中村主水

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中村主水 - (2014/10/11 (土) 17:28:12) の1つ前との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2010/02/18(木) 14:53:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ・中村主水 中村主水(なかむらもんど)は【必殺シリーズ】の登場人物。 同シリーズを代表する名キャラクターで、藤田まことの演じる架空の人物。 &font(#ff0000){※シュスイではない。} 初登場は必殺シリーズ第2作の『[[必殺仕置人>必殺仕置人(時代劇)]]』 同作では主水ではなく、[[念仏の鉄]]が事実上の主人公だったが、そのキャラクターの完成度と演じる藤田まことの魅力がハマり、放送中には主水が中心に描かれる様になり、その後のシリーズで正式に主人公として描かれる様になる。 尚、主水は中村家の婿養子で、姑のせん、嫁のりつとの3人暮し。 職業は佐渡金山での同心見習い→北町奉行所同心(定町廻り同心)→南町奉行所同心(定町廻り同心・牢屋番同心)→書庫番→自身番。 奉行所では仕事をしないので昼行灯と呼ばれ無能者扱いされ、家庭ではせん、りつにいびられ、子供ができないため種無しカボチャと罵られるが、その一方で裏の顔は悪人を仕置する殺し屋稼業をしている。 頭脳明晰でチームではリーダー、参謀役を務め、更に奥山神影流、小嶽新影流、小野派一刀流の免許皆伝の腕を持つシリーズ最強の剣客でもある。   【人物】 初登場は『必殺仕置人』。 かつて佐渡島で同心見習いをしていた時に出合った、囚人であり悪友の念仏の鉄と江戸で再会。 鉄と同じ〝かんのん長屋〟に住む棺桶の錠を加えた三人である事件を解決した事を契機に世にはびこる悪を裁く闇の処刑人「仕置人」となる。 次作の『助け人走る』でゲスト出演した後、再レギュラー化の第4作『[[暗闇仕留人>暗闇仕留人(時代劇)]]』では仲間の[[糸井貢]]の壮絶な死を目の当たりにし、裏稼業から足を洗う。 しかし、第6作『必殺仕置屋稼業』で世の中の不満を再認識、裏稼業へ復活をする。 第7作『必殺仕業人』では表の地位を降格させられ生活に困る。 飛んで第10作『[[新必殺仕置人>新必殺仕置人(時代劇)]]』では再会した盟友念仏の鉄との最強コンビで活躍していたが、最終回にて鉄との永遠の別れを迎える事になる。 第12作『江戸プロフェッショナル 必殺商売人』では必殺シリーズの中でも最強の一人と言われるほどの強さを誇り、処刑も過激なものだった。 (他の最強候補は鉄、[[市松]]、先生など) ・1人対複数人 ・相手の首を刎ねる ・5コンボ ※この頃、遂にりつを懐妊させるも死産であった…。   しかし、第14作目「[[翔べ!必殺うらごろし]]」の大失敗が影響し(『新必殺仕置人』の余韻が強過ぎ、視聴率は低迷していた)必殺シリーズ打ち切りの可能性がでてきた。 なんとしてでも打破するべく原点回帰した作品が…。 #center(){第15作目『[[必殺仕事人>必殺仕事人(時代劇)]]』} 新必殺仕置人以降、中村主水は物語の最重要人物から離れていったが(象徴としての後見人的立場)、この作品でシリーズは確固たる地位を得た。 …それ以降の必殺仕事人では同じ流れを組む(次作『新仕事人』でフォーマットが完成)。 これ以降のシリーズはバラエティ化が進み、第23作目「必殺仕事人V」では主水が&font(#ff0000){某キン肉オトコ}と会ったり 他に、第27作目「必殺仕事人V・旋風編」の各話のサブタイトルがすごい事になってる。 4.&font(#0000ff){せん、りつ、カチンカチン体操をする} 7.&font(#0000ff){主水、せん、りつ、ダブルベッドに寝る} 9.&font(#800080){主水、りつ、ラブホテルに行く} 10.&font(#0000ff){主水、ワープロをうつ} 14.&font(#0000ff){主水、大奥の鶴を食べて失業する}   飛んで第29作『必殺剣劇人』でもゲスト出演。 最終回で今までのシリーズを思い浮かばさせるためだけの登用であった。 ここで一旦必殺シリーズは終わってしまう。 その数年後、第30作目『必殺仕事人・激突!』で再び現われた。 1996年公開の映画『必殺!主水死す』では嘗ての仲間との抗争の果て、その生涯を閉じた(ライバル役は、シリーズ初期から大物悪役としてゲスト出演して来た津川雅彦)。 と思われたが、小説の中ではこの事件の三年間行方不明ということになっていた。 スペシャル番組『必殺仕事人2007』、及び久々のTVシリーズとなった第31作目『必殺仕事人2009』では遂に『仕事人』では初めての主役降格となった(仕方ないが)。 因みにこの作品はヒットした。 残念な事に、藤田まことが亡くなった後、その日に必殺仕事人の次の特番の台本が届いたという。 当人は台本が届くのを楽しみにしていたらしいが、台本は枕元に一晩置かれ、棺に入れられた。   【殺し技】 ・電光石火の居合い抜き ・正面から突っ込んで行く ・不意をついて脇差で急所を突き刺す(※このとき相手に皮肉を呟く) ・偉い人に対しては自害工作(※主水「見事な御自害でした」) ・刀の柄の部分に刃を仕込む ・床下から突き刺す ※他、二刀流や手裏剣、捕縛術を披露した事もあり、剣術を基本に武芸全般に通じている様子が見られる。 良く言われる「せこ突き」だが、完全に殺気を消した状態からの究極の暗殺剣であり、裏の世界でしか生きられない主水を象徴した業とも言える。 特に刺客業を本格的に生業とし始めた作品では、剣術大会や奉行所の稽古では無力を装い、終始接待モード。 天下太平の時代に何故、主水が実戦的な剣術を修めていたのかはファンの議論の的でもある。 ただし、太平の世であっても、役職に就く上で箔をつける程度の意味はある。 が、逆に言えば、良い家柄や世渡り上手等の剣術とは異なる分野が必要になる剣術指南役や道場主でもなれない限り、その程度の意味しか無く終わる。 刺客業に手を出した頃の主水が抱えていた鬱憤も、そこから来るものもあると推察される。 ちなみに「せこ突き」以外を使う主水が見たければ『必殺仕置人』(居合い&十手術)『新必殺仕置人』(一対一の名勝負、他)『江戸プロフェッショナル 必殺商売人』(前述の様に歴代最長の殺陣)をどうぞ。   【関連人物】 ・中村せん 姑。 実家(北大路家)を離れた主水にとってはただ一人の母親。 初期はかなり冷たく接していたが、後には頼りにする一面も見せる様になる。 「ムコ殿よりも長生きする」…と云う台詞があるが現実の事に…(泣) ・中村りつ 妻。 せんと共に冷たくあたるイメージがあるが見合いの席で主水に一目惚れしたらしく、あからさまに甘えたりする場面も多い(母の手前、つい意地悪していると云うのが本当らしい)。 ※二人併せて戦慄となるのは有名。 ・[[念仏の鉄]] 佐渡時代に知り合った破戒僧で、立場を越えて親交を結び、後に共に裏稼業の道に進む事になる。 主水と鉄のコンビは「歴代最強」と称される。 ・筆頭同心田中 田中様。 『新仕事人』から登場した名物キャラクター。 オカマ口調で主水にイヤミを言う姿は後期シリーズを代表する物。 尚、初登場時はオカマ口調では無かった。 ・渡辺小五郎 『2009』から登場したもう一人の主人公。 『2010』にて主水が残していった十手を受け取り、仕事の度に持ち歩いている。 それ以降、彼の殺し技も「主水のテーマ」をバックにしたセコ突きにシフトし、事実上主水の後継キャラとして位置づけられている。 ちなみに、テレビスペシャルでは、現代の主水の子孫が出てくる。 相変わらず中村家の婿養子で、職業は[[山手〇央署の刑事>はぐれ刑事純情派]]…ではなくて、保険会社の外交員をしている。 藤田まこと死後の作品、必殺仕事人2010では、急に命により&font(#ff0000){西}へ引っ越し、江戸を去ったという設定になっている。 その後旧中村宅には別な人物が住んでいる。 しかし、そこには中村主水の十手が残してあった。 ところで、西というならば、江戸から見たら京都の方をさしており、本来ならば「京の方へ」や「上の方へ」がふさわしいのだが、あえて&font(#ff0000){西}をさしており、張り紙には菊の花が書かれていた。 西は浄土を表しており、菊の花は葬式などで帰らぬ人に送る花であり、これらは藤田まことの追悼を表している。 ちなみ必殺仕事人2010の殺陣で経師屋の涼次は悪人を仕置したときになぜか合掌していたが、こちらも藤田まことの追悼を表している。 (このときのBGMは中村主水のテーマ)   #center(){一掛け 二掛け 三掛けて} #center(){仕掛けて殺して日が暮れて} #center(){橋の欄干腰下ろし 遥か向こうをながむれば} #center(){この世はつらい事ばかり} #center(){片手に線香、花を持ち} #center(){おっさん、おっさん、何処行くの} #center(){私は必殺仕事人 中村主水と申します} #center(){それで今日は何処のどいつを殺ってくれとおっしゃるんで} #right(){─『必殺仕事人』より。} 【余談】 ・トレードマークのマフラーは元は寒さを凌ぐ為にスタッフが借した物。 ・主水のキャラクターを考案したのは名匠深作欣二で、コンセプトは「人殺しをする警官」であった。 藤田まこと以前にも候補となる役者が居たと云うのが定説だったが、そもそもキャラクター自体が急ごしらえで藤田まことが演じる事を前提に作り出されたので、前述の話は藤田に対する冗談であったらしい。 追加で『必殺仕置人』に主水を加える事を決定した時から山内プロデューサーらは藤田に打診するつもりだったと云う(『必殺!』DVDマガジンより)。 〝追記、修正?……あたしにゃとんと覚えの無い事で〟 ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - 中村さんって平手造酒、鳥居耀蔵、水野忠邦、井伊直弼といった実在人物までも暗殺しているんですよね・・・ -- 名無しさん (2014-02-09 20:31:11) - たしか複数の流派の免許皆伝だっけ -- 名無しさん (2014-02-09 20:38:36) - 時代劇の殺陣って派手に剣を振って大立ち回りするイメージしかなかったから、初めて「せこ突き」を見た時はマジでビビった。これぞ暗殺って感じで -- 名無しさん (2014-02-09 20:54:51) #comment
&font(#6495ED){登録日}:2010/02/18(木) 14:53:20 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ・中村主水 中村主水(なかむらもんど)は【必殺シリーズ】の登場人物。 同シリーズを代表する名キャラクターで、藤田まことの演じる架空の人物。 &font(#ff0000){※シュスイではない。} 初登場は必殺シリーズ第2作の『[[必殺仕置人>必殺仕置人(時代劇)]]』 同作では主水ではなく、[[念仏の鉄]]が事実上の主人公だったが、そのキャラクターの完成度と演じる藤田まことの魅力がハマり、放送中には主水が中心に描かれる様になり、その後のシリーズで正式に主人公として描かれる様になる。 尚、主水は中村家の婿養子で、姑のせん、嫁のりつとの3人暮し。 職業は佐渡金山での同心見習い→北町奉行所同心(定町廻り同心)→南町奉行所同心(定町廻り同心・牢屋番同心)→書庫番→自身番。 奉行所では仕事をしないので昼行灯と呼ばれ無能者扱いされ、家庭ではせん、りつにいびられ、子供ができないため種無しカボチャと罵られるが、その一方で裏の顔は悪人を仕置する殺し屋稼業をしている。 頭脳明晰でチームではリーダー、参謀役を務め、更に奥山神影流、小嶽新影流、小野派一刀流の免許皆伝の腕を持つシリーズ最強の剣客でもある。   【人物】 初登場は『必殺仕置人』。 かつて佐渡島で同心見習いをしていた時に出合った、囚人であり悪友の念仏の鉄と江戸で再会。 鉄と同じ〝かんのん長屋〟に住む棺桶の錠を加えた三人である事件を解決した事を契機に世にはびこる悪を裁く闇の処刑人「仕置人」となる。 次作の『助け人走る』でゲスト出演した後、再レギュラー化の第4作『[[暗闇仕留人>暗闇仕留人(時代劇)]]』では仲間の[[糸井貢]]の壮絶な死を目の当たりにし、裏稼業から足を洗う。 しかし、第6作『必殺仕置屋稼業』で世の中の不満を再認識、裏稼業へ復活をする。 第7作『必殺仕業人』では表の地位を降格させられ生活に困る。 飛んで第10作『[[新必殺仕置人>新必殺仕置人(時代劇)]]』では再会した盟友念仏の鉄との最強コンビで活躍していたが、最終回にて鉄との永遠の別れを迎える事になる。 第12作『江戸プロフェッショナル 必殺商売人』では必殺シリーズの中でも最強の一人と言われるほどの強さを誇り、処刑も過激なものだった。 (他の最強候補は鉄、[[市松]]、先生など) ・1人対複数人 ・相手の首を刎ねる ・5コンボ ※この頃、遂にりつを懐妊させるも死産であった…。   しかし、第14作目「[[翔べ!必殺うらごろし]]」の大失敗が影響し(『新必殺仕置人』の余韻が強過ぎ、視聴率は低迷していた)必殺シリーズ打ち切りの可能性がでてきた。 なんとしてでも打破するべく原点回帰した作品が…。 #center(){第15作目『[[必殺仕事人>必殺仕事人(時代劇)]]』} 新必殺仕置人以降、中村主水は物語の最重要人物から離れていったが(象徴としての後見人的立場)、この作品でシリーズは確固たる地位を得た。 …それ以降の必殺仕事人では同じ流れを組む(次作『新仕事人』でフォーマットが完成)。 これ以降のシリーズはバラエティ化が進み、第23作目「必殺仕事人V」では主水が&font(#ff0000){某キン肉オトコ}と会ったり 他に、第27作目「必殺仕事人V・旋風編」の各話のサブタイトルがすごい事になってる。 4.&font(#0000ff){せん、りつ、カチンカチン体操をする} 7.&font(#0000ff){主水、せん、りつ、ダブルベッドに寝る} 9.&font(#800080){主水、りつ、ラブホテルに行く} 10.&font(#0000ff){主水、ワープロをうつ} 14.&font(#0000ff){主水、大奥の鶴を食べて失業する}   飛んで第29作『必殺剣劇人』でもゲスト出演。 最終回で今までのシリーズを思い浮かばさせるためだけの登用であった。 ここで一旦必殺シリーズは終わってしまう。 その数年後、第30作目『必殺仕事人・激突!』で再び現われた。 1996年公開の映画『必殺!主水死す』では嘗ての仲間との抗争の果て、その生涯を閉じた(ライバル役は、シリーズ初期から大物悪役としてゲスト出演して来た津川雅彦)。 と思われたが、小説の中ではこの事件の三年間行方不明ということになっていた。 スペシャル番組『必殺仕事人2007』、及び久々のTVシリーズとなった第31作目『必殺仕事人2009』では遂に『仕事人』では初めての主役降格となった(仕方ないが)。 因みにこの作品はヒットした。 残念な事に、藤田まことが亡くなった後、その日に必殺仕事人の次の特番の台本が届いたという。 当人は台本が届くのを楽しみにしていたらしいが、台本は枕元に一晩置かれ、棺に入れられた。   【殺し技】 ・電光石火の居合い抜き ・正面から突っ込んで行く ・不意をついて脇差で急所を突き刺す(※このとき相手に皮肉を呟く) ・偉い人に対しては自害工作(※主水「見事な御自害でした」) ・刀の柄の部分に刃を仕込む ・床下から突き刺す ※他、二刀流や手裏剣、捕縛術を披露した事もあり、剣術を基本に武芸全般に通じている様子が見られる。 良く言われる「せこ突き」だが、完全に殺気を消した状態からの究極の暗殺剣であり、裏の世界でしか生きられない主水を象徴した業とも言える。 特に刺客業を本格的に生業とし始めた作品では、剣術大会や奉行所の稽古では無力を装い、終始接待モード。 天下太平の時代に何故、主水が実戦的な剣術を修めていたのかはファンの議論の的でもある。 ただし、太平の世であっても、役職に就く上で箔をつける程度の意味はある。 が、逆に言えば、良い家柄や世渡り上手等の剣術とは異なる分野が必要になる剣術指南役や道場主でもなれない限り、その程度の意味しか無く終わる。 刺客業に手を出した頃の主水が抱えていた鬱憤も、そこから来るものもあると推察される。 ちなみに「せこ突き」以外を使う主水が見たければ『必殺仕置人』(居合い&十手術)『新必殺仕置人』(一対一の名勝負、他)『江戸プロフェッショナル 必殺商売人』(前述の様に歴代最長の殺陣)をどうぞ。   【関連人物】 ・中村せん 姑。 実家(北大路家)を離れた主水にとってはただ一人の母親。 初期はかなり冷たく接していたが、後には頼りにする一面も見せる様になる。 「ムコ殿よりも長生きする」…と云う台詞があるが現実の事に…(泣) ・中村りつ 妻。 せんと共に冷たくあたるイメージがあるが見合いの席で主水に一目惚れしたらしく、あからさまに甘えたりする場面も多い(母の手前、つい意地悪していると云うのが本当らしい)。 ※二人併せて戦慄となるのは有名。 ・[[念仏の鉄]] 佐渡時代に知り合った破戒僧で、立場を越えて親交を結び、後に共に裏稼業の道に進む事になる。 主水と鉄のコンビは「歴代最強」と称される。 ・筆頭同心田中 田中様。 『新仕事人』から登場した名物キャラクター。 オカマ口調で主水にイヤミを言う姿は後期シリーズを代表する物。 尚、初登場時はオカマ口調では無かった。 ・渡辺小五郎 『2009』から登場したもう一人の主人公。 『2010』にて主水が残していった十手を受け取り、仕事の度に持ち歩いている。 それ以降、彼の殺し技も「主水のテーマ」をバックにしたセコ突きにシフトし、事実上主水の後継キャラとして位置づけられている。 ちなみに、テレビスペシャルでは、現代の主水の子孫が出てくる。 相変わらず中村家の婿養子で、職業は[[山手〇央署の刑事>はぐれ刑事純情派]]…ではなくて、保険会社の外交員をしている。 藤田まこと死後の作品、必殺仕事人2010では、急に命により&font(#ff0000){西}へ引っ越し、江戸を去ったという設定になっている。 その後旧中村宅には別な人物が住んでいる。 しかし、そこには中村主水の十手が残してあった。 ところで、西というならば、江戸から見たら京都の方をさしており、本来ならば「京の方へ」や「上の方へ」がふさわしいのだが、あえて&font(#ff0000){西}をさしており、張り紙には菊の花が書かれていた。 西は浄土を表しており、菊の花は葬式などで帰らぬ人に送る花であり、これらは藤田まことの追悼を表している。 ちなみ必殺仕事人2010の殺陣で経師屋の涼次は悪人を仕置したときになぜか合掌していたが、こちらも藤田まことの追悼を表している。 (このときのBGMは中村主水のテーマ)   #center(){一掛け 二掛け 三掛けて} #center(){仕掛けて殺して日が暮れて} #center(){橋の欄干腰下ろし 遥か向こうをながむれば} #center(){この世はつらい事ばかり} #center(){片手に線香、花を持ち} #center(){おっさん、おっさん、何処行くの} #center(){私は必殺仕事人 中村主水と申します} #center(){それで今日は何処のどいつを殺ってくれとおっしゃるんで} #right(){─『必殺仕事人』より。} 【余談】 ・トレードマークのマフラーは元は寒さを凌ぐ為にスタッフが借した物。 ・主水のキャラクターを考案したのは名匠深作欣二で、コンセプトは「人殺しをする警官」であった。 藤田まこと以前にも候補となる役者が居たと云うのが定説だったが、そもそもキャラクター自体が急ごしらえで藤田まことが演じる事を前提に作り出されたので、前述の話は藤田に対する冗談であったらしい。 追加で『必殺仕置人』に主水を加える事を決定した時から山内プロデューサーらは藤田に打診するつもりだったと云う(『必殺!』DVDマガジンより)。 〝追記、修正?……あたしにゃとんと覚えの無い事で〟 ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - 中村さんって平手造酒、鳥居耀蔵、水野忠邦、井伊直弼といった実在人物までも暗殺しているんですよね・・・ -- 名無しさん (2014-02-09 20:31:11) - たしか複数の流派の免許皆伝だっけ -- 名無しさん (2014-02-09 20:38:36) - 時代劇の殺陣って派手に剣を振って大立ち回りするイメージしかなかったから、初めて「せこ突き」を見た時はマジでビビった。これぞ暗殺って感じで -- 名無しさん (2014-02-09 20:54:51) - 1996年の映画で一度死んだはずなんですが・・・・。2009年のこの人っていったい・・・・。 -- 名無しさん (2014-10-11 17:28:12) #comment

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