがフィールドのものと種族被りを起こしていないと発動ができない。
環境をうまく読まないと刺さらないのでサイドデッキ向き。
#blockquote(){&color(violet){《重力崩壊》}
カウンター罠
(1):相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に、自分フィールドの表側表示の[[Sモンスター>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]1体を墓地へ送って発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
このターン、相手はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。}
角笛のリリースを[[シンクロモンスター>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]にしないといけなくなったが、代わりに相手に召喚封じの追加効果がつくようになったもの。
撃てれば拘束力は高いが、「通常召喚のセット」を止められない穴があるので過信は禁物。
#blockquote(){&color(violet){《[[&font(b,#EE82EE){ライト・バニッシュ}>ライト・バニッシュ(遊戯王OCG)]]》}
カウンター罠
&color(red){自分フィールド上の「[[ライトロード>ライトロード(遊戯王)]]」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる}。
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。}
&bold(){10年以上前に出たカードの完全下位互換}とかいう、どうあがいても救われない悲劇の存在。
個別項目参照。
#blockquote(){&color(violet){《ポリノシス》}
カウンター罠
自分フィールド上の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。}
[[植物族>植物族(遊戯王OCG)]]専用になり、反転召喚にも対応しないが、魔法・罠カードの発動も無効化できる。
反転召喚が行われるのはやや限定的な場面なので、植物族主体のデッキで使う分には角笛よりもこちらの方が汎用性が高いだろう。
#blockquote(){&color(violet){《セイバー・ホール》}
カウンター罠
(1):自分フィールドに「[[X-セイバー>X-セイバー(遊戯王OCG)]]」モンスターが存在し、自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。}
「[[X-セイバー>X-セイバー(遊戯王OCG)]]」がいないと使えないが、代わりにリリースが不要になった角笛と言えるカード。
自分の項目上のテキストを1行生け贄に捧げる。
テキストの編集を無効にし、それを追記する。発動後、この項目を修正する。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 今更サーチカードが出るとは思わなかったよ -- 名無しさん (2023-01-14 23:36:38)
- 「通常召喚のセット」や「チェーンに乗る特殊召喚」は無効にできない、無効にする時はチェーン1で発動しなければならない等シンプルなテキストの割にルールに慣れてないと引っ掛かる点が多い。自分で言ってて合ってるか不安になるくらいだ -- 名無しさん (2023-01-15 01:06:17)
- このカードが「死者蘇生へのカウンターには使えない」ということを理解するのが、コンマイ語検定初級の合格ラインだとか勝手に思ってる。 -- 名無しさん (2023-01-15 08:07:51)
- ページ作られたのが専用サポートが登場したからだと思うが、そのカードがページ作成時に記述できないのって変な話だな。1週間ルールはそこらへん融通きかないのか? -- 名無しさん (2023-01-15 14:17:27)
- 1週間経った後にページ作れば解決する問題では……? -- 名無しさん (2023-01-15 15:44:52)
- どうしてこちらには専用サポートがあるのに、ライトバニッシュには何もないんですか?! -- 名無しさん (2023-01-16 09:19:52)
- ↑汎用性が低すぎるから仕方ないね -- 名無しさん (2023-01-17 23:08:55)
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}