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全角チルダと波ダッシュ - (2021/11/30 (火) 11:34:19) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2021/11/30 Tue 09:19:09
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&font(150,red){~} vs &font(150,blue){〜}}
目次
#contents
*【概要】
全角チルダと波ダッシュとは、範囲を示すアレな記号である。
他にも罫線や長音、漫画的表現まで幅広く使われる。
- -32768 ~ 32767
-[[なるべく「2018年現在は~」や「バージョン〇〇では~」のような表現を使いましょう>編集時のルール]]
-[[妖精村殺人事件 こしみのは見ていた!~すね毛は死の香り~>キタキタおやじ]]
-[[うまかったぜぇ~~~~~~ 一気に二百人をよォ~~~~~~~~>衾(うしおととら)]]
こんな感じ。
全角チルダはキーボード上の日本語「へ」にあるそれをShiftと一緒押せば出せるし、「から」などで変換できる。
波ダッシュはIMEでは「だっしゅ」で変換すると出てくる。
なお「にょろ」で変換するとどっちも候補に出る。
液状ダッシュとかさらにわけのわからないものまで出る。
*【特徴と違い】
全角チルダ&font(50){~}とは、チルダ(半角チルダ)である ~ の全角版である。
チルダについてはは音声、発声、発音に使われる記号で、ポルトガル語など言語の補助としてよく出てくるほか、
数学やコンピュータの世界でも頻繁に使われている。
一方、波ダッシュ&font(50){〜}とは概要で記した用法に向けた記号である。
つまり我々日本人(日本語)としては波ダッシュを使った方がいいのだが…。
#center(){&font(#b00,b,30){&ref(wavedash.png,,title=出典:執筆者作成 MS明朝(C)Microsoft&RICOH) < 死 ぬ が よ い}}
#center(){&font(#33a,b,20){Windows「ウワーッ!何この奇怪な記号!?」}}
#center(){&font(#7a7,b){Unicode「[[ん!? まちがったかな…>アミバ(北斗の拳)]]」}}
あろう事かUnicodeは由緒正しき波ダッシュを&bold(){左下がり右上がり}で登録してしまったのだ。
訂正されるまでの長い間、Windowsは全角チルダによって代用する事になる。
これにより波ダッシュはほぼ使われず、全角チルダがその役割を担ってしまった。
#center(){&font(#7a7,b){Unicode 8.0「ハァ…ハァ…直したぜウィンドウズ=サン!」}}
#center(){&font(#33a,b){Windows「XPまでずっと全角チルダ使ってたのに今さら変えられねーよ!」}}
#center(){&font(#aa0,b){Mac「私は波ダッシュ使いますね」}}
#center(){&font(#33a,b){Windows「俺は全角チルダ推すわ。使いにくいでしょ?いまさら」}}
#center(){&font(#f00,b,30){エンジニア「グワーッ!」}}
かくして一部のエンジニアは発狂し、全角チルダと波ダッシュの壮絶な戦争が幕を開けたのだった。
&font(b){アニヲタWikiの記事名も完全に混ざっている…どころか記事本分の中で全角チルダと波ダッシュが混在している事すらある。}
[[~で検索した結果>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/?cmd=wikisearch&keyword=%EF%BD%9E&andor=and]](全角チルダ)
[[〜で検索した結果>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/?cmd=wikisearch&keyword=%E3%80%9C&andor=and]](波ダッシュ)
経緯を読んでもらえば分かるだろうが、要は追記編集する諸氏の環境によって変わってしまうのだ。
…どうしようこれ?
*【正誤に関する話】
せっかちな諸兄のために先に結論を言うと、正しいのは波ダッシュ。
だが肝心のWindows環境が全角チルダ推しのため、&font(red){波ダッシュの使用を強要するのもまずい}という難儀な状態にある。
見栄えから全角チルダを使う他なかった事、
今もwindowsがその方針を継続しているため結果的に波ダッシュが機種依存になってしまった事、
そしてVista以降表示が解決したと思ったら
&b(){今度は逆に区別が付かなくなった}
のでどっちを使えとか以前に見分けられなくなってどうしようという話になってしまった。
&bold(){Q. じゃあどっちを使えばいいのよ!?}
&bold(){A. 気にするな!}
よくわからないという諸氏は「ルールが定められない限り」好きな方を使えばいいと思って間違いない。
ミもフタもないが、この辺のことを考えるのはエンジニアであって末端のユーザーではないからだ。
正しく波ダッシュをいくら啓蒙しようと、大勢力のWindowsが全角チルダ推しを止めない限り
大勢の使用者にとってはそんなもんどうでもいいしメンドクサイだけである。…現実は非情だ。
余談だが、ウィキペディアではこの辺はきっちり明文化されている。
「全角チルダは原則使うな」「波ダッシュは極力使うな」「使いたい場所は原則-を使え」とストイック。
*【見分け方】
先程書いた通り、Windows Vista以降表示が解決した事は喜ばしいのだが、
おかげで&font(50){~}と&font(50){〜}の区別がつかなくなってしまった。
これらは結局はシステムやエディタ、フォントがどう表示しているか次第なのだが、
MSゴシックかつフォントサイズが小さめにすると違いが分かる。
MS明朝の場合は逆にフォントサイズを大きくすれば微妙に違いが分かる。
なんかこう…波ダッシュの方が微妙に平べったい…気がする…?
分かるかそんなもん!
*【もっと詳細な話】
文字コードは以下のようになる。
|~全角チルダ|U+FF5E|
|~波ダッシュ|U+301C|
7.0以前の波ダッシュは機種依存文字扱いされ、環境によっては文字化けを起こす。
Windowsは7.0仕様をそのまま踏襲したが、加えて不自然なそれを代用すべく波ダッシュが全角チルダにしてしまう。
Unicodeに対応していないテキストエディタともなると当然波ダッシュはダメで、使えるのは全角チルダのみという事になる。
特に弊害が起こるのはWindowsとMacの間で文章のやり取りをする場合、もしくは両環境を考えたシステムの場合で、
エンジニアはこれらを統一あるいは補正のために腐心する事になる。
なお類似したコード…
-U+007E
-U+02DC
-U+1FC0
-U+2053
-U+223C
-U+223F
-U+3030
うん…ナニコレ?
エンジニア「ウィンドウズ=サン、全角チルダ推すのを止めろ!」
Windows「やだ」
追記編集は全角チルダにキレながらお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 初めて知った -- 名無しさん (2021-11-30 10:39:50)
#comment(striction)
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2021/11/30 Tue 09:19:09
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&font(150,red){~} vs &font(150,blue){〜}}
目次
#contents
*【概要】
全角チルダと波ダッシュとは、範囲を示すアレな記号である。
他にも罫線や長音、漫画的表現まで幅広く使われる。
- -32768 ~ 32767
-[[なるべく「2018年現在は~」や「バージョン〇〇では~」のような表現を使いましょう>編集時のルール]]
-[[妖精村殺人事件 こしみのは見ていた!~すね毛は死の香り~>キタキタおやじ]]
-[[うまかったぜぇ~~~~~~ 一気に二百人をよォ~~~~~~~~>衾(うしおととら)]]
こんな感じ。
全角チルダはキーボード上の日本語「へ」にあるそれをShiftと一緒押せば出せるし、「から」などで変換できる。
波ダッシュはIMEでは「だっしゅ」で変換すると出てくる。
なお「にょろ」で変換するとどっちも候補に出る。
液状ダッシュとかさらにわけのわからないものまで出る。
*【特徴と違い】
全角チルダ&font(50){~}とは、チルダ(半角チルダ)である ~ の全角版である。
チルダについてはは音声、発声、発音に使われる記号で、ポルトガル語など言語の補助としてよく出てくるほか、
数学やコンピュータの世界でも頻繁に使われている。
一方、波ダッシュ&font(50){〜}とは概要で記した用法に向けた記号である。
つまり我々日本人(日本語)としては波ダッシュを使った方がいいのだが…。
#center(){&font(#b00,b,30){&ref(wavedash.png,,title=出典:執筆者作成 MS明朝(C)Microsoft&RICOH) < 死 ぬ が よ い}}
#center(){&font(#33a,b,20){Windows「ウワーッ!何この奇怪な記号!?」}}
#center(){&font(#7a7,b){Unicode「[[ん!? まちがったかな…>アミバ(北斗の拳)]]」}}
あろう事かUnicodeは由緒正しき波ダッシュを&bold(){左下がり右上がり}で登録してしまったのだ。
訂正されるまでの長い間、Windowsは全角チルダによって代用する事になる。
これにより波ダッシュはほぼ使われず、全角チルダがその役割を担ってしまった。
#center(){&font(#7a7,b){Unicode 8.0「ハァ…ハァ…直したぜウィンドウズ=サン!」}}
#center(){&font(#33a,b){Windows「XPまでずっと全角チルダ使ってたのに今さら変えられねーよ!」}}
#center(){&font(#aa0,b){Mac「私は波ダッシュ使いますね」}}
#center(){&font(#33a,b){Windows「俺は全角チルダ推すわ。使いにくいでしょ?いまさら」}}
#center(){&font(#f00,b,30){エンジニア「グワーッ!」}}
かくして一部のエンジニアは発狂し、全角チルダと波ダッシュの壮絶な戦争が幕を開けたのだった。
&font(b){アニヲタWikiの記事名も完全に混ざっている…どころか記事本分の中で全角チルダと波ダッシュが混在している事すらある。}
[[~で検索した結果>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/?cmd=wikisearch&keyword=%EF%BD%9E&andor=and]](全角チルダ)
[[〜で検索した結果>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/?cmd=wikisearch&keyword=%E3%80%9C&andor=and]](波ダッシュ)
経緯を読んでもらえば分かるだろうが、要は追記編集する諸氏の環境によって変わってしまうのだ。
…どうしようこれ?
*【正誤に関する話】
せっかちな諸兄のために先に結論を言うと、正しいのは波ダッシュ。
だが肝心のWindows環境が全角チルダ推しのため、&font(red){波ダッシュの使用を強要するのもまずい}という難儀な状態にある。
見栄えから全角チルダを使う他なかった事、
今もwindowsがその方針を継続しているため結果的に波ダッシュが機種依存になってしまった事、
そしてVista以降表示が解決したと思ったら
&b(){今度は逆に区別が付かなくなった}
のでどっちを使えとか以前に見分けられなくなってどうしようという話になってしまった。
&bold(){Q. じゃあどっちを使えばいいのよ!?}
&bold(){A. 気にするな!}
よくわからないという諸氏は「ルールが定められない限り」好きな方を使えばいいと思って間違いない。
ミもフタもないが、この辺のことを考えるのはエンジニアであって末端のユーザーではないからだ。
正しく波ダッシュをいくら啓蒙しようと、大勢力のWindowsが全角チルダ推しを止めない限り
大勢の使用者にとってはそんなもんどうでもいいしメンドクサイだけである。…現実は非情だ。
余談だが、ウィキペディアではこの辺はきっちり明文化されている。
「全角チルダは原則使うな」「波ダッシュは極力使うな」「使いたい場所は原則-を使え」とストイック。
*【見分け方】
先程書いた通り、Windows Vista以降表示が解決した事は喜ばしいのだが、
おかげで&font(50){~}と&font(50){〜}の区別がつかなくなってしまった。
これらは結局はシステムやエディタ、フォントがどう表示しているか次第なのだが、
MSゴシックかつフォントサイズが小さめにすると違いが分かる。
MS明朝の場合は逆にフォントサイズを大きくすれば微妙に違いが分かる。
なんかこう…波ダッシュの方が微妙に平べったい…気がする…?
分かるかそんなもん!
*【もっと詳細な話】
文字コードは以下のようになる。
|~全角チルダ|U+FF5E|
|~波ダッシュ|U+301C|
7.0以前の波ダッシュは機種依存文字扱いされ、環境によっては文字化けを起こす。
Windowsは7.0仕様をそのまま踏襲したが、加えて不自然なそれを代用すべく波ダッシュが全角チルダにしてしまう。
Unicodeに対応していないテキストエディタともなると当然波ダッシュはダメで、使えるのは全角チルダのみという事になる。
特に弊害が起こるのはWindowsとMacの間で文章のやり取りをする場合、もしくは両環境を考えたシステムの場合で、
エンジニアはこれらを統一あるいは補正のために腐心する事になる。
なお類似したコード…
-U+007E
-U+02DC
-U+1FC0
-U+2053
-U+223C
-U+223F
-U+3030
うん…ナニコレ?
エンジニア「ウィンドウズ=サン、全角チルダ推すのを止めろ!」
Windows「やだ」
追記編集は全角チルダにキレながらお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 初めて知った -- 名無しさん (2021-11-30 10:39:50)
- 魔王様!全角チルダと波ダッシュの違いについてですが… -- 名無しさん (2021-11-30 11:34:19)
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