Ξガンダム

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&font(#6495ED){登録日}:2009/12/03 Thu 02:09:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,25){人の犯した過ちはマフティーが粛清する!}} Ξガンダムとは小説及び劇場アニメ映画『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』に登場したガンダム・タイプのモビルスーツで、同作の主役機体である。 #region(目次) #contents #endregion *《諸元》 型式番号:RX-105 所属:地球連邦政府組織(マフティー) パイロット:マフティー・ナビーユ・エリン(ハサウェイ・ノア) 建造:[[アナハイム・エレクトロニクス社]] 生産形態:[[試作機]] 頭頂高:26m 本体重量:32t 全備重量:80t ジェネレーター出力:3,980kw スラスター推進力:160,000kg センサー有効半径:30,000m 装甲材質:ガンダリウム合金 //推進機関:[[ミノフスキークラフト>ミノフスキー物理学(ガンダムシリーズ)]] *《機体解説》 秘密結社「マフティー・ナビーユ・エリン」がアナハイム・エレクトロニクス社に極秘裏で発注した最新鋭モビルスーツ。 かつての[[ニュータイプ>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)]]戦士、[[アムロ・レイ]]が最後に使用した機体・[[νガンダム]]を引き継ぐという意味を込めてギリシャ文字''「ν(ニュー)」''の次の''「Ξ(クスィー)」''と名付けられた。 それまで戦艦や大型MAにのみ搭載されていた[[ミノフスキークラフト>ミノフスキー物理学(ガンダムシリーズ)]]の小型化により ミノフスキークラフトで揚力を得てMS形態のまま重力下で高速飛行を実現する「ミノスフキー・フライト・システム」((ややこしいが、Vガンダムの「ミノフスキーフライト」とは別物。))が最大の特徴で、サブフライトシステム搭乗のモビルスーツに対して圧倒的な優位性を持っている。 ただし小型化といっても従来の一般サイズMSには載らない程には大きく、機体サイズが30m弱にまでなってしまった。 ミノスフキー・フライト・システム搭載のモビルスーツは他に[[オデュッセウスガンダム>オデュッセウスガンダム/ペーネロペー]]が挙げられるが、こちらはルナツー製の純地球連邦軍産機体で本機に技術盗用されている。 ペーネロペーのものとは異なり完璧なビーム・バリアーが搭載されており、防御と高速飛行が行える。 この[[バリアー>バリア]]はメガ粒子砲である[[ビーム>ビーム/レーザー]]や実体弾である[[ミサイル]]でさえも防ぐ事が出来るのである。 またこのビームは厚く展張さえすれば大気圏突入時の熱であっても防ぎ、高速飛行時は進行方向に波形を変えてビームを放射する事で大気の干渉を減散させ、大気圏内でモビルスーツ形態のまま徐々に加速し、マッハ2に近い速度で飛行可能。 Ξガンダムと交戦したレーン・エイムによれば、バリアー展開中は機体全体が[[光]]に包まれている様に見えたらしい。 ちなみに閃光のハサウェイ特集が組まれた1990年当時のニュータイプ誌では「Ξガンダムは防御と高速飛行が行える革命的な機体」だと紹介された。 小説では変形形態が設定されていないが、『GジェネレーションF』以降の[[ゲーム]]作品では飛行時には肩口のウイングや胸部装甲をを展開した「フライトフォーム」と呼ばれる形態に変形し、フライトシステムを最大稼働させる描写がなされるようになった。 Gジェネレーション初出の準公式設定だったために『ガンダムバトルユニバース』等一部のゲーム作品ではゲーム中に変形が取り入れられているにもかかわらず、機体解説では小説版の描写を優先し、非変形での単独飛行が可能と解説されていた事も多かった。 その後、劇場アニメ版で正式設定化し、こちらでは肩アーマーと背部スタビライザーも水平に固定される。 武装も充実しており、大型ビーム砲の類こそ(原作小説では)装備していないものの、下記の通り基本装備の時点で[[ΖΖガンダム]]を彷彿とさせる重装備ぶりを誇る。 頭部には脳波サイコミュブロックなる装備を搭載しており、パイロットの脳波を拡大する。 また、[[サイコミュ兵器>オールレンジ攻撃]]の一種であるファンネルミサイルも搭載している。 このファンネルミサイルは従来のオールレンジ兵装と異なり完全な使い捨て兵装となっているが((実はνガンダムのフィン・ファンネルやヤクト・ドーガのファンネルも使い捨てであり、戻ってくるのはゲームオリジナルである。))、ビーム発振器やECAP、アポジモーター等を搭載しないで済む都合上、こちらの方が信頼性が高いとされている。 極めて高性能な機体であり、ハサウェイの技量も相まって物量で[[連邦軍に>地球連邦(宇宙世紀)]]大きく劣る秘密結社マフティーの戦線を支えた。 *《デザイン》 **【小説版】 小説表紙や扉絵に掲載された最初のデザイン。デザインは森木靖泰氏。 映像化を考慮しなかったこともあり、裃や陣羽織を極端にしたかのようなパネル構成や顔を思わせるコクピット周りなど、ペーネロペー程ではないものの[[八卦ロボ]]を彷彿とさせる鋭利で怪物的なフォルムが特徴。 デザインにあたっては[[富野由悠季]]との打ち合わせもなく、担当編集から『ファンネルミサイルを発射する』『ミノフスキークラフトで飛行する』の2点が伝えられたのみで、結果として複雑なデザインは「僕の考えた最強のガンダム 」程度の軽い気持ちで描いたと劇場アニメのパンフレットで振り返っている。 小説の扉絵程度ゆえに明確なカラー設定はなかったものの、発表当初の版権絵を見る限り白を基調に赤をアクセントとしたものが考えられていたようだが、美樹本晴彦氏の担当した中巻の表紙では後述のGジェネ版のようなトリコロールカラーで描かれている。 **【Gジェネ版】 『GジェネレーションF』への参戦にあたり、森木氏がリファイン。以後、ゲーム作品のデザインはこれを踏襲する形に。 [[初代ガンダム>RX-78-2ガンダム]]を思わせるトリコロールカラーが設定され、小説で描かれていなかった背部の設定が加わったり、当時のガンダムとしては個性的すぎた頭部や胸部を中心に大きくリファインされた。 **【GFF版】 『GUNDAM FIX FIGURATION』で立体化されるにあたり、更にリファインが加えられた。デザインはカトキハジメ氏。 パーツバランスが見直され、νガンダムから続く系譜を実感できる大人しめの外観となった。 ペーネロペーとのコンパチキットであり、オデュッセウスガンダムを軸として&font(l){二度とやりたくなくなる苦行}アーマーを換装していく特性故に、下半身周りは特に共通点が多い。 **【劇場アニメ版】 初登場から足掛け約30年、「映像化不可能」の一端を担っていた複雑なデザインもCGのパワーでようやく動かせるようになった。デザインはGFF版同様にカトキハジメ氏。 小説版をベースにしつつ、Gジェネのものを折衷したかのようなもので、カラーリングは小説発表当初の版権絵を思わせる白を極端に多く配置したトリコロール。 武装も一部仕様変更されており、ビームサーベルは所謂“ジュッテ”が展開可能なタイプになり、ビームライフルもEパックを装着するタイプである事が確認できる。 ビームの色も従来のピンクから緑に変更されている。 また、ミノフスキー・クラフトがミノフスキー・フライトに名称を改めている。 劇中の時代設定を考えると後者はVガンダム時代の技術なのだが、設定ミスなのかどうかは不明(この名称は小説のサブタイトルとして使用されていた)。 当初はゲーム版準拠のデザインにするつもりだったが、カトキ氏の「折角だから小説版のデザインを尊重したい」という意見を反映し、また製作陣も“テロリストのガンダム”という事(=正統なガンダムではない)を強調するために小説版準拠のデザインにする事が決まった経緯がある。 ちなみにカトキ氏もカラーリングの変更には最後まで躊躇していたらしいが、最終的には小説版のデザインを尊重し、現在のカラーリングに落ち着いた。 やはりというかこのデザインが生み出されるまでにはだいぶ時間がかかったようで、『[[機動戦士ガンダムNT]]』本編終了後の特報で公開されたPablo Uchida氏によるティザーイラストや、劇場版に先駆けてスタートしたさびしうろあき氏作画の漫画版ではゲーム版準拠のデザインになっている。 *《武装》 **[[ビームライフル]] 専用に開発されたビームライフル。過去のものと比べて初速が倍近く速いらしく、対応の遅れたグスタフ・カールを撃墜している。 しかし劇中での扱いは不遇で、囮や目晦まし目的で破壊される事が多かった。 **[[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]] 両肩からせり出すトーチに装備されている。 グリップの形は[[ガンダムMk-Ⅱ]]同様、[[宇宙世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]前半のガンダムとしてはちょっと珍しい角柱型。 **[[シールド>盾]]/ビームキャノン 背面にミサイルを装備した堅牢な盾。メガ粒子砲の直撃すら耐え凌いで見せた。 劇場アニメ版のHGUCでは武装解説に「先端部にビームキャノンを内蔵している」と記載されており、後述のメガ粒子砲の代替になっている可能性がある。 **腕部ミサイルランチャー、膝部大型ミサイルランチャー およそ全身にわたって装備されている[[ミサイル]]。 作中ではアデレード空港の爆撃などに使用。 **ファンネルミサイル [[オールレンジ攻撃]]の一種で、脳波コントロールできるホーミング弾。 『GジェネF』で新規にデザインが書き起こされ、円柱の両先端部に円錐の推進部兼弾頭がついているような武器。 **サンドバレル ペーネロペー(というかオデュッセウスガンダム)と同じく搭載された散弾砲。 ただし、本機では攻撃兵装ではなくミサイルなどへの迎撃用防御兵装として用いられる。 **肩部メガ粒子砲 こちらは原作小説では言及されず、ゲームで追加された武装。 『[[EXVS>機動戦士ガンダム Extreme vs.]]』シリーズではビームサーベルをマウントしたトーチ部分の先端から、『Gジェネ』などでは胸部正面装甲の下部先端を正面へ向けて発射するため砲塔が存在せず、砲門が覗いているのみ。 劇場アニメ版のHGUCでは武装解説に存在しないため今後使用されるかは不明だが、一応パッケージイラストには肩アーマー下部先端に砲門らしきものが描かれており、プラモ自体にも存在するため可能性はある。 **マイクロ・ミサイル・ポッド こちらもゲームで追加された新武装。 『EXVS』シリーズで追加され、腰部後方にアタッチメントを介して接続されている。ブースターとしての役割も担っており、使用後は順次破棄できる。 ハニカム状のミサイルを三方向から一斉射可能で、出撃ムービーでは使用するシーンが映る。 ROBOT魂で立体化もされた。 *《劇中での活躍》 #region(ネタバレ) アナハイムの月面工廠で完成後、カーゴ・ピサに格納された状態で月面から地球へと移送される。 新任司令の[[ケネス・スレッグ]]を警戒した搭乗者であるマフティーの意向で、インドネシア・ハルマヘラ島沖にて空中受領。直後に追撃してきたレーンの駆るペーネロペーと交戦、撃墜しこれを退けた。 その後、エアーズロック攻防戦やアデレート空港襲撃など多大な成果を挙げる。 特にアデレート空港の第一次爆撃では、一気に内蔵したミサイルを発射して即座に撤退するなど、警戒網を敷いていたケネスですら虚を突かれるほどの奇襲作戦を展開した。 宇宙世紀0105年4月26日、マフティーはオーストラリア・アデレートにて行われる連邦中央閣僚会議の粉砕を宣言、地球保全地区についての修正法案の破棄を要求し会場を襲撃。 その際、因縁のペーネロペーと再び激突し、互いの兵装を駆使した熾烈な戦いを展開する。 Ξが優勢になるものの、予め設置されていたビーム・バリアー発生装置に誘導され、展開したバリアーに焼かれて機能停止。 Ξ側のビーム・バリアーのお陰でマフティーは[[死]]こそ免れるが、全身火傷と打撲で入院。 機体はアデレート空港に置かれ、連邦軍により機体の製造元を調査される事となった。 しかし製造元を示すような情報が一切無いため公的には所在不明扱いになったが、その姿を目にした[[ブライト・ノア]]は、「こんな機体を作れるのはアナハイム以外には存在しない」ときっぱり言い切った。 マニピュレーターが焼けつぶれ、両腕が左右に広がったまま硬直したその姿は十字架を背負ったかのようであった。 マフティーが止めようとしていた法案は、実はアデレート空港爆撃の前に可決されており、全てが遅い結果になってしまった。 ここから閣僚が[[地球]]をリゾート地にしている『[[機動戦士ガンダムF91]]』の時代へと続いていくことになるのであった。 #endregion *《ゲームでの活躍》 2000年のゲーム『SDガンダム G GENERATION F』に初めて収録され、以降は他のロボットゲームにも収録される事となり、世間に広く知られるようになっていった。 **[[ガンダムバトルシリーズ]] ユニバースよりペーネロペーと共に登場。パイロットはマフティー。 ちなみに本機を動かせるアクトゲーはこれが初めて。 『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』以降のMSという事もあって性能は高く、武装のバランスも良い。 特にサブ射撃のファンネルミサイルはかなりの追尾性能を誇り、回避しにくいため使いやすい。 回収不可能なので回収コマンドを入力すると射出されている全てのミサイルが同時に攻撃するようになっている。 ゲーム中では解説されていないが変形コマンドを入力する事でフライトフォームに変形できる。 機体サイズも忠実に再現されているため滅茶苦茶デカい。 [[ラフレシア>ラフレシア(MA)]]と並んでもひけを取らないサイズはある意味必見。 **[[Gジェネシリーズ>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] 空・宇宙適性共にAで移動力は&font(#ff0000){破格の9}と高性能(ワールド以降は8に下がった)。 ただ、第3射撃がバルカンでありメガ粒子砲を持つペーネロペーに比べると火力で劣る。バルカン自体は低燃費でミリ殺しや削りができるため存在意義がないわけではないが。 ジェネシスではメガ粒子砲に加えて一斉射撃が追加され、ペーネロペーとの差はほぼなくなった。 **ガンダムVSシリーズ 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOST]]』より参戦。また、それに合わせてEXVS無印家庭版でも[[DLC>ダウンロードコンテンツ]]として登場。 コストは3000。さすがに体格が大きいせいで、他の機体とのサイズ差が半端ではない。特に[[ガンダムF91]]といった宇宙世紀後期の機体と並べると親子ほどの差がある。 メイン射撃のビームライフルは他機体よりやや太めで、一発ごとにミサイルが2発連動する。なのでビームは当たらずともミサイルのみ当たるというケースもよくある。 サブ射撃はファンネルミサイル。足を止めて6基射出するが、MBの中間アップデート以降は足を止めずに射出できるようになった。 発射すると敵機に接近し、上方から包囲⇒一斉突撃する。特殊格闘発動中は更に4基追加射出する。 特殊射撃はメガ粒子砲&ミサイル一斉射。ミサイルは左右に3発ずつ発射する。ビームの弾速と威力は凄まじく、足を止めるリスクを鑑みても十分使えるレベルにある。 余談だが、本作ではメガ粒子砲の発射位置は原作設定と異なりビームサーベルのマウント基部先端からになっている。MVのOPが確認しやすいだろう。 特殊格闘はミノフスキー・クラフト発動。発動するとサブ射撃&特殊射撃が弾数回復し、更にそれぞれ弾数が1つ追加される。この状態で特殊格闘を入力すると、レバー方向もしくは上方に急速移動する。発動及び解除時は硬直モーションが入るため、隙を晒さないように注意。 格闘CSはミサイル一斉射。ファンネルミサイルではないので通常弾頭のものとなるが、弾幕形成に優れこそするが誘導はマチマチで1ヒットするかどうかのレベル。賑やかしには良いのだろうが、あまり頼りにすべきではない。 この手の機体にしては格闘も十分に振れる範囲内で、特に横格闘は主力。 家庭版のミッションモードでは、なんとマフティーの演説が全収録されたミッションが存在する。 続編の『機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST』では、中間アップデートで機動力上昇とメイン射撃の弾数増加などを得た。 ライバル機のペーネロペーも参戦し、あまり個体差が無いためどちらかが喰われるポジションになると思われたが、杞憂に終わっている。 出撃ムービーも新規追加。Ξとペーネロペーがそれぞれビームやミサイルを連射して空中機動をする単純なものだが、その機動性の高さを証明するシーンである。 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]』では、射撃CSに単発射撃を追加された。 更に格闘CSで[[メッサー>メッサー(MS)]]呼出が追加され、レバーの有無で射撃か突進かを選択。初期は性能がそこそこだったが、修正を経て並みのアシスト程度には強化されている。 細かな修正を二度貰い強化されつつあったが、機動性に分のあるペーネロペーには少し劣ってしまっている。 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. 2]]』では、格闘CSに旧武装のミサイル一斉射が追加された形で[[復活]]。振り向き撃ち可能となったのでメイン射撃でそのまま落下できる。従来のメッサーと同時に発動するので無駄が無い。 ミサイルの誘導が全機体共通で強化されたのもあって、メイン射撃連動のミサイルが当たりやすくなった。 横格闘に三段目が追加、下格闘が斬り抜けとなり格闘性能も向上。 癖の少なさや武装の強力さから初心者向けの機体としても有名。 稼働当初は[[ダブルオーガンダム]]や[[トールギス]]Ⅲといったいわゆるバランスブレイカーが目立ちあまり日の目を浴びる事はなかった。のちに参戦したガンダム・キマリスヴィダールや、リフレッシュ修正により一気に強機体と化したHi-νガンダムやウイングガンダムゼロなどもクスィーの評価を相対的に下げることとなる。 しかしPDF2019が終了し、Hi-νガンダムや見事優勝を飾ったトールギスⅢが下方修正を受けたことでクスィーの安定さやL覚醒との相性の良さが見直され一気に評価を上げる。M覚醒でミノフスキー・クラフトがリロード中でも時間を稼ぐことができ、稼働末期には3000コストの中でもトップに迫る評価に。一度も修正を受けることなく稼働終了まで駆け抜ける。 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST]]』では、全体的に下方修正を受けてしまう。 機動力低下、メイン射撃判定縮小、格闘CSの溜め時間増加と誘導低下、下格闘の威力減少が挙げられる。特徴だった強判定のメイン射撃が弱体化を受けたのは特に痛く、ミサイルとの弾幕を若干だが削がれた形となる。 反面、Nサブ射撃にファンネルミサイル直射が追加。旧サブ射撃の硬直モーションを取った後、展開したファンネルミサイルが2基ずつ敵機に直進するというもので、射程距離こそあれど正面からの迎撃やメイン射撃からの追撃として手早く対処できる強みは魅力的。 更に特殊格闘のミノフスキー・クラフト展開のゲージ切れ硬直が削除された。敵機はこの硬直を狙って攻撃を当ててくる事が多かったので、この修正はかなり大きい。 しかし今までの強みを削がれたうえ新しい強みも環境トップに比べると見劣りする。機動力や格闘CSの性能が落とされたことで安定感も下がってしまった。またのちにG-セルフ(パーフェクトパック)が修正により一躍環境機体に。扱いやすさ・強力さどちらも優秀で弾幕性能も良好なので立ち位置を奪われ気味。 **[[ギレンの野望シリーズ>ギレンの野望(シリーズ)]] アクシズの脅威Vから参戦。旧作で言う[[キュベレイ>キュベレイ(MS)]]ポジション。 ペーネロペーの開発と、敵性を除く全ての技術をカンストさせて出現する。 連邦系最強のモビルスーツであり、運動性は全ての機体の頂点に立つ脅威の82。 サイコミュ搭載なのでNTの能力を最大限引き出せる。おまけにミノフスキー粒子散布も可能。 大気圏内では飛行形態に変形可能。一部の武装が使えないが移動力、散布範囲がさらに向上する。 NTとして高い能力のアムロや[[カミーユ・ビダン]]を乗せると殆ど被弾せず、片っ端から落としてくれる。 ただいくつか問題を抱えており、開発に時間が掛かり過ぎるので完成する頃には殆ど決着間際で活躍が難しい。 実際に使うには敵勢力を殲滅せずにひたすら「生殺し」しつつ開発を進めるしかない。 細かい所だが、原作と違って設定ミスなのかファンネルミサイルが大気圏内で使えないという欠点も。 さらに終盤は宇宙での決戦が多く、飛行形態が無用になりがち。いっそマフティー編でもあれば…… **[[スパロボシリーズ>スーパーロボット大戦シリーズ]] 第4次での没データを経て『[[スーパーロボット大戦V]]』において初参戦。 『V』では閃光のハサウェイの原作再現が無くハサウェイもマフティー所属ではないため、反連邦の存在ではなくアナハイムの新型MSとして[[ミスリル>フルメタル・パニック!]]でテストが行われている設定。 MSでは貴重な空S(ただし宇宙SのMSも多い中で宇宙Aなのが少し惜しい)であり、[[カスタムボーナス>カスタムボーナス(スパロボ)]]も含めれば変形なしMSでは驚異の移動力9となる。 (同作では移動力の基本値がそれまでの6から5に引き下げられており、その中で9というのは圧倒的アドバンテージと言える) また、中盤になると必殺技として移動後射撃攻撃である高機動攻撃、撃墜数条件とレーンとのイベント条件を満たすことにより[[マップ兵器>MAP兵器]]版のミサイルポッドが解禁される。 ニュータイプなら誰でもその優秀なスペックを発揮できるため、プレイヤーによってはハサウェイを降ろしてしまうことも。特にデフォルト乗機が物足りない[[キンケドゥ・ナウ>シーブック・アノー]]に「少し借りるぜ!」されてしまうことが多い。&s(){誰が呼んだかクロスボーンガンダムX4} *《立体化》 登場から長い間立体化には恵まれていなかったが、近年ではよくされるようになった。 2013年に[[ROBOT魂]] <SIDE MS>にて受注生産されることとなった。 また[[BB戦士>SDガンダム BB戦士]]でも一般販売されている。ファンネル・ミサイルとスタンド、メッサーにギャルセゾンのオマケ付きである。 2016年には食玩「ユニバーサルユニット」で本機がラインナップ。 フライトフォームへの変形が可能だが、膝やスカート裏などがシールで再現されていて剥がれやすい。 ニコニコ動画にMGでこの機体を作る動画がある。 見ればこの機体の大きさが分かるだろう。 また、OPのつもりで作った手書き動画が存在する。時間がある時に比較してみてはいかがだろうか。 [[ガンプラ]]での立体化は久しく存在しなかったが、グスタフ・カール、メッサー、ペーネロペーがHGUC化と徐々にその存在を匂わせつつあった。 そして2020年11月にHGUC化が発表され、2021年4月に一般販売で登場。 劇場アニメ準拠デザインでの立体化で、箱は並のMGより大きい。 武装は一通り揃っているが流石にファンネルミサイルは付属しておらず、腰部装甲裏にモールドとして再現されている。 また同日に『ΞガンダムVSペーネロペー ファンネル・ミサイル エフェクトセット』も販売された。 こちらはなんとPG用の箱に詰められており、ファンネルミサイルと射出エフェクトが新規付属している豪華版。 その分値段も17000円超えとかなりお高い。下手なPG並みである。 この手の特別セットは大体限定販売になるのだが、何故か一般販売される事に。 それでも通常版共々全国各地で売り切れが相次いだのだからすごい話である。 しかし、2020年以降転売目的でガンプラの買い占めが横行している事もあり、欲しかったが手に入れられなかったという人も大量に発生、Ξガンダム単体はともかくペーネロペーとのセットぐらいは[[プレミアムバンダイ]]での受注生産にして欲しかったとの声も多数上がる事に。 [[バウンド・ドック]]なんかと異なりプレバンでの救済も無く、しばらく再販の予定も無いなかったためかなり入手困難なキットである。 可動域はデザインの都合上肩の可動がやや狭め(それでもかなり動く)だが、全体的に良好。 ただし、掌の肉抜きが目立つ上白系統のカラーリングでまとめられているため、無塗装だとのぺっとした印象を受けやすいので素組み派には少々厳しい仕様になっている。 幸い複雑な塗り分けが必要な部分は少ないので、これを機に塗装に挑戦してみるのも良いだろう。 それでも「ハードルが高いな……」という方はガンダムマーカー各種でスミ入れするだけという手もアリ。 「劇場アニメ準拠のデザインより慣れ親しんだゲーム版のデザインが良い!」という方はRGνガンダムのマスク部分を移植して塗装するとかなりそれっぽくなるのでオススメ(スリットの数が違うのであくまでそれっぽくなるだけだが)。 やはりというかゲーム版準拠のデザインに塗装、改造するモデラーが続出した。 同時期に発売されたホビー誌でもゲーム版デザインに改造して掲載されていたぐらいである。 *《余談》 新SD戦国伝 超機動大将軍編に登場する[[機動武神天鎧王]]のデザインモチーフ…だが森木氏つながりで[[天のゼオライマー>ゼオライマー]]も混じっていたりする。 #center(){&bold(){……コメント投稿を勧告《かんこく》する! 抵抗するならば、頭上から追記・修正する!}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,13) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - OVAユニコーンの最後にチラッと出てきそうな予感が -- 名無しさん (2013-08-10 18:49:01) - 軍には外付け必須の未完成品あげといてテロリストに完成品をあげるアナハイムぇ…… -- 名無しさん (2013-08-10 18:56:00) - ↑そりゃ平和な時には働かない軍より何時もフル稼働な人達の方が……ねぇ……w -- 名無しさん (2013-08-10 18:59:31) - ペーネロペーは未完成じゃねぇよ -- 名無しさん (2013-08-19 12:08:10) - なんか裃を着たボディビルダーみたいな末端肥大のフォルムが時代を感じさせる -- 名無しさん (2013-08-19 15:04:14) - 名前の由来なんだが、何故テロ機体につけたんか? -- 名無しさん (2013-11-30 23:40:09) - 表向きは強奪(笑)かな -- 名無しさん (2013-12-03 17:56:26) - BB戦士だけど、キット化おめでとう。 -- 名無しさん (2013-12-03 20:40:04) - 名前にガンダム付けてマフティーの正当性をアピールしてるんだと思う。連邦側からはあくまでガンダムもどきとしか言われてなかった -- 名無しさん (2014-01-16 02:35:26) - 完成機をテロへ。シナンジュ・スタインが可愛く見えるなw -- 名無しさん (2014-02-27 13:07:53) - 今のオールガンダムプロジェクト基準で発売されたらそこまで高くないと思う。 せいぜいサイコぐらいの値段だろ。 -- 名無しさん (2014-02-27 13:14:20) - Gジェネはいい加減通常ミサイルやメガ粒子砲を使えるようにしてあげて -- 名無しさん (2014-03-05 21:12:52) - テロリストに高性能な機体を渡し、戦争を拡大して新兵器開発のニーズとシェアを増やすとは。さすがアナハイム、やることが汚いなぁ。 -- 0238 (2014-03-05 21:35:32) - 読めるかぁ! -- 名無しさん (2014-03-05 21:40:36) - 破片爆弾とか、音速であることの利点を生かした兵器もあったな -- 名無しさん (2014-03-17 16:09:04) - 多分宇宙じゃ目立ってしょうがないだろうなw -- 名無しさん (2014-07-18 19:03:53) - νの後継機を名乗るけど関連性は皆無なんだよね -- 名無しさん (2014-07-18 19:20:51) - 胸の出っ張りは何なの? -- 名無しさん (2014-09-23 18:49:59) - TVに出ていたら絶対ガキ共から「くせーガンダム」って呼ばれてただろーな。 -- 名無しさん (2014-12-07 19:17:44) - 戦闘が高速戦・・・GジェネFでみたムービーがすごかったの今でも覚えてるな -- 名無しさん (2014-12-08 08:01:12) - ガンダム総選挙優勝&BFT出演決定おめでとう! -- 名無しさん (2015-01-22 09:40:22) - ↑遂に映像で動くとこがみれるのか! -- 名無しさん (2015-01-23 18:32:33) - 他のガンダムよりもデカイ筈なのに他のガンダムよりも速いイメージがある。流石にV2には敵わないけどね -- 名無しさん (2015-08-18 01:30:22) - 閃ハサ上巻の表紙で「ハサウェイはワシが育てた」みたにな風格で誇らしく胸張ってるクスィーくんクッソ可愛い -- 名無しさん (2016-02-04 18:53:08) - Gジェネは寧ろ機動力でペーさんと差分化すべきでは? -- 名無しさん (2016-02-27 10:25:23) - スパロボ最新作Vに参戦が決定。果たしてどうクロスオーバーされるのか。 -- 名無しさん (2016-06-09 19:10:12) - ↑つっても機体参戦のみっぽいから新型ですよくらいじゃない? -- 名無しさん (2016-06-11 10:41:40) - ↑というか、ΖとΖΖと逆シャアとUCと閃ハサとクロスボーン3部作が同時参戦って久々に宇宙世紀ガバガバ過ぎてどうなってるのかさっぱりわからないw -- 名無しさん (2016-06-11 12:26:15) - 1年戦争長々引っ張ったスパロボもあるから… -- 名無しさん (2016-09-08 14:53:25) - MS恐竜化の最終形であり、ZZの遺伝子を受け継ぐマッチョ機体だからな。SRWVではクロスボーンとの機体サイズ差が(表現はされないけど)凄いことになってるはず。 -- 名無しさん (2016-12-07 16:28:07) - VSシリーズだと子供と大人くらいの差があるな -- 名無しさん (2016-12-07 18:18:23) - 今じゃペーネロペー共々立体化も多くて珍しくなくなったという、プラキットは海外販売のものしかないが -- 名無しさん (2017-03-01 13:26:57) - マン・マシーンの原型? -- 名無しさん (2017-03-13 21:04:03) - お寒いネタが書かれていたので削除訂正しました。 -- 名無しさん (2017-06-25 20:31:37) - ↑2 それはどちらかと言うと同時期に設計されたとされるゾーリン・ゾールの方が近いかな? -- 名無しさん (2020-03-09 10:34:54) - プラモ発売決定 -- 名無しさん (2020-11-15 13:03:42) - SDガンダムではデザイナー繋がりのお遊びで天のゼオライマーとの悪魔合体を遂げることに -- 名無しさん (2021-05-01 21:24:58) - プラモがどこにも売ってない。 -- 名無しさん (2021-05-01 22:47:43) - アニメ映画で見るとクオリティの補正もあってミノフスキーフライトの恐ろしさがよく分かりますねぇ -- 名無しさん (2021-06-18 10:10:00) - HGUC、高確率で胸と顔と成型色変えてゲーム仕様とかいうのプレバンあたりで出すと思う -- 名無しさん (2021-06-18 23:37:26) - アナハイムもよくガンダム顔のまんま譲渡したよなぁ…こんだけ高性能だと出どころも絞られるだろうに。 -- 名無しさん (2021-06-19 07:12:00) - 次のプラモ化はMGかな? でもすごくデカそう・・・ -- 名無しさん (2021-06-19 10:49:40) - MGより先にHGでいつもの青主体トリコロールをカラバリで出しそう。というか出してくれ。 -- 名無しさん (2021-06-19 11:45:52) - そういえば形式番号が連邦軍の命名規則のRXナンバーになってるのは何でだろう。製造元や発注者がバレないように、連邦が発注した機体だと誤認させるためだったのか? -- 名無しさん (2021-07-06 13:12:13) - HGのΞにRGのニューのフェイスを移植するといいって書いてあるけど、への字のスリットの数違うだろ -- 名無しさん (2021-10-19 18:46:14) - 見れば見るほどテロリスト向けじゃないよなあ…ちょっとしたサイコガンダム並みのサイズに、全身爆装で消耗品の山、しかもワンオフ。 -- 名無しさん (2022-02-20 17:45:15) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/12/03 Thu 02:09:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,25){人の犯した過ちはマフティーが粛清する!}} Ξガンダムとは小説及び劇場アニメ映画『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』に登場したガンダム・タイプのモビルスーツで、同作の主役機体である。 #region(目次) #contents #endregion *《諸元》 型式番号:RX-105 所属:地球連邦政府組織(マフティー) パイロット:マフティー・ナビーユ・エリン(ハサウェイ・ノア) 建造:[[アナハイム・エレクトロニクス社]] 生産形態:[[試作機]] 頭頂高:26m 本体重量:32t 全備重量:80t ジェネレーター出力:3,980kw スラスター推進力:160,000kg センサー有効半径:30,000m 装甲材質:ガンダリウム合金 //推進機関:[[ミノフスキークラフト>ミノフスキー物理学(ガンダムシリーズ)]] *《機体解説》 秘密結社「マフティー・ナビーユ・エリン」がアナハイム・エレクトロニクス社に極秘裏で発注した最新鋭モビルスーツ。 かつての[[ニュータイプ>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)]]戦士、[[アムロ・レイ]]が最後に使用した機体・[[νガンダム]]を引き継ぐという意味を込めてギリシャ文字''「ν(ニュー)」''の次の''「Ξ(クスィー)」''と名付けられた。 それまで戦艦や大型MAにのみ搭載されていた[[ミノフスキークラフト>ミノフスキー物理学(ガンダムシリーズ)]]の小型化により ミノフスキークラフトで揚力を得てMS形態のまま重力下で高速飛行を実現する「ミノスフキー・フライト・システム」((ややこしいが、Vガンダムの「ミノフスキーフライト」とは別物。))が最大の特徴で、サブフライトシステム搭乗のモビルスーツに対して圧倒的な優位性を持っている。 ただし小型化といっても従来の一般サイズMSには載らない程には大きく、機体サイズが30m弱にまでなってしまった。 ミノスフキー・フライト・システム搭載のモビルスーツは他に[[オデュッセウスガンダム>オデュッセウスガンダム/ペーネロペー]]が挙げられるが、こちらはルナツー製の純地球連邦軍産機体で本機に技術盗用されている。 ペーネロペーのものとは異なり完璧なビーム・バリアーが搭載されており、防御と高速飛行が行える。 この[[バリアー>バリア]]はメガ粒子砲である[[ビーム>ビーム/レーザー]]や実体弾である[[ミサイル]]でさえも防ぐ事が出来るのである。 またこのビームは厚く展張さえすれば大気圏突入時の熱であっても防ぎ、高速飛行時は進行方向に波形を変えてビームを放射する事で大気の干渉を減散させ、大気圏内でモビルスーツ形態のまま徐々に加速し、マッハ2に近い速度で飛行可能。 Ξガンダムと交戦したレーン・エイムによれば、バリアー展開中は機体全体が[[光]]に包まれている様に見えたらしい。 ちなみに閃光のハサウェイ特集が組まれた1990年当時のニュータイプ誌では「Ξガンダムは防御と高速飛行が行える革命的な機体」だと紹介された。 小説では変形形態が設定されていないが、『GジェネレーションF』以降の[[ゲーム]]作品では飛行時には肩口のウイングや胸部装甲をを展開した「フライトフォーム」と呼ばれる形態に変形し、フライトシステムを最大稼働させる描写がなされるようになった。 Gジェネレーション初出の準公式設定だったために『ガンダムバトルユニバース』等一部のゲーム作品ではゲーム中に変形が取り入れられているにもかかわらず、機体解説では小説版の描写を優先し、非変形での単独飛行が可能と解説されていた事も多かった。 その後、劇場アニメ版で正式設定化し、こちらでは肩アーマーと背部スタビライザーも水平に固定される。 武装も充実しており、大型ビーム砲の類こそ(原作小説では)装備していないものの、下記の通り基本装備の時点で[[ΖΖガンダム]]を彷彿とさせる重装備ぶりを誇る。 頭部には脳波サイコミュブロックなる装備を搭載しており、パイロットの脳波を拡大する。 また、[[サイコミュ兵器>オールレンジ攻撃]]の一種であるファンネルミサイルも搭載している。 このファンネルミサイルは従来のオールレンジ兵装と異なり完全な使い捨て兵装となっているが((実はνガンダムのフィン・ファンネルやヤクト・ドーガのファンネルも使い捨てであり、戻ってくるのはゲームオリジナルである。))、ビーム発振器やECAP、アポジモーター等を搭載しないで済む都合上、こちらの方が信頼性が高いとされている。 極めて高性能な機体であり、ハサウェイの技量も相まって物量で[[連邦軍に>地球連邦(宇宙世紀)]]大きく劣る秘密結社マフティーの戦線を支えた。 *《デザイン》 **【小説版】 小説表紙や扉絵に掲載された最初のデザイン。デザインは森木靖泰氏。 映像化を考慮しなかったこともあり、裃や陣羽織を極端にしたかのようなパネル構成や顔を思わせるコクピット周りなど、ペーネロペー程ではないものの[[八卦ロボ]]を彷彿とさせる鋭利で怪物的なフォルムが特徴。 デザインにあたっては[[富野由悠季]]との打ち合わせもなく、担当編集から『ファンネルミサイルを発射する』『ミノフスキークラフトで飛行する』の2点が伝えられたのみで、結果として複雑なデザインは「僕の考えた最強のガンダム 」程度の軽い気持ちで描いたと劇場アニメのパンフレットで振り返っている。 小説の扉絵程度ゆえに明確なカラー設定はなかったものの、発表当初の版権絵を見る限り白を基調に赤をアクセントとしたものが考えられていたようだが、美樹本晴彦氏の担当した中巻の表紙では後述のGジェネ版のようなトリコロールカラーで描かれている。 **【Gジェネ版】 『GジェネレーションF』への参戦にあたり、森木氏がリファイン。以後、ゲーム作品のデザインはこれを踏襲する形に。 [[初代ガンダム>RX-78-2ガンダム]]を思わせるトリコロールカラーが設定され、小説で描かれていなかった背部の設定が加わったり、当時のガンダムとしては個性的すぎた頭部や胸部を中心に大きくリファインされた。 **【GFF版】 『GUNDAM FIX FIGURATION』で立体化されるにあたり、更にリファインが加えられた。デザインはカトキハジメ氏。 パーツバランスが見直され、νガンダムから続く系譜を実感できる大人しめの外観となった。 ペーネロペーとのコンパチキットであり、オデュッセウスガンダムを軸として&font(l){二度とやりたくなくなる苦行}アーマーを換装していく特性故に、下半身周りは特に共通点が多い。 **【劇場アニメ版】 初登場から足掛け約30年、「映像化不可能」の一端を担っていた複雑なデザインもCGのパワーでようやく動かせるようになった。デザインはGFF版同様にカトキハジメ氏。 小説版をベースにしつつ、Gジェネのものを折衷したかのようなもので、カラーリングは小説発表当初の版権絵を思わせる白を極端に多く配置したトリコロール。 武装も一部仕様変更されており、ビームサーベルは所謂“ジュッテ”が展開可能なタイプになり、ビームライフルもEパックを装着するタイプである事が確認できる。 ビームの色も従来のピンクから緑に変更されている。 また、ミノフスキー・クラフトがミノフスキー・フライトに名称を改めている。 劇中の時代設定を考えると後者はVガンダム時代の技術なのだが、設定ミスなのかどうかは不明(この名称は小説のサブタイトルとして使用されていた)。 当初はゲーム版準拠のデザインにするつもりだったが、カトキ氏の「折角だから小説版のデザインを尊重したい」という意見を反映し、また製作陣も“テロリストのガンダム”という事(=正統なガンダムではない)を強調するために小説版準拠のデザインにする事が決まった経緯がある。 ちなみにカトキ氏もカラーリングの変更には最後まで躊躇していたらしいが、最終的には小説版のデザインを尊重し、現在のカラーリングに落ち着いた。 やはりというかこのデザインが生み出されるまでにはだいぶ時間がかかったようで、『[[機動戦士ガンダムNT]]』本編終了後の特報で公開されたPablo Uchida氏によるティザーイラストや、劇場版に先駆けてスタートしたさびしうろあき氏作画の漫画版ではゲーム版準拠のデザインになっている。 *《武装》 **[[ビームライフル]] 専用に開発されたビームライフル。過去のものと比べて初速が倍近く速いらしく、対応の遅れたグスタフ・カールを撃墜している。 しかし劇中での扱いは不遇で、囮や目晦まし目的で破壊される事が多かった。 **[[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]] 両肩からせり出すトーチに装備されている。 グリップの形は[[ガンダムMk-Ⅱ]]同様、[[宇宙世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]前半のガンダムとしてはちょっと珍しい角柱型。 **[[シールド>盾]]/ビームキャノン 背面にミサイルを装備した堅牢な盾。メガ粒子砲の直撃すら耐え凌いで見せた。 劇場アニメ版のHGUCでは武装解説に「先端部にビームキャノンを内蔵している」と記載されており、後述のメガ粒子砲の代替になっている可能性がある。 **腕部ミサイルランチャー、膝部大型ミサイルランチャー およそ全身にわたって装備されている[[ミサイル]]。 作中ではアデレード空港の爆撃などに使用。 **ファンネルミサイル [[オールレンジ攻撃]]の一種で、脳波コントロールできるホーミング弾。 『GジェネF』で新規にデザインが書き起こされ、円柱の両先端部に円錐の推進部兼弾頭がついているような武器。 **サンドバレル ペーネロペー(というかオデュッセウスガンダム)と同じく搭載された散弾砲。 ただし、本機では攻撃兵装ではなくミサイルなどへの迎撃用防御兵装として用いられる。 **肩部メガ粒子砲 こちらは原作小説では言及されず、ゲームで追加された武装。 『[[EXVS>機動戦士ガンダム Extreme vs.]]』シリーズではビームサーベルをマウントしたトーチ部分の先端から、『Gジェネ』などでは胸部正面装甲の下部先端を正面へ向けて発射するため砲塔が存在せず、砲門が覗いているのみ。 劇場アニメ版のHGUCでは武装解説に存在しないため今後使用されるかは不明だが、一応パッケージイラストには肩アーマー下部先端に砲門らしきものが描かれており、プラモ自体にも存在するため可能性はある。 **マイクロ・ミサイル・ポッド こちらもゲームで追加された新武装。 『EXVS』シリーズで追加され、腰部後方にアタッチメントを介して接続されている。ブースターとしての役割も担っており、使用後は順次破棄できる。 ハニカム状のミサイルを三方向から一斉射可能で、出撃ムービーでは使用するシーンが映る。 ROBOT魂で立体化もされた。 *《劇中での活躍》 #region(ネタバレ) アナハイムの月面工廠で完成後、カーゴ・ピサに格納された状態で月面から地球へと移送される。 新任司令の[[ケネス・スレッグ]]を警戒した搭乗者であるマフティーの意向で、インドネシア・ハルマヘラ島沖にて空中受領。直後に追撃してきたレーンの駆るペーネロペーと交戦、撃墜しこれを退けた。 その後、エアーズロック攻防戦やアデレート空港襲撃など多大な成果を挙げる。 特にアデレート空港の第一次爆撃では、一気に内蔵したミサイルを発射して即座に撤退するなど、警戒網を敷いていたケネスですら虚を突かれるほどの奇襲作戦を展開した。 宇宙世紀0105年4月26日、マフティーはオーストラリア・アデレートにて行われる連邦中央閣僚会議の粉砕を宣言、地球保全地区についての修正法案の破棄を要求し会場を襲撃。 その際、因縁のペーネロペーと再び激突し、互いの兵装を駆使した熾烈な戦いを展開する。 Ξが優勢になるものの、予め設置されていたビーム・バリアー発生装置に誘導され、展開したバリアーに焼かれて機能停止。 Ξ側のビーム・バリアーのお陰でマフティーは[[死]]こそ免れるが、全身火傷と打撲で入院。 機体はアデレート空港に置かれ、連邦軍により機体の製造元を調査される事となった。 しかし製造元を示すような情報が一切無いため公的には所在不明扱いになったが、その姿を目にした[[ブライト・ノア]]は、「こんな機体を作れるのはアナハイム以外には存在しない」ときっぱり言い切った。 マニピュレーターが焼けつぶれ、両腕が左右に広がったまま硬直したその姿は十字架を背負ったかのようであった。 マフティーが止めようとしていた法案は、実はアデレート空港爆撃の前に可決されており、全てが遅い結果になってしまった。 ここから閣僚が[[地球]]をリゾート地にしている『[[機動戦士ガンダムF91]]』の時代へと続いていくことになるのであった。 #endregion *《ゲームでの活躍》 2000年のゲーム『SDガンダム G GENERATION F』に初めて収録され、以降は他のロボットゲームにも収録される事となり、世間に広く知られるようになっていった。 **[[ガンダムバトルシリーズ]] ユニバースよりペーネロペーと共に登場。パイロットはマフティー。 ちなみに本機を動かせるアクトゲーはこれが初めて。 『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』以降のMSという事もあって性能は高く、武装のバランスも良い。 特にサブ射撃のファンネルミサイルはかなりの追尾性能を誇り、回避しにくいため使いやすい。 回収不可能なので回収コマンドを入力すると射出されている全てのミサイルが同時に攻撃するようになっている。 ゲーム中では解説されていないが変形コマンドを入力する事でフライトフォームに変形できる。 機体サイズも忠実に再現されているため滅茶苦茶デカい。 [[ラフレシア>ラフレシア(MA)]]と並んでもひけを取らないサイズはある意味必見。 **[[Gジェネシリーズ>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] 空・宇宙適性共にAで移動力は&font(#ff0000){破格の9}と高性能(ワールド以降は8に下がった)。 ただ、第3射撃がバルカンでありメガ粒子砲を持つペーネロペーに比べると火力で劣る。バルカン自体は低燃費でミリ殺しや削りができるため存在意義がないわけではないが。 ジェネシスではメガ粒子砲に加えて一斉射撃が追加され、ペーネロペーとの差はほぼなくなった。 **ガンダムVSシリーズ 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOST]]』より参戦。また、それに合わせてEXVS無印家庭版でも[[DLC>ダウンロードコンテンツ]]として登場。 コストは3000。さすがに体格が大きいせいで、他の機体とのサイズ差が半端ではない。特に[[ガンダムF91]]といった宇宙世紀後期の機体と並べると親子ほどの差がある。 メイン射撃のビームライフルは他機体よりやや太めで、一発ごとにミサイルが2発連動する。なのでビームは当たらずともミサイルのみ当たるというケースもよくある。 サブ射撃はファンネルミサイル。足を止めて6基射出するが、MBの中間アップデート以降は足を止めずに射出できるようになった。 発射すると敵機に接近し、上方から包囲⇒一斉突撃する。特殊格闘発動中は更に4基追加射出する。 特殊射撃はメガ粒子砲&ミサイル一斉射。ミサイルは左右に3発ずつ発射する。ビームの弾速と威力は凄まじく、足を止めるリスクを鑑みても十分使えるレベルにある。 余談だが、本作ではメガ粒子砲の発射位置は原作設定と異なりビームサーベルのマウント基部先端からになっている。MVのOPが確認しやすいだろう。 特殊格闘はミノフスキー・クラフト発動。発動するとサブ射撃&特殊射撃が弾数回復し、更にそれぞれ弾数が1つ追加される。この状態で特殊格闘を入力すると、レバー方向もしくは上方に急速移動する。発動及び解除時は硬直モーションが入るため、隙を晒さないように注意。 格闘CSはミサイル一斉射。ファンネルミサイルではないので通常弾頭のものとなるが、弾幕形成に優れこそするが誘導はマチマチで1ヒットするかどうかのレベル。賑やかしには良いのだろうが、あまり頼りにすべきではない。 この手の機体にしては格闘も十分に振れる範囲内で、特に横格闘は主力。 家庭版のミッションモードでは、なんとマフティーの演説が全収録されたミッションが存在する。 続編の『機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST』では、中間アップデートで機動力上昇とメイン射撃の弾数増加などを得た。 ライバル機のペーネロペーも参戦し、あまり個体差が無いためどちらかが喰われるポジションになると思われたが、杞憂に終わっている。 出撃ムービーも新規追加。Ξとペーネロペーがそれぞれビームやミサイルを連射して空中機動をする単純なものだが、その機動性の高さを証明するシーンである。 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]』では、射撃CSに単発射撃を追加された。 更に格闘CSで[[メッサー>メッサー(MS)]]呼出が追加され、レバーの有無で射撃か突進かを選択。初期は性能がそこそこだったが、修正を経て並みのアシスト程度には強化されている。 細かな修正を二度貰い強化されつつあったが、機動性に分のあるペーネロペーには少し劣ってしまっている。 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. 2]]』では、格闘CSに旧武装のミサイル一斉射が追加された形で[[復活]]。振り向き撃ち可能となったのでメイン射撃でそのまま落下できる。従来のメッサーと同時に発動するので無駄が無い。 ミサイルの誘導が全機体共通で強化されたのもあって、メイン射撃連動のミサイルが当たりやすくなった。 横格闘に三段目が追加、下格闘が斬り抜けとなり格闘性能も向上。 癖の少なさや武装の強力さから初心者向けの機体としても有名。 稼働当初は[[ダブルオーガンダム]]や[[トールギス]]Ⅲといったいわゆるバランスブレイカーが目立ちあまり日の目を浴びる事はなかった。のちに参戦したガンダム・キマリスヴィダールや、リフレッシュ修正により一気に強機体と化したHi-νガンダムやウイングガンダムゼロなどもクスィーの評価を相対的に下げることとなる。 しかしPDF2019が終了し、Hi-νガンダムや見事優勝を飾ったトールギスⅢが下方修正を受けたことでクスィーの安定さやL覚醒との相性の良さが見直され一気に評価を上げる。M覚醒でミノフスキー・クラフトがリロード中でも時間を稼ぐことができ、稼働末期には3000コストの中でもトップに迫る評価に。一度も修正を受けることなく稼働終了まで駆け抜ける。 『[[機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST]]』では、全体的に下方修正を受けてしまう。 機動力低下、メイン射撃判定縮小、格闘CSの溜め時間増加と誘導低下、下格闘の威力減少が挙げられる。特徴だった強判定のメイン射撃が弱体化を受けたのは特に痛く、ミサイルとの弾幕を若干だが削がれた形となる。 反面、Nサブ射撃にファンネルミサイル直射が追加。旧サブ射撃の硬直モーションを取った後、展開したファンネルミサイルが2基ずつ敵機に直進するというもので、射程距離こそあれど正面からの迎撃やメイン射撃からの追撃として手早く対処できる強みは魅力的。 更に特殊格闘のミノフスキー・クラフト展開のゲージ切れ硬直が削除された。敵機はこの硬直を狙って攻撃を当ててくる事が多かったので、この修正はかなり大きい。 しかし今までの強みを削がれたうえ新しい強みも環境トップに比べると見劣りする。機動力や格闘CSの性能が落とされたことで安定感も下がってしまった。またのちにG-セルフ(パーフェクトパック)が修正により一躍環境機体に。扱いやすさ・強力さどちらも優秀で弾幕性能も良好なので立ち位置を奪われ気味。 **[[ギレンの野望シリーズ>ギレンの野望(シリーズ)]] アクシズの脅威Vから参戦。旧作で言う[[キュベレイ>キュベレイ(MS)]]ポジション。 ペーネロペーの開発と、敵性を除く全ての技術をカンストさせて出現する。 連邦系最強のモビルスーツであり、運動性は全ての機体の頂点に立つ脅威の82。 サイコミュ搭載なのでNTの能力を最大限引き出せる。おまけにミノフスキー粒子散布も可能。 大気圏内では飛行形態に変形可能。一部の武装が使えないが移動力、散布範囲がさらに向上する。 NTとして高い能力のアムロや[[カミーユ・ビダン]]を乗せると殆ど被弾せず、片っ端から落としてくれる。 ただいくつか問題を抱えており、開発に時間が掛かり過ぎるので完成する頃には殆ど決着間際で活躍が難しい。 実際に使うには敵勢力を殲滅せずにひたすら「生殺し」しつつ開発を進めるしかない。 細かい所だが、原作と違って設定ミスなのかファンネルミサイルが大気圏内で使えないという欠点も。 さらに終盤は宇宙での決戦が多く、飛行形態が無用になりがち。いっそマフティー編でもあれば…… **[[スパロボシリーズ>スーパーロボット大戦シリーズ]] 第4次での没データを経て『[[スーパーロボット大戦V]]』において初参戦。 『V』では閃光のハサウェイの原作再現が無くハサウェイもマフティー所属ではないため、反連邦の存在ではなくアナハイムの新型MSとして[[ミスリル>フルメタル・パニック!]]でテストが行われている設定。 MSでは貴重な空S(ただし宇宙SのMSも多い中で宇宙Aなのが少し惜しい)であり、[[カスタムボーナス>カスタムボーナス(スパロボ)]]も含めれば変形なしMSでは驚異の移動力9となる。 (同作では移動力の基本値がそれまでの6から5に引き下げられており、その中で9というのは圧倒的アドバンテージと言える) また、中盤になると必殺技として移動後射撃攻撃である高機動攻撃、撃墜数条件とレーンとのイベント条件を満たすことにより[[マップ兵器>MAP兵器]]版のミサイルポッドが解禁される。 ニュータイプなら誰でもその優秀なスペックを発揮できるため、プレイヤーによってはハサウェイを降ろしてしまうことも。特にデフォルト乗機が物足りない[[キンケドゥ・ナウ>シーブック・アノー]]に「少し借りるぜ!」されてしまうことが多い。&s(){誰が呼んだかクロスボーンガンダムX4} *《立体化》 登場から長い間立体化には恵まれていなかったが、近年ではよくされるようになった。 2013年に[[ROBOT魂]] <SIDE MS>にて受注生産されることとなった。 また[[BB戦士>SDガンダム BB戦士]]でも一般販売されている。ファンネル・ミサイルとスタンド、メッサーにギャルセゾンのオマケ付きである。 2016年には食玩「ユニバーサルユニット」で本機がラインナップ。 フライトフォームへの変形が可能だが、膝やスカート裏などがシールで再現されていて剥がれやすい。 ニコニコ動画にMGでこの機体を作る動画がある。 見ればこの機体の大きさが分かるだろう。 また、OPのつもりで作った手書き動画が存在する。時間がある時に比較してみてはいかがだろうか。 [[ガンプラ]]での立体化は久しく存在しなかったが、グスタフ・カール、メッサー、ペーネロペーがHGUC化と徐々にその存在を匂わせつつあった。 そして2020年11月にHGUC化が発表され、2021年4月に一般販売で登場。 劇場アニメ準拠デザインでの立体化で、箱は並のMGより大きい。 武装は一通り揃っているが流石にファンネルミサイルは付属しておらず、腰部装甲裏にモールドとして再現されている。 また同日に『ΞガンダムVSペーネロペー ファンネル・ミサイル エフェクトセット』も販売された。 こちらはなんとPG用の箱に詰められており、ファンネルミサイルと射出エフェクトが新規付属している豪華版。 その分値段も17000円超えとかなりお高い。下手なPG並みである。 この手の特別セットは大体限定販売になるのだが、何故か一般販売される事に。 それでも通常版共々全国各地で売り切れが相次いだのだからすごい話である。 しかし、2020年以降転売目的でガンプラの買い占めが横行している事もあり、欲しかったが手に入れられなかったという人も大量に発生、Ξガンダム単体はともかくペーネロペーとのセットぐらいは[[プレミアムバンダイ]]での受注生産にして欲しかったとの声も多数上がる事に。 [[バウンド・ドック]]なんかと異なりプレバンでの救済も無く、しばらく再販の予定も無いなかったためかなり入手困難なキットである。 可動域はデザインの都合上肩の可動がやや狭め(それでもかなり動く)だが、全体的に良好。 ただし、掌の肉抜きが目立つ上白系統のカラーリングでまとめられているため、無塗装だとのぺっとした印象を受けやすいので素組み派には少々厳しい仕様になっている。 幸い複雑な塗り分けが必要な部分は少ないので、これを機に塗装に挑戦してみるのも良いだろう。 それでも「ハードルが高いな……」という方はガンダムマーカー各種でスミ入れするだけという手もアリ。 「劇場アニメ準拠のデザインより慣れ親しんだゲーム版のデザインが良い!」という方はRGνガンダムのマスク部分を移植して塗装するとかなりそれっぽくなるのでオススメ(スリットの数が違うのであくまでそれっぽくなるだけだが)。 やはりというかゲーム版準拠のデザインに塗装、改造するモデラーが続出した。 同時期に発売されたホビー誌でもゲーム版デザインに改造して掲載されていたぐらいである。 *《余談》 新SD戦国伝 超機動大将軍編に登場する[[機動武神天鎧王]]のデザインモチーフ…だが森木氏つながりで[[天のゼオライマー>ゼオライマー]]も混じっていたりする。 #center(){&bold(){……コメント投稿を勧告《かんこく》する! 抵抗するならば、頭上から追記・修正する!}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,14) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - OVAユニコーンの最後にチラッと出てきそうな予感が -- 名無しさん (2013-08-10 18:49:01) - 軍には外付け必須の未完成品あげといてテロリストに完成品をあげるアナハイムぇ…… -- 名無しさん (2013-08-10 18:56:00) - ↑そりゃ平和な時には働かない軍より何時もフル稼働な人達の方が……ねぇ……w -- 名無しさん (2013-08-10 18:59:31) - ペーネロペーは未完成じゃねぇよ -- 名無しさん (2013-08-19 12:08:10) - なんか裃を着たボディビルダーみたいな末端肥大のフォルムが時代を感じさせる -- 名無しさん (2013-08-19 15:04:14) - 名前の由来なんだが、何故テロ機体につけたんか? -- 名無しさん (2013-11-30 23:40:09) - 表向きは強奪(笑)かな -- 名無しさん (2013-12-03 17:56:26) - BB戦士だけど、キット化おめでとう。 -- 名無しさん (2013-12-03 20:40:04) - 名前にガンダム付けてマフティーの正当性をアピールしてるんだと思う。連邦側からはあくまでガンダムもどきとしか言われてなかった -- 名無しさん (2014-01-16 02:35:26) - 完成機をテロへ。シナンジュ・スタインが可愛く見えるなw -- 名無しさん (2014-02-27 13:07:53) - 今のオールガンダムプロジェクト基準で発売されたらそこまで高くないと思う。 せいぜいサイコぐらいの値段だろ。 -- 名無しさん (2014-02-27 13:14:20) - Gジェネはいい加減通常ミサイルやメガ粒子砲を使えるようにしてあげて -- 名無しさん (2014-03-05 21:12:52) - テロリストに高性能な機体を渡し、戦争を拡大して新兵器開発のニーズとシェアを増やすとは。さすがアナハイム、やることが汚いなぁ。 -- 0238 (2014-03-05 21:35:32) - 読めるかぁ! -- 名無しさん (2014-03-05 21:40:36) - 破片爆弾とか、音速であることの利点を生かした兵器もあったな -- 名無しさん (2014-03-17 16:09:04) - 多分宇宙じゃ目立ってしょうがないだろうなw -- 名無しさん (2014-07-18 19:03:53) - νの後継機を名乗るけど関連性は皆無なんだよね -- 名無しさん (2014-07-18 19:20:51) - 胸の出っ張りは何なの? -- 名無しさん (2014-09-23 18:49:59) - TVに出ていたら絶対ガキ共から「くせーガンダム」って呼ばれてただろーな。 -- 名無しさん (2014-12-07 19:17:44) - 戦闘が高速戦・・・GジェネFでみたムービーがすごかったの今でも覚えてるな -- 名無しさん (2014-12-08 08:01:12) - ガンダム総選挙優勝&BFT出演決定おめでとう! -- 名無しさん (2015-01-22 09:40:22) - ↑遂に映像で動くとこがみれるのか! -- 名無しさん (2015-01-23 18:32:33) - 他のガンダムよりもデカイ筈なのに他のガンダムよりも速いイメージがある。流石にV2には敵わないけどね -- 名無しさん (2015-08-18 01:30:22) - 閃ハサ上巻の表紙で「ハサウェイはワシが育てた」みたにな風格で誇らしく胸張ってるクスィーくんクッソ可愛い -- 名無しさん (2016-02-04 18:53:08) - Gジェネは寧ろ機動力でペーさんと差分化すべきでは? -- 名無しさん (2016-02-27 10:25:23) - スパロボ最新作Vに参戦が決定。果たしてどうクロスオーバーされるのか。 -- 名無しさん (2016-06-09 19:10:12) - ↑つっても機体参戦のみっぽいから新型ですよくらいじゃない? -- 名無しさん (2016-06-11 10:41:40) - ↑というか、ΖとΖΖと逆シャアとUCと閃ハサとクロスボーン3部作が同時参戦って久々に宇宙世紀ガバガバ過ぎてどうなってるのかさっぱりわからないw -- 名無しさん (2016-06-11 12:26:15) - 1年戦争長々引っ張ったスパロボもあるから… -- 名無しさん (2016-09-08 14:53:25) - MS恐竜化の最終形であり、ZZの遺伝子を受け継ぐマッチョ機体だからな。SRWVではクロスボーンとの機体サイズ差が(表現はされないけど)凄いことになってるはず。 -- 名無しさん (2016-12-07 16:28:07) - VSシリーズだと子供と大人くらいの差があるな -- 名無しさん (2016-12-07 18:18:23) - 今じゃペーネロペー共々立体化も多くて珍しくなくなったという、プラキットは海外販売のものしかないが -- 名無しさん (2017-03-01 13:26:57) - マン・マシーンの原型? -- 名無しさん (2017-03-13 21:04:03) - お寒いネタが書かれていたので削除訂正しました。 -- 名無しさん (2017-06-25 20:31:37) - ↑2 それはどちらかと言うと同時期に設計されたとされるゾーリン・ゾールの方が近いかな? -- 名無しさん (2020-03-09 10:34:54) - プラモ発売決定 -- 名無しさん (2020-11-15 13:03:42) - SDガンダムではデザイナー繋がりのお遊びで天のゼオライマーとの悪魔合体を遂げることに -- 名無しさん (2021-05-01 21:24:58) - プラモがどこにも売ってない。 -- 名無しさん (2021-05-01 22:47:43) - アニメ映画で見るとクオリティの補正もあってミノフスキーフライトの恐ろしさがよく分かりますねぇ -- 名無しさん (2021-06-18 10:10:00) - HGUC、高確率で胸と顔と成型色変えてゲーム仕様とかいうのプレバンあたりで出すと思う -- 名無しさん (2021-06-18 23:37:26) - アナハイムもよくガンダム顔のまんま譲渡したよなぁ…こんだけ高性能だと出どころも絞られるだろうに。 -- 名無しさん (2021-06-19 07:12:00) - 次のプラモ化はMGかな? でもすごくデカそう・・・ -- 名無しさん (2021-06-19 10:49:40) - MGより先にHGでいつもの青主体トリコロールをカラバリで出しそう。というか出してくれ。 -- 名無しさん (2021-06-19 11:45:52) - そういえば形式番号が連邦軍の命名規則のRXナンバーになってるのは何でだろう。製造元や発注者がバレないように、連邦が発注した機体だと誤認させるためだったのか? -- 名無しさん (2021-07-06 13:12:13) - HGのΞにRGのニューのフェイスを移植するといいって書いてあるけど、への字のスリットの数違うだろ -- 名無しさん (2021-10-19 18:46:14) - 見れば見るほどテロリスト向けじゃないよなあ…ちょっとしたサイコガンダム並みのサイズに、全身爆装で消耗品の山、しかもワンオフ。 -- 名無しさん (2022-02-20 17:45:15) #comment #areaedit(end) }

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