「ソマリランド」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
ソマリランド - (2020/07/14 (火) 21:05:43) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&font(#6495ED){登録日}:2010/12/03(金) 21:49:05
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
「幸せにしてくれるって言ったのに、あの人ったら暴力ばっかり…もう我慢出来ないわ!これからは別々に暮らします!」
これはDV夫婦の会話ではない。アフリカ東部に位置する国・[[ソマリア]]とソマリランドの話である。
もともとソマリアは、イギリス領ソマリランドにイタリア領ソマリアが合併して生まれた国。
ソマリランドはイタリア領ソマリアと合併するために&bold(){5日間だけ}独立していたのである。
その後ソマリアは70年代に社会主義政権になったものの、場当たり的政策が仇となりあっという間に最貧国に転落。
90年には社会主義政権が崩壊するが、すぐに無政府状態へと突入した。
流石にソマリランド側は危機感を抱き、
&font(#ff0000){「ソマリアとの連邦は解消。再び独立する」}との宣言を発表したが、国内に独立問題を抱えている事が多いアフリカ諸国は一切これを認めなかった。
(ただしエリトリアを独立させた実績のあるエチオピアは、正式な国交は持たないが連絡事務所を設立している)
現状ソマリランドを承認する国は存在せずソマリアの一部と見なされているため、ソマリランドという国家は&font(#ff0000){国際的には存在しない}ということになる。
もちろん日本でも同様。
しかしソマリランドは諦めない。まずは地元の有力者達が協力し、国連の力を得て&font(#ff0000){武装勢力の武器を回収}。兵器は軍や警察、刑務所等一部の権力に限定された。
また初代大統領こそ暗殺に倒れたものの、二代目以降は&font(#ff0000){民主的な選挙}を実施。
他のアフリカ諸国のように大統領の得票率が90パーセントなんて馬鹿な事は無い。
ちなみに、2010年
&bold(){アフメッド・シランヨ}
が大統領になった。
そういう名前なので、
「ソマリランドの大統領って何て名前?」
「シランヨ」
「知らないのか」
「だからシランヨって」
&font(#ff0000){こんな会話になるかもしれない。}
シランヨ氏は2017年に大統領を退任した。
通貨&bold(){ソマリランド・シリング}はソマリア・シリングよりも安定している(というかソマリア・シリングがクズ過ぎる)。
近年ではその安全っぷりからツアーも組まれ、漫画家のやくみつるが旅行している。
てなわけで、いくら国際的にはソマリアだからと言って危険極まりないソマリアに行ってきたぜ武勇伝のようなことをしてはいけない。ソマリランドに失礼です。
ソマリランドの平和を願う方は追記、修正よろしくお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,10)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- すごいなこの国(?) -- 名無しさん (2015-03-22 17:45:53)
- 白人が作る歴史はすべておかしい -- 名無しさん (2015-03-25 20:44:23)
- 平和を望んだ者の勝利……? -- 名無しさん (2017-03-04 17:15:38)
- 平和でまともというが「ソマリアに比べて」であって先進国基準だと普通に危険地帯なのでへらへらしてると死ぬぞ -- 名無しさん (2017-09-19 17:30:48)
- ソマリランドに関しては本も出てるので是非読んでどうぞ -- 名無しさん (2018-03-29 15:29:46)
- 模範国家……? 野党が選挙に勝ちそうになると軍に制圧され、NGOの医師が殺され、警察と市民がアサルトライフルで銃撃戦を繰り広げる国が模範って記事主はどんな危険地帯に住んでるんだ -- 名無しさん (2018-03-29 17:30:59)
- ↑ 記事が書かれたor編集された時期にそれらが起きてなかったのかも? -- 名無しさん (2018-04-10 16:57:20)
- 国境なき医師団の医師が殺害されたのは2003年、警察と市民が撃ち合ったのが2005年、大統領選に反対する下院を軍が制圧したのが2009年。東にあるプントランド(自治権は主張するがソマリア連邦からの独立は主張していない)と2003年から領土を巡って紛争(武力衝突も含む)中。国際的には既に独立を認められているソマリア連邦共和国の一部でしかないので独立が承認されないのは当然だろう。 -- 名無しさん (2019-07-08 17:39:31)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2010/12/03(金) 21:49:05
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
「幸せにしてくれるって言ったのに、あの人ったら暴力ばっかり…もう我慢出来ないわ!これからは別々に暮らします!」
これはDV夫婦の会話ではない。アフリカ東部に位置する国・[[ソマリア]]とソマリランドの話である。
もともとソマリアは、イギリス領ソマリランドにイタリア領ソマリアが合併して生まれた国。
ソマリランドはイタリア領ソマリアと合併するために&bold(){5日間だけ}独立していたのである。
その後ソマリアは70年代に社会主義政権になったものの、場当たり的政策が仇となりあっという間に最貧国に転落。
90年には社会主義政権が崩壊するが、すぐに無政府状態へと突入した。
流石にソマリランド側は危機感を抱き、
&font(#ff0000){「ソマリアとの連邦は解消。再び独立する」}との宣言を発表したが、国内に独立問題を抱えている事が多いアフリカ諸国は一切これを認めなかった。
(ただしエリトリアを独立させた実績のあるエチオピアは、正式な国交は持たないが連絡事務所を設立している)
現状ソマリランドを承認する国は存在せずソマリアの一部と見なされているため、ソマリランドという国家は&font(#ff0000){国際的には存在しない}ということになる。
もちろん日本でも同様。
しかしソマリランドは諦めない。まずは地元の有力者達が協力し、国連の力を得て&font(#ff0000){武装勢力の武器を回収}。兵器は軍や警察、刑務所等一部の権力に限定された。
また初代大統領こそ暗殺に倒れたものの、二代目以降は&font(#ff0000){民主的な選挙}を実施。
他のアフリカ諸国のように大統領の得票率が90パーセントなんて馬鹿な事は無い。
ちなみに、2010年
&bold(){アフメッド・シランヨ}
が大統領になった。
そういう名前なので、
「ソマリランドの大統領って何て名前?」
「シランヨ」
「知らないのか」
「だからシランヨって」
&font(#ff0000){こんな会話になるかもしれない。}
シランヨ氏は2017年に大統領を退任した。
通貨&bold(){ソマリランド・シリング}はソマリア・シリングよりも安定している(というかソマリア・シリングがクズ過ぎる)。
近年ではその安全っぷりからツアーも組まれ、漫画家のやくみつるが旅行している。
てなわけで、いくら国際的にはソマリアだからと言って危険極まりないソマリアに行ってきたぜ武勇伝のようなことをしてはいけない。ソマリランドに失礼です。
ソマリランドの平和を願う方は追記、修正よろしくお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,10)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- すごいなこの国(?) -- 名無しさん (2015-03-22 17:45:53)
- 白人が作る歴史はすべておかしい -- 名無しさん (2015-03-25 20:44:23)
- 平和を望んだ者の勝利……? -- 名無しさん (2017-03-04 17:15:38)
- 平和でまともというが「ソマリアに比べて」であって先進国基準だと普通に危険地帯なのでへらへらしてると死ぬぞ -- 名無しさん (2017-09-19 17:30:48)
- ソマリランドに関しては本も出てるので是非読んでどうぞ -- 名無しさん (2018-03-29 15:29:46)
- 模範国家……? 野党が選挙に勝ちそうになると軍に制圧され、NGOの医師が殺され、警察と市民がアサルトライフルで銃撃戦を繰り広げる国が模範って記事主はどんな危険地帯に住んでるんだ -- 名無しさん (2018-03-29 17:30:59)
- ↑ 記事が書かれたor編集された時期にそれらが起きてなかったのかも? -- 名無しさん (2018-04-10 16:57:20)
- 国境なき医師団の医師が殺害されたのは2003年、警察と市民が撃ち合ったのが2005年、大統領選に反対する下院を軍が制圧したのが2009年。東にあるプントランド(自治権は主張するがソマリア連邦からの独立は主張していない)と2003年から領土を巡って紛争(武力衝突も含む)中。国際的には既に独立を認められているソマリア連邦共和国の一部でしかないので独立が承認されないのは当然だろう。 -- 名無しさん (2019-07-08 17:39:31)
- まあ某セフのせいで悪評は高いよね -- 名無しさん (2020-07-14 21:05:43)
#comment
#areaedit(end)
}