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ギリシャ神話 - (2020/09/07 (月) 07:44:03) の1つ前との変更点
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ギリシャ神話は古代ギリシャ人が語り伝えていた神話。
当初は詩人や神官達によって口頭で語り継がれるものだったが、紀元前八世紀頃から文章に纏められた事で後世へと伝承された。
また古代[[ローマ帝国]]は文化面で古代ギリシャから多大な影響を受けており、自分たちの神々とギリシャの神々を合体させてしまったため、ギリシャ人の神話とローマ人の神話が融合してしまうという事態が起こる。
その為、ギリシャ神話は時にギリシャ・ローマ神話と呼ばれることもある。
#contents()
*ギリシャ神話の代表的な作品
**『イリアス』
トロイア戦争を舞台にした英雄物語。
世界最古の吟遊詩人とされるホメロスが生み出した叙事詩。
吟遊詩人によって歌い継がれていたものが前六世紀頃に文章に纏められたとされている。
**『オデッセイア』
トロイア戦争の英雄の一人であるオデッセウスを主人公とする冒険譚。
作者は『イリアス』と同じくホメロスとされている。
**『&ruby(テオゴニア){神統記}』
地方ごとにバラバラだった神々の家系図や神話世界の歴史を一つに纏めた作品。
**『変身物語』
紀元前一世紀頃から紀元前三世紀頃にかけて当時の劇作家などがギリシャ神話を題材に生み出した作品を纏めたもの。
ラノベ風に言うと『&ruby(テオゴニア){神統記}』が本編でこちらはギャグ多めの短編集といったところか。
神々の恋愛譚やギリシャ星座の物語は、この作品から採られたものが多い。
*ギリシャ神話の神々
最高神ゼウスに従う神々でギリシャ中部にある「オリュンポス山」の山頂に住むとされていた。
中でも最上位の十二人の神々はオリュンポス十二神と呼ばれ特に敬われていた。
通常、十二神は
・ゼウス
・ヘラ
・アテナ
・アポロン
・アフロディーテ
・アレス
・アルテミス
・デメテル
・ヘパイストス
・ヘルメス
・ポセイドン
・ヘスティア
であるが、ヘスティアの代わりにデュオニソスが入る事もある。
また、十二神と同格の神としてハデスとペルセポネが居り、稀に含まれる事がある。
**■[[ゼウス]]
「[[ゼウスの雷霆>ケラウノス(ギリシャ神話)]]」と呼ばれる雷の槍を持つ、浮気が趣味の天空神にして最高神。
父クロノスに飲み込まれそうになったが、母&link_anchor(pageid=38960,レアリンク){レア}の機転で救われる。
成人して兄弟達を助け出し、クロノス率いるティタン神族を倒し、タルタロスに幽閉し、くじ引きで天界の主となる。
ゼウス主体の新しい秩序を構築後、それが気に食わなかったガイアお婆ちゃんの刺客を神々総出で返り討ちにする快挙を達成。
神の王として祀られる一方で浮気常習犯で有名。
嫉妬で有名なヘラを正妻に持ちながら&font(#ff0000){神、人間問わずに出会った女性を動物に変身してまで追い回した上、孕ませる}という行為を繰り返している。
しかも反省してない。
ぶっちゃけ性別♀なら何でもよく、牛や馬すら平然と犯すとんでもない性癖の持ち主。
というか、顔がよければ♀でなくてもよく、美少年を拉致って侍らせたりもするトチ狂った性癖の持ち主。
[[聖☆おにいさん]]では天上の星座の一部を「ゼウスさんの浮気の言い訳シリーズ」と表現されたりしている。
メタい事を言うと、各ポリスの王族が「わが祖先は神王ゼウス」という主張を纏めちゃった結果、好き勝手にでっち上げられた逸話がどれもこれも併存してしまい、とんでもない節操無しの色狂いになってしまったのである。
**■[[ヘラ>ヘラ(ギリシャ神話)]]
ゼウスの姉であり妻である神々の女王。結婚・母性・貞節を司る神。
結婚してからは貞節を守り、ゼウス以外とは関係を持たなかった。ゼウスは見習えや。
彼女と言えばその凄まじいまでの嫉妬心が有名で、&font(#ff0000){権力の全てをゼウスの愛人やその間に生まれた子供に対しての嫌がらせに使う。}
彼女のせいでヘラクレスを始め多くの英雄が難儀している。
やり口が兎に角陰湿で、特に有名な被害者はリビアの王女[[ラミア>ラミア(ギリシャ神話)]]。
彼女はゼウスに愛されたせいでヘラに恨まれ、ラミアの子供を皆殺しにされた上に下半身を蛇へと変えられてしまう。
それでも気が済まなかったヘラはラミアから睡眠は奪い、眠りによる逃避・休息すら許さず子供を失った悲しみを延々と味合わせる責め苦を与える。
最終的にラミアの精神は崩壊し、子を持つ母を羨んでその子を食べる化け物へと変じてしまった。
一方でヘラクレスの母アレクメネの様に極稀に癇癪から逃れられる事も無い事もない。
ただ息子のヘラクレスが苦労する羽目になったが。
正直やってる事が今で言うヤンデレを超えたヤンデルのレベルなので取り繕いにしか見えない。
ちなみに、ゼウスに直接文句を言った時は逆にDVでお仕置きされている。
浮気した挙句、文句言った妻をDVするとかパッと見だと悪いのは完全にゼウスなのだが妻も相当アレなので仕方ないね。
実は腕っぷしも強く、トロイア戦争ではアルテミスを素手で叩きのめした。
陰湿なだけじゃなく剛毅な辺りたちが悪い。
人間の腹黒さを体現した神である。
これもメタなことを言うと、ゼウスをルーツとするため各地で作られた逸話の中で、ゼウスに孕まされた女や子供が受難する原因として最も手っ取り早い存在だった事が原因のようだ。
**■[[ポセイドン]]
ゼウスの兄で海洋と大地を支配する神。
よく勘違いされるが海だけではなく海と大地(ただし地下はハデスの管轄)の神であり、
その気になれば大地震と大津波で全てを水没させることが可能と、
ゼウスの兄だけあってその実力はかなりとんでもない。
能力を見れば分かるように人間の住む世界全てに影響を与え、その実力は名実ともにゼウスに次ぐとされる。
ゼウス・エナリオス(海のゼウス)の二つ名は伊達ではない。
妻は海神・ネレウスの娘「アンピトリテ」 子供は海のトリトン。
元カノはあの有名な[[メデューサ>ゴルゴン(ギリシャ神話)]]。
ちなみにエウリュアレという妻もいるがメデューサの姉であるエウリュアレとは別人。こちらは後にアルテミスと恋に落ちることになるオリオンの母である。
RPGの代表的な槍『トライデント』の持ち主で、キレると大嵐や地震を起こす。かつてアテネの守護神の座をアテナと争いをしたが負けた。
動物になると馬に変身するので馬の神とも言われている。というか馬の姿で交配した事が…
弟程では無いが、こちらも女癖は悪い。
ただ割と人情家なところもあり、更に身内には甘い性分だったりする。
まぁ身内に甘いのは逆に割と性質が悪い場合も多いのだが。
**■[[ハデス>ハデス(ギリシャ神話)]]
正確にはハーデースだが日本語読みではさっくりとハデスと呼ばれる。
ゼウス、ポセイドンの兄で地下と冥府の支配者かつ&link_anchor(pageid=7350,タルタロスリンク){タルタロス}(奈落)の管理者。
妻はペルセポネ。ペットは三首の犬ケルベロス。
ティタン神族との戦いで姿を消してクロノスの武器を奪い取ると言う功績を挙げたのに、くじ引きで「冥界」を引いたばっかりに地の底へ追いやられる。
更に神々からも敬遠されたうえ、仕事が忙しくて宴にも出かけることができない不運すぎる神。
その役割のせいでオリンポス十二神の枠組みからハブられることも少なくない。
色情狂揃いの一族ではかなり女性に奥手な方(それでも何度か浮気未遂はしている)で、他の神とは違い女性の扱いに悩む事が多い。
ゼウスとデメテルの娘・ペルセポネに一目惚れして、&font(#ff0000){嫌がる彼女を拉致して妻に迎える。}
しかも、誘拐を提案し共犯となったのはペルセポネの父でハデスの兄ゼウス。お前最高神だろ!?
しかし、デメテルが娘を取られ激怒し、豊穣神としての仕事をボイコットして引きこもってしまう。
「これは不味いな?」と思ったかどうかは知らんがゼウスは自分が提案したことを棚に上げて帰すように言うが、
ペルセポネに「地上に帰れる」と騙して冥界の果実・ザクロを食べさせ、冥界から出られなくした。
しかし、日本神話のイザナミと違い「1年の3分の1」だけ冥界に居るだけで許された。
まぁ、こんな真似しているが、3兄弟の中では一番まとも。
なんやかんやでペルセポネとの夫婦仲は良い。
**■[[デメテル>デメテル(ギリシャ神話)]]
大地と豊穣の神でガイア>レアの後継であり女神の中でも最高位の大女神と言われる。
ヘスティアの妹でゼウスやポセイドンの姉で、子供はペルセポネ。
神々の中でも優しいが、キレると世界を飢饉に晒すおっかない神様。
代表的なのはペルセポネ略奪の際に行った豊穣神としての仕事のストライキ。
結果的にペルセポネは取り戻すが、1年の3分の1だけ地上に居ない時期は仕事を放棄しており、これが四季の始まりとされる。
他にもテッサリアと呼ばれる国の王が聖地の森の木を伐採してしまい、王様に対しやんわり諭すが、
何度言っても聞かない王様を「食べても満腹にならない体」にしてしまった。
王はあらゆる食料を食いつくし、財産も全て食料に変え、最終的には自分を食べてしまった。おっかねぇ
でもデメテルは食べ物の為に売り飛ばされた王様の娘を助け、恩恵を施した。やっぱ優しい
また男運が切ないほど無く、姉の色香に狂ったゼウスに犯され、ポセイドンにも迫られ馬に変身して逃げるもののお互いに馬のまま犯され散々…。
その上、本来の愛しい恋人は嫉妬に狂ったゼウスの雷に撃たれ死んでしまうと良い事がない。
最高神シスコン過ぎるだろ…。
ちなみにこれらの伝承は古代ギリシアの勢力争いに基づいた土着信仰の争いのせいでもある。
毎度ロクでもない目に合うもののその都度ブチ切れて神々を怖れさせるのは、古代ギリシャにおける異民族との力関係の暗示だとかなんとか。
**■[[ヘスティア]]
第一世代の神々の長女。炎と竈の女神。自分勝手だったり、アクの強い神々の中でも良心的な常識神。
良い娘だけどなんか地味。
話によっては十二神に入れずに泣いているディオニュソスをかわいそうに思って十二神の座を明け渡したりしている。
ちなみに彼女の窯で作った食事は絶品と言われる。
アテナ、アルテミスに並ぶ処女神であるが、割りと恋愛エピソードのある二人と違って、ポセイドンやアポロンから迫られるのが嫌で、兄だか弟だかのゼウスに永遠に処女を守ることを誓うほどの筋金入りの独身主義者。
結婚をしていないのに家庭の守護神で、全ての孤児の母とも呼ばれる。
**■[[アテナ>アテナ(ギリシャ神話)]]
ゼウスと知恵の神メティスの子供。知恵・工芸・戦略を司る戦女神。
戦いの女神とされるが厳密には侵攻ではなく、ポリス防衛の守護女神とされる。
「メティスの子は親より強くなるよ」と言う予言を聞いて、ゼウスはメティスが孕んだ途端に飲み込む。
しかし母体を飲み込んでも成長し、頭痛に悩むゼウスにヘパイストスが「頭カチ割ったら直るんじゃね?」と言って、有言実行した結果、鎧兜をフル装備して誕生した。
戦いの神の名に恥じず、軍神アレスを一発KOしたり、
ガイアお婆ちゃんの産み出した巨人族の中でも最強のエンケラドスを倒し、現イタリアのシチリア島をぶん投げて圧殺した。随分やんちゃ娘なことで・・・
そんな彼女だが、武器の発注に訪れた際に、嫁を寝盗られて欲求不満だったヘパイストス(血縁関係はないようだがアテナの兄にあたる)に迫られ、逃げ回った末に追いつかれ、足元に謎の白い液体をぶっかけられた。
ちなみにアルテミス同様に処女神である。
その割に男に惚れ易く更にかなり嫉妬深い面があり、有名なトロイア戦争の引き金となった一神でもある。
またメデューサの髪の美しさに嫉妬し呪いをかけたり、アルケニーと手芸勝負をして負けた腹いせに蜘蛛女に変えるなど割ととんでもない女。
一応、前者は諸説の一つ(ただどの説でもアテナの独善が目立つ)であり、
後者はアルケニーの手芸の内容がゼウスと美女の情事の絵柄だった事にキレたからではあるが。
後者に関してはゼウスの行動を考えたら完全に八つ当たりみたいなもんである。
姐さんとしか言い様がない女神。
なお、処女神ではあるが、実はエレクトニウスという息子がいる。
ヘパイストスに白いのをぶっかけられた時、羊皮でそれを拭いてその辺に捨てると、そこから男の子が生まれたのである。
ヘパイストスの男汁で大地がにんっしんっしたのだとか。
アテナにとっては何の義理もないはずだったが、引き取って育てるという母性を見せる。
この息子は長じてアテネの王となっている。氏より育ちだね。
もっとも、アテナが処女神であると言い訳するためにヘパイストスがむりやり××したのをボカしているのではないかという説もある。
ちなみに有名なアイギス(イージス)の盾は元々ゼウスの肩当てを借り受けたものであり、それをそのまま自分のものにしている。
**■[[アポロン>アポロン(ギリシャ神話)]]
ゼウスとレトの息子でアルテミスの双子の兄。医学、音楽(竪琴)、予言の神。
女運はとても悪い。&font(#ff0000){しかもバイ}。そしてシスコン。
疫病を蔓延させる神でもあるという迷惑極まりない物。母親を馬鹿にされて妹と2人でそいつの一族を皆殺しにしたり、
自分が惚れたトロイア王国の王女・カサンドラに別れを告げられて、
「お前の予言は当たるけど誰も信じないようにしてやる!」
と嫌がらせをした上、トロイア戦争でトロイア王国を滅亡させた。コイツ害与えてばっかじゃん…
ちなみにトロイア戦争を起こしたのは異母兄妹のアテナ。
**■[[アルテミス>アルテミス(ギリシャ神話)]]
アポロンの双子の妹。狩猟、純潔を司る女神。
かなり気が強く勘気に触れて悲惨な目にあった人間は数知れず・・・かなり性質が悪い。
ゼウスに永遠の処女を誓い、付き人にもそれを徹底させる一昔前のアイドルグループみたいな神様。
ちなみに破ると殺される。
そんな彼女の有名な逸話と言えば「狩人オリオン」である。後にオリオン座になる狩人オリオンといい雰囲気になるが、兄貴の作戦で破局してしまう。
こんな感じ
&font(#afdfe4){兄「アルテミスだったら、あの水面に矢を射てるよなー(水面にオリオンが拘束されていた)」}
&font(#ffb74c){妹「馬鹿にしないでよね!」}
矢「スパーン!」
オリオン「えっ?」チーン
&font(#afdfe4){兄「計画通り・・・」}
お兄ちゃん見苦しいぞ
ちなみにこいつもトロイア戦争の発端の一神。
**■[[アレス>アレス(ギリシャ神話)]]
ゼウスとヘラのがっかりな息子。戦争を司る神。
アテナと違いこちらはいわゆる侵攻などを司っている。
愛人にアフロディーテ、子供にフォボス、デイモス、ハルモニアが居る。男神の中では1、2を争うイケメンでガタイのいい「イイ男」。
戦争を司り、軍神とも言われるが、このアレス
&font(#ff0000){メチャクチャ弱い}
アテナと戦った時にごり押し戦法で負け、更には人間のディオメデスに槍を突き立てられて大声で泣き叫びながら敗走、
あげくの果てには巨人の兄弟に青銅の壺に一年以上閉じ込められると言うザマ。弱っ・・・
こんな神の屑でもツラだけはいいため、美の女神アフロディーテと浮名を流したりしているが、
浮気の現場をブチ切れた旦那(ヘパイストス)に抑えられ、全裸合体状態のまま緊縛され神々の晒し者にされた挙句、アフロディーテに惚れていたヘルメスに「アフロちゃんとヤるのは羨ましいけどアレスほどチ◯コ立派じゃないんで(意訳)」と言われ神々に爆笑されるという醜態をさらしている。
この後に開放されると全裸のまま逃げ出したものの賠償金払わされるわ謹慎させられるわと、もはや神と思えないほどボロクソな目にあっている。
本業でも私生活でもダメダメ。
なんかもうアレスと言うよりヘタレスである。
なお、繰り返すがコイツはゼウスとヘラの息子である。&font(#ff0000){最高神とその正室の息子である。}
嫡男、嗣子、皇太子、跡継ぎ、若旦那…要するに最も由緒正しい血筋のエリートである。&font(#ff0000){だから余計に無様。}
というのも、同じ戦争の神でも、アテナが勝利・英雄・名誉といった戦争の華やかな面を司るのに対し、
アレスは敗北・負傷・混乱・恐怖といった負の側面を担当しているからである。
元々渡来の神であり、ギリシア人に戦争の負の一面ばかり押し付けられた可哀想な神で、イケメンとはいえ既に地元でアイドル人気絶頂にあったアテナに今更敵うはずもなく…。
結局古代ギリシア人から人気を得られず、その煽りで情けない逸話を溢れさせられてしまったある意味世界最古レベルの風評被害の犠牲者。
ちなみにローマ神話に移植されマルスとされた時はかなり地位が向上してちゃんと戦神している。
**■[[ヘパイストス]]
ゼウスとヘラの息子。火山と鍛冶の神。
ただし、前妻の娘アテナがゼウスより産まれたことに嫉妬したヘラが頑張って1人で産んだとも言われている。どんな体してんだ。
ただし無茶した影響なのか足が不自由でブサイクだったらしい。
神々の武器屋さんで、ゼウスの武器である雷霆の製作者。双子の矢とかアイギスの楯とか作ったのも彼。すごいぜ!
色々頑張ってるのに醜いからってヘラに捨てられたり、嫁に来たアフロディーテには相手にもされなかった挙句アレスに寝取られるという不遇な神様。
どちらもお手製のトラップを仕掛けてきっちり落とし前をつけているのだが、だからといって気分が晴れたかは別問題。
上述のNTR暴露騒動もあって相当溜まっていたらしく、武具を発注しに来たアテナに欲情して追っかけまわした挙句、処女神の足に白くベタつく何かをぶっかけ零れ落ちた先の大地を孕ませるという凶行に走った。
つくづくギリシャの神々は本能に忠実過ぎである。
ちなみにヘラに捨てられた後は、海の女神テティス(後の[[アキレウス]]の母)に拾われて育てられており、成長してオリュンポスへ帰る際、彼女に礼として自作の宝石をプレゼントしている。
ヘタレだけどイケメンなアレスと併せて、&bold(){[[※ただしイケメンに限る]]}を擬人化したような神様。
ブサメンでも一芸を身に付ければ偉くなれるよ!という希望の星であり、
偉くなっても女にはモテないよ!という絶望を突きつける存在でもある。
**■[[ヘルメス>ヘルメス(ギリシャ神話)]]
ゼウスとマイアの息子。伝令、旅人、商売、錬金術の神。そして泥棒と詐欺の神。
アポロンが芸術や医学といった高潔な知性を象徴するのに対し、こちらは世俗的な知恵や狡猾さを司る。
ヘラの母乳を飲んで育った為、唯一迫害されなかった。
ゼウスの忠実な部下でどこぞの戦いの神(笑)よりよっぽど優秀。相当な知能でゼウスに気に入られたという。
生き物を眠らせる杖やどこへでも行くことのできるサンダルを持つ。知識もあり、人類に様々なものを教えたりした。
実力も高く、百眼の巨人アルゴスを1人で殺している。
神々の中では珍しく地上、天界、冥界の三界を行き来する。
そのためよく他の神にパシらされたりもする。
泥棒や詐欺などの金銭的犯罪も象徴する神だが、おそらくオリュンポス十二神の中ではヘスティアやハデス、デメテルに次ぐ人格者。
ちなみにアフロディーテのことも好きらしい。
この2神の間に生まれたのが、ニンフのサルマキスとむりやり融合させられ両性具有となった「ヘルマフロディトス」である。
**■[[アフロディーテ>アフロディテ(ギリシャ神話)]]
愛と美の女神。実はゼウスの子供ではなく、&link_anchor(pageid=7350,ウラヌスリンク){ウラノス}の去勢された物から泡が吹いて誕生した。
キュプロス島にいたところ、その美しさにオリンポスの神々が総出で引っ掛かりゼウスの養女となった。
なので実はゼウスの叔母にあたり一番年上。
ちなみに愛と言ってもヘラのような夫婦愛・家族愛のような物ではなく&font(#f09199){男女の性愛}である。
また彼女の魔法の宝帯は愛・欲望・憧れといった感情を秘めており、それにより女の魅力を増し神や人の心を征服する。
ただし処女神のアルテミス、ヘスティア、アテナはこの呪力の効果は及ばない。
最美の女神が極上の肢体と魔法で男を誘惑…そりゃ男も引っかかるわ…。
男を選ぶ基準は&font(#ff0000){顔のみ。}
ちなみに結婚・愛人関係を結んだ男は多数…さすがである。
ヘパイストスの一件で全裸合体中に緊縛され晒し者にされた時も、恥ずかしさに耐えられず逃走したアレスを尻目に一人微笑んでいたというからとんでもない度胸の持ち主だったようだ。
色気命なので武勇伝は特に無いが、魚座の元ネタである。
またこいつもトロイア戦争の発端の原因の一神。
ギリシア神話の女神の多分に漏れずやっぱり強気で傲岸で他の女神との仲も険悪な感じが多い。
…というかこの神話、女神同士の仲悪すぎである。
**■[[ディオニュソス>ディオニュソス(ギリシャ神話)]]
ゼウスと人間セメレの息子。酒と狂乱の神。
葡萄の蔓が巻きついた杖と酒杯を携えて描かれる。
ディオニュソスが生まれる前に母親はヘラのせいで死に、臨月までゼウスの太股で育ち、生まれた。
人間である叔母の手で育てられ、叔母の死後は各地を放浪するうちに神としての力を示していく。
最終的に死んだ母セメレーを冥界から救い出すことで神の一員としてみとめられ、オリュンポスで暮らすようになる。
本来は十二神では無いが、ヘスティアの情けで十二神入りする事がある。
トラウマを持ち、性格が色々歪んでいる。
**■[[クロノス>クロノス(ギリシャ神話)]]
ゼウス以前に世界を支配していた[[ティターン十二神]]の長。
天空神ウラヌスと大地母神ガイアの息子でゼウス達の親世代に当たり父神であるウラヌスの男根を切り落としウラヌスから世界の支配権を奪い取った。
しかし、ウラヌスから「いずれお前も自分の子供に覇権を奪われる」と予言されたことで、恐れを抱き生まれた子供たちを次々と呑み込んだとされる。
この行いが反感を買い「ティタノマキア」にてクロノスの手を逃れたゼウスに世界の覇権を奪われた。
クロノスはよく時の神と間違えられるが、これはほぼ同一名称(ぶっちゃけギリシア人も発音で勘違いする)の別の神で、クロノス本人は農耕神である。
ただし農耕が全ての天候に関わり更に時間と密接な関係にある事から何らかの関係があるのではという説もある。
**■[[ガイア>ガイア(ギリシャ神話)]]
世界の始まりに生まれたとされる[[原初神>原初神(ギリシャ神話)]]の一柱。
大地の母神であり息子である天空神[[ウラヌス>ウラノス(ギリシャ神話)]]と交わりティターン神族やキュプロス、[[ヘカトンケイル>ヘカトンケイル(ギリシャ神話)]]といった怪物を産み出した。
*ギリシャ神話の登場人物
**■[[ヘラクレス>ヘラクレス(ギリシャ神話)]]
ギリシャ神話最大の英雄。
[[ヒュドラ>ヒュドラ(ギリシャ神話)]]退治に代表される十二の試練を成し遂げ、巨人達との大戦である「ギガントマキア」では神々と協力して不死の巨人達を滅ぼした。
**■ペルセウス
ヘラクレスと同じく最高神ゼウスの息子で[[ゴルゴン三姉妹>ゴルゴン(ギリシャ神話)]]の末娘メドゥーサを退治した。
**■アスクレピオス
太陽神アポロンの息子。
優れた医者であり、死者すらも蘇らせる事が出来たとされる。
しかし、その結果冥界の支配者であるハデスに危険視され、ハデスの要請でゼウスに雷で殺害された。
死後、その功績を称え、星界へと上げられ、へびつかい座となった。
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- アポロンってクレウサって女をれいーぷして孕ませたんだよな…ギリシャ神話ってなんでそんな話ばっかのか… -- 名無しさん (2013-11-25 16:42:47)
- ↑まともなのがヘスティアとハデス位しか居ない…… -- 名無しさん (2013-11-25 16:52:31)
- プロメテウスさんは格下なんか? -- 名無しさん (2013-11-25 17:00:52)
- ↑プロメテウスはティタン神族だが、先見の明があったので早々に裏切って弟共々オリンポス側に付いた。 -- 名無しさん (2013-11-25 17:04:41)
- ↑でもその裏ではオリンポスへの復讐を目論んでいた。結局頓挫してしまったが -- 名無しさん (2013-11-25 17:09:01)
- プロは人間にとってありがたいってだけだからな(やつのもたらした火のせいで戦争が激化したんで実際はプラスマイナスゼロって感じだが) -- 名無しさん (2013-11-25 17:11:17)
- 時の神クロノスはゼウス達の親じゃないぞ -- 名無しさん (2013-11-25 18:10:22)
- ハルモニアは父親の呪いのせいで悲惨な事になってしまい…。エロスはアフロディーテとアレスの実子という説もあります。あれ?アレスの娘にアンテロスもいる筈… -- 名無しさん (2013-11-28 21:04:01)
- アレスがマジで残念過ぎる…… -- 名無しさん (2014-03-19 17:08:46)
- ↑ただしイケメン補正で救われることもある模様。やっぱイケメンって糞だわ -- 名無しさん (2014-03-20 00:23:57)
- このような神々が信仰されていた古代ギリシャの人々の性生活ってどうだったんだろう… -- 名無しさん (2014-03-20 00:59:14)
- ちなみにテュポーンが出てきたときあまりの迫力にビビって皆一目散に逃げたんだよな。 -- 名無しさん (2014-03-20 02:00:33)
- 笛吹きの妖精とアポロの竪琴とどっちが上手いか裁定を任せた王様が妖精の勝ちって言ったのにキレて「てめぇの耳なんざこれでじゅうぶんだ!」とか言って王様の耳をロバの耳に変えたアポロさん。 -- 名無しさん (2014-04-30 18:57:46)
- ヘルメスとアフロディーテの間に「ヘルマフロディトス」という子がいますよ。ちなみに両性具有の代名詞でもある -- 名無しさん (2014-05-08 20:06:09)
- デメテルさんマジ男運無いな・・・。しかも弟のせいってのが泣ける -- 名無しさん (2014-05-20 04:40:49)
- アレスは自分の娘がポセイドンの子供に犯されたらそいつ殺したらしいから結構子供思いな所がある。ゼウスは娘のペルセポネを攫わせたのに -- 名無しさん (2014-05-30 20:16:35)
- ↑11 しかし確かにプロメテウスがもたらした火で戦争は始まったけど正直あれだけ恩恵受けといてプロメテウスのせいにするあたり人間も大概だよな -- 名無しさん (2014-05-30 21:22:58)
- アテナは惚れっぽくないぞ。浮いた話しなんぞ -- 名無しさん (2014-06-04 22:53:38)
- アテナは惚れっぽくないぞ、アルテミスと違って浮いた話なんざこれっぽっちもない。 -- 名無しさん (2014-06-04 22:55:04)
- ↑英雄たちに手を貸すのを曲解してんだろーね。トロイア戦争のも自尊心がクソ強いだけだし。 -- 名無しさん (2014-06-04 23:01:02)
- 惚れるっていっても恋愛って意味だけじゃないんじゃね?アテナの英雄への肩入れは割と異常なレベルだし -- 名無しさん (2014-06-05 04:36:45)
- デメテルさんマジ可哀想・・・ -- 名無しさん (2014-06-13 17:35:27)
- デジモンの十二神は割と全員仲良いのにな -- 名無しさん (2014-07-14 23:02:45)
- ちなみにアルテミスは沐浴中、ある男に裸を見られて『見ぃたぁ~なぁ~!!』と言わんばかりに激怒し、男の姿をシカに変えさせ、男が連れていた猟犬に食い殺させたとか。マジで怖い。 -- 名無しさん (2014-07-14 23:23:09)
- 処女神たちに限らず女神たちは気性荒いよ。 -- (2014-07-14 23:46:02)
- ユーラシアの女神はなにかしら破壊神的な側面持ってるの多いからな -- 名無しさん (2014-07-14 23:49:33)
- 神は~人ではなく~柱で数えるんじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2014-07-14 23:56:21)
- ぶっちゃけどの怪物よりも女神の嫉妬や怒りの方がよっぽど恐ろしいわ……ん? 何か手が毛深くなってきた? -- 名無しさん (2014-07-17 19:04:48)
- そもそも女神の嫉妬や癇癪で埋まれてきた怪物も多いからな・・・w -- 名無しさん (2014-07-17 21:15:06)
- ギリシャ神話最強のモンスターと評判の高いテュポンも一説にはガイアの怒りが具現化したって説があるもんな… -- 名無しさん (2014-07-17 21:46:23)
- 天変地異、森羅万象操れるのにクレイトス一人に負けた神々。 -- 名無しさん (2014-07-30 21:20:03)
- アレスは可愛い子には旅をさせた結果マルスに進化したんやな -- 名無しさん (2014-08-02 17:35:02)
- 十二邪神のほうがしっくりくる -- 名無しさん (2014-08-02 20:35:48)
- ↑デメテルさんとヘスティアさんだけは外してあげてくれw -- 名無しさん (2014-08-02 20:58:18)
- 実際には征服する側だったローマ帝国がギリシャ文化への憧れから「偉大なる俺達ローマは素晴らしきギリシャから発祥したんだぜ!(捏造)」って言い出しただけで自分達のローマ神話をギリシャ神話の神に勝手に置き換えてっただけだった筈。元は他民族の神だからってんでギリシャではディスられまくってるアレスに対し、自前の神であるマルスがローマでは真っ当に信仰されたのも当然。何しろキリスト教化を推し進めた中でもギリシャ神話だけは残した結果、西洋文明の根幹に組み込まれてしまってる訳だし。 -- 名無しさん (2014-08-02 22:11:28)
- アレスは蛮地扱いされてた異邦の神。アテナはギリシャ人の土着の神。アレスの扱いって後世における悪魔に貶められたバアルのような旧神と同じなんだよね。 -- 名無しさん (2014-08-04 12:30:46)
- アテナとか言うぷっつん女神 -- 名無しさん (2014-09-15 11:46:13)
- ルシフェル同様ゼウスに甘やかされてたからね。その末キッチリとゼウスに反逆を企ててる。 -- 名無しさん (2014-09-20 20:05:50)
- 漫画『未来日記』の主要人物たちの元ネタでもあるな。 -- 名無しさん (2014-12-28 00:19:34)
- タグに「人間よりも人間臭い」とあるけど、周りの迷惑お構いなしに自分のドロドロした欲望を満たそうとするのを人間臭いとは呼ばんwそんなのはただの畜生と同じよ。 -- 名無しさん (2015-04-11 21:26:26)
- ↑え!(人間って畜生の別名だと思ってた) -- 名無しさん (2015-07-23 22:21:57)
- ちなみにデメテルの恋人、イアシオンはゼウスの息子だよ -- (2015-07-23 23:44:08)
- ↑2 自己紹介か? -- 名無しさん (2015-09-10 06:01:36)
- アテナは短気なだけで割とまともな部類だろう。アルテミスとか外で水浴びする露出狂の癖に裸見られたら問答無用で目潰しする畜生やで。 -- 名無しさん (2015-09-28 02:02:40)
- ↑アラクネやメドゥーサの末路を見るとそんな風には思えん -- 名無しさん (2015-10-04 12:42:16)
- いつも思うが神様がまともとかまともじゃないとか意味のない疑問じゃないか? -- (2015-10-04 13:09:57)
- そもこの手の話の答えや結果には大層な意味を求めてないのさ -- 名無しさん (2015-10-04 13:23:27)
- 「人間に都合の良い神」なんて存在しないからな。 -- 名無しさん (2015-10-04 13:30:19)
- オリュンポスの神々はもう現代では信仰される神ではなくなったけど文学や芸術の世界で生きることでその名前と形を永遠に残すことができたんだよな -- (2015-11-10 01:29:29)
- ヘラは一定の周期で少女(ていうか幼女)の姿に変わり、その間だけはゼウスは浮気しないらしい。おいこら最高神 -- 名無しさん (2015-11-10 04:20:25)
- ↑毎年春にカナトスという泉で身を清めて一年間に浴びたあらゆる穢れを落とした結果、ゼウスと結婚した当時の若さを取り戻す。だからゼウスも若返ってしばらくは浮気しないってことらしい。まぁ僅かばかりの気休めだな -- (2015-11-10 04:49:31)
- 今の時代では大ぴらな信仰は得られていないが、芸術や文学の世界に生きることで忘れ去られることはない、という奇妙な神々 -- (2016-03-06 19:41:09)
- しかし何で此処まで畜生畜生アンド畜生揃いなのやら…世が世ならハデスとヘスティア以外全員チェーンソーの刑でもおかしくないぞ -- 名無しさん (2016-10-09 17:04:56)
- 中級~下級の神が革命でもやらないとなぁ~.........それでも負けたら、女神はもちろん、男神の嫁ももれなくお仕置きプレイが待ってそうで.........下半神がトップな時点で詰んでる。 -- 名無しさん (2016-10-09 17:25:12)
- ↑2 デメテルさんはキレたら怖いだけでまともやろ -- 名無しさん (2016-10-09 17:27:00)
- ハデスって姪と結婚したの? -- 名無しさん (2016-10-24 16:59:32)
- そういうこと。ゼウス(兄or弟)とデメテル(姉だか妹どっちか)の娘......なので、二重の意味で姪である。 -- 名無しさん (2016-10-24 17:08:51)
- ヘラのゼウスの子供たちに対する嫌がらせは英雄に苦難を与えて乗り越えさせるための方便だよな -- 名無しさん (2018-03-04 11:19:16)
- 別名、クレイトス被害者の会 -- 名無しさん (2018-03-16 02:37:50)
- ペルセポネって悲劇のヒロイン風だけど、悪しからず思うダンディな叔父さんと結婚しながら、仲良い母ちゃんとも離れずに済むっていうギリシャ神話でもトップレベルのハッピーエンド迎えてるよな -- 名無しさん (2020-04-13 21:58:29)
- オリンポス十二神はもう全員個別項目が立っているのでこの項目を「ギリシャ神話」の項目に編集しました -- 名無しさん (2020-08-26 04:30:03)
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ギリシャ神話は古代ギリシャ人が語り伝えていた神話。
当初は詩人や神官達によって口頭で語り継がれるものだったが、紀元前八世紀頃から文章に纏められた事で後世へと伝承された。
また古代[[ローマ帝国]]は文化面で古代ギリシャから多大な影響を受けており、自分たちの神々とギリシャの神々を合体させてしまったため、ギリシャ人の神話とローマ人の神話が融合してしまうという事態が起こる。
その為、ギリシャ神話は時にギリシャ・ローマ神話と呼ばれることもある。
#contents()
*ギリシャ神話の代表的な作品
・『イリアス』
トロイア戦争を舞台にした英雄物語。
世界最古の吟遊詩人とされるホメロスが生み出した叙事詩。
吟遊詩人によって歌い継がれていたものが前六世紀頃に文章に纏められたとされている。
・『オデッセイア』
トロイア戦争の英雄の一人であるオデッセウスを主人公とする冒険譚。
作者は『イリアス』と同じくホメロスとされている。
・『&ruby(テオゴニア){神統記}』
地方ごとにバラバラだった神々の家系図や神話世界の歴史を一つに纏めた作品。
・『変身物語』
紀元前一世紀頃から紀元前三世紀頃にかけて当時の劇作家などがギリシャ神話を題材に生み出した作品を纏めたもの。
ラノベ風に言うと『&ruby(テオゴニア){神統記}』が本編でこちらはギャグ多めの短編集といったところか。
神々の恋愛譚やギリシャ星座の物語は、この作品から採られたものが多い。
*ギリシャ神話の神々
最高神ゼウスに従う神々でギリシャ中部にある「オリュンポス山」の山頂に住むとされていた。
中でも最上位の十二人の神々はオリュンポス十二神と呼ばれ特に敬われていた。
通常、十二神は
・ゼウス
・ヘラ
・アテナ
・アポロン
・アフロディーテ
・アレス
・アルテミス
・デメテル
・ヘパイストス
・ヘルメス
・ポセイドン
・ヘスティア
であるが、ヘスティアの代わりにデュオニソスが入る事もある。
また、十二神と同格の神としてハデスとペルセポネが居り、稀に含まれる事がある。
・[[ゼウス]]
「[[ゼウスの雷霆>ケラウノス(ギリシャ神話)]]」と呼ばれる雷の槍を持つ、浮気が趣味の天空神にして最高神。
父クロノスに飲み込まれそうになったが、母&link_anchor(pageid=38960,レアリンク){レア}の機転で救われる。
成人して兄弟達を助け出し、クロノス率いるティタン神族を倒し、タルタロスに幽閉し、くじ引きで天界の主となる。
ゼウス主体の新しい秩序を構築後、それが気に食わなかったガイアお婆ちゃんの刺客を神々総出で返り討ちにする快挙を達成。
神の王として祀られる一方で浮気常習犯で有名。
嫉妬で有名なヘラを正妻に持ちながら&font(#ff0000){神、人間問わずに出会った女性を動物に変身してまで追い回した上、孕ませる}という行為を繰り返している。
しかも反省してない。
ぶっちゃけ性別♀なら何でもよく、牛や馬すら平然と犯すとんでもない性癖の持ち主。
というか、顔がよければ♀でなくてもよく、美少年を拉致って侍らせたりもするトチ狂った性癖の持ち主。
[[聖☆おにいさん]]では天上の星座の一部を「ゼウスさんの浮気の言い訳シリーズ」と表現されたりしている。
メタい事を言うと、各ポリスの王族が「わが祖先は神王ゼウス」という主張を纏めちゃった結果、好き勝手にでっち上げられた逸話がどれもこれも併存してしまい、とんでもない節操無しの色狂いになってしまったのである。
・[[ヘラ>ヘラ(ギリシャ神話)]]
ゼウスの姉であり妻である神々の女王。結婚・母性・貞節を司る神。
結婚してからは貞節を守り、ゼウス以外とは関係を持たなかった。ゼウスは見習えや。
彼女と言えばその凄まじいまでの嫉妬心が有名で、&font(#ff0000){権力の全てをゼウスの愛人やその間に生まれた子供に対しての嫌がらせに使う。}
彼女のせいでヘラクレスを始め多くの英雄が難儀している。
やり口が兎に角陰湿で、特に有名な被害者はリビアの王女[[ラミア>ラミア(ギリシャ神話)]]。
彼女はゼウスに愛されたせいでヘラに恨まれ、ラミアの子供を皆殺しにされた上に下半身を蛇へと変えられてしまう。
それでも気が済まなかったヘラはラミアから睡眠は奪い、眠りによる逃避・休息すら許さず子供を失った悲しみを延々と味合わせる責め苦を与える。
最終的にラミアの精神は崩壊し、子を持つ母を羨んでその子を食べる化け物へと変じてしまった。
一方でヘラクレスの母アレクメネの様に極稀に癇癪から逃れられる事も無い事もない。
ただ息子のヘラクレスが苦労する羽目になったが。
正直やってる事が今で言うヤンデレを超えたヤンデルのレベルなので取り繕いにしか見えない。
ちなみに、ゼウスに直接文句を言った時は逆にDVでお仕置きされている。
浮気した挙句、文句言った妻をDVするとかパッと見だと悪いのは完全にゼウスなのだが妻も相当アレなので仕方ないね。
実は腕っぷしも強く、トロイア戦争ではアルテミスを素手で叩きのめした。
陰湿なだけじゃなく剛毅な辺りたちが悪い。
人間の腹黒さを体現した神である。
これもメタなことを言うと、ゼウスをルーツとするため各地で作られた逸話の中で、ゼウスに孕まされた女や子供が受難する原因として最も手っ取り早い存在だった事が原因のようだ。
・[[ポセイドン]]
ゼウスの兄で海洋と大地を支配する神。
よく勘違いされるが海だけではなく海と大地(ただし地下はハデスの管轄)の神であり、
その気になれば大地震と大津波で全てを水没させることが可能と、
ゼウスの兄だけあってその実力はかなりとんでもない。
能力を見れば分かるように人間の住む世界全てに影響を与え、その実力は名実ともにゼウスに次ぐとされる。
ゼウス・エナリオス(海のゼウス)の二つ名は伊達ではない。
妻は海神・ネレウスの娘「アンピトリテ」 子供は海のトリトン。
元カノはあの有名な[[メデューサ>ゴルゴン(ギリシャ神話)]]。
ちなみにエウリュアレという妻もいるがメデューサの姉であるエウリュアレとは別人。こちらは後にアルテミスと恋に落ちることになるオリオンの母である。
RPGの代表的な槍『トライデント』の持ち主で、キレると大嵐や地震を起こす。かつてアテネの守護神の座をアテナと争いをしたが負けた。
動物になると馬に変身するので馬の神とも言われている。というか馬の姿で交配した事が…
弟程では無いが、こちらも女癖は悪い。
ただ割と人情家なところもあり、更に身内には甘い性分だったりする。
まぁ身内に甘いのは逆に割と性質が悪い場合も多いのだが。
・[[ハデス>ハデス(ギリシャ神話)]]
正確にはハーデースだが日本語読みではさっくりとハデスと呼ばれる。
ゼウス、ポセイドンの兄で地下と冥府の支配者かつ&link_anchor(pageid=7350,タルタロスリンク){タルタロス}(奈落)の管理者。
妻はペルセポネ。ペットは三首の犬ケルベロス。
ティタン神族との戦いで姿を消してクロノスの武器を奪い取ると言う功績を挙げたのに、くじ引きで「冥界」を引いたばっかりに地の底へ追いやられる。
更に神々からも敬遠されたうえ、仕事が忙しくて宴にも出かけることができない不運すぎる神。
その役割のせいでオリンポス十二神の枠組みからハブられることも少なくない。
色情狂揃いの一族ではかなり女性に奥手な方(それでも何度か浮気未遂はしている)で、他の神とは違い女性の扱いに悩む事が多い。
ゼウスとデメテルの娘・ペルセポネに一目惚れして、&font(#ff0000){嫌がる彼女を拉致して妻に迎える。}
しかも、誘拐を提案し共犯となったのはペルセポネの父でハデスの兄ゼウス。お前最高神だろ!?
しかし、デメテルが娘を取られ激怒し、豊穣神としての仕事をボイコットして引きこもってしまう。
「これは不味いな?」と思ったかどうかは知らんがゼウスは自分が提案したことを棚に上げて帰すように言うが、
ペルセポネに「地上に帰れる」と騙して冥界の果実・ザクロを食べさせ、冥界から出られなくした。
しかし、日本神話のイザナミと違い「1年の3分の1」だけ冥界に居るだけで許された。
まぁ、こんな真似しているが、3兄弟の中では一番まとも。
なんやかんやでペルセポネとの夫婦仲は良い。
・[[デメテル>デメテル(ギリシャ神話)]]
大地と豊穣の神でガイア>レアの後継であり女神の中でも最高位の大女神と言われる。
ヘスティアの妹でゼウスやポセイドンの姉で、子供はペルセポネ。
神々の中でも優しいが、キレると世界を飢饉に晒すおっかない神様。
代表的なのはペルセポネ略奪の際に行った豊穣神としての仕事のストライキ。
結果的にペルセポネは取り戻すが、1年の3分の1だけ地上に居ない時期は仕事を放棄しており、これが四季の始まりとされる。
他にもテッサリアと呼ばれる国の王が聖地の森の木を伐採してしまい、王様に対しやんわり諭すが、
何度言っても聞かない王様を「食べても満腹にならない体」にしてしまった。
王はあらゆる食料を食いつくし、財産も全て食料に変え、最終的には自分を食べてしまった。おっかねぇ
でもデメテルは食べ物の為に売り飛ばされた王様の娘を助け、恩恵を施した。やっぱ優しい
また男運が切ないほど無く、姉の色香に狂ったゼウスに犯され、ポセイドンにも迫られ馬に変身して逃げるもののお互いに馬のまま犯され散々…。
その上、本来の愛しい恋人は嫉妬に狂ったゼウスの雷に撃たれ死んでしまうと良い事がない。
最高神シスコン過ぎるだろ…。
ちなみにこれらの伝承は古代ギリシアの勢力争いに基づいた土着信仰の争いのせいでもある。
毎度ロクでもない目に合うもののその都度ブチ切れて神々を怖れさせるのは、古代ギリシャにおける異民族との力関係の暗示だとかなんとか。
・[[ヘスティア]]
第一世代の神々の長女。炎と竈の女神。自分勝手だったり、アクの強い神々の中でも良心的な常識神。
良い娘だけどなんか地味。
話によっては十二神に入れずに泣いているディオニュソスをかわいそうに思って十二神の座を明け渡したりしている。
ちなみに彼女の窯で作った食事は絶品と言われる。
アテナ、アルテミスに並ぶ処女神であるが、割りと恋愛エピソードのある二人と違って、ポセイドンやアポロンから迫られるのが嫌で、兄だか弟だかのゼウスに永遠に処女を守ることを誓うほどの筋金入りの独身主義者。
結婚をしていないのに家庭の守護神で、全ての孤児の母とも呼ばれる。
・[[アテナ>アテナ(ギリシャ神話)]]
ゼウスと知恵の神メティスの子供。知恵・工芸・戦略を司る戦女神。
戦いの女神とされるが厳密には侵攻ではなく、ポリス防衛の守護女神とされる。
「メティスの子は親より強くなるよ」と言う予言を聞いて、ゼウスはメティスが孕んだ途端に飲み込む。
しかし母体を飲み込んでも成長し、頭痛に悩むゼウスにヘパイストスが「頭カチ割ったら直るんじゃね?」と言って、有言実行した結果、鎧兜をフル装備して誕生した。
戦いの神の名に恥じず、軍神アレスを一発KOしたり、
ガイアお婆ちゃんの産み出した巨人族の中でも最強のエンケラドスを倒し、現イタリアのシチリア島をぶん投げて圧殺した。随分やんちゃ娘なことで・・・
そんな彼女だが、武器の発注に訪れた際に、嫁を寝盗られて欲求不満だったヘパイストス(血縁関係はないようだがアテナの兄にあたる)に迫られ、逃げ回った末に追いつかれ、足元に謎の白い液体をぶっかけられた。
ちなみにアルテミス同様に処女神である。
その割に男に惚れ易く更にかなり嫉妬深い面があり、有名なトロイア戦争の引き金となった一神でもある。
またメデューサの髪の美しさに嫉妬し呪いをかけたり、アルケニーと手芸勝負をして負けた腹いせに蜘蛛女に変えるなど割ととんでもない女。
一応、前者は諸説の一つ(ただどの説でもアテナの独善が目立つ)であり、
後者はアルケニーの手芸の内容がゼウスと美女の情事の絵柄だった事にキレたからではあるが。
後者に関してはゼウスの行動を考えたら完全に八つ当たりみたいなもんである。
姐さんとしか言い様がない女神。
なお、処女神ではあるが、実はエレクトニウスという息子がいる。
ヘパイストスに白いのをぶっかけられた時、羊皮でそれを拭いてその辺に捨てると、そこから男の子が生まれたのである。
ヘパイストスの男汁で大地がにんっしんっしたのだとか。
アテナにとっては何の義理もないはずだったが、引き取って育てるという母性を見せる。
この息子は長じてアテネの王となっている。氏より育ちだね。
もっとも、アテナが処女神であると言い訳するためにヘパイストスがむりやり××したのをボカしているのではないかという説もある。
ちなみに有名なアイギス(イージス)の盾は元々ゼウスの肩当てを借り受けたものであり、それをそのまま自分のものにしている。
・[[アポロン>アポロン(ギリシャ神話)]]
ゼウスとレトの息子でアルテミスの双子の兄。医学、音楽(竪琴)、予言の神。
女運はとても悪い。&font(#ff0000){しかもバイ}。そしてシスコン。
疫病を蔓延させる神でもあるという迷惑極まりない物。母親を馬鹿にされて妹と2人でそいつの一族を皆殺しにしたり、
自分が惚れたトロイア王国の王女・カサンドラに別れを告げられて、
「お前の予言は当たるけど誰も信じないようにしてやる!」
と嫌がらせをした上、トロイア戦争でトロイア王国を滅亡させた。コイツ害与えてばっかじゃん…
ちなみにトロイア戦争を起こしたのは異母兄妹のアテナ。
・[[アルテミス>アルテミス(ギリシャ神話)]]
アポロンの双子の妹。狩猟、純潔を司る女神。
かなり気が強く勘気に触れて悲惨な目にあった人間は数知れず・・・かなり性質が悪い。
ゼウスに永遠の処女を誓い、付き人にもそれを徹底させる一昔前のアイドルグループみたいな神様。
ちなみに破ると殺される。
そんな彼女の有名な逸話と言えば「狩人オリオン」である。後にオリオン座になる狩人オリオンといい雰囲気になるが、兄貴の作戦で破局してしまう。
こんな感じ
&font(#afdfe4){兄「アルテミスだったら、あの水面に矢を射てるよなー(水面にオリオンが拘束されていた)」}
&font(#ffb74c){妹「馬鹿にしないでよね!」}
矢「スパーン!」
オリオン「えっ?」チーン
&font(#afdfe4){兄「計画通り・・・」}
お兄ちゃん見苦しいぞ
ちなみにこいつもトロイア戦争の発端の一神。
・[[アレス>アレス(ギリシャ神話)]]
ゼウスとヘラのがっかりな息子。戦争を司る神。
アテナと違いこちらはいわゆる侵攻などを司っている。
愛人にアフロディーテ、子供にフォボス、デイモス、ハルモニアが居る。男神の中では1、2を争うイケメンでガタイのいい「イイ男」。
戦争を司り、軍神とも言われるが、このアレス
&font(#ff0000){メチャクチャ弱い}
アテナと戦った時にごり押し戦法で負け、更には人間のディオメデスに槍を突き立てられて大声で泣き叫びながら敗走、
あげくの果てには巨人の兄弟に青銅の壺に一年以上閉じ込められると言うザマ。弱っ・・・
こんな神の屑でもツラだけはいいため、美の女神アフロディーテと浮名を流したりしているが、
浮気の現場をブチ切れた旦那(ヘパイストス)に抑えられ、全裸合体状態のまま緊縛され神々の晒し者にされた挙句、アフロディーテに惚れていたヘルメスに「アフロちゃんとヤるのは羨ましいけどアレスほどチ◯コ立派じゃないんで(意訳)」と言われ神々に爆笑されるという醜態をさらしている。
この後に開放されると全裸のまま逃げ出したものの賠償金払わされるわ謹慎させられるわと、もはや神と思えないほどボロクソな目にあっている。
本業でも私生活でもダメダメ。
なんかもうアレスと言うよりヘタレスである。
なお、繰り返すがコイツはゼウスとヘラの息子である。&font(#ff0000){最高神とその正室の息子である。}
嫡男、嗣子、皇太子、跡継ぎ、若旦那…要するに最も由緒正しい血筋のエリートである。&font(#ff0000){だから余計に無様。}
というのも、同じ戦争の神でも、アテナが勝利・英雄・名誉といった戦争の華やかな面を司るのに対し、
アレスは敗北・負傷・混乱・恐怖といった負の側面を担当しているからである。
元々渡来の神であり、ギリシア人に戦争の負の一面ばかり押し付けられた可哀想な神で、イケメンとはいえ既に地元でアイドル人気絶頂にあったアテナに今更敵うはずもなく…。
結局古代ギリシア人から人気を得られず、その煽りで情けない逸話を溢れさせられてしまったある意味世界最古レベルの風評被害の犠牲者。
ちなみにローマ神話に移植されマルスとされた時はかなり地位が向上してちゃんと戦神している。
・[[ヘパイストス]]
ゼウスとヘラの息子。火山と鍛冶の神。
ただし、前妻の娘アテナがゼウスより産まれたことに嫉妬したヘラが頑張って1人で産んだとも言われている。どんな体してんだ。
ただし無茶した影響なのか足が不自由でブサイクだったらしい。
神々の武器屋さんで、ゼウスの武器である雷霆の製作者。双子の矢とかアイギスの楯とか作ったのも彼。すごいぜ!
色々頑張ってるのに醜いからってヘラに捨てられたり、嫁に来たアフロディーテには相手にもされなかった挙句アレスに寝取られるという不遇な神様。
どちらもお手製のトラップを仕掛けてきっちり落とし前をつけているのだが、だからといって気分が晴れたかは別問題。
上述のNTR暴露騒動もあって相当溜まっていたらしく、武具を発注しに来たアテナに欲情して追っかけまわした挙句、処女神の足に白くベタつく何かをぶっかけ零れ落ちた先の大地を孕ませるという凶行に走った。
つくづくギリシャの神々は本能に忠実過ぎである。
ちなみにヘラに捨てられた後は、海の女神テティス(後の[[アキレウス]]の母)に拾われて育てられており、成長してオリュンポスへ帰る際、彼女に礼として自作の宝石をプレゼントしている。
ヘタレだけどイケメンなアレスと併せて、&bold(){[[※ただしイケメンに限る]]}を擬人化したような神様。
ブサメンでも一芸を身に付ければ偉くなれるよ!という希望の星であり、
偉くなっても女にはモテないよ!という絶望を突きつける存在でもある。
・[[ヘルメス>ヘルメス(ギリシャ神話)]]
ゼウスとマイアの息子。伝令、旅人、商売、錬金術の神。そして泥棒と詐欺の神。
アポロンが芸術や医学といった高潔な知性を象徴するのに対し、こちらは世俗的な知恵や狡猾さを司る。
ヘラの母乳を飲んで育った為、唯一迫害されなかった。
ゼウスの忠実な部下でどこぞの戦いの神(笑)よりよっぽど優秀。相当な知能でゼウスに気に入られたという。
生き物を眠らせる杖やどこへでも行くことのできるサンダルを持つ。知識もあり、人類に様々なものを教えたりした。
実力も高く、百眼の巨人アルゴスを1人で殺している。
神々の中では珍しく地上、天界、冥界の三界を行き来する。
そのためよく他の神にパシらされたりもする。
泥棒や詐欺などの金銭的犯罪も象徴する神だが、おそらくオリュンポス十二神の中ではヘスティアやハデス、デメテルに次ぐ人格者。
ちなみにアフロディーテのことも好きらしい。
この2神の間に生まれたのが、ニンフのサルマキスとむりやり融合させられ両性具有となった「ヘルマフロディトス」である。
・[[アフロディーテ>アフロディテ(ギリシャ神話)]]
愛と美の女神。実はゼウスの子供ではなく、&link_anchor(pageid=7350,ウラヌスリンク){ウラノス}の去勢された物から泡が吹いて誕生した。
キュプロス島にいたところ、その美しさにオリンポスの神々が総出で引っ掛かりゼウスの養女となった。
なので実はゼウスの叔母にあたり一番年上。
ちなみに愛と言ってもヘラのような夫婦愛・家族愛のような物ではなく&font(#f09199){男女の性愛}である。
また彼女の魔法の宝帯は愛・欲望・憧れといった感情を秘めており、それにより女の魅力を増し神や人の心を征服する。
ただし処女神のアルテミス、ヘスティア、アテナはこの呪力の効果は及ばない。
最美の女神が極上の肢体と魔法で男を誘惑…そりゃ男も引っかかるわ…。
男を選ぶ基準は&font(#ff0000){顔のみ。}
ちなみに結婚・愛人関係を結んだ男は多数…さすがである。
ヘパイストスの一件で全裸合体中に緊縛され晒し者にされた時も、恥ずかしさに耐えられず逃走したアレスを尻目に一人微笑んでいたというからとんでもない度胸の持ち主だったようだ。
色気命なので武勇伝は特に無いが、魚座の元ネタである。
またこいつもトロイア戦争の発端の原因の一神。
ギリシア神話の女神の多分に漏れずやっぱり強気で傲岸で他の女神との仲も険悪な感じが多い。
…というかこの神話、女神同士の仲悪すぎである。
・[[ディオニュソス>ディオニュソス(ギリシャ神話)]]
ゼウスと人間セメレの息子。酒と狂乱の神。
葡萄の蔓が巻きついた杖と酒杯を携えて描かれる。
ディオニュソスが生まれる前に母親はヘラのせいで死に、臨月までゼウスの太股で育ち、生まれた。
人間である叔母の手で育てられ、叔母の死後は各地を放浪するうちに神としての力を示していく。
最終的に死んだ母セメレーを冥界から救い出すことで神の一員としてみとめられ、オリュンポスで暮らすようになる。
本来は十二神では無いが、ヘスティアの情けで十二神入りする事がある。
トラウマを持ち、性格が色々歪んでいる。
・[[クロノス>クロノス(ギリシャ神話)]]
ゼウス以前に世界を支配していた[[ティターン十二神]]の長。
天空神ウラヌスと大地母神ガイアの息子でゼウス達の親世代に当たり父神であるウラヌスの男根を切り落としウラヌスから世界の支配権を奪い取った。
しかし、ウラヌスから「いずれお前も自分の子供に覇権を奪われる」と予言されたことで、恐れを抱き生まれた子供たちを次々と呑み込んだとされる。
この行いが反感を買い「ティタノマキア」にてクロノスの手を逃れたゼウスに世界の覇権を奪われた。
クロノスはよく時の神と間違えられるが、これはほぼ同一名称(ぶっちゃけギリシア人も発音で勘違いする)の別の神で、クロノス本人は農耕神である。
ただし農耕が全ての天候に関わり更に時間と密接な関係にある事から何らかの関係があるのではという説もある。
・[[ガイア>ガイア(ギリシャ神話)]]
世界の始まりに生まれたとされる[[原初神>原初神(ギリシャ神話)]]の一柱。
大地の母神であり息子である天空神[[ウラヌス>ウラノス(ギリシャ神話)]]と交わりティターン神族やキュプロス、[[ヘカトンケイル>ヘカトンケイル(ギリシャ神話)]]といった怪物を産み出した。
・[[モイライ>運命の三女神]]
人の寿命や運命を決定する女神たち。
長女「ラケシス」次女「クロト」三女「アトポロシス」の三姉妹で、それぞれが「過去」「現在」「未来」を司っているとされる。
*ギリシャ神話の登場人物
・[[ヘラクレス>ヘラクレス(ギリシャ神話)]]
ギリシャ神話最大の英雄。
[[ヒュドラ>ヒュドラ(ギリシャ神話)]]退治に代表される十二の試練を成し遂げ、巨人達との大戦である「ギガントマキア」では神々と協力して不死の巨人達を滅ぼした。
・ペルセウス
ヘラクレスと同じく最高神ゼウスの息子で[[ゴルゴン三姉妹>ゴルゴン(ギリシャ神話)]]の末娘メドゥーサを退治した。
・アスクレピオス
太陽神アポロンの息子。
優れた医者であり、死者すらも蘇らせる事が出来たとされる。
しかし、その結果冥界の支配者であるハデスに危険視され、ハデスの要請でゼウスに雷で殺害された。
死後、その功績を称え、星界へと上げられ、「へびつかい座」となった。
・[[オイディプス]]
・[[ゼウスの愛人たち>ゼウスの妻・愛人たち(ギリシャ神話)]]
・[[ミダス王>ミダス王(ギリシャ神話)]]
*ギリシャ神話の怪物
・[[ヒュドラ>ヒュドラ(ギリシャ神話)]]
・[[ゴルゴン>ゴルゴン(ギリシャ神話)]]
・[[エキドナ>エキドナ(ギリシャ神話)]]
・[[ケルベロス]]
・[[ケンタウロス>ケンタウロス(ギリシャ神話)]]
・[[テュポン>テュポン(ギリシャ神話)]]
・[[ハーピー>ハーピー/ハルピュイア(ギリシャ神話)]]
・[[ヘカトンケイル>ヘカトンケイル(ギリシャ神話)]]
・[[ミノタウロス>ミノタウロス(ギリシャ神話)]]
・[[ラミア>ラミア(ギリシャ神話)]]
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- アポロンってクレウサって女をれいーぷして孕ませたんだよな…ギリシャ神話ってなんでそんな話ばっかのか… -- 名無しさん (2013-11-25 16:42:47)
- ↑まともなのがヘスティアとハデス位しか居ない…… -- 名無しさん (2013-11-25 16:52:31)
- プロメテウスさんは格下なんか? -- 名無しさん (2013-11-25 17:00:52)
- ↑プロメテウスはティタン神族だが、先見の明があったので早々に裏切って弟共々オリンポス側に付いた。 -- 名無しさん (2013-11-25 17:04:41)
- ↑でもその裏ではオリンポスへの復讐を目論んでいた。結局頓挫してしまったが -- 名無しさん (2013-11-25 17:09:01)
- プロは人間にとってありがたいってだけだからな(やつのもたらした火のせいで戦争が激化したんで実際はプラスマイナスゼロって感じだが) -- 名無しさん (2013-11-25 17:11:17)
- 時の神クロノスはゼウス達の親じゃないぞ -- 名無しさん (2013-11-25 18:10:22)
- ハルモニアは父親の呪いのせいで悲惨な事になってしまい…。エロスはアフロディーテとアレスの実子という説もあります。あれ?アレスの娘にアンテロスもいる筈… -- 名無しさん (2013-11-28 21:04:01)
- アレスがマジで残念過ぎる…… -- 名無しさん (2014-03-19 17:08:46)
- ↑ただしイケメン補正で救われることもある模様。やっぱイケメンって糞だわ -- 名無しさん (2014-03-20 00:23:57)
- このような神々が信仰されていた古代ギリシャの人々の性生活ってどうだったんだろう… -- 名無しさん (2014-03-20 00:59:14)
- ちなみにテュポーンが出てきたときあまりの迫力にビビって皆一目散に逃げたんだよな。 -- 名無しさん (2014-03-20 02:00:33)
- 笛吹きの妖精とアポロの竪琴とどっちが上手いか裁定を任せた王様が妖精の勝ちって言ったのにキレて「てめぇの耳なんざこれでじゅうぶんだ!」とか言って王様の耳をロバの耳に変えたアポロさん。 -- 名無しさん (2014-04-30 18:57:46)
- ヘルメスとアフロディーテの間に「ヘルマフロディトス」という子がいますよ。ちなみに両性具有の代名詞でもある -- 名無しさん (2014-05-08 20:06:09)
- デメテルさんマジ男運無いな・・・。しかも弟のせいってのが泣ける -- 名無しさん (2014-05-20 04:40:49)
- アレスは自分の娘がポセイドンの子供に犯されたらそいつ殺したらしいから結構子供思いな所がある。ゼウスは娘のペルセポネを攫わせたのに -- 名無しさん (2014-05-30 20:16:35)
- ↑11 しかし確かにプロメテウスがもたらした火で戦争は始まったけど正直あれだけ恩恵受けといてプロメテウスのせいにするあたり人間も大概だよな -- 名無しさん (2014-05-30 21:22:58)
- アテナは惚れっぽくないぞ。浮いた話しなんぞ -- 名無しさん (2014-06-04 22:53:38)
- アテナは惚れっぽくないぞ、アルテミスと違って浮いた話なんざこれっぽっちもない。 -- 名無しさん (2014-06-04 22:55:04)
- ↑英雄たちに手を貸すのを曲解してんだろーね。トロイア戦争のも自尊心がクソ強いだけだし。 -- 名無しさん (2014-06-04 23:01:02)
- 惚れるっていっても恋愛って意味だけじゃないんじゃね?アテナの英雄への肩入れは割と異常なレベルだし -- 名無しさん (2014-06-05 04:36:45)
- デメテルさんマジ可哀想・・・ -- 名無しさん (2014-06-13 17:35:27)
- デジモンの十二神は割と全員仲良いのにな -- 名無しさん (2014-07-14 23:02:45)
- ちなみにアルテミスは沐浴中、ある男に裸を見られて『見ぃたぁ~なぁ~!!』と言わんばかりに激怒し、男の姿をシカに変えさせ、男が連れていた猟犬に食い殺させたとか。マジで怖い。 -- 名無しさん (2014-07-14 23:23:09)
- 処女神たちに限らず女神たちは気性荒いよ。 -- (2014-07-14 23:46:02)
- ユーラシアの女神はなにかしら破壊神的な側面持ってるの多いからな -- 名無しさん (2014-07-14 23:49:33)
- 神は~人ではなく~柱で数えるんじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2014-07-14 23:56:21)
- ぶっちゃけどの怪物よりも女神の嫉妬や怒りの方がよっぽど恐ろしいわ……ん? 何か手が毛深くなってきた? -- 名無しさん (2014-07-17 19:04:48)
- そもそも女神の嫉妬や癇癪で埋まれてきた怪物も多いからな・・・w -- 名無しさん (2014-07-17 21:15:06)
- ギリシャ神話最強のモンスターと評判の高いテュポンも一説にはガイアの怒りが具現化したって説があるもんな… -- 名無しさん (2014-07-17 21:46:23)
- 天変地異、森羅万象操れるのにクレイトス一人に負けた神々。 -- 名無しさん (2014-07-30 21:20:03)
- アレスは可愛い子には旅をさせた結果マルスに進化したんやな -- 名無しさん (2014-08-02 17:35:02)
- 十二邪神のほうがしっくりくる -- 名無しさん (2014-08-02 20:35:48)
- ↑デメテルさんとヘスティアさんだけは外してあげてくれw -- 名無しさん (2014-08-02 20:58:18)
- 実際には征服する側だったローマ帝国がギリシャ文化への憧れから「偉大なる俺達ローマは素晴らしきギリシャから発祥したんだぜ!(捏造)」って言い出しただけで自分達のローマ神話をギリシャ神話の神に勝手に置き換えてっただけだった筈。元は他民族の神だからってんでギリシャではディスられまくってるアレスに対し、自前の神であるマルスがローマでは真っ当に信仰されたのも当然。何しろキリスト教化を推し進めた中でもギリシャ神話だけは残した結果、西洋文明の根幹に組み込まれてしまってる訳だし。 -- 名無しさん (2014-08-02 22:11:28)
- アレスは蛮地扱いされてた異邦の神。アテナはギリシャ人の土着の神。アレスの扱いって後世における悪魔に貶められたバアルのような旧神と同じなんだよね。 -- 名無しさん (2014-08-04 12:30:46)
- アテナとか言うぷっつん女神 -- 名無しさん (2014-09-15 11:46:13)
- ルシフェル同様ゼウスに甘やかされてたからね。その末キッチリとゼウスに反逆を企ててる。 -- 名無しさん (2014-09-20 20:05:50)
- 漫画『未来日記』の主要人物たちの元ネタでもあるな。 -- 名無しさん (2014-12-28 00:19:34)
- タグに「人間よりも人間臭い」とあるけど、周りの迷惑お構いなしに自分のドロドロした欲望を満たそうとするのを人間臭いとは呼ばんwそんなのはただの畜生と同じよ。 -- 名無しさん (2015-04-11 21:26:26)
- ↑え!(人間って畜生の別名だと思ってた) -- 名無しさん (2015-07-23 22:21:57)
- ちなみにデメテルの恋人、イアシオンはゼウスの息子だよ -- (2015-07-23 23:44:08)
- ↑2 自己紹介か? -- 名無しさん (2015-09-10 06:01:36)
- アテナは短気なだけで割とまともな部類だろう。アルテミスとか外で水浴びする露出狂の癖に裸見られたら問答無用で目潰しする畜生やで。 -- 名無しさん (2015-09-28 02:02:40)
- ↑アラクネやメドゥーサの末路を見るとそんな風には思えん -- 名無しさん (2015-10-04 12:42:16)
- いつも思うが神様がまともとかまともじゃないとか意味のない疑問じゃないか? -- (2015-10-04 13:09:57)
- そもこの手の話の答えや結果には大層な意味を求めてないのさ -- 名無しさん (2015-10-04 13:23:27)
- 「人間に都合の良い神」なんて存在しないからな。 -- 名無しさん (2015-10-04 13:30:19)
- オリュンポスの神々はもう現代では信仰される神ではなくなったけど文学や芸術の世界で生きることでその名前と形を永遠に残すことができたんだよな -- (2015-11-10 01:29:29)
- ヘラは一定の周期で少女(ていうか幼女)の姿に変わり、その間だけはゼウスは浮気しないらしい。おいこら最高神 -- 名無しさん (2015-11-10 04:20:25)
- ↑毎年春にカナトスという泉で身を清めて一年間に浴びたあらゆる穢れを落とした結果、ゼウスと結婚した当時の若さを取り戻す。だからゼウスも若返ってしばらくは浮気しないってことらしい。まぁ僅かばかりの気休めだな -- (2015-11-10 04:49:31)
- 今の時代では大ぴらな信仰は得られていないが、芸術や文学の世界に生きることで忘れ去られることはない、という奇妙な神々 -- (2016-03-06 19:41:09)
- しかし何で此処まで畜生畜生アンド畜生揃いなのやら…世が世ならハデスとヘスティア以外全員チェーンソーの刑でもおかしくないぞ -- 名無しさん (2016-10-09 17:04:56)
- 中級~下級の神が革命でもやらないとなぁ~.........それでも負けたら、女神はもちろん、男神の嫁ももれなくお仕置きプレイが待ってそうで.........下半神がトップな時点で詰んでる。 -- 名無しさん (2016-10-09 17:25:12)
- ↑2 デメテルさんはキレたら怖いだけでまともやろ -- 名無しさん (2016-10-09 17:27:00)
- ハデスって姪と結婚したの? -- 名無しさん (2016-10-24 16:59:32)
- そういうこと。ゼウス(兄or弟)とデメテル(姉だか妹どっちか)の娘......なので、二重の意味で姪である。 -- 名無しさん (2016-10-24 17:08:51)
- ヘラのゼウスの子供たちに対する嫌がらせは英雄に苦難を与えて乗り越えさせるための方便だよな -- 名無しさん (2018-03-04 11:19:16)
- 別名、クレイトス被害者の会 -- 名無しさん (2018-03-16 02:37:50)
- ペルセポネって悲劇のヒロイン風だけど、悪しからず思うダンディな叔父さんと結婚しながら、仲良い母ちゃんとも離れずに済むっていうギリシャ神話でもトップレベルのハッピーエンド迎えてるよな -- 名無しさん (2020-04-13 21:58:29)
- オリンポス十二神はもう全員個別項目が立っているのでこの項目を「ギリシャ神話」の項目に編集しました -- 名無しさん (2020-08-26 04:30:03)
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