ハレ晴レユカイ

登録日:2024/05/02 Thu 19:45:00
更新日:2024/12/13 Fri 20:31:57
所要時間:約 5 分で読めます 不可能じゃないわ




ハレ晴レユカイ』とは、アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱のエンディングテーマである。アニメでは1~13話で流れていた。
いわゆる「ハルヒブーム」を巻き起こした要因の一つであると言える。
アニヲタの皆さんなら、一度は聞いたことがあるだろう。

作詞 畑亜貴
作曲 田代智一
編曲 安藤高弘
時間 1:10(アニメ)、3:38(フル)
歌  涼宮ハルヒ(平野綾)、長門有希(茅原実里)、朝比奈みくる(後藤邑子)


激動の概要


歌詞は、ハルヒが可能性を信じて不思議なことを探すのを楽しんでいる様子を歌っている。
だがよく見ると、そこにいるのは彼女一人だけではないことがうかがえる。
きっと仲間(SOS団のメンバー)がいるからこそ、今が楽しいのだろう。


エンディングの内容としてはSOS団の5人が教室で踊る。*1ただそれだけなのだが、
  • 歌って踊るエンディングというのが当時としてはまだ少なかった
  • 京アニの技術力がうかがえる躍動感溢れる動き
  • 見る人を惹きつける魅力的なダンス
  • 女子3人(もとい声優)の歌唱力の高さ
  • キョンと長門の何とも言えない表情

といった要素から一躍有名に。
ED映像ではところどころで静止画が入るが、ちゃんとアニメED尺のダンスフルバージョン映像も制作・公開されており、全体の振り付けも明らかにされている。
更にフル尺ダンスも絵コンテが公開されているため、全編通して踊る人にも親切な仕様。
この、通称「ハルヒダンス」を踊る「踊ってみた」が様々な人物によりニコニコ動画へ大量に投稿され、果ては大人数で集まって踊ったものまで投稿されるなど大流行した。
様々な賞を受賞しているほか、レコード(円盤)になったりもしている。
まさしくアニメ業界に革命を起こした作品であろう。


皆も歌う追想曲


作品内のキャラが歌うソロバージョンもある。
鶴屋さん以降は曲と歌詞がアレンジされているっさ。朝倉は逆にその可能性を否定している。
キョンVerに至っては曲のテンポを大きく落としたアコースティックバージョンとなっており、ハルヒに対するキョンのぼやきを歌った内容となっている。色々抱えすぎでは…
アレンジ作詞は全て畑亜貴一人で担当。すげえ。


谷口国木田、森さん「…」


ニコニコ動画』での暴走

ちょうどニコニコ動画黎明期に放送されていたアニメなので大流行し、他のアニメ・ゲーム・ミームなどと共にニコニコ全盛期を作り上げた。
人々が踊るだけでなく、MMD等を使用し他のキャラクターに躍らせたりするものもある。
その完成度及びカオス度は視聴者を感嘆させたり腹筋を破壊したり。その関連動画数は4000を超える。
God knows…と共に某組曲動画の常連だったりもする。


らき☆すた』での陰謀

同じ京アニ制作・メインキャラクターの中の人繋がりなどからか、劇中で挿入歌として使われたりハルヒダンスを披露している。
まあこれには深い訳があるのだがそれはまた別のお話。

また、谷g…白石みのるが歌っていたりもする。


ハルヒゲーでの憤慨

Wiiで発売されたゲーム涼宮ハルヒの激動でも収録。もちろんフルバージョンもある。

…だが実際やってみようと思うととんでもない目に逢う。
いつも突発的な行動に巻き込まれるキョンと、彼女の機嫌を損ねないように細心の注意を払うメンバーの気持ちが分かる…かもしれない。


音ゲーやアイドルゲーでの分裂

有名な楽曲故か、様々な音ゲーなどにも実装されている。
中にはカバーバージョンもある。
…など


再び世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの驚愕


2020年、新型コロナウイルスによる外出自粛期間中に、ハルヒ役の平野綾がハレ晴レユカイのダンスをSNS上にアップし、
それに続いてキョン役の杉田智和や谷g…白石稔もダンスをうpし、コンピ研部長(こぶしのぶゆき)もこの動きに触れたことで再び話題に。
音楽チャートランキングにも上がる程の大盛況を見せた。

テレ朝の催したアニソン総選挙では、30位に入賞した。



2024年に放映されたアニメ版時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさんのEDは毎話ごとに変わる仕様になっている。
そして第4話で使われたのがなんとこのハレ晴レユカイ。

歌い手はアーリャ役の上坂すみれ
本家とはまた違うアレンジがなされている。
Youtubeでは天﨑滉平、上坂すみれ、丸岡和佳奈、藤井ゆきよ、会沢紗弥+アーリャ(CG)によるダンス動画が投稿されている。

原作がどちらも角川スニーカー文庫から刊行されているという共通点や、
ロシデレのアニメ化決定に際していとうのいぢがハルヒ&アーリャのイラストを描いていたことなど接点はあった。



よく考えればアニメ版ハルヒももう18年も前の作品。
懐かしさが込み上げると同時に、時の流れを痛感し感慨にふけた人も多いだろう…


直観の余談

2015年に放送されたサテライト制作の長門有希ちゃんの消失オープニングテーマは「フレ降レミライ」
曲名は間違いなくハレ晴レユカイのオマージュだが、

ハレ晴レユカイ
  • 晴れ、愉快
  • エンディング
  • 実質ハルヒのテーマ

フレ降レミライ
  • 降る、みくる未来
  • オープニング
  • 実質有希のテーマ

と、どこか対照的な立ち位置にいるようにも感じる。


この歌って踊るエンディングの着想は、このアニメのエンディングからインスピレーションを受けたらしい。
ダンスの振り付けは多数のアイドルPVを参考にしているとのこと。



追記修正は神に愛されし少女ヒューマノイド型インターフェース未来人超能力者と一緒に居ても自分でいられる普通の人間がお願いします。

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  • 懐メロ
  • 名曲
  • 2006年
  • γ時代の猛者
  • アラサーホイホイ
  • 派生曲多数
  • アニメソング
  • エンディングテーマ
最終更新:2024年12月13日 20:31

*1 誰が撮っているのかは不明。机の上にデジカメでも置いているのだろうか。