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&font(#6495ED){登録日}：2011/02/14(月) 04:05:09
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T-34とはソビエト連邦が開発した[[戦車>戦車(近代兵器)]]。
第二次世界大戦で活躍。ソビエト連邦がドイツ第三帝国に勝てたのは、少なからずこの戦車のおかげであると言える。
■開発経緯
1939年、ソビエト連邦の戦車の大半は、T-26軽戦車と快速戦車のBTシリーズであった。
T-26は歩兵支援用の戦車で、スペイン内乱では最強の戦車だったが、足が遅く、装甲も厚いとは言えなかった。
BTシリーズは機動性こそ良いが装甲が非常に薄く、彼の有名な&font(#ff0000){やわらか戦車}｢[[チハたん>97式中戦車]]｣に敗北を喫する程だった。
やわらか戦車の頭に&font(#ff0000){超}が付くレベルである。
スペイン内戦やノモンハン事変、後には冬戦争で、BTシリーズの装甲の薄さは重要な問題となっていった。
更に、ドイツ帝国がフランスやポーランド相手に｢電撃戦｣を行うと、戦車の戦争に置ける重要性は、高まっていった。
ソビエト赤軍は1937年、新型戦車の開発に着手する。
■T-34の技術的特徴
・傾斜装甲による高い防御性能
装甲が傾いていれば、弾を逸らして威力を減衰できる。簡単な発想だが、完成された傾斜装甲は本車が初。
現在でもロシア軍は傾斜装甲を非常に信頼する傾向があるが、本車の影響が大きいと思われる。
・76.2mm長砲身と言う比較的強力な砲
ドイツ軍の主力の三号戦車は50mm、四号戦車は76mmの短砲身であった事を考えると、この差は非常に大きい。
・履帯の幅が広く、沼地などに強い
当たり前だが、雪の上ではスキー板を履いた方が沈みにくい。
地味だがロシアの大地では、非常に重要な事。
・簡素な作りで信頼性と生産性が高い
最後になったが、戦争と言う広い視野で見れば、これが一番重要かもしれない。
1945年まで57000両のT-34が生産された。
ドイツ軍でT-34に対抗できると思われる戦車(ティーガー、パンター、四号戦車)は全部会わせても15000両でしか無い。
…が、57000両の内、なんと45000両以上破壊された。
■実戦において
独ソ開戦当初から、T-34は非常に大きな影響を与えた。
国防軍最高司令部作戦部長、アルフレート・ヨードルが日記に記すほど、この戦車は世界を震撼させた。俗にこれをT-34ショックと言う。
しかし、開戦当初のT-34は不良品が多く、またソビエト赤軍全体の混乱や練度の差で、敗北を重ねることになる。
幾ら[[一番良い装備>El Shaddai]]でも、レベル1ではラスボスには勝てないのである。
1942年に入って、経験を得た赤軍は反撃に移る。それでも、戦術の稚拙さにより損傷は多かったが、圧倒的な物量と性能差がそれをカバーした。
1942年末から1943年中頃には、ティーガーやパンターと言ったT-34を超える新型戦車が現れたが、T-34は数の多さでそれを弾き返した。
精密な兵器を少数量産するより、簡素化された兵器を大量生産する。
戦いは数だよ、兄貴!である。
■バリエーション
・T-34/85
76.2mm砲の代わり85mm砲に搭載した型。1944年から従来のT-34に代わり、1945年までで23000両近くが生産された。戦争後半では、完全にこちらが主力となっている。
パンターやティーガーにも対抗可能なように開発されたが、真正面からでは未だに不利。しかし、側面などを狙えば十分勝機はある。
ストーブと揶揄された[[M4>M4中戦車]]を主力とした米軍とは大違いであった。
また、これに対して、従来の76.2mm砲を装備したT-34をT-34/76と呼ぶこともある。
年代や工場によって、砲塔の形が微妙に違い、一流のT-34マニアは一目で｢○○年代、○○工場製っすね｣と答えられるとか…筆者は未だにT-34/76とT-34/85の区別しか付かない。
■戦後
1950年に、T-54/55が採用されるまで主力で有り続けた。
朝鮮戦争などでも、それなりの戦果をあげている。
現代でもアフリカの諸国が使用しているとか。まさに耐久性と信頼性の証である。
つい最近、第二次世界大戦から今まで、ずっーと沼地で水没していたT-34が引き揚げられた。
驚きなのが、そのT-34、エンジンがちゃんと動いたのである。
酸素の少ない泥沼の中では、老化が遅いらしいが……T-34恐るべし。
Wiki籠りはこの項目を追記・修正する！
大祖国と偉大なる同志の為に!
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T-34とはソビエト連邦が開発した[[戦車>戦車(近代兵器)]]。
第二次世界大戦で活躍。ソビエト連邦がドイツ第三帝国に勝てたのは、少なからずこの戦車のおかげであると言える。
■開発経緯
1939年、ソビエト連邦の戦車の大半は、T-26軽戦車と快速戦車のBTシリーズであった。
T-26は歩兵支援用の戦車で、スペイン内乱では最強の戦車だったが、足が遅く、装甲も厚いとは言えなかった。
BTシリーズは機動性こそ良いが装甲が非常に薄く、彼の有名な&font(#ff0000){やわらか戦車}｢[[チハたん>97式中戦車]]｣に敗北を喫する程だった。
やわらか戦車の頭に&font(#ff0000){超}が付くレベルである。
スペイン内戦やノモンハン事変、後には冬戦争で、BTシリーズの装甲の薄さは重要な問題となっていった。
更に、ドイツ帝国がフランスやポーランド相手に｢電撃戦｣を行うと、戦車の戦争に置ける重要性は、高まっていった。
ソビエト赤軍は1937年、新型戦車の開発に着手する。
■T-34の技術的特徴
・傾斜装甲による高い防御性能
装甲が傾いていれば、弾を逸らして威力を減衰できる。簡単な発想だが、完成された傾斜装甲は本車が初。
現在でもロシア軍は傾斜装甲を非常に信頼する傾向があるが、本車の影響が大きいと思われる。
・76.2mm長砲身と言う比較的強力な砲
ドイツ軍の主力の三号戦車は50mm、四号戦車は76mmの短砲身であった事を考えると、この差は非常に大きい。
・履帯の幅が広く、沼地などに強い
当たり前だが、雪の上ではスキー板を履いた方が沈みにくい。
地味だがロシアの大地では、非常に重要な事。
・簡素な作りで信頼性と生産性が高い
最後になったが、戦争と言う広い視野で見れば、これが一番重要かもしれない。
1945年まで57000両のT-34が生産された。
ドイツ軍でT-34に対抗できると思われる戦車(ティーガー、パンター、四号戦車)は全部会わせても15000両でしか無い。
…が、57000両の内、なんと45000両以上破壊された。
■実戦において
独ソ開戦当初から、T-34は非常に大きな影響を与えた。
国防軍最高司令部作戦部長、アルフレート・ヨードルが日記に記すほど、この戦車は世界を震撼させた。俗にこれをT-34ショックと言う。
しかし、開戦当初のT-34は不良品が多く、またソビエト赤軍全体の混乱や練度の差で、敗北を重ねることになる。
幾ら[[一番良い装備>El Shaddai]]でも、レベル1ではラスボスには勝てないのである。
1942年に入って、経験を得た赤軍は反撃に移る。それでも、戦術の稚拙さにより損傷は多かったが、圧倒的な物量と性能差がそれをカバーした。
1942年末から1943年中頃には、ティーガーやパンターと言ったT-34を超える新型戦車が現れたが、T-34は数の多さでそれを弾き返した。
精密な兵器を少数量産するより、簡素化された兵器を大量生産する。
戦いは数だよ、兄貴!である。
■バリエーション
・T-34/85
76.2mm砲の代わり85mm砲に搭載した型。1944年から従来のT-34に代わり、1945年までで23000両近くが生産された。戦争後半では、完全にこちらが主力となっている。
パンターやティーガーにも対抗可能なように開発されたが、真正面からでは未だに不利。しかし、側面などを狙えば十分勝機はある。
ストーブと揶揄された[[M4>M4中戦車]]を主力とした米軍とは大違いであった。
また、これに対して、従来の76.2mm砲を装備したT-34をT-34/76と呼ぶこともある。
年代や工場によって、砲塔の形が微妙に違い、一流のT-34マニアは一目で｢○○年代、○○工場製っすね｣と答えられるとか…筆者は未だにT-34/76とT-34/85の区別しか付かない。
■戦後
1950年に、T-54/55が採用されるまで主力で有り続けた。
朝鮮戦争などでも、それなりの戦果をあげている。
現代でもアフリカの諸国が使用しているとか。まさに耐久性と信頼性の証である。
つい最近、第二次世界大戦から今まで、ずっーと沼地で水没していたT-34が引き揚げられた。
驚きなのが、そのT-34、エンジンがちゃんと動いたのである。
酸素の少ない泥沼の中では、老化が遅いらしいが……T-34恐るべし。
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- 強い(確信) -- 名無しさん (2014-03-19 00:36:15)
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