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蒸機公演 クロックワークメモリー - (2021/10/17 (日) 15:00:04) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2021/10/17 (日) 15:00:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約20分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#size(16){
&font(i){起動……ログ確認。}
&font(i){sic/transit/gloria/mundi}
&font(i){......ok.}
&font(i){――停滞の時代。}
&font(i){蒸気、蒸気、蒸気。}
&font(i){私にとっての世界は蒸気でした。}
&font(i){熱い蒸気に煙る、管理機械都市。}
&font(i){けれど、私たちの心は冷たく乾いて――}
&font(i){……訂正。}
&font(i){温かい心。それは、確かに存在していました。}
&font(i){それは、あの人の――。}
}
#center{
}
#size(18){&font(#994c00,#eeaa00,b){おっ、動いた動いた。もう無理かと思ってたよ~}}
都市管理機構に追われる&bold(){スチーム・ドク}、&font(#994c00,#eeaa00,b){ヨーコ}
#size(18){
&font(#994c00,#eeaa00,b){それじゃ、『ヤスハ』って名前はどう?}
&font(#994c00,#eeaa00,b){大昔に失われた言語で、緑の葉っぱがゆったりと生い茂る様子を表している……だったかな? 素敵な言葉だと思わない?}
#right{
&font(#008cff,#dddddd,b){……すみません。よく理解できません}
#size(14){廃棄され、彼女に修理された&bold(){&ruby(オートマトン){自動人形}}、&font(#008cff,#dddddd,b){ヤスハ}}
&font(#008cff,#dddddd,b){初めて見る物体です。金属ともプラスチックとも違うようですが……}
}
#center{#size(14){
ダクトと歯車に覆われた蒸気都市で出会った、人間と機械
}}
&font(#994c00,#eeaa00,b){それはね~『種』っていうの。育つと、中から花が出てくるんだって}
&font(#994c00,#eeaa00,b){……ねぇ。見たい? 花}
#right{
&font(#008cff,#dddddd,b){あ……はい。気になります}
&font(#008cff,#dddddd,b){こんなこと、本来、私のエゴチップに存在しないはずなのに……}
}
&font(#994c00,#eeaa00,b){よしっ! それじゃ行こっか……『ヤスハ』!}
#right{
&font(#008cff,#dddddd,b){は……はいっ!}
&font(#008cff,#dddddd,b){えっと、行くとは?}
}
&font(#994c00,#eeaa00,b){花、咲かせに行こっ♪}
#center{#size(14){
鉄と蒸気の向こう、&font(#eeaa00,b){『地上』}を目指す物語が始まる――
}}
&font(#afdfe4,#994c00,b){ったく、秒で片づけんぞ! そっちもサボんなよっ!}
#size(14){蒸気都市に叛逆する&bold(){『レジスタンス』のリーダー}、&font(#afdfe4,#994c00,b){ナオ}}
&font(#afdfe4,#994c00,b){すっげぇ広くて、空? があって、太陽とか星ってのが見える……らしい}
&font(#994c00,#eeaa00,b){ふふっ。あるよ。地上はちゃんとある}
&font(#994c00,#eeaa00,b){とても広くてね、素敵な場所……}
#right{
&font(#eeaa00,#444444,b){&ruby(コールド){燃え滓}}
&font(#eeaa00,#444444,b){最低限の市民ランクすら持たない、未登録のクズですね}
#size(14){蒸気都市を統べる&bold(){&ruby(スチームプライム){主席蒸貴官}}、&font(#eeaa00,#444444,b){ユカ}}
&font(#eeaa00,#444444,b){『逆らうなかれ』ではありません。『従う者だ』と存在を規定するのです}
}
&font(#994c00,#eeaa00,b){なら、私は従わない者だね。蒸気も、心も、自由なものだから}
#right{
&font(#afdfe4,#994c00,b){生きろよ、絶対! でなきゃ……泣くぞ!}
}
&font(#a000d0,#ffdc00,b){この連中は、まだ眼に光が残ってる。善良な市民サマとは違ってな}
#center{#size(14){交錯する思惑}}
&font(#008000,#afdfe4,b){やっぱりもう、撤退するしか……}
&font(#808080,#ffdc00,b){いいえ、先へ進むのよ。私たちが倒れようと、貴方だけでも……!}
#right{
&font(#008cff,#880000,b){自由を求める意志の力を、侮らないでね}
&font(#ff7800,#ffdc00,b){ちゃんとわかってるよ。一人前の兵士なんだから!}
}
&font(#994c00,#eeaa00,b){やれやれ。一度は、自分で捨てたものなんだけどな}
&font(#008cff,#dddddd,b){一緒に行きましょう、地上へ。花を咲かせるために!}
#right{
&font(#eeaa00,#444444,b){セントラル・エンジン、出力全開! スチーム・ユカァァァッ!!}
}
#center{#size(14){戦火に包まれる都市}}
&font(#994c00,#eeaa00,b){これはね、夢を叶えた代償……ううん。罰、かな}
#right{
&font(#eeaa00,#444444,b){夢の結末には、満足しましたか}
}
&font(#008cff,#dddddd,b){私には、ヨーコさんから受け継いだ教えが、夢があります}
#center{
#size(14){約束の地で、彼女たちが見るものは――}
&font(#994c00,#eeaa00,b){ヤスハ……}
}}
#center{
#size(36){
&font(#afdfe4,#994c00,b){蒸機公演}
&font(#ffdc00,#994c00,b){クロックワークメモリー}
}
&font(#994c00,#ffdc00,b){LIVEツアーカーニバル}
#size(28){2018年10月17日、開演}
#size(18){&font(#008cff,#dddddd,b){あなたはまだ、こんなにも温かいじゃないですか}}
CAST
ヤスハ/岡崎泰葉 ヨーコ/斉藤洋子 ナオ/神谷奈緒 ユカ/中野有香
}
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&link_up(△)メニュー
&link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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#include(テンプレ3)
#center(){#size(18){
今回の公演、舞台は蒸気のディストピア!
思想まで管理された都市を、アイドルが疾駆するスチームパンク・アクション!
あのアイドルは、蒸気効果で美肌も絶好調!
相棒の自動人形役には、若さに似合わぬ芸歴を誇るあのアイドル!
管理者に抗うレジスタンスと共に、夢を求めてひた走る。
その夢を阻まんと立ちはだかるのは、恐るべし鋼の拳……!
スチームのとばりを抜け、パンクを貫き、
約束の地でアイドルたちは何を見るのか――
}}
*■もくじ■
#contents()
*■概要■
&font(#afdfe4,#994c00,b){蒸機公演}&font(#ffdc00,#994c00,b){ クロックワークメモリー}とは、[[『アイドルマスター シンデレラガールズ』]]で2018年10月17日~10月25日に開催されたイベント&bold(){「LIVEツアーカーニバル」}のタイトルである。
アイドル達が劇中劇を演じるイベント「LIVEツアーカーニバル」の第29回目((第4回目までは、前身となる「アイドルLIVEツアー」同様、海外でのライブや季節イベントを行っていた))。
これまでと同様、イベント開始から1日ごとにアイドル達が演じるストーリーが更新される全8話(+サイドストーリー1話)構成。
中間/最終ランキングの発表が行われる4日目と最終日翌日には、演者のアイドル達による楽屋トークを見ることができる。
今回のテーマは&bold(){『[[スチームパンク]]』}。
コメディタッチの作風が多かったこれまでの公演とは打って変わる、&bold(){シリアスでハードなストーリー}。
主演・助演・脇役の隅々にまで、演ずるアイドル達と深く結びつく&bold(){活き活きとした配役}。
作中では語られないバックストーリーを匂わせる&bold(){重厚な世界観}など、様々な要素が歯車のように嚙み合った結果、
2011年リリースという半ば時代遅れの携帯ゲームの1イベントである『蒸機公演』のタイトルが&bold(){Twitterのトレンドに乗るレベルの大反響となった}。
*■報酬カード■
-SR[芽生えし光]岡崎泰葉:最終ランキング上位報酬
-SR[フィアレスメカニック]斉藤洋子:イエローメダルチャンス上位景品
-R+[プラウドレジスタンス]神谷奈緒+:ステージ3HARDクリア報酬、イエローメダルチャンス・エクストラ景品
-R+[レジームカヴァナー]中野有香+:イエローメダルチャンス景品
-復刻SR[ふぁいと一発]三船美優:中間結果300位報酬
*■ストーリー■
地中深く、蒸気の力で人の営みの全て――その思考さえもが管理・統制された地下機械都市。
危険思想の持ち主として都市管理機構に追われるヨーコは、追跡から逃れる最中に、クズ鉄エリアの片隅に廃棄された1機のオートマトンを発見する。
そのオートマトンを彼女は拠点へ持ち帰り、修理を試みた。
&font(#994c00,#eeaa00,b){やった、エゴチップが生きてる! この子、まだ心が残ってるんだ♪}
そして目覚めたオートマトンに、ヨーコは&font(#008000,b){『緑の葉っぱがゆったりと生い茂る様子』}という意味の、今は失われてしまった言葉――『ヤスハ』と名付ける。
一面を緑が生い茂り、美しい花が咲く……きっと、そういうものなのだと。
&font(#008cff,#dddddd,b){葉っぱ、生い茂る、花、咲く……すみません、よく理解できません}
そう告げるヤスハに、ヨーコは小さな袋と、その中の&font(#008000,b){『種』}を見せる。
曰く、『種』を育てると&font(#ff69b4,b){『花』}になるらしい。
曰く、蒸気都市の悪環境下では、『種』は育たないらしい。
興味深く手のひらの上で『種』を観察するヤスハに、ヨーコが咳き込みながら問いかける。
&font(#994c00,#eeaa00,b){……ねぇ。見たい? 花}
『花』が咲く場所――&font(#eeaa00,b){『地上』}を目指す、二人の物語が始まった。
*■メインキャスト■
-ヤスハ(演:[[岡崎泰葉]])
&font(#008cff,#dddddd,b){友情、インプット完了。夢、インプット完了。バックグラウンド解析を続けます……}
蒸気都市下層の片隅、&bold(){『クズ鉄エリア』に廃棄されていた保安用&ruby(エンフォーサー){執行官}ユニット}。エゴチップに刻まれたシリアルナンバーは&bold(){『OKZ-0716』}((「OKZ」は岡崎、「0716」は泰葉の誕生日である7月16日からか))。
ヨーコに拾われ修理されるも、一度廃棄されていたためか第一任務などの基礎情報が損失。初回起動フローに従いヨーコを主人としようとするが、堅苦しい関係を嫌うヨーコの望みから、彼女の&font(#ffb74c,b){『友達』}となった。
旧式の&ruby(オートマトン){機械人形}であり、現行のOKZ型エンフォーサーと比較すると戦闘力・統率力に乏しいが、&u(){&ruby(セントラル・エンジン){中央演算母}から独立した思考・行動が可能}という特徴を持つ。
廃棄されていただけあって武装の類は何も所持していないが、ヨーコから&bold(){蒸気戦闘術『スチーム=テ』}の指導を受け、都市管理機構と戦うことに。
初めはオートマトンらしく冷静で感情の変化に乏しいが、ヨーコとの出会い、レジスタンスの仲間との交流、都市管理機構との戦いの中で、徐々にその心を成長させていく。
&font(#eeaa00,b){『地上』}、&font(#ff69b4,b){『花』}、&font(#008000,b){『種』}、&font(#ff0000,b){『心』}、&font(#ffb74c,b){『友情』}、そして&font(#b8d200,b){『夢』}。
機械仕掛けの心に様々なものを学び、刻み、そうしてたどり着いた先で、彼女が選んだ道とは――。
演ずる[[岡崎泰葉]]は、元有名子役のクールアイドル。
「私は人形じゃない……!」という彼女の有名なセリフの通り、これまでの人生を芸能界という清濁入り混じった世界で『大人達にとって都合のいい子供』として過ごした彼女にとって、
&bold(){『都市管理機構に作られ、廃棄され、拾われたオートマトン』という今回の役柄は、彼女の来歴のメタファーであり、人生の追体験とも言える。}
泰葉自身もそのことは意識しているようで、シンデレラガールズ劇場1177話では、この役に対する彼女の想いを語っている。
イベント前に公開されたあらすじの時点で泰葉が主演を務めることは多くのPが察しており、長く彼女の担当をしてきたPたちは、
「初期の、まだアイドルという世界に馴染んでいない頃の泰葉を思い出す」ということで、現在の泰葉の成長をしみじみと実感していたようだ。
&font(#008cff,#dddddd,b){『この小さな粒が、花の素? 理解不能……。けれど、私は……その花が咲く姿を見たい』}
&font(#008cff,b){……これから彼女は、色々な人やモノと出会うのでしょうね。……どうしてかな?私、とても親しみを感じます……}
-ヨーコ(演:[[斉藤洋子]])
&font(#994c00,#eeaa00,b){えへへ、ヨーコおお姉さんの魅力には、オートマトンも夢中ってことなのさ♪}
『クズ鉄エリア』に居を構える、&bold(){自称「蒸気義体も生身もなんでもござれ」のスチームドク}。
市民ランクを自ら捨てた&bold(){『&ruby(コールド){燃え滓}』}と呼ばれる異分子であり、市民時代のコードは&bold(){『ヨーコ・SY=10』}((SYは斉藤洋子のイニシャル。SY=10→斉藤とも読める))。
危険思想の持ち主として都市管理機構にマークされており、蒸気都市をしょっちゅう騒がせているらしく、下層市民の間ではスチームドクとしての腕前と合わせてちょっとした有名人である。
美肌自慢の陽気な性格で、仄暗い地下都市の中でも&u(){&font(#eeaa00,b){『地上』}の夢を語る生粋のロマンチスト}。しかしその言動はどこか意味深であり、夢想家としての一面の裏に、冷え切った何かを感じさせる。
市民ランクを捨てたとはいえ、一下層市民でありながら&bold(){蒸気戦闘術『スチーム=テ』の達人}であり、ナオとヤスハ、そして敵対するユカの師でもあるなど謎が絶えない人物。
近頃は何か病を患ったのか、会話の端々で咳き込む様子が見られる。
彼女が蒸気都市の片隅で廃棄されていたヤスハを発見したところから――あるいは、それよりももっと昔から、この物語は始まった。
願わくば、彼女が描く&font(#b8d200,b){『夢』}の先が、健康的なものでありますように。
演ずる[[斉藤洋子]]は、美肌と健康が自慢のパッションアイドル。
半身浴やサウナを趣味として公言する彼女は、ある意味では今回のキャストの中で最も『蒸気』と縁深い。
彼女の美肌と健康を支える蒸気は、この公演では&bold(){都市管理機構による支配の象徴であり、自由を求める人の意志の象徴}として描かれる。
とにかく明るくパッション全開といった普段の彼女。あらすじでは「蒸気効果で美肌も絶好調!」などと書かれている。
しかし、実際の作中のヨーコは、蒸気の支配から逃れるために動き、表層の明るさの裏に大きな影を隠し、不穏なまでの不健康が際立つ。
一見では普段通りの&font(#994c00,b){『斉藤洋子』}でありながら、何もかもが対照的な&font(#994c00,#eeaa00,b){『ヨーコ』}を、彼女なりに考え、解釈し、懸命に演じる。
&font(#994c00,#eeaa00,b){『お、いらっしゃい! いいところに♪ 入荷したてのスチーム・ボディ、試してみない?今なら美肌コーティングもサービス中!』}
&font(#994c00,b){……うん、わかってきたよ、ヨーコ。あなたが何を思い、生きる子か。全力で演じるね!}
-ナオ(演:[[神谷奈緒]])
&font(#afdfe4,#994c00,b){ヨーコさんの食料と、それとオートマトン用のオイルと……へへっ、あれこれ調達しないと♪}
都市管理機構の支配に抗うべく活動する&bold(){『レジスタンス』のリーダー}。
口調こそ乱暴で荒っぽいが、情に篤く面倒見がよく、[[褒められると照れながら怒る愛されタイプ>ツンデレ]]。&s(){つまるところいつもの奈緒である。}
ヨーコの教え子の一人であり、彼女から学んだ&bold(){『スチーム=テ』}と、手にした長銃を武器として戦う。相対したエンフォーサーによると、&bold(){その戦闘術レベルは『ブラックベルト・オーバー』}であるとか。
昔からヨーコが語る夢物語を聞かされて育ったため、&font(#eeaa00,b){『地上』}への憧れは人一倍強く、ヨーコとヤスハにレジスタンスが協力する対価として、二人と共に&font(#eeaa00,b){『地上』}へ向かうこととなる。
オートマトンであるヤスハに対しては、量産機と同じその外見からか怪訝な眼を向けていたが、戦いの中で彼女のヨーコへの想いを感じ、共に並ぶ仲間として認めるように。
ヨーコが説いた&font(#eeaa00,b){『地上』}の夢は、ナオのみならず、レジスタンス全体にとっても一つの希望となっていた。
ヨーコとヤスハ。二人が描く夢の結末を、彼女は見届けることになる。
演ずる[[神谷奈緒]]は、ツンデレ気味のもふもふクールアイドル。
所謂オタク的な隠れ趣味を持つ彼女。今回の役に対しては「これが、スチームパンク……! 好きだぁ~!」と思わず震えるほどに喜んでいるようで、
彼女の担当をしてきたPからは&bold(){「間違いなくノリノリで演じてる」「台本だけでうずうずしてそう」}などと温かい眼差しを送られていた。
役柄としてはまあ概ねいつも通りの奈緒だが、いつも通りには程遠いディストピアの中では、彼女の安心感が一つの清涼剤となる。
そして役柄と本人が近いということは、そのセリフもまた他の役者たちとは違った重みを持つことになる。
&font(#afdfe4,#994c00,b){『アンタ、都市管理機構に追われてんのか? なら、あたしらの仲間だ! ついて来いよ!』}
&font(#afdfe4,b){へへっ、レジスタンスのリーダーか。いい役ありがと、○○さん! カッコイイとこ、期待してくれていいからな!}
余談であるが、奈緒はこの公演のおよそ1年後に発表された8周年特別企画『Spin-off!』においても、「体制に歯向かう叛逆者」の役を演じている。
出演作がヒットすると似たような役がよく来るようになる現象か。
-ユカ(演:[[中野有香]])
&font(#eeaa00,#444444,b){我々のダクトは、遍く蒸気都市を覆い尽くしています。全てを見張り、全てを縛る。……そういうことです}
都市管理機構の頂点、&ruby(セントラル・エンジン){中央演算母}と直結し&bold(){蒸気都市を統べる&ruby(スチームプライム){主席蒸貴官}}。
市民ランクを持たないヨーコをクズと断じる傲岸不遜で高圧的な人物であり、蒸気的思考を人々に強制する冷酷非情な管理者。
&font(#ff0000,b){『自由』}&font(#b8d200,b){『夢』}&font(#eeaa00,b){『地上』}などといった&font(#ff0000,#444444,b){叛逆的な単語}は、&u(){彼女たち都市管理機構の手によって辞書から抹消されてしまっている。}
&bold(){蒸気戦闘術『スチーム=テ』}を極めており、その戦闘力はヨーコを単独で制圧できるほど。
手足たるエンフォーサーを引き連れ、ヤスハたちと幾度となく抗戦することとなる。
かつて彼女の師であったというヨーコ曰く、以前は善良で快活な少女だったらしいが、その面影はもはや見当たらない。
ヨーコからそのことについて言及された場合も&font(#eeaa00,#444444,b){「そのような記録は私のメモリに存在しません」}と、どこか機械的な答えを返す。
人の身から人たるものを削ぎ落し、残された&font(#ffffff,#222222,b){冷たい鉄の拳}と、&font(#ffffff,#994c00,b){無機質なモノクル}の向こう側に、彼女は何を感じるのか。
演ずる[[中野有香]]は、可愛いを目指す空手家キュートアイドル
常日頃から礼儀正しくも不器用でな彼女だが、今回の役はそれとは凡そ真逆である冷徹な支配者。
&s(){有香の高圧的な演技に、一部のPは何かに目覚めたとかなんとか。}
しかしそれでいて、セリフの端々や彼女の立ち振る舞いには、確かに&bold(){『中野有香らしさ』}が残っていると感じられるだろう。
武を志した者に根付く『義』の心。
『ユカ』のどこかに残るそれを探し出し、ファンのために、プロデューサーのために、そしてこの役のために演じる。
&font(#eeaa00,#444444,b){『秩序あれ。市民諸君、毎時毎分毎秒を規定通りに生きなさい。それが都市管理機構の意志です』}
&font(#444444,b){武とは異なる、冷たい厳しさですね。しかし、それもまたひとつの義。貫き演じてみせましょう!}
なお、公演の幕間では演技とはいえ高圧的な振る舞いをしてしまっていることについて、律義にも洋子たちに謝罪している。
-エンフォーサー
&font(#222222,#dddddd,b){否定。 『我々』ハ都市ニ偏在シマス}
蒸機都市の全域をパトロールする新型のOKZ型オートマトン。
『エンフォーサー・エリート』なる上位機体も存在しており、いわば量産戦闘員的なキャラクター。
感情や自我といった個の概念が薄く、&ruby(セントラル・エンジン){中央演算母}により遠隔制御されており、統率された戦闘行動でレジスタンスの行く手を阻む。
『エンフォーサー・ユニット』『&ruby(エンフォーサー){執行官}』といった表記も存在することから、エンフォーサーという名前自体は警邏・戦闘などを行う役職名のようなもののようだ。
外見は概ねヤスハと同一だが、衣装の配色が異なる((ヤスハと比較すると、通常個体は金属部分が銀色でランプが黄色。エリート個体は金属部分及び布地の色が通常個体より暗く、ランプが赤色である。))他、[[目のハイライトが存在しない>レイプ目]]。
たとえ同じシーンでヤスハが登場していても遠慮なく大量に登場するため、シリアスな世界観を補強する存在でありながら若干シュールな印象を受けるが……
-スチームユカ
&font(#994c00,#aaaaaa,b){全ダクト切替……都市蒸気集中……殲滅モード起動……標的『ヨーコ』}
都市管理機構の切り札であり、&font(#994c00,#aaaaaa,b){蒸気仕掛けの神}とも呼ばれる&bold(){人型の超巨大蒸機}。
都市中の蒸気を集中させた強大なパワーと&bold(){『蒸気砲』}なる武装により反逆者を蹂躙する文字通りの決戦兵器。
ユカが直接搭乗して戦闘を行う他、ある程度の自我を備えており自律行動も可能。
重厚で無骨なロボットだが、丸っこいフォルムと二カッとした笑みを浮かべる口元がどことなくキュート。ちなみに敵としての属性もキュート。
黒帯を締めていたり、頭の左右にツインテールらしきパーツがあったりと、どことなく有香を思わせるデザインになっている。
*■出演アイドル■
ライバルユニットとして出演するアイドル達。(出演者の重複するユニットは省略)
-ステージ1~2 「地下都市・下層」
#region
-善良な下層市民 (演:[[古澤頼子>古澤頼子(シンデレラガールズ)]]/[[松永涼]])
&font(#800080,b){今日は騒がしいですね……。事件でもあったのでしょうか?}
&font(#008000,b){気にする必要はないさ。大方、いつものクズ鉄ドクターの仕業だろ?}
蒸気都市の下層に住む一般市民たち。クズ鉄ドクターの奇行は彼らにとっては日常茶飯事のようで、毎度騒ぎを起こすレジスタンスにはあまり良い印象がないらしい。
異端分子に厳しい都市管理機構だが、素直に従っている分には、そこまで問題はないのかもしれない。
-ジャンクヤードの無法者 (演:[[一ノ瀬志希]]/[[キャシー・グラハム]])
&font(#ff69b4,b){にゃっほーい!残念だったね、ここはあたしたちの縄張りだー!}
&font(#ffdc00,b){通りたかったら通行料……有り金全部、払ってもらおうかねぇ!}
下層を縄張りとする荒くれ者たち。
無法地帯には無法地帯の礼儀があると語り、通行料をせびってくるが、どうやらヨーコには何らかの恩があるようで……?
-蒸留亭の看板娘 (演:[[相原雪乃]]/[[有浦柑奈]])
&font(#994c00,b){今日は蒸気の巡りがいいみたい。まろやかに仕上がりましたわ}
&font(#ff7800,b){蒸気に煙る世界でも、澄んだ心は忘れずに。さぁ、乾杯です!}
来るもの拒まずのクズ鉄エリアの憩いの場「蒸留亭」の店員たち。
下層市民特有のしたたかな根性で、荒事も厄介毎も飲み乾して、退屈で有意な日々を懸命に生きている。
-終末を告げる者トモ (演:[[藤居朋]])
&font(#0000ff,b){市民よ、よく聞け!将来この蒸気都市は終焉を迎えるであろう!}
往来で何やら物騒な予言を語る女性。
予言の根拠は自分の勘だそうだが、信憑性ははたして……?
-蒸機工師ミヨ (演:[[原田美世]])
&font(#ff0000,b){ヨーコ、ちょうどよかった!新作の稼働実験に付き合ってよ~!}
スチームヴィークルを製作しているクズ鉄エリアの蒸機工師。
今回の新作「スチームヴィークル・HRD34型」は前作に比べ相当にスペックアップしているようだが、ヨーコはもっと面白いものを見つけたと語り……
-偉大なる冒険家ヘレン (演:[[ヘレン>ヘレン(シンデレラガールズ)]])
&font(#008cff,#d0bbd0,b){不可能だと、皆が言ったわ。だからこそ前に進む、それがヘレンよ!}
探求心のままに突き進み、危険思想のレッテルすらものともしない冒険家。どうやら彼女もまた『地上』を目指しているようだ。
しきりにヘレンの名を口にするが、もしかするとこの蒸気都市にも『ヘレン』の概念が継承されているのだろうか……?
#endregion
-ステージ3~4 「レジスタンス基地」
#region
-さすらいの踊り子コンビ (演:[[大西由里子]]/[[杉坂海]])
&font(#ff7800,b){こんな湿っぽい街にいても、夢は抑えられないんだわ……マジで}
&font(#008000,b){淀んだ空気の底にいたって、心にはきっと風が吹くからさ♪}
歌と踊りで生計を立てる踊り子たち。都市管理機構の人間も彼女たちを見に来るほどのアイドル的存在である一方で、それを利用した諜報活動も行っている。
なお、お偉いさんの前で[[禁断の愛の物語>やおい]]を披露して投獄されかけたことがある模様。
-弱気な見張り兵モリクボ (演:[[森久保乃々]])
&font(#008000,#afdfe4,b){ひぃ!びっくりした……お疲れ様です、ちゃんと見張りやってます……}
レジスタンスのアジトを守る見張り役の銃士。
レジスタンスに所属してこそいるものの、どちらかというと平穏に暮らしたいようで……
-血気盛んなブシドーガール (演:[[脇山珠美]]/[[愛野渚]]/[[浜川愛結奈]])
&font(#0000ff,b){管理機構のオートマトンなど、我々にかかれば敵ではありません!}
&font(#ffb74c,b){決起の時は近いよ!戦いに備えて、武器の手入れは念入りにね!}
&font(#ffdc00,b){下層の果てで見つけたお宝よ。奴らにとっても、未知の力よね!}
大昔の遺産であるという「ブシドー」を手に戦う三人。
元々は蒸気都市のはぐれものだったらしく、自分たちを拾ってくれたナオには大いに感謝しているようだ。
-市場を牛耳る商会長ツカサ (演:[[桐生つかさ]])
&font(#a000d0,#ffdc00,b){アンタらは未来に、アタシはアンタらに夢を見た。……裏切ってくれんなよ?}
レジスタンスに物資を流す協力者。
商会長という立場故か、人を見る目に自信があるようで、眼に光を残しているというレジスタンスに希望を託した。
-歴戦の銃士・ツインリボルバー (演:[[伊集院惠]]/[[高峯のあ]])
&font(#808080,#ffdc00,b){自由を求め、彷徨い続けた二人の旅も、ようやく終わるのね……}
&font(#e088e0,#afdfe4,b){終わりではない。無限の大地へ歩みだす、新たな旅の始まり……}
拳銃に魂を預け、地上を夢見る二人の銃士。
これまで倒れていった仲間たちのためにもと、都市管理機構と闘う意思を燃やしている。
#endregion
-ステージ5~6 「地下都市・最上層」
#region
-戦場を駆ける蒸気ナース (演:[[赤城みりあ]]/[[及川雫]])
&font(#ff7800,b){もー、暴れないでよ~っ!ミリアたちのお仕事が増えちゃう!}
&font(#ffb74c,b){でもたくさん働けるのは、嬉しいですねー♪張り切りましょー}
癒しの蒸気で兵士たちを治療する衛生兵らしき二人。
管理機構に忠実でこそあるものの、傷ついたレジスタンスの兵士にも手を差し伸べるなど、あくまで人命を第一に活動しているようだ。
-兵器開発ラボラトリ (演:[[土屋亜子]]/[[野々村そら]]/[[成宮由愛]])
&font(#994c00,b){レジスタンスの一斉蜂起?待ってたで!アタシらの力、見せる時やな!}
&font(#ffdc00,b){ここは下層市民が来ていい場所じゃないっ!げっとあうと☆}
&font(#afdfe4,b){さもないと……新作兵器の的にしちゃいます。痛いですよ……?}
予算獲得のために新兵器を惜しみなく投入する、若干マッド気味な科学者たち。
新型蒸機装エンフォーサーやまだ見ぬ秘密兵器など、多数の兵器でレジスタンスを相手取る。
-次席蒸貴官ミズキ (演:[[川島瑞樹]])
&font(#0000ff,b){蒸気の恵みは、こんなにも素晴らしいのに……わからないの?}
次席蒸貴官を冠する都市管理機構の幹部。
事実上のナンバー2に位置するのか、ユカの手を煩わせまいとレジスタンスの前に立ち塞がる。
-ベテラン狙撃手とルーキー兵 (演:[[小松伊吹]]/[[工藤忍]])
&font(#ff7800,#ffdc00,b){敵にも手練れがいるみたい。ならアタシたちの出番だね、シノブ先輩!}
&font(#008cff,#880000,b){あぁ…夢見るレジスタンス共に、厳しい現実を見せつけてあげよう}
新人らしい垢抜けなさが目立つイブキに、どこか達観したベテランのシノブというコンビの銃士。
下層民の考えを理解できないイブキに対して、シノブはある忠告をするが……
#endregion
-ステージ7~8 「&u(){&color(white){汚染された地上}}」
#region
-ヴェノムプランツ (演:[[星輝子]]/[[白菊ほたる]]/[[日下部若葉]])
&font(#ff69b4,b){やぁ、初めまして……そして、お久しぶりだな、人類……。フヒヒッ}
&font(#afdfe4,b){私たちは、旧文明の忘れ形見……荒野で懸命に生きてきました……}
&font(#008000,b){大きく成長するどころか、細々と生き延びるのが精いっぱい……}
地下の人類とはまた違う道を辿り、植物と掛け合わせることで耐毒性を得た人類の生き残りたち。
このまま世界の終わりを見届けるか、ヤスハたちがこれから何を成すか。自分たちの生きた意味を求め、ヤスハたちの前に顔を出した。
-メモリー・オブ・ジ・アース (演:[[上田鈴帆]])
&font(#00ff00,#008cff,b){信じてほしか……。この星と人類の歴史が、この先も続くことを……}
世界の終わりを前にして姿を現した星の化身「大いなる意思」。
果てしなく栄え、そして自ら滅びた人類を、愚かしくも愛しい存在として愛していた。
#endregion
-遺物探索チーム (演:[[大和亜季]]/[[相馬夏美]]/[[安斎都]])
&font(#008000,b){リーダーのナオ殿から通信!……ううむ、電波状況が悪いですな}
&font(#ffb74c,b){何かあったのかしら、彼女なら、心配は要らないと思うけど……}
&font(#ff0000,b){そろそろアジトに戻り……あれ?このエレベーター、下るだけですよ!}
蒸気都市下層の遺跡で探索を行う三人チーム。本作のサイドストーリー枠。
上層でナオたちが戦っている間、どうやら前人未到の領域にまで足を踏み入れてしまったようだが……彼女らの活躍が、物語の結末を大きく変えることとなる。
#center(){
#size(18){
&font(#994c00,#eeaa00,b){綺麗だね……}
&font(#008cff,#dddddd,b){はい……!}
&font(#008cff,#dddddd,b){ここが地上。}
&font(#008cff,#dddddd,b){私たちの……世界です……!}
}}
追記・修正は地上に花を咲かせてからお願いします。
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