USB(端子)

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&font(#6495ED){登録日}:2017/06/18 Sun 12:15:54 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#6666ff){&bold(){「USBって何の略?」}} &font(#ffaa66){&bold(){「(U)裏・(S)接続・(B)便利だよ」}} &font(#6666ff){&bold(){「微妙に合ってるの止めてくんねぇかな!?」}} } USBと言っても色々あるが、ここではコンピュータ機器の接続規格いわゆる端子としてのUSBに関して記述する。 *概要 「Universal Serial Bus」の略称。 コンピュータ機器向けのシリアルバス規格の一つ。((この「バス」とは[[バス(自動車)]]と同語源で、複数のデータが同じ線を共同で使うこと)) プリンタポートことIEEE1284((パラレルポートとも言われる))や、シリアルポートことRS-232C、旧型のマウスやキーボードの接続に使っているPS/2ポートなどの後継を狙い、IBMやIntel、コンパックなどの複数の企業によって策定された。 最近のPCやゲーム機なんかについている、あの四角くて金属の接点が4つ見える端子である。 厳密にはUSBというのは「規格」なので、端子はそのUSBの規格の一部でしか無いのだが。 "ユニバーサル"と付いているくらいなので「[[端子の形と規格さえ合えばどんな機器でも接続できる>マッコイ爺さん]]」点(統一規格)や、機器の電源を入れたままでも抜き差しできるという利便性で様々な機器で採用されている。 結果として上述のポート類の殆どを置き換えることに成功しており、最近のPCでは接続端子はUSBと電源だけってのも珍しくない。 *特許関連 USB対応機器の製造に当たっては特にライセンス料などはないものの、それでもメーカーを明確にするためなどでベンダーIDの登録…要するに「参入企業の名簿にサインする」ことは必要とされている。 そりゃ、なんでもつなげる端子だからよくわからんところが怪しいアイテム作ってトラブルなんか起こしたら、目も当てられないからね。 但し類似規格の乱立を防ぐという都合上で特許自体は複数存在している。 この「登録すれば誰でも対応機器を作れる」というのも普及の要因の一つだろう。名簿にサインさえすれば中小企業だって無料で参入できるのだから。 *特徴 **○何でも接続できる USBの最大の特徴の一つがこれ。 端子の規格が合っていて、「USB対応機器」とさえあればどんな機器同士でも接続できる。 つまり(飽くまでその機器が機能として対応していれば、の話だが)PC向けの周辺機器をゲーム機やスマホに繋いで使いまわしたり、データ共有したりすることだって当たり前のようにできるってこと。 **○電源供給できる USBは単にデータ通信を行うだけの端子ではなく、機器に電力供給をすることも可能である。 このため周辺機器側は別途に電源を用意する必要がないものとして作ることも可能。(動作安定性の問題なので自前の電源を必要とする機器もある) また当初想定された利用方法ではないが、この点を利用して「電子機器向けの低圧電源」としても使うこともできる…要するにスマホとかの充電にも使える。 実際問題として、ハード的にUSB機器の電力消費の折り合いが合わずにトラブルを招くケースもある。 適当に作ったためにUSBの規格上の最大値を超えた電力を要求する粗雑な製品なんかも稀にある。 最近では需要に応える形で「USB BC」や「USB PD」などの規格も生まれており、『電源』としての用途が無視されているわけではないが、 これもUSB普及からかなりの時間が経ってからの話である上、そこから登場する機器が規格に適合しているかどうかもまた別問題である。 **○接続処理はソフトウェア的に行っている 書籍によっては「USBは言わば"役所"」と書かれることがある。 これはハードウェア的に直結しているのではなく、様々なプロトコルなどのソフト的な処理を介して接続を行っているためである。 このためレスポンス(伝送遅延)などでは旧来の規格と比べ若干劣る場合があるが、その一方でソフトウェア的に接続するので機器間の相性をここで吸収できるので、特に意識すること無く異なる機器間での接続も可能となっている。 今や常識的になっているが、親機の電源を入れたまま機器を着脱可能((ホットプラグ、ホットスワップなどと呼ぶ。))であることが規格に定められていることは登場当初では珍しいことだった。 例えばそれまでにマウスやキーボードに採用されているPS/2コネクタは電源を切った状態で差さないと認識してくれないため、買い替えや調子が悪い際などでもいちいち電源を切らないと交換すらできなかったのである。 (停電や瞬停対策などもあって実際にはさほど問題の無い機器も多いのだが、その多くは仕様として認められていたわけではない) ただし、フラッシュメモリやHDDについてはデータ転送中に抜いてデータ破損などの危険は依然としてあるので、PC上で切断出来た事を確認してから抜くことを強く推奨する。 *USBの各世代 **○USB1.0 最初期の規格。策定は1996年。通信速度は最大12Mbps。 **○USB1.1 1998年に策定された、言わば「USB1.0改」。通信速度は12Mbpsと据え置きだが、電源周りの規格などが改善されている。 **○USB2.0 2000年に策定された。恐らく今現在「USB」と言えばこの規格を指す。 最大480Mbpsでの通信を可能とするハイスピードモードが新たに加わっている。 但しハイスピードモードは飽くまで「おまけ」なので、USB2.0でもハイスピードモードに対応していない機器もあるので注意。 また給電能力も強化され、最大500mAの給電が可能となった。 **○USB3.0/USB 3.1 gen1 2008年に策定された。当初はUSB3.0と呼ばれていたが、USB3.1の策定以降はUSB3.1の第1世代(gen1)として扱われている。 最大通信速度が一気に5Gbpsに引き上げられている。 端子の形状的には内部のプラスチック板が青くなっている、また奥に新たに5つの接点が追加されている(つまり接点が9個に増えた)などの差異がある。 もちろん、以前の規格との後方互換性も備えているので引き続いて機器を利用することも可能。 **○USB3.1 gen2 2013年に策定された(現在での)最新規格。 通信速度が10Gbpsに引き上げられている。 ポートの色は各社まちまちだが、多くの場合赤か黄色となっている。 *端子の形状 -USB A --恐らく「USB」と言われて一番最初に思い浮かぶであろう端子。&br()長方形の端子の中に金属接点が4つ入っているあれ。&br()主にPCやゲーム機などの「親機」に採用されている。 -USB B --一昔前のスキャナーなどに使われている、正方形に近い形状の端子。主に子機側に採用されている。 -USB Mini A --デジカメの接続端子などに使われている小型のUSB「ミニUSB」端子。台形の断面をしている。 -USB Mini B --これもミニUSB端子の一つ。扁平な凸型で、A端子とは微妙に形状が違う。PSPのUSB端子もこれ。 -USB Micro B --スマホのUSB端子とかでおなじみの小型のUSB端子。単にMicroUSB端子と言うと大概これ。 -USB3.0 B --USB3.0規格用のB端子。通常のUSB B端子の上にピンが追加されたため、縦長の凸型になった。めったに見かけない。 -USB3.0 Micro B --USB3.0規格向けのマイクロUSB端子。従来のマイクロUSBの端子の横に追加の端子が増えている。&br()小型の外付けHDDなどで採用されているが、ケーブルの使いまわしがしにくいなどの理由もあってか徐々にType-C端子に置き換わっている。 -USB Type-C --USB端子の最新規格。裏表関係なく接続できるリバーシブル仕様。Nintendo Switchの拡張端子もこれ。親機と子機両方に使用されることもある。&br()後発の規格なので、Type-Cは2.0と3.1が同時に登場している。そのため、見た目はType-Cポートでも、必ずUSB3.1(gen2)に対応しているとは限らない。 *複数機器の接続 USB規格では最大127台の端子をツリー状(ハブなどで枝分かれさせていく形の接続)に接続する。 ツリー構造の深さであるTierとしては、最大7段まで対応。 *USB PD 2012年に策定された、「USBで給電を行う」ための規格。類似の規格にQualcomm社の「QuickCharge」などがあるが、別の規格である。 従来の5V/500mA~900mAの他に、9V・12V・15V・20Vの電圧と、最大5Aまでの電流量が規格化されている。 つまり、理論上では最大で20V/5Aの100Wでの給電も可能。 この数値がどれだけヤバイのかって、一般的なノートPCのACアダプタは大きくても90Wくらいだって考えればわかるだろう。 つまり、理屈の上では「ちょっとしたノーパソやタブレット程度ならUSB-PDで給電できるので、端子をUSB一本に絞ることすら可能となる」のだ。 ただし規格が少々複雑で、USB-PD対応を謳う充電器が全て100W給電可能というわけではないことには注意が必要。 充電器専用のソケットが必要なくなる、とあってAppleの新型MacbookはUSB Type-C(Thunderbolt)での給電を採用しており、ASUSのTransbookにもUSB給電を採用したモデルが有る。 ただここまでのことをすると粗悪なケーブルや機器を使った場合に危険性が増すことにも繋がっているため、トラブルの元になってい面もある。 *USB対応機器の例 **●USBポートを搭載する機器 正確には「USBホストコントローラ」を内蔵する機器。 噛み砕いて言うとUSBに接続された機器に電気を送って動かす側のこと(例外はある)。親分。 基本的にUSB A端子か、Type-C端子を備える。 ***○PC 今のPCはほぼ必ずUSB端子を備えており、特に新しいものの中には(物理的な)外部接続がUSBのみのモデルもある。 タブレットPCもこの範疇で、一部のタブレットはUSB端子で充電もできる。 ***○据置ゲーム機 最近のゲーム機はUSB端子を備える物が多い。 Microsoftのゲーム機「Xbox」は、コントローラの接続端子は形状こそ独自だが内部的にはUSB規格を元としたものを使用している。 PS3とXBOX360以降は接続端子も完全にUSBとなった。 ***○テレビ 最近の液晶テレビはハードディスクに番組を録画する機能を持つものが多く、録画用の外付けHDD接続端子としてUSBを付けていることもある。 ***○スマートフォン(Android系) コンパクトさを要求されるので接続端子はUSB MicroB、或いはUSB Type-C一択となるのが基本。 充電ケーブルとPCとの接続線を兼用しているが、中には「USBホスト機能」とか「USB OTG」に対応していて、スマートフォン単独でUSB機器にアクセス出来る物がある。 対応したスマホではUSBメモリやマウス、キーボードなどを使うことができるが、USBホスト(OTG)専用のケーブルを用意せねばならず使用にはややハードルがある。 ***○車内充電ポート(一部) 長時間乗車する[[高速バス]]や観光バスを中心にスマートフォンやゲーム機の充電用としてUSBポートが設置されている。以前は一般家庭にも設置されているAC100Vコンセントが主流だったのだが、外国人の利用が増えたのもあってか最近の新車はコンセントではなくUSBを装着する例が増えている。 元々国際規格のUSBならケーブルさえ持っていればコンセントの形とか電圧とか周波数とか考えなくていいし。 車のバッテリーは12Vや24Vの直流のため、インバータに比べて変圧器が小型で設置し易いのも理由の一つ。 一説には車内でヘアアイロンやドライヤーのような高消費電力機器を使わせないためとも。((あくまで噂だが、車内である乗客がヘアアイロンを使った事でバスのインバーターが吹っ飛んでしまい、運行不能になったことがあるという。)) 自家用車用にはシガーソケットから電源を取るUSB充電器がある。 **◆USB端子に接続される機器 USB端子に接続して使われる機器。 電気を受け取って動かされる側だと思えばだいたいあってる。子分。 基本的にUSB B端子かType-C端子を備える。 ***◇スマートフォン 「USBホスト機能」がないスマホは電気をもらう側で、充電ケーブルも大抵USB端子に接続される。 ケーブルはスマートフォン側だけではなくコンセント側もUSBになっており、PCなどに接続しての充電もでき、専用のアダプタ(USB充電器)でコンセントに接続する事もできるようになっているものが多い。 ***◇携帯ゲーム機 [[PSP>PlayStation Portable]]はUSB MiniB端子を装備しており、PC等に接続すると外部ストレージ(USBメモリ)として認識され、データを転送することができる。 [[PlayStation Vita]]やNintendo Switchなどは充電用端子としてもUSB規格を採用している。 ***◇ストレージ いわゆる外付けHDDやUSBメモリなど。 特に後者はUSB規格の外部メモリを称して単に「USB」とだけ呼ぶほど浸透しており、Windows10ではUSBメモリでリカバリディスクを作るのが標準化されている。 ***◇プリンター/スキャナー 印刷物も基本USBでどうにかなる。 以前は25ピンの「パラレルポート」と呼ばれる規格のプリンターが多かったが、今はほとんどのプリンターにUSBが備わっている。 古いパソコン向けの需要を意識してか、USBポートとパラレルポートを両方持つ機種が多かった時期もある。 ***◇入力機器 マウスやキーボード、ゲーム用コントローラなども現在はUSB接続のものが主流。 ただし、USBキーボードについては規格上多数キーの同時押しに対応できない((USBではキーの同時押しは6個までと定められている。普通にタイピングしたりショートカットキーを使うくらいならこれで十分。PS/2は無制限。))ことから、特にゲーマー向けでは旧式のPS/2ポートを求める声が根強い。 そのせいか2015年ぐらいから1ポートだけPS/2を備えたマザーボードが上級機種を中心に復活している。 一応、ゲーミング用などにはUSBでありながら同時押し制限を撤廃した商品も存在するが、これはパソコン側に複数のキーボードが繋がっていると誤認させるという半ば裏技的な方法で実現している。 ***◇音楽プレーヤー 本体への音楽データ転送などにUSB接続を用いるものが主流。 かつてはプレーヤー側は独自規格を備えた機種が多かったが、現在はMicroUSB規格を採用したものが多い。 USBメモリ型プレーヤーが流行ったこともある。 ***◇LANアダプタ 有線LANやWifiにおいてもUSB接続のアダプタが存在している。 速度は内蔵もしくはPCI Express規格には及ばないが、あまりに古かったりLAN端子が存在しないPCでもLANを使えるようになる。 ***◇卓上家電 電力供給できることを活かし、扇風機やデスクライト、更には暖房や掃除機などもUSBで動くものが販売されている。 PCと同時に使う必要があるため、PC周辺で使うものが主。ハブの余ったところに差して使うと便利。 **★番外編 ***☆[[変身アイテム>ガイアメモリ(仮面ライダーW)]] 仮面ライダーには[[USBメモリを用いて変身する者>仮面ライダーW(登場キャラクター)]]もいる。 ***☆石 秋葉原の某店が販売していたUSBケーブルを繋いだ&b(){石}。正式な商品名はUSBペットロック。 ペットロックとは1975年にアメリカで1つ3.5ドルで販売された&b(){ただの石}で、豪華な包装に加えて石をペットとして愛でる方法なども記載された無駄に力の入ったジョークグッズ。半年間でなんと&b(){500万個}も売れ、考案者に巨万の富をもたらしたとかなんとか。 それにちなんだこれも&b(){ケーブルがつながっているだけのただの石}だが、どれくらい売れたのかは謎。 ***☆覇者 [[某ゲーセン>中野TRF]]にて活躍していた[[北斗>北斗の拳(2D格闘)]]の闘劇覇者は、奇跡的なふんばりからの逆転劇を起こしたり、永パを決められていても体力が残り1ドットのところで相手がコンボミスをしたりする(そしてそこから全く崩せなくなり逆転)事が度々あったため、元々正確無比なコンボ精度を比喩して「精密機械」などと呼ばれていたのにちなんで「筐体をUSB接続で操っているのでは?」などと言われていた。 もちろん冗談の類だが、本人が肯定した事がある。 尚、一部のアーケードゲーム機([[NAOMI>ドリームキャスト]]、SYSTEM246等)の内部構造としてはI/O系(要するにスティックやボタンの接続用など)に物理的な部分、つまり「端子」と「ケーブル」にUSBのそれを流用したものが実際に使われている(JAMMA JVS規格)。但し飽くまで物理的な部分を流用しているだけであり、内部を流れる「信号」は業界団体であるJAMMAの独自規格なのでUSBとの互換性はないのだが。 *似たような規格 **○IEEE1394 これもシリアルバスの規格の一つ。デジタルビデオカメラなどに使われる(当時としては)USBよりも高速な端子(USB1.1が現役時代に100Mbpsを達成)として用いられていた。 A→B→Cと直列で16台まで接続出来るのでハブの必要性が少ないという利点があった。 アップル系ではFirewireと呼ばれている。他にもiLink(ソニー系)、DVポート(ビデオカメラ系)と呼び名がバラバラ。 USBより確かに高速なんだけど、特許関係の絡みが複雑で、USBより物を作りにくかった事から衰退した。 **○Dockコネクタ iPhoneやiPodの接続に用いられていた端子。 **○Lightning 近年のiPhone他iOS製品に用いられているリバーシブル仕様の端子。 **○Thunderbolt IntelとAppleが策定した高速データ転送規格。 内部的にはPCI ExpressとDispleyPortが元らしい。変換コネクターを介せばFirewireにも接続可能。 端子の形状としては(メタルケーブルの場合)Thunderbolt3以降はUSB Type-Cと物理的には同じであり、 通信方式もUSB3.1の規格も織り込まれているので、「USB Type-C 3.1の上位互換」的に使われることも多い。 *余談 大抵のPCにUSB端子が付いていることもあり、USBの特性を狙い撃ちして利用するコンピュータウィルスも存在する。 昔で言えば、道端で拾ったFDをフォーマットして再利用しよう考えて読み込ませるのは危険((とは言え当時はPCで行うことは幅が狭かった上に、感染拡大は難しい環境だったこともあり、ジョークプログラムが比較的多かった))という感じだったが、 今では自身の使っているフラッシュメモリや外付けHDDに感染させ、それを別のPCに接続させただけで感染するなんてケースも珍しくない。 これはコンピュータウィルスの一例に過ぎないが注意しよう。 他にも内部をショートさせる事でPC自体を破壊するUSBフラッシュ型の物体もある。 別にUSBに限った話ではないのだが、&b(){挿そうと思ったら表裏逆だった}のはこの種のコネクタを使ったころがあるならば誰もが体験するあるあるネタのひとつ。 近未来を舞台にしたアクションゲーム[[METAL GEAR RISING REVENGEANCE]]のムービーシーンでもネタにされている。あの時代でも解消されとらんのか…。 USB Type-Cでは表裏の区別がなくなった他、一部メーカーからはUSB typeAやmicroUSBでありながら表裏どちらでも差すことができるコネクタやケーブルも販売されている。 一般的なUSBの規格がほぼ2.0に移行していた2007年にバンプレストが「一番くじ [[機動戦士ガンダム]] 脱・戦士編」の景品『こんなものHUB賞』として&b(){1.1規格のUSBハブを景品にした}ことは10年経った今でも語り草。 ガンダム作中、主人公[[アムロ>アムロ・レイ]]の父テム・レイが酸素欠乏症に罹り、古いジャンクパーツを最新と思い込んでアムロに押し付けた代物が元ネタ。アムロからは「こんな古いものを……」と失望され、挙句放り投げられた。 生産工場から「今から1.1のラインを復旧させるからコストは2.0作るのと変わらないけれど、本当にやるんですか?」とまで言われたまさしく「こんなもの」はファンからも評判が高かった。 なお裏面にテム・レイから「投げるなよ」と書いてあるので、アムロのように「こんなもの~~!」と放り投げてはいけない。 どうしても使うならばマウスあたりの接続に使うといいだろう。 追記・修正はUSB端子にいろんなものを接続しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - サンダーボルトは普及されるのだろうか? -- 名無しさん (2017-06-18 12:32:00) -- 新しい規格が出てきてるけどまだまだ -- 名無しさん (2017-06-18 13:01:00) - フロッピーが主流の時代を経験していた身からすればギガ単位でデータ保存ができるUSBメモリは冗談抜きでバケモノか何かかって思ったな。 -- 名無しさん (2017-06-18 13:34:19) - もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな…って言葉が似合うと思う -- 名無しさん (2017-06-18 18:22:01) - type-cや3.1、PDは高速充電機能とか優先して、規格満たしてないアブナいのも珍しくないとかなんとか -- 名無しさん (2017-06-18 19:55:41) - ガイアメモリの容量は2TBらしい -- 名無しさん (2017-06-18 20:45:26) - ラーメンズのコントで「USBって何の略?」←「(U)裏・(S)接続・(B)便利だよ」←「微妙に合ってるの止めてくんねぇかな」ってのが忘れられない -- 名無しさん (2017-06-18 21:17:12) - ↑言おうと思ったらもう言われてたw ISDNは「いい感じの、速度で、どこまでも、なんとかなる」だったなw -- 名無しさん (2017-06-19 09:07:54) - そしていまや、SASIやSCSIは忘却の彼方へ……。両規格が擬人化されたら、きっと『おのれUSB!』と叫ぶに違いない(苦笑 ところで、SCSIって知ってる人はまだいるのかな? -- 名無しさん (2017-06-19 09:13:08) - ↑SCSIなら知ってるよ。ケーブルのぶっとい、終端抵抗とか必要なやつ。昔はIDEより安定しててCD-R焼くのに適してるとかよく言われてたな。 -- 名無しさん (2017-06-19 09:21:39) - 最近新しく買ったノートパソコンにtype-cが1つ付いてるけど、いまだに使い道を見つけられない...その内使う時が来るのだろうか? -- 名無しさん (2017-06-19 19:27:22) - ↑ Type-Aに変換できるアダプタもあるのでお試しあれ。 -- 名無しさん (2017-10-27 01:00:43) - ↑2 終端抵抗(ターミネーター)を取り付けるときに「デデンデンデデン」と口ずさんでいた。 -- 名無しさん (2018-02-09 12:13:01) - なんかの漫画でネタにされてた「(U)ウルトラ、(S)スーパー、(B)便利の略」というのが忘れられない。実際それくらい便利だし。 -- 名無しさん (2018-07-03 19:02:35) - iPhoneやiPadが頑なにUSB Type-Cを使おうとしないのが嫌い。DockだのLightningだの、独自規格使うなよ -- 名無しさん (2018-09-12 13:45:02) - 個人的にスマホを新しくして一番良かったと思うことが端子がtype-Cになったことだな。裏表無いのがこんなにもストレスフリーだったかと感じさせられた。 -- 名無しさん (2018-10-08 09:29:09) - タイプC専用のグッズが増えてきて、ちょっと困った。うちのスマホ、まだタイプCじゃないんだよ……(涙 -- 名無しさん (2018-10-08 09:53:48) - ↑12 マジですか?そんなに容量大きいんだ -- 名無しさん (2018-10-08 11:14:20) - 今にして思えばPSP、電源とUSBが別々ってだいぶ面倒なことしてましたね……当時はケーブル自体そんなに手元になかった。今は電子機器なら何買っても付いてくるから余るけど。 -- 名無しさん (2018-10-29 22:51:58) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/06/18 Sun 12:15:54 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#6666ff){&bold(){「USBって何の略?」}} &font(#ffaa66){&bold(){「(U)裏・(S)接続・(B)便利だよ」}} &font(#6666ff){&bold(){「微妙に合ってるの止めてくんねぇかな!?」}} } USBと言っても色々あるが、ここではコンピュータ機器の接続規格いわゆる端子としてのUSBに関して記述する。 *概要 「Universal Serial Bus」の略称。 コンピュータ機器向けのシリアルバス規格の一つ。((この「バス」とは[[バス(自動車)]]と同語源で、複数のデータが同じ線を共同で使うこと)) プリンタポートことIEEE1284((パラレルポートとも言われる))や、シリアルポートことRS-232C、旧型のマウスやキーボードの接続に使っているPS/2ポートなどの後継を狙い、IBMやIntel、コンパックなどの複数の企業によって策定された。 最近のPCやゲーム機なんかについている、あの四角くて金属の接点が4つ見える端子である。 厳密にはUSBというのは「規格」なので、端子はそのUSBの規格の一部でしか無いのだが。 "ユニバーサル"と付いているくらいなので「[[端子の形と規格さえ合えばどんな機器でも接続できる>マッコイ爺さん]]」点(統一規格)や、機器の電源を入れたままでも抜き差しできるという利便性で様々な機器で採用されている。 結果として上述のポート類の殆どを置き換えることに成功しており、最近のPCでは接続端子はUSBと電源だけってのも珍しくない。 *特許関連 USB対応機器の製造に当たっては特にライセンス料などはないものの、それでもメーカーを明確にするためなどでベンダーIDの登録…要するに「参入企業の名簿にサインする」ことは必要とされている。 そりゃ、なんでもつなげる端子だからよくわからんところが怪しいアイテム作ってトラブルなんか起こしたら、目も当てられないからね。 但し類似規格の乱立を防ぐという都合上で特許自体は複数存在している。 この「登録すれば誰でも対応機器を作れる」というのも普及の要因の一つだろう。名簿にサインさえすれば中小企業だって無料で参入できるのだから。 *特徴 **○何でも接続できる USBの最大の特徴の一つがこれ。 端子の規格が合っていて、「USB対応機器」とさえあればどんな機器同士でも接続できる。 つまり(飽くまでその機器が機能として対応していれば、の話だが)PC向けの周辺機器をゲーム機やスマホに繋いで使いまわしたり、データ共有したりすることだって当たり前のようにできるってこと。 **○電源供給できる USBは単にデータ通信を行うだけの端子ではなく、機器に電力供給をすることも可能である。 このため周辺機器側は別途に電源を用意する必要がないものとして作ることも可能。(動作安定性の問題なので自前の電源を必要とする機器もある) また当初想定された利用方法ではないが、この点を利用して「電子機器向けの低圧電源」としても使うこともできる…要するにスマホとかの充電にも使える。 実際問題として、ハード的にUSB機器の電力消費の折り合いが合わずにトラブルを招くケースもある。 適当に作ったためにUSBの規格上の最大値を超えた電力を要求する粗雑な製品なんかも稀にある。 最近では需要に応える形で「USB BC」や「USB PD」などの規格も生まれており、『電源』としての用途が無視されているわけではないが、 これもUSB普及からかなりの時間が経ってからの話である上、そこから登場する機器が規格に適合しているかどうかもまた別問題である。 **○接続処理はソフトウェア的に行っている 書籍によっては「USBは言わば"役所"」と書かれることがある。 これはハードウェア的に直結しているのではなく、様々なプロトコルなどのソフト的な処理を介して接続を行っているためである。 このためレスポンス(伝送遅延)などでは旧来の規格と比べ若干劣る場合があるが、その一方でソフトウェア的に接続するので機器間の相性をここで吸収できるので、特に意識すること無く異なる機器間での接続も可能となっている。 今や常識的になっているが、親機の電源を入れたまま機器を着脱可能((ホットプラグ、ホットスワップなどと呼ぶ。))であることが規格に定められていることは登場当初では珍しいことだった。 例えばそれまでにマウスやキーボードに採用されているPS/2コネクタは電源を切った状態で差さないと認識してくれないため、買い替えや調子が悪い際などでもいちいち電源を切らないと交換すらできなかったのである。 (停電や瞬停対策などもあって実際にはさほど問題の無い機器も多いのだが、その多くは仕様として認められていたわけではない) ただし、フラッシュメモリやHDDについてはデータ転送中に抜いてデータ破損などの危険は依然としてあるので、PC上で切断出来た事を確認してから抜くことを強く推奨する。 *USBの各世代 **○USB1.0 最初期の規格。策定は1996年。通信速度は最大12Mbps。 **○USB1.1 1998年に策定された、言わば「USB1.0改」。通信速度は12Mbpsと据え置きだが、電源周りの規格などが改善されている。 **○USB2.0 2000年に策定された。恐らく今現在「USB」と言えばこの規格を指す。 最大480Mbpsでの通信を可能とするハイスピードモードが新たに加わっている。 但しハイスピードモードは飽くまで「おまけ」なので、USB2.0でもハイスピードモードに対応していない機器もあるので注意。 また給電能力も強化され、最大500mAの給電が可能となった。 **○USB3.0/USB 3.1 gen1 2008年に策定された。当初はUSB3.0と呼ばれていたが、USB3.1の策定以降はUSB3.1の第1世代(gen1)として扱われている。 最大通信速度が一気に5Gbpsに引き上げられている。 端子の形状的には内部のプラスチック板が青くなっている、また奥に新たに5つの接点が追加されている(つまり接点が9個に増えた)などの差異がある。 もちろん、以前の規格との後方互換性も備えているので引き続いて機器を利用することも可能。 **○USB3.1 gen2 2013年に策定された(現在での)最新規格。 通信速度が10Gbpsに引き上げられている。 ポートの色は各社まちまちだが、多くの場合赤か黄色となっている。 *端子の形状 -USB A --恐らく「USB」と言われて一番最初に思い浮かぶであろう端子。&br()長方形の端子の中に金属接点が4つ入っているあれ。&br()主にPCやゲーム機などの「親機」に採用されている。 -USB B --一昔前のスキャナーなどに使われている、正方形に近い形状の端子。主に子機側に採用されている。 -USB Mini A --デジカメの接続端子などに使われている小型のUSB「ミニUSB」端子。台形の断面をしている。 -USB Mini B --これもミニUSB端子の一つ。扁平な凸型で、A端子とは微妙に形状が違う。PSPのUSB端子もこれ。 -USB Micro B --スマホのUSB端子とかでおなじみの小型のUSB端子。単にMicroUSB端子と言うと大概これ。 -USB3.0 B --USB3.0規格用のB端子。通常のUSB B端子の上にピンが追加されたため、縦長の凸型になった。めったに見かけない。 -USB3.0 Micro B --USB3.0規格向けのマイクロUSB端子。従来のMicro B端子の横に追加の端子が増えている。追加端子を無視してMicro Bのケーブルを差し込むと2.0モードで運用できる機器もある。&br()小型の外付けHDDなどで採用されているが、ケーブルの使いまわしがしにくいなどの理由もあってか徐々にType-C端子に置き換わっている。 -USB Type-C --USB端子の最新規格。裏表関係なく接続できるリバーシブル仕様。Nintendo Switchの拡張端子もこれ。親機と子機両方に使用されることもある。&br()後発の規格なので、Type-Cは2.0と3.1が同時に登場している。そのため、見た目はType-Cポートでも、必ずUSB3.1(gen2)に対応しているとは限らない。 *複数機器の接続 USB規格では最大127台の端子をツリー状(ハブなどで枝分かれさせていく形の接続)に接続する。 ツリー構造の深さであるTierとしては、最大7段まで対応。 *USB PD 2012年に策定された、「USBで給電を行う」ための規格。類似の規格にQualcomm社の「QuickCharge」などがあるが、別の規格である。 従来の5V/500mA~900mAの他に、9V・12V・15V・20Vの電圧と、最大5Aまでの電流量が規格化されている。 つまり、理論上では最大で20V/5Aの100Wでの給電も可能。 この数値がどれだけヤバイのかって、一般的なノートPCのACアダプタは大きくても90Wくらいだって考えればわかるだろう。 つまり、理屈の上では「ちょっとしたノーパソやタブレット程度ならUSB-PDで給電できるので、端子をUSB一本に絞ることすら可能となる」のだ。 ただし規格が少々複雑で、USB-PD対応を謳う充電器が全て100W給電可能というわけではないことには注意が必要。 充電器専用のソケットが必要なくなる、とあってAppleの新型MacbookはUSB Type-C(Thunderbolt)での給電を採用しており、ASUSのTransbookにもUSB給電を採用したモデルが有る。 ただここまでのことをすると粗悪なケーブルや機器を使った場合に危険性が増すことにも繋がっているため、トラブルの元になっている面もある。 これは単なる会社のポリシーの問題だが、Macbookは外部接続部分が「USB TypeC×1''のみ''」となってしまい、このポートが外部機器通信と本体の充電を兼ねるので、本体を充電しながら外部機器を接続という行為が出来なくなっている。 *USB対応機器の例 **●USBポートを搭載する機器 正確には「USBホストコントローラ」を内蔵する機器。 噛み砕いて言うとUSBに接続された機器に電気を送って動かす側のこと(例外はある)。親分。 基本的にUSB A端子か、Type-C端子を備える。 ***○PC 今のPCはほぼ必ずUSB端子を備えており、特に新しいものの中には(物理的な)外部接続がUSBのみのモデルもある。 タブレットPCもこの範疇で、一部のタブレットはUSB端子で充電もできる。 ***○据置ゲーム機 最近のゲーム機はUSB端子を備える物が多い。 Microsoftのゲーム機「Xbox」は、コントローラの接続端子は形状こそ独自だが内部的にはUSB規格を元としたものを使用している。 PS3とXBOX360以降は接続端子も完全にUSBとなった。 ***○テレビ 最近の液晶テレビはハードディスクに番組を録画する機能を持つものが多く、録画用の外付けHDD接続端子としてUSBを付けていることもある。 ***○スマートフォン(Android系) コンパクトさを要求されるので接続端子はUSB MicroB、或いはUSB Type-C一択となるのが基本。 充電ケーブルとPCとの接続線を兼用しているが、中には「USBホスト機能」とか「USB OTG」に対応していて、スマートフォン単独でUSB機器にアクセス出来る物がある。 対応したスマホではUSBメモリやマウス、キーボードなどを使うことができるが、USBホスト(OTG)専用のケーブルを用意せねばならず使用にはややハードルがある。 MicroBオス→Aメスの変換ケーブルを使ってUSBメモリ内のExcelデータを読み書きというのはリーマン的にかなり便利でした。 ***○車内充電ポート(一部) 長時間乗車する[[高速バス]]や観光バスを中心にスマートフォンやゲーム機の充電用としてUSBポートが設置されている。以前は一般家庭にも設置されているAC100Vコンセントが主流だったのだが、外国人の利用が増えたのもあってか最近の新車はコンセントではなくUSBを装着する例が増えている。 元々国際規格のUSBならケーブルさえ持っていればコンセントの形とか電圧とか周波数とか考えなくていいし。 車のバッテリーは12Vや24Vの直流のため、インバータに比べて変圧器が小型で設置し易いのも理由の一つ。 一説には車内でヘアアイロンやドライヤーのような高消費電力機器を使わせないためとも。((あくまで噂だが、車内である乗客がヘアアイロンを使った事でバスのインバーターが吹っ飛んでしまい、運行不能になったことがあるという。)) 自家用車用にはシガーソケットから電源を取るUSB充電器がある。 一般車もスマートフォンやUSBメモリから音楽を読んで車のスピーカーで再生するという機能を備えた物がある。 この場合充電はおまけ程度の電流しか出てない場合もある。 **◆USB端子に接続される機器 USB端子に接続して使われる機器。 電気を受け取って動かされる側だと思えばだいたいあってる。子分。 基本的にUSB B端子かType-C端子を備える。 ***◇スマートフォン 「USBホスト機能」がないスマホは電気をもらう側で、充電ケーブルも大抵USB端子に接続される。 ケーブルはスマートフォン側だけではなくコンセント側もUSBになっており、PCなどに接続しての充電もでき、専用のアダプタ(USB充電器)でコンセントに接続する事もできるようになっているものが多い。 ***◇携帯ゲーム機 [[PSP>PlayStation Portable]]はUSB MiniB端子を装備しており、PC等に接続すると外部ストレージ(USBメモリ)として認識され、データを転送することができる。 [[PlayStation Vita]]やNintendo Switchなどは充電用端子としてもUSB規格を採用している。 ***◇ストレージ いわゆる外付けHDDやUSBメモリなど。 特に後者はUSB規格の外部メモリを称して単に「USB」とだけ呼ぶほど浸透しており、Windows10ではUSBメモリでリカバリディスクを作るのが標準化されている。 リカバリディスクどころか、''Windows10を新品で買おうとするとUSBストレージで来る''。 ***◇プリンター/スキャナー 印刷物も基本USBでどうにかなる。 以前は25ピンの「パラレルポート」と呼ばれる規格のプリンターが多かったが、今はほとんどのプリンターにUSBが備わっている。 古いパソコン向けの需要を意識してか、USBポートとパラレルポートを両方持つ機種が多かった時期もある。 2017年ぐらいだとパラレルの代わりにUSB/LANの二刀流がメイン。 ***◇入力機器 マウスやキーボード、ゲーム用コントローラなども現在はUSB接続のものが主流。 ただし、USBキーボードについては規格上多数キーの同時押しに対応できない((USBではキーの同時押しは6個までと定められている。普通にタイピングしたりショートカットキーを使うくらいならこれで十分。PS/2は無制限。))ことから、特にゲーマー向けでは旧式のPS/2ポートを求める声が根強い。 そのせいか2015年ぐらいから1ポートだけPS/2を備えたマザーボードが上級機種を中心に復活している。 一応、ゲーミング用などにはUSBでありながら同時押し制限を撤廃した商品も存在するが、これはパソコン側に複数のキーボードが繋がっていると誤認させるという半ば裏技的な方法で実現している。 ***◇音楽プレーヤー 本体への音楽データ転送などにUSB接続を用いるものが主流。 かつてはプレーヤー側は独自規格を備えた機種が多かったが、現在はMicroUSB規格を採用したものが多い。 USBメモリ型プレーヤーが流行ったこともあるが、スマートフォンの普及によりその手の機種は勢いを失い、 今は高性能アンプを備えたり、ハイレゾ音源に対応するため64GB以上のストレージを持ち、なおかつMicroSDXCカードで容量増加に対応可能なハイエンドモデルが生き残る程度。 ***◇LANアダプタ 有線LANやWifiにおいてもUSB接続のアダプタが存在している。 速度は内蔵もしくはPCI Express規格には及ばないが、あまりに古かったりLAN端子が存在しないPCでもLANを使えるようになる。 ***◇卓上家電 電力供給できることを活かし、扇風機やデスクライト、更には暖房や掃除機などもUSBで動くものが販売されている。 PCと同時に使う必要があるため、PC周辺で使うものが主。ハブの余ったところに差して使うと便利。 **★番外編 ***☆[[変身アイテム>ガイアメモリ(仮面ライダーW)]] 仮面ライダーには[[USBメモリを用いて変身する者>仮面ライダーW(登場キャラクター)]]もいる。 ***☆石 秋葉原の某店が販売していたUSBケーブルを繋いだ&b(){石}。正式な商品名はUSBペットロック。 ペットロックとは1975年にアメリカで1つ3.5ドルで販売された&b(){ただの石}で、豪華な包装に加えて石をペットとして愛でる方法なども記載された無駄に力の入ったジョークグッズ。半年間でなんと&b(){500万個}も売れ、考案者に巨万の富をもたらしたとかなんとか。 それにちなんだこれも&b(){ケーブルがつながっているだけのただの石}だが、どれくらい売れたのかは謎。 ***☆覇者 [[某ゲーセン>中野TRF]]にて活躍していた[[北斗>北斗の拳(2D格闘)]]の闘劇覇者は、奇跡的なふんばりからの逆転劇を起こしたり、永パを決められていても体力が残り1ドットのところで相手がコンボミスをしたりする(そしてそこから全く崩せなくなり逆転)事が度々あったため、元々正確無比なコンボ精度を比喩して「精密機械」などと呼ばれていたのにちなんで「筐体をUSB接続で操っているのでは?」などと言われていた。 もちろん冗談の類だが、本人が肯定した事がある。 尚、一部のアーケードゲーム機([[NAOMI>ドリームキャスト]]、SYSTEM246等)の内部構造としてはI/O系(要するにスティックやボタンの接続用など)に物理的な部分、つまり「端子」と「ケーブル」にUSBのそれを流用したものが実際に使われている(JAMMA JVS規格)。但し飽くまで物理的な部分を流用しているだけであり、内部を流れる「信号」は業界団体であるJAMMAの独自規格なのでUSBとの互換性はないのだが。 *似たような規格 **○IEEE1394 これもシリアルバスの規格の一つ。デジタルビデオカメラなどに使われる(当時としては)USBよりも高速な端子(USB1.1が現役時代に100Mbpsを達成)として用いられていた。 A→B→Cと直列で16台まで接続出来るのでハブの必要性が少ないという利点があった。 アップル系ではFirewireと呼ばれている。他にもiLink(ソニー系)、DVポート(ビデオカメラ系)と呼び名がバラバラ。 USBより確かに高速なんだけど、特許関係の絡みが複雑で、USBより物を作りにくかった事から衰退した。 **○Dockコネクタ iPhoneやiPodの接続に用いられていた端子。 **○Lightning 近年のiPhone他iOS製品に用いられているリバーシブル仕様の端子。 **○Thunderbolt IntelとAppleが策定した高速データ転送規格。 内部的にはPCI ExpressとDispleyPortが元らしい。変換コネクターを介せばFirewireにも接続可能。 端子の形状としては(メタルケーブルの場合)Thunderbolt3以降はUSB Type-Cと物理的には同じであり、 通信方式もUSB3.1の規格も織り込まれているので、「USB Type-C 3.1の上位互換」的に使われることも多い。 *余談 大抵のPCにUSB端子が付いていることもあり、USBの特性を狙い撃ちして利用するコンピュータウィルスも存在する。 昔で言えば、道端で拾ったFDをフォーマットして再利用しよう考えて読み込ませるのは危険((とは言え当時はPCで行うことは幅が狭かった上に、感染拡大は難しい環境だったこともあり、ジョークプログラムが比較的多かった))という感じだったが、 今では自身の使っているフラッシュメモリや外付けHDDに感染させ、それを別のPCに接続させただけで感染するなんてケースも珍しくない。 これはコンピュータウィルスの一例に過ぎないが注意しよう。 他にも内部をショートさせる事でPC自体を破壊するUSBフラッシュ型の物体もある。 別にUSBに限った話ではないのだが、&b(){挿そうと思ったら表裏逆だった}のはこの種のコネクタを使ったころがあるならば誰もが体験するあるあるネタのひとつ。 近未来を舞台にしたアクションゲーム[[METAL GEAR RISING REVENGEANCE]]のムービーシーンでもネタにされている。あの時代でも解消されとらんのか…。 USB Type-Cでは表裏の区別がなくなった他、一部メーカーからはUSB typeAやmicroUSBでありながら表裏どちらでも差すことができるコネクタやケーブルも販売されている。 一般的なUSBの規格がほぼ2.0に移行していた2007年にバンプレストが「一番くじ [[機動戦士ガンダム]] 脱・戦士編」の景品『こんなものHUB賞』として&b(){1.1規格のUSBハブを景品にした}ことは10年経った今でも語り草。 ガンダム作中、主人公[[アムロ>アムロ・レイ]]の父テム・レイが酸素欠乏症に罹り、古いジャンクパーツを最新と思い込んでアムロに押し付けた代物が元ネタ。アムロからは「こんな古いものを……」と失望され、挙句放り投げられた。 生産工場から「今から1.1のラインを復旧させるからコストは2.0作るのと変わらないけれど、本当にやるんですか?」とまで言われたまさしく「こんなもの」はファンからも評判が高かった。 なお裏面にテム・レイから「投げるなよ」と書いてあるので、アムロのように「こんなもの~~!」と放り投げてはいけない。 どうしても使うならばマウスあたりの接続に使うといいだろう。 追記・修正はUSB端子にいろんなものを接続しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - サンダーボルトは普及されるのだろうか? -- 名無しさん (2017-06-18 12:32:00) -- 新しい規格が出てきてるけどまだまだ -- 名無しさん (2017-06-18 13:01:00) - フロッピーが主流の時代を経験していた身からすればギガ単位でデータ保存ができるUSBメモリは冗談抜きでバケモノか何かかって思ったな。 -- 名無しさん (2017-06-18 13:34:19) - もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな…って言葉が似合うと思う -- 名無しさん (2017-06-18 18:22:01) - type-cや3.1、PDは高速充電機能とか優先して、規格満たしてないアブナいのも珍しくないとかなんとか -- 名無しさん (2017-06-18 19:55:41) - ガイアメモリの容量は2TBらしい -- 名無しさん (2017-06-18 20:45:26) - ラーメンズのコントで「USBって何の略?」←「(U)裏・(S)接続・(B)便利だよ」←「微妙に合ってるの止めてくんねぇかな」ってのが忘れられない -- 名無しさん (2017-06-18 21:17:12) - ↑言おうと思ったらもう言われてたw ISDNは「いい感じの、速度で、どこまでも、なんとかなる」だったなw -- 名無しさん (2017-06-19 09:07:54) - そしていまや、SASIやSCSIは忘却の彼方へ……。両規格が擬人化されたら、きっと『おのれUSB!』と叫ぶに違いない(苦笑 ところで、SCSIって知ってる人はまだいるのかな? -- 名無しさん (2017-06-19 09:13:08) - ↑SCSIなら知ってるよ。ケーブルのぶっとい、終端抵抗とか必要なやつ。昔はIDEより安定しててCD-R焼くのに適してるとかよく言われてたな。 -- 名無しさん (2017-06-19 09:21:39) - 最近新しく買ったノートパソコンにtype-cが1つ付いてるけど、いまだに使い道を見つけられない...その内使う時が来るのだろうか? -- 名無しさん (2017-06-19 19:27:22) - ↑ Type-Aに変換できるアダプタもあるのでお試しあれ。 -- 名無しさん (2017-10-27 01:00:43) - ↑2 終端抵抗(ターミネーター)を取り付けるときに「デデンデンデデン」と口ずさんでいた。 -- 名無しさん (2018-02-09 12:13:01) - なんかの漫画でネタにされてた「(U)ウルトラ、(S)スーパー、(B)便利の略」というのが忘れられない。実際それくらい便利だし。 -- 名無しさん (2018-07-03 19:02:35) - iPhoneやiPadが頑なにUSB Type-Cを使おうとしないのが嫌い。DockだのLightningだの、独自規格使うなよ -- 名無しさん (2018-09-12 13:45:02) - 個人的にスマホを新しくして一番良かったと思うことが端子がtype-Cになったことだな。裏表無いのがこんなにもストレスフリーだったかと感じさせられた。 -- 名無しさん (2018-10-08 09:29:09) - タイプC専用のグッズが増えてきて、ちょっと困った。うちのスマホ、まだタイプCじゃないんだよ……(涙 -- 名無しさん (2018-10-08 09:53:48) - ↑12 マジですか?そんなに容量大きいんだ -- 名無しさん (2018-10-08 11:14:20) - 今にして思えばPSP、電源とUSBが別々ってだいぶ面倒なことしてましたね……当時はケーブル自体そんなに手元になかった。今は電子機器なら何買っても付いてくるから余るけど。 -- 名無しさん (2018-10-29 22:51:58) #comment #areaedit(end) }

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