登録日:2025/06/25 Wed 07:31:25
更新日:2026/06/24 Wed 18:30:03
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『篝家の8兄弟』とは、
週刊少年マガジンで連載されている漫画。
著者は大智そら。
キャッチコピーは「お仕事系人外ファンタジー」。全4巻。
あらすじ
働いていた町工場が小火に遭い、職場と住居を失ってしまった18歳の少女・當間 絃は、とある噂話を聞いた。
「化け物達が出る館で使用人を探している。給金は高いが、今まで何人も辞めてしまっている」
住む場所すらなく、頼れる知り合いもいない絃は、藁をも掴む思いで噂の場所を探す。
そこでは、人間に化けた人外達が暮らす館であり、現代社会にうまくなじめない人外達をサポートする8兄弟がいた。
全国人外万事相談室、通称"全人相"を舞台にした人外達の様々な事情を巡る物語。
登場人物
5月1日生まれ。159cm。18歳。銀髪三つ編みの少女。
左利き。詳しい経歴は不明だが、寺で和尚に育てられた過去を持つ。
人外相手に驚きはするが、物怖じせず差別的感情も持っていない、天真爛漫な性格。
嫌みも通じず結構天然っぽい。
しかし怖いものはそんなに得意でないと言うのに衣食住のために噂話に食らいついてはすぐさま行動に出るなど、勇敢な部分も垣間見える。同時にどこか抜けてる部分も見える
住む場所と給金のために全人相で使用人(メイド)として働くことになった。
多忙な人外だらけが住んでいるために、全く掃除がされておらず、ゴミ屋敷を通り越してあちこち汚泥だらけとなっている館を数日で綺麗に片付けるレベルで家事が得意。
過去の経歴だったり、人間だと明言されているわけでもないため実は謎が多い人物だったりする。
驚いた時は「に"ゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」と叫ぶ。可愛い。
明言こそされていないが、篝家先代当主である吉十郎の実の娘だと示唆されているシーンがある。これが事実だとしたら絃は桃吾と同様に人外と人間の間に間に生まれた子供と言う事になる。
全人相で衣食住を共にしている8兄弟。
ほぼ全員が人外となっており、血のつながりはない。
ちなみに、狸やカッパ、海坊主など人間に化けることも出来ないバケモノ達は直接この館に生息しているらしき描写がある。
危機管理、医薬、警察、情報、冠婚葬祭、司法、保健福祉、芸術分野を8人で分担しているらしい。
8兄弟の「父親」もまた人外だったらしいのだが過去、何者かに殺害されている。
長男:壱馬
筋骨隆々な成人男性。右目に傷跡があり、胸にチューリップの名札を付いている。
非常に豪胆な性格をしており、何でも殴れば解決すると思ってる節がある。直接登場していない場面でも回想シーンなどでの出番は多め。
正体は「父親」である先代篝家当主の使い魔である猫又であり、理仁から「化け猫」と呼ばれている。
次男:理仁
和服に身を包んだ成人男性。医薬分野担当。
普段から館にいることが多く、絃と雇用契約を結んだのは彼。
基本的に物腰は柔らかいが、本人が目の前にいるにもかかわらず絃を鴨葱などと称すなどどこか腹黒い。ただし、兄である壱馬に対してはどこか口調がつっけんどんで、本当の兄弟のよう。
また、劇中ではマイナスの感情を抱いて人外が死ぬと、近くにいる人間に取り憑いてしまう「鬼火憑き」という現象(種族?)がいると言われているがその際に彼の後ろ姿が描かれているので何かしら関係があると思われる。
一応人外としての姿は大百足であり、幻術を使うらしい。
実はもともと人間であり、100年以上前に生まれた。しかし重度の病気で吐血を繰り返し、先が長くないとされて医者の一族だったが、親から捨てられてしまう。
その時には既に死んで鬼火状態となっていた大百足の人外にとり憑かれており、幻覚にも悩まされていたがたまたま出会った先代当主によって逆に大百足を取り込むことで五体満足の肉体を得た。
長女:一華
8兄弟の3番目にして長女。警察分野を担当している。巨乳。168センチ。8月17日生まれ。
興味深いものを間近で凝視してしまう事と、誰かが困っていたらすぐに相手を蹴り飛ばしてしまう悪癖がある。
警察分野を担当しているからかテキパキした言動で、躊躇することなく理路整然をぶつけてくるタイプ。
しかし理仁が言うには兄弟で一番鈍感で無神経且つナイーブ。落ち込むと冷蔵庫に入る癖がある。
人外としての姿は鬼であり、右目の上あたりから角を生やす。酒乱。
三男:巳弥
第1話の扉絵や回想シーンで登場。兄弟の情報担当。
前者では魚のようなかぶり物を、後者では虚無僧が被る天蓋を身につけていて顔が見えない。
引きこもりのため、兄弟の中で長らく出番が無かったが、ZIF編にてやっと登場。世界的に有名なハッカーらしく普段から様々な組織で重宝されているらしい。
元々は人間であり、妻子もいたがたまたま会った人魚がその肉を食べさせたことで適合した結果不老不死の八百比丘尼になってしまった。結果迫害の末に妻子をなくし、約800年もの間さすらいの日々を過ごしていた過去を持つ。その過去から対人恐怖症であり、あまり人と話し続けていると体調を崩すレベル。人魚化したため、魚を食べられなくなったのが悩み。
次女:
二瑚
8兄弟の5番目にして次女。
冠婚葬祭を担当し、人外が起こした事件について関係各所の記憶と記事を弄ることが出来るらしい。
外見は女子小学生程度の小柄で、しかし気品ある淑女と言った形なのだが、その正体は吸血鬼であり、しかも一華にゾッコンメロメロで彼女の血しか吸わず、血を吸うと彼女よりも長身の女性へと姿を変える。
(以前、理仁が年相応の外見をしていない兄弟もいると言ったがそれは恐らく彼女のことだと思われる)
可愛い女の子は好みと発言しているが、逆に男性に対してはかなり厳しく、當間和尚に対しても初対面とはいえ絃の育ての親と知りながらも「ハゲ」呼ばわりしている。
吸血した血を利用していろいろな能力が使用できるが、多用すると小さな姿に戻ってしまう。
三女:キティ(仮称)本当は四男:謙児
日傘を差し、学ランを身に纏う金髪ツインテ。17歳。
兄弟唯一の人間。一人称は「僕」。司法担当。
全人相の館があまりに不潔すぎるため、普段は学校と友達の家を行き来していたらしい。
前述通り生物学上、普通の人間だが他人の心が読めたり、喋る唐傘を所持していたり謎が多い。
絃に対して自己紹介をした時は「兄弟随一の美少女」を名乗っていたが……
徹夜でB級ドラマやホラー映画を見るのが趣味らしく、隣の部屋にいる桃吾は迷惑がっている。
基本的に脳天気で陽気なギャルみたいな性格だが、自分に課せられた使命への責任感は桃吾に負けず劣らず強い。
五男:
桃吾
CV:
岡本信彦
4月11日生まれ。157cm。8兄弟の7番目で五男。絃に並ぶもう一人の主人公。14歳。
犬の人外。保険福祉分野を担当している。
ぶっきらぼうで、絃やクラスメイトの事を「愚図」と呼ぶなど、怖がられがちであまり評判はよくない。しかし、全人相の担当でありながら暴力でしか事件を解決できない自分に対して、本当に相談を持ちかけることで平和的に事件を解決する絃には素直に評価を示すなど、ただ素直になることが恥ずかしいだけで根は純情で優しい少年。
人外としての力を振るう時には口輪をした巨大な犬の姿になり、ヤクザ数人が相手でも蹂躙できる強さを持つ。しかし、その姿になると一晩は声が出せなくなる。
いろいろ粗暴な性格だが、全人相の仕事には誇りと責任を持っているらしく、たとえ自分の腕が切断し掛かるような大怪我を負っても仕事を優先する職人魂の持ち主。
どうやら過去に人外に父親を殺されたらしく、さらには自身も人外を殺したことがあるらしい。
人間の父親と犬神の母親の間に生まれた子供。しかし、父親側は妻が人外であることを知らず、生まれた子供が犬だったところを見て、彼女を拒絶。
そんな事情を知らないまま育った桃吾はある日、母親に黙って人間の姿に化けて父親に会いに行くが、父親はすでに別の人間の女性と家庭を持っており、当然ながら桃吾の事もわからない状態だった。この事実を否定したかった桃吾だったが父親の臭いを記憶していたことにより紛れもない事実だと認識し、逃走。
帰りが遅くなったことで心配になった母親が迎えに来るも、桃吾を探すために住宅街近くまで来ていたことで通報を受けて現れた猟師により、母親は目の前で射殺。人間の子供にしか見えない自分が巨大な犬に襲われていると勘違いして本気で心配していた事は表情や声色で理解していたものの、桃吾は怒りの前に犬神としての姿を見せ、その場にいた人間たちを皆殺しにした。
善良な性格ながら他人とあまり接したがらない性格なのは、この時の経験がトラウマのように記憶に残っているからである。
しかしZIFに絃と共に捕まった際にはこの過去を話し、彼女から「話してくれてありがとう」と感謝されたことで一時的に過去のトラウマから解放され、誰かを助けるために犬神としての力を使えるようになった。同時にそれまで「愚図」としか呼んでこなかった絃を初めて名前で呼ぶようにもなった。同時にかなり彼女の事を意識し始めている
六男:禄汰
8兄弟の末っ子。六男。8歳。
年齢不相応に礼儀正しく、理路整然とした少年。
謙児が言うには、全人相に来た時点ではまだ卵だったらしい。
その正体は巨大な竜であり、芸術分野を担当している。記憶力に長けていて、興味ある文献は暗記しているほど。
劇中では鬼火憑きにならずに天寿を全うした人外を記憶することで、安全を確保する役割を担っている。
ちなみに竜の姿になった後はしばらく人間の姿でも頭に角が残る。
篝家先代当主にして8兄弟の「父親」。本編開始4年前に何者かによって殺害されたとされる人物。
故人のため基本的には登場しないが、絃が見た夢の中で登場し、彼女の存在に気付くなど侮れない。
ちなみに外見は若々しいが、理仁がまだ人間だった頃(100年以上前)から外見が変わってないことから彼もまた普通の人間ではないと思われる。
人間と人外両方を憎む鬼塚によって狙われていた絃を庇って死亡したことが判明。さらにそれ以降も絃を守るために鬼火とも守護霊ともつかない存在となって彼女を霊的に守っていたことが判明。さらにさらにそれより昔に彼の妻らしき人間と一緒に生まれたばかりの絃を抱きしめるシーンがあり、明言こそされていないが絃の実父であると示唆されている
篝家の奥の間に封印されていた謎の人物。吉十郎殺害事件の情報を知っているとみなされるが精神崩壊しており、要領を得ない事ばかり話す。
絃が初めて遭遇した人外でもある。しかし、ある日封印されたまま死亡している姿が発見された。
色つき眼鏡でタバコをくわえた改造神父服の男性。
星辰協会の一員で、全人相に人外関連の事件の情報などを提供する。
陰陽道の大家出身なのだが、絃や一華にセクハラしたり、そもそも他人の家のリビングで普通にタバコを吸っていたりあまり聖職者らしくはない。
飄々とした性格だが、かなりのビビり症で、人外の出現にもいちいち叫んで驚くなど肝の小さい部分が見える。
人外殺し編に登場する。桃吾が通う中学に非常勤で美術の講師をしている青年。
中学校内で発生した人外殺しの調査のために絃と出会う。
桃吾が犯人を捜している間、絃や人外の少女を匿っていたのだが、実は彼こそが人外殺しの犯人だった。
彼もまた人外であり、一族で自分だけ人間に化けるのがうまく、人間社会にもかなり以前から馴染んでいたが、それを妬んだ父によって知人を殺害されて生活が崩壊。
老いて人間に化けるどころかまともな生活すらできない父親が飽くまでも人間より人外である自分の事が上だと言って憚らず、そんな父のために人間に化けて働いていたのに裏切られたと思い、父親を殺害。それ以降タガが外れ、不眠不休で人間社会に馴染めずにいた人外を保護しては殺害すると言う日々を送っていた。
最後まで人外としての姿を見せることはなかったが、ノコギリを振り回すだけで桃吾の腕を切断寸前まで切り裂く怪力の持ち主。
一華に倒されて御用になった後は「赤い服の男と出会った」とだけ告げて意識不明の状態に陥った。
ZIF編にて登場する秘密結社。表向きには人材派遣会社だが、実際には人外向けの派遣サービスを行なっている。さらにその裏を辿れば、人外に対してその能力を封じた上で拉致監禁、その手のバケモノが好きな様々な顧客に売買する違法組織。
社長である翡翠と瑠璃の姉妹は人魚の人外であり、受けたダメージを治しつつ相手に返す能力を持つ。その上で人外が本来の姿になってその能力を使おうとすると大ダメージを負うような仕掛けを用いる狡猾な部分がある。
絃の育ての親である坊主。丁寧な口調だが時折絃を心配するばかりにやや乱暴な関西弁が出てくる。本名不明だが、苗字は當間であり絃に継がれた。
絃に対しても厳しい言動をすることが多いが、心から彼女を心配しており、自分が拾った頃には見ていられないくらい荒んでいた彼女が幸せそうに談笑する姿を見て、理仁に対して「娘をよろしく頼んます」と土下座をした。
絃に対して料理を教えた張本人で、彼女からは時折恐怖されるがかなり信頼されている。絃が篝家に雇われて一か月経過した頃に様子見のために篝家を訪れた。
篝、土師と並ぶ人間と人外とを繋ぐ一族の末裔である青年。篝家先代当主である吉十郎とは面識があるらしい。突如日本中に大量出現した鬼火の群れを協力して退治するように打診を申し入れてきたのだが……?
実は大量の鬼火を出現させた張本人である。人間と人外の間に生まれたハーフであり、その醜さに嫌気がさして両方を憎み、特に自分と同じハーフである絃に対して表向きでは心優しい青年を演じていたが実際には極めて強い憎悪を向けている。夢見の術で絃に悪夢を見させて精神的に殺害しようとしたが、絃に憑いていた吉十郎によって阻まれて撃退された。しかし所詮は夢の中であり、本体は無事なうえ絃には夢の中の記憶は残らなかったため、これからも虎視眈々と絃を狙っていくことが示唆された。
存在自体は初期の方から示唆されていたが、今作の打ち切りが決まったために物語の仕舞役として登板されることになった。
現代社会に馴染めない人外をサポートしたい方々の追記と修正をお待ちしています。
最終更新:2026年06月24日 18:30