どろろ(漫画)

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どろろ(漫画) - (2022/01/19 (水) 15:42:21) の1つ前との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2015/11/29(日) 06:06:12 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){『どろろ』}とは、漫画の神様・[[手塚治虫]]による伝奇漫画である。 *概要 『どろろ』は1967年から『[[週刊少年サンデー]]』で連載がスタート。 当時[[水木しげる]]が遅咲きながら妖怪漫画でヒットを飛ばす中で&font(b){「自分にも描ける」}として、負けず嫌いな先生が発奮して始めたらしい。 ……しかし、暗すぎる作風がウケず1969年にいったん終了となる。 その後アニメ化(後述)に際して『冒険王』に移籍するが、アニメ終了と同時期に駆け足終了となった。 この冒険王版は、掲載時はサンデー版とは異なる始まり方をしているものの、現在の単行本においては サンデー版の正式な続編として序盤の部分を丸々削除している。 具体的に言うと ・発端の巻 ・百鬼丸の巻 ・法師の巻 ・金小僧の巻 ・万代の巻 ・人面瘡の巻 ・無残帳の巻 ・妖刀の巻 ・ばんもんの巻 ・白面不動の巻 ・ミドロの巻 ・鯖目の巻 ・地獄変の巻 ・二匹のサメの巻 ・しらぬいの巻 ・無常岬の巻 までが第1部=サンデー版で、 ・どんぶりばらの巻 ・四化入道の巻 ・ぬえの巻 が第2部=冒険王版である。 ぶっちゃけた話、ラスボスのぬえを倒した後も百鬼丸の旅は終わらないので、話は尻切れトンボな形で終わっている。 アニメでは終盤の展開が変わり、百鬼丸は人間に戻っているものの、やはりどろろとは別れ一人旅を続ける道を選んでいる。 アニメ放映当時にノベライズもされ、それからも実写映画化、ゲーム化などもされている。 2018年には約50年ぶりの再アニメ化が決定、2019年1月から放送された。 監督は『[[るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編]]』の古橋一浩、脚本は『[[仮面ライダーアマゾンズ]]』等の[[小林靖子]]。 **◇タイトルについて 本作は基本的に百鬼丸の視点で進むのだが、手塚先生はどろろと百鬼丸の二人が主人公だと述べている。 タイトルを「どろろ」にしたのは、友人のお子さんが「泥棒」と言えず「どろろー」と言っていたのが可愛かったから、らしい。 アニメでは中盤からタイトルが「どろろと百鬼丸」になっている。 *あらすじ 時は戦国の世、北陸の戦国大名・富樫氏に仕える武将・醍醐景光は、嵐の晩に「地獄堂」なる仏殿を訪れる。 堂内に彫られた鬼気迫る魔性たちの像に感銘を受けた景光は、天下を取るために力を貸してほしいと祈りをささげる。 四十八の魔物たちはその願いを聞き届け、代償として景光の子の身体を欲した。 景光はそれを知ると、明日生まれる予定の嫡男を生贄として捧げることを誓い、寺の僧を殺害して魔物たちへ寄贈すると高らかに宣言。 直後に僧の遺体は雷に打たれて消失し、景光は魔物の実在を確信したのだった……。 そして14年の時が流れた。 生まれながらにして四十八の身体の部位を失った幼子は、景光に捨てられ、川に流されるが、 医者に拾われて人間としての姿を仮初ながら取り戻し、「百鬼丸」と名乗っていた。 百鬼丸は自らの身体を取り返すため、魔物たちを殺し続ける。 そして、百鬼丸は盗賊の遺児であるどろろと出会い、旅を続けていく……。 *登場人物 ・[[百鬼丸>百鬼丸(どろろ)]] CV:[[野沢那智]](旧アニメ版)、[[杉田智和]](ゲーム版)、鈴木拡樹(新アニメ版・舞台版) 本作の主人公。生まれつき手足も目も鼻も耳も持たずに捨てられていた所を寿海に拾われ、人間並みの姿を与えられた。 欠損した手足を補うように身についた超能力と霊感の高さゆえに妖怪や死霊の類に付きまとわれている。 彼の戦いは奪われた自身の体を取り戻すという自分のための戦いである。 体には寿海が仕込んだ各種ギミックが存在している。サイボーグ004のようだ。 詳細は該当項目参照。 ・[[どろろ>どろろ(キャラクター)]] CV:松島みのり(旧アニメ版)、[[大谷育江]](ゲーム版)、鈴木梨央(新アニメ版) 本作の主人公その2。 盗賊団の頭であった火袋とその妻・お自夜の遺児。背中に宝の隠し場所が描かれた刺青があり、感情が高ぶると浮き出る。 不幸な生い立ち故に、ドケチでアホで金の亡者で刀バカで狡猾でフケツなとんでもないクソガキに育っているが、 その生まれ故に母親ネタにはとんと弱く、自分と同じ子供にも優しい。 両親同様に反骨精神あふれる性格で、権力者や侍を毛嫌いしている。 なぜか「女の臭い」を嫌っている。 特技はスリと投石、妖怪すら血の気を引かせる大声。 特に投石はかなりの腕前で、湖面に集まっていた鳥に命中させるぐらいは朝飯前。それにより百鬼丸を救ったことも多かった。 ・醍醐景光 CV:納谷悟郎(旧アニメ版)、[[大塚明夫]](ゲーム版)、内田直哉(新アニメ版) 諸悪の根源。百鬼丸の父親であり、彼を生き地獄に落とした張本人。 性格は冷血無残であり、百鬼丸に対しても冷たい。 しかし、初めて百鬼丸と再会した時は館に逗留させ、後述の多宝丸には「手を出すな、起きたらメシを食わせてやれ」と命じたり、 百鬼丸と多宝丸が決闘していると知った時には明確に「血を分けた兄弟だ」と我が子であることを認める発言をして血相を変えて止めようとするなど、 愛情とまではいかなくても、かつて捨てた我が子に対して捨てきれない感情を抱いていた模様。 百鬼丸を明らかに憎むようになったのは、多宝丸を殺されてからである。 アニメ版では百鬼丸への恨みと憎しみから妖魔と化し、48体の魔物の最後の1匹として立ちはだかった。(ゲームや実写版でも四十八の魔物の一角になっている)。 「わしの主人の富樫様は、東海の北条・越後の上杉と並び称される名君だ」と言っていたことがあるが、 この発言を鑑みるに、人物評価の眼はかなり怪しいことが伺える(おそらく富樫政親のことだと思われるが、彼は加賀の一向一揆を抑えきれず、戦に破れ自害したことで有名)。 ・多宝丸 CV:仲村秀生(旧アニメ版)、草尾毅(ゲーム版)、千葉翔也(新アニメ版) 景光の嫡男、つまり百鬼丸の弟。 カニみたいなヘアースタイルで、右目を失明している。 景光に似た性格に育っており、領民は平気で殺す冷血漢だが、両親思いな良い息子。 でもよく考えたら13歳かそこらなんだよなあ……。 原作では兄弟であることを知らずに百鬼丸との決戦で命を落とすが、実写版だと死なない。 ・縫の方 CV:北浜晴子(旧アニメ版)、中村千絵(新アニメ版) 光の妻。かなりの美人。 百鬼丸を捨てたことをずっと後悔し続けており、彼を一目見るだけで我が子だと確認するなど、親としての愛情を持ち続けていたが、物語終盤に彼からは母親としての立場を否定され、泣き崩れる(ただし、百鬼丸も目尻に涙を浮かべており、母が愛情を捨てずにいてくれたことは嬉しく思っていた模様)。 最後は百鬼丸と民衆に追い出され、夫に「自分たちにあの子を恨む資格はない」と言って去っていった。 ・寿海(旧アニメ版では寿光) CV:小林清志(ゲーム版)、[[大塚明夫]](新アニメ版) 川に流されていた百鬼丸を拾った医者。かなりワイルドな外見。 欠損していた百鬼丸の部位を木と焼き物で創り、彼を育て上げた(映画だと、なんと戦場に転がってた死体から作っている)。 アトムで言う所のお茶の水博士、BJで言う所の本間先生に当たる。 しかし霊感が無いので百鬼丸を付け狙う怪物たちのとばっちりを幾度となく受けることになり、彼を旅に出すことを決意。 両手にかつての主君より拝領した無銘の名刀を、脚に強酸発射装置を、鼻に爆薬を仕込み、 更に肩の動きで手指をコントロールする特殊な絡繰りを仕組んだ義手を与えた。 百鬼丸にとっては実の父同然ともいえる人物で、縫の方に対しても「俺の親は偉い医者だった」と語った。 ちなみに幼少期や旅立った時までは、「パパ」と呼ばれていた。パパて。 ・琵琶法師(琵琶丸) CV:滝口順平(旧アニメ版)、佐々木陸(新アニメ版) 流浪の旅を続けていた百鬼丸を孤児たちと引き合わせた琵琶法師。&del(){鍼治療はしない。というかこっちが先} 盲目ながら凄腕の剣豪でもあり、百鬼丸から弟子入りを志願するが、 「おれはデシやアシスタントはとらん主義だ」と突っぱねた。 後に多宝丸を死に至らしめ、葛藤し自死まで考えていた百鬼丸と再会し、彼を再び導くこととなる。 ・みお CV:武藤礼子(旧アニメ版)、牧島有希(ゲーム版)、[[水樹奈々]](新アニメ版) 百鬼丸が出会った孤児の少女。当時盲目の百鬼丸には見えていなかったが、かなりの美少女。 兵隊相手に物乞いを行って日銭や食料を稼いでいたため、劣等感を強く持っていたが、 百鬼丸との出会いにより克服し、彼もみおに心惹かれていくことになる。 しかし武士に孤児たちは虐殺され、みおも殺されてしまう。 百鬼丸の心はその日以来、木の洞のような伽藍堂になっていくのだ……。 ・賽の目の三郎太 CV:[[関智一]](ゲーム版) 浪人。二度ほど百鬼丸と張り合う機会がある。後に景光に召し抱えられる。 剣や槍を使い、百鬼丸でも隙を見せないように集中しないといけない程度の実力は持っている。 力に溺れており、ミドロ号の化生に充てられた時には率先して棘付きの蹄鉄を作り履かせている。 ・火袋 CV:外山高士(旧アニメ版) どろろの父親。演者は丸首ブーン。 かつては農民だったが、武士の圧政に怒りを募らせた末、村人たちと共に義賊団を結成し いつしか圧政に苦しむ人々の役に立つようにと侍だけを相手に金を集めて回っていたものの、 時が経つに連れて野党同然に落ちぶれてしまった。 嘆く妻にたいし初志貫徹を誓うものの、代官と組んだイタチに裏切られ、部下を全員引き抜かれたあげく投獄される。 赤ちゃんだったどろろの(無意識な)協力もあって代官への復讐には成功したものの、 妻を人質に取ったイタチ一派の攻撃を受けて[[膝に矢を受け>膝に矢を受けてしまってな…(Skyrim)]]て盗賊業を行うことが不可能になる。 妻子と共に各地を転々とするものの、その姿を武家の御婦人に憐れまれたことで激怒して護衛の侍相手に乱闘騒ぎを起こし、 刺し違えて息絶えた。 ・お白夜 CV:瀬能礼子(旧アニメ版) どろろの母親。火袋同様に武家を忌み嫌っていた。盗賊達の中では雛にも稀な美人。 しかし火袋の廃業に伴い追われる身になり、やがて盗賊を行うことにも限界を感じ引退。 夫の死後、どろろを連れて放浪の日々をおくるも、吹雪の中、どろろを寒さから守るために凍死した。 彼女が遺したメッセージが波紋を遺すことになる。 ・イタチの斎吾 CV:岡部政明(旧アニメ版) 火袋の腹心の部下。演者はハム・エッグ。 反武家を掲げる火袋の強固な姿勢に不満を抱き、代官と結託して火袋夫婦を売り飛ばした張本人。 代官が火袋の逆襲で死んだ後は、引き抜いた部下たちを率い、正真正銘の野盗として暴れ回り続ける。 百鬼丸と共に旅するどろろを発見すると拳銃を使って百鬼丸を敗走させ、どろろを拉致して宝島へと向かおうとする。 しかし部下はしらぬいのペットの兄弟鮫に一人を除いて喰い尽くされ、 ようやく宝島に辿り着いた後に最後の部下を事故で失う。 ただ一人になったイタチは寒風吹きすさぶ中、どろろの協力を経てついに宝の在り処に到達したものの、 野望を察知した火袋に金の隠し場所をすり替えられるという因果応報の末路となった。 宝を狙ってやってきたサムライたちとの乱闘で傷を負った末、追手を退けるために捨て身の特攻を仕掛けて死亡した。 卑怯で狡猾な人物ではあるが、火袋のことは反りは合わなかったものの命までは取らなかったし、 気絶したどろろを見て「気一本なところがおやじにそっくりだな。フフ…かわいいやつだぜ」と昔を懐かしむ発言をしていることから、 火袋やどろろに対しては複雑な感情を抱いていたようだ。 彼が裏切ったのも「盗賊稼業だけでは生きていけない」という戦国の世の厳しい世相ゆえの理由でもあるため、 一概に憎むべき相手とも言い切れないところがあるのも事実。 また、本人は意外にも義理堅い一面もあり、宝に夢中になるあまりに崖から落ちかけた自分を、 親の仇であるにもかかわらず救ってくれたどろろに命を懸けて報いている。 **四十八の魔物 百鬼丸の身体を奪った魔物たち。 その姿は様々であり、担当部位も異なる。 (強ければ強いほど該当部位が重要、というわけでもないらしい)。 作中では 髪の毛、臍…いずれも詳細不明 右腕…人面瘡 左目…似蛭 鼻…九尾狐 右耳…白面不動 右脚…まいまいおんば 声帯…次郎丸 右目…どんぶりばら が判明している。 PS2版では最初はモノクロの状態で始まり、 眼を取り戻すとカラーになり、海馬を取り戻すとセーブできるようになるなど、 「百鬼丸を動かしている」という点が大きく強調されていた。 また、実写映画版では百鬼丸の腕に仕込まれた刀でなければ倒せないという設定になっていた。 2019年のTVアニメ版では、おそらくストーリー構成の都合からか、数が48から12体に減少している。 また彼らの名前も「鬼神」とされており、百鬼丸の身体を奪った者達とは関係のない普通の妖怪も登場している。 *余談 手塚の代表作「[[ブラック・ジャック>ブラック・ジャック(漫画)]]」は本作の影響を色濃く受けており、 「欠損した少年が、医者に救われ、刃物使いとして大成していく」「仇は実の父親」など、百鬼丸の影響が大きい部分がある。 実際スターシステムとしても ・百鬼丸…第3話「ミユキとベン」不良のベン役      第25話「[[灰とダイヤモンド]]」百鬼医師([[ヤング・ブラック・ジャック]]に登場する百樹先生とはたぶん別人)役 ・どろろ…第3話「ミユキとベン」ベンの舎弟役      第34話「ある教師と生徒」久男(表題の「生徒」に該当)役      第95話「魔王大尉」ベトナム孤児のリーダー役 ・琵琶丸…BJのライバル・鍼師琵琶丸役 ・寿海…BJの恩師・戸隠医師役 ・多宝丸…第125話「きみのミスだ!」藪医者役      第157話「BJ入院す」町医者役 ・三郎太…第182話「ご意見無用」殺人犯・六平役 ……など、数多くのキャラが出演している。 更に、盲目の鍼医師とBJの出会いの場面は百鬼丸と琵琶法師の出会った場面と同じ構図と台詞になっており、 容姿が同じのみならず両者が同一の役割を持ったキャラクターであると暗に示している演出とも取れる。 どろろ「あにきィ、追記・修正が面倒だからおれァウィキペディアからちょろまかしてくるぜ」 百鬼丸「どろろ! 天国のおやじとおふくろさんが泣いてるぞ! いや、呆れてるね!!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,12) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - お小夜が手でお粥を受け取るシーンはSBRで荒木がまるっとパクった。 -- 名無しさん (2015-11-29 09:56:32) - あれ、これ同じ項目無かった? -- 名無しさん (2015-11-29 10:20:22) - 後の宮本明である -- 名無しさん (2015-11-29 11:24:16) - 勝手に続編やってなかっったけ? TS転生したやつ -- 名無しさん (2015-11-29 13:15:58) - どろろが女の子でした設定必要だったのかな? -- 名無しさん (2015-11-29 13:20:34) - ↑手塚御大のモチベを上げる為に必要だったんだろ。実は女の子設定大好きだし -- 名無しさん (2015-11-29 16:35:44) - 5↑百鬼丸の項目が濃密だったせいか同じことを考えた -- 名無しさん (2015-11-29 17:02:39) - あ~なるほど、無常岬の巻のあとなんで壊れた義足が復活してたのはそういうことね -- 名無しさん (2015-11-29 18:40:59) - 映画の奴ってどうなの?個人的には好きなんだけど -- 名無しさん (2015-11-29 21:06:34) - 漫画しか知らなかったから、「未完の大作」と思っていたけど、一応完結してたのね -- 名無しさん (2015-11-29 21:36:58) - ゲームの出来が非常に良いと聞いたような -- 名無しさん (2015-11-29 22:12:03) - 実写版では百鬼丸の義肢武器が刀だけであり、さらに寿海は人肉と薬草から技師を作る人物だったりする -- 名無しさん (2015-11-29 23:31:02) - 鳥海尽三の小説版も好きだ。 -- 名無しさん (2015-11-30 08:01:15) - 実写版、面白かったんだよなぁ。予定では5部作だったらしいけど、そりゃ無理だろって当時も思ってた -- 名無しさん (2015-12-01 12:21:18) - 今やったら醍醐影光は織田信長になって、百鬼丸も武器は刀に限らずレーザー光線や妖術使ったり魔神の中に改心して仲間になったりする奴が出たりするんだろうなと妄想したw -- 名無しさん (2015-12-01 15:17:56) - これが打ち切りになるとか当時の読者は見る目ないわと言いたいが、同じことは今でも繰り返されているという -- 名無しさん (2015-12-01 16:32:11) - 『魍魎戦記MADARA』もこれの完全なパクリ。 -- 名無しさん (2015-12-03 08:29:15) - アニメ版BJで、BJ父が「カゲミツ」で母が「ミオ」って名前になってたのはこれのオマージュだろうか -- 名無しさん (2016-01-06 17:52:47) - ↑BJ先生は百鬼丸のリメイク的キャラクターって分析があったね。ゲストで百鬼丸とどろろが出てるあたりで曖昧になってるけど。 -- 名無しさん (2016-08-08 11:06:07) - 子どもを魔神に売り払って手に入れたのが富樫の家臣かよ。景光もあれだが魔神の力も大したことはないな -- 名無しさん (2016-08-12 11:24:31) - ↑そりゃ体がスカスカの百鬼丸やられるくらいだし、ゲーム版だと(魔神戦に関しては)だんだんかんたんになる -- 名無しさん (2016-08-12 12:24:55) - どろろ(18)を知ってる人はどのくらいいるんだろ -- 名無しさん (2016-08-12 12:25:46) - おもしろいし、さすが手塚先生だと好きな作品ではあるんだが、読んだ後になんか暗くて嫌な気分が残る。まあそういうのを狙ったんだろうけど -- 名無しさん (2018-03-19 22:48:35) - どろろが女の子だと知ったのはどろろ役を演じた柴咲コウを見たときだった。 -- 名無しさん (2018-03-20 08:33:25) - どろろはゲーム版だと乳首見えそうな格好をしてるので性別が判明するシーンでちょっと焦った -- 名無しさん (2018-03-20 08:51:56) - ↑3 読者が同じようなのばっか見てると飽きるように作者も飽きるからねぇ。たまに作風ガラッと変わる作家さんいるけどそういう理由もある -- 名無しさん (2018-03-20 09:12:59) - 再アニメ化決定 -- 名無しさん (2018-04-14 20:26:00) - ヒロインが上半身丸出しの男装幼女とか今の感覚からいったら狙いすぎな設定 -- 名無しさん (2018-12-30 17:03:58) - 昨夜から始まった新作アニメでは鬼神の数が12体になってて、1クールでまとめる気満々のようだw -- 名無しさん (2019-01-08 19:03:41) - 新アニメって2クールじゃないのか?スタッフが15話に参加したとかつぶやいてたような -- 名無しさん (2019-01-08 21:19:52) - 手塚スターシステムのなかでどろろはあんまり他の手塚作品に出演してるイメージない -- 名無しさん (2019-01-09 21:19:34) - ↑ブラックジャックの厳しい先生が嫌いな生徒ぐらいかな -- 名無しさん (2019-01-23 20:49:19) - 新アニメ版もなかなかいいが、やっぱり原作のプロットの方が良い部分も多いなあ。手塚治虫は偉大だ。 -- 名無しさん (2019-01-29 04:50:45) - 似蛭編、救いがなさすぎる展開だったなあ -- 名無しさん (2019-01-29 08:45:29) - メガテンでのろわれた武器に「妖刀ニヒル」というのが出てくるのだが・・・元ネタこれか!今わかった。 -- 名無しさん (2019-01-29 09:49:37) - どろろって冒険王版ではけっこう重い宿命を背負っている。 -- 名無しさん (2019-01-29 09:51:20) - 原作は部位奪回に痛みから喜びの流れだが、こっちは痛みからの苦しみだなぁ…聴覚と声帯 -- 名無しさん (2019-02-05 09:52:14) - 無常岬では百鬼丸は寿海さんのことを「おとうさん」と呼んでいる(どろろに背中の矢を抜いてもらったとき) -- 名無しさん (2019-02-05 09:57:04) - 原作からすると改悪や劣化とも呼ぶべき改変なんだけど新しいアニメはそう思わせずにこれはこれと感じる位に雰囲気がいい。 -- 名無しさん (2019-02-05 11:15:44) - 新アニメでの現代風としてのアレンジは見事なのだが、見事すぎて視聴してて胃がいてえ・・・。 -- 名無しさん (2019-02-14 04:49:37) - 脚本家と監督が鬼と悪魔のタッグだからこの先の地獄を感じて震えてくる -- 名無しさん (2019-02-14 07:24:26) - 靖子を出せ・・ -- 名無しさん (2019-02-19 11:38:45) - やっぱり2クールの模様 -- 名無しさん (2019-02-27 23:24:43) - チャンピオンREDで連載してるリブート版『どろろと百鬼丸伝』もおもしろいよ。最新話は個人的に「そうきたか!」ってかんじで今後の展開がすごく楽しみになった。ところで、新アニメに三郎太は出るんだろうか… -- 名無しさん (2019-05-12 17:08:00) - やったねサブちゃん!新アニメでも出番があったよ!でも舞台版を観たと思われる人達が「次回気をつけて」と言ってるのが不穏すぎ… -- 名無しさん (2019-05-21 09:52:49) - アニメのほうで何でお母様とパパまで死ぬの!? -- 名無しさん (2019-06-25 10:10:46) - ↑母親は旧アニメでもお亡くなりだし。パパは死人同然だったのが人間に戻って死ねたってことなんだろうなあ。 -- 名無しさん (2019-06-25 11:04:17) - 未完の作、映画でもあんなんだった作品をこんなに残酷に(綺麗に)終わらせやがって……おのれ小林靖子!! -- 名無しさん (2019-06-26 22:59:26) - そろそろ『どろろと百鬼丸伝』(リブート版)についても追記していいんじゃないかな。まだ第1巻発売したばっかで情報少ないかもしれないけど。それとも、いっそのこと個別項目にしちゃうとか。オリジナル要素割と多いし。 -- 名無しさん (2019-06-30 19:11:38) - 最後に別離だなんて原作台無し!って怒ってる感想いくつか見たが、原作でも別離な上にもっと悲壮感あるんだがなあ。前向きに再会できそうな分、今回のアニメはだいぶマシ。 -- 名無しさん (2019-07-04 16:16:39) - ↑私的に別離云々はなんとも思わなかったけど、百鬼丸以外のほとんどの「新アニメ版の」キャラの後半の言動行動が嫌だった。琵琶法師は立ち位置的には一応第三者だけど私から言わせれば「何もしないことが罪」としか言いようがない。 -- 名無しさん (2019-10-13 05:44:21) - ↑全く同意。多宝丸とか1クールで描写されたキャラ付けを台無しにして結局死なすのかよ…って思ったし。12話の景光の「生まれ損ないの鬼子」発言、自分がやらかした原因の癖に百鬼丸に罪擦り付けてるようで嫌だった。アニメージュの最終回インタビュー読んだら監督の発案だと知ってあぁ…ってなったよ。 -- 名無しさん (2019-12-18 02:24:55) - 続)そんな発言させておいて「景光をただの悪役にはしたくなかった」だから意味わからんかったな…。1クール目が良かっただけに2クールから監督の暴走というか駄目な部分がモロに出ちゃったな…という印象。(同じ靖子シリーズ構成で似た要素が詰まった牙狼炎の刻印は名作だったから本当に勿体ないとしか) -- 名無しさん (2019-12-18 02:34:01) - 上の新アニメ版の話からちょっと発展。自分は「寿海」というキャラクターそのものは嫌いじゃないけど、新アニメ版の寿海は大嫌い。百鬼丸に対して「救えない」って言った瞬間に「コイツ、裏切りやがった」って思ったね。 -- 名無しさん (2020-03-01 17:06:02) - 偽典・女神転生やマンガ「しゃがら」と、むしり取られた身体を取り返すというエグい題材に魅せられた創作者は多い -- 名無しさん (2021-04-16 13:41:36) - 主題歌になったことあるミスチルのフェイクも女王蜂の火炎もぴったりと思う作品 -- 名無しさん (2021-07-08 20:41:08) - 新アニメ版の百鬼丸は他メディアと比べて圧倒的に教育不足。他がテレパシーを使えたり子どもの段階で声帯を取り戻したことを考慮しても、意思疎通の方法や情操教育が疎かだった気がする。 -- 名無しさん (2021-12-18 19:33:51) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2015/11/29(日) 06:06:12 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){『どろろ』}とは、漫画の神様・[[手塚治虫]]による伝奇漫画である。 *概要 『どろろ』は1967年から『[[週刊少年サンデー]]』で連載がスタート。 当時[[水木しげる]]が遅咲きながら妖怪漫画でヒットを飛ばす中で&font(b){「自分にも描ける」}として、負けず嫌いな先生が発奮して始めたらしい。 ……しかし、暗すぎる作風がウケず1969年にいったん終了となる。 その後アニメ化(後述)に際して『冒険王』に移籍するが、アニメ終了と同時期に駆け足終了となった。 この冒険王版は、掲載時はサンデー版とは異なる始まり方をしているものの、現在の単行本においては サンデー版の正式な続編として序盤の部分を丸々削除している。 具体的に言うと ・発端の巻 ・百鬼丸の巻 ・法師の巻 ・金小僧の巻 ・万代の巻 ・人面瘡の巻 ・無残帳の巻 ・妖刀の巻 ・ばんもんの巻 ・白面不動の巻 ・ミドロの巻 ・鯖目の巻 ・地獄変の巻 ・二匹のサメの巻 ・しらぬいの巻 ・無常岬の巻 までが第1部=サンデー版で、 ・どんぶりばらの巻 ・四化入道の巻 ・ぬえの巻 が第2部=冒険王版である。 ぶっちゃけた話、ラスボスのぬえを倒した後も百鬼丸の旅は終わらないので、話は尻切れトンボな形で終わっている。 アニメでは終盤の展開が変わり、百鬼丸は人間に戻っているものの、やはりどろろとは別れ一人旅を続ける道を選んでいる。 アニメ放映当時にノベライズもされ、それからも実写映画化、ゲーム化などもされている。 2018年には約50年ぶりの再アニメ化が決定、2019年1月から放送された。 監督は『[[るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編]]』の古橋一浩、脚本は『[[仮面ライダーアマゾンズ]]』等の[[小林靖子]]。 **◇タイトルについて 本作は基本的に百鬼丸の視点で進むのだが、手塚先生はどろろと百鬼丸の二人が主人公だと述べている。 タイトルを「どろろ」にしたのは、友人のお子さんが「泥棒」と言えず「どろろー」と言っていたのが可愛かったから、らしい。 アニメでは中盤からタイトルが「どろろと百鬼丸」になっている。 *あらすじ 時は戦国の世、北陸の戦国大名・富樫氏に仕える武将・醍醐景光は、嵐の晩に「地獄堂」なる仏殿を訪れる。 堂内に彫られた鬼気迫る魔性たちの像に感銘を受けた景光は、天下を取るために力を貸してほしいと祈りをささげる。 四十八の魔物たちはその願いを聞き届け、代償として景光の子の身体を欲した。 景光はそれを知ると、明日生まれる予定の嫡男を生贄として捧げることを誓い、寺の僧を殺害して魔物たちへ寄贈すると高らかに宣言。 直後に僧の遺体は雷に打たれて消失し、景光は魔物の実在を確信したのだった……。 そして14年の時が流れた。 生まれながらにして四十八の身体の部位を失った幼子は、景光に捨てられ、川に流されるが、 医者に拾われて人間としての姿を仮初ながら取り戻し、「百鬼丸」と名乗っていた。 百鬼丸は自らの身体を取り返すため、魔物たちを殺し続ける。 そして、百鬼丸は盗賊の遺児であるどろろと出会い、旅を続けていく……。 *登場人物 ・[[百鬼丸>百鬼丸(どろろ)]] CV:[[野沢那智]](旧アニメ版)、[[杉田智和]](ゲーム版)、鈴木拡樹(新アニメ版・舞台版) 本作の主人公。生まれつき手足も目も鼻も耳も持たずに捨てられていた所を寿海に拾われ、人間並みの姿を与えられた。 欠損した手足を補うように身についた超能力と霊感の高さゆえに妖怪や死霊の類に付きまとわれている。 彼の戦いは奪われた自身の体を取り戻すという自分のための戦いである。 体には寿海が仕込んだ各種ギミックが存在している。サイボーグ004のようだ。 詳細は該当項目参照。 ・[[どろろ>どろろ(キャラクター)]] CV:松島みのり(旧アニメ版)、[[大谷育江]](ゲーム版)、鈴木梨央(新アニメ版) 本作の主人公その2。 盗賊団の頭であった火袋とその妻・お自夜の遺児。背中に宝の隠し場所が描かれた刺青があり、感情が高ぶると浮き出る。 不幸な生い立ち故に、ドケチでアホで金の亡者で刀バカで狡猾でフケツなとんでもないクソガキに育っているが、 その生まれ故に母親ネタにはとんと弱く、自分と同じ子供にも優しい。 両親同様に反骨精神あふれる性格で、権力者や侍を毛嫌いしている。 なぜか「女の臭い」を嫌っている。 特技はスリと投石、妖怪すら血の気を引かせる大声。 特に投石はかなりの腕前で、湖面に集まっていた鳥に命中させるぐらいは朝飯前。それにより百鬼丸を救ったことも多かった。 ・醍醐景光 CV:納谷悟郎(旧アニメ版)、[[大塚明夫]](ゲーム版)、内田直哉(新アニメ版) 諸悪の根源。百鬼丸の父親であり、彼を生き地獄に落とした張本人。 性格は冷血無残であり、百鬼丸に対しても冷たい。 しかし、初めて百鬼丸と再会した時は館に逗留させ、後述の多宝丸には「手を出すな、起きたらメシを食わせてやれ」と命じたり、 百鬼丸と多宝丸が決闘していると知った時には明確に「血を分けた兄弟だ」と我が子であることを認める発言をして血相を変えて止めようとするなど、 愛情とまではいかなくても、かつて捨てた我が子に対して捨てきれない感情を抱いていた模様。 百鬼丸を明らかに憎むようになったのは、多宝丸を殺されてからである。 アニメ版では百鬼丸への恨みと憎しみから妖魔と化し、48体の魔物の最後の1匹として立ちはだかった。(ゲームや実写版でも四十八の魔物の一角になっている)。 「わしの主人の富樫様は、東海の北条・越後の上杉と並び称される名君だ」と言っていたことがあるが、 この発言を鑑みるに、人物評価の眼はかなり怪しいことが伺える(おそらく富樫政親のことだと思われるが、彼は加賀の一向一揆を抑えきれず、戦に破れ自害したことで有名)。 ・多宝丸 CV:仲村秀生(旧アニメ版)、草尾毅(ゲーム版)、千葉翔也(新アニメ版) 景光の嫡男、つまり百鬼丸の弟。 カニみたいなヘアースタイルで、右目を失明している。 景光に似た性格に育っており、領民は平気で殺す冷血漢だが、両親思いな良い息子。 でもよく考えたら13歳かそこらなんだよなあ……。 原作では兄弟であることを知らずに百鬼丸との決戦で命を落とすが、実写版だと死なない。 ・縫の方 CV:北浜晴子(旧アニメ版)、中村千絵(新アニメ版) 光の妻。かなりの美人。 百鬼丸を捨てたことをずっと後悔し続けており、彼を一目見るだけで我が子だと確認するなど、親としての愛情を持ち続けていたが、物語終盤に彼からは母親としての立場を否定され、泣き崩れる(ただし、百鬼丸も目尻に涙を浮かべており、母が愛情を捨てずにいてくれたことは嬉しく思っていた模様)。 最後は百鬼丸と民衆に追い出され、夫に「自分たちにあの子を恨む資格はない」と言って去っていった。 ・寿海(旧アニメ版では寿光) CV:小林清志(ゲーム版)、[[大塚明夫]](新アニメ版) 川に流されていた百鬼丸を拾った医者。かなりワイルドな外見。 欠損していた百鬼丸の部位を木と焼き物で創り、彼を育て上げた(映画だと、なんと戦場に転がってた死体から作っている)。 アトムで言う所のお茶の水博士、BJで言う所の本間先生に当たる。 しかし霊感が無いので百鬼丸を付け狙う怪物たちのとばっちりを幾度となく受けることになり、彼を旅に出すことを決意。 両手にかつての主君より拝領した無銘の名刀を、脚に強酸発射装置を、鼻に爆薬を仕込み、 更に肩の動きで手指をコントロールする特殊な絡繰りを仕組んだ義手を与えた。 百鬼丸にとっては実の父同然ともいえる人物で、縫の方に対しても「俺の親は偉い医者だった」と語った。 ちなみに幼少期や旅立った時までは、「パパ」と呼ばれていた。パパて。 ・琵琶法師(琵琶丸) CV:滝口順平(旧アニメ版)、佐々木陸(新アニメ版) 流浪の旅を続けていた百鬼丸を孤児たちと引き合わせた琵琶法師。&del(){鍼治療はしない。というかこっちが先} 盲目ながら凄腕の剣豪でもあり、百鬼丸から弟子入りを志願するが、 「おれはデシやアシスタントはとらん主義だ」と突っぱねた。 後に多宝丸を死に至らしめ、葛藤し自死まで考えていた百鬼丸と再会し、彼を再び導くこととなる。 ・みお CV:武藤礼子(旧アニメ版)、牧島有希(ゲーム版)、[[水樹奈々]](新アニメ版) 百鬼丸が出会った孤児の少女。当時盲目の百鬼丸には見えていなかったが、かなりの美少女。 兵隊相手に物乞いを行って日銭や食料を稼いでいたため、劣等感を強く持っていたが、 百鬼丸との出会いにより克服し、彼もみおに心惹かれていくことになる。 しかし武士に孤児たちは虐殺され、みおも殺されてしまう。 百鬼丸の心はその日以来、木の洞のような伽藍堂になっていくのだ……。 ・賽の目の三郎太 CV:[[関智一]](ゲーム版) 浪人。二度ほど百鬼丸と張り合う機会がある。後に景光に召し抱えられる。 剣や槍を使い、百鬼丸でも隙を見せないように集中しないといけない程度の実力は持っている。 力に溺れており、ミドロ号の化生に充てられた時には率先して棘付きの蹄鉄を作り履かせている。 ・火袋 CV:外山高士(旧アニメ版) どろろの父親。演者は丸首ブーン。 かつては農民だったが、武士の圧政に怒りを募らせた末、村人たちと共に義賊団を結成し いつしか圧政に苦しむ人々の役に立つようにと侍だけを相手に金を集めて回っていたものの、 時が経つに連れて野党同然に落ちぶれてしまった。 嘆く妻にたいし初志貫徹を誓うものの、代官と組んだイタチに裏切られ、部下を全員引き抜かれたあげく投獄される。 赤ちゃんだったどろろの(無意識な)協力もあって代官への復讐には成功したものの、 妻を人質に取ったイタチ一派の攻撃を受けて[[膝に矢を受け>膝に矢を受けてしまってな…(Skyrim)]]て盗賊業を行うことが不可能になる。 妻子と共に各地を転々とするものの、その姿を武家の御婦人に憐れまれたことで激怒して護衛の侍相手に乱闘騒ぎを起こし、 刺し違えて息絶えた。 ・お白夜 CV:瀬能礼子(旧アニメ版) どろろの母親。火袋同様に武家を忌み嫌っていた。盗賊達の中では雛にも稀な美人。 しかし火袋の廃業に伴い追われる身になり、やがて盗賊を行うことにも限界を感じ引退。 夫の死後、どろろを連れて放浪の日々をおくるも、吹雪の中、どろろを寒さから守るために凍死した。 彼女が遺したメッセージが波紋を遺すことになる。 ・イタチの斎吾 CV:岡部政明(旧アニメ版) 火袋の腹心の部下。演者はハム・エッグ。 反武家を掲げる火袋の強固な姿勢に不満を抱き、代官と結託して火袋夫婦を売り飛ばした張本人。 代官が火袋の逆襲で死んだ後は、引き抜いた部下たちを率い、正真正銘の野盗として暴れ回り続ける。 百鬼丸と共に旅するどろろを発見すると拳銃を使って百鬼丸を敗走させ、どろろを拉致して宝島へと向かおうとする。 しかし部下はしらぬいのペットの兄弟鮫に一人を除いて喰い尽くされ、 ようやく宝島に辿り着いた後に最後の部下を事故で失う。 ただ一人になったイタチは寒風吹きすさぶ中、どろろの協力を経てついに宝の在り処に到達したものの、 野望を察知した火袋に金の隠し場所をすり替えられていた…という、因果応報の末路となった。 宝を狙ってやってきたサムライたちとの乱闘で傷を負った末、追手を退けるために捨て身の特攻を仕掛けて死亡した。 卑怯で狡猾な人物ではあるが、火袋のことは反りは合わなかったものの命までは取らなかったし、 気絶したどろろを見て「気一本なところがおやじにそっくりだな。フフ…かわいいやつだぜ」と昔を懐かしむ発言をしていることから、 火袋やどろろに対しては複雑な感情を抱いていたようだ。 彼が裏切ったのも「盗賊稼業だけでは生きていけない」「今はよくてもこの後、力が衰えて侍に狩られる側に回った時(皆は)どうするのか」という、 戦国の厳しい世相ゆえの理由でもあるため、一概に憎むべき相手とも言い切れないのも事実。 また、本人は意外にも義理堅い一面もあり、宝に夢中になるあまりに崖から落ちかけた自分を、 親の仇であるにもかかわらず救ってくれたどろろに命を懸けて報いている。 その際も「おいらにもやらせてくれよぉ」と懇願しているどろろに対し「おめぇはまだ刀の使い方を知らないからダメだ」と拒絶している。 これは言葉通りの意味合いもあるだろうが、『まだ幼いどろろに人殺しを経験させたくない』という一心も持っていたと思われる。 **四十八の魔物 百鬼丸の身体を奪った魔物たち。 その姿は様々であり、担当部位も異なる。 (強ければ強いほど該当部位が重要、というわけでもないらしい)。 作中では 髪の毛、臍…いずれも詳細不明 右腕…人面瘡 左目…似蛭 鼻…九尾狐 右耳…白面不動 右脚…まいまいおんば 声帯…次郎丸 右目…どんぶりばら が判明している。 PS2版では最初はモノクロの状態で始まり、 眼を取り戻すとカラーになり、海馬を取り戻すとセーブできるようになるなど、 「百鬼丸を動かしている」という点が大きく強調されていた。 また、実写映画版では百鬼丸の腕に仕込まれた刀でなければ倒せないという設定になっていた。 2019年のTVアニメ版では、おそらくストーリー構成の都合からか、数が48から12体に減少している。 また彼らの名前も「鬼神」とされており、百鬼丸の身体を奪った者達とは関係のない普通の妖怪も登場している。 *余談 手塚の代表作「[[ブラック・ジャック>ブラック・ジャック(漫画)]]」は本作の影響を色濃く受けており、 「欠損した少年が、医者に救われ、刃物使いとして大成していく」「仇は実の父親」など、百鬼丸の影響が大きい部分がある。 実際スターシステムとしても ・百鬼丸…第3話「ミユキとベン」不良のベン役      第25話「[[灰とダイヤモンド]]」百鬼医師([[ヤング・ブラック・ジャック]]に登場する百樹先生とはたぶん別人)役 ・どろろ…第3話「ミユキとベン」ベンの舎弟役      第34話「ある教師と生徒」久男(表題の「生徒」に該当)役      第95話「魔王大尉」ベトナム孤児のリーダー役 ・琵琶丸…BJのライバル・鍼師琵琶丸役 ・寿海…BJの恩師・戸隠医師役 ・多宝丸…第125話「きみのミスだ!」藪医者役      第157話「BJ入院す」町医者役 ・三郎太…第182話「ご意見無用」殺人犯・六平役 ……など、数多くのキャラが出演している。 更に、盲目の鍼医師とBJの出会いの場面は百鬼丸と琵琶法師の出会った場面と同じ構図と台詞になっており、 容姿が同じのみならず両者が同一の役割を持ったキャラクターであると暗に示している演出とも取れる。 どろろ「あにきィ、追記・修正が面倒だからおれァウィキペディアからちょろまかしてくるぜ」 百鬼丸「どろろ! 天国のおやじとおふくろさんが泣いてるぞ! いや、呆れてるね!!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,12) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - お小夜が手でお粥を受け取るシーンはSBRで荒木がまるっとパクった。 -- 名無しさん (2015-11-29 09:56:32) - あれ、これ同じ項目無かった? -- 名無しさん (2015-11-29 10:20:22) - 後の宮本明である -- 名無しさん (2015-11-29 11:24:16) - 勝手に続編やってなかっったけ? TS転生したやつ -- 名無しさん (2015-11-29 13:15:58) - どろろが女の子でした設定必要だったのかな? -- 名無しさん (2015-11-29 13:20:34) - ↑手塚御大のモチベを上げる為に必要だったんだろ。実は女の子設定大好きだし -- 名無しさん (2015-11-29 16:35:44) - 5↑百鬼丸の項目が濃密だったせいか同じことを考えた -- 名無しさん (2015-11-29 17:02:39) - あ~なるほど、無常岬の巻のあとなんで壊れた義足が復活してたのはそういうことね -- 名無しさん (2015-11-29 18:40:59) - 映画の奴ってどうなの?個人的には好きなんだけど -- 名無しさん (2015-11-29 21:06:34) - 漫画しか知らなかったから、「未完の大作」と思っていたけど、一応完結してたのね -- 名無しさん (2015-11-29 21:36:58) - ゲームの出来が非常に良いと聞いたような -- 名無しさん (2015-11-29 22:12:03) - 実写版では百鬼丸の義肢武器が刀だけであり、さらに寿海は人肉と薬草から技師を作る人物だったりする -- 名無しさん (2015-11-29 23:31:02) - 鳥海尽三の小説版も好きだ。 -- 名無しさん (2015-11-30 08:01:15) - 実写版、面白かったんだよなぁ。予定では5部作だったらしいけど、そりゃ無理だろって当時も思ってた -- 名無しさん (2015-12-01 12:21:18) - 今やったら醍醐影光は織田信長になって、百鬼丸も武器は刀に限らずレーザー光線や妖術使ったり魔神の中に改心して仲間になったりする奴が出たりするんだろうなと妄想したw -- 名無しさん (2015-12-01 15:17:56) - これが打ち切りになるとか当時の読者は見る目ないわと言いたいが、同じことは今でも繰り返されているという -- 名無しさん (2015-12-01 16:32:11) - 『魍魎戦記MADARA』もこれの完全なパクリ。 -- 名無しさん (2015-12-03 08:29:15) - アニメ版BJで、BJ父が「カゲミツ」で母が「ミオ」って名前になってたのはこれのオマージュだろうか -- 名無しさん (2016-01-06 17:52:47) - ↑BJ先生は百鬼丸のリメイク的キャラクターって分析があったね。ゲストで百鬼丸とどろろが出てるあたりで曖昧になってるけど。 -- 名無しさん (2016-08-08 11:06:07) - 子どもを魔神に売り払って手に入れたのが富樫の家臣かよ。景光もあれだが魔神の力も大したことはないな -- 名無しさん (2016-08-12 11:24:31) - ↑そりゃ体がスカスカの百鬼丸やられるくらいだし、ゲーム版だと(魔神戦に関しては)だんだんかんたんになる -- 名無しさん (2016-08-12 12:24:55) - どろろ(18)を知ってる人はどのくらいいるんだろ -- 名無しさん (2016-08-12 12:25:46) - おもしろいし、さすが手塚先生だと好きな作品ではあるんだが、読んだ後になんか暗くて嫌な気分が残る。まあそういうのを狙ったんだろうけど -- 名無しさん (2018-03-19 22:48:35) - どろろが女の子だと知ったのはどろろ役を演じた柴咲コウを見たときだった。 -- 名無しさん (2018-03-20 08:33:25) - どろろはゲーム版だと乳首見えそうな格好をしてるので性別が判明するシーンでちょっと焦った -- 名無しさん (2018-03-20 08:51:56) - ↑3 読者が同じようなのばっか見てると飽きるように作者も飽きるからねぇ。たまに作風ガラッと変わる作家さんいるけどそういう理由もある -- 名無しさん (2018-03-20 09:12:59) - 再アニメ化決定 -- 名無しさん (2018-04-14 20:26:00) - ヒロインが上半身丸出しの男装幼女とか今の感覚からいったら狙いすぎな設定 -- 名無しさん (2018-12-30 17:03:58) - 昨夜から始まった新作アニメでは鬼神の数が12体になってて、1クールでまとめる気満々のようだw -- 名無しさん (2019-01-08 19:03:41) - 新アニメって2クールじゃないのか?スタッフが15話に参加したとかつぶやいてたような -- 名無しさん (2019-01-08 21:19:52) - 手塚スターシステムのなかでどろろはあんまり他の手塚作品に出演してるイメージない -- 名無しさん (2019-01-09 21:19:34) - ↑ブラックジャックの厳しい先生が嫌いな生徒ぐらいかな -- 名無しさん (2019-01-23 20:49:19) - 新アニメ版もなかなかいいが、やっぱり原作のプロットの方が良い部分も多いなあ。手塚治虫は偉大だ。 -- 名無しさん (2019-01-29 04:50:45) - 似蛭編、救いがなさすぎる展開だったなあ -- 名無しさん (2019-01-29 08:45:29) - メガテンでのろわれた武器に「妖刀ニヒル」というのが出てくるのだが・・・元ネタこれか!今わかった。 -- 名無しさん (2019-01-29 09:49:37) - どろろって冒険王版ではけっこう重い宿命を背負っている。 -- 名無しさん (2019-01-29 09:51:20) - 原作は部位奪回に痛みから喜びの流れだが、こっちは痛みからの苦しみだなぁ…聴覚と声帯 -- 名無しさん (2019-02-05 09:52:14) - 無常岬では百鬼丸は寿海さんのことを「おとうさん」と呼んでいる(どろろに背中の矢を抜いてもらったとき) -- 名無しさん (2019-02-05 09:57:04) - 原作からすると改悪や劣化とも呼ぶべき改変なんだけど新しいアニメはそう思わせずにこれはこれと感じる位に雰囲気がいい。 -- 名無しさん (2019-02-05 11:15:44) - 新アニメでの現代風としてのアレンジは見事なのだが、見事すぎて視聴してて胃がいてえ・・・。 -- 名無しさん (2019-02-14 04:49:37) - 脚本家と監督が鬼と悪魔のタッグだからこの先の地獄を感じて震えてくる -- 名無しさん (2019-02-14 07:24:26) - 靖子を出せ・・ -- 名無しさん (2019-02-19 11:38:45) - やっぱり2クールの模様 -- 名無しさん (2019-02-27 23:24:43) - チャンピオンREDで連載してるリブート版『どろろと百鬼丸伝』もおもしろいよ。最新話は個人的に「そうきたか!」ってかんじで今後の展開がすごく楽しみになった。ところで、新アニメに三郎太は出るんだろうか… -- 名無しさん (2019-05-12 17:08:00) - やったねサブちゃん!新アニメでも出番があったよ!でも舞台版を観たと思われる人達が「次回気をつけて」と言ってるのが不穏すぎ… -- 名無しさん (2019-05-21 09:52:49) - アニメのほうで何でお母様とパパまで死ぬの!? -- 名無しさん (2019-06-25 10:10:46) - ↑母親は旧アニメでもお亡くなりだし。パパは死人同然だったのが人間に戻って死ねたってことなんだろうなあ。 -- 名無しさん (2019-06-25 11:04:17) - 未完の作、映画でもあんなんだった作品をこんなに残酷に(綺麗に)終わらせやがって……おのれ小林靖子!! -- 名無しさん (2019-06-26 22:59:26) - そろそろ『どろろと百鬼丸伝』(リブート版)についても追記していいんじゃないかな。まだ第1巻発売したばっかで情報少ないかもしれないけど。それとも、いっそのこと個別項目にしちゃうとか。オリジナル要素割と多いし。 -- 名無しさん (2019-06-30 19:11:38) - 最後に別離だなんて原作台無し!って怒ってる感想いくつか見たが、原作でも別離な上にもっと悲壮感あるんだがなあ。前向きに再会できそうな分、今回のアニメはだいぶマシ。 -- 名無しさん (2019-07-04 16:16:39) - ↑私的に別離云々はなんとも思わなかったけど、百鬼丸以外のほとんどの「新アニメ版の」キャラの後半の言動行動が嫌だった。琵琶法師は立ち位置的には一応第三者だけど私から言わせれば「何もしないことが罪」としか言いようがない。 -- 名無しさん (2019-10-13 05:44:21) - ↑全く同意。多宝丸とか1クールで描写されたキャラ付けを台無しにして結局死なすのかよ…って思ったし。12話の景光の「生まれ損ないの鬼子」発言、自分がやらかした原因の癖に百鬼丸に罪擦り付けてるようで嫌だった。アニメージュの最終回インタビュー読んだら監督の発案だと知ってあぁ…ってなったよ。 -- 名無しさん (2019-12-18 02:24:55) - 続)そんな発言させておいて「景光をただの悪役にはしたくなかった」だから意味わからんかったな…。1クール目が良かっただけに2クールから監督の暴走というか駄目な部分がモロに出ちゃったな…という印象。(同じ靖子シリーズ構成で似た要素が詰まった牙狼炎の刻印は名作だったから本当に勿体ないとしか) -- 名無しさん (2019-12-18 02:34:01) - 上の新アニメ版の話からちょっと発展。自分は「寿海」というキャラクターそのものは嫌いじゃないけど、新アニメ版の寿海は大嫌い。百鬼丸に対して「救えない」って言った瞬間に「コイツ、裏切りやがった」って思ったね。 -- 名無しさん (2020-03-01 17:06:02) - 偽典・女神転生やマンガ「しゃがら」と、むしり取られた身体を取り返すというエグい題材に魅せられた創作者は多い -- 名無しさん (2021-04-16 13:41:36) - 主題歌になったことあるミスチルのフェイクも女王蜂の火炎もぴったりと思う作品 -- 名無しさん (2021-07-08 20:41:08) - 新アニメ版の百鬼丸は他メディアと比べて圧倒的に教育不足。他がテレパシーを使えたり子どもの段階で声帯を取り戻したことを考慮しても、意思疎通の方法や情操教育が疎かだった気がする。 -- 名無しさん (2021-12-18 19:33:51) #comment #areaedit(end) }

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