クロノジェネシス(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2025/06/28 Sat 10:57:47
更新日:2025/07/10 Thu 23:44:56
所要時間:約 33 分、これが私の刻んだ蹄跡です


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熱いレースを刻みたい、自分の脚で……。
それが、私の夢……なんです……!



クロノジェネシス(Chrono Genesis)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
CV:真名瀬日和

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:稀代のレース史好き。新時代の創生を!
生年月日:3月6日
身長:152cm
体重:歴史的
スリーサイズ:B77・W54・H76
靴のサイズ:左右ともに22.0cm
学年:中等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:走り書き、タイムスケジュール管理
苦手なこと:過度な湿気
耳のこと:メモ用のペンが挟めるリングを考案中
尻尾のこと:ファンファーレが鳴るとリズムをとりだす
家族のこと:一家で書斎に籠り、最後は全員寝落ちする
ヒミツ:①年々、髪の毛の色が淡くなってきている
自己紹介:クロノジェネシスです。レース史を探求するのが好きで…私も、刻みたいと思っています。自分の蹄跡を

創造力

いつも懸命だった
周囲のことなど意識せず
ひとつの悔いも残さぬように

やり損じもあったけれど
体内で何かが爆発し
期待以上の成果にたどり着く
そんな昂りも味わった

ただひたすらの全力で
私だけの歴史を創造していく
それが何よりの喜びだった

2025年URA 名ウマ娘の肖像「クロノジェネシス」より

◆概要

2019年の秋華賞を勝ち取り、後に同年春秋グランプリ制覇、宝塚記念連覇も合わせたグランプリ3勝を挙げた強豪牝馬の一角「クロノジェネシス」をモチーフとしたウマ娘
アプリ版4周年記念となる2025年2月22日にて新規発表された7人のウマ娘の内の一人。

髪は艶やかなライトグレーのストレートヘアーだが、毛先に行くにつれて黒色が濃くなるグラデーションがかかってるようなカラーリング。
これは恐らく史実のクロノジェネシス号は色が抜けるのが遅く、現役時代はずっと黒い馬に見えた事が着想元だろう。
育成イベント・ヒミツと合わせると「芦毛から黒みが抜けていく過程」を示していると思われる。
右前髪の白メッシュや左耳の時計ムーブメントをイメージした耳飾りなんかもチャームポイント。

その温和で優し気な表情に違わず、基本的には控えめ物静か、人当たりも丁寧な優しいウマ娘。
そんな彼女が何よりも大好きなのが、過去の無数のウマ娘たちが積み上げてきた「レース史」
年代学者だった母とその影響で家にあった膨大な書物の中から、レース史の本に触れた結果、そこに刻まれている歴史の重みと織り成すドラマに魅入られ、ありとあらゆるレース史を調べのめり込むようになっていった。

その興味関心は過去だけでなく現在・未来にも向けられているため、今を活躍するたくさんのウマ娘たちの活躍とそれによって紡がれる新たなレース史を収めるためのレース観戦も大好き。
暇さえあれば巨大な一眼レフカメラを抱えて食事をするのも忘れるくらいに没頭することも珍しくない。因みにカメラのメーカーは「PONY」
そしてその果ての大目標――積み上げていった知識と史実の先で「過去のウマ娘たちのような歴史の当事者に自分もなりたい」という大きな夢をも掲げている。
決して俄か仕込ではない、多大な興味と長い時間で蓄えてきたレース史とそれに関連した知識量は非常に豊富であり、その方面で周囲からは頼られることも多い。
また、トレセン学園では広報委員に所属しており、そのレース史の知識を如何なく発揮して執筆される、校内新聞の人気コラム『徒然、歴史語り』を「ライターC」という筆名で執筆している。
このコラムの出来は本職プロである乙名史悦子が大絶賛するほどに完成度が高い。

一方であまりにレース史への愛が深すぎる故に、夢中になるとついつい周りが見えなくなってしまうという弱点にもなっている。
日常では友人たちの目の前でさえ没頭して友人の存在を忘れたり、自分の寝食すらも軽んじてしまう。
そしてレース中になると「今の展開から似たレースを思い出して、そのレースの勝者を真似て打開しようとする」という悪癖になっていたりも。

また、レース史への興味から日常生活がつい疎かになりがちだったりはするものの、
冒頭に記したように基本的には人当たりの良い優しいウマ娘のため、初対面の相手にも気遣い十分、温和に接してくれるし、その気になれば栄養バランス完璧なもつ煮を作れたりもするなど非常に家庭的でもある。

…その辺の要素を統合して「競走馬というよりは俺ら競馬場のおっさんの美少女(女体)化みたい」なんていう、
仮にも年頃の女学生なキャラに対して用いるにはどうなのかと思ってしまうような称され方をしてたりもする。

◆アニメ版での活躍

『うまゆる ぷりてぃ〜ぐれい』

第4話にて登場。
カレンチャン*1グランアレグリアラヴズオンリーユーと共に中山レース場にレース観戦。
この時「土日はレース場に住んでいる」という発言が飛び出し、友人達は何の疑問もなく納得している。比喩発言で本当に住んでいるわけはないだろうが……。
更にはレース場グルメを紹介してたり、パドックでの歩様をチェックしたり、メモ帳片手にブツブツ言い出したりと競馬場のおっさん要素が漏れ出している…
レース場観戦初心者カレンチャンの友人ラヴズが、ラヴズの同室クロノを気を利かせて呼んだらしい。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:B 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:G 先行:A 差し:C 追込:E

2025年6月13日に☆3「陸離の編纂者」として実装。
一月前の同期のラヴズオンリーユーと同様に史実代表レース&翌月の対人イベント(チャンピオンズミーティング)合わせ=宝塚記念に因んでの実装となった。
彼女もまた4thアニバでの発表から4ヶ月足らずとなかなかのスピード実装でもある。

ただ、同期のグランが桜花賞合わせ、ラヴズがオークス合わせと来ていたため「クロノは秋華賞合わせ=10月だろうか」という予想の声もそれなりにあった。
上記のように宝塚記念も史実で二連覇した代表レースなのは間違いないとはいえ、立て続けのスピード実装を驚かれてもいた。
クロワデュノールのダービー制覇記念の実装?偶然だぞ*2

あのー……わたしは…?

…加えて宝塚記念繋がりの実装予想はもう一人の大本命が存在していたのも大きかったか。

ついでに言うと3月のグランアレグリア、4月のフェノーメノ、5月のラヴズオンリーユーと来て6月にクロノジェネシスが実装という流れになったため、
4thアニバ新規発表組7人の内、半数以上の4人が半年も経たない内に月1間隔で実装されるというハイペースにもなっている。

適性については中距離・長距離及び先行が最高適性のわかりやすい王道前方脚質タイプ。
距離についてはマイルがB、脚質も差しがC、追込がEと因子補正込でなら同じくAまで持っていけるものがいくつか見られるが、
後述する通常衣装のスキルラインナップを考えるに、やはり真価を発揮できるのは中距離全般+有馬記念の先行となる。

[陸離(りくり)編纂者(へんさんしゃ)]

この勝負服姿を、
歴史に刻みたいですね…。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[陸離の編纂者]クロノジェネシス」勝負服
© Cygames・JRA

お馴染みサンデーレーシングの勝負服「赤十字襷袖黄縦縞」がベース。
ブラックカラー主体の上着に赤バッテン入りのスカート、衣装各所に取り入れられた金の縁取り飾りなどを主体にしつつ、
右脚までかかるジャケットのホワイトカラーも目立つため、これまた黒色メインなことの多いサンデー系ウマ娘勝負服とは一風変わったイメージを抱かせる。
あと両肩がオフショルダーの上に背中にかけても開放されているためこれまた結構なセクシーデザインでもあったり。

クロノにとってもこの勝負服は、過去の名だたる名ウマ娘たちに自分が並び立つために、自分自身の名を歴史に残すために相応しいものとして強い思い入れがある一着。

成長率はスピード、スタミナ、根性に+10%ずつとなっている。

所持スキル
やはりクロノ自身が得意としている中距離・先行向けのスキルが多く揃っている。
中でも覚醒レアスキルの一つである夢の舞台へはクロノ実装と同時に与えられた憧れを越えての上位スキル。
先行・中距離と適用範囲は狭いものの、貴重な終盤加速スキルを自前で持っているというのが非常に強い。

これが進化スキルの「創世の一頁」になると、発動条件が2000m~2500mのレースと更に絞られる代わりに、
発動タイミングの「前方にいると」という位置条件が撤廃された上に「終盤初めの早めに追い抜こうとするとき」が加わることでより有効なタイミングで加速できるチャンスが大幅に増えることになる。

特に史実クロノジェネシスの代表レースである宝塚記念の舞台=阪神2200mのコースは、
クロノ実装時点のアプリ5年目になってさえ、東京2400m環境での王手や君臨、長距離レースでの怪物、無我夢中、迫る影のような、汎用性のある加速スキルが未だに乏しいという状況も合わさり、この点を単独でクリアできるのは非常に強みとなる。

通常スキル:
飛躍の予感、憧れを越えて、先行直線○、(覚醒Lv2)食らいつき、(覚醒Lv4)光明

レアスキル
(覚醒Lv3)流星光底(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度が上がる/先行)
永永無窮(レース終盤が迫ったとき前に出る/先行)

(覚醒Lv5)夢の舞台へ(終盤始めの方早めに前方にいると加速力が上がる/先行・中距離)
創世の一頁(2000m~2500mのレースで、終盤初めの早めに追い抜こうとするときまたは終盤始めの方早めに加速力が上がる/先行・中距離)



いくつもの夢が、紡いできた歴史――


ここから先は、私が創る…


この脚で…!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[陸離の編纂者]クロノジェネシス」固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「Weaving History」。
効果は作戦・先行の時に「レース中間付近で少しの間速度を少し上げる、中距離か長距離レースならこのスキルと覚醒スキル進化をしたスキルの効果時間が2倍になる/先行・芝」というもの。
こちらもこちらでラヴズオンリーユーに続いて事前に公式サイトから通知がされた特殊な仕様を持っている。

通常だと先行・芝と二重に縛りが課せられている上に内容も効果量と持続時間が少ない速度アップとかなり控えめに見えるが、
これが中距離か長距離のレースになると本体である固有スキルのみならず、進化スキルの効力まで2倍にしてくれるという追加効果が発動する。
固有スキルの方は元の効果がそもそも少ないため効果量が倍になってようやく一般的な固有スキル並といったところだが、
前に出る効果の「永永無窮」と、中距離全般で有用に働く終盤加速スキル「創世の一頁」の方も効果量が倍になるのは非常に強力といえよう。

総合的に見て固有スキルの追加効果で上乗せされる進化スキル2種、とりわけ「創世の一頁」による安定した終盤加速が強力な武器であり、
上述のように史実代表レースである宝塚記念条件=阪神2200mでは、実装時点環境基準だとトップ争いも可能なくらいに高い評価を得ている。

発動演出ではレース史を記した書物を広げた瞬間、クロノの横をいくつものウマ娘の幻影が過去に刻まれた功績と駆け抜けていく。
その先にある光が照らし出したのは広々としたターフで、最後はこの先の歴史は自身が刻むと言わんばかりに笑顔でクロノが駆けだしていくというもの。

これが…私の蹄跡で描く歴史…!

固有二つ名は「創世の女帝」。
取得条件は「秋華賞、宝塚記念、有馬記念を勝利し、うち宝塚記念は6バ身差以上で勝利し、基礎能力[賢さ]が1200以上になる」。
勝利レースの指定はキャラ別固有目標のシナリオなら全て走ることになるので勝ちを零さなければ問題なし。
賢さのカンストについても実装時点の環境ではそこまで苦ではない。
唯一懸念事項があるとすれば宝塚記念のバ身差条件で、こればかりはどれだけステータスを固めようとも運の要素は完全には消し去りきれない。

サポートカード

4thアニバで登場から短期間で育成実装されたということもありサポカは未実装。続報を待とう。

個別ストーリー

――『トゥインクル・シリーズの歴史。それは、先人たちが残した栄光の蹄跡』

『偉業、威光、伝説……全て築かれた。』
『歴史書を紐解けば、そこにはあまりにも美しい"軌跡"がずらりと並んでいる』

『ページを繰る度に胸躍る、実話の数々。その先で、いつか――』

毎月の校内新聞の配布、その中でも『徒然、歴史語り――』と銘打たれたコラムに夢中になっているトレーナー。
単なる歴史紹介に留まらず、それに紐づけて現在活躍するウマ娘の紹介も怠らない奥深さと、それを執筆しているライターCに多大な注目を向けていた。

ある日、トレーナーはコラムで紹介していたウマ娘のレース観戦開始までの時間を縫ってウマ娘ミュージアムを訪れていたが、
そこで偶然見かけたのがいつも校内新聞を熱心に配布している姿が印象的だったとある広報委員のウマ娘。
その後のレース場でも一眼レフを抱えての撮影、スタンドでスポーツ新聞片手に熱心な展開予想、
そしてその予想通りにコラムで特集されていたウマ娘が見事勝利した際には感極まって号泣など様々な姿を見せていた。

す、すみません……心配させてしまって……。
ビックリしたよ、急にふらふらっとするから

…その件のウマ娘が急に目の前でフラッと倒れ込むからあわててトレーナーが駆け寄ったのがファーストコンタクト。
聞けば食事も後回しにするほどにレース観戦に夢中になっていたそのウマ娘は、
単にレース本番のみならず、パドックや本バ場入場も含めて全てを念入りにその目に焼き付けたいのだと得々と語っていた。

だってレースは、歴史が生まれる瞬間ですから。
そこに、ちゃんと立ち会っていたいんです。情報をただ追うだけではなく――現地で。
その時その場で、生の感動を受け取りたい。
それが、私の歴史にもなるので。

直後に慌てて初対面の人相手に一方的に語り過ぎたとあわあわしてしまっていたが、
それでもトレーナーには彼女の持つその熱意の程が十分すぎるくらいに伝わっていた。
そしてその日の夕刻、共に観戦を終えた先で眼前のウマ娘こそが件のコラムの執筆者ライターC――クロノジェネシスであるということを知ることとなった。

後日、そのクロノが先日の東京レース場で色々お世話になったお礼にともつ煮込みを持ち込んできてくれたり、
それに対してトレーナーも彼女が纏めコラムの切り抜きスクラップを見せてその入れ込みっぷりをアピールしたりと、
両者はすっかり意気投合していた。

そんなやり取りから更に数日後、今度は模擬レースの場においてトレーナーはクロノの姿を発見。
綿密なペース配分、キレのある末脚、何より大事な勝利への執念、新人の身であるトレーナーが一目見ただけでも紛れもない実力と才能が感じ取れる。
同期のグランアレグリアやラヴズオンリーユーにも引けを取らない実力者なのは間違いない筈なのだが。

何かに、縛られてるみたいな……

僅かに感じたその違和感、それを裏付けるようにクロノは僅差の3着と惜しくも勝利に届かなかった。

そしてその日の夜遅く、今度は図書室内で黙々と書物を読み漁っているクロノの姿を見かける。
一目で根を詰めすぎているとわかるくらいの様相であったが、それでもクロノはまだ足りないからと中断するつもりはないらしく、
ならばせめてとトレーナーは少しでも彼女の手助けになるならとその場に同席することに。

でも……どうして君は、ここまでするんだ?

その最中で漏れ出たトレーナーの疑問。
単なる勤勉家、という一言では片づけられない何かがクロノにはあるのが明白だった。

……………………私。
歴史の当事者に、なりたいんです。

数刻の沈黙の後、クロノが語るのは己自身の中にある確固たる夢――自身が歴史の当事者となること。

幼少期、年代学者だった母の影響で家の中のたくさんの書物に触れる中、一層興味を惹かれたのがウマ娘のレース史。
個人で完結しない、数多の点が繋がり線となって浮かび上がる、多くのウマ娘たちが織り成す壮大な歴史の絵巻物。
気づいた時にはもう、その壮大な歴史の放つ魅力にどうしようの無いくらいに魅入られていた。
そして自身もまた、その壮大な絵の中にいたい、歴史の当事者となりたいという確固たる夢が形成されていたのだという。

同時に今日の模擬レースのことも含め、同期にはグランアレグリアやラヴズオンリーユーといった、
間違いなく点と点を繋ぎいずれ線を描くことになる強豪が数多く存在する。
彼女たちのみならず偉大な先達と比べれば、自分にはまだそれに値するだけの物が足りていない。
だからこそ、こうやって足りない自分が許せずにひたすらに研鑽を積み上げていくのみなのだと。

…………あっ。す、すみませんっ……! 一人で、長々と……。
いや。……話してくれてありがとう

いつかのレース場の時と同じ、一方的に語り過ぎたと委縮してしまうクロノであったが、それをトレーナーが否定するわけがない。
歴史の当事者になりたい、根本的に突き詰めれば彼女もまた己の夢のために努力を惜しみたくないだけであり、そんな姿勢をどうして否定できようか。
大言壮語などでは決してない、あの日のレースで見せた才能の片鱗は紛れもない本物だし、彼女自身の夢を叶えるのに十分値する光るものを持っている。
何かきっかけさえあれば大成する筈の才能の塊を見過ごすなんてのはあまりにもったいない、一トレーナーとしてそれは当然ともいえる。

加えてクロノが語ったところによれば、2週間後に開催されるトレセン学園見学会においてイベントレースに参加するらしく、
そこで今日みたいな情けない走りをしたくないから、という理由もあったのだそう。

よかったら、俺にも手伝わせてくれない?

であるならばと、トレーナーは自然とその言葉を口にしていた。
そこから、その申し出を快く了承してくれたクロノと共にレース研究に没頭する日々を過ごすことに。
数々の過去の名レースから紡がれるクロノの知識量にはトレーナーも驚かされるばかりであったが、
同時に掴んだクロノに抱いた違和感の正体。

レース中、考えすぎてるかも!

クロノの持つレースへの熱意と知識は間違いなく武器となりうるが、悪くいうとそれに捉われ過ぎて時に形式ばったものになってしまう。
過去の実力者たちの走りを意識しすぎて、クロノジェネシスというウマ娘自身の本来の走りが見定まっていなかったのだ。
その上でそれらを克服するべくあれこれ模索を続けていくが、なかなか上手くいかない。

そんなある日、トレーナーは一旦初心に帰ってみてはとクロノと共に再びウマ娘ミュージアムに赴く。
そこには、かつて出会った時には存在してなかった新たな特別展示コーナーが新設されていた。

『グランプリ連覇の歴史』と銘打たれたそれは、テイエムオペラオーやグラスワンダー、スピードシンボリといったこれまた名だたるウマ娘たちが紹介されていたが、
共通していたのは歴史や実力、才能だけではなく、何より勝ちの最後の一手となったのは勝利への強い想いや執念だったということ。
歴史を作れるのは、強豪ひしめく勝負の中で単に身体能力やキレを磨いただけではない、最後に物を言うのは勝ちたいという気持ちなのだと。
己自身が絶対に勝つという一点……それはつまり「過去をなぞるだけ」でそれを掴めた者はいなかったという結論にたどり着く。

そんなきっかけとなった日から時は流れ、やってきたトレセン学園見学会のイベントレース。
順調スタートの先でクロノはその日のレース状況からまたいつものように過去のレースのデータと照らし合わせて思考の中に埋もれそうになるも、すぐにそれを振り払う。
決して先達たちの焼き直しではない、クロノジェネシスというウマ娘に対するトレーナーからの声援も背に、ひたすらに全力で駆ける。

(私はこれまで、歴史の背中を追いかけてきた。追いつきたくて……そこに、私もいたくて)
(でも、違う。それじゃあ歴史の当事者にはなれない。私として、蹄跡を刻みたいのなら――)

勝たなきゃ……勝ちたい。勝ちたいっ! 歴史を作ったウマ娘に! 偉業を残した先人に!!

遂に形となったクロノジェネシス自身の走り。それを以て見事に勝利を飾って見せる。
観戦に訪れていた周囲からの勝利を称える声援にクロノは顔を綻ばせ、こうやって描けばいいのかと、確かな実感に胸を躍らせていた。

観客席に戻ってきたクロノに対し、トレーナーも心からの賞賛の言葉をかける。
それが嬉しかったクロノは今まで内に秘めていた決意……もしかして、先人たちもこんな思いでこの瞬間を迎えていたのだろうかと、
そんな感慨深いものを感じながらそれを口にする。

あ、あの……トレーナーさん……。もし、よろしければ……。
……いえ。ぜひ、貴方にお願いしたいんです……! どうか、私と――
歴史を、創ってくれませんか?

今日の勝利も、それに至る走りが形になったのも、間違いなく今日まで共にいてくれたトレーナーのおかげであった。
だからこそ、自分が歴史の当事者になるその日までずっと支えて欲しいという思い、専属契約の申し出であった。

もちろんトレーナーがそれを断るはずもなく、両者は正式なパートナーとして、共に先達達にも劣らない、
クロノジェネシスというウマ娘の名を歴史に刻むための新たな一歩を踏み出すのであった。

『ページを繰る度に胸躍る、実話の数々。その先で、いつか――私も』
『新たな歴史を、創りたい』
『これは、そんな私の――私たちの。挑戦の物語だ。(ライターC)』

育成シナリオ


彼女自身がその歴史について語ることは、恐らくないと思われる。
ゆえに、代わりに綴ろう。徒然なる歴史語りを──

脈々と積み上げられてきたレースの歴史と各々の展開、勝敗結果などから導かれる「ジェネシスメソッド」
中でも客観的な記録のみならず、GⅠレースへの熱い思いや因縁のライバルとの対決といった歴史ドラマを生む要素「ジェネシスファクター」
名だたる名ウマ娘たちが築き上げてきたそれらをなぞり、自分自身のファクターを見つけながら自身の名を歴史に刻むべく
トレーナーと共に奮闘していくクロノジェネシスというウマ娘自身の確かな蹄跡を残していく。

メイクデビュー以降は阪神JFからティアラ路線ウマ娘の王道を辿り、同期達とティアラ路線で激闘を繰り広げることになる。
先に実装されたラヴズオンリーユーのシナリオでそうであったように、キャラ固有目標型のシナリオにおいては、トリプルティアラの前2戦(桜花賞&オークス)では、史実覇者であるグランとラヴズがそれぞれ強力なライバルとして立ちはだかってくるため一筋縄ではいかない。
ただそれでも、ヴィルシーナシナリオのジェンティルドンナほど極端でも無いため相対的に有情に思えてしまう感覚マヒが生じてしまったり。

しかし、その激闘は一つ上の世代に現れた天才・アーモンドアイによって世間的には評価がいまいち薄いものと化してしまう。
そのアイに対して「それぞれの得意でなら、アイさんを超えられるかもしれない」と、世代の皆で各々の道を極めることで対抗することを決意。
マイルのグラン、海外のラヴズ、長距離戦のブーケ、そして「日本レース史の象徴」グランプリ制覇へ駒を進めるクロノ。
シニア期はこの両グランプリと、アイとの対決になる天皇賞(秋)がハイライトとなる。

+ シナリオ終盤部分ネタバレ
……そしてクライマックスの有馬記念の直前では、歴史の困難がトレーナーに襲い掛かる。
これまでウマソウルという概念の元、時にとてつもない困難に直面するウマ娘が何人か存在していたが、その矛先がトレーナーの方に向いてくるというのはウマ娘全体で見ても非常に珍しい。

突然の事故に巻き込まれ共に立てなくなったトレーナー、直前で「レース史に欠かせない存在」であるトレーナーを欠いたクロノ。
グランプリ制覇の偉業を悲壮な覚悟で望もうとするクロノと、悲劇にはさせたくないトレーナーの意志、そして同期の絆。
その意志がジェネシスファクターとなり「クロノジェネシスの蹄跡」を歴史に刻む。


固有イベントでは、クラシック級の6月後半と12月後半はそれぞれ宝塚記念と有馬記念を観戦するというイベントが発生するため、レース出走に制限がかかる。
上述する桜花賞やオークスの難易度も合わせて、ファン数調整をそこでと考えるトレーナーは一応注意が必要となる。

また、隠しイベントには上記した強敵戦の桜花賞・オークス・天皇賞(秋)の勝利イベントがそれぞれ用意されている。
さらに「グランプリ制覇+ティアラGI完全制覇(阪神JF・桜花賞・オークス・秋華賞・ヴィクトリアマイル勝利、エリザベス女王杯連覇)」を条件にした「歴史を輝かせるために」がある。
こちらの報酬は「(全ステータス+15 スキルPt+20)×レースボーナス、『決定打』ヒントLv3、『攻めの姿勢』ヒントLv3」とかなりのもの。
しかしながら、目標外レース3回の上適性Bのマイルで強敵撃破まで条件入りしているため条件は厳しい。メイクデビューからマイル戦なので因子でマイル適正上げておくのもあり。

特殊実況は宝塚記念を勝利すると発生する。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
まさに一強、独走で春のグランプリを制しました!
現役最強への道はこのウマ娘が作ります
クロノジェネシス!

元ネタ:2020年 吉原功兼アナ


……そうして、歴史は繋がってゆく。

……実はクロノジェネシスの育成は「後世のコラムの語り」として位置づけられているのがシナリオテキスト上最大の特徴。
始まりと終わりに筆者不明のコラムが差し挟まれることで、育成イベントの全てが『創世記の一頁(ジェネシス)』として綴られる。

◆関連キャラクター

  • シェーンリーリエ
クロノが特に注目している二つ上の世代のオリジナルウマ娘
ジュニア級以降はなかなか勝てない惜敗が続いていることが多く、その上でクロノは、
あと一歩が届かない『障壁を越えようとする執念』が彼女にとって重要なファクターだと分析していた。

そしてその執念の先で見事、宝塚記念や有馬記念といったレースで遂に栄光を掴み取り、
喝采を浴びる彼女の姿を目にしたことでクロノ自身も己のファクターを見つめ直すきっかけを掴むことができた。

元ネタは17世代の牝馬の一角にして、ウマ娘と同様に晩年においてクロノジェネシスと同様の春秋グランプリ制覇や、
オーストラリアの海外GⅠコックスプレートでの勝利といった素晴らしい成績を残したリスグラシュー(主戦騎手、ダミアン・レーン)。

リスグラシュー(lys gracieux)の名の由来がフランス語で「美しい百合」となっており、
これをドイツ語に置き換えるとそのままシェーンリーリエ(schön Lilie)となる。

マイルにおいては敵なしと自他ともに認める最強のマイル女王。
クロノやラヴズ、ブーケといった同期と共にデビューを果たし、路線は異なれど競い合う仲。
レースでも日常でも行動を共にすることが多く、友人兼ライバルとして関係は良好。

クロノシナリオにおけるグランは今まで以上にマイルの絶対強者としての面が強調されており、
クロノに先んじたデビュー戦ではレース開始前から応援に来ていたクロノたちに対して圧勝を宣言したり、
桜花賞での対決においては、アーモンドアイを超える走りでレコードだって叩き出してみせると絶対の自信と威圧感を発揮。
このマイルにおける絶対的な自信こそが彼女の強みなのだとクロノも分析していた。

史実では同じくサンデーレーシングの所有馬で、19世代の同期である桜花賞馬。後年におけるルメールつながり。


自分を支えてくれるコミュメン達との双方向のラヴを何よりも大事にするウマ娘。寮におけるクロノのルームメイト。
初対面の時点でお互いの趣味・スタンスを知った上で理解し合っておりこちらも関係は良好。
レース史の研究でついつい日常生活が疎かになってしまいがちなクロノのことを、ラヴズの方が優しく宥めてあげたり、そっとカバーしてくれたりする。
そのためクロノを相手にすると、世話焼きで優しいお姉さん気質が存分に発揮されている。

育成シナリオ内では史実通りの故障が原因で桜花賞は逃してしまったものの、後にオークスにおいて対決。
たくさんのコミュメンたちからのラヴ、応援によって支えられている彼女の強さをクロノも肌身で感じていた。

史実では19世代の同期であるオークス馬、上記のリスグラシューはラヴズと同厩。


  • カレンブーケドール
他者への優しさに溢れている、花の世話が趣味のウマ娘。
クロノと同等かそれ以上に控えめなために、グランやラヴズといった同期に埋もれがちになってしまうことも多いが、
彼女もまた同じ時代を駆ける確かな実力を持つライバルの1人であることに間違いない。
因みにオークスで彼女が勝利すると個別イベントが発生したりもする。

史実ではグランやラヴズと同じく同期牝馬の1角。

  • アーモンドアイ
クロノの一つ上の世代に当たる、底無しの負けず嫌いにしてトリプルティアラを達成した同時代の最強格。

クロノの育成シナリオ内でも序盤から抜群の存在感を発揮しており、
クラシック級でありながらシニア級のウマ娘にも引けを取らない凄まじい強さを発揮しながらワールドレコードまで叩き出すなど、
いずれクロノとも戦うことになるだろう彼女の恐るべき実力にトレーナーも戦慄し、クロノたちの世代ウマ娘たちの輝きが塗りつぶされてしまうのではと心配していた程。
それに対してクロノ自身が周囲の同期たちもその場にいる中で、「時代が変わろうと記録は揺るがない」と決意を新たにしていた。

そしてシナリオ後半、クロノがトレーナーと共に数々の研究と研鑽、レースで積み上げてきた自身の歴史を背負った上で、遂に天皇賞(秋)の舞台でぶつかることになる。

…先んじて実装されていたラヴズオンリーユーシナリオの悪夢を体感済のトレーナーにとってはその再来となるのではないかと戦々恐々だったことだろう。


平時は大和撫子、しかし秘めた闘争心は武士そのもの。98年黄金世代の一角を成す強豪ウマ娘。

クロノの育成シナリオではクラシック級ラストの有馬記念観戦で鉢合わせた所から本格登場。
以降、大阪杯で上の世代のウマ娘の気迫に押されてしまったクロノへの今後のアドバイスに協力してくれたり、師匠のようなポジションについてくれる。
最終盤の展開でも彼女の存在と教えが物語において大きな鍵となる。

史実ではクロノと同様のグランプリ三連覇を果たした強豪繋がり。*3
それを意識してなのか、グラスとクロノを並べると瞳の雰囲気やヘアースタイル、Bが77同士にWが1cm差と大分近しい印象を受けるデザインになっている。
なお下半身は76-84で結構な差。クロノがなかなか勝てなかった時期に放送されていた、TVアニメ1期にグラスry

ご存知、ウマ娘界きっての最凶ハジケリストであるゴルシちゃん。
感謝祭の大食いイベントにおいて他の葦毛ウマ娘たちとともに登場。
大食いイベントと題打っておきながら、実にほのぼののんびりグルメを楽しむ周囲の空気をぶっ壊すかの如く、
自分の皿の料理をクロノ含めた周囲に大ワープさせて押し付けるという相変わらずの無茶苦茶っぷりを披露するのだが、
何とクロノはそれに動揺しないばかりか、レース史に残るゴルシの伝説の技を堪能できたと逆に喜ぶという予想外のリアクションを見せる。

「やめろぉぉぉ! 尋常な対応(その攻撃)はアタシに効きすぎる……!」

結果、解説役のタマ「ボケにマジレスはキツイわな~」と同情される形で轟沈するというシュールすぎる光景が繰り広げられていた。

史実では両者に共通する要素がやたらと多い。
どちらも3月6日生まれの芦毛馬で、3歳限定の2000メートルのGⅠを勝利していて、両グランプリ覇者で、そのうち宝塚記念は連覇していて、凱旋門賞経験者で…という具合。

上述のゴルシと合わせて凱旋門賞経験者繋がり。(ラークシナリオリンク)特にオルフェーヴルは馬主サンデーレーシング同士でありグランプリ連覇の先駆者なおかつ、ウマ娘化したラッキーライラック等史実での産駒達とも度々対戦。ブラストワンピースとは天皇賞(秋)と1回目の有馬記念で直接対戦していた。
また史実のタップダンスシチー号は、クロノジェネシス号の父バゴ号と2004年凱旋門賞で対戦していた。
後年に置けるルメール繋がりのサトノダイヤモンドとクロノとの共通点は3つありそのうち1つはゴルシキラーではあるが、もう1つの共通項は後述。
エルは前述のグラスの同期の同室。


これまたご存知、ウマ娘ちゃん大好きオタクな変態オールラウンダーのデジたん。
グッズショップにて同じ『ウマ娘年鑑』を予約しているのを見かけ、更に『名ウマ娘勝負服集』を購入しているのも見たことから、
レースやレース史好きの同志と見受けたのかホーム会話でクロノから話しかけに行っている。*4

(ああ……っ!言えない、言えない……!!──創作資料として買っていた、だなんて!)

ある意味性質が近い者(限界UMAJO)同士故か、グッズショップや図書館やレース場等、様々な場所でニアピンする事が多い様子。

史実ではクロノジェネシス号の母父であるクロフネ号とアグネスデジタル号との間で一悶着あり、ロード画面の一コマでクロノが調べていたレースの元ネタがごたごたの末にクロフネ号がレコード勝ちで制した武蔵野ステークスと思われる。

  • メガネの男性、パーカーの男性
クロノの育成イベントで何度か登場するレース場の観客達。
観客席にいるクロノの横から唐突に台詞が入ってくるが、別にクロノと交流がある知人というわけではない。クロノは知り合いかと聞かれて「いいえ」と即答していたりする。
かといって完全に他人というわけでもなく「付き合いはないので知り合いではないけど、レース場でよく見る人」という扱いのようだ。

彼らは初登場ではなく、先んじて他のシナリオでも登場している。詳しくはこちらで。



  • クロノの両親
話す時にフランス語が入り混じるバイリンガル話者の父親と年代学者の母親。
メイクデビュー戦では母が娘のカメラを預かって娘の雄姿を撮影、メイクデビュー後には感極まって泣いていたのに対して父が「いつものこと」と言っているなど、クロノの各要素が母親似であることが察せられる描写がされていた。

二人とも実馬の父母から要素が取られており、実馬の父はフランス産の凱旋門賞馬「バゴ」。父のフランス語要素はここから。
実馬の母「クロノロジスト」の馬名は年代学者を指すというそのままの要素。「クロノ」の名を受け継いでいる点が母親似要素になっているのだろう。

  • トレーナー
クロノと出会う前からライターCの「徒然、歴史語り」ファンだったという。
基本的には大きく変わった点はないのだが、夢の中で2021年の凱旋門賞や有馬記念と同じ結果を夢見るなど、要所で2021年ドバイシーマクラシックまで鞍上だった北村友一要素が強く滲み出ている。だからと言って粗暴行為はしない*5
ユーイチリュージデムーロikzeなどこれまでも何人かいた鞍上系トレーナーの系譜。


余談

性格の元ネタ

  • レースマニア
クロノのレースマニア部分は「創世記」を冠する名前に拠る部分以外にも陣営の人物からも来ていると言われており、
  1. 北村友一はマイブームとして読書を公言したことがあり、最近読んだ本の話としてよりにもよってフリーメイソンとイルミナティの話を出したことがある。一部で付いたあだ名はイルミナティ
  2. 斉藤崇史は中学生の時に同級生のせいで競馬にドハマり、そのまま競馬村の外から村に飛び込んでしまった「オタクが高じて本職になってしまった」人である。
がよく元ネタとして挙げられる。

  • 料理・製菓が得意
斉藤崇史調教師がハマっていることが「お菓子作り」。
実際にTV番組の取材で斉藤師提供の写真が出てきた際には、まるでプロの作ったかのような綺麗な菓子が出てきたことがある。

  • カメラマニア
クロノは写真撮影をする方のカメラを多数所持しており、カメラマニアでもある。
もしかして… 北村友一→キタムラ→カメラのキタムラ

  • 素直で大人しい
2021年ドバイ遠征時に北村友一が「やることが無いので一日クロノと馬房で遊んでいた」と言っていた時の「レース中ではないクロノ」に対する感想より。
クロノの年頃の女の子らしい部分は北村のクロノ評と重なる部分が多い。

(略)
「ずっと馬房にいて、クロノジェネシスと遊んでいたんです。こんなに長い時間、クロノジェネシスといっしょに過ごしたのは初めてでした。あれは本当に楽しい時間でした」
そこで北村は、今まで知らなかったクロノジェネシスの新たな一面を発見した。
「普段はこんなにおとなしいんだということを知ったんです。まるでペットでした。追い切った後でもおとなしいのには本当に驚きました。すごいな、たいした馬だなと思いました」

ちなみにラークシナリオのシナリオリンクイベントではこの経験談がほぼそのまま採用されている。

牡馬?

ウマ娘アニメが放送中はちょうど現役期間で、アプリがリリースされた2021年の有馬記念で引退したこともあってウマ娘を機に競馬に触れたファンの多くが実馬のクロノジェネシス号の活躍を目にしていたのだが、「クロノジェネシス」というとても牝馬とは思いにくいゴツイ名前とグランプリ三連覇という凄まじい戦績から牡馬と思っていた人が続出し、中にはデザインが公開された際の女の子らしい外見と左耳飾りを見て初めて気が付いた人もいた。
この世代の競走馬はウマ娘アプリリリース時に大活躍している世代だったため、幻覚でファンアートを描く人も多数いたが、そういったイメージのためか実際と違いかっこいい系統で描かれていることが多かった。

同期と自身への評価

育成内でクラシック時期に彼女はグランアレグリア及びラヴズオンリーユーのことを非常に高く評価している。これは彼女たちの実際の戦績が非常に優れていたからだけでなく、クラブ馬としてのそれぞれの出資額をシナリオに落とし込んだと思われる。
グランアレグリアとクロノジェネシスはサンデーレーシング、ラヴズオンリーユーはDMMバヌーシーの一口出資馬であるがそれぞれの値段は

グランアレグリア 1口175万円/40口 7000万円
ラヴズオンリーユー 1口2.43万円/9927口 2億4142万円
クロノジェネシス 1口35万円/40口 1700万円

…と、クロノジェネシスだけ非常に低かったことが分かる*6*7
ただし、最終的な回収率はクロノジェネシスがダントツでとびぬけており回収率脅威の8097.3%とアーモンドアイさえも軽く超えていった。最終的には評価が高かった彼女二人に並ぶ存在となったことは特筆に値するべきだろう。



皆さんの追記・修正で、この項目に更なる歴史を紡いで頂きたいです。

この項目が面白かったなら……\ブツブツ…/

最終更新:2025年07月10日 23:44

*1 史実におけるカレンチャンの父クロフネはクロノジェネシスの母父でもある。

*2 2025年のダービー馬でキタサンブラック産駒、偶然にも厩舎・馬主・騎手・生産牧場が同じであった。要素があまりにも一致していたのみならず主戦である北村友一騎手の復活も相まってファンやメディアも「クロノジェネシスの夢の続き」と非常に強い期待を抱き、また名前まで微妙に似てたこともあり2024年時には「クロノデュワール」という名前のクロノジェネシス産駒だと勘違いしていた人まで多数いた。本当のクロノジェネシス号初仔は1世代年下、2023年生まれの『ベレシート』号(父父シンボリクリスエス、父方の母シーザリオ)。

*3 スピードシンボリ&グラスは有馬→宝塚→有馬、クロノは宝塚→有馬→宝塚と順番が前後してはいるが。

*4 実際のところクロノの見立ては正しく、デジタルのレース史の知識はゼンノロブロイが絶賛する程高く同じレベルで語り合える事間違いない。デジタルのライフが尽きるまでは…。

*5 2013年に起こした事件で、採決室を出る際に机を引っ繰り返し粗暴行為で制裁期間が延びた。それ以降あだ名に「机」と言われるなど北村友一の有名エピソードである。

*6 ただしラヴズオンリーユーに関しては「海外遠征をする際に一口から追加で遠征費を徴収する事はなく、全て自前で賄う為に総額自体を高めに設定している」事に注意

*7 ちなみにもう一人の同期、カレンブーケドールは個人オーナーの庭先取引のため値段不明