MP(ゲーム用語)

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&font(#6495ED){登録日}:2018/04/28 Sat 20:36:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ここでは主にゲーム用語としての&bold(){「MP」}について解説する。 *概要 ---- [[魔法]]を使う上で必要になるパラメーター。 精神力を表すとされることが多く、主にHP(体力)と対になる立ち位置で登場する。 魔法を使うたびに一定量ずつ消費されていき、現在MP<消費MPとなった魔法は使えなくなる。 HPと同様にレベルアップ等の成長に伴って最大値が伸びる作品が殆どだが、稀に最大値の固定されている場合もある。 MPがゼロになると当然全ての魔法が使えなくなるが、基本的にそれ以外のデメリットはない(作品によってはたまにデメリットがあることもある)。 魔法が使えないキャラクターの場合、ゼロから一切成長しないこともある。 なお、''MPというのが何の略なのかについては作品ごとに全く異なる''。 比較的多いのが「マジックポイント」「マジックパワー」だが、「マナポイント」だったり「メンタルポイント」だったり「マインドパワー」だったりとても多い。 HPの略語が「ヒットポイント」でほぼ固定なのとは対照的である。 *システム ---- 大まかに言って二種類の系統がある。 -消費制 現在主流となっているシステム。「魔法の種類ごとに異なる消費MPが設定されており、使用する度にMPが減っていく」というわかりやすい形式。 -回数制 初期のTRPGで主流だったシステム。「魔法の種類、もしくはレベルごとに異なる残り使用回数が設定されており、一つの魔法の使用回数は他の魔法に一切影響を与えない」という形式。 例えば、レベル1の魔法を使い切った場合、回復するまでレベル1魔法はもう使えないが、レベル2の魔法はまだ使える、ということである。 全体的にバランス調整がシビアになりやすいシステムであり、特定のレベルに有力な魔法が偏っていたりするとガス欠が非常に速くなる。 国内作品ではFF1・3のほか、最近ではダークソウル1、2で採用されていたが、現在まで連綿と使用し続けているのはポケモンシリーズぐらい。あまりメジャーとは言えないシステムである。 手計算が多くなるTRPGでは残り回数を計算しやすいというメリットがあるのだが、コンピューターRPGではそうしたメリットもない為、フリーゲームでは[[CardWirth]]ぐらい。 *MPの仲間 ---- -SP --「スキルポイント」もしくは「スタミナポイント」。魔法ではない、単なる特技などを使う際にはこれを消費することが多い。 -PP --「パワーポイント」あるいは「サイパワー」「サイコポイント」。ポケモンシリーズ及びMOTHERシリーズぐらいでしか採用されていないレアな呼称。 -FP --「フラワーポイント」。マリオ系のRPGで使われる。 -TP --「テクニカルポイント」など。テイルズオブシリーズが起源になっている。また、FF11・FF14でも採用され、どこから影響を受けたのかRPGツクールVXAceにもデフォルトで搭載された。多くの場合MPとは別扱であり、通常攻撃を当てるか攻撃を受けると溜まっていく。作品によっては次のバトルに持ち越せない事もある。 -技・気力 --和風ゲームだと、MPだと違和感があるのでこの名前になることも。 -EN --「エネルギー」。登場するユニットのほぼすべてが巨大ロボットである[[スーパーロボット大戦シリーズ]]などで使われる。ファンタジー要素が強い作品出典のユニットでもこれの採用がデフォ。 -弾数 --上記のMPなどに紛れて回数制・弾薬制の武器に採用されることがある。ENを採用した作品では併用されることが多い。 *回復方法 ---- 基本的にHPと違って、回復手段は限定されている傾向がある。 「MPを回復できるアイテム」は入手困難だったり高価だったりして、使用を躊躇うようにできている。 理由としては、前述のようにMP切れそのものは死には直結しないため、MP回復手段が安価だと「バカスカ最強魔法を使う→移動中に回復」でリソース管理の意味合いが薄れてしまうことが挙げられる。 アクション要素の強い作品や、シミュレーションゲームだと「スキルや地形効果の効果で、時間経過で回復」「敵にダメージを与えるか敵からダメージを受けると回復」のようになっていて、管理に戦略性が要求される。 **[[ドラゴンクエストシリーズ]] MP回復手段が非常に渋いことで有名。基本的に宿屋での宿泊以外の手段では、回復はできないと考えた方がいい。 代表的なMP回復手段は、 -まほうのせいすい --一人のMPを20前後回復。店では売っていない貴重品。 -いのりのゆびわ --何度か使えるまほうのせいすい。だが、まほうのせいすい以上に貴重。 -エルフののみぐすり --MPを全回復できる消耗品。基本的に激レア。 -マホトラ --敵からMPを吸収。一見便利だが、吸収量が非常にしょっぱい。 ……など、どれも何かしら欠点がある。 そもそもこのシリーズには「[[マダンテ]]」という最終奥義があるので、安易にMP全回復されたら困る、という側面もあるのだが。 そのため、逆に敵から使われるマホトラはかなりウザい。群れで現れて一斉にマホトラを撃ってくる『3』のゾンビマスターには手を焼いた人も多いだろう。 一方で、『5』『6』『7』辺りはMPを消費しない通常攻撃・特技があまりに強すぎたため、MPの価値が暴落していたこともあった(それぞれに事情が異なり、『5』では終盤のインフレに攻撃魔法が付いていけず、『6』『7』はせいけんづき、どとうのひつじのような特技がやたら強かったのが原因)。 3DS版『7』では、多くの特技でMPを消費するようになった……かと思いきや、すれ違いダンジョンでアホみたいにMP回復アイテムが拾えるという謎仕様になり、やはりイマイチMPの価値が薄い…… この辺の事情は、「ドラクエでは攻撃魔法の威力が常に一定」という仕様だったのが原因。敵モンスターのHPのインフレに攻撃魔法が追い付けなかったのである。 その対策として『8』からは、攻撃魔法の威力が成長するようになり、ようやく魔法が復権した。 **[[ファイナルファンタジーシリーズ>FINAL FANTASYシリーズ]] 「エーテル」というアイテムでMPを回復できる。「ポーション=HP回復アイテム」「エーテル=MP回復アイテム」という法則はこのシリーズから生まれた。 ちなみに『1』(PS版まで)と『3』では前述のように回数制なので、登場していなかった。 『8』も魔法が個数で扱われ、MPという概念が無いので登場しない。 ドラクエと違って普通に店で買える。ただし、値段は作品によって非常にばらつきがあり、安い作品と高い作品の落差が激しい。 元々ゲームバランスはドラクエより厳しめな作品が多いこともあり、「むしろ頼らないとやってられない」イメージ。 ちなみに上位アイテムは「エーテルターボ」だったり「エーテルドライ」だったり全く安定しない。 **[[ポケットモンスター]] いわゆる「通常攻撃」が存在しない上に、ポケモンの行えるすべての「わざ」は回数制という珍しいシステムのゲーム。 その分使用回数の制限は緩く、並のワザなら20回前後、弱いワザなら35~40回も使用できる上、一度に6匹もポケモンを連れ歩けるので滅多にPP(パワーポイント)が枯渇する事はない。 [[ピーピーエイド]]というアイテムでPPを回復できるがやはり入手性が悪く、そもそも普通に攻略するうえでは残りPPとの戦いになるような状況が中々発生しないため、非常に影が薄い。 しかし終盤になり「ふぶき」「だいもんじ」「はかいこうせん」といったPPが5しかない大技を使うようになると、それまで全く気にもしていなかったPPが枯渇し焦る事も。 持てる道具の数に制限があった初期作品では、使い途のないピーピーエイドを売っ払ってしまったために、にっちもさっちも行かなくなったりした。 対戦においても大抵PPよりHPが先に尽きるが、持久戦狙いに嵌ったり特性「プレッシャー」を発揮され続けると、PP切れの恐れが普通にある。 **[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 基本的にEN(エネルギー)制のゲーム作品であるのだが、所謂「魔法」に纏わる一部ユニットにはENではなくMPが数値として設定されている事がある。 具体的には『[[UX>スーパーロボット大戦UX]]』におけるデモンベイン系ユニット、『[[BX>スーパーロボット大戦BX]]』におけるSDガンダム外伝系ユニットが該当。 改造による上限値の上昇はできないが、その分パイロット自身やスキルのレベル上昇によって底上げすることが可能。 『UX』では「Eセーブ」スキルの恩恵を得ることができなかったが、『BX』ではその点も改善された。 当然ながらMP制のユニットはEN数値を持っていないため、攻撃の度に対象のENを削っていく[[ELS>ELS(機動戦士ガンダム00)]]相手には無双のごとく立ち回ることが可能。 %%ただENではないのを補給ユニットはどうやって補給しているのか、というのがたまにネタにされることも%% **[[スーパーマリオRPG]] FP(フラワーポイント)とスペシャルの関係がMPと魔法の役割を果たす。 他のゲームと違うところが2カ所ある。 まず、''FPは全員で共有する。'' 例えばFPが10のときにマロがFPを2、ジーノがFPを3消費すると次にマリオのターンではFP残量が5となっている。 また、前述のシステムの都合なのかレベルアップでは最大値が増えず、宝箱からフラワーを入手したり、フラワー○○というアイテムを使ったりして最大値を増やす。 マリオストーリー系列では引き続きFPが採用されたが、マリオ&ルイージRPG系列では1がBP(ブラザーポイント)、3はSP(スペシャルポイント)と名称が安定しない。 ただまあ3がスペシャルポイントなのは、操作キャラがマリオ&ルイージとクッパに分かれているので、ステータスの共有化を図る必要があったのだろう。 またマリオ&ルイージRPG2はブラザーアイテムというアイテムを使ってブラザーアタックを使うのでMPに相当するものがない。 **ソウルシリーズ([[Demon's Souls]]、[[DARK SOULS]]、[[DARK SOULS II]]、[[DARK SOULS III]]) デモンズソウルでは魔法、奇跡を使用するためにはMPを消費しなければならない。MPは香料というアイテムで回復可能。 無印および2ではMPの概念が消滅し、魔術、呪術、奇跡は回数制となった。 3では戦技というシステムの導入とともにFP(フォーカスポイント)として復活。 それにより戦技、魔術、呪術、奇跡は一括してFPで管理することになる。 FPは「エストの灰瓶」によって回復できるが、HPを回復する「エスト瓶」から割り振らなければならない。そのためエスト瓶と灰瓶の割合に注意が必要で、プレイスタイルによってはアイテムや装備などで代替の回復手段も検討する必要がある。 *MPの位置付けが特殊な作品 ---- **[[スターオーシャン Till the End of Time]] 『スターオーシャン』シリーズの3作目。 &bold(){「MPが無くなると、HPが無くなった場合と同様に戦闘不能になる」}というシステムを持つ。 そのため、クリフのようにパワー系でHPの多いキャラクターであっても、MPを狙われると割とあっさり落ちてしまうことがある。 MPダメージを狙ってくる敵はそれほど多い訳ではないが、単純な「物理攻撃キャラの方が死に辛い」という先入観でいると足をすくわれる。 勿論敵にも適用されるため、「やたらと固いがMPを攻撃すると簡単に倒せる」という敵もいくつかいる。 **[[FINAL FANTASY Ⅵ]] 普通のMPの概念に近いが、一部の敵に限りHPではなくMPを0にすることでも倒せるケースがある。そちらのほうが簡単な敵がいるのも上記と同様。 *ゲーム以外の作品では ---- 「MP」というシステマティックな呼称はまず使われず、「魔力」という呼び方をされることがほとんど。 そもそも魔法のシステム自体が作品によって異なるので仕方ないが、その正体も作品によって様々。 -魔法使いの精神エネルギー -世界に満ちている謎エネルギー -単なる生命力 など。 消費量も「使う魔法ごとに固定で残りMPも詳細にわかる」ゲームとは違って、「消費量は感覚でしかわからず、後何回ぐらい魔法が使えるかはおおよその勘でしか判断できない」という作品が多い。 また、魔力切れを起こすと疲労困憊してぶっ倒れてしまうなど、その管理にもゲームよりも気を遣う。 アニヲタAは へんしゅうを となえた! しかし MPがたりない! アニヲタBは へんしゅうねがいをだした! ※「ついき しゅうせいを よろしく たのむよ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 作品の具体例のところに何の略称が使われているか書いた方がいいのかな -- 名無しさん (2018-04-28 20:57:20) - PPはファンタシースターでも使われとるぞ -- 名無しさん (2018-04-28 22:29:44) - ↑いうても実質MPの名称違いなもんだしなぁ… -- 名無しさん (2018-04-28 22:35:49) - MPはSOだと「メンタルポイント」だっけか? あとテイルズは「TP」で「テクニカルポイント」だったっけ。 -- 名無しさん (2018-04-28 23:04:48) - サガ系だとWPで技ポイントという -- 名無しさん (2018-04-28 23:21:55) - ↑さらにJPで術ポイントという -- 名無しさん (2018-04-28 23:31:15) - BP:ブラザーポイント マリルイRPGで使われている。多分これ以外で使ってるのないんじゃないのかな。 -- 名無しさん (2018-04-28 23:34:02) - ↑ バトルポイントだったら・・・と思ったが、MP的な位置で存在する作品は記憶の中にはないな -- 名無しさん (2018-04-29 00:18:41) - 昔のTRPGだと、MP切れたら気絶するのがあった気がするな、最近のではまず無いだろうけど -- 名無しさん (2018-04-29 00:42:41) - ↑FF6だと、魔法生物というMP切れたら死ぬモンスターいるよね。SO3では味方もMP切れたら死ぬってシステムだったような…? -- 名無しさん (2018-04-29 02:13:33) - MiitopiaではMP表記で「メンタルポイント」と読む。MP吸収技が「メンタルドレイン」だったり、MPを回復するイベントや技でリラックスが関連しているのはこのため。 -- 名無しさん (2018-04-29 03:55:33) - MPとはむちむちプリンプリンの略称ではないのか!? -- 名無しさん (2018-04-29 06:31:20) - ↑柴田亜美のネタじゃないかw -- 名無しさん (2018-04-29 06:51:47) - ↑4SO3無印ではバグで敵MPを激減させるアイテムがあったからそれ+ MP破壊で隠しボスも瞬殺できてしまったりするんだよなぁ -- 名無しさん (2018-04-29 10:28:44) - 天外魔境シリーズなどではMPの代わりに技と表記される -- 名無しさん (2018-04-29 10:53:41) - PP表記だと今は亡きフライト・プランのB/MOOでファントムペイン、ポイズンピンクだとタイトルと同じポイズンピンクの略称だったりした -- 名無しさん (2018-04-29 11:15:35) - マッチョパワー -- 名無しさん (2018-04-29 12:50:17) - 回数制で有名なのはウィザードリーだな -- 名無しさん (2018-05-01 13:11:22) - FEの「武器使用回数制限」はMPみたいなものだよね。 -- 名無しさん (2018-12-31 18:54:02) - システム上仕方ないけど、スパロボの生身の人間ユニットのENて何? -- 名無しさん (2018-12-31 20:52:50) - TP始まったのはテイルズだろ。FFじゃねぇよにわかが。 -- 名無しさん (2018-12-31 20:54:24) - ↑調べたらすぐ見つかったので訂正しておいた。20年以上全く縁が無くて申し訳ない。 -- 名無しさん (2018-12-31 21:14:39) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/04/28 Sat 20:36:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ここでは主にゲーム用語としての&bold(){「MP」}について解説する。 *概要 ---- [[魔法]]を使う上で必要になるパラメーター。 精神力を表すとされることが多く、主にHP(体力)と対になる立ち位置で登場する。 魔法を使うたびに一定量ずつ消費されていき、現在MP<消費MPとなった魔法は使えなくなる。 HPと同様にレベルアップ等の成長に伴って最大値が伸びる作品が殆どだが、稀に最大値の固定されている場合もある。 MPがゼロになると当然全ての魔法が使えなくなるが、基本的にそれ以外のデメリットはない(作品によってはたまにデメリットがあることもある)。 魔法が使えないキャラクターの場合、ゼロから一切成長しないこともある。 なお、''MPというのが何の略なのかについては作品ごとに全く異なる''。 比較的多いのが「マジックポイント」「マジックパワー」だが、「マナポイント」だったり「メンタルポイント」だったり「マインドパワー」だったりとても多い。 HPの略語が「ヒットポイント」でほぼ固定なのとは対照的である。 *システム ---- 大まかに言って二種類の系統がある。 -消費制 現在主流となっているシステム。「魔法の種類ごとに異なる消費MPが設定されており、使用する度にMPが減っていく」というわかりやすい形式。 -回数制 初期のTRPGで主流だったシステム。「魔法の種類、もしくはレベルごとに異なる残り使用回数が設定されており、一つの魔法の使用回数は他の魔法に一切影響を与えない」という形式。 例えば、レベル1の魔法を使い切った場合、回復するまでレベル1魔法はもう使えないが、レベル2の魔法はまだ使える、ということである。 全体的にバランス調整がシビアになりやすいシステムであり、特定のレベルに有力な魔法が偏っていたりするとガス欠が非常に速くなる。 国内作品ではFF1・3のほか、最近ではダークソウル1、2で採用されていたが、現在まで連綿と使用し続けているのはポケモンシリーズぐらい。あまりメジャーとは言えないシステムである。 手計算が多くなるTRPGでは残り回数を計算しやすいというメリットがあるのだが、コンピューターRPGではそうしたメリットもない為、フリーゲームでは[[CardWirth]]ぐらい。 *MPの仲間 ---- -SP --「スキルポイント」もしくは「スタミナポイント」。魔法ではない、単なる特技などを使う際にはこれを消費することが多い。 -PP --「パワーポイント」あるいは「サイパワー」「サイコポイント」。ポケモンシリーズ及びMOTHERシリーズぐらいでしか採用されていないレアな呼称。 -FP --「フラワーポイント」。マリオ系のRPGで使われる。 -TP --「テクニカルポイント」など。多くの場合MPとは別扱であり、通常攻撃を当てるか攻撃を受けると溜まっていく。作品によっては次のバトルに持ち越せない事もある。[[ヒーロー戦記>ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス]]ではじめに実装され、後にテイルズオブシリーズではシリーズ通しで導入。後にはFF11・FF14でも採用され、どこから影響を受けたのかRPGツクールVXAceにもデフォルトで搭載された。 -WP・JP --「技ポイント」「術ポイント」。それぞれ技と術の使用リソースであり、[[ロマンシング サ・ガ2]]以降のサガシリーズで長いこと現役だった。 -技・気力 --和風ゲームだと、MPだと違和感があるのでこの名前になることも。 -EN --「エネルギー」。登場するユニットのほぼすべてが巨大ロボットである[[スーパーロボット大戦シリーズ]]などで使われる。ファンタジー要素が強い作品出典のユニットでもこれの採用がデフォ。 -弾数 --上記のMPなどに紛れて回数制・弾薬制の武器に採用されることがある。ENを採用した作品では併用されることが多い。 -IP --「怒りパワー」。エストポリス伝記2で採用されている。装備品とのかかわりが深い概念だが、アイテムポイントとかの略ではない。 *回復方法 ---- 基本的にHPと違って、回復手段は限定されている傾向がある。 「MPを回復できるアイテム」は入手困難だったり高価だったりして、使用を躊躇うようにできている。 理由としては、前述のようにMP切れそのものは死には直結しないため、MP回復手段が安価だと「バカスカ最強魔法を使う→移動中に回復」でリソース管理の意味合いが薄れてしまうことが挙げられる。 アクション要素の強い作品や、シミュレーションゲームだと「スキルや地形効果の効果で、時間経過で回復」「敵にダメージを与えるか敵からダメージを受けると回復」のようになっていて、管理に戦略性が要求される。 **[[ドラゴンクエストシリーズ]] MP回復手段が非常に渋いことで有名。基本的に宿屋での宿泊以外の手段では、回復はできないと考えた方がいい。 代表的なMP回復手段は、 -まほうのせいすい --一人のMPを20前後回復。基本的に店では売っていない貴重品。後に下位のまほうのこびんが実装されている。 -いのりのゆびわ --何度か使えるまほうのせいすい。だが、まほうのせいすい以上に貴重。 -エルフののみぐすり --MPを全回復できる消耗品。基本的に激レア。 -マホトラ --敵からMPを吸収。一見便利だが、吸収量が非常にしょっぱい。どちらかというと敵の呪文封じ向け。 ……など、どれも何かしら欠点がある。 そもそもこのシリーズには「[[マダンテ]]」という最終奥義があるので、安易にMP全回復されたら困る、という側面もあるのだが。 そのため、逆に敵から使われるマホトラはかなりウザい。群れで現れて一斉にマホトラを撃ってくる『3』のゾンビマスターには手を焼いた人も多いだろう。 一方で、『5』『6』『7』辺りはMPを消費しない通常攻撃・特技があまりに強すぎたため、MPの価値が暴落していたこともあった(それぞれに事情が異なり、『5』では終盤のインフレに攻撃魔法が付いていけず、『6』『7』はせいけんづき、どとうのひつじのような特技がやたら強かったのが原因)。 3DS版『7』では、多くの特技でMPを消費するようになった……かと思いきや、すれ違いダンジョンでアホみたいにMP回復アイテムが拾えるという謎仕様になり、やはりイマイチMPの価値が薄い…… この辺の事情は、「ドラクエでは攻撃魔法の威力が常に一定」という仕様だったのが原因。ナンバリングごとの進化、敵モンスターのHPのインフレに攻撃魔法が追い付けなかったのである。 その対策として『8』からは、攻撃魔法の威力が成長するようになり、ようやく魔法が復権した。 **[[ファイナルファンタジーシリーズ>FINAL FANTASYシリーズ]] 「エーテル」というアイテムでMPを回復できる。「ポーション=HP回復アイテム」「エーテル=MP回復アイテム」という法則はこのシリーズから生まれた。 ちなみに『1』(PS版まで)と『3』では前述のように回数制なので、登場していなかった。 『8』も魔法が個数で扱われ、MPという概念が無いので登場しない。 ドラクエと違って普通に店で買える。ただし、値段は作品によって非常にばらつきがあり、安い作品と高い作品の落差が激しい。 元々ゲームバランスはドラクエより厳しめな作品が多いこともあり、「むしろ頼らないとやってられない」イメージ。 決め打ち的に使うだけでなく、敵から盗んで調達するルートも存在する。 ちなみに上位アイテムは「エーテルターボ」だったり「エーテルドライ」だったり全く安定しない。 **[[ポケットモンスター]] いわゆる「通常攻撃」が存在しない上に、ポケモンの行えるすべての「わざ」は回数制という珍しいシステムのゲーム。 その分使用回数の制限は緩く、並のワザなら20回前後、弱いワザなら35~40回も使用できる上、一度に6匹もポケモンを連れ歩けるので滅多にPP(パワーポイント)が枯渇する事はない。 [[ピーピーエイド]]というアイテムでPPを回復できるがやはり入手性が悪く、そもそも普通に攻略するうえでは残りPPとの戦いになるような状況が中々発生しないため、非常に影が薄い。 しかし終盤になり「ふぶき」「だいもんじ」「はかいこうせん」といったPPが5しかない大技を使うようになると、それまで全く気にもしていなかったPPが枯渇し焦る事も。 持てる道具の数に制限があった初期作品では、使い途のないピーピーエイドを売っ払ってしまったために、にっちもさっちも行かなくなったりした。 対戦においても大抵PPよりHPが先に尽きるが、持久戦狙いに嵌ったり特性「プレッシャー」を発揮され続けると、PP切れの恐れが普通にある。 **[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 基本的にEN(エネルギー)制のゲーム作品であるのだが、所謂「魔法」に纏わる一部ユニットにはENではなくMPが数値として設定されている事がある。 具体的には『[[UX>スーパーロボット大戦UX]]』におけるデモンベイン系ユニット、『[[BX>スーパーロボット大戦BX]]』におけるSDガンダム外伝系ユニットが該当。 改造による上限値の上昇はできないが、その分パイロット自身やスキルのレベル上昇によって底上げすることが可能。 『UX』では「Eセーブ」スキルの恩恵を得ることができなかったが、『BX』ではその点も改善された。 当然ながらMP制のユニットはEN数値を持っていないため、攻撃の度に対象のENを削っていく[[ELS>ELS(機動戦士ガンダム00)]]相手には無双のごとく立ち回ることが可能。 %%ただENではないのを補給ユニットはどうやって補給しているのか、というのがたまにネタにされることも%% なお、ENやMPの回復能力は補給装置、精神コマンド「補給」、地形効果、ユニットの特殊能力、固有コマンドなど多岐にわたる。 実装が古くお手軽なのが補給装置と精神コマンドだが、リソースや使用条件、補給装置の場合気力減などの壁があり、HPに比べるとお手軽ではない。 **[[スーパーマリオRPG]] FP(フラワーポイント)とスペシャルの関係がMPと魔法の役割を果たす。 他のゲームと違うところが2カ所ある。 まず、''FPは全員で共有する。'' 例えばFPが10のときにマロがFPを2、ジーノがFPを3消費すると次にマリオのターンではFP残量が5となっている。 また、前述のシステムの都合なのかレベルアップでは最大値が増えず、宝箱からフラワーを入手したり、フラワー○○というアイテムを使ったりして最大値を増やす。 マリオストーリー系列では引き続きFPが採用されたが、マリオ&ルイージRPG系列では1がBP(ブラザーポイント)、3はSP(スペシャルポイント)と名称が安定しない。 ただまあ3がスペシャルポイントなのは、操作キャラがマリオ&ルイージとクッパに分かれているので、ステータスの共有化を図る必要があったのだろう。 またマリオ&ルイージRPG2はブラザーアイテムというアイテムを使ってブラザーアタックを使うのでMPに相当するものがない。 **ソウルシリーズ([[Demon's Souls]]、[[DARK SOULS]]、[[DARK SOULS II]]、[[DARK SOULS III]]) デモンズソウルでは魔法、奇跡を使用するためにはMPを消費しなければならない。MPは香料というアイテムで回復可能。 無印および2ではMPの概念が消滅し、魔術、呪術、奇跡は回数制となった。 3では戦技というシステムの導入とともにFP(フォーカスポイント)として復活。 それにより戦技、魔術、呪術、奇跡は一括してFPで管理することになる。 FPは「エストの灰瓶」によって回復できるが、HPを回復する「エスト瓶」から割り振らなければならない。そのためエスト瓶と灰瓶の割合に注意が必要で、プレイスタイルによってはアイテムや装備などで代替の回復手段も検討する必要がある。 *MPの位置付けが特殊な作品 ---- **[[スターオーシャン Till the End of Time]] 『スターオーシャン』シリーズの3作目。 &bold(){「MPが無くなると、HPが無くなった場合と同様に戦闘不能になる」}というシステムを持つ。 そのため、クリフのようにパワー系でHPの多いキャラクターであっても、MPを狙われると割とあっさり落ちてしまうことがある。 MPダメージを狙ってくる敵はそれほど多い訳ではないが、単純な「物理攻撃キャラの方が死に辛い」という先入観でいると足をすくわれる。 勿論敵にも適用されるため、「やたらと固いがMPを攻撃すると簡単に倒せる」という敵もいくつかいる。 **[[FINAL FANTASY Ⅵ]] 普通のMPの概念に近いが、一部の敵に限りHPではなくMPを0にすることでも倒せるケースがある。そちらのほうが簡単な敵がいるのも上記と同様。 *ゲーム以外の作品では ---- 「MP」というシステマティックな呼称はまず使われず、「魔力」という呼び方をされることがほとんど。 そもそも魔法のシステム自体が作品によって異なるので仕方ないが、その正体も作品によって様々。 -魔法使いの精神エネルギー -世界に満ちている謎エネルギー -単なる生命力 など。 消費量も「使う魔法ごとに固定で残りMPも詳細にわかる」ゲームとは違って、「消費量は感覚でしかわからず、後何回ぐらい魔法が使えるかはおおよその勘でしか判断できない」という作品が多い。 また、魔力切れを起こすと疲労困憊してぶっ倒れてしまうなど、その管理にもゲームよりも気を遣う。 アニヲタAは へんしゅうを となえた! しかし MPがたりない! アニヲタBは へんしゅうねがいをだした! ※「ついき しゅうせいを よろしく たのむよ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 作品の具体例のところに何の略称が使われているか書いた方がいいのかな -- 名無しさん (2018-04-28 20:57:20) - PPはファンタシースターでも使われとるぞ -- 名無しさん (2018-04-28 22:29:44) - ↑いうても実質MPの名称違いなもんだしなぁ… -- 名無しさん (2018-04-28 22:35:49) - MPはSOだと「メンタルポイント」だっけか? あとテイルズは「TP」で「テクニカルポイント」だったっけ。 -- 名無しさん (2018-04-28 23:04:48) - サガ系だとWPで技ポイントという -- 名無しさん (2018-04-28 23:21:55) - ↑さらにJPで術ポイントという -- 名無しさん (2018-04-28 23:31:15) - BP:ブラザーポイント マリルイRPGで使われている。多分これ以外で使ってるのないんじゃないのかな。 -- 名無しさん (2018-04-28 23:34:02) - ↑ バトルポイントだったら・・・と思ったが、MP的な位置で存在する作品は記憶の中にはないな -- 名無しさん (2018-04-29 00:18:41) - 昔のTRPGだと、MP切れたら気絶するのがあった気がするな、最近のではまず無いだろうけど -- 名無しさん (2018-04-29 00:42:41) - ↑FF6だと、魔法生物というMP切れたら死ぬモンスターいるよね。SO3では味方もMP切れたら死ぬってシステムだったような…? -- 名無しさん (2018-04-29 02:13:33) - MiitopiaではMP表記で「メンタルポイント」と読む。MP吸収技が「メンタルドレイン」だったり、MPを回復するイベントや技でリラックスが関連しているのはこのため。 -- 名無しさん (2018-04-29 03:55:33) - MPとはむちむちプリンプリンの略称ではないのか!? -- 名無しさん (2018-04-29 06:31:20) - ↑柴田亜美のネタじゃないかw -- 名無しさん (2018-04-29 06:51:47) - ↑4SO3無印ではバグで敵MPを激減させるアイテムがあったからそれ+ MP破壊で隠しボスも瞬殺できてしまったりするんだよなぁ -- 名無しさん (2018-04-29 10:28:44) - 天外魔境シリーズなどではMPの代わりに技と表記される -- 名無しさん (2018-04-29 10:53:41) - PP表記だと今は亡きフライト・プランのB/MOOでファントムペイン、ポイズンピンクだとタイトルと同じポイズンピンクの略称だったりした -- 名無しさん (2018-04-29 11:15:35) - マッチョパワー -- 名無しさん (2018-04-29 12:50:17) - 回数制で有名なのはウィザードリーだな -- 名無しさん (2018-05-01 13:11:22) - FEの「武器使用回数制限」はMPみたいなものだよね。 -- 名無しさん (2018-12-31 18:54:02) - システム上仕方ないけど、スパロボの生身の人間ユニットのENて何? -- 名無しさん (2018-12-31 20:52:50) - TP始まったのはテイルズだろ。FFじゃねぇよにわかが。 -- 名無しさん (2018-12-31 20:54:24) - ↑調べたらすぐ見つかったので訂正しておいた。20年以上全く縁が無くて申し訳ない。 -- 名無しさん (2018-12-31 21:14:39) #comment #areaedit(end) }

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