RPG W(・∀・)RLD ――ろーぷれ・わーるど――

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&font(#6495ED){登録日}:2015/02/04 Wed 13:55:21 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(orange){もしもゲームの中の世界に入ってしまったなら。君なら、どうする?}}  #right(){&color(orange){厳島勇吾。}} 『RPG W(・∀・)RLD ――ろーぷれ・わーるど――』とは、富士見ファンタジア文庫から出版されているライトノベル。全15巻。 著者:吉村夜 イラスト:てんまそ ドット:今野隼史 ■概要 ファンタジー世界を舞台にしたゲームの中と思われる世界に来てしまった一般人が、必死で頑張っていく……といった王道な物語。 物語は章ごとに視点が変わり、視点の人物による一人称で進んでいく。 主人公チームが多いが場合によっては敵側の視点もある。 作中ではゲームネタが多く、作中の出来事を他作品の設定で例えてくれる。 特に11巻は懐かしネタで構築されている。 舞台となる『異世界エターナル』もHPとMPが人の頭上に表示されている等、ゲーム的世界観になっている。 ■あらすじ ゲームオタクの高校生だった厳島勇吾と宮本翔は気付くと見知らぬ世界に迷い込んでいた。 頭上にはHPバーとMPバーがあり、頭上に表示されている名前と、 試しに表示したステータス画面は、夢中になっているゲーム『ギャスパルクの復活』で作成したキャラそのものだった。 今いる場所がゲームの世界なのではないかと困惑していると、 モンスターに襲われているイシュラと遭遇したため、ユーゴは咄嗟にモンスターに挑み倒すことに成功する。 ゲームでの初期村であるアルダ村に案内されたユーゴ達だが、その伝説クラスの力を頼りにされたためモンスター討伐に乗り出した。 ゲームで苦労して製作したキャラの力は強力で、なんとか無事に終えたのだが、村長の娘のレヴィアが家出をしてしまう。 捜索をしていると、どうも家出中に教団と言う怪しげな組織に誘拐され封印の洞窟にいると分かる。 助けに行こうとするユーゴ達だが、どうもその洞窟には[[即死魔法>一撃必殺/即死(能力)]]を駆使するモンスターが出現するようで―― ■登場人物 ステータスは基本的に初期のもの。 ▼勇者一行 ・厳島勇吾/ ユーゴ &color(orange){「俺は死の向こう側には何かがあって欲しいと願っている。&br()あるゲームをクリアしたなら、今度は別のゲームをプレイしたいと思うのが人情だろう?」} AGE:16 レベル:78→150→79 職業:ゴーデスナイト→ゴーデス HP:735→1671 MP:242→704 STR:1044→3122 VIT:361→880 DEX:398→1303 AGI:401→1227 INT:223→478  WIS:242→422 LUK:121→298 本作の主人公。 父親がゲームショップとゲームセンターを経営しているゲーマーのため勇吾もゲーマーになった。 翔とは違い異世界に来たことに戸惑っており、日本に帰りたがっていたが冒険を通じて少しずつ変化していく。 自分が持つ力に押しつぶされそうになるほどの真面目で責任感が強く、この世界で『勇者』ロールプレイする事を決意した。 勇者としてのリーダー性は十分にあり。父親の経営を見て商売の心得も少しあるため交渉等でも生かされていく。 日本人でも屈指のレベルを持つが、二人ほど勇吾を超える日本人がいる。 鈍感ではあるもののレヴィアやイシュラの好意には気付いており、 自分の特別性は自分の物では無く、好意を抱かれる資格が無いと気付いていない振りをしていた。 最後に軍神ゴーデスに託された武器『ゴーデスブレード』は攻撃力が1しかないが、 上限は無限であり、ゴーデスの秘紋を身に着けた者1000人につき攻撃力を1上昇させると言う凄い剣。&del(){通常時はただの長い鉄棒だが……} ユーゴの職業・ゴーデスナイトは全職業でも最強の攻撃力を持つが、重鎧や盾を持てないので防御に難がある職業。 特技『ゴーデスエンブレム』は作中、単体攻撃としては最強の威力を誇るがHP・MPを半分も減らして放つため、迂闊には使えずほぼボス用の技。 ・宮本翔 / ショウ &color(black){「『最悪だ』なんてぼやいていられるうちは、まだまだドン底じゃないんだろうね」} AGE:16 レベル:58→130→1→35、職業:ウォーザード→カイザード HP:408→1123→6→221 MP:1197→4523→10→629 STR:184→374→96 VIT:290→562→159 DEX:128→258→55 AGI:209→529→127 INT:423→770→213 WIS:778→2337→377 LUK:86→201→41 勇吾の親友。お調子者で女好きの臆病者といったヘタレな所もあるパーティーの大黒柱。 メガネを掛けた細身の体型で、中学時代苛められていた所を勇吾に助けてもらっている。 そのため勇吾が勇者になれる素質を持っていると考えており、親友として勇吾の心の支えや軍師として勇吾のフォローをしている。 しかし勇吾が軍師の素質も持っていたため、序盤はそこまで目立たず、魔法やモンスターの攻略といった面で活躍していた。 ゲーマーだが努力した分は見返りが欲しいと考えており、攻略サイトを見ながらゲームをする事に躊躇いは無く、その際得た知識で勇吾を支援する。 勇吾とは違い日本に帰る気は最初からなく、作中では最初レヴィアを狙っていたがその性格ゆえ扱いが悪く、途中で登場したエルと心を通わせていった。 暗黒神カルラと影の神ケルパに選ばれ力を託された。 最終決戦にて大切な仲間を守るために129レベル分の経験値を使用するかわりに、 邪神ギャスパルクの攻撃すら通用しないほどの1時間無敵にする、世界の名を冠する究極魔法『エターナル』を使用したためレベルが1に下がってしまう。 ウォーザードはMPとWISが全職でもっとも高い総合魔法職で、ドラクエで言う[[賢者>賢者(DQⅢ)]]。 攻撃や回復、召喚と多様な魔法を覚え、習得魔法も全職で最多。 しかし経験値量が群を抜いて多く、他の専門職が覚えるような強力な魔法も使えない。 さらに魔法の強さに影響するINTも思うほど高くは無いが、豊富なMPがあるので手数で戦う魔法使い。 ・レヴィア・アローネ→レヴィア・イツクシマ &color(green){「自らの輝きで、世界に光の領域を広げたい」} AGE:16 レベル:4→120 職業:村娘→ウインドコンダクター HP:42 MP:37 STR:16 VIT:20 DEX:19 AGI:21 INT:28 WIS:31 LUK: 8 イシュラの姉。腰まである長い黒髪に清純そうな見た目とは裏腹に強い意志を持つ女性。 アルダ村の村長で風神ファドラに仕える神官である父親の後継者として育てられており、自分の人生を自分に選ばせてくれない事を嫌っている。 そのため姉が家を継ぐからと好き勝手していたイシュラに憧れており、ユーゴの自分の力に迷いながらも強く振る舞う姿に影響され家を飛び出してしまう。 そんな行動をした自分はファドラに仕える資格が無いと思っているが、冒険を通じて一人の神官として成長していく。 妹と共にユーゴに好意を抱いており、風神ファドラに力を託された時、一夫多妻でもいいですか? と尋ねてしまう。 この問題は七大神の中でも意見が分かれてしまう。 ・イシュラ・アローネ→イシュラ・イツクシマ &color(gold){「あたしは家族が傍にいる幸せをしっている。だからこそ、本当に好きな人と家族になりたい」} AGE:14 レベル:5→130 職業:村娘→アウラナイト HP:63 MP:14 STR:25 VIT:33 DEX:26 AGI:29 INT:14 WIS:16 LUK: 11 レヴィアの妹。天真爛漫なお転婆娘。 『ガードアント』という蟻のモンスターに襲われていた所をユーゴに助けられ、好意を抱き師匠と呼んで慕っている。 光神アウラの力を授かる。アローネ家は不思議な直感力を持っているらしい。 最後は姉共々ユーゴに嫁いだが男勝りな性格は相変わらず。 しかしベッドの上では女らしいく振る舞っているとは本人の談。 ・エルトリーゼ・ウィンラート→エルトリーゼ・ミヤモト &color(red){「人間関係。私にとってこれ以上の難関があるだろうか?」} AGE:15 レベル:35→120 職業:パイロマンサー→パイロエンプレス HP:189 MP:412 STR:89 VIT:144 DEX:64 AGI:121 INT:226  WIS:265 LUK:45 通称エル。理知的でプライドが高い性格。 ユグドラシル出身の[[エルフ>エルフ(種族)]]。そのため美少女だが[[貧乳>貧乳(賓乳)]]でありコンプレックス。 エルはエルフの中でも抜きん出た美貌と才を持っていたため学校でも孤立しており、 エルフは水神ペリアナイアを信仰し通常アクアメイジになるのだが、エルは炎の魅力に惚れ、エルフが嫌う火神シュラハーに帰依しパイロマンサーになる。 国に居場所がなくなったため、旅に出てガルガンシア王国の宮廷魔術師になった。そして王様からの命でユーゴ達の度に同行する事に。 旅の途中でショウに惹かれ、途中から[[バカップル]]に。 火神シュラハーから力を授かり最終決戦に挑み、最終巻ではショウの子を身籠っていた。 ・村田豪 / ラムダ &color(brown){「『悪』をこなす『役どころ』これすなわち悪役……ってか」} AGE:16 レベル:61→120 職業:サモンマスター→ゲートキーパー HP:521 MP:530 STR:213 VIT:344 DEX:139 AGI:224 INT:307 WIS:349 LUK:78 力と金に執着しており、仲間というものを信じないが手下には情が深い。性格は番長やガキ大将と言う所。 『餓狼団』を率いて教団に強奪しようとしたが敗北、 表面上は忠誠を誓いつつ反逆の機会を狙っていたがユーゴに敗北してしまい餓狼団と共に捕まってしまう。 餓狼団の解放を条件にパーティーに加入する。 そのため当初はいつ裏切るか分からずユーゴ達から警戒されていた。 母子家庭であり金に執着するのもそのため。決戦前には地神グラ・ドから力を託された。 サモンマスターは召喚職であり使う魔法はサモンモンスターの強化系が多い。 魔法使いにしてはINTが低い分、HP等が高め。 リセットや蘇生魔法が無いエターナルではサモンモンスターは様子見としては便利。 ・田中幸助 / メタボキング &color(Paleturquoise){「信用は金にも銀にも勝るのデス」} AGE:35 レベル:49→120 職業:アルケミスト→マスターアルケミスト HP:311 MP:588 STR:133 VIT:230 DEX:116 AGI:145 INT:292 WIS:379 LUK:71 ランダル王国の12歳の王女、パールに使える細身で[[ロリコン>ロリータ・コンプレックス]]の男性。 「~デス」「~してくだサイ」と特徴的な言葉使いであり、パールの事をパールたんと呼んでいる。 地球にいた頃は引き籠りで、両親に罪悪感を持っており一度は謝りに帰りたいと思っている。 水神ペリアナイアに力を託され、同時に神々の知識も授かったため最終決戦用の専用装備の製作をする。 ▼旭日騎士団 ユーゴ達の敵である教団が高レベルの日本人で構成しているため、対抗するため同じく日本人が集結した。 ・ヴァイオン &color(black){「ドラゴンは偉大な生き物なのだ。何故だと? そう決まっているからだ!」} AGE:??? レベル:??? 職業:??? HP:??? MP:??? STR:??? VIT:??? DEX:??? AGI:??? INT:??? WIS:??? LUK:??? 旭日騎士団の団長であるダークドラゴン。 ステータスはよく分かっていないのだが、他を寄せ付けない圧倒的な力を誇る。しかし、どうしようもなく&color(red){バカ。} リサに間違った知識を与えられており自分の事を「[[ツンデレ]]」と称する。本人的には高貴で偉大という意味で使っている。 神々以外に自分より偉い奴はいないと非常に偉そうであり、事ある事に武勇伝を語ってくる。 もの凄いバカではあるが、悪ではないので最終決戦ではユーゴ達に協力した。 団長になったのも契約であり、ドラゴンは宝石が好きなため敵を蹴散らすと大量の宝石をリサから貰っている。 ・渡辺理沙/ リサポン &color(hotpink){「振り返って検証すると、『なにもしない』ほうがまだマシだったってケースがままある。&br()だけど切羽詰まった状況で『なにもしない』でいられる人なんていないよね」} AGE:19 レベル:60 職業:ウィッチ HP:341 MP:666 STR:168 VIT:288 DEX:139 AGI:251 INT:411 WIS:426 LUK:98 通称リサ。女性が嫉妬し男性が思わず釘付けになるほどの巨乳の持ち主。 旭日騎士団の副団長だが、それはヴァイオンを仲魔にする際に団長ではないと嫌だと言われたためであり、実質的にリサが団長。 日本に居た頃は大学生で、ギャスパルクの復活の攻略サイトを充実させるほどに積極的に活動していたプレイヤー。 そのためゲームの仕様に詳しく、エターナルとギャスパルクの復活の些細な違いから検証に検証を重ねた結果、ここがゲームの世界ではないと気付く。 ユーゴ達を仲間にするために合流し、途中で別れた。 ウィッチは女性専用の総合魔法職。レベル上げは安易だが能力が平坦。 使える魔法は状態異常などの付加がついた魔法が多い。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は二重人格で、普段表に出ているのは人格が複数ある事も知らない従属的人格。&br()リサのもう一つの人格が支配的人格であり、教団に所属している。旭日騎士団も教団に刃向う善良な日本人を閉じ込める為に作られたものだった。&br()だが、その事自体も……。}} ・細川次郎 / ジロー &color(black){「自分に嘘がつけたら、どんなに楽だろう」} AGE:16 レベル:50 職業:ネクロマンサー HP:349 MP:515 STR:177 VIT:249 DEX:166 AGI:177 INT:261 WIS:315 LUK:64 異世界に飛ばされ心細かった時に、教団に協力したら日本に帰る方法を教えてやると言われレヴィアを誘拐した。 その後改心し旭日騎士団に所属した。メンバーのナツキとはいい感じ。 ■世界観 ・ギャスパルクの復活 ユーゴ達がやり込んでいたゲーム。 満点堂のゲーム機ZIIをプラットフォームにしている一人用のRPG。 発売しているエンパイア社はテストプレイヤーを募集しており、ユーゴ達はそれに当選した。 ベータ版だがバグらしいバグは無く、街に入るとき多少ロードが長いくらい。 ユーゴ達が言うにはXbox 360 で発売された『 [[オブリビオン>OBLIVION(ゲーム)]] 』を全体的に進化したような感じで、特に[[自由度>自由度(ゲーム) ]]が高いらしい。 メインシナリオは単純で大悪魔ギャスパルクの復活を阻止するというもの。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ユーゴ達は当初このゲームに取り込まれたと思っていたが、実は教団が作ったゲームでありユーゴ達がいるエターナルを元にしたゲームだった。}} ・謎の教団 ユーゴ達が追っている正体不明の教団。 構成員はユーゴ達と同じくエターナルに来て力に溺れた日本人であり、皆高レベルでエターナルの人間ではまともに戦うことは出来ない。 邪神ギャスパルクを復活させようと暗躍していて、手始めに邪心の僕の七魔神を甦らせようとしている。 教団の目的はギャスパルクの力でエターナルとガイアを征服する事らしい。 トップは猊下と呼ばれており何故かステータス画面が見えない。 ・エターナル 勇吾達が飛ばされユーゴとなってしまった世界。[[地球]]の事は教団からガイアと呼ばれている。 地球とは違い、名前とHP・MPバーが常に表示されており、念じればステータス画面が表示され名刺として使うことが出来る。 魔法やモンスターが存在し、倒すことでお金が手に入る。 魔法・特技の習得はレベルが上がれば覚えるタイプではなく、レベルとステータスといった条件を満たした上で呪文書を使うと覚える。 呪文書・技術書は店に売ってたり、モンスターが落としたりと様々で、同じ職業、同じレベルでも差が出る場合もある。 モンスターは防御力がどんなに高くても1ダメージは通るという仕様ではなく、防御力が高すぎると0ダメージになってしまう。 そのため強力なモンスターは村人全員で襲えば必ず勝てるといった事はない。 なおクリティカルヒットは魔法攻撃よりも物理攻撃の方が出やすい。 魂の力で万物が出来ており、魔法等もこれを使って起きている。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){こんな世界なのは創世神がゲーム好き……と言うのもあるが、当然別の理由もある。&br()エターナルのコンセプトは生命体が生を楽しめると言うもので、レベルと言う概念を与えることで、&br()生まれた時には有利・不利があるけれど努力で変り、必ず力が身についている事を明示し生き甲斐を与えた。&br()HP・MPバーは喧嘩が起きた時に相手を想い合って欲しいというもの。名前も匿名性の排除らしい。 }} ・七大神 エターナルを守護する風神ファドラ、大地神グラ・ド、火神シュラハー、 水神ペリアナイア、暗黒神カルラ、光の女神アウラ、軍神ゴーデスの七人の神々。 カルラには影の神ケルパという息子がいる。 人々の信仰と善の魂を取り込み世界に還元する事で世界に平和を齎している。 創世神の善の心から生まれ、同じく創世神から生まれた対応する魔神の封印する役目を持っているが、直接戦う事も出来ない。 七大神は七魔神よりも基本能力が高く、通常世界の善悪のバランスは均一のため負ける事が無いのだが、 現在のエターナルの人々がレヴィアの様に信仰にいい加減になったり、 教団の暗躍で悪人が増えたりしたせいで、魔神が神の力を超えてしまう。 ・七魔神 ギャスパルクの手下とされている七体の魔神。七大神に封印されている。 ヴォイド、ニンガヤッシュ、ナディンゴラ、グモン、モルダヴィア、イグニッツァ、バルザの七体。 モルダヴィアがリーダーでバルザが最強の魔神。 創世神の悪の心から生まれた存在で、世界に満ちる悪の魂を取り込む事で世界を善に導いている。 存在は完全な悪だが世界にとって善の化身と言える存在で、魔神を完全に消滅させることは出来ない。 七大神は魔神と戦う権利すらないが魔神は神々と戦うことが出来、存在を消滅させることが出来る。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ 創世神がこんな不公平にしたのは、力に大きな差がある魔神達が神に勝てるという事は世界が異常なほど悪に傾いたと言う証であり、&br()生命体の本質がそこまで悪だというのなら、そんな世界は滅びてしまえと考えているから。&br()下手をすると魔神に創世神も殺されてしまうが、それも仕方がないと考えている。}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - おー。記事乙です。マイナーな方だけど好きな作品だから嬉しい。 -- 名無しさん (2015-02-04 15:17:28) - レトロゲーのネタが分からない読者にも分かりやすい王道作品 -- 名無しさん (2015-02-04 15:43:58) - ああああああとか結構好きだった -- 名無しさん (2015-02-04 16:15:16) - ゲームものと戦記ものを組み合わせたような感じで楽しかった。ただ正直イラストはかなり酷いなと思いながら読んでたけど -- 名無しさん (2015-02-04 20:16:40) - いい作品だった。ゲームとしてプレイしてみたい。 -- 名無しさん (2015-02-05 00:48:16) - マイナーだけど面白かった -- 名無しさん (2015-02-05 02:20:01) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2015/02/04 Wed 13:55:21 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(orange){&bold(){&big(){もしもゲームの中の世界に入ってしまったなら。君なら、どうする?}}}}   #right(){&color(orange){&bold(){厳島勇吾。}}} 『RPG W(・∀・)RLD ――ろーぷれ・わーるど――』とは、富士見ファンタジア文庫から出版されているライトノベル。全15巻。 著者:吉村夜 イラスト:てんまそ [[ドット>ドット絵]]:今野隼史 遠野ノオト氏による漫画版も存在する。 #contents() *&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}} ファンタジー世界を舞台にしたゲームの中と思われる世界に来てしまった一般人が、必死で頑張っていく……といった王道な物語。 物語は章ごとに視点が変わり、視点の人物による一人称で進んでいく。 主人公チームが多いが場合によっては敵側の視点もある。 作中ではゲームネタが多く、作中の出来事を他作品の設定で例えてくれる。 特に11巻は懐かしネタで構築されている。 巻末に[[次回予告]]があるのだが、これがかなりカオス。 舞台となる『異世界エターナル』もHPとMPが人の頭上に表示されている等、ゲーム的世界観になっている。 *&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){あらすじ}} ゲームオタクの高校生だった厳島勇吾と宮本翔は気付くと見知らぬ世界に迷い込んでいた。 頭上にはHPバーとMPバーがあり、頭上に表示されている名前と、 試しに表示したステータス画面は、夢中になっているゲーム『ギャスパルクの復活』で作成したキャラそのものだった。 今いる場所がゲームの世界なのではないかと困惑していると、 モンスターに襲われているイシュラと遭遇したため、ユーゴは咄嗟にモンスターに挑み倒すことに成功する。 ゲームでの初期村であるアルダ村に案内されたユーゴ達だが、その伝説クラスの力を頼りにされたためモンスター討伐に乗り出した。 ゲームで苦労して製作したキャラの力は強力で、なんとか無事に終えたのだが、村長の娘のレヴィアが家出をしてしまう。 捜索をしていると、どうも家出中に教団と言う怪しげな組織に誘拐され封印の洞窟にいると分かる。 助けに行こうとするユーゴ達だが、どうもその洞窟には[[即死魔法>一撃必殺/即死(能力)]]を駆使するモンスターが出現するようで―― *&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){登場人物}} ステータスは基本的に初期のもの。 &bold(){▼勇者一行} ・厳島勇吾/ユーゴ &color(orange){&bold(){「俺は死の向こう側には何かがあって欲しいと願っている。&br()あるゲームをクリアしたなら、今度は別のゲームをプレイしたいと思うのが人情だろう?」}} AGE:16 レベル:78→150→79 職業:ゴーデスナイト→ゴーデス HP:735→1671 MP:242→704 STR:1044→3122 VIT:361→880 DEX:398→1303 AGI:401→1227 INT:223→478  WIS:242→422 LUK:121→298 本作の主人公。 父親がゲームショップとゲームセンターを経営しているゲーマーのため勇吾もゲーマーになった。 翔とは違い異世界に来たことに戸惑っており、日本に帰りたがっていたが冒険を通じて少しずつ変化していく。 自分が持つ力に押しつぶされそうになるほどの真面目で責任感が強く、この世界で『勇者』ロールプレイする事を決意した。 勇者としてのリーダー性は十分にあり。父親の経営を見て商売の心得も少しあるため交渉等でも生かされていく。 日本人でも屈指のレベルを持つが、二人ほど勇吾を超える日本人がいる。 鈍感ではあるもののレヴィアやイシュラの好意には気付いており、 自分の特別性は自分の物では無く、好意を抱かれる資格が無いと気付いていない振りをしていた。 最後に軍神ゴーデスに託された武器『ゴーデスブレード』は攻撃力が1しかないが、 上限は無限であり、ゴーデスの秘紋を身に着けた者1000人につき攻撃力を1上昇させると言う凄い剣。&del(){通常時はただの長い鉄棒だが……} ユーゴの職業・ゴーデスナイトは全職業でも最強の攻撃力を持つが、重鎧や盾を持てないので防御に難がある職業。 特技&bold(){『ゴーデスエンブレム』}は作中、単体攻撃としては最強の威力を誇るがHP・MPを半分も減らして放つため、迂闊には使えずほぼボス用の技。 ・宮本翔/ショウ &color(black){&bold(){「『最悪だ』なんてぼやいていられるうちは、まだまだドン底じゃないんだろうね」}} AGE:16 レベル:58→130→1→35、職業:ウォーザード→カイザード HP:408→1123→6→221 MP:1197→4523→10→629 STR:184→374→96 VIT:290→562→159 DEX:128→258→55 AGI:209→529→127 INT:423→770→213 WIS:778→2337→377 LUK:86→201→41 勇吾の親友。お調子者で女好きの臆病者といったヘタレな所もあるパーティーの大黒柱。 メガネを掛けた細身の体型で、中学時代苛められていた所を勇吾に助けてもらっている。 そのため勇吾が勇者になれる素質を持っていると考えており、親友として勇吾の心の支えや軍師として勇吾のフォローをしている。 しかし勇吾が軍師の素質も持っていたため、序盤はそこまで目立たず、魔法やモンスターの攻略といった面で活躍していた。 ゲーマーだが努力した分は見返りが欲しいと考えており、 攻略サイトを見ながらゲームをする事に躊躇いは無く、その際得た知識で勇吾を支援する。 勇吾とは違い日本に帰る気は最初からなく、 作中では最初レヴィアを狙っていたがその性格ゆえ扱いが悪く、途中で登場したエルと心を通わせていった。 暗黒神カルラと影の神ケルパに選ばれ力を託された。 最終決戦にて大切な仲間を守るために129レベル分の経験値を使用するかわりに、 邪神ギャスパルクの攻撃すら通用しないほどの1時間無敵にする、 世界の名を冠する&bold(){究極魔法『エターナル』}を使用したためレベルが1に下がってしまう。 ウォーザードはMPとWISが全職でもっとも高い総合魔法職で、ドラクエで言う[[賢者>賢者(DQⅢ)]]。 攻撃や回復、召喚と多様な魔法を覚え、習得魔法も全職で最多。 しかし経験値量が群を抜いて多く、他の専門職が覚えるような強力な魔法も使えない。 さらに魔法の強さに影響するINTも思うほど高くは無いが、豊富なMPがあるので手数で戦う魔法使い。 ・レヴィア・アローネ→レヴィア・イツクシマ &color(green){&bold(){「自らの輝きで、世界に光の領域を広げたい」}} AGE:16 レベル:4→120 職業:村娘→ウインドコンダクター HP:42 MP:37 STR:16 VIT:20 DEX:19 AGI:21 INT:28 WIS:31 LUK: 8 イシュラの姉。腰まである長い黒髪に清純そうな見た目とは裏腹に強い意志を持つ女性。 アルダ村の村長で風神ファドラに仕える神官である父親の後継者として育てられており、自分の人生を自分に選ばせてくれない事を嫌っている。 そのため姉が家を継ぐからと好き勝手していたイシュラに憧れており、 ユーゴの自分の力に迷いながらも強く振る舞う姿に影響され家を飛び出してしまう。 そんな行動をした自分はファドラに仕える資格が無いと思っているが、冒険を通じて一人の神官として成長していく。 妹と共にユーゴに好意を抱いており、風神ファドラに力を託された時、一夫多妻でもいいですか? と尋ねてしまう。 この問題は七大神の中でも意見が分かれてしまう。 ・イシュラ・アローネ→イシュラ・イツクシマ &color(gold){&bold(){「あたしは家族が傍にいる幸せをしっている。だからこそ、本当に好きな人と家族になりたい」}} AGE:14 レベル:5→130 職業:村娘→アウラナイト HP:63 MP:14 STR:25 VIT:33 DEX:26 AGI:29 INT:14 WIS:16 LUK: 11 レヴィアの妹。天真爛漫なお転婆娘。 『ガードアント』という蟻のモンスターに襲われていた所をユーゴに助けられ、好意を抱き師匠と呼んで慕っている。 光神アウラの力を授かる。アローネ家は不思議な直感力を持っているらしい。 最後は姉共々ユーゴに嫁いだが男勝りな性格は相変わらず。 しかしベッドの上では女らしいく振る舞っているとは本人の談。 ・エルトリーゼ・ウィンラート→エルトリーゼ・ミヤモト &color(red){&bold(){「人間関係。私にとってこれ以上の難関があるだろうか?」}} AGE:15 レベル:35→120 職業:パイロマンサー→パイロエンプレス HP:189 MP:412 STR:89 VIT:144 DEX:64 AGI:121 INT:226  WIS:265 LUK:45 通称エル。理知的でプライドが高い性格。 ユグドラシル出身の[[エルフ>エルフ(種族)]]。そのため美少女だが[[貧乳>貧乳(賓乳)]]でありコンプレックス。 エルはエルフの中でも抜きん出た美貌と才を持っていたため学校でも孤立しており、 エルフは水神ペリアナイアを信仰し通常アクアメイジになるのだが、 エルは炎の魅力に惚れ、エルフが嫌う火神シュラハーに帰依しパイロマンサーになる。 国に居場所がなくなったため、旅に出てガルガンシア王国の宮廷魔術師になった。そして王様からの命でユーゴ達の度に同行する事に。 旅の途中でショウに惹かれ、途中から[[バカップル]]に。 火神シュラハーから力を授かり最終決戦に挑み、最終巻ではショウの子を身籠っていた。 ・村田豪/ラムダ &color(brown){&bold(){「『悪』をこなす『役どころ』これすなわち悪役……ってか」}} AGE:16 レベル:61→120 職業:サモンマスター→ゲートキーパー HP:521 MP:530 STR:213 VIT:344 DEX:139 AGI:224 INT:307 WIS:349 LUK:78 力と金に執着しており、仲間というものを信じないが手下には情が深い。性格は番長やガキ大将と言う所。 『餓狼団』を率いて教団に強奪しようとしたが敗北、 表面上は忠誠を誓いつつ反逆の機会を狙っていたがユーゴに敗北してしまい餓狼団と共に捕まってしまう。 餓狼団の解放を条件にパーティーに加入する。 そのため当初はいつ裏切るか分からずユーゴ達から警戒されていた。 母子家庭であり金に執着するのもそのため。決戦前には地神グラ・ドから力を託された。 サモンマスターは召喚職であり使う魔法はサモンモンスターの強化系が多い。 魔法使いにしてはINTが低い分、HP等が高め。 リセットや蘇生魔法が無いエターナルではサモンモンスターは様子見としては便利。 ・田中幸助/メタボキング &color(Paleturquoise){&bold(){「信用は金にも銀にも勝るのデス」}} AGE:35 レベル:49→120 職業:アルケミスト→マスターアルケミスト HP:311 MP:588 STR:133 VIT:230 DEX:116 AGI:145 INT:292 WIS:379 LUK:71 ランダル王国の12歳の王女、パールに使える細身で[[ロリコン>ロリータ・コンプレックス]]の男性。 「~デス」「~してくだサイ」と特徴的な言葉使いであり、パールの事をパールたんと呼んでいる。 地球にいた頃は引き籠りで、両親に罪悪感を持っており一度は謝りに帰りたいと思っている。 水神ペリアナイアに力を託され、同時に神々の知識も授かったため最終決戦用の専用装備の製作をする。 &bold(){▼旭日騎士団} ユーゴ達の敵である教団が高レベルの日本人で構成しているため、対抗するため同じく日本人が集結した。 ・ヴァイオン &color(black){&bold(){「ドラゴンは偉大な生き物なのだ。何故だと? そう決まっているからだ!」}} AGE:??? レベル:??? 職業:??? HP:??? MP:??? STR:??? VIT:??? DEX:??? AGI:??? INT:??? WIS:??? LUK:??? 旭日騎士団の団長であるダークドラゴン。 ステータスはよく分かっていないのだが、他を寄せ付けない圧倒的な力を誇る。しかし、どうしようもなく&color(red){&bold(){バカ。}} リサに間違った知識を与えられており自分の事を「[[ツンデレ]]」と称する。本人的には高貴で偉大という意味で使っている。 神々以外に自分より偉い奴はいないと非常に偉そうであり、事ある事に武勇伝を語ってくる。 もの凄いバカではあるが、悪ではないので最終決戦ではユーゴ達に協力した。 団長になったのも契約であり、ドラゴンは宝石が好きなため敵を蹴散らすと大量の宝石をリサから貰っている。 ・渡辺理沙/リサポン &color(hotpink){&bold(){「振り返って検証すると、『なにもしない』ほうがまだマシだったってケースがままある。&br()だけど切羽詰まった状況で『なにもしない』でいられる人なんていないよね」}} AGE:19 レベル:60 職業:ウィッチ HP:341 MP:666 STR:168 VIT:288 DEX:139 AGI:251 INT:411 WIS:426 LUK:98 通称リサ。女性が嫉妬し男性が思わず釘付けになるほどの巨乳の持ち主。 旭日騎士団の副団長だが、それはヴァイオンを仲魔にする際に団長ではないと嫌だと言われたためであり、実質的にリサが団長。 日本に居た頃は大学生で、ギャスパルクの復活の攻略サイトを充実させるほどに積極的に活動していたプレイヤー。 そのためゲームの仕様に詳しく、エターナルとギャスパルクの復活の些細な違いから検証に検証を重ねた結果、ここがゲームの世界ではないと気付く。 ユーゴ達を仲間にするために合流し、途中で別れた。 ウィッチは女性専用の総合魔法職。レベル上げは安易だが能力が平坦。 使える魔法は状態異常などの付加がついた魔法が多い。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は二重人格で、普段表に出ているのは人格が複数ある事も知らない従属的人格。&br()リサのもう一つの人格が支配的人格であり、教団に所属している。&br()旭日騎士団も教団に刃向う善良な日本人を閉じ込める為に作られたものだった。&br()だが、その事自体も……。}} ・細川次郎/ジロー &color(black){&bold(){「自分に嘘がつけたら、どんなに楽だろう」}} AGE:16 レベル:50 職業:ネクロマンサー HP:349 MP:515 STR:177 VIT:249 DEX:166 AGI:177 INT:261 WIS:315 LUK:64 異世界に飛ばされ心細かった時に、教団に協力したら日本に帰る方法を教えてやると言われレヴィアを誘拐した。 その後改心し旭日騎士団に所属した。メンバーのナツキとはいい感じ。 &bold(){▼その他} ・ウメ/[[アアアアアアアア>ああああ]] &color(purple){&bold(){「このバケモノが! 倒れろ! 倒れろッ!」}} AGE:83 レベル:83 職業:サムライ HP:798 MP:243 STR:662 VIT:377 DEX:303 AGI:319 INT:265 WIS:231 LUK:222 日本から来た[[名前をいい加減に決めてしまった>主人公の名前入力(デフォルト名なし) ]]お婆さん。 本名はウメというらしい。名前を馬鹿にすると怒る。 ユーゴを超えるレベルを有するが、年が年のためステータスが減少しており実質60台の能力値。 エターナルに来て右も左も分からないでいた所、飛ばされた場所が戦国時代の様に小競り合いが続き、 民衆が困窮していたため『ウメさんとその仲間たち』を率いて行動を開始した。 吉川英治の『新書太閤記』のファン。これをヒントに作戦を練っていたらヴァイオンに邪魔された。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){終盤まで活躍したものの、ギャスパルクの即死魔法で亡くなってしまった。}} ・厳島勇造/ウォーロード &color(orange){&bold(){「ふふ、まぁな。このウォーロード、はばかりながら戦う事にかけては自信がある」}} AGE:42 レベル:88 職業:グラディエイター HP:1199 MP:311 STR:688 VIT:677 DEX:455 AGI:369 INT:236 WIS:279 LUK:157 神から力を貰ったユーゴ達を除けば、もっともレベルが高い日本人。 クマゴロ―という人物から神聖飛竜騎士団の団長を引き継いでいる。 実は息子が行方不明であり、『ギャスパルクの復活』が怪しいとネットで噂になっていたため、攻略サイトを駆使して物語を進めここまでやって来た。 息子の名は『ドラゴンロード』という名前らしいが……。 本名の通り、探している『ドラゴンロード』とはユーゴの事。 最初はその名前でプレイをしていたが、恥ずかしくなったため最初から作り直したらしい。 勇吾と再会した時、嫁が二人もいたうえに息子と息子の親友が日本に帰らないと言い出したため驚く事に。妻への言い訳が大変そうである……。 日本に帰った後は帰還組に宝石等の換金場所を紹介してあげたらしい。 ・オランドゥ・アローネ &color(yellowgreen){&bold(){「風の神よ、ここにあなたを信じる者がいます」}} レヴィアとイシュラの父親で、アルダ村の村長兼風神ファドラの神官。 妻をモンスターに殺されており、男一人で娘二人を育て上げた。 しかしレヴィアを家出するほどに追いつめていた事に気付けず、その事に深く反省し、そしてユーゴを『勇者』へと導いた。 アルダ村を滅ぼした魔神達との決戦前にユーゴが娘二人と結婚すると言いだしたため、混乱した後、激怒する。 その後三人の気持ちを確認し、エターナルを救う事を条件に結婚を認め神官として結婚の儀を行なった。 ……そしてその後酒を飲んだ。 *&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){世界観}} ・&bold(){ギャスパルクの復活} ユーゴ達がやり込んでいたゲーム。 満点堂のゲーム機ZIIをプラットフォームにしている一人用のRPG。 発売しているエンパイア社はテストプレイヤーを募集しており、ユーゴ達はそれに当選した。 ベータ版だがバグらしいバグは無く、街に入るとき多少ロードが長いくらい。 ユーゴ達が言うにはXbox 360 で発売された『 [[オブリビオン>OBLIVION(ゲーム)]] 』を全体的に進化したような感じで、特に[[自由度>自由度(ゲーム) ]]が高いらしい。 メインシナリオは単純で大悪魔ギャスパルクの復活を阻止するというもの。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ユーゴ達は当初このゲームに取り込まれたと思っていたが、実は教団が作ったゲームでありユーゴ達がいるエターナルを元にしたゲームだった。}} ・&bold(){謎の教団} ユーゴ達が追っている正体不明の教団。 構成員はユーゴ達と同じくエターナルに来て力に溺れた日本人であり、皆高レベルでエターナルの人間ではまともに戦うことは出来ない。 邪神ギャスパルクを復活させようと暗躍していて、手始めに邪心の僕の七魔神を甦らせようとしている。 教団の目的はギャスパルクの力でエターナルとガイアを征服する事らしい。 トップは猊下と呼ばれており何故かステータス画面が見えない。 ・&bold(){エターナル} 勇吾達が飛ばされユーゴとなってしまった世界。[[地球]]の事は教団からガイアと呼ばれている。 地球とは違い、名前とHP・MPバーが常に表示されており、念じればステータス画面が表示され名刺として使うことが出来る。 魔法やモンスターが存在し、倒すことでお金が手に入る。 魔法・特技の習得はレベルが上がれば覚えるタイプではなく、レベルとステータスといった条件を満たした上で呪文書を使うと覚える。 呪文書・技術書は店に売ってたり、モンスターが落としたりと様々で、同じ職業、同じレベルでも差が出る場合もある。 モンスターは防御力がどんなに高くても1ダメージは通るという仕様ではなく、防御力が高すぎると0ダメージになってしまう。 そのため強力なモンスターは村人全員で襲えば必ず勝てるといった事はない。 なおクリティカルヒットは魔法攻撃よりも物理攻撃の方が出やすい。 &ruby(イデア){魂の力}で万物が出来ており、魔法等もこれを使って起きている。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){こんな世界なのは創世神がゲーム好き……と言うのもあるが、当然別の理由もある。&br()エターナルのコンセプトは生命体が生を楽しめると言うもので、レベルと言う概念を与えることで、&br()生まれた時には有利・不利があるけれど努力で変り、必ず力が身についている事を明示し生き甲斐を与えた。&br()HP・MPバーは喧嘩が起きた時に相手を想い合って欲しいというもの。名前も匿名性の排除らしい。 }} ・&bold(){&color(blue){七大神}} エターナルを守護する風神ファドラ、大地神グラ・ド、火神シュラハー、 水神ペリアナイア、暗黒神カルラ、光の女神アウラ、軍神ゴーデスの七人の神々。 カルラには影の神ケルパという息子がいる。 人々の信仰と善の魂を取り込み世界に還元する事で世界に平和を齎している。 創世神の善の心から生まれ、同じく創世神から生まれた対応する魔神の封印する役目を持っているが、直接戦う事も出来ない。 七大神は七魔神よりも基本能力が高く、通常世界の善悪のバランスは均一のため負ける事が無いのだが、 現在のエターナルの人々がレヴィアの様に信仰にいい加減になったり、 教団の暗躍で悪人が増えたりしたせいで、魔神が神の力を超えてしまう。 ・&bold(){&color(yellowgreen){七魔神}} ギャスパルクの手下とされている七体の魔神。七大神に封印されている。 ヴォイド、ニンガヤッシュ、ナディンゴラ、グモン、モルダヴィア、イグニッツァ、バルザの七体。 モルダヴィアがリーダーでバルザが最強の魔神。 創世神の悪の心から生まれた存在で、世界に満ちる悪の魂を取り込む事で世界を善に導いている。 存在は完全な悪だが世界にとって善の化身と言える存在で、魔神を完全に消滅させることは出来ない。 七大神は魔神と戦う権利すらないが魔神は神々と戦うことが出来、存在を消滅させることが出来る。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ 創世神がこんな不公平にしたのは、力に大きな差がある魔神達が神に勝てるという事は世界が異常なほど悪に傾いたと言う証であり、&br()生命体の本質がそこまで悪だというのなら、そんな世界は滅びてしまえと考えているから。&br()下手をすると魔神に創世神も殺されてしまうが、それも仕方がないと考えている。}} ・&bold(){邪神ギャスパルク} 教団が甦らせようとしている『魔神にして魔王』『力の神』と称される大悪魔。 しかし七大神によるとそんな神は存在しないというが……。 実際に復活した時の姿は200mほどの巨大な女性の姿であり、銀色の髪に柔和な表情をしており、手術着らしき衣を着ていた。 邪神だけあって強大無比。特に専用技『ARJキャノン』は&color(hotpink){&bold(){非童貞と非処女}}に大ダメージを与えるトンデモ技。 しかし勇者パーティーは[[童貞]]・処女達の集まり、無傷……かと思いきや、 なんとユーゴとイシュラ・レヴィアが&bold(){大ダメージ}を受けてしまう!! &del(){……というネタ技を嘘予告で披露した。} ……本来の攻撃技は、広範囲に痛みでは無く快感を与える光の波紋を放つ事。これはパーセント攻撃であり最大値の50%を減らす事が出来る。 一般的な兵士には生き残る可能性を与えるが、HPの高いユーゴ達には強烈な攻撃。そして超低確率で即死効果もある。 [[第三の目>三つ目]]を光らせると光の衣をまとい攻撃が効かなくなる。 その代償としてMPが減っていくがMPが膨大過ぎてもの凄く減りが遅い。 ・&bold(){&color(hotpink){創世神}} エターナルを構築する森羅万象を生み出した神。 世界を創造し終わった後、七大神と七魔神を生み出しこの世から消え去ったため神話にすら登場しない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){本名は木安春子と言いユーゴ達と同じく地球出身の女性。&br()病弱で死を待つだけだったある日、春子は知りたいと思った。生とは何か? 死の運命があるのに生きている必要があるのかと。&br()そんなある日別次元の存在に答えを求め召喚の儀をした所、成功してしまう。&br()目の前の存在に答えを求めたが、彼は答えを知らないから春子が創る世界で答えを探せと言い、一つの世界を創りだせるために必要な魂の力を与えた。&br()善や悪の定義には色々あるが春子は最大の悪は利己心の暴走と定義しており、生命体に生きている価値はあるのかと言う答えを求め世界を見守る日々を過ごしている。}} 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - おー。記事乙です。マイナーな方だけど好きな作品だから嬉しい。 -- 名無しさん (2015-02-04 15:17:28) - レトロゲーのネタが分からない読者にも分かりやすい王道作品 -- 名無しさん (2015-02-04 15:43:58) - ああああああとか結構好きだった -- 名無しさん (2015-02-04 16:15:16) - ゲームものと戦記ものを組み合わせたような感じで楽しかった。ただ正直イラストはかなり酷いなと思いながら読んでたけど -- 名無しさん (2015-02-04 20:16:40) - いい作品だった。ゲームとしてプレイしてみたい。 -- 名無しさん (2015-02-05 00:48:16) - マイナーだけど面白かった -- 名無しさん (2015-02-05 02:20:01) - この作者さんの作品の中ではぶっちぎりの名作だな。俺TUEEと強大な敵に挑む王道の良い所を両方持っている作品 -- 名無しさん (2015-02-05 03:24:01) - ごめん、なんて頭悪そうなタイトルだと思ってしまった…。主人公の名前もユーゴスラビアを連想させるし、なんだかなあ。 -- 名無しさん (2015-02-05 11:47:42) - ↑まあ、大分タイトルから誤解はされてると思う。正直最初は俺も敬遠した。心理描写もびっしりで、頭を使って作戦を練るとかも結構あるから、ラノベの軽さは維持しつつなかなかどうして楽しめる内容だと思うよ。 -- 名無しさん (2015-02-05 12:37:02) - かなりの良作 -- 名無しさん (2015-02-05 12:57:25) - ラスト以外は最高、最後はショウくんが急にチート使ったから残念 -- 名無しさん (2015-02-05 14:35:18) - 中盤まではよかったんだけど、途中から元の世界に二重人格や吸血鬼が存在していたとかって設定が急に出てきて萎えちゃったんだよね・・・ 最後のほうはもはや挿絵見るために買ってたわ  -- 名無しさん (2015-02-11 20:28:14) - 最後の方の世界構造のネタ晴らし的に、ガイア側も神のような上位存在に管理されてる世界らしいし、厳密には現実の地球とはちょっと違う世界なのかもね。まあ神はともかく、普通に吸血鬼とかが居るってのは確かに何なんだよって思ったがw -- 名無しさん (2015-03-05 12:34:48) - ↑3 レベル1になるしノーカンにはなりませぬか… -- 名無しさん (2016-08-25 00:44:16) - タイトルと挿絵が内容にいまいち合わないのが残念だったが面白かった -- 名無しさん (2016-09-03 18:12:00) - こういので最後もとの世界に返らないってのはあんまり好きじゃないがそこ以外はよかった -- 名無しさん (2016-09-28 11:20:38) - イラストが正直微妙だとか他の魔神の名前はそれっぽいのにラスボスの名前がギャスパルクだとかタイトルがアレだとかその辺は気になったけどかなり良作だったな。RPGの世界観だけど内容的には戦記物に近い -- 名無しさん (2019-03-07 11:57:33) - ↑2俺としては逆に元の世界に戻る人間の方が理解できない -- 名無しさん (2019-10-29 03:43:50) #comment #areaedit(end) }

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