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&font(#6495ED){登録日}:2011/11/14(月) 18:23:51
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
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「シエラ・マドレ・カジノの話は誰でも聞いたことはあるだろう…」
「その伝説、呪いの話、いくらでもある…」
「くだらない戯言だ、死者の町の中心に、血のように赤い霧に覆われて眠り続ける…」
「トレジャーハンターたちを破滅へと導く、輝かしい記念碑があると…」
「しかし難しいのはその場所を見つけることではない…」
「手放すこと、なのだ…」
Dead Moneyは現在配信中のFallout:NewVegasのDLC第一弾
「運び屋」は赤い霧に覆われた伝説のカジノ「シエラ・マドレ・カジノ」に眠る財宝を巡る戦いに巻き込まれていくことになる
また劇中ではビッグエンプティやザ・ディバイドなど今後配信されるDLC第三弾「Old World Blues」や第四弾「Lonesome Load」の事が示唆されており、両DLCの宣伝も兼ねている
■[あらすじ]■
「シエラ・マドレグランドオープニング」
その信号を受信した運び屋は発信源である放棄されたバンカーで催眠性のガスを嗅がされ意識を失ってしまう
その後彼が目覚めた場所は赤い霧と怪物たちが徘徊する不気味な土地…かつてのシエラ・マドレのなれの果てであった
彼を拉致したのはかつてヘリオス1の戦いで姿を消した元Brotherhood Of Steelのエルダー、エリヤ
彼は「運び屋」に爆発性の首輪をつけここに訪れている3人の人物と共にシエラ・マドレに眠る宝を手に入れるように命じた。
3人と合流しゴーストピープルの襲撃と赤い霧の妨害を切り抜けついにシエラ・マドレの門をくぐる運び屋達
しかし、そこで彼らは旧世界と共にシエラ・マドレに閉じ込められた、ある愛と憎しみの物語を知ることになる…
■[登場人物]■
・「運び屋」
おなじみFo:NVの主人公
相変わらず謎の信号の発信源にホイホイやってきてしまった学習能力のない奴
今回は主人公ではなく狂言回し的な立ち位置である
・ドッグ&ゴッド
エリヤに使役されている傷だらけのナイトキン
他のナイトキン同様、統合失調症を患っているが彼らはさらに深刻で2つの人格が自我を持ち肉体を乗っ取ろうと争っている
彼らを縛り付けるものは「欲」
ドッグは「食欲」にゴッドは「支配欲」に縛られている
運び屋によって「腹」と魂を救済された彼らは一つの人格に統合されそこに新たな人格が生まれることとなる…
ちなみに彼のみ首輪がないが、彼は自ら首輪を引きちぎり、そして食べた…何故食べたし
・クリスティーン
元B.O.Sナイトの女性
スキンヘッドの頭と傷だらけの顔が特徴、なかなかの美人さん
裏切り者のエリヤを粛清すべく彼を追跡していたが逆に捕まり彼にイタズラをされて脳を弄られた挙句、手駒とされてしまう
さらにヴィラではディーンに喉をウィンウィンされて他人の声にされてしまうなどかなりひどい目に逢っている
彼女を縛り付けるものは「復讐心」
そのために彼女は様々なものを失い、それがまた新たな恨みとなって彼女を蝕んでいた
「運び屋」によって「首」と魂を救済された彼女はシエラ・マドレに留まりこの地の守護者となる…
ちなみに本編コンパニオンであるヴェロニカとはレズと…親友であった
・ディーン・ドミノ
シエラ・マドレに200年間滞在を続けているグール
戦前は世界最高のシンガーにしてエンターティナーだったらしくカジノにもグランドオープンのゲストとして招待されていた
プライドの塊のような人物であり、嫉妬深く執念深い
そのため彼の魂を救済することがある意味今作の最大の目的といえる
「Dead Money」における真の主人公
彼を縛り付けるものは「過去」
かつてオーナーであるシンクレアの傲岸不遜な態度にプライドを傷つけられた彼は愛人のヴェラをシンクレアに接近させカジノの金庫を襲う強盗計画を練る
だが戦争によりヴェラにひとり閉じ込められることとなる
しかし、それでも計画を諦めることができず200年のあいだ、自らもグールとなり、もはや相手側が死亡して勝負にならない勝負にチップを張り続けていた
「運び屋」救済された彼は金庫室で3人が織り成した物語の結末を知ることとなる
そして彼は過去を振り払い新しい人生へと旅立っていった…
・エリヤ
元B.O.Sのエルダーだった男リオンズの兄弟ではない
ヘリオス1での敗北の後、忽然と姿を消した人物
旧世界の科学技術に執着し、それを使って自分の帝国を築くという野心を持っている
そのためにシエラ・マドレに眠る宝を狙い「運び屋」達を誘い込んだ
本作の黒幕…に見せかけたただの犠牲者
彼を縛り付けるものは「過去の栄光」
かつてヘリオス1での敗北によってすべてを失ったことが彼を変えてしまったらしい
しかしそれが最終的に彼を破局へと導くことになってしまう…
ただのキ○ガイジジイかと思えばヘリオス1での混戦から脱出しディバイドの嵐を超えビックエンプティからの脱出を果たした過去を持つなかなかの猛者
■[重要用語]■
・赤い霧
シエラ・マドレを覆う血のように赤い霧
有毒なガスであり、またどのような金属をも溶かしてしまう強力な酸でもある
戦後、街を覆い始めたらしいが実は戦前から存在し作業員が被害にあっていた
こんなところにリゾート地を建てようとした奴の気がしれない…
・ゴーストピープル
街を徘徊する人でない「何か」
赤い霧を遮断する防護服を着けており訪れるものを無差別に襲撃する
かつて建設作業員が来ていたものと同じ防護服を装備しているが…まさか…!
・ホログラム
シエラ・マドレに設置されたホログラム
接客、警備など各種業務を行い200年間人間に代わってシエラ・マドレを管理してきた
エリヤ曰く「人を殺してしまう完成されたホログラム」らしい…欠陥品の間違いじゃないのか?
・シエラ・マドレ・カジノ
戦前の大富豪フレデリック・シンクレアが建設したモハビの地のどこかにあるという伝説のカジノ
人生の再出発を謳い華々しいグランドオープニングが企図されていたが皮肉にもその日は世界に核の花が咲き乱れた日であり、その門が開かれることはなかった…
その実態はシンクレアがたった一人の女性のために作り上げた巨大な要塞兼核シェルターである。しかし結果としてその愛は訪れるすべてのものを縛り付ける巨大な蟻地獄と化してしまう
・ヴィラ
シエラ・マドレの眼下に建設された宿泊施設兼観光街、ヨーロッパの街並みを模している
堅固なカジノの作りに比べまるでダンボールでできたかのような手抜き工事の張りぼての街
それでも200年の歳月を得ても形を残しているあたり相当な建築技術と言わざるを得ない
赤い霧のことも合わせると作業員の苦労が偲ばれる
この世の楽園と謳われていたが現在では猛毒の赤い霧とゴーストピープルが徘徊するこの世の地獄と化してしまっている
・ザ・ディバイドの戦い
遠くない未来、世界の果ての地ザ・ディバイドで行なわれた「運び屋」の旅の終わりにして伝説の始まりの戦い
ここに吹き荒れる嵐の奥で二人の運び屋がたがいに伝えるべき言葉を携えたまま壮絶な死闘を繰り広げたという
…改めてモハビの運び屋という職業のすごさがわかる話である
「アニヲタwikiの話は誰でも聞いたことはあるだろう…」
「その伝説、アク禁の話、いくらでもある…」
「くだらない戯言だ、冥殿のお気に入りの項目に、血のように赤い項目名に覆われて眠り続ける…」
「wiki籠りたちを破滅へと導く、輝かしいサムネがあると…」
「しかし難しいのはその項目を見つけることではない…」
「追記・修正すること、なのだ…」