原始生命態ニビル(遊戯王OCG)

「原始生命態ニビル(遊戯王OCG)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

原始生命態ニビル(遊戯王OCG) - (2019/09/18 (水) 15:36:35) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2019/09/17 (火曜日) 22:21:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){モンケッソクカゲキカゲムシャキザンキザンキザンタイショウシエン…}} #center(){&font(#0000ff){ブルータンブルースラッグマンダリンシーエンジェルマンダリンコーラルアネモネ…}} #center(){&font(#000000){シュウマツディヴェルトロイメアガラテアクリマクスサーチ…}} #center(){&font(#ffdc00){マイニングドラゴネットユスティアイヴシュゴリュウユスティアハリファ…}} #center(){&bold(){&font(#994c00){いいぞ…その調子だ…。どんどん近付け、原始生命態ニビルよ…ふぅうふっふふwwふあーはぁーはぁーはーっwはあぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはっwふぁっはっはっはぁーっww}}} #blockquote(){&bold(){原始生命態ニビル} 効果モンスター 星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。 自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。 その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。 このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。 この効果は相手ターンでも発動できる。 } **概要 原始生命態ニビルとは、[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に登場するモンスターである。 元々は海外の『&bold(){2019 Gold Sarcophagus Tin}』で追加された新規カードの1枚で、『&bold(){EXTRA PACK 2019}』で来日した。 相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズ限定だが、自分・相手フィールドの表側表示モンスターを&bold(){全てリリースし}、このカードを手札から特殊召喚できる。 [[壊獣>壊獣(遊戯王OCG)]]や[[ラヴァ・ゴーレム>溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(遊戯王OCG)]]に近いリリース除去を行った上で自身を場に出すという豪快な効果を持つ。 周知の通り、リリースによる除去は大半の破壊耐性を無視することが出来る。 しかもほぼフリーチェーンであるため、相手が大量に展開してきた後にこのカードの効果を使うことで、盤面を崩壊させたり以降の展開を妨害したりすることができる等、 状況とプレイヤー次第では色んな妨害が可能。 特に2019年現在の環境では、1ターンにモンスターを5体以上展開することは当たり前のように行われており、このカードの登場は数多のデッキにとって大きな抑止力となる。 (マナーの範疇で)ニビルを握っているように振る舞えば、相手はこのカードを警戒してモンスターの展開を4体以内に収めてくる、かもしれない。 展開したモンスターの数を数えるだけでもブラフにはなる。 #center(){&bold(){&font(#b8d200){ニビル「お前たちがソリティアする意思を見せれば、俺はこのフィールドを破壊しつくすだけだぁ!」}}} #center(){&bold(){&font(#994c00){プレイヤー「いいぞぉ! 今のお前のパワーで相手モンスターをこの世から消し去ってしまえー!」}}} ……ただし、強い効果を持つカードには同じくらい強い制約が課せられているのが常であり([[一部例外があるが>処刑人-マキュラ(遊戯王OCG)]])、このカードも例外ではない。 一つ目はこのカードのリリース除去は自分のカードも巻き添えにしてしまうこと。 相手が先攻で展開してきた場合や劣勢でガラ空きになっているような状態はともかく、2ターン目以降はまず自分もモンスターを展開しているはずなので、ニビルを使う場合は多少なりともディスアドバンテージを負う覚悟をしなくてはならない。 もしくは墓地に送られた際、なんらかの効果を発揮するモンスターや蘇生カードがあると吉。 逆に言えば相手のモンスターを墓地に送ったつもりが、墓地で効果を発動し、リカバリーされてしまう可能性もありうるので要注意。 まあ今の環境ならば、自分のターンが回ってきていればある程度の妨害込みで展開していると思われるので、そういう場合はこのカードが必要なくなるだろう。 二つ目はニビルを召喚後、相手フィールドに原始生命態トークンを特殊召喚してしまうこと。 原始生命態トークンはニビルを特殊召喚する際にリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。 ニビル自身は攻撃力3000とブルーアイズクラスの攻撃力を持つが、仮にニビル召喚時にお互いの場に攻撃力1000以上のモンスターが3体以上いた場合、トークンの攻撃力はニビル本体をあっさりと上回る。 #center(){&bold(){&font(#b8d200){トークン「どこへいくんだ…?」}}} #center(){&bold(){&font(#994c00){プレイヤー「のおおぉううっ……自分のトークンに殺されるとは……これもデュエリストの定めか……」}}} ニビルもトークンも特殊召喚時の表示形式は指定されないため、お互いに守備表示で出せばこのターンにトークンによって殴り倒されることはないが、逆に返しのターンに処理出来ないと今度はこっちのライフが滅ぼされかねない。 一応ニビル本体も守備表示で出せるが、相手に自由を許してしまえば守備600のモンスターなど一瞬で吹き飛んでしまうだろう。 相手の場に出てきたモンスターが1体だけの場合など、使うタイミングを見誤ってしまうと逆に自分が痛い目を見てしまうため、ニビルの攻撃力を超えられてもいいよう、なんらかの除去手段は用意しておきたいところ。 また、ニビルとトークンを出すのは一連の流れであるため、センサー万別やエルシャドール・ミドラーシュが場にあるとそもそもリリースすることすら出来ない。 そして一部のデッキではトークン1体からでも再展開が可能なことも注意すべきだろう。 例えば【ドラゴンリンク】では《ドラコネット》スタートから《ギャラクシーサーペント》で《星杯の神子イヴ》をシンクロ、《星遺物の守護竜》をサーチ。 更に《水晶機巧-ハリファイバー》、《星杯の守護竜》、《ガード・オブ・フレムベル》と展開しておくことで((この時点で6体展開しているのでニビルの条件を満たす))、 ニビルを打たれてもトークンから《リンク・スパイダー》、墓地の《星杯の守護竜》から《ガード・オブ・フレムベル》を蘇生して《守護竜エルピィ》をリンク、《星遺物の守護竜》で《エルピィ》を動かして展開、とすることができる。 もちろんニビルを打たれなかったら《召命の神弓-アポロウーサ》をリンクしてニビル含む手札誘発をケアしながら《星杯の守護竜》で展開することができる。 3つ目は、あくまで「相手が5体モンスターを出したターンのメインフェイズ」であること。 大量に展開するソリティアデッキではなく、メタビートや[[閃刀姫>閃刀姫(遊戯王OCG)]]、オルターガイストのように1ターンでモンスターを多く出さないデッキに対してはニビルが出すことが非常に困難。 あまり対面する相手ではないが、デッキ破壊やエクゾディアには殆ど出番がないだろう。 また、ニビルのリリース効果は壊獣と違って&bold(){召喚のためのコストではないため}、ファイナルシグマやアルティメット・ファルコンのように「他のカード効果を受けない」モンスターをリリースして除去することは出来ない。 その場合は他のモンスターをリリースしてニビルを場に出すことになり、トークンもリリースしたモンスターのステータスを合計したものになる(サモンプリースト等リリース出来ないモンスターも同様)。 さらに効果を発動するタイプなので、上記の通り「モンスター効果を無効にできるモンスター」の前には手も足も出ない。 そういうモンスターの展開を許さないように立ち回らないといけないが、5回未満で展開されてしまったらどうしようもない。 壊獣との決定的な違いは ・リリースできる数 ・相手ターンでも出せるかどうか ・召喚するためのコストか否か ・発動する効果か否か である。 ちなみに、「他のカード効果を受けない」モンスターしか場にいない場合、ニビルの効果は発動できるものの、特殊召喚はできず手札に留まる。 総じて汎用性が高く、爆発力はあるものの、使い方を誤れば我が身を破滅させかねない諸刃の剣とも言えるカードであり、プレイヤーのプレイングが問われるカードでもある。 **相性の良いカード ・&bold(){[[E-HERO ダーク・ガイア]]} 悪魔族と岩石族との融合で生み出される融合モンスター。融合素材の攻撃力の合計で攻撃力が決まる効果を持つ。 高い汎用性と攻撃力を持つ岩石族であるため、気軽にイービルヒーローデッキに投入できる。 フィールドゾーンに覇王城がある場合、超融合で原始生命態トークンを融合素材にすることも可能。 ・&bold(){御影志士} レベル4モンスター2体という軽い素材で出せる岩石族のランク4エクシーズ。 エクシーズ素材を取り除いてニビルをサーチすることが出来る。 ・&bold(){クロノダイバー・リダン} ニビル同様EXTRA PACK 2019で登場したエクシーズモンスター。 リダンはモンスターを素材にしている場合、エンドフェイズまで除外する効果を持っているため、ニビルの巻き添えを食わない。更に、その後罠カードをエクシーズ素材にすればトークンを除去できるため相性がいい。 上記の御影志士と召喚条件が同じなので、この2枚をエクストラデッキに投入も可能である。 ・&bold(){[[シャドール]]} かつて環境を一世風靡した特殊召喚メタを持つ闇属性の融合テーマ。 ミドラーシュとの相性は最悪だが、シャドールモンスターは墓地へ送られるとなんらかの効果を発揮するためニビルでリリースした自分のモンスターの損失を取り戻すことが出来る。 また、下級モンスターはリバースモンスターで、基本裏側守備で出すため、巻き添えも喰らいにくい。 ちなみに光属性なのでネフィリムの素材になれる。 ・&bold(){[[ジェムナイト]]} 岩石族なのでシナジーが強く、ジルコニアやセラフィの融合素材にすることも出来る。 **余談 ・ニビル(英語: Nibiru)とは仮説上の天体のことで、太陽を非常に細長い楕円軌道で公転しているとされている。 また、ニビルは地球の4-5倍の大きさと20-25倍の質量、約100倍の密度を持ち、地球接近時に人類を滅亡させると言われている。 モンスターを全滅させる効果はここが由来だろう。 ちなみに、イラストには隕石が描かれているが、&bold(){ニビルはれっきとした惑星である。} ・イラストに描かれている隕石の内側には、何らかの生き物の爪や身体が見え隠れしている。恐らくこれが『原始生命態』で、ニビルが地面激突後に中から飛び出してくるのだろう。&font(l){[[ジェノバ>ジェノバ(FF7)]]か[[ラヴォス]]みたいだ。} ・実は『2019 Gold Sarcophagus Tin』の発売日が2019年8月30日。そして『EXTRA PACK 2019』は同年9月14日発売である。来日まで&bold(){2週間程度}しかかかっておらず、[[前例がないわけではないが>The Seal of Orichalcos/オレイカルコスの結界(遊戯王)]]、そのスパンの短さに多くの決闘者の度肝を抜いた。ちなみに同期に『ディメンション・アトラクター』と『冥王結界波』がある。&font(l){どうせなら炎星の新規や『Dream mirror』あたりも…と切望した決闘者も少なくない…はず} 追記・修正はニビルでフィールドを焦土に変えてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 項目開いて唐突に現れる親父ぃでだめだった -- 名無しさん (2019-09-17 22:35:45) - 「よく見ろ。除外に行ってもこんなに面白い殺戮ショーは見られんぞ」「ソリティアからの大量召喚などとその気になっていたおまえの姿はお笑いだったぜ」 -- 名無しさん (2019-09-17 22:39:00) - 「相手の場にだけモンスターがいる状況」が作れるのでトークンは壊獣でリリースしてしまえば楽に処理できる -- 名無しさん (2019-09-17 22:52:23) - あ、悪魔たん… -- 名無しさん (2019-09-17 23:12:53) - 日本じゃ発売から1週間経ってないけど、海外先行だから項目作成ルールクリアしてるのかな? -- 名無しさん (2019-09-18 00:27:07) - この手のカードで一番泣きを見るのは環境になれる実力も無い癖になまじ展開力が高いテーマだけなんだよな閃刀姫みたいに展開しなくても戦えるテーマに影響は期待出来んし -- 名無しさん (2019-09-18 04:33:18) - この手のカードで一番泣きを見るのは環境になれる実力も無い癖になまじ展開力が高いテーマだけなんだよな 閃刀姫みたいに展開しなくても戦えるテーマに影響は期待出来んし寧ろこのカードが出てしまったせいで今後の環境に「ニビルくらっても尚展開が余裕で可能」なテーマが産まれる可能性が出来てしまった -- 名無しさん (2019-09-18 04:35:41) - 原始生命第二ビルに見えて「なんて正気度下がりそうな建物だ…」って -- 名無しさん (2019-09-18 08:32:52) - というかニビルの情報が出た時点で、ドラゴンリンクはニビルを踏み越えて展開するルートが出来てた。禁止改訂でデッキが御臨終したが -- 名無しさん (2019-09-18 09:44:26) - 編集します -- 名無しさん (2019-09-18 09:52:42) - シャドールは相性いいがミドラーシュが立ってると出せないので注意 -- 名無しさん (2019-09-18 10:09:59) - 編集しました。冗長だったら再編集お願いします。あと編集するとコメントした後はコメントしないでほしかったです。編集競合になるので -- 名無しさん (2019-09-18 10:35:14) - ↑×5 どっかの生命保険会社の賃貸ビルかな? -- 名無しさん (2019-09-18 11:35:26) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/09/17 (火曜日) 22:21:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){モンケッソクカゲキカゲムシャキザンキザンキザンタイショウシエン…}} #center(){&font(#0000ff){ブルータンブルースラッグマンダリンシーエンジェルマンダリンコーラルアネモネ…}} #center(){&font(#000000){シュウマツディヴェルトロイメアガラテアクリマクスサーチ…}} #center(){&font(#ffdc00){マイニングドラゴネットユスティアイヴシュゴリュウユスティアハリファ…}} #center(){&bold(){&font(#994c00){いいぞ…その調子だ…。どんどん近付け、原始生命態ニビルよ…ふぅうふっふふwwふあーはぁーはぁーはーっwはあぁーはぁーはぁーはぁーはぁーはっwふぁっはっはっはぁーっww}}} #blockquote(){&bold(){原始生命態ニビル} 効果モンスター 星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。 自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。 その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。 このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。 この効果は相手ターンでも発動できる。 } **概要 原始生命態ニビルとは、[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に登場するモンスターである。 元々は海外の『&bold(){2019 Gold Sarcophagus Tin}』で追加された新規カードの1枚で、『&bold(){EXTRA PACK 2019}』で来日した。 相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズ限定だが、自分・相手フィールドの表側表示モンスターを&bold(){全てリリースし}、このカードを手札から特殊召喚できる。 [[壊獣>壊獣(遊戯王OCG)]]や[[ラヴァ・ゴーレム>溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム(遊戯王OCG)]]に近いリリース除去を行った上で自身を場に出すという豪快な効果を持つ。 周知の通り、リリースによる除去は大半の破壊耐性を無視することが出来る。 しかもほぼフリーチェーンであるため、相手が大量に展開してきた後にこのカードの効果を使うことで、盤面を崩壊させたり以降の展開を妨害したりすることができる等、 状況とプレイヤー次第では色んな妨害が可能。 特に2019年現在の環境では、1ターンにモンスターを5体以上展開することは当たり前のように行われており、このカードの登場は数多のデッキにとって大きな抑止力となる。 (マナーの範疇で)ニビルを握っているように振る舞えば、相手はこのカードを警戒してモンスターの展開を4体以内に収めてくる、かもしれない。 展開したモンスターの数を数えるだけでもブラフにはなる。 #center(){&bold(){&font(#b8d200){ニビル「お前たちがソリティアする意思を見せれば、俺はこのフィールドを破壊しつくすだけだぁ!」}}} #center(){&bold(){&font(#994c00){プレイヤー「いいぞぉ! 今のお前のパワーで相手モンスターをこの世から消し去ってしまえー!」}}} ……ただし、強い効果を持つカードには同じくらい強い制約が課せられているのが常であり([[一部例外があるが>処刑人-マキュラ(遊戯王OCG)]])、このカードも例外ではない。 一つ目はこのカードのリリース除去は自分のカードも巻き添えにしてしまうこと。 相手が先攻で展開してきた場合や劣勢でガラ空きになっているような状態はともかく、2ターン目以降はまず自分もモンスターを展開しているはずなので、ニビルを使う場合は多少なりともディスアドバンテージを負う覚悟をしなくてはならない。 もしくは墓地に送られた際、なんらかの効果を発揮するモンスターや蘇生カードがあると吉。 逆に言えば相手のモンスターを墓地に送ったつもりが、墓地で効果を発動し、リカバリーされてしまう可能性もありうるので要注意。 まあ今の環境ならば、自分のターンが回ってきていればある程度の妨害込みで展開していると思われるので、そういう場合はこのカードが必要なくなるだろう。 二つ目はニビルを召喚後、相手フィールドに原始生命態トークンを特殊召喚してしまうこと。 原始生命態トークンはニビルを特殊召喚する際にリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。 ニビル自身は攻撃力3000とブルーアイズクラスの攻撃力を持つが、仮にニビル召喚時にお互いの場に攻撃力1000以上のモンスターが3体以上いた場合、トークンの攻撃力はニビル本体をあっさりと上回る。 #center(){&bold(){&font(#b8d200){トークン「どこへいくんだ…?」}}} #center(){&bold(){&font(#994c00){プレイヤー「のおおぉううっ……自分のトークンに殺されるとは……これもデュエリストの定めか……」}}} ニビルもトークンも特殊召喚時の表示形式は指定されないため、お互いに守備表示で出せばこのターンにトークンによって殴り倒されることはないが、逆に返しのターンに処理出来ないと今度はこっちのライフが滅ぼされかねない。 一応ニビル本体も守備表示で出せるが、相手に自由を許してしまえば守備600のモンスターなど一瞬で吹き飛んでしまうだろう。 相手の場に出てきたモンスターが1体だけの場合など、使うタイミングを見誤ってしまうと逆に自分が痛い目を見てしまうため、ニビルの攻撃力を超えられてもいいよう、なんらかの除去手段は用意しておきたいところ。 また、ニビルとトークンを出すのは一連の流れであるため、センサー万別やエルシャドール・ミドラーシュが場にあるとそもそもリリースすることすら出来ない。 そして一部のデッキではトークン1体からでも再展開が可能なことも注意すべきだろう。 例えば【ドラゴンリンク】では《ドラコネット》スタートから《ギャラクシーサーペント》で《星杯の神子イヴ》をシンクロ、《星遺物の守護竜》をサーチ。 更に《水晶機巧-ハリファイバー》、《星杯の守護竜》、《ガード・オブ・フレムベル》と展開しておくことで((この時点で6体展開しているのでニビルの条件を満たす))、 ニビルを打たれてもトークンから《リンク・スパイダー》、墓地の《星杯の守護竜》から《ガード・オブ・フレムベル》を蘇生して《守護竜エルピィ》をリンク、《星遺物の守護竜》で《エルピィ》を動かして展開、とすることができる。 もちろんニビルを打たれなかったら《召命の神弓-アポロウーサ》をリンクしてニビル含む手札誘発をケアしながら《星杯の守護竜》で展開することができる。 3つ目は、あくまで「相手が5体モンスターを出したターンのメインフェイズ」であること。 大量に展開するソリティアデッキではなく、メタビートや[[閃刀姫>閃刀姫(遊戯王OCG)]]、オルターガイストのように1ターンでモンスターを多く出さないデッキに対してはニビルが出すことが非常に困難。 あまり対面する相手ではないが、デッキ破壊やエクゾディアには殆ど出番がないだろう。 また、ニビルのリリース効果は壊獣と違って&bold(){召喚のためのコストではないため}、ファイナルシグマやアルティメット・ファルコンのように「他のカード効果を受けない」モンスターをリリースして除去することは出来ない。 その場合は他のモンスターをリリースしてニビルを場に出すことになり、トークンもリリースしたモンスターのステータスを合計したものになる(サモンプリースト等リリース出来ないモンスターも同様)。 さらに効果を発動するタイプなので、上記の通り「モンスター効果を無効にできるモンスター」の前には手も足も出ない。 そういうモンスターの展開を許さないように立ち回らないといけないが、5回未満で展開されてしまったらどうしようもない。 壊獣との決定的な違いは ・リリースできる数 ・相手ターンでも出せるかどうか ・召喚するためのコストか否か ・発動する効果か否か である。 ちなみに、「他のカード効果を受けない」モンスターしか場にいない場合、ニビルの効果は発動できるものの、特殊召喚はできず手札に留まる。 総じて汎用性が高く、爆発力はあるものの、使い方を誤れば我が身を破滅させかねない諸刃の剣とも言えるカードであり、プレイヤーのプレイングが問われるカードでもある。 **相性の良いカード ・&bold(){[[E-HERO ダーク・ガイア]]} 悪魔族と岩石族との融合で生み出される融合モンスター。融合素材の攻撃力の合計で攻撃力が決まる効果を持つ。 高い汎用性と攻撃力を持つ岩石族であるため、気軽にイービルヒーローデッキに投入できる。 フィールドゾーンに覇王城がある場合、超融合で原始生命態トークンを融合素材にすることも可能。 ・&bold(){御影志士} レベル4モンスター2体という軽い素材で出せる岩石族のランク4エクシーズ。 エクシーズ素材を取り除いてニビルをサーチすることが出来る。 ・&bold(){クロノダイバー・リダン} ニビル同様EXTRA PACK 2019で登場したエクシーズモンスター。 リダンはモンスターを素材にしている場合、エンドフェイズまで除外する効果を持っているため、ニビルの巻き添えを食わない。更に、その後罠カードをエクシーズ素材にすればトークンを除去できるため相性がいい。 上記の御影志士と召喚条件が同じなので、この2枚をエクストラデッキに投入も可能である。 ・&bold(){[[シャドール]]} かつて環境を一世風靡した特殊召喚メタを持つ闇属性の融合テーマ。 ミドラーシュとの相性は最悪だが、シャドールモンスターは墓地へ送られるとなんらかの効果を発揮するためニビルでリリースした自分のモンスターの損失を取り戻すことが出来る。 また、下級モンスターはリバースモンスターで、基本裏側守備で出すため、巻き添えも喰らいにくい。 ちなみに光属性なのでネフィリムの素材になれる。 ・&bold(){[[ジェムナイト]]} 岩石族なのでシナジーが強く、ジルコニアやセラフィの融合素材にすることも出来る。 **余談 ・ニビル(英語: Nibiru)とは仮説上の天体のことで、太陽を非常に細長い楕円軌道で公転しているとされている。 また、ニビルは地球の4-5倍の大きさと20-25倍の質量、約100倍の密度を持ち、地球接近時に人類を滅亡させると言われている。 モンスターを全滅させる効果はここが由来だろう。 ちなみに、イラストには隕石が描かれているが、&bold(){ニビルはれっきとした惑星である。} ・イラストに描かれている隕石の内側には、何らかの生き物の爪や身体が見え隠れしている。恐らくこれが『原始生命態』で、ニビルが地面激突後に中から飛び出してくるのだろう。&font(l){[[ジェノバ>ジェノバ(FF7)]]か[[ラヴォス]]みたいだ。} ・実は『2019 Gold Sarcophagus Tin』の発売日が2019年8月30日。そして『EXTRA PACK 2019』は同年9月14日発売である。来日まで&bold(){2週間程度}しかかかっておらず、[[前例がないわけではないが>The Seal of Orichalcos/オレイカルコスの結界(遊戯王)]]、そのスパンの短さに多くの決闘者の度肝を抜いた。ちなみに同期に『ディメンション・アトラクター』と『冥王結界波』がある。&font(l){どうせなら炎星の新規や『Dream mirror』あたりも…と切望した決闘者も少なくない…はず} 追記・修正はニビルでフィールドを焦土に変えてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 項目開いて唐突に現れる親父ぃでだめだった -- 名無しさん (2019-09-17 22:35:45) - 「よく見ろ。除外に行ってもこんなに面白い殺戮ショーは見られんぞ」「ソリティアからの大量召喚などとその気になっていたおまえの姿はお笑いだったぜ」 -- 名無しさん (2019-09-17 22:39:00) - 「相手の場にだけモンスターがいる状況」が作れるのでトークンは壊獣でリリースしてしまえば楽に処理できる -- 名無しさん (2019-09-17 22:52:23) - あ、悪魔たん… -- 名無しさん (2019-09-17 23:12:53) - 日本じゃ発売から1週間経ってないけど、海外先行だから項目作成ルールクリアしてるのかな? -- 名無しさん (2019-09-18 00:27:07) - この手のカードで一番泣きを見るのは環境になれる実力も無い癖になまじ展開力が高いテーマだけなんだよな閃刀姫みたいに展開しなくても戦えるテーマに影響は期待出来んし -- 名無しさん (2019-09-18 04:33:18) - この手のカードで一番泣きを見るのは環境になれる実力も無い癖になまじ展開力が高いテーマだけなんだよな 閃刀姫みたいに展開しなくても戦えるテーマに影響は期待出来んし寧ろこのカードが出てしまったせいで今後の環境に「ニビルくらっても尚展開が余裕で可能」なテーマが産まれる可能性が出来てしまった -- 名無しさん (2019-09-18 04:35:41) - 原始生命第二ビルに見えて「なんて正気度下がりそうな建物だ…」って -- 名無しさん (2019-09-18 08:32:52) - というかニビルの情報が出た時点で、ドラゴンリンクはニビルを踏み越えて展開するルートが出来てた。禁止改訂でデッキが御臨終したが -- 名無しさん (2019-09-18 09:44:26) - 編集します -- 名無しさん (2019-09-18 09:52:42) - シャドールは相性いいがミドラーシュが立ってると出せないので注意 -- 名無しさん (2019-09-18 10:09:59) - 編集しました。冗長だったら再編集お願いします。あと編集するとコメントした後はコメントしないでほしかったです。編集競合になるので -- 名無しさん (2019-09-18 10:35:14) - ↑×5 どっかの生命保険会社の賃貸ビルかな? -- 名無しさん (2019-09-18 11:35:26) - 先行制圧盤面などと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ -- 名無しさん (2019-09-18 15:36:35) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: