World of Tanksに登場する戦車(イギリス)

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&font(#6495ED){登録日}:2017/03/27 (月) 22:09:52 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ※本項目は[[World of tanks]]・及び[[World of tanksに登場する戦車]]から分離した記事です イギリス戦車といえば、第二次大戦においてドイツ第3帝国の誇る戦車軍と激しい戦いを繰り広げた戦車界の英国紳士である。車両カラーは&sizex(5){&bold(){&color(#cec29d){サンドブラウン}}} そして国別の乗員強化アイテムは当然、みんなの期待を裏切らないお[[紅茶]](プディングつき)。 ちなみにこのプディング、ゲーム内では「プリン」と訳されているが、この場合のPuddingは日本語でプリンと呼ばれるアレではなく「なんか材料を混ぜ合わせた液を加熱して固めたお茶請け」の総称で、つまり誤訳。 イギリス人って紅茶にはプリンなの!?とか勘違いしないように(いやカスタードプリンだってお茶請けになるけれども・・・)。 全体的なラインナップは[[ドイツ>World of Tanksに登場する戦車(ドイツ)]]・アメリカ・ソ連に比べると一段劣ると言わざるを得ないが、一応全車種は網羅している。 しかし[[変態紳士>英国面]]の国らしく、アメリカやソ連に比べるとクセの強い、というか自身のカテゴリーに喧嘩を売っているような珍車が多い。 中戦車なのに重戦車より重装甲・鈍足だったり、自走砲なのに軽戦車なみの速度で走り回って水平射撃で敵を撃破したり、Tier5の駆逐戦車なのに下手なTier7~8あたりの重戦車より装甲が厚かったり。 他国同様、高tier帯の戦後世代ではだいたい無難な感じにまとまってくるが、それまではあまりに個性豊かな戦車たちを乗りこなすのに一苦労することだろう。 また常軌を逸して弱い(というか一芸に特化しすぎて実用性が皆無な)戦車が必須ルート内に混じってたりすることが多く、その意味でも初心者にはまったく向かない。 FPSでモニターにパンチくれたりマウスをブン投げたりする精神修養の足らん奴は断固として乗るべきではなく、何があっても動じない真の英国紳士だけが進めることを許されるツリーである。 **《代表的な英国戦車》 &bold(){「Matilda」} 先に挙げた「中戦車なのに重戦車より重装甲・鈍足」の具体例。tierは4で、区分は(一応)中戦車。 同格のドイツ重戦車D.W2の装甲厚を前面で1.5倍ほど上回る、中戦車にあるまじき重装甲を持っている。反面、速度性能は同じくD.W2が35km/hほど出るのにたいし、こちらはわずか20km/h程度に過ぎない。 要するに分類は中戦車だが、実態としては重戦車である。 しかし火力は中戦車相応の域を出ないので、敵戦車に対する圧力が重戦車程に高くないのが困りもの。 同格以下との撃ち合いになれば相応に強いのだが、最大の問題はやはりその鈍足。最高速度20km/hちょいというのは最早困るというレベルを超えており、紅茶でも飲みながら操縦してるんじゃないかと疑うレベルである。 よって前線を張るのが仕事なのに、前線につく頃には最早必要なくなっているか、逆に手遅れになってるかのどちらかになってしまいがち。 また装甲が厚いと言っても流石に格上戦車に通じるレベルではないので、上位tierの重戦車などとカチ合うと他の中戦車以上につらい。 しかしこれ以降に続くイギリス重戦車ルートはマチルダとは比較にならぬほどの苦行が続くので、マチルダを卒業したプレイヤーからは 「マチルダって今思えば全然マシだった」「いやマチルダはむしろ強戦車」「マチルダたんマジ戦場の女王」などと讃えられることに。 &bold(){「Grant」} tier3の中戦車。アメリカtier4中戦車、M3リーのレンドリースバージョン。 原型機のM3リーはWotでも屈指のポンコツ戦車であり、当然こいつもあまり性能が高いとは言えない(婉曲表現)。 しかしかのヴィットマン(ミハエル・ヴィットマン大尉。欧州戦線でヒャッハーしまくったドイツの伝説的タンクエース)をようやくぶっ殺す事に成功した名車、シャーマン・ファイアフライに乗るにはコイツを避けて通れない &bold(){「AT 2」} Tier5に位置する駆逐戦車。イギリスツリーの駆逐戦車は最初から対戦車車両ばっかりのルートと途中まで軽戦車((バレンタイン歩兵戦車を経由するルート。史実でも旧式化+一杯あるから2~3両無駄にしてもかまわないとして色々と大改造が試みられている戦車である))のルートとシャーマン・ファイアフライから繋がるルートの3種類あるが、コイツは最初から対戦車車両ばっかのルートの戦車である。 主砲が微妙かつすさまじく鈍足な代わりに弱点以外はおおむね100㎜以上とやたら装甲が分厚い(正面装甲だけなら格上重戦車ですらコイツ以上の者は稀)。上のMatildaをより極端にして駆逐戦車に変えたような感じ。 &bold(){「Cromwell B」} イギリスの課金戦車。tierはクレジット収支が良好な6で、区分は中戦車。通常戦車であるCromwellの微調整版で、Bは「ベルリン戦勝パレード仕様」を意味する。 原型機であるクロムウェル巡航戦車((イギリス軍特有のグループ分け。「機動力が高いが、敵戦車相手の防御性能は難あり」の戦車グループの事。敵戦車と遭遇しないであろう任務に投入され、俊足を活かしてヒャッハーする・・・というのが軍の予定))は、中戦車相応の火力を持ちながら、軽戦車すら上回る高い機動性を誇るtiea6帯屈指の強戦車。&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){装甲は軽量化の犠牲になった模様。}}} そして通常戦車の課金バリエーション車は、基本的にオリジナルから性能が劣化するのが基本だが、この戦車に限ってはほとんどそれがない。砲性能がやや下がり、機動特性が微妙に変わっているぐらいの差しかない。 つまりtier6屈指の性能を持つ(=稼げる)中戦車をそのまま課金車補正をつきで使えるということであり、 中戦車としても軽戦車として戦える汎用性の高さもあって、ポンコツに事欠かないイギリス課金戦車の中では屈指のクレ稼ぎ車両に仕上がっている。 &b(){「Churchill VII」} 英国tier6の重戦車にして、英国チャーチル三兄弟の真ん中(tier5のチャーチル1、tier7のブラックプリンスの真ん中)。 栄えある紅茶戦車達の中でも一際眩い輝きを放つ栄光の一両である。&b(){無論、英国面的な意味で。} この圧倒的輝きの前には細かに性能をくだくだと述べるのも無粋かもしれないが、箇条書きすると以下のような感じになる。 &b(){・英国紳士はくじけない (HPはtier6戦車中トップ)} &b(){・雄々しく厳しい装甲 (砲塔脇の装甲が203mmもある)} &b(){・正々堂々とまっすぐな立ち姿} &font(b,red){(全面が垂直装甲)} &b(){・しかし頭は柔らかい} &font(b,red){(天板装甲20mmで面積が広く、自走砲の弾が容易にすっぽ抜ける)} &b(){・意外に柔軟なところも多い} &font(b,red){(履帯裏に装甲が薄い車体があり、格下でも簡単に抜かれる)} &b(){・気前のよい施しも忘れない} &font(b,red){(正面から↑を狙われると履帯破壊+HPダメージが同時に起きてハメ殺される)} &b(){・己の弱さを隠さない} &font(b,red){(側面に予備履帯が張ってあるのだが、その裏が丁度弾薬庫になっている)} &b(){・その一撃は王家のレガリア「クルタナ」のごとく慈愛に溢れている}  &font(b,red){(最終砲でも単発わずか140ダメージ)} &b(){・上流階級なので消費で経済を回してくれる} &font(b,red){(課金弾を使わないと貫通が足りない)} &b(){・誇り高き英国紳士は頭を下げない} &font(b,red){(俯角が中華戦車にすら劣る脅威の-4°)} &b(){・奢って天に唾したりもしない} &font(b,red){(仰角も駆逐戦車すら下回る+12°)} &b(){・英国紳士はあわてない} &font(b,red){(出力重量比が低く、加速性がとても悪い)} &b(){・英国紳士はいそがない} &font(b,red){(最高速度わずか20km、履帯性能が悪いので基本はそれ以下)} &b(){・戦闘中でも[[紅茶をこぼさない>ダージリン(ガールズ&パンツァー)]]優雅な動き} &font(b,red){(超信地旋回ができるのに旋回性も悪い)} これには英国紳士も思わず&font(b,#990000){「Bloody shit!」}と感嘆の叫びを挙げざるを得ないであろう。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){しかし実はtier6というのはまだまだ初心者が半分ぐらいを占めるtier帯なので、チャーチルVIIの数多い弱点を知らないプレイヤーも多く、統計勝率はそこまで悪くなかったりする。}}} &bold(){「FV304」} イギリスの自走砲。誰が何といおうと自走砲。tierは6。 FVはFighting Vehicleの略だが、このゲーム的にはむしろFuck'ing Vehicleの略だと思われている。 なぜそう呼ばれているのかと言うと、当然ながら強すぎたせい。 自走砲といえば「大口径砲による遠隔攻撃に特化しており、装甲や機動性はオマケ同然」なのが相場だが、このFV304の最高速度はなんと軽戦車も驚く72km/h。 戦況に合わせた陣地転換も、肉薄してきた軽戦車からの逃走も思いのままの超俊足自走砲なのである。 おまけにこの主砲がまた優秀で、単発火力こそ低いものの、とてつもない連射速度と照準速度によって常時砲弾の雨を降らせることができる。 また非常に高い弾道を描いて飛ぶため、障害物の影に隠れた敵にも当てやすく、しかも装甲の薄い天板を垂直にぶち抜きやすい。 射程が短いのは欠点だが、前述の通り足がほとんど軽戦車のそれなので、単に当たる距離まで前進すればいいというだけ話。 この異常な高機動性と砲性能によって、駆逐戦車のような待ち伏せ+直接射撃運用も、鈍重な相手の周りを旋回しながらハメ殺すことも可能となり、自走砲・駆逐戦車・軽戦車のハイブリッドという意味不明な異次元自走砲として名をはせていた。 とまあ、そんな具合に暴れすぎたため、砲精度・旋回性・隠ぺい率の低下・車体の大型化などの多重nerfを次々喰らい、今では「足が異常に早い、だがちょっと火力が不足気味の自走砲」というレベルに落ち着いた。 &bold(){「TOGII」} &ruby(Looooooooooong!!){長ァァァァァいッ!}説明不要! マウス越えの全長とTier6ダントツの耐久値、そしていまいち頼りない装甲とノロさが特徴の課金重戦車。火力は並といったところ。 ランダム戦で登場したら開幕時のチャットが「TOOOOOOOOG!!」「LOOOOOOOOOONG!!」といった具合に賑やかになるのは風物詩。 曰く「Hot TOG」(形がホットドッグに似てるから)「Submarine」(潜水艦にも似てるから。軍事TPS・FPSの定番ネタ「Enemy submarine spotted!(敵の潜水艦を発見!)」→「拒否!」ももちろん使われる)「Exp box」(相手からしてみれば経験値がおいしい存在なので)「[[British side>英国面]] Tank」(言わずもがな。)など。 TOGⅡ歩兵戦車((これもイギリス軍特有のグループ分け。歩兵の盾になれるくらい装甲が厚いから歩兵戦車。軍の予定では「歩兵と一緒に行動してヒャッハーする」のが主任務))の名誉の為に言っておくと、一応こんなんでも兵器開発局&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){の老害のみなさま}}}がそれなりにコンセプトを考えて作りだした戦車である。 &b(){「Centurion Mk. I」} 戦後世界で長きにわたって活躍した……というか現在進行形でまだしている、英国初のMBTことセンチュリオンの初期生産型(初期砲塔だと試作型)。tierは8で、区分は中戦車。 なんだか史実で活躍した戦車程ゲーム内では活躍できないのはWotの定番だが、このセンチュリオンもその例にもれず、ちょいと微妙な立場にある。 火力と機動力に関してはtier8中戦車として申し分のない性能を持っているのだが、防御面があまりに不安なのである。 砲塔の正面装甲だけはそれなりの厚さがあるのだが、車体装甲が格下からの通常弾でも余裕ですっぽ抜けるほどに薄い。しかも中戦車としては異様にデカいため隠蔽も悪く、被弾を避けづらい。 更に悪いことに車体下部の弾薬庫が大きくて破損しやすく、装甲厚以上に防御面のもろさが際立ってしまっている。 俯角は良好なので、硬めの頭だけを出してハルダウン戦術をすればなかなかの強さを発揮するが、柔軟なポジショニングを要求される中戦車としては平地での戦いに弱すぎるのがかなりつらい。 [[「やーってやるやーってやる やーってやるぜ」>大学選抜チーム(ガールズ&パンツァー)]] などと歌って突撃してもたちまちボコボコにされてしまうので、英国戦車らしく遠距離から丁寧に戦っていく必要がある。 &bold(){「Centurion Action X」} &s(){ガッシャーン!レベルアーップ!} Tier10の中戦車にして、巡航戦車ルートの終点。 &bold(){Mk.Ⅰ、Mk.7/1共々、おそらくイギリス戦車で唯一のバランス型前線戦車}((他は「ペラい」「ノロい」「主砲が残念」等癖のある戦車が多い。他の例外はレンドリースシャーマンなどのそもそもイギリス製じゃない戦車))。 7/1の金弾は210mmとこのtier帯にしてはやや物足りない貫通力だったが、こちらはいっきに増大して330mmと実用レベルに到達(つっても対戦車榴弾から粘着榴弾に変わったからなので「改良された」と言えるかはまた別)。かなり使いやすくなっている。 &bold(){「FV4005 Stage II」} Tier10の駆逐戦車。主砲の183mm砲の平均単発火力は徹甲弾では1,150ダメージ、榴弾あるいは粘着榴弾が貫通すれば&bold(){1,750ダメージ}という圧倒的な数値を誇る。 しかも同じ183mm砲を主砲とするFV215b (183)よりも精度・照準時間・機動性に優れ、更にアップデートにより装弾数と俯角、射界が強化された。 特に俯角は-10°とかなりの数値である。やった!強い! &bold(){勿論良いことばかりじゃない。} この戦車の弱点はその装甲であり、車体はTier8中戦車Centurion Iとほぼ同一の装甲厚しかなくこのTierでは被弾することはダメージを受けることを意味する。 それ以上の弱点となっているのが砲塔の装甲であり僅かに&bold(){14mm}しかない。この数値はTier2軽戦車Cruiser Mk. Iの正面装甲と同等であり、誰が呼んだか&b(){仮設トイレアルティメットフォーム}とも。 おまけに隠蔽率も極めて低いという単発火力の高さ故にヘイトが高いこの戦車にとっては致命的な弱点も抱えている。 味方とうまく連携ができればその圧倒的火力によって活躍できる…ハズ。 &bold(){追記:修正求む} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 7/1の金弾はHESHなんだからHEATと比べちゃいかんでしょ -- 名無しさん (2017-03-27 23:24:53) - チャーチル三兄弟+カーナーヴォンを乗り越えた英国紳士が駆るコンカラーは強い -- 名無しさん (2017-04-16 21:09:17) #comment #areaedit(end) }
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