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アオカミキリモドキ - (2017/04/25 (火) 11:10:55) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2010/09/29 (水) 18:42:10
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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アオカミキリモドキは 甲虫目 カブトムシ亜目 カミキリモドキ科 に属する昆虫の一種。
学名はXanthochroa waterhousei(仮名転写:クサントクロア・ウォーターハウセイ)。
漢字表記は蒼髪切擬。
北海道、沖縄を含む日本全土に生息する昆虫であり、草むらや雑木林は勿論、&font(#ffdc00){走光性}を持ち灯りにも寄って来る為、家屋内でも見掛ける事がある。
鉄錆のようなオレンジ色の身体に、光沢が鮮やかなメタリックブルーの鞘翅を持つ美しい昆虫。
成虫の体長は約1cm〜1.6cm。甲虫類の中では、かなり小型に位置する部類。
甲虫目らしく、幼虫→蛹→成虫と言う三段階のステップを踏む完全変態を行う。
成虫の出現時期は5〜7月。初夏にかけて最も多く発生し、餌を求めて花に集まる。
その名前の通り、パッと見の見た目はカミキリムシに似ているが、全く違う虫である(カミキリムシはカミキリムシ科。ただしどちらも目レベルの分類では同じ甲虫目なので、親戚と言えなくもない)。
まず、カミキリモドキ類には大顎がない。幼虫は腐葉土や腐木、成虫は花の蜜や花粉などの軟らかい物を食べる為、顎の力を使う必要がないからである。
触覚もカミキリムシ程長くはない。
そして尤もたる違いはその体質。
アオカミキリモドキに代表されるカミキリモドキ類は、甲虫目でありながら&font(#ff0000){異常なまでに体質が柔らかい。}
腹部は勿論の事、鞘翅まで柔らかく、かなり&font(#f09199){プニプニ}している。
つつけば中身が出そうな程である。
更に前述の通り、オレンジ色の身体にメタリックブルーの翅と言う、雑木林の中ですら目立つ体の色をしている。
身を守る鎧も無ければ、敵に立ち向かう武器さえもなく、その身を覆うのはキラキラと輝く薄皮一枚と言う丸腰に近い姿。
そんな彼女らは、肉食昆虫や鳥からの恰好の的――――
……のように見えるのだが。
よく思い返して欲しい。
[[黒くて赤いあの子>ペルビアンジャイアントオオムカデ]]にしろ、[[縞々模様のあの子>オオスズメバチ]]にしろ、[[エメラルドなあの子>エメラルドゴキブリバチ]]にしろ、[[オレンジ小町なあの子>カバキコマチグモ]]にしろ、&font(#800080){毒}を持つ虫の殆どは、&font(#ff0000){警告色}と呼ばれる目立つ体色で自分に毒がある事を内外に知らしめていた。
そう――その派手な体色の例に漏れず、アオカミキリモドキも、その身体に強力な毒を持っている。
と言っても、噛み付いたり、針で刺したりする訳ではない。そもそもアオカミキリモドキの体内には毒腺と言うものが存在しないのである。
それ毒虫じゃねえし……と思った奴は甘い。
アオカミキリモドキの毒――それは、&font(#ff0000){体液}の中に含まれているのだ。
そう、武器は身体そのものなのである。
即ち
#center(){&font(#800080){体は毒で出来ている}
である}
甲虫目のクセに体質が柔らかいのも、毒を持った体液を体外に滲ませ易くする為の、謂わば進化と言えるだろう。
しかも成虫だけでなく、幼虫や蛹まで同じ毒を持っていると言うのだからタチ悪ィ。
現在日本には40種近くのカミキリモドキ科の昆虫が確認されており、内21種が有毒類とされている。半分以上とかマジぱねェ。
毒の成分は&font(#ff0000){カンタリジン。}
&font(#800080){猛毒}として知られており、皮膚に付いただけでも激しい炎症を引き起こす。
夜間、電灯などに飛来してきた本種を素手で潰したり、追い払おうとちょっかいを掛けたりして体液が皮膚に付いてしまうと言う事故が割合的に多い。
体液が皮膚に付着すると凡そ2〜6時間後に激しい痛みと共に水膨れが出来、やがてこの水膨れが破れてカサブタが出来ると同時に&font(#ff0000){恐ろしいまでの痒みに襲われる。}
しかもそれが少なくとも2週間近くも続く上、掻くとカサブタが剥がれて血が滲み、掻きたくても痛くて掻けないと言う最悪のループを招く。どこぞの症候群もビックリなとんでもポイズンである。
因みにこの症状が火傷に似ている事から、&font(#ff0000){ヤケドムシ}、電灯に飛来する習性から&font(#ffdc00){デンキムシ}と呼ばれる。
カンタリジンの歴史は古く、日本では江戸時代で既に存在が確認されている。
その頃は普通の薬として用いたり、国外では&font(#0000ff){スパニッシュ・フライ}と呼ばれる&font(#f09199){催淫剤}としてえちぃ事目当てに活用されていたが、あまりにも副作用が強く、下手に使用すれば腎臓障害も引き起こす為、現在では殆ど使われていない。
しかし一部では、未だ女性用の催淫剤として取り扱っている所がある。が。
無論、立て主もアオカミキリモドキも絶対にお勧めしない。そもそもカンタリジンは僅か&font(#ff0000){30mg}で人間を致死に至らしめる程の猛毒なのである。
尚、摂取した場合、激しい嘔吐、頭痛、下痢を発症し、場合によっては死に至る。
長生きしたけりゃ止めとく事です。
そんな末恐ろしい毒を持っていて、尚且つ潰れ易いヤワな身体だと言うのにアオカミキリモドキはかなり人懐こい。普通に飛んで来て腕や足に止まって来るのだ。
毒持ちだと解る色をしながら、未だに事故が絶えないのは、この性質の所為である。
以下その様子(CVはお好みで)
&font(#ff0000){ブーン……ピト}
「げッ、虫! くそッ鬱陶しいな…」
&font(#0000ff){「……なぁ、おまえ。あたしの名を言ってみろよ」}
「あ? そんなもん知ったこっちゃ……………待てよ。このオレンジ色のカラダに、青い翅……ま、まさか」
&font(#0000ff){「にしし……ほら、あたしの名を言ってみろよ。そして潰してみろよ」}
「まさか、まさかお前は……アオカミキリモドキかあああああッ!?」
&font(#0000ff){「御名答〜♪ ほらほら、いつも潰してる蝿とか蚊みたいに潰せよ、潰して見ろよぉ〜…にしし」}
「うッ、うぅうッ……」
&font(#0000ff){「にしし……潰せないよなぁ〜。つ・ぶ・せ・な・い・よ・なぁ〜〜♪」}
「うわぁあああああ!!(精神崩壊)」
&font(#0000ff){「ちょろいww」}
こうなる前にさっさと逃げよう。
万が一、彼女達に止まられてしまったら、下手に刺激せず動かない事。
気が変われば、どこかへ飛んでいくはずである。
気が変わらなかったらどうするかって?
嫁に貰ってあげましょう。
#center(){&font(#0000ff){お、あんなとこに人間が…}
&font(#0000ff){にしし…止まって脅かしてやろっと♪}
ヒョイッ
&font(#0000ff){どわーーーーーーッ!?}
&font(#0000ff){に、人間!? う、う、後ろから掴むなんて、ひ、卑怯だぞおまえ!}
&font(#0000ff){は、離せよ! 離してったら!}
&font(#0000ff){あたし毒あるんだぞ! ホントだぞ!?}
ぷに
&font(#0000ff){ぎゃわーーーーーーッ!?}
&font(#0000ff){ど、どどどどこ触ってんだおまえ!!}
&font(#0000ff){え? あ、あたしの項目を立てた?}
&font(#0000ff){追記修正したいからもっと触らせろ?}
&font(#0000ff){そ、そっか……ま、まぁそれなら別に…}
&font(#0000ff){で、でも、ちゃんと編集するんだぞ!}
&font(#0000ff){ヒット数が、カミキリムシに負けるような項目にしたら許さないからな!}
ぷにぷに
&font(#0000ff){…って、ぎゃわーーーーーーッ!?!?}
&font(#0000ff){さ、触りすぎだアホーーーーーーッ!!!!}
&font(#f09199){―― HAPPY END? ――}}
#include(テンプレ2)
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#vote3(time=600,6)
}
#include(テンプレ3)
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- 駄目だwwwwww声が某妹キャラでしか再生できないww -- 名無しさん (2014-09-26 15:20:03)
- 昔どこかの町で、寝てる間に無意識に潰して線状に炎症が起きたのを誰かに切られたと勘違いされて住民を「家に侵入して切りつけていく通り魔が出た」と恐怖に陥れたと聞いたことが -- 名無しさん (2015-02-08 21:26:51)
- 昆虫界の静謐ちゃんか...... -- 名無しさん (2016-09-26 16:01:03)
#comment
#areaedit(end)
}
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アオカミキリモドキは 甲虫目 カブトムシ亜目 カミキリモドキ科 に属する昆虫の一種。
学名はXanthochroa waterhousei(仮名転写:クサントクロア・ウォーターハウセイ)。
漢字表記は蒼髪切擬。
北海道、沖縄を含む日本全土に生息する昆虫であり、草むらや雑木林は勿論、&font(#ffdc00){走光性}を持ち灯りにも寄って来る為、家屋内でも見掛ける事がある。
鉄錆のようなオレンジ色の身体に、光沢が鮮やかなメタリックブルーの鞘翅を持つ美しい昆虫。
成虫の体長は約1cm〜1.6cm。甲虫類の中では、かなり小型に位置する部類。
甲虫目らしく、幼虫→蛹→成虫と言う三段階のステップを踏む完全変態を行う。
成虫の出現時期は5〜7月。初夏にかけて最も多く発生し、餌を求めて花に集まる。
その名前の通り、パッと見の見た目はカミキリムシに似ているが、全く違う虫である(カミキリムシはカミキリムシ科。ただしどちらも目レベルの分類では同じ甲虫目なので、親戚と言えなくもない)。
まず、カミキリモドキ類には大顎がない。幼虫は腐葉土や腐木、成虫は花の蜜や花粉などの軟らかい物を食べる為、顎の力を使う必要がないからである。
触覚もカミキリムシ程長くはない。
そして尤もたる違いはその体質。
アオカミキリモドキに代表されるカミキリモドキ類は、甲虫目でありながら&font(#ff0000){異常なまでに体質が柔らかい。}
腹部は勿論の事、鞘翅まで柔らかく、かなり&font(#f09199){プニプニ}している。
つつけば中身が出そうな程である。
更に前述の通り、オレンジ色の身体にメタリックブルーの翅と言う、雑木林の中ですら目立つ体の色をしている。
身を守る鎧も無ければ、敵に立ち向かう武器さえもなく、その身を覆うのはキラキラと輝く薄皮一枚と言う丸腰に近い姿。
そんな彼女らは、肉食昆虫や鳥からの恰好の的――――
……のように見えるのだが。
よく思い返して欲しい。
[[黒くて赤いあの子>ペルビアンジャイアントオオムカデ]]にしろ、[[縞々模様のあの子>オオスズメバチ]]にしろ、[[エメラルドなあの子>エメラルドゴキブリバチ]]にしろ、[[オレンジ小町なあの子>カバキコマチグモ]]にしろ、&font(#800080){毒}を持つ虫の殆どは、&font(#ff0000){警告色}と呼ばれる目立つ体色で自分に毒がある事を内外に知らしめていた。
そう――その派手な体色の例に漏れず、アオカミキリモドキも、その身体に強力な毒を持っている。
と言っても、噛み付いたり、針で刺したりする訳ではない。そもそもアオカミキリモドキの体内には毒腺と言うものが存在しないのである。
それ毒虫じゃねえし……と思った奴は甘い。
アオカミキリモドキの毒――それは、&font(#ff0000){体液}の中に含まれているのだ。
そう、武器は身体そのものなのである。
即ち
#center(){&font(#800080){体は毒で出来ている}
である}
甲虫目のクセに体質が柔らかいのも、毒を持った体液を体外に滲ませ易くする為の、謂わば進化と言えるだろう。
しかも成虫だけでなく、幼虫や蛹まで同じ毒を持っていると言うのだからタチ悪ィ。
現在日本には40種近くのカミキリモドキ科の昆虫が確認されており、内21種が有毒類とされている。半分以上とかマジぱねェ。
毒の成分は&font(#ff0000){カンタリジン。}
&font(#800080){猛毒}として知られており、皮膚に付いただけでも激しい炎症を引き起こす。
夜間、電灯などに飛来してきた本種を素手で潰したり、追い払おうとちょっかいを掛けたりして体液が皮膚に付いてしまうと言う事故が割合的に多い。
体液が皮膚に付着すると凡そ2〜6時間後に激しい痛みと共に水膨れが出来、やがてこの水膨れが破れてカサブタが出来ると同時に&font(#ff0000){恐ろしいまでの痒みに襲われる。}
しかもそれが少なくとも2週間近くも続く上、掻くとカサブタが剥がれて血が滲み、掻きたくても痛くて掻けないと言う最悪のループを招く。どこぞの症候群もビックリなとんでもポイズンである。
因みにこの症状が火傷に似ている事から、&font(#ff0000){ヤケドムシ}、電灯に飛来する習性から&font(#ffdc00){デンキムシ}と呼ばれる。
カンタリジンの歴史は古く、日本では江戸時代で既に存在が確認されている。
その頃は普通の薬として用いたり、国外では&font(#0000ff){スパニッシュ・フライ}と呼ばれる&font(#f09199){催淫剤}としてえちぃ事目当てに活用されていたが、あまりにも副作用が強く、下手に使用すれば腎臓障害も引き起こす為、現在では殆ど使われていない。
しかし一部では、未だ女性用の催淫剤として取り扱っている所がある。が。
無論、立て主もアオカミキリモドキも絶対にお勧めしない。そもそもカンタリジンは僅か&font(#ff0000){30mg}で人間を致死に至らしめる程の猛毒なのである。
尚、摂取した場合、激しい嘔吐、頭痛、下痢を発症し、場合によっては死に至る。
長生きしたけりゃ止めとく事です。
そんな末恐ろしい毒を持っていて、尚且つ潰れ易いヤワな身体だと言うのにアオカミキリモドキはかなり人懐こい。普通に飛んで来て腕や足に止まって来るのだ。
毒持ちだと解る色をしながら、未だに事故が絶えないのは、この性質の所為である。
以下その様子(CVはお好みで)
&font(#ff0000){ブーン……ピト}
「げッ、虫! くそッ鬱陶しいな…」
&font(#0000ff){「……なぁ、おまえ。あたしの名を言ってみろよ」}
「あ? そんなもん知ったこっちゃ……………待てよ。このオレンジ色のカラダに、青い翅……ま、まさか」
&font(#0000ff){「にしし……ほら、あたしの名を言ってみろよ。そして潰してみろよ」}
「まさか、まさかお前は……アオカミキリモドキかあああああッ!?」
&font(#0000ff){「御名答〜♪ ほらほら、いつも潰してる蝿とか蚊みたいに潰せよ、潰して見ろよぉ〜…にしし」}
「うッ、うぅうッ……」
&font(#0000ff){「にしし……潰せないよなぁ〜。つ・ぶ・せ・な・い・よ・なぁ〜〜♪」}
「うわぁあああああ!!(精神崩壊)」
&font(#0000ff){「ちょろいww」}
こうなる前にさっさと逃げよう。
万が一、彼女達に止まられてしまったら、下手に刺激せず動かない事。
気が変われば、どこかへ飛んでいくはずである。
気が変わらなかったらどうするかって?
嫁に貰ってあげましょう。
#center(){&font(#0000ff){お、あんなとこに人間が…}
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ヒョイッ
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ぷにぷに
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- 駄目だwwwwww声が某妹キャラでしか再生できないww -- 名無しさん (2014-09-26 15:20:03)
- 昔どこかの町で、寝てる間に無意識に潰して線状に炎症が起きたのを誰かに切られたと勘違いされて住民を「家に侵入して切りつけていく通り魔が出た」と恐怖に陥れたと聞いたことが -- 名無しさん (2015-02-08 21:26:51)
- 昆虫界の静謐ちゃんか...... -- 名無しさん (2016-09-26 16:01:03)
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