Qシリーズ(小説)

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Qシリーズ(小説) - (2014/08/29 (金) 13:17:09) の最新版との変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2012/03/21(水) 09:09:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ----      &bold(){面白くて知恵がつく} #right(){&bold(){人の死なないミステリ   }} 『Qシリーズ』とは、松岡圭祐による推理小説のシリーズ名である。 現在、第一部『万能鑑定士Qの事件簿』(全12巻)と第二部『万能鑑定士Qの推理劇』(既刊1巻)が刊行されている。 表紙は[[Another(綾辻行人)]]の漫画版を担当した清原紘。 表紙絵だけを見ると、[[ライトノベル]]に見えないこともないが、一般小説である。 キャッチフレーズは「面白くて知恵がつく人の死なないミステリ」 キャッチフレーズに嘘偽りはなく、「事件簿」では殺人はおろか、人ひとり死ななかった。 刊行ペースが異常に早く(下記のあらすじを参照)、現実で話題になっていることを事件の題材にしたり、刊行時の時事ネタを小説中に盛り込むのが特徴。 あと、「そうなんだぁ」と思える雑学が多く登場し、読んでいてかなり面白い。   ◇主な登場人物 ・凜田莉子 表紙絵を飾っている主人公。 ほっそりと痩せた身体、腕も脚も長く、頭部は小さくてモデルのようなプロポーションの持ち主。ゆるいウェーブのロングヘアに縁取られた小顔に、猫のように大きくつぶらな瞳と高い鼻、薄い唇がそつなくおさまっている。可愛いというより綺麗という形容が当てはまる美人顔で、どこかクールで個性的に見える。 以上の3文が登場人物のほとんどが彼女に抱く第一印象である。毎巻この文章が載っている。 「万能鑑定士Q」という店を一人で経営している。ブランドや骨董品だけでなく、漫画や映画などにも精通していて、所持品一つでその人の経歴までわかってしまう観察眼の持ち主。ロジカル・シンキングを駆使し、様々な事件に挑む。しかし、そんな彼女も昔は……   ・小笠原悠斗 角川書店入社4年目、「週間角川」記者。『メンズノンノ』系のルックスで性格はいいが、仕事では頼りないことが多い。莉子に思いを寄せているが、莉子がそっち方面にはかなり鈍感なのと小笠原自身の性格も相まって、なかなか進展しない。しかし、巻を追うごとに確実に距離は縮まっている。 ・葉山翔太 牛込警察署の警部補で知能犯操作係。刑事部屋内ではハンサムに分類される。相談対応が適当。 莉子が事件の相談に来る→葉山は別件が解決していない→莉子がその場で解決→莉子の相談を渋々受ける、はもはやテンプレと化している。   ◇各巻あらすじ 『事件簿』 ・1巻(H22/4/25初版) 東京23区を侵食していく力士シールの謎を追う。莉子の生い立ちも書かれた記念すべき第1巻。 ・2巻(H22/4/25) 偽札騒動によりハイパーインフレに陥ってしまった日本。莉子は日本を救えるのか。 1、2巻のみ上下巻構成になっている。 ・3巻(H22/5/25) かつて有名だった音楽プロデューサーが、音を利用した前代未聞の詐欺を繰り返していた。莉子の鑑定眼が音に挑む。 3巻以降は各巻完結となっている。 ・4巻(H22/6/25) 希少な映画グッズを持つコレクターの家や店が連続で放火された。連続放火魔の真の狙いとは? ・5巻(H22/8/25) 莉子はパリ旅行を計画していた。しかし、なぜか高校時代の恩師が同行することになる。パリで級友が勤めているレストランに行くが、そこでは不可解な事件が起きていた。 ・6巻(H22/10/25) 莉子の最大のライバル現る。万能贋作者・雨森華蓮。彼女に誘われた豪邸で行わされる目的不明の鑑定依頼の数々。華蓮の狙いとは?   ・7巻(H22/12/25) 莉子が女性雑誌の編集秘書に転職!?純金が無価値の合金に変わってしまう謎を追うため、カリスマ女編集長に接近。次々と起こる事件を解決するが、最後の謎が立ちはだかる。 ・8巻(H23/2/25) 故郷から届いた水不足問題解決のお知らせ。募金はほとんど集まっていないはず。真相を追い求めて同級生の二人とトリオを組み、台湾へ。シリーズ随一のコメディ篇。 ・9巻(H23/4/25) 日本で開催される「モナ・リザ」展のスタッフ登用試験に選抜された莉子。しかし、「モナ・リザ」の謎が莉子を襲う。 ・10巻(H23/6/25) 莉子はなぜ、難事件を解決できるほど賢くなったのか。万能鑑定士・凜田莉子の原点がすべてあきらかになる。 ・11巻(H23/8/25) あらゆる願いが叶う儀式が音隠寺で行われている。わずか5年で超有名スポットになった音隠寺。しかし、儀式にはトリックがあった。 ・12巻(H23/10/25) 『太陽の塔』を鑑定することになった莉子。『太陽の塔』に秘密の抜け穴は存在するのか。『事件簿』シリーズ最終巻。   『推理劇』 ・1巻(H23/12/25) 数多の事件を解決してきた莉子の元に、宝石鑑定イベントの招待状が届く。次々に襲って来る謎を莉子は全て解決できるか。新シリーズ第1巻。 ・2巻(H24/4/25発売予定) オークションに出してほしいと小さな依頼主によって持ち込まれた古書。しかし、今の莉子の力ではどうすることもできない。依頼主の希望を叶えるため、莉子は店の閉店を決意する。   〜補足〜 ・実際の巻数はローマ数字で表記されている。 ・ページ数は全巻288ページで統一されている。 ・Qシリーズの姉妹編としてαシリーズがあり『特等添乗員αの難事件』(H24/2/25)として発売している。表紙は引き続き清原紘。 この度、Qシリーズが実写映画化! 第9巻の内容を基に『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』が東宝配給で絶賛公開中。 監督は『[[GANTZ>GANTZ(漫画)]]』二部作や『[[図書館戦争]]』 を手掛けた佐藤信介。日本映画では初のルーブル美術館のロケも敢行された。 凜田莉子役に綾瀬はるか、小笠原悠斗役に松坂桃季。サスペンスあり、ミステリーあり、笑いありの逸品として仕上がっている。 観てない方は映画館に急げ!! 追記・修正よろしくお願いします。 ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - 映画は小笠原が冴えない眼鏡にされてるせいで、既にいやな予感しかしない -- 名無しさん (2014-05-06 16:49:08) - ↑ 俺も映像見て違和感を覚えた。小笠原は行動派のはずなんだが…妙な改変をくらってないことを祈るしかないな… -- 名無しさん (2014-05-06 17:30:17) #comment
&font(#6495ED){登録日}:2012/03/21 Wed 09:09:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ----      &bold(){面白くて知恵がつく} #right(){&bold(){人の死なないミステリ   }} 『Qシリーズ』とは、松岡圭祐による推理小説のシリーズ名である。 現在、第一部『万能鑑定士Qの事件簿』(全12巻)と第二部『万能鑑定士Qの推理劇』(全4巻)、『万能鑑定士Qの短編集』(既刊2巻)が刊行されている。 表紙は[[Another(綾辻行人)]]の漫画版を担当した清原紘。 表紙絵だけを見ると、[[ライトノベル]]に見えないこともないが、一般小説である。 キャッチフレーズは「面白くて知恵がつく人の死なないミステリ」 キャッチフレーズに嘘偽りはなく、「事件簿」では殺人はおろか、人ひとり死ななかった。 刊行ペースが異常に早く(下記のあらすじを参照)、現実で話題になっていることを事件の題材にしたり、刊行時の時事ネタを小説中に盛り込むのが特徴。 あと、「そうなんだぁ」と思える雑学が多く登場し、読んでいてかなり面白い。   ◇主な登場人物 ・凜田莉子 表紙絵を飾っている主人公。 ほっそりと痩せた身体、腕も脚も長く、頭部は小さくてモデルのようなプロポーションの持ち主。 ゆるいウェーブのロングヘアに縁取られた小顔に、猫のように大きくつぶらな瞳と高い鼻、薄い唇がそつなくおさまっている。 可愛いというより綺麗という形容が当てはまる美人顔で、どこかクールで個性的に見える。 以上の3文が登場人物のほとんどが彼女に抱く第一印象である。毎巻この文章が載っている。 「万能鑑定士Q」という店を一人で経営している。 ブランドや骨董品だけでなく、漫画や映画などにも精通していて、所持品一つでその人の経歴までわかってしまう観察眼の持ち主。 ロジカル・シンキングを駆使し、様々な事件に挑む。しかし、そんな彼女も昔は……   ・小笠原悠斗 角川書店入社4年目、「週間角川」記者。『メンズノンノ』系のルックスで性格はいいが、仕事では頼りないことが多い。 莉子に思いを寄せているが、莉子がそっち方面にはかなり鈍感なのと小笠原自身の性格も相まって、なかなか進展しない。 しかし、巻を追うごとに確実に距離は縮まっている。 ・葉山翔太 牛込警察署の警部補で知能犯操作係。刑事部屋内ではハンサムに分類される。相談対応が適当。 莉子が事件の相談に来る→葉山は別件が解決していない→莉子がその場で解決→莉子の相談を渋々受ける、はもはやテンプレと化している。   ◇各巻あらすじ 『事件簿』 ・1巻(H22/4/25初版) 東京23区を侵食していく力士シールの謎を追う。莉子の生い立ちも書かれた記念すべき第1巻。 ・2巻(H22/4/25) 偽札騒動によりハイパーインフレに陥ってしまった日本。莉子は日本を救えるのか。 1、2巻のみ上下巻構成になっている。 ・3巻(H22/5/25) かつて有名だった音楽プロデューサーが、音を利用した前代未聞の詐欺を繰り返していた。莉子の鑑定眼が音に挑む。 3巻以降は各巻完結となっている。 ・4巻(H22/6/25) 希少な映画グッズを持つコレクターの家や店が連続で放火された。連続放火魔の真の狙いとは? ・5巻(H22/8/25) 莉子はパリ旅行を計画していた。しかし、なぜか高校時代の恩師が同行することになる。 パリで級友が勤めているレストランに行くが、そこでは不可解な事件が起きていた。 ・6巻(H22/10/25) 莉子の最大のライバル現る。万能贋作者・雨森華蓮。彼女に誘われた豪邸で行わされる目的不明の鑑定依頼の数々。華蓮の狙いとは?   ・7巻(H22/12/25) 莉子が女性雑誌の編集秘書に転職!?純金が無価値の合金に変わってしまう謎を追うため、カリスマ女編集長に接近。 次々と起こる事件を解決するが、最後の謎が立ちはだかる。 ・8巻(H23/2/25) 故郷から届いた水不足問題解決のお知らせ。募金はほとんど集まっていないはず。真相を追い求めて同級生の二人とトリオを組み、台湾へ。 シリーズ随一のコメディ篇。 ・9巻(H23/4/25) 日本で開催される「モナ・リザ」展のスタッフ登用試験に選抜された莉子。しかし、「モナ・リザ」の謎が莉子を襲う。 ・10巻(H23/6/25) 莉子はなぜ、難事件を解決できるほど賢くなったのか。万能鑑定士・凜田莉子の原点がすべてあきらかになる。 ・11巻(H23/8/25) あらゆる願いが叶う儀式が音隠寺で行われている。わずか5年で超有名スポットになった音隠寺。しかし、儀式にはトリックがあった。 ・12巻(H23/10/25) 『太陽の塔』を鑑定することになった莉子。『太陽の塔』に秘密の抜け穴は存在するのか。『事件簿』シリーズ最終巻。   『推理劇』 ・1巻(H23/12/25) 数多の事件を解決してきた莉子の元に、宝石鑑定イベントの招待状が届く。次々に襲って来る謎を莉子は全て解決できるか。新シリーズ第1巻。 ・2巻(H24/4/25発売予定) オークションに出してほしいと小さな依頼主によって持ち込まれた古書。しかし、今の莉子の力ではどうすることもできない。 依頼主の希望を叶えるため、莉子は店の閉店を決意する。   ~補足~ ・実際の巻数はローマ数字で表記されている。 ・ページ数は全巻288ページで統一されている。 ・Qシリーズの姉妹編としてαシリーズがあり『特等添乗員αの難事件』(H24/2/25)として発売している。表紙は引き続き清原紘。 2014年には第9巻の内容を基にした『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』が東宝配給で実写映画化された。 監督は『[[GANTZ>GANTZ(漫画)]]』二部作や『[[図書館戦争]]』シリーズを手掛けた佐藤信介。日本映画では初のルーブル美術館のロケも敢行された(ちなみに本作の次に同美術館でロケが許可された邦画は、2023年の『[[岸辺露伴 ルーヴルへ行く]]』)。 凜田莉子役に綾瀬はるか、小笠原悠斗役に松坂桃季。サスペンスあり、ミステリーあり、笑いありの逸品として仕上がっている。 気になる方はBlu-rayやDVD、配信などでチェック。 追記・修正よろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 映画は小笠原が冴えない眼鏡にされてるせいで、既にいやな予感しかしない -- 名無しさん (2014-05-06 16:49:08) - ↑ 俺も映像見て違和感を覚えた。小笠原は行動派のはずなんだが…妙な改変をくらってないことを祈るしかないな… -- 名無しさん (2014-05-06 17:30:17) - 1巻の力士シール編の前編は読んだけれど謎解きはまだ読んでいない、けっこうシリーズがつづいていてるんだ -- 名無しさん (2022-06-05 18:22:24) - 映画は尺の都合で急展開すぎる気がするのがちょっと……基本は押さえてるんだけどね -- 名無しさん (2022-11-30 21:21:56) #comment #areaedit(end) }

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