SCP-2165

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&font(#6495ED){登録日}:2016/12/07(木) 13:24:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-2165は、シェアード・ワールド[[SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation)]]は「None」、つまりない。 項目名は「Irredeemable(救い難き物)」。 *概要 まずコイツ、数あるSCiPの中でもトップクラスにわけのわからん代物である。 短い概要であれば[[SCP-2719]]があるが、こいつはそれほどではない。が、肝心の内容が、 >SCP-2165は適当に放置されます。対象はこの言及以外の如何なる形式でも認知されるべきではありません。この言及文書は超時間的かつ超空間的な地点に保管されます。全てはこれまで通りです。全ては何の変わりも無かったのです。 となっている。要するに、この説明以外ではどんな形であっても存在を認められ、知られてはならないということである。が、わかるのはそれだけ。 さらに肝心の概要についても、 >SCP-2165は救い難き物です。SCP-2165が知覚力を持つ実体なのか、非知的生物なのか、無生物なのか、形而上学的な概念なのかは不明ですが、収容担当職員は知らなくとも問題ないと見做しています。SCP-2165はある行動もしくは一連の行動を起こした結果、普遍的な総意により赦しを超えた存在であると見做されるようになりました。以来、この行動/行動群の正確な性質は普遍的な総意により因果律から抹消されています。そのため、SCP-2165とそれについての情報は両方とも、これまで他の生物・オブジェクト・力・概念によって認知されたことはありません。 &bold(){以上。} とにかく「SCP-2165というオブジェクトがあって、収容されている」ことだけはわかっているのだが、肝心な部分が何一つわからない。 補遺もあるのだが、 >赦されることはありません。 &bold(){これで終了。}とにかく絶対赦されない何からしいのだが、正体も原因も何もかもが不明尽くし。 しかもSCP-2719と違い、読み解くための手掛かりすら存在しない。 わけがわからんどころか、何を示しているのかすらわからない。というかそもそもこれは報告書として成立しているのか、と言わんばかりの存在全否定っぷりである。 *考察 考察と言っても、一体この報告書のどこから何を読み取ればいいのかすらわからない。 曲がりなりにも収容されている(担当職員があるのだからどっかのサイトに収容されているのか間違いない)のだが、オブジェクトクラスまで消される念の入りようである。 しかもこの報告書自体が、時間とも空間とも関係ない場所に保管されているというレベルである。 具体的にSCP-2165が何をしたのか、何でまたここまでのことになっているのかはわからない。しかし、読み取れることがわずかに存在する。 報告書が保管されているのは「超時間的かつ超空間的な地点」。さらに続く言葉は「全てはこれまで通り、何の変わりもなかった」。 ここからわかるのは、SCP-2165は&bold(){時間・空間を含めた全てから無視される}という罰則を与えられており、ゆえにここまで情報が削減されているのだということである。 注目すべきは財団がこの報告書を書き上げて保管していることだが、つまり件の「ある行動」には財団も関わっていたと推測できる。 ただ、具体的に何が起きたのかはさっぱり不明だが。 因果律からも抹消されている辺り、よっぽどのことをしでかしたと思われる。 さらに「赦されることはありません」とわざわざ補遺=後からくわえられた部分に記述されていることからして、誰かにそうさせるだけの何かが収容後に起きた、とみることが出来る。 その他、特別収容プロトコルの「適当に放置されます」、先程も触れた「全てはこれまで通り、何の変わりもなかったのです」という一文。 これは「SCP-2165は存在しているが、もう既に『存在しない』と言える=放置しても大して問題がないものである」ということだろうか? その上で一つ推察を述べれば、これは恐らく財団世界においても存在を抹消された「Decommisionedクラスオブジェクト」についての概念ではないかと思われる。 *余談 このオブジェクトは、本家で開かれた「2015年SCP短編コンテスト」に出展された作品である。ルールはSCPの記事を500単語以下で書き上げること。 文字数を極力削ることを考えた結果、オブジェクトに対する説明をばっさり省くことで出来上がったのがこの記事なのだ。 アニヲタWikiでの友達はこんな奴ら。 ・[[SCP-2140]]「過去改変画像」 過去改変を行うことで見た者を財団職員にしてしまう画像。 ・[[SCP-2521]]「●●|●●●●●|●●|●」 優勝作品。出品条件を逆手に取ったとんでもない離れ業でトップを掻っ攫っていった。まさに発想の勝利。 ・[[SCP-2690]]「天使の舌」 [[K-クラス>K-クラスシナリオ(The SCP Foundation)]]の時限爆弾というべき[[ミーム>ミーム(The SCP Foundation)]]汚染の怪物。短い報告書を二つ繋げてある。 ちなみに有志が制作中のSCP-TCG-JP-Jにおけるこのオブジェクトの効果は、「&bold(){このオブジェクトはゲームに使用することはできない}」。徹底してやがる。 追記・修正が赦されることはありません。(訳:追記・修正をお願いします)。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-2165 - Irredeemable by Dmatix http://www.scp-wiki.net/scp-2165 http://ja.scp-wiki.net/scp-2165 この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 鮫島事件みたいな存在しない存在みたいなネタなんだろうか -- 名無しさん (2016-12-07 14:35:10) - decomissionedクラスの報告書を書いた研究員の末路 -- 名無しさん (2016-12-07 14:37:34) - ↑俺も最初読んだとき、同じこと考えてたw 短く描き上げるコンテストの作品だったのね -- 名無しさん (2016-12-07 14:48:59) - 短編コンテストってのが最高にクールだよなあ 昔は173にしろ682にしろすっごく短かったのが2000番台だと長い物が増えて、それは読み応えあるけどこういうのもすき -- 名無しさん (2016-12-07 15:07:06) - まあでも、500単語以下だと確かに文字数足りなくなりそうだよね…… -- 名無しさん (2016-12-07 16:21:13) - さすが、外国人の皆さんははんぱじゃないぜ! -- 名無しさん (2016-12-10 18:12:00) - 2521は全部絵のために翻訳要らずのミスター・ほんやく感涙必至のオブジェクト -- 名無しさん (2016-12-10 18:18:33) - ↑確かにそうだがここで記事にするときはどうすればいいんだ……。 -- 名無しさん (2016-12-10 19:27:01) - AAで表現でもするしかないんじゃないかな…… -- 名無しさん (2017-01-16 15:35:52) - ↑2 普通に文章で紹介して、最後に執筆者が拉致られるオチをつけるとか・・・ -- 名無しさん (2017-01-23 11:19:34) - ↑↑預言者か -- 名無しさん (2017-01-31 11:19:33) - 2521の記事もできたし注釈ははずしてもいいと思う。ある意味ネタバレだしね -- 名無しさん (2017-01-31 11:41:25) - 「それ自体の機器に放置されます」は誤訳で、正確には「適当に放置されます」だった模様 -- 名無しさん (2017-11-03 08:29:10) - なるほどクソな作品とかオナニー作品の成れの果てか -- 名無しさん (2018-01-01 21:42:47) - 存在を肯定するとヤバい事が起こる性質を持ったオブジェクトなのでは。だから特徴(オブジェクトクラスも含めて)を記述することすらせずに、とにかく記録だけはしてるけど存在否定をし続ける必要があるとか考えてみた。 -- 名無しさん (2019-01-19 22:20:18) - 3日後100倍のあの人かと思った -- 名無しさん (2019-01-24 13:09:18) - [[SCP-055]]と読み比べてみると色々と面白い。あっちはみんなが知りたがっているのに、こっちはみんな(? 少なくとも報告書執筆者は確実)で怒りと共に避けまくってるとか。 -- 名無しさん (2019-04-04 18:39:03) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/12/07 Wed 13:24:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-2165は、シェアード・ワールド[[SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。 オブジェクトクラスは「None」、つまりない。 項目名は「Irredeemable(救い難き物)」。 *概要 まずコイツ、数あるSCiPの中でもトップクラスにわけのわからん代物である。 短い概要であれば[[SCP-2719]]があるが、こいつはそれほどではない。が、肝心の内容が、 >SCP-2165は適当に放置されます。対象はこの言及以外の如何なる形式でも認知されるべきではありません。この言及文書は超時間的かつ超空間的な地点に保管されます。全てはこれまで通りです。全ては何の変わりも無かったのです。 となっている。要するに、この説明以外ではどんな形であっても存在を認められ、知られてはならないということである。が、わかるのはそれだけ。 さらに肝心の概要についても、 >SCP-2165は救い難き物です。SCP-2165が知覚力を持つ実体なのか、非知的生物なのか、無生物なのか、形而上学的な概念なのかは不明ですが、収容担当職員は知らなくとも問題ないと見做しています。SCP-2165はある行動もしくは一連の行動を起こした結果、普遍的な総意により赦しを超えた存在であると見做されるようになりました。以来、この行動/行動群の正確な性質は普遍的な総意により因果律から抹消されています。そのため、SCP-2165とそれについての情報は両方とも、これまで他の生物・オブジェクト・力・概念によって認知されたことはありません。 &bold(){以上。} とにかく「SCP-2165というオブジェクトがあって、収容されている」ことだけはわかっているのだが、肝心な部分が何一つわからない。 補遺もあるのだが、 >赦されることはありません。 &bold(){これで終了。}とにかく絶対赦されない何からしいのだが、正体も原因も何もかもが不明尽くし。 しかもSCP-2719と違い、読み解くための手掛かりすら存在しない。 わけがわからんどころか、何を示しているのかすらわからない。というかそもそもこれは報告書として成立しているのか、と言わんばかりの存在全否定っぷりである。 *考察 考察と言っても、一体この報告書のどこから何を読み取ればいいのかすらわからない。 曲がりなりにも収容されている(担当職員があるのだからどっかのサイトに収容されているのか間違いない)のだが、オブジェクトクラスまで消される念の入りようである。 しかもこの報告書自体が、時間とも空間とも関係ない場所に保管されているというレベルである。 具体的にSCP-2165が何をしたのか、何でまたここまでのことになっているのかはわからない。しかし、読み取れることがわずかに存在する。 報告書が保管されているのは「超時間的かつ超空間的な地点」。さらに続く言葉は「全てはこれまで通り、何の変わりもなかった」。 ここからわかるのは、SCP-2165は&bold(){時間・空間を含めた全てから無視される}という罰則を与えられており、ゆえにここまで情報が削減されているのだということである。 注目すべきは財団がこの報告書を書き上げて保管していることだが、つまり件の「ある行動」には財団も関わっていたと推測できる。 ただ、具体的に何が起きたのかはさっぱり不明だが。 因果律からも抹消されている辺り、よっぽどのことをしでかしたと思われる。 さらに「赦されることはありません」とわざわざ補遺=後からくわえられた部分に記述されていることからして、誰かにそうさせるだけの何かが収容後に起きた、とみることが出来る。 その他、特別収容プロトコルの「適当に放置されます」、先程も触れた「全てはこれまで通り、何の変わりもなかったのです」という一文。 これは「SCP-2165は存在しているが、もう既に『存在しない』と言える=放置しても大して問題がないものである」ということだろうか? その上で一つ推察を述べれば、これは恐らく財団世界においても存在を抹消された「[[Decommissionedクラスオブジェクト>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]」についての概念ではないかと思われる。 *余談 このオブジェクトは、本家で開かれた「2015年SCP短編コンテスト」に出展された作品である。ルールはSCPの記事を500単語以下で書き上げること。 文字数を極力削ることを考えた結果、オブジェクトに対する説明をばっさり省くことで出来上がったのがこの記事なのだ。 アニヲタWikiでの友達はこんな奴ら。 ・[[SCP-2140]]「過去改変画像」 過去改変を行うことで見た者を財団職員にしてしまう画像。 ・[[●●|●●●●●|●●|●>SCP-2521]] 優勝作品。出品条件を逆手に取ったとんでもない離れ業でトップを掻っ攫っていった。まさに発想の勝利。 ・[[SCP-2690]]「天使の舌」 K-クラスの時限爆弾というべきミーム汚染の怪物。短い報告書を二つ繋げてある。 ちなみに有志が制作中のSCP-TCG-JP-Jにおけるこのオブジェクトの効果は、「&bold(){このオブジェクトはゲームに使用することはできない}」。徹底してやがる。 追記・修正が赦されることはありません。(訳:追記・修正をお願いします)。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-2165 - Irredeemable by Dmatix http://www.scp-wiki.net/scp-2165 http://ja.scp-wiki.net/scp-2165 この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,37) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 鮫島事件みたいな存在しない存在みたいなネタなんだろうか -- 名無しさん (2016-12-07 14:35:10) - decomissionedクラスの報告書を書いた研究員の末路 -- 名無しさん (2016-12-07 14:37:34) - ↑俺も最初読んだとき、同じこと考えてたw 短く描き上げるコンテストの作品だったのね -- 名無しさん (2016-12-07 14:48:59) - 短編コンテストってのが最高にクールだよなあ 昔は173にしろ682にしろすっごく短かったのが2000番台だと長い物が増えて、それは読み応えあるけどこういうのもすき -- 名無しさん (2016-12-07 15:07:06) - まあでも、500単語以下だと確かに文字数足りなくなりそうだよね…… -- 名無しさん (2016-12-07 16:21:13) - さすが、外国人の皆さんははんぱじゃないぜ! -- 名無しさん (2016-12-10 18:12:00) - 2521は全部絵のために翻訳要らずのミスター・ほんやく感涙必至のオブジェクト -- 名無しさん (2016-12-10 18:18:33) - ↑確かにそうだがここで記事にするときはどうすればいいんだ……。 -- 名無しさん (2016-12-10 19:27:01) - AAで表現でもするしかないんじゃないかな…… -- 名無しさん (2017-01-16 15:35:52) - ↑2 普通に文章で紹介して、最後に執筆者が拉致られるオチをつけるとか・・・ -- 名無しさん (2017-01-23 11:19:34) - ↑↑預言者か -- 名無しさん (2017-01-31 11:19:33) - 2521の記事もできたし注釈ははずしてもいいと思う。ある意味ネタバレだしね -- 名無しさん (2017-01-31 11:41:25) - 「それ自体の機器に放置されます」は誤訳で、正確には「適当に放置されます」だった模様 -- 名無しさん (2017-11-03 08:29:10) - なるほどクソな作品とかオナニー作品の成れの果てか -- 名無しさん (2018-01-01 21:42:47) - 存在を肯定するとヤバい事が起こる性質を持ったオブジェクトなのでは。だから特徴(オブジェクトクラスも含めて)を記述することすらせずに、とにかく記録だけはしてるけど存在否定をし続ける必要があるとか考えてみた。 -- 名無しさん (2019-01-19 22:20:18) - 3日後100倍のあの人かと思った -- 名無しさん (2019-01-24 13:09:18) - [[SCP-055]]と読み比べてみると色々と面白い。あっちはみんなが知りたがっているのに、こっちはみんな(? 少なくとも報告書執筆者は確実)で怒りと共に避けまくってるとか。 -- 名無しさん (2019-04-04 18:39:03) - じゃあこっちは「赦されないやつ」と呼ぼう -- 名無しさん (2020-02-27 02:16:02) - 絶対に赦さない、絶対にだ -- 名無しさん (2020-07-20 06:17:48) - TCG-JP-Jの効果ワロタ -- 名無しさん (2020-08-04 15:22:27) - マジかよ、ンドレッツ・ゲガまだ許されてないのか -- 名無しさん (2020-08-04 15:39:19) - 財団世界ではSCP-2165にあたる箇所はどのように見えているんだろう?この報告書自体は普通に読めるけど、それがどんなモノかは担当職員含め誰も知らないって感じなのかな -- 名無しさん (2020-08-23 11:14:07) - ゆるすよ -- 名無しさん (2020-12-02 14:40:20) - ユグドラシル -- 名無しさん (2021-05-08 22:36:01) - ドン・サウザンド -- 名無しさん (2021-09-29 01:30:27) - 「ある行動もしくは一連の行動を起こした結果、普遍的な総意により赦しを超えた存在であると見做されるようになりました」ってのを見るに、黎明期の財団コミュニティを荒らし回って追い出されたFishmongerの暗喩だとも取れるな -- 名無しさん (2022-01-27 23:03:48) - (続き)わざわざ補遺に「許されることはありません」と追記されてあるのも、追放からしばらくしてほとぼりが冷めた後に、Fishmongerが一度財団コミュニティに戻ろうとして拒絶されてる経緯と結び付けられるし。 -- 名無しさん (2022-01-27 23:10:36) - ↑考察に加筆するのだ -- 名無しさん (2022-02-05 21:56:44) #comment #areaedit(end) }

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