アトム

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&font(#6495ED){登録日}:2010/11/20(土) 16:45:05 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){♪そ~ら~をこ~えて~ ♪ラララほ~し~のか~なた~} アトムとは、漫画の神、手塚治虫先生の作品であり、氏の代表作・『鉄腕アトム』の主人公である。本項目では彼について説明する。 なお、suncomics版準拠での説明になる事をご容赦ください。   ・出自 2002年、当時の科学省長官である天馬博士(ひのえうま年生まれ 群馬の人 本名・午太郎 練馬大学卒業)は、 息子の飛雄少年に実際に乗れて本物より速く走るエアカーのプラモを買い与える。 しかし、飛雄少年はそのプラモで公道を疾走中にダンプと衝突。還らぬ人となる。 悲しみに暮れた天馬博士は技術の粋を集めて息子のロボットを作成する事を決意。 資金面などで苦労しながらも2004年4月7日、ついにロボットは完成する。その製作費たるや、&bold(){10兆円}。 しかし、&font(#ff0000){ロボットは成長しない}。 息子の代わりを作り出すことに夢中になっていた天馬博士は今更のようにその事実に気づいてしまい、 憤怒と共に作り出したロボットをサーカスに売り飛ばしてしまう。 その後飛雄は新たな名前を与えられ、紆余曲折ありお茶の水博士に引き取られる&footnote(誕生編は「アトム大使」・「アトム今昔物語」・suncomics版で追加された「アトム誕生の巻」の3パターンがある)。 鉄腕アトムの誕生である。   ■キャラクター アトムの世界のロボットは高性能なモノになると人間と同じ様に考えることが出来、世界最高と言われるアトムは少年らしい無邪気さを持つが、 もちろん完璧ではなくロボットゆえに純粋な人間らしさが欠けている部分&footnote(「アルプスの決闘の巻」では『自然や芸術への感動』・『恐怖』等が感じられないと明かしている。)もあることをコンプレックスに感じている。 そしてロボットに対する人間からの差別という現実に直面し、高度な頭脳を持つがゆえに人間とロボットの間の壁に苦悩する事すらある。 ■7つの威力 アトムの代名詞的な能力。 因みに十万馬力(百万馬力)はカウントされない。 その一、ジェットで空を飛ぶ。(武器としても使える) その二、宇宙ではロケット噴射に切り替わる。 その三、六十ヶ国語をあやつる。 その四、人の心の善悪が分かる。 その五、聴力を一千倍にできる。 その六、目がサーチライトになる。 その七、尻からマシンガン。 幼年誌版やアニメ版で指ビーム。 アストロボーイでアームキャノンなどが追加された。まあお子様に「善悪がわかる」が能力だなんて説明しても理解不能だし。 ■パワー 皆さんご存知の通り10万馬力。「アトム大使」では500万ダイン(50㎏を1秒で1m動かす力。しょぼっ)だった。 その活躍たるやスーパーマン顔負けの代物で、 ・鉄骨や拳銃くらいなら飴みたいにクチャクチャに ・真正面から走ってきた車を片手で止める ・戦闘機をパンチ一発で破壊(幽霊製造機の巻) ・体当たりでコンクリートの壁や超合金性の扉を障子紙の様に突き破る ・超大型旅客機を下から持ち上げて軌道を変える(火星隊長の巻) ・暴れ回る10m級の巨大ロボットをものの数秒で解体(若返りガスの巻) ・野球ボールを投げて建物を端から端まで貫通(エジプト陰謀団の秘密の巻) ・ビルの壁や柱を打ちこわし、屋根を引っ張って20フロア分ほど引き千切る(マッド・マシーンの巻) ・中距離ミサイルを素手で掴んで受け止めて投げ返す(天馬族の砦の巻) ・巡航ミサイルを片っ端から掴み取って戦艦に向けて投げつけて粉砕(ロボット宇宙艇の巻) などと大盤振る舞い。 途中、100万馬力のロボット・プルートゥと戦うため、天馬博士が100万馬力に改造している(アニメ版ではいずれもこのシーンはカット)。 ■ディフェンス 全身がゴム製の人工皮膚で覆われており、質感は人間と大差ないが、体は極めて頑健。 同じ機能を有するコバルトやニセアトム、アトラスなどの打撃にも耐えうるほど頑丈で、 銃弾程度なら何十発受けようが弾き返し、爆弾が至近距離で5個連続で爆発してもほぼ損傷が無かった。 悪人が鉄骨でぶん殴った時には鉄骨の方が歪み、列車にはねられても列車の方が断裂する…どんな素材だ。 数千度のガスが充満する環境でもしばらくは駆動可能で、雷が直撃しても涼しい顔をしている。 ただし超強力な電磁波を受けると機械がダレるようで、手持ちの光線兵器でやられたこともある。 また首が壊れても稼働可能で、「海蛇島の巻」では首なし状態で日本に帰国、「デッドクロス殿下の巻」では別ロボの首だけ借りて影武者となっていた。 宇宙空間や深海1万mでも自在に動き回ることが可能で、常人なら圧死しかねないほどの遠心力にも平気で耐えることが出来るため、 前人未到の地の開発にも何回か従事している。 ■人物関係 アトムを取り巻く人物との関係 ◆天馬博士 アトムの生みの親。一時はDVの挙げ句にサーカスに売り飛ばすが、後にアトムの要望を呑んで百万馬力に魔改造したり、アトムの両親の頭脳を育てたりした。 「アトム大使」ではアトムそっちのけで宇宙人への国家的ヘイトクライムに走り、その果てに…。 酷い仕打ちをしてしまったアトムに対して複雑な感情を抱いており、 アトムを中心とした帝国を作ろうとしたり、天才をこじらせた様子。 ◆お茶の水博士 よくアトム製作者と間違われる鼻デカ博士。天馬博士の後任の科学省長官で、アトムにとっては育ての親にあたる人物。 裏設定では『火の鳥』シリーズから呪われ中の猿田一族の子孫。 彼の代では先祖が犯した罪の清算は収束に向かいつつあるらしいが、まだ償い切れてはいないらしく、 敵にさらわれたりなんだりとトラブルに巻き込まれることが多いのはそのせいらしい。 ◆アトムの両親 お茶の水博士謹製の両親。 作られたのがアトムよりも後だったため実質的にアトムよりも年下であり、 作られたばかりだったので常識を知らなかった。 後に人間らしさを学ぶ情操教育として、アトムと同じ小学校の1年生として通うことになった。 「アトム今昔物語」では、母の顔は天馬博士の妻(故人)を模して造られている。 ◆伴 俊作 誰かわからない? ヒゲおやじだよ。アトムの担任だったり、私立探偵だったりと忙しいお人。手塚作品には欠かせない名脇役。 ◆ウラン アトムの妹。十万馬力だが7つの威力は無い。 ウラン登場話は複数存在するが、先生がどれが正規エピソードか忘れた為に出自不明。   ◆コバルト アトムが行方不明になった際に作成されたいわばアトム二号機。 概ね、アトムに準ずる性能を持つが急いで作成されたためにアトム程の器用さを持たない。 正確もアトムに比べてのんびり屋で、どことなく頼りないのだがキメる時はキメる、憎めない弟。 また、部品の一部がアトムと反転して作成されており、その部分がアトムと共鳴してお互いを呼び合っている。 &u(){雑誌連載時では「破壊されて死亡し、墓石付きのお墓が建てられる」という、どこぞのゲーム版を思い出させるような鬱展開が描かれたが、 単行本化の際にカットされなかったことにされた。} ◆[[プルートゥ>プルートゥ(鉄腕アトム)]] 最も有名なアトムの敵。最強を決めるべくアトム始め七体を葬ろうとしたが、ウランとの交流により戦いに疑問を持つようになり、 最終的に戦いを放棄する。しかし、そこに現れた謎のロボットボラーの挑戦を受けて立ち、結果、敗北を喫して破壊される。 高い格闘能力と伸縮自在の角、腕を広げ回転する事で発生させる竜巻が武器。 ◆アトラス アストロボーイで有名になった敵。オリジナルは筒状の尻からジェット出して飛ぶ。 ◆青騎士 ロボット王国造ろうぜ!! 間接的にだがコイツのせいでアトムは死にました。 ◆ハムエッグ 「アトム今昔物語」ではサーカス団長としてアトムをこき使い、「アトム誕生」では天馬博士からアトムを買い受けサーカスに売り払った。 ◆アセチレン・ランプ いつも通り ◆タマオ アトムの親友その一。 メガネのだめなヤツ。アトム本編の前章「アトム大使」では前半のキーパーソンとなった。 ◆四部垣 アトムの親友その二。 ガキ大将で金持ち。 ◆ケン一 アトムの親友その三。 手塚作品で常連な優等生キャラで、非常時にはまとめ役として活躍する。   ■アトムの最期 一番有名なのが初代アニメの最終話だが、漫画版では複数の後日談(後日談同士は完全なパラレル)が存在する。 後日談の共通は「宇宙人に修理され地球に帰るが、過去に着いてしまう」というもの。 中でもアトム今昔は一読の価値あり。 また作者自身が書いていて嫌になった「アトムの最期」なる短編もあるが…実は本掲載時に同時掲載されたのが水木しげるの『その後のゲゲゲの鬼太郎』という明るい(?)後日談だったりした。 また、最終話の後に別個体のアトムが造られるというものもある。   ちなみに本連載時は掲載誌自体が打ち切られたため普通の話で終了している。 ■余談 実はテレビアニメ版に先駆けて実写化されたことがある。 約40年前であることを考慮しても&font(#ff0000){余りにも残念過ぎるクオリティ}で[[黒歴史]]となっていたが、DVD-BOX化が決定した。 主題歌で「ぼくはよいこだ鉄腕アトム」とか言っている。 またsuncomics版・手塚治虫漫画全集版での別巻(番外編及びカラーアニメ版とのタイアップ連載編を収録。光文社文庫版では第15巻)では、なぜか『[[ブラック・ジャック>ブラック・ジャック(漫画)]]』の「おまえが犯人だ」&footnote(アトム顔の少年が主人公の話)と、 アトムと言うには果てしなく微妙な短編「わが名は百科」が収録されている。 因みにアトムの動力は原子力だが普通に&bold(){尻}や首、胸などの補給口から補給してる。 近くに人がいても。 しかしアトムの寝たベッドから放射線の反応が出なかった為、普段は問題ないが、アトム曰く乱暴にすると放射線が漏れるらしい。 カラーアニメやリメイク版では重水素カプセル内蔵のカセットを挿入する形になったため、放射能漏れはなくなった。 追記・修正おねがいします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 後日談の一つに未来の世界はロボットが人間育て殺しあいさせるようになっててアトムは博物館に展示してたな -- 名無しさん (2013-12-15 13:15:48) - あれは多元世界のどっかであり「アトムの完結編ではない」つってた、並行世界の未来を描いた作品はアトム還るとかアトム2世とか今昔とかいろいろあるね -- 名無しさん (2014-02-03 14:06:18) - 当時はお尻からマシンガンが出るのがカッコよかったのかなぁ? -- 名無しさん (2014-02-15 13:06:10) - ↑3「アトムの最期」ね・・・これは嫌だった。 -- 名無しさん (2014-02-15 13:26:59) - 「乱暴にすると放射線が漏れるらしい」ってドコを乱暴にするんですかねぇ・・・ -- 名無しさん (2014-02-24 08:29:46) - ↑原子炉・・・他にどこを? -- 名無しさん (2014-02-24 11:41:53) - パラレルに未来の世界は・人類が滅び蟻とキリギリスのような生物が人間になっている・大災害で人間が沢山死にロボットが人間育ててある程度育てて殺し合わせて楽しむ とかあったな -- 名無しさん (2014-02-24 12:11:55) - アストロボーイ版のアームキャノンを構えたアトムを見て、機動刑事ジバンが頭をちらついてどうしようもなかった(アトムとロックマンの関係が、メタルヒーローシリーズとロボコップに似ているため) -- 名無しさん (2014-03-18 22:19:54) - ↑ 設定の都合とはいえ、アトムの不殺主義なところが好きじゃなかった -- 名無しさん (2014-03-30 21:17:01) - 手塚先生は自書の中でアトムを駄作とまで言ってたな… -- 名無しさん (2014-06-09 23:52:24) - 読んでみると「ここでアトム終らせたかったんじゃないか」って思えるシーンいくつかあるしな。バラバラに吹き飛んだりとか。 -- 名無しさん (2014-06-09 23:54:23) - GBAのアクションゲームはマジで神ゲーだったな。ゲームとしての面白さも手塚キャラ達の扱いもストーリーの出来も素晴らしいし、原作と3大アニメの要素を併せ持ってるところも凄い -- 名無しさん (2014-06-10 00:00:38) - 人気のため無理やり続けさせられた作品なので、手塚氏自身はアトムが嫌いだったらしい。 -- 名無しさん (2014-06-10 06:20:50) - ↑2 ゾルゲ「でしょ?」 -- 名無しさん (2014-06-10 06:39:12) - ビルぶっ千切ったり、戦車をダンゴにしたり、光の速度の攻撃よけたり今考えてみりゃすごい性能だなマジで。天馬博士は何考えてたんだか。 -- 名無しさん (2014-08-20 23:38:41) - ↑4ガロンが子供向けとしてはエグい難易度だったがな -- 名無しさん (2014-09-06 19:05:51) - ↑2 あれだ、何があってももう飛雄を死なせたくなかったんだろう。&br()鉄腕アトムって名前はサーカスに出演してる時に付けられたんじゃなかったっけ。あとコバルトはアトムがなんかで失踪したときに爆弾の解体をさせようとして作られた初登場エピソードがちゃんとあったと思う -- 名無しさん (2015-09-06 17:46:15) #comment #areaedit(end) }
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ヒゲおやじだよ。アトムの担任だったり、私立探偵だったりと忙しいお人。手塚作品には欠かせない名脇役。 ◆ウラン アトムの妹。十万馬力だが7つの威力は無い。 ウラン登場話は複数存在するが、先生がどれが正規エピソードか忘れた為に出自不明。   ◆コバルト アトムが行方不明になった際に作成されたいわばアトム二号機。 概ね、アトムに準ずる性能を持つが急いで作成されたためにアトム程の器用さを持たない。 正確もアトムに比べてのんびり屋で、どことなく頼りないのだがキメる時はキメる、憎めない弟。 また、部品の一部がアトムと反転して作成されており、その部分がアトムと共鳴してお互いを呼び合っている。 &u(){雑誌連載時では「破壊されて死亡し、墓石付きのお墓が建てられる」という、どこぞのゲーム版を思い出させるような鬱展開が描かれたが、 単行本化の際にカットされなかったことにされた。} ◆[[プルートゥ>プルートゥ(鉄腕アトム)]] 最も有名なアトムの敵。最強を決めるべくアトム始め七体を葬ろうとしたが、ウランとの交流により戦いに疑問を持つようになり、 最終的に戦いを放棄する。しかし、そこに現れた謎のロボットボラーの挑戦を受けて立ち、結果、敗北を喫して破壊される。 高い格闘能力と伸縮自在の角、腕を広げ回転する事で発生させる竜巻が武器。 ◆アトラス アストロボーイで有名になった敵。オリジナルは筒状の尻からジェット出して飛ぶ。 ◆青騎士 ロボット王国造ろうぜ!! 間接的にだがコイツのせいでアトムは死にました。 ◆ハムエッグ 「アトム今昔物語」ではサーカス団長としてアトムをこき使い、「アトム誕生」では天馬博士からアトムを買い受けサーカスに売り払った。 ◆アセチレン・ランプ いつも通り ◆タマオ アトムの親友その一。 メガネのだめなヤツ。アトム本編の前章「アトム大使」では前半のキーパーソンとなった。 ◆四部垣 アトムの親友その二。 ガキ大将で金持ち。 ◆ケン一 アトムの親友その三。 手塚作品で常連な優等生キャラで、非常時にはまとめ役として活躍する。   ■アトムの最期 一番有名なのが初代アニメの最終話だが、漫画版では複数の後日談(後日談同士は完全なパラレル)が存在する。 後日談の共通は「宇宙人に修理され地球に帰るが、過去に着いてしまう」というもの。 中でもアトム今昔は一読の価値あり。 また作者自身が書いていて嫌になった「アトムの最後」なる短編もあるが…実は本掲載時に同時掲載されたのが水木しげるの『その後のゲゲゲの鬼太郎』という明るい(?)後日談だったりした。 また、最終話の後に別個体のアトムが造られるというものもある。   ちなみに本連載時は掲載誌自体が打ち切られたため普通の話で終了している。 ■余談 実はテレビアニメ版に先駆けて実写化されたことがある。 約40年前であることを考慮しても&font(#ff0000){余りにも残念過ぎるクオリティ}で[[黒歴史]]となっていたが、DVD-BOX化が決定した。 主題歌で「ぼくはよいこだ鉄腕アトム」とか言っている。 またsuncomics版・手塚治虫漫画全集版での別巻(番外編及びカラーアニメ版とのタイアップ連載編を収録。光文社文庫版では第15巻)では、なぜか『[[ブラック・ジャック>ブラック・ジャック(漫画)]]』の「おまえが犯人だ」&footnote(アトム顔の少年が主人公の話)と、 アトムと言うには果てしなく微妙な短編「わが名は百科」が収録されている。 因みにアトムの動力は原子力だが普通に&bold(){尻}や首、胸などの補給口から補給してる。 近くに人がいても。 しかしアトムの寝たベッドから放射線の反応が出なかった為、普段は問題ないが、アトム曰く乱暴にすると放射線が漏れるらしい。 カラーアニメやリメイク版では重水素カプセル内蔵のカセットを挿入する形になったため、放射能漏れはなくなった。 追記・修正おねがいします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 後日談の一つに未来の世界はロボットが人間育て殺しあいさせるようになっててアトムは博物館に展示してたな -- 名無しさん (2013-12-15 13:15:48) - あれは多元世界のどっかであり「アトムの完結編ではない」つってた、並行世界の未来を描いた作品はアトム還るとかアトム2世とか今昔とかいろいろあるね -- 名無しさん (2014-02-03 14:06:18) - 当時はお尻からマシンガンが出るのがカッコよかったのかなぁ? -- 名無しさん (2014-02-15 13:06:10) - ↑3「アトムの最期」ね・・・これは嫌だった。 -- 名無しさん (2014-02-15 13:26:59) - 「乱暴にすると放射線が漏れるらしい」ってドコを乱暴にするんですかねぇ・・・ -- 名無しさん (2014-02-24 08:29:46) - ↑原子炉・・・他にどこを? -- 名無しさん (2014-02-24 11:41:53) - パラレルに未来の世界は・人類が滅び蟻とキリギリスのような生物が人間になっている・大災害で人間が沢山死にロボットが人間育ててある程度育てて殺し合わせて楽しむ とかあったな -- 名無しさん (2014-02-24 12:11:55) - アストロボーイ版のアームキャノンを構えたアトムを見て、機動刑事ジバンが頭をちらついてどうしようもなかった(アトムとロックマンの関係が、メタルヒーローシリーズとロボコップに似ているため) -- 名無しさん (2014-03-18 22:19:54) - ↑ 設定の都合とはいえ、アトムの不殺主義なところが好きじゃなかった -- 名無しさん (2014-03-30 21:17:01) - 手塚先生は自書の中でアトムを駄作とまで言ってたな… -- 名無しさん (2014-06-09 23:52:24) - 読んでみると「ここでアトム終らせたかったんじゃないか」って思えるシーンいくつかあるしな。バラバラに吹き飛んだりとか。 -- 名無しさん (2014-06-09 23:54:23) - GBAのアクションゲームはマジで神ゲーだったな。ゲームとしての面白さも手塚キャラ達の扱いもストーリーの出来も素晴らしいし、原作と3大アニメの要素を併せ持ってるところも凄い -- 名無しさん (2014-06-10 00:00:38) - 人気のため無理やり続けさせられた作品なので、手塚氏自身はアトムが嫌いだったらしい。 -- 名無しさん (2014-06-10 06:20:50) - ↑2 ゾルゲ「でしょ?」 -- 名無しさん (2014-06-10 06:39:12) - ビルぶっ千切ったり、戦車をダンゴにしたり、光の速度の攻撃よけたり今考えてみりゃすごい性能だなマジで。天馬博士は何考えてたんだか。 -- 名無しさん (2014-08-20 23:38:41) - ↑4ガロンが子供向けとしてはエグい難易度だったがな -- 名無しさん (2014-09-06 19:05:51) - ↑2 あれだ、何があってももう飛雄を死なせたくなかったんだろう。&br()鉄腕アトムって名前はサーカスに出演してる時に付けられたんじゃなかったっけ。あとコバルトはアトムがなんかで失踪したときに爆弾の解体をさせようとして作られた初登場エピソードがちゃんとあったと思う -- 名無しさん (2015-09-06 17:46:15) #comment #areaedit(end) }

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