イザーク・ジュール

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&font(#6495ED){登録日}:2011/02/14 Mon 23:33:27 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){「この腰抜けどもがあぁ!」}} 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの登場人物。 *【プロフィール】 人種:[[コーディネイター>コーディネイター(ガンダムSEED)]] CV:[[関智一]] 生年月日:C.E.54年8月8日 [[星座>黄道十二星座]]:獅子座 [[血液型]]:O型 年齢:17歳→19歳 [[身長]]:175cm→177cm 体重:66kg→56kg 趣味:民俗学・お守り集め 髪色:銀 瞳:薄い青 出身:プラント マティウス市 主な搭乗機 ・[[デュエルガンダム]] ・[[スラッシュザクファントム>ザクウォーリア/ザクファントム]] ・[[グフイグナイテッド(専用機)>グフイグナイテッド]] 実は[[フリーダムガンダム]]のパイロット候補でもあった。 *【人物】 銀髪のオカッパ頭が特徴の美少年。 第二世代コーディネイターで、母はプラント最高評議会議員エザリア・ジュール。 プライドの高い激情家で、士官アカデミーをトップクラスの成績で卒業し赤服を纏うザフトのエリートパイロットとなった。 だが同期であり常に自分を上回る成績を修めていた[[アスラン・ザラ]]に激しい対抗心を燃やしており、何かにつけては反発し食ってかかっていた。 アカデミーを卒業し共にエース部隊であるクルーゼ隊に配属されてもそれは変わらず、チーム全体の不協和音を引き起こしている。 なお、射撃の科目は1位だったのだが、彼によると最終テストの日アスランは熱を出していたらしく、結果に納得していない。 アカデミー時代からルームメイトだった[[ディアッカ・エルスマン]]とは親友であり、アスランに負ける度に部屋でヒステリーを起こして暴れ、彼に後始末をさせていた。 実は[[ラクス・クライン]]のファン。彼女がアスランと婚約関係にあった時期はぶつくさ言いつつも、内心では渋々お似合いだと認めていた。 本編序盤は傲慢でコーディネイター至上の選民思想に染まりきり、ナチュラルを侮蔑するイヤミな男だった。 威勢良く[[キラ・ヤマト]]に挑んでは真っ先に返り討ちに遭い、敗退を繰り返す、まさに[[ジェリド>ジェリド・メサ]]な役回り。 そのまま負け続けて戦死する予定だったが、関智一の熱演やギャグキャラすれすれの空回りっぷりが徐々に浸透し、 (黙っていれば美形なのも相まって)遂にはファンからの助命嘆願が起こるほどの人気を獲得していった。 同時に、物語でも人間として大きく成長していく事になる。 監督いわく「SEEDで最も一人歩きして成長してくれたキャラクター」。   やがて、直情的で短気な所は変わらないものの、根本には優しさを備えた気丈で正義感の強い武人肌の熱血漢へ。 隊長となった頃には既に空回りしなくなっていることもあり、厳しくも部下思いな上官として[[シホ・ハーネンフース]]らジュール隊員からの信頼は厚い。 特にシホからは一人の男性としても慕われている節がある。 前述の通りSEED中盤までは難のある行動ばかりの問題児でこの頃は……と見る人も多いが、 SEED終盤にディアッカを始めとする多くの人間が三隻同盟へと移り、同じザフトの[[ラウ・ル・クルーゼ]]や[[パトリック・ザラ]]も暴走する中で、 プラントの市民を守る為に頑張った姿勢はファンに高く評価され、成長したことは基本的に好意的に見られている。 核ミサイルがプラントに撃ち込まれそうになったときは、涙ながらに叫びながら部下に指示を出しており、市民を守ろうとする意思が痛いほど伝わってくる。 ちなみに続編であるDESTINYの最終決戦では[[エターナル>エターナル(ガンダムSEED)]]が(元々は)ザフトの艦であると詭弁を弄する策でザフト所属のままオーブ陣営に付き、一部視聴者には落胆された。 ただ実際にはこれは自軍のレクイエム使用など不信が重なっての事であり、経緯を順に追っていけばそこまでおかしい行動ではない。 詳細は後述。 *【作中の活躍】 **■C.E.71(『SEED』) クルーゼ隊の一員としてヘリオポリスを強襲し、奪取したデュエルをそのまま愛機に。 その後アークエンジェル追撃任務に就き、[[キラ>キラ・ヤマト]]の乗る[[ストライク>ストライクガンダム]]と度々交戦し追い詰める。 しかし初めて[[SEED>SEED(能力)]]を覚醒させたキラに敗北したうえ、顔に大きな傷を負う。 元来自分たちに劣る存在と認識していたナチュラルが操縦していると思っている((アスランの報告をクルーゼ経由で受けたパトリックが情報を握りつぶしたためザフトではストライクのパイロットがコーディネイターとは知られていなかった))ストライクに傷を負わされたことは、 イザークのプライドに顔の物以上の傷を付け、以降はストライク撃墜に執念を燃やすようになる。 なお、C.Eの医療技術であれば顔の傷は消せるのだが、屈辱を忘れない為に敢えて傷を残した。 激昂するあまり冷静な判断がつかなくなり、[[ストライク>ストライクガンダム]]との交戦中に横切ったヘリオポリス避難民が乗った非戦闘用の脱出シャトルを、 攻撃を邪魔された腹いせに撃墜する暴挙を犯す事さえあった((この時の台詞から分かる通り、イザークは乗っているのが民間人という事は知らなかった。一方でそれが脱出シャトルで無抵抗ということは承知しつつ狙って落としたことは事実である。また、DESTINYでの回想からシャトルに乗っていたのが民間人である事は後で知った模様。))。 地球に降りてからもその憎悪は晴れず、アークエンジェルを追いストライクと対決した。 しかし[[ニコル>ニコル・アマルフィ]]の[[死]]に涙し、アスランとディアッカが生死不明になっても生還を信じるなど、徐々に仲間意識が表面化し態度にも変化が現れるように。 ストライクを倒したアスランが無事生還しプラントに帰国する際には不器用な激励を送り、再会と互いの無事を祈って握手を交わした。 その後、オペレーション・スピットブレイクに参加する。その際、直前になっての目標変更に全兵士が動揺する中、ただ一人だけ議長の意図を理解する姿が見られた。更に地球連合軍の戦闘車両に足を掬われた味方[[バクゥ>モビルバクゥ]]の援護をするなど、かつての単独行動ばかりしていた姿は見られない。この戦闘では突如現れた[[フリーダム>フリーダムガンダム]]に命を救われるが、コクピットを狙わず最後まで撤退するよう叫ぶキラに動揺を隠しきれなかった。 これを皮切りに、続くパナマ攻略戦では憎悪に駆られた友軍が降伏した敵兵を虐殺する様子を目の当たりにし((ノベライズ版では否定する形ではあるがこの光景に恐怖を感じていると思しき描写がある))、 宇宙に戻ってからもラクスや[[バルトフェルド>アンドリュー・バルトフェルド]]、そしてアスランの離反を知らされるなど、自分の復讐心以外で戦争に目を向けるようになる。 そして、短いながらも顔を合わせたフレイの存在、メンデルにおけるディアッカとの再会と対話((フリーダムに乗るキラがかつてのストライクのパイロットであり、アスランの親友のコーディネイターであるといった事実を告げられた))を経て、ナチュラルに対する偏見に満ちた一方的な差別思想とコーディネイターの優越思想は薄れていき、 戦争そのものの大局を見据える目を開眼させていく。 最終決戦である第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、遂に自らの部隊“ジュール隊”を指揮する。 プラントを守るためディアッカ、アスランをはじめとした三隻同盟の面々と共闘すると共に、自身も鬼神の如き強さを発揮。 SEED発動状態のキラとアスランが二人がかりでもやられることはなくとも倒せもしないという苦戦を強いられていた連合の新型ガンダム3機の内2機を、 同系列機の中で最も性能の低いデュエルで打ち破るという大金星を挙げた。 (もう一機はミーティアを装備したフリーダムとジャスティスが挟み撃ちになった結果仕留めた) 更には連合の核攻撃隊の母艦だった[[ドゥーリットル>アガメムノン級宇宙戦艦]]を単機で撃沈し、プラントへの攻撃を大きく削いだ。 その後は中破している[[バスター>バスターガンダム]]と共にアークエンジェルに着艦し、ディアッカと会話している様子が描かれている。 ディアッカの取りなしかアークエンジェルで補給を受け(ストライクの装備を利用)、再出撃していた。 停戦後はしばらく最年少評議会議員として政界に身を置く。 この時過去の呪縛から解き放たれたのか、顔の傷は治療して消していた。 尚、オーブ潜入時の際に市街にてお守りを購入しており、後に自身の隊員に渡したりするなど彼の優しさが伺える。 **■C.E.73(『SEED DESTINY』) 民間人の乗ったシャトルの撃墜や脱走兵であるディアッカを見逃した件について責任を問われるも、[[ギルバート・デュランダル]]議長の説得により特赦。 この際に語る議長の回想は名演説の一つ。 &color(#3B4EF0){「大人達の都合で始めた戦争に若者を送って死なせ、そこで誤ったのを罪と言って彼等を処分してしまったら、一体誰がプラントの未来を担うと言うのです。辛い経験をした彼等にこそ私は平和な未来を築いてもらいたい!」} こうして復帰を許されたイザークは彼に恩義を感じ、その理念に共鳴して最前線で働く事となる。 司令官級を意味する白服を身に纏い、再び結成されたジュール隊を率いて旗艦ボルテールの指揮を執り、 かつての短気で浅慮な行動は鳴りを潜めてベテランの風格が少しずつ身に付いている。 ユニウスセブン落下テロ事件発生時には自らも青いザクファントムを駆り出撃。テロリストに強襲を受けた味方を助けに入った。 その場にいたアスランに文句を言いながらも、ディアッカ、アスランと共にクルーゼ隊在籍時以上の連携を見せ、テロリストやファントムペインらを圧倒した。 アスランと[[タリア>タリア・グラディス]]がフェイスに任命される時には直接の再会を果たし、混迷する事態にどう動くべきか悩んでいるアスランにザフトに戻るよう後押しする。 (この頃はデュランダル議長はまだ表向き大人しくしており、[[デスティニープラン]]も表明しておらず、直後のザフトによるラクス達の[[暗殺]]未遂の動きなども知らないため、特に疑念を抱いていない) 終盤はパーソナルカラーの白いグフイグナイテッドに搭乗し、逃亡した[[ロード・ジブリール]]が展開する部隊と交戦。 発射された[[レクイエム>レクイエム(ガンダムSEED DESTINY)]]によりプラントの''コロニー6基が崩壊し、少なくとも百万人以上が死亡''という光景を目の当たりにする。 なんとしても2射目を阻止すべくプラントを守るため決死の猛攻を仕掛け、どうにかレクイエムの中継ステーションを破壊する事に成功した。 この頃には既にアスラン脱走や[[デスティニープラン]]などによってデュランダル議長に疑念を抱くようになっていた。 そして自分達ジュール隊が必死で発射を食い止めた忌むべきレクイエムを、議長は''密かに接収・修理し、しかも使用した''事で不信は決定的なものとなる。 これによりイザークはこの有無を言わさぬ反対勢力掃討に異議を唱え、ディアッカと共にアスランに加勢して反旗を翻す事となる。 なおこの時、ディアッカ以外の部下を巻き込まぬようわざわざボルテールに後退を指示しており、自らの独断を強調している。 成長したなイザーク…。 この離反の際の言い訳の詭弁である&color(#3B4EF0){「ザフトの&ruby(ふね){艦}だ、あれは!」}は一部の視聴者を落胆させたシーンであるが、 実のところイザーク視点では特におかしい行動ではない。 アスランの脱走の件について「死亡」のみで詳細が知らされず、これだけでも不信のきっかけだが、決定的なのがレクイエム接収の件。 前大戦のザラ派ですら「ナチュラルの野蛮な核」に代表されるように、自国に被害をもたらした敵の兵器を自分たちが使う事は禁忌としている上、 前大戦で核やジェネシスといった世界を滅ぼす忌むべき兵器とその被害を目の当たりにしてきた彼らにとって、存在そのものが不信感の塊である。 何より、&color(red){かつてパトリック・ザラがそうしたように、戦争終結の方便で地球に照準を向けて生物を死滅させようとした愚行}を、 レクイエムを修復した挙句実際に使用したデュランダル議長が繰り返さないなどという保証はどこにもない。 デスティニープランをどう広めるかや、実際にも「反対者を世界の敵としてレクイエムを撃とうとした」ことからも、 ナチュラル殲滅は狙っていないにせよプランへの反対者の弾圧を狙っていることは容易に推測できる。 その暴走を止めるべく、裏切りのリスクを背負ってまで止めるべく動いたことは良識故の結果である。 終戦後はシホと共にプラント本国へ戻るラクスに随行してエターナルに乗り込んでいる。 議会の場へ向かうラクスの傍らにいた事から、側近となった模様。   *【名(迷)台詞】 「きゃわしたぁ!?(躱したぁ!?)」 「痛い…痛い…痛いぃ……」 「逃げ出した腰抜け兵がぁ!」 「ザラ隊の諸君!さて、栄えある我が隊の初任務の内容を伝える。それは!これ以上ないと言うほど重大な!……隊長の捜索である」 「伊達に赤を着てる訳じゃないんだぞ!」 「あのミサイルを落とせーっ!プラントをやらせるなぁぁぁぁ!!」 「うるさい!今は俺が隊長だ!命令するな、民間人がぁ!!」 「これで買い物とか言ったら、俺は許さんからな!」 「ザフトの船だ、あれは!」 「貴様!俺にG同士のファイトを挑む気か!?」 「こんなやつにぃぃぃ!」 「キエェェェェァ!」 「見つけたぞ、ストライクゥゥゥゥ!」 「傷が…傷が疼くんだよぉぉぉぉ!」 「我が流派東方不敗の……って違うわ!馬鹿者!」 *【他媒体での活躍】 [[[スーパーロボット大戦シリーズ]]] 能力的には悪くないのだが、SEED・DESTINYのいずれにおいても原作再現の都合から加入するのが終盤になってしまい、活躍が限られる。 更に、[[精神コマンド>精神コマンド(スパロボ)]]が「ド根性」「気迫」等のスーパー系寄りになっており、デュエルやグフといった乗機との相性もあまり良くない。 そのくせ「必中」を持っている作品は殆どなかったり。さすがに「集中」は持っているが。 しかし、『[[W>スーパーロボット大戦W]]』や『[[K>スーパーロボット大戦K]]』ではなんと「魂」を覚えるため、特に珍しく中盤参戦の『K』では[[アカツキ>アカツキ(MS)]]辺りに乗せれば活躍を見込める。『[[L>スーパーロボット大戦L]]』では条件を満たすとデュエルに乗せ換えることも可能。 中の人故か「ガンダムファイト」や「[[シャイニングフィンガー>シャイニングフィンガー/ゴッドフィンガー]]」等の声優ネタを頻繁に振られる。 機動戦士ガンダムSEED DESTINY~GENERATION of C.E. SEED時代の姿でスペシャルアタックを繰り出すと専用カットインが出るのだがやけに痛そうに傷跡を抑えながら叫ぶ。 原作準拠ストーリーでは地味ながら活躍しており、パナマ攻略戦ではジャン・キャリーと交戦する一面も見られる。 だがDESTINYの後半オリジナルルートの一つでは、再びザフトを裏切るディアッカの背に銃口を向けるも撃てずに見逃してしまう。その後戦場で相対すると専用のセリフが聞けるが、レクイエムの一件が無かったのもあってかデュランダル議長を裏切るつもりは一切無い模様。 なお、専用グフイグナイテッドの情報が無かった時代なので最後までスラッシュザクファントムに乗り続ける。 EXVSシリーズ [[EXVSFB>機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOST]]よりデュエルASで参戦。 …したのはいいが、何故かやたらと俺様キャラが強調されており、クルーゼ隊長を「クルーゼさん」とズレた敬称で呼んだり、あれほど劇中で追いかけまわしていたストライクがいてもスル―したりと、キャラ崩壊を起こしていた。 同期に関しても固有の台詞は無く、同じFB時代から参加したキャラ同士の掛け合いばかり存在する((これについてはEXVSシリーズ全体でそういう掛け合い実装がされているので、イザークだけの話ではない。))。 通称「イサーク・シュール」 流石にツッコミが多数入ったようで、[[EXVSMBON>機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]までにボイスが全体的に見直された。 合わせてニコルに対して新規の掛け合いが実装されたが、実装順の関係で後に実装された相棒のディアッカに対しては固有のセリフはなし。 ディアッカからの一方的なリアクションのみになってしまった。 今度は俺が追記・修正してやる……それまで消されるんじゃないぞ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,14) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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実は[[ラクス・クライン]]のファン。彼女がアスランと婚約関係にあった時期はぶつくさ言いつつも、内心では渋々お似合いだと認めていた。 本編序盤は傲慢でコーディネイター至上の選民思想に染まりきり、ナチュラルを侮蔑するイヤミな男だった。 威勢良く[[キラ・ヤマト]]に挑んでは真っ先に返り討ちに遭い、敗退を繰り返す、まさに[[ジェリド>ジェリド・メサ]]な役回り。 そのまま負け続けて戦死する予定だったが、関智一の熱演やギャグキャラすれすれの空回りっぷりが徐々に浸透し、 (黙っていれば美形なのも相まって)遂にはファンからの助命嘆願が起こるほどの人気を獲得していった。 同時に、物語でも人間として大きく成長していく事になる。 監督いわく「SEEDで最も一人歩きして成長してくれたキャラクター」。   やがて、直情的で短気な所は変わらないものの、根本には優しさを備えた気丈で正義感の強い武人肌の熱血漢へ。 隊長となった頃には既に空回りしなくなっていることもあり、厳しくも部下思いな上官として[[シホ・ハーネンフース]]らジュール隊員からの信頼は厚い。 特にシホからは一人の男性としても慕われている節がある。 前述の通りSEED中盤までは難のある行動ばかりの問題児でこの頃は……と見る人も多いが、 SEED終盤にディアッカを始めとする多くの人間が三隻同盟へと移り、同じザフトの[[ラウ・ル・クルーゼ]]や[[パトリック・ザラ]]も暴走する中で、 プラントの市民を守る為に頑張った姿勢はファンに高く評価され、成長したことは基本的に好意的に見られている。 核ミサイルがプラントに撃ち込まれそうになったときは、[[涙]]ながらに叫びながら部下に指示を出しており、市民を守ろうとする意思が痛いほど伝わってくる。 ちなみに続編であるDESTINYの最終決戦では[[エターナル>エターナル(ガンダムSEED)]]が(元々は)ザフトの艦であると詭弁を弄する策でザフト所属のままオーブ陣営に付き、一部視聴者には落胆された。 ただ実際にはこれは自軍の[[レクイエム>レクイエム(ガンダムSEED DESTINY)]]使用など不信が重なっての事であり、経緯を順に追っていけばそこまでおかしい行動ではない。 詳細は後述。 *【作中の活躍】 **■C.E.71(『SEED』) 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その後は中破している[[バスター>バスターガンダム]]と共にアークエンジェルに着艦し、ディアッカと会話している様子が描かれている。 ディアッカの取りなしかアークエンジェルで補給を受け(ストライクの装備を利用)、再出撃していた。 停戦後はしばらく最年少評議会議員として政界に身を置く。 この時過去の呪縛から解き放たれたのか、顔の傷は治療して消していた。 尚、オーブ潜入時の際に市街にてお守りを購入しており、後に自身の隊員に渡したりするなど彼の優しさが伺える。 **■C.E.73(『SEED DESTINY』) 民間人の乗ったシャトルの撃墜や脱走兵であるディアッカを見逃した件について責任を問われるも、[[ギルバート・デュランダル]]議長の説得により特赦。 この際に語る議長の回想は名演説の一つ。 &color(#3B4EF0){「大人達の都合で始めた戦争に若者を送って死なせ、そこで誤ったのを罪と言って彼等を処分してしまったら、一体誰がプラントの未来を担うと言うのです。辛い経験をした彼等にこそ私は平和な未来を築いてもらいたい!」} こうして復帰を許されたイザークは彼に恩義を感じ、その理念に共鳴して最前線で働く事となる。 司令官級を意味する白服を身に纏い、再び結成されたジュール隊を率いて旗艦ボルテールの指揮を執り、 かつての短気で浅慮な行動は鳴りを潜めてベテランの風格が少しずつ身に付いている。 ユニウスセブン落下テロ事件発生時には自らも青いザクファントムを駆り出撃。テロリストに強襲を受けた味方を助けに入った。 その場にいたアスランに文句を言いながらも、ディアッカ、アスランと共にクルーゼ隊在籍時以上の連携を見せ、テロリストやファントムペインらを圧倒した。 アスランと[[タリア>タリア・グラディス]]がフェイスに任命される時には直接の再会を果たし、混迷する事態にどう動くべきか悩んでいるアスランにザフトに戻るよう後押しする。 (この頃はデュランダル議長はまだ表向き大人しくしており、[[デスティニープラン]]も表明しておらず、直後のザフトによるラクス達の[[暗殺]]未遂の動きなども知らないため、特に疑念を抱いていない) 終盤はパーソナルカラーの白いグフイグナイテッドに搭乗し、逃亡した[[ロード・ジブリール]]が展開する部隊と交戦。 発射された[[レクイエム>レクイエム(ガンダムSEED DESTINY)]]によりプラントの''コロニー6基が崩壊し、少なくとも百万人以上が死亡''という光景を目の当たりにする。 なんとしても2射目を阻止すべくプラントを守るため決死の猛攻を仕掛け、どうにかレクイエムの中継ステーションを破壊する事に成功した。 この頃には既にアスラン脱走や[[デスティニープラン]]などによってデュランダル議長に疑念を抱くようになっていた。 そして自分達ジュール隊が必死で発射を食い止めた忌むべきレクイエムを、議長は''密かに接収・修理し、しかも使用した''事で不信は決定的なものとなる。 これによりイザークはこの有無を言わさぬ反対勢力掃討に異議を唱え、ディアッカと共にアスランに加勢して反旗を翻す事となる。 なおこの時、ディアッカ以外の部下を巻き込まぬようわざわざボルテールに後退を指示しており、自らの独断を強調している。 成長したなイザーク…。 この離反の際の言い訳の詭弁である&color(#3B4EF0){「ザフトの&ruby(ふね){艦}だ、あれは!」}は一部の視聴者を落胆させたシーンであるが、 実のところイザーク視点では特におかしい行動ではない。 アスランの脱走の件について「死亡」のみで詳細が知らされず、これだけでも不信のきっかけだが、決定的なのがレクイエム接収の件。 前大戦のザラ派ですら「ナチュラルの野蛮な核」に代表されるように、自国に被害をもたらした敵の兵器を自分たちが使う事は禁忌としている上、 前大戦で核やジェネシスといった世界を滅ぼす忌むべき兵器とその被害を目の当たりにしてきた彼らにとって、存在そのものが不信感の塊である。 何より、&color(red){かつてパトリック・ザラがそうしたように、戦争終結の方便で地球に照準を向けて生物を死滅させようとした愚行}を、 レクイエムを修復した挙句実際に使用したデュランダル議長が繰り返さないなどという保証はどこにもない。 デスティニープランをどう広めるかや、実際にも「反対者を世界の敵としてレクイエムを撃とうとした」ことからも、 ナチュラル殲滅は狙っていないにせよプランへの反対者の弾圧を狙っていることは容易に推測できる。 その暴走を止めるべく、裏切りのリスクを背負ってまで止めるべく動いたことは良識故の結果である。 終戦後はシホと共にプラント本国へ戻るラクスに随行してエターナルに乗り込んでいる。 議会の場へ向かうラクスの傍らにいた事から、側近となった模様。   *【名(迷)台詞】 「きゃわしたぁ!?(躱したぁ!?)」 「痛い…痛い…痛いぃ……」 「逃げ出した腰抜け兵がぁ!」 「ザラ隊の諸君!さて、栄えある我が隊の初任務の内容を伝える。それは!これ以上ないと言うほど重大な!……隊長の捜索である」 「伊達に赤を着てる訳じゃないんだぞ!」 「あのミサイルを落とせーっ!プラントをやらせるなぁぁぁぁ!!」 「うるさい!今は俺が隊長だ!命令するな、民間人がぁ!!」 「これで買い物とか言ったら、俺は許さんからな!」 「ザフトの船だ、あれは!」 「貴様!俺にG同士のファイトを挑む気か!?」 「こんなやつにぃぃぃ!」 「キエェェェェァ!」 「見つけたぞ、ストライクゥゥゥゥ!」 「傷が…傷が疼くんだよぉぉぉぉ!」 「我が流派東方不敗の……って違うわ!馬鹿者!」 *【他媒体での活躍】 [[[スーパーロボット大戦シリーズ]]] 能力的には悪くないのだが、SEED・DESTINYのいずれにおいても原作再現の都合から加入するのが終盤になってしまい、活躍が限られる。 更に、[[精神コマンド>精神コマンド(スパロボ)]]が「ド根性」「気迫」等のスーパー系寄りになっており、デュエルやグフといった乗機との相性もあまり良くない。 そのくせ「必中」を持っている作品は殆どなかったり。さすがに「集中」は持っているが。 しかし、『[[W>スーパーロボット大戦W]]』や『[[K>スーパーロボット大戦K]]』ではなんと「魂」を覚えるため、特に珍しく中盤参戦の『K』では[[アカツキ>アカツキ(MS)]]辺りに乗せれば活躍を見込める。『[[L>スーパーロボット大戦L]]』では条件を満たすとデュエルに乗せ換えることも可能。 中の人故か「ガンダムファイト」や「[[シャイニングフィンガー>シャイニングフィンガー/ゴッドフィンガー]]」等の声優ネタを頻繁に振られる。 機動戦士ガンダムSEED DESTINY~GENERATION of C.E. SEED時代の姿でスペシャルアタックを繰り出すと専用カットインが出るのだがやけに痛そうに傷跡を抑えながら叫ぶ。 原作準拠ストーリーでは地味ながら活躍しており、パナマ攻略戦ではジャン・キャリーと交戦する一面も見られる。 だがDESTINYの後半オリジナルルートの一つでは、再びザフトを裏切るディアッカの背に銃口を向けるも撃てずに見逃してしまう。その後戦場で相対すると専用のセリフが聞けるが、レクイエムの一件が無かったのもあってかデュランダル議長を裏切るつもりは一切無い模様。 なお、専用グフイグナイテッドの情報が無かった時代なので最後までスラッシュザクファントムに乗り続ける。 EXVSシリーズ [[EXVSFB>機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOST]]よりデュエルASで参戦。 …したのはいいが、何故かやたらと俺様キャラが強調されており、クルーゼ隊長を「クルーゼさん」とズレた敬称で呼んだり、あれほど劇中で追いかけまわしていたストライクがいてもスル―したりと、キャラ崩壊を起こしていた。 同期に関しても固有の台詞は無く、同じFB時代から参加したキャラ同士の掛け合いばかり存在する((これについてはEXVSシリーズ全体でそういう掛け合い実装がされているので、イザークだけの話ではない。))。 通称「イサーク・シュール」 流石にツッコミが多数入ったようで、[[EXVSMBON>機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON]]までにボイスが全体的に見直された。 合わせてニコルに対して新規の掛け合いが実装されたが、実装順の関係で後に実装された相棒のディアッカに対しては固有のセリフはなし。 ディアッカからの一方的なリアクションのみになってしまった。 今度は俺が追記・修正してやる……それまで消されるんじゃないぞ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,14) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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