登録日:2025/06/25 Wed 07:31:25
更新日:2025/07/16 Wed 08:27:55NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
『篝家の8兄弟』とは、
週刊少年マガジンで連載されている漫画。
著者は大智そら。
キャッチコピーは「お仕事系人外ファンタジー」。
2025年6月25日時点では既刊1巻。
あらすじ
働いていた町工場が小火に遭い、職場と住居を失ってしまった18歳の少女・當間 絃は、とある噂話を聞いた。
「化け物達が出る館で使用人を探している。給金は高いが、今まで何人も辞めてしまっている」
住む場所すらなく、頼れる知り合いもいない絃は、藁をも掴む思いで噂の場所を探す。
そこでは、人間に化けた人外達が暮らす館であり、現代社会にうまくなじめない人外達をサポートする8兄弟がいた。
全国人外万事相談室、通称"全人相"を舞台にした人外達の様々な事情を巡る物語。
登場人物
5月1日生まれ。159cm。18歳。銀髪三つ編みの少女。
左利き。詳しい経歴は不明だが、寺で和尚に育てられた過去を持つ。
人外相手に驚きはするが、物怖じせず差別的感情も持っていない、天真爛漫な性格。
嫌みも通じず結構天然っぽい。
しかし怖いものはそんなに得意でないと言うのに衣食住のために噂話に食らいついてはすぐさま行動に出るなど、勇敢な部分も垣間見える。同時にどこか抜けてる部分も見える
住む場所と給金のために全人相で使用人(メイド)として働くことになった。
多忙な人外だらけが住んでいるために、全く掃除がされておらず、ゴミ屋敷を通り越してあちこち汚泥だらけとなっている館を数日で綺麗に片付けるレベルで家事が得意。
驚いた時は「に"ゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」と叫ぶ。可愛い。
全人相で衣食住を共にしている8兄弟。
ほぼ全員が人外となっており、血のつながりはない。
ちなみに、狸やカッパ、海坊主など人間に化けることも出来ないバケモノ達は直接この館に生息しているらしき描写がある。
危機管理、医薬、警察、情報、冠婚葬祭、司法、保健福祉、芸術分野を8人で分担しているらしい。
8兄弟の「父親」もまた人外だったらしいのだが過去、何者かに殺害されている。
長男:壱馬
筋骨隆々な成人男性。右目に傷跡があり、胸にチューリップの名札を付いている。
非常に豪胆な性格をしており、何でも殴れば解決すると思ってる節がある。直接登場していない場面でも回想シーンなどでの出番は多め。
次男:理仁
和服に身を包んだ成人男性。医薬分野担当。
普段から館にいることが多く、絃と雇用契約を結んだのは彼。
基本的に物腰は柔らかいが、本人が目の前にいるにもかかわらず絃を鴨葱などと称すなどどこか腹黒い。ただし、兄である壱馬に対してはどこか口調がつっけんどんで、本当の兄弟のよう。
また、劇中ではマイナスの感情を抱いて人外が死ぬと、近くにいる人間に取り憑いてしまう「鬼火憑き」という現象(種族?)がいると言われているがその際に彼の後ろ姿が描かれているので何かしら関係があると思われる。
長女:一華
8兄弟の3番目にして長女。警察分野を担当している。巨乳。159センチの絃が見上げるほどの長身。
興味深いものを間近で凝視してしまう事と、誰かが困っていたらすぐに相手を蹴り飛ばしてしまう悪癖がある。
警察分野を担当しているからかテキパキした言動で、躊躇することなく理路整然をぶつけてくるタイプ。
しかし理仁が言うには兄弟で一番鈍感で無神経且つナイーブ。落ち込むと冷蔵庫に入る癖がある。
三男:巳弥
現状直接は登場していないが、第1話の扉絵や回想シーンでのみ登場。
前者では魚のようなかぶり物を、後者では虚無僧が被る天蓋を身につけていて顔が見えない。
次女:二瑚
8兄弟の5番目にして次女。
冠婚葬祭を担当し、人外が起こした事件について関係各所の記憶と記事を弄ることが出来るらしい。
外見は女子小学生程度の小柄で、しかし気品ある淑女と言った形なのだが、その正体は吸血鬼であり、しかも一華にゾッコンメロメロで彼女の血しか吸わず、血を吸うと彼女よりも長身の女性へと姿を変える。
(以前、理仁が年相応の外見をしていない兄弟もいると言ったがそれは恐らく彼女のことだと思われる)
三女:キティ(仮称)本当は四男:謙治
日傘を差し、学ランを身に纏う金髪ツインテ。17歳。
兄弟唯一の人間。一人称は「僕」。司法担当。
全人相の館があまりに不潔すぎるため、普段は学校と友達の家を行き来していたらしい。
前述通り生物学上、普通の人間だが他人の心が読めたり、喋る唐傘を所持していたり謎が多い。
絃に対して自己紹介をした時は「兄弟随一の美少女」を名乗っていたが……
五男:
桃吾
CV:
岡本信彦
4月11日生まれ。157cm。8兄弟の7番目で五男。絃に並ぶもう一人の主人公。14歳。
犬の人外。保険福祉分野を担当している。
ぶっきらぼうで、絃やクラスメイトの事を「愚図」と呼ぶなど、怖がられがちであまり評判はよくない。しかし、全人相の担当でありながら暴力でしか事件を解決できない自分に対して、本当に相談を持ちかけることで平和的に事件を解決する絃には素直に評価を示すなど、ただ素直になることが恥ずかしいだけで根は純情で優しい少年。
人外としての力を振るう時には口輪をした巨大な犬の姿になり、ヤクザ数人が相手でも蹂躙できる強さを持つ。しかし、その姿になると一晩は声が出せなくなる。
いろいろ粗暴な性格だが、全人相の仕事には誇りと責任を持っているらしく、たとえ自分の腕が切断し掛かるような大怪我を負っても仕事を優先する職人魂の持ち主。
どうやら過去に人外に父親を殺されたらしく、さらには自身も人外を殺したことがあるらしい。
六男:禄太
8兄弟の末っ子。六男。8歳。
年齢不相応に礼儀正しく、理路整然とした少年。
謙治が言うには、全人相に来た時点ではまだ卵だったらしい。
その正体は巨大な竜であり、芸術分野を担当している。記憶力に長けていて、興味ある文献は暗記しているほど。
劇中では鬼火憑きにならずに天寿を全うした人外を記憶することで、安全を確保する役割を担っている。
ちなみに竜の姿になった後はしばらく人間の姿でも頭に角が残る。
色つき眼鏡でタバコをくわえた改造神父服の男性。
星辰協会の一員で、全人相に人外関連の事件の情報などを提供する。
陰陽道の大家出身なのだが、絃や一華にセクハラしたり、そもそも他人の家のリビングで普通にタバコを吸っていたりあまり聖職者らしくはない。
飄々とした性格だが、かなりのビビり症で、人外の出現にもいちいち叫んで驚くなど肝の小さい部分が見える。
現代社会に馴染めない人外をサポートしたい方々の追記と修正をお待ちしています。
最終更新:2025年07月16日 08:27