魔蝕虫

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魔蝕虫 - (2017/05/05 (金) 08:02:35) の1つ前との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2017/05/04(木)08:25:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){&color(darkslategray){&ruby(ま){魔}}}&bold(){&color(darkslategray){&ruby(しょく){蝕}}}&bold(){&color(darkslategray){&ruby(ちゅう){虫}}}とは、[[SFC>スーパーファミコン]]ソフト(後に[[Wii]]でVC配信、[[DS>ニンテンドーDS]]でリメイクされた)『[[不思議のダンジョン2 風来のシレン]]』の[[ラスボス]]。 前作に当たる初代『[[トルネコの大冒険>トルネコの大冒険シリーズ]]』には明確なボスがいなかったため、「不思議のダンジョン」初のボスキャラである。 後にWii及び[[PSP>PlayStation Portable]]のソフト(DL版は[[Vita>PlayStation Vita TV]]対応)『[[風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫>不思議のダンジョン 風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫]]』にも登場している。 三つの目と二本の牙、大きな羽と長い尾を持ち、二本足で歩く巨大な虫のような容姿。 口から蜘蛛のような糸を吐き、外敵には強烈な尾突きで攻撃する。 本作の舞台「こばみ谷」にそびえるテーブルマウンテンの頂上にかつて存在した黄金郷を滅ぼした怪物。 神鳥・&bold(){&color(goldenrod){黄金のコンドル}}の加護の下繁栄を極めた黄金都市アムテカが300回目の月を迎えた日、魔蝕虫が襲来。 黄金を次々と貪り食われ、黄金のコンドルも地獄の糸で封印されてしまい、アムテカは滅亡を余儀なくされる。 住人達は石碑にこれまでの歴史を刻み、いつか黄金のコンドルを解き放って欲しいとの願いを後世に託した。 時は流れ、伝説を知る風来人達は黄金郷を目指し、こばみ谷に挑むようになった。 チュンソフト公式ノベライズ『[[黄金郷アムテカに舞う花>風来のシレン 黄金郷アムテカに舞う花]]』ではこの辺についても掘り下げられている。 また、ファミ通から出た『テクニカルガイドブック』によると黄金のコンドルの正体は&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){運命神リーバ}}らしい。 そんなわけで、本作の当面の目的は魔蝕虫を倒し、黄金のコンドルを救い出すこと。 最終フロア30階の「滝壺の洞窟」で戦うことになり、一般のモンスターより遥かにステータスが高い。 攻撃力はこれまでで最強の敵であるドラゴンの2倍近く、HPに至っては3倍近い&bold(){&color(darkslategray){250}}という数値を誇る。 「風魔の盾」「重装の盾」といった強力な防具を装備していても一撃でHPを70~80程削られてしまう。 …が、ぶっちゃけこの魔蝕虫、&bold(){&color(darkslategray){弱い}}。 というのも、&bold(){&color(darkslategray){特殊効果に対する耐性がほぼ皆無}}なのである。 さらにこれといった特殊能力もなく、[[マムル]]等の序盤モンスターと同じく&bold(){&color(darkslategray){通常攻撃しかしてこない。}} 普通と違うのはせいぜい「ブフーの杖」で肉にできないのと、ぼうれい武者系に変身しても乗り移れない程度。 何しろこのゲームはステータスが高い敵もアイテム次第で容易に大ダメージを与えたり、即死させられるのだ。 この反省を踏まえてか、次作以降のボスキャラはしっかり特殊能力や耐性効果を備えている。 そんなわけでコイツ、 ・「バクスイの巻物」で他のモンスター共々眠らせる。 ・「ジェノサイドの巻物」を投げて消滅させる。 ・「ドラゴン草」や投げた金額の1/10のダメージを与える「ギタン投げ」を連発。 ・「痛み分けの杖」でこちらが殴られた際のダメージを反射させる。 ・「身代わりの杖」で混乱+身代わり状態にし、他のモンスターと一緒にボコる。 ・「カラクロイドの肉」を食べて地雷や大型地雷、空腹スイッチやデロデロ湯等を作り踏ませる。地雷系なら爆風に巻き込んでも良い。 ・「めぐすり草」を飲んで地雷や大型地雷を探し、見つかったら魔蝕虫を巻き込めるタイミングで踏む。 ・「マムルの肉」等を投げて弱いモンスターに変身させて倒す。 ・「エーテルデビルの肉」を食べて透明になったまま倒す。 ・「モンスターハウスの巻物」でフロアのモンスターを入れ替える。 等々、少々工夫すれば実にあっさり片付けることが可能。 そして魔蝕虫を倒した時点でそのフロアのモンスターは全て消滅し、その時点でほぼクリアが確定する。 「モンスターハウスの巻物」が対策として有効なのはこのためであり、最も確実な攻略手段と言える。 ただし、「モンスターハウスの巻物」自体はこばみ谷には出現しないため、「白紙の巻物」に書き込むことでしか使えない。 さらに初代以外では&bold(){一度でも読んだことのある巻物以外「白紙の巻物」に書き込んで使うことはできない}仕様となっている。 そのため、リメイク作であるDS版ではこの方法で魔蝕虫を瞬殺することはできなくなった。 とは言え、依然として対抗手段は多いため、強敵とまでは言えないだろう。 倒すとSFC版では7777、DS版では9999の経験値が入るが、これ以上戦う相手がいないので番付のスコアを伸ばす程度の意味しかない。 ちなみに、寝ている時はうつ伏せになって尻尾を丸めた姿になる。 この状態だと魔蝕虫も少し可愛……くない? 厄介なのはコイツ自身よりも同じフロアに複数存在する&bold(){&color(red){ガイコツまおう}}。 遠距離から杖を振り、レベルダウン・鈍足・&bold(){[[おにぎり>おにぎり(食品)]]化・睡眠}といった致命的効果をもたらす。 26階か27階でコイツが出現した時点で「ジェノサイドの巻物」で存在を封じておけば安心感が増す。 序盤で下級モンスターの&bold(){&color(green){ガイコツまどう}}を封じておけば終盤での接触自体も避けることが可能。 ぶっちゃけ26階で接触すること自体かなりリスクが伴うため、その意味でも賢明な選択とも言える。 ただ、逆にガイコツまおうの杖に巻き込まれて姿を見る暇すらなく魔蝕虫が死ぬ場合すらもある……。 初回プレイでこれが起きると何が何だか分からないだろう。 体当たりで転ばせ持ち物を散らせる&bold(){&color(blue){マッドレムラス}}、DS版では罠目掛けてシレンを投げる&bold(){&color(darkgoldenrod){タイガーウホホ}}も存在する。 しかし、こちらは近付かなければ問題ないため、ガイコツまおうさえジェノサイドしておけば策を講ずる猶予は幾らでもある。 テーブルマウンテン突入後はこのガイコツまおうと21~24階に出現し、催眠術でシレンを操る&bold(){&color(green){スーパーゲイズ}}が事故死要因の筆頭となる。 SFC版では「やまびこの盾」なら杖と催眠術の両方を跳ね返せるため雑魚同然となるが、効果が強力な分かなりのレアアイテムとなっている。 店で売っている場合もかなり高いため、[[泥棒>泥棒(不思議のダンジョンシリーズ)]]でもしないととても手が出せない場合が多い。 さらにDS版では「やまびこの盾」が杖の効果を10ダメージに変換する「プリズムの盾」と催眠術を無効にする「ゲイズの盾」に分離している。 どちらもこばみ谷攻略後に挑戦できる隠しダンジョン「死者の谷底」でしか入手できないため、それ以前は盾による対策は不可能となった。 ただ、[[スーパーゲイズ>ゲイズ(風来のシレン)]]の催眠術は隣接していなければ発動しないため、先に矢やギタン投げで攻撃するか、杖の効果等で対処したい。 &s(){術師達}魔蝕虫との戦いに勝利し黄金のコンドルを解放したシレン達はその背に乗り、渓谷の宿場へと戻る。 その姿を見た人は願い事が叶うと云われ、人々は黄金のコンドルが実在したことに驚きつつも祈りを捧げた。 こばみ谷攻略後は、これに加えて幾つかのイベントをこなすことで幾つかの隠しダンジョンに挑戦できる。 SFC版ではモンスターの肉が鍵を握る「食神のほこら」と罠を利用して攻略する「掛け軸裏の洞窟」、99階攻略を目指す「フェイの最終問題」の3つ。 いずれもアイテム持ち込み不可、初期ステータスからスタートすることになり、これまで倉庫等に頼り切っていた風来人にとってまさに試練となる。 DS版ではレベル等引き継ぎ、アイテム持ち込みありのダンジョンとして上述の「死者の谷底」と「儀式の洞窟」「魔蝕虫の道」の3つが追加された。 それぞれ「アイテムが殆どギタンで罠が多く、偽物の階段もある」「キグニ族や火炎入道が多数出現する」「とにかく最初から敵が強い」等が特徴。 再度こばみ谷に来た場合、当然ながら30階に魔蝕虫と黄金のコンドルは存在せず、上述の雑魚モンスター達がいるのみ。 フロアの奥に進み、黄金のコンドルの羽根を拾った時点でクリアとなる。 「ボス撃破による雑魚敵の消滅」が利用できないため、ぶっちゃけ&bold(){魔蝕虫が生きていた頃よりも対処が面倒}かもしれない。 通常よりも難易度を下げるラスボスって一体…… とは言え、SFC版はともかくDS版はこばみ谷でレアアイテムが手に入ることは殆どないため、周回するメリットは少ない。 魔蝕虫の姿や動きを何度でも見たい場合、コイツを倒す前に逆に倒された記録を作っておく必要がある。 ……別にそんなの見たくないって? #openclose(show=隠しダンジョン『魔蝕虫の道』){ #areaedit() 渓谷の宿場町で&s(){コンドルにオネショを治してもらった}異国の風来人と会話することが解禁の条件。 彼との会話がきっかけで再び黄金郷を訪れ、魔蝕虫がどこからやって来たのか調べることになる。 すると突然地震が起こり、崩れた壁の中から新たな石碑と抜け道が露出。 そこはかつて魔蝕虫がやって来た巣穴への道であり、黄金郷の住人によって封印されていたのだ。 このダンジョンはテーブルマウンテンから地続きという扱いのため、31階からスタートする。 最初からレベル3、61階からは一部レベル4の強敵が続々出現するため、鍛えた装備や十分なアイテムを持ち込むのが前提となっている。 特にアイテム確保用の「保存の壺」とHPを全回復する「背中の壺」を複数確保した上で「透視の腕輪」「転ばぬ先の杖」等も欲しい所。 もっとも、運と実力次第ではこばみ谷で稼いだ分の経験値とアイテムしか使わない縛りプレイでのクリア可能…らしい。 敵モンスターの内、特に危険な連中は以下の通り。 ・&bold(){&color(red){ガイコツまおう}} 31~35階 ・&bold(){&color(darkslategray){チタンターマー}} 装備を弾く 41~46階 ・&bold(){&color(darkslategray){ねむり大根}} 睡眠草、その後は毒草をを投げる 49~54階 ・&bold(){&color(red){ハイパーゲイズ}} 55~60階 ・&bold(){&color(darkslategray){オドロ}} 装備のメッキ、なければ他の印(効果)を剥がす 50~54階 ・&bold(){&color(darkslategray){ガイコツまてん}} 杖の効果は「レベル3ダウン」「おにぎり化」「40ダメージ」「睡眠」「目潰し」のいずれか 63~70階 ・&bold(){&color(red){イッテル戦車}} 2倍速・40ダメージの砲弾による2回攻撃 71~79階 ・&bold(){&color(red){アークドラゴン}} 壁を超え、40ダメージを与える炎を吐く 91~98階 幾つかは盾の効果で能力を無効化か軽減できるため、できればそれらを合成してから潜りたい。 特に「地雷ナバリの盾」「ドラゴンシールド」を合成しているか否かで生還率が大きく変わる。 10の倍数のフロアは必ず大部屋モンスターハウスとなり、中ボス的存在として&bold(){&color(orchid){魔蝕ソルジャー}}が登場する。 一般モンスター基準では最高値の攻撃力と防御力に加え、HP500を誇るため、言うまでもなく殴り合いは厳禁。 無視して階段を目指しても良いが、倒すと9999の経験値と「背中の壺」が手に入るため、是非とも仕留めたい。 元々罠が多いため、「めぐすり草」で罠の判別ができたら地雷に巻き込んでしまうのが手っ取り早い。 99階ではボスである&bold(){&color(orangered){魔蝕クイーン}}と一対一で戦うことになる。 魔蝕ソルジャーをさらに上回る攻守と圧巻のHP900を誇る上、地雷でHPの半分近いダメージは受けるが即死はしない。 とは言え、「エレキロイドの肉」「鈍足の杖」等があればノーリスクでじっくり料理できるため、さほど脅威ではない。 ボスより雑魚の方が厄介なのは魔蝕虫の時と変わらないようだ。 倒すと最強武器「秘剣カブラステギ」の素材となるレアアイテム「剛剣マンジカブラ」を落とす。 既にマンジカブラやカブラステギを持っている場合でも、ここでマンジカブラの2本目ないし3本目を手に入れておいて損はない。 「フェイの最終問題」攻略後に仲間になるボーグマムルのレベルアップにマンジカブラやカブラステギが必要となるためである。 「分裂の壺」もDS版ではなくなっているため、なおさら貴重である。 ただし、肉で他のモンスターに変身させてから倒したり、先にアイテムを盗んだり弾いていると等で落とさないため注意。 「剛剣マンジカブラ」を回収したら魔蝕クイーンの羽根を拾うことで脱出できる。 黄金のコンドルの時のオマージュだろうか。 魔蝕クイーンも魔蝕虫同様、一度倒すと二度と出現しない。 #areaedit(end) } #openclose(show=『風来のシレン3』での扱い){ #areaedit() 本編攻略後、ある事件がきっかけで黄泉比良坂から抜け出した過去のラスボス達がシレン達への復讐に現れる。 『[[月影村の怪物>不思議のダンジョン 風来のシレンGB 月影村の怪物]]』のラスボスがいないのは彼の経歴上他の怪物を見下しており、仲良くできないためだろうか。 会話シーンでは魔蝕虫のみ人語を話せないため、「ゴギギ」等鳴き声の後に字幕による翻訳が付く。 ただし、最後の&bold(){&color(darkslategray){「さようなら、みなさんどうかお元気で!」}}は誤訳。 翻訳されたセリフは全体的にどこかトボケたような印象を与えており、さらに可愛さが増している。 ステータス自体はの中で最も高いが、紙耐性や脳筋ぶりもそのままなので最も対処が楽。 他の2体は吹き飛ばしや回復、飛び道具無効、ワープ、ビームといった特殊能力を備えているため若干面倒。 HPはイージーモードでは全員200台、ハードモードでは300台であり、亡霊なので「成仏の鎌」が特効となる。 また本作は一部の隠しダンジョンを除いてレベル等のステータスが一切リセットされない仕様となっている。 そのため、今回は本編を戦い抜いたレベルや装備があれば単純な殴り合いでもさほど苦戦しないことが多い。 再生怪人や再生怪獣はあっけなく殺られるのがお約束ではあるが。 せっかくなので3Dになった魔蝕虫の姿や動きを存分に堪能してから葬るのも良いだろう。 #areaedit(end) } ギギ ガガ ゲゴゴ ボギギガ!(追記・修正お願いします!) #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ノベライズでは風魔の盾をかち割っていたり、秘剣の完成をもって倒されるという贅沢な待遇を受けたが…数あるゲームの中でもこれだけ気前よく死に様のバリエーションを記録できるラストボスなんてそうそうおるまい。 -- 名無しさん (2017-05-04 16:56:44) } #comment #areaedit(end)
&font(#6495ED){登録日}:2017/05/04(木)08:25:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){&color(darkslategray){&ruby(ま){魔}}}&bold(){&color(darkslategray){&ruby(しょく){蝕}}}&bold(){&color(darkslategray){&ruby(ちゅう){虫}}}とは、[[SFC>スーパーファミコン]]ソフト(後に[[Wii]]でVC配信、[[DS>ニンテンドーDS]]でリメイクされた)『[[不思議のダンジョン2 風来のシレン]]』の[[ラスボス]]。 前作に当たる初代『[[トルネコの大冒険>トルネコの大冒険シリーズ]]』には明確なボスがいなかったため、「不思議のダンジョン」初のボスキャラである。 後にWii及び[[PSP>PlayStation Portable]]のソフト(DL版は[[Vita>PlayStation Vita TV]]対応)『[[風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫>不思議のダンジョン 風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫]]』にも登場している。 三つの目と二本の牙、大きな羽と長い尾を持ち、二本足で歩く巨大な虫のような容姿。 口から蜘蛛のような糸を吐き、外敵には強烈な尾突きで攻撃する。 本作の舞台「こばみ谷」にそびえるテーブルマウンテンの頂上にかつて存在した黄金郷を滅ぼした怪物。 神鳥・&bold(){&color(goldenrod){黄金のコンドル}}の加護の下繁栄を極めた黄金都市アムテカが300回目の月を迎えた日、魔蝕虫が襲来。 黄金を次々と貪り食われ、黄金のコンドルも地獄の糸で封印されてしまい、アムテカは滅亡を余儀なくされる。 住人達は石碑にこれまでの歴史を刻み、いつか黄金のコンドルを解き放って欲しいとの願いを後世に託した。 時は流れ、伝説を知る風来人達は黄金郷を目指し、こばみ谷に挑むようになった。 チュンソフト公式ノベライズ『[[黄金郷アムテカに舞う花>風来のシレン 黄金郷アムテカに舞う花]]』ではこの辺についても掘り下げられている。 また、ファミ通から出た『テクニカルガイドブック』によると黄金のコンドルの正体は&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){運命神リーバ}}らしい。 そんなわけで、本作の当面の目的は魔蝕虫を倒し、黄金のコンドルを救い出すこと。 最終フロア30階の「滝壺の洞窟」で戦うことになり、一般のモンスターより遥かにステータスが高い。 攻撃力はこれまでで最強の敵であるドラゴンの2倍近く、HPに至っては3倍近い&bold(){&color(darkslategray){250}}という数値を誇る。 「風魔の盾」「重装の盾」といった強力な防具を装備していても一撃でHPを70~80程削られてしまう。 …が、ぶっちゃけこの魔蝕虫、&bold(){&color(darkslategray){弱い}}。 というのも、&bold(){&color(darkslategray){特殊効果に対する耐性がほぼ皆無}}なのである。 さらにこれといった特殊能力もなく、[[マムル]]等の序盤モンスターと同じく&bold(){&color(darkslategray){通常攻撃しかしてこない。}} 普通と違うのはせいぜい「ブフーの杖」で肉にできないのと、ぼうれい武者系に変身しても乗り移れない程度。 何しろこのゲームはステータスが高い敵もアイテム次第で容易に大ダメージを与えたり、即死させられるのだ。 この反省を踏まえてか、次作以降のボスキャラはしっかり特殊能力や耐性効果を備えている。 そんなわけでコイツ、 ・「バクスイの巻物」で他のモンスター共々眠らせる。 ・「ジェノサイドの巻物」を投げて消滅させる。 ・「ドラゴン草」や投げた金額の1/10のダメージを与える「ギタン投げ」を連発。 ・「痛み分けの杖」でこちらが殴られた際のダメージを反射させる。 ・「身代わりの杖」で混乱+身代わり状態にし、他のモンスターと一緒にボコる。 ・「カラクロイドの肉」を食べて地雷や大型地雷、空腹スイッチやデロデロ湯等を作り踏ませる。地雷系なら爆風に巻き込んでも良い。 ・「めぐすり草」を飲んで地雷や大型地雷を探し、見つかったら魔蝕虫を巻き込めるタイミングで踏む。 ・「マムルの肉」等を投げて弱いモンスターに変身させて倒す。 ・「エーテルデビルの肉」を食べて透明になったまま倒す。 ・「モンスターハウスの巻物」でフロアのモンスターを入れ替える。 等々、少々工夫すれば実にあっさり片付けることが可能。 そして魔蝕虫を倒した時点でそのフロアのモンスターは全て消滅し、その時点でほぼクリアが確定する。 「モンスターハウスの巻物」が対策として有効なのはこのためであり、最も確実な攻略手段と言える。 ただし、「モンスターハウスの巻物」自体はこばみ谷には出現しないため、「白紙の巻物」に書き込むことでしか使えない。 さらに初代以外では&bold(){一度でも読んだことのある巻物以外「白紙の巻物」に書き込んで使うことはできない}仕様となっている。 そのため、リメイク作であるDS版ではこの方法で魔蝕虫を瞬殺することはできなくなった。 とは言え、依然として対抗手段は多いため、強敵とまでは言えないだろう。 倒すとSFC版では7777、DS版では9999の経験値が入るが、これ以上戦う相手がいないので番付のスコアを伸ばす程度の意味しかない。 ちなみに、寝ている時はうつ伏せになって尻尾を丸めた姿になる。 この状態だと魔蝕虫も少し可愛……くない? 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