ばくおん!!

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&font(#6495ED){登録日}:2017/03/31 (金) 19:40:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(darkgreen){&bold(){&big(){バイクはバカにしか乗れん! そう、お前はバカだからバイクに乗る資格がある!}}}} 「ばくおん!!」とは、おりもとみまなによる漫画である。掲載は月刊ヤングチャンピオン烈。 タイトルからわかると思うが、「[[けいおん!]]」をパク……パロディした部分が見られる。 しかし、元ネタとは真逆のバイク・チャリdisや、規制ギリギリの発言が多い(それ以前に漫画雑誌界では最弱のチャンピオン、しかも烈である) ことからアニメ化は不可能であると思われていたが、 トムス・エンタテインメントによってアニメ化され、2016年4月から6月まで放送された。 奇跡のアニメ化ではあるが、このアニメはなんと国内4大二輪車メーカー+ドゥカティ、 国内外を問わずヘルメットメーカー、ツインリンクもてぎ、BIKE王などの二輪車関係企業が協賛し、劇中の車両は全て実車からサンプリングされた。 全12話+OVA2話。 OP:「FEEL×ALIVE」 佐咲紗花 ED:「ぶぉん! ぶぉん! らいど・おん!」 佐倉羽音(上田麗奈)、鈴乃木凜(東山奈央)、天野恩紗(内山夕実)、三ノ輪聖(山口立花子)、中野千雨(木戸衣吹〈第9話から〉) 、 「ぶぉん! ぶぉん! らいど・おん!(来夢先輩 Ver.)」 来夢先輩(第10話のみ)  【&bold(){あらすじ}】 丘乃上女子高等学校に入学した佐倉羽音は、登校初日、自転車通学途中の激坂でへたりこんでいた時、 すぐそばに現れた同級生が乗るオートバイとその空ぶかしの音にカルチャーショックを受ける。 バイクに興味を持った羽音はバイクがきっかけとなって出会った同級生、天野恩紗と共にバイク部に入部し免許の取得を目指す。 女子高生のフルスロットル放課後バイクライフが始まる。 【&bold(){登場人物}】 ▲丘乃上女子高等学校 「メンキョって何?」 ・佐倉 羽音(さくら はね) CV:あじみ先……上田麗奈 あやねるではない。 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年)。両親は遠い遠い所(USA)に行ってしまった為、妹の由女と二人暮らしをしている。 茶髪セミショート、太眉、両耳の上につけた翼の形をした髪留めがトレードマーク。特技は口バイク。 入学初日に自転車で通学していたが、激坂を自転車で登ることに嫌気がさしていたところ、バイク通学する恩紗を見て自らもバイクに乗ることを決意。 運転免許の存在すら知らなかったほどの天然………というかアホの娘。 ホンダ担当だが、メーカーに執着している描写はあまりないが、千雨にバイクを勧めた時は、人が変わったようにホンダを推していた。 また、ピンクが好きなようで、愛車がピンクの自家塗装であり、千雨にピンク全塗装のホーネット250を勧めたことがある。 愛車は、恩紗の実家・ニコイチモータースで一目惚れして購入した「ホンダ・CB400Super Four HYPER-VTEC specⅢ」。 名前の由来は、ホンダの正規代理店・ホンダウイングから。 「この世のバイクに差別はなく神のもとに平等。ただしスズキ車は除く!」 ・天野 恩紗(あまの おんさ) CV:内山夕実 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年、コミックス5巻・アニメ第10話ではバイク部の部長を来夢先輩から引き継いだ)。 羽音のクラスメイトで、彼女をバイクの道に引きずり込んだ。 逆立つ程のきついくせ毛がトレードマークで、鈴乃木凜からはモジャと呼ばれている。 実家がバイク屋(メーター戻しや水没車を扱う少々怪しい店)だけあってバイクの知識は豊富で、 バイク部員たちの相談役であるとともに、読者への解説役を担う一方、毒舌でもあり、 スズキ車をこき下ろして凜をからかったり、自転車をけなして一部読者の反感を買うこともしばしば。 バイクのことを語る際にポエミーなセリフを連発するロマンチスト。 (例:「スーフォアを選ぶ人、すなわち、浮気もせず生涯たった一人の男しか知らない女のようなもの」。 「メーター戻しの格安バイクを売って、私達兄弟はここまで育てられたんだ」、「オフロードバイクにとって傷や汚れは、そう、勲章なのさ!」)。 ヤマハ党であるが、愛が深いかと言えば怪しく、千雨にバイクを勧めた時は、 SR400のタンクマークをBMWやらトライアンフやらノートンのエンブレムに張り替えていた。 (なお、アニメではこの3社の協力が得られなかった為モザイクがかかっていたが、モザイクが薄すぎて普通に読めてしまった)。 愛車は、2台の廃車をニコイチにして組み上げた「ヤマハ・セロー225W」。 文化祭のレースでは、父から借り受けた「ヤマハ・TZR250(3MA)」を使用し、2スト特有の煙で羽音を苦しめた(羽音いわく「絶対壊れてる」)。 なお、スクーターは否定派であるが、トリシティは独特なスタイルから気に入っている模様。 名前の由来は、ヤマハのシンボルマークである音叉から。 「カタナカタナカタナ~♪ カタナに乗って~ると~♪ アタマアタマアタマ~♪ 頭がおっかしくな~る♪」 ・鈴乃木 凜(すずのき りん) CV:[[東山奈央]] 「凜」である。「凛」ではない。 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年)。 金髪ツインテール・巨乳(羽音いわく「超大型」)であり、ピザ屋でバイト、テストでは70点はとっている努力家。 しかし、極度の意地っ張りかつ父親から遺伝した見栄っ張りと、 性格面ではかなり問題のある人物(羽音いわく「適性検査の5項目に引っかかったって聞いた」)であるため孤立することが多く、 未だにバイク部への入部はしていない(コミックス7巻で心配した羽音が立ち上げたツーリングチーム「つまさきだちスタイル」には所属することになった)。 オマケに重度のスズキフリーク。 それも、GS1200SSやインパルスXの変態的な部分をそうだと肯定しつつ、 だからこそかっこいいと信じて疑わない重度の鈴菌感染者で、アンチスズキの恩紗とはしょっちゅう喧嘩している。 幼少期に、事故を起こした父のために、5台しか販売されないヨシムラ・カタナ1135Rを手に入れようと作文審査に応募した。 それ以前はバイクのことをよく知らなかったが、手に入れなければ父がいなくなると思い込んだことにより、彼女もスズキとカタナが好きになった。 また、幼少期の事故でスズキの四輪車(マンガではカプチーノ、アニメではツイン)のボンネットにお尻をぶつけた為、スズキのエンブレムの形をした火傷痕がある。 鈴菌感染者ではあるが、対象はあくまでバイクメーカーとしてのスズキであり、「スズキを買え」と言っているのにワゴンRを買うなどと答えられると激怒する。 愛車は、免許取得後に父親から譲り受けた「スズキ・GSX400Sカタナ(メーター戻し・水没車)」。 文化祭のレース前から効果の怪しいパーツ(ガンスパークetc)を外から見えないところにいくつもつけた。 名前の由来は、「スズキ」とカタナ乗りが主人公の漫画「キリン」(ただし、こちらは1100cc)から。 「こんな素敵な絵を破るなんて犬畜生にも劣る行為ですわ」 ・三ノ輪 聖(みのわ ひじり) CV:山口立花子 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年)。 三ノ輪財閥の令嬢であり、往年のアメリカ映画のワルに憧れてバイク部に入部。 しかし、ワルに関する知識がどこかズレており、チキンレースで川にダイブして「これこそワル」と恍惚の表情を浮かべたり、 自分の愛車に牛の頭蓋骨をあしらったりしては周囲を唖然とさせている。 それ以外の点でも、箱入り娘どころか非常識レベルの世間知らず。 教習所に行くまで自転車にすら乗ったことがなく、文字通り箸より重いものを持ったことがなかったためバイクを起こすところから出来なかった。 誕生日が12月であるためしばらくは運転免許がなく、ツーリング時は執事の早川が運転するサイドカーに便乗していた。 16歳になる前に「東南アジアのお金さえあれば免許が買える国」の海外免許を書換えてフルビット免許を取得したが、 黄色信号の意味を答えられない状態に危険を感じた恩紗によって切り刻まれた。 その後、まずは原付免許を取得。 のちに普通二輪免許を取得し、他のバイク部員と自力でツーリングを楽しむようになった。 ドゥカティ派と思われやすいが、KTMやBMWを含めた全高級外国車派であり、原作では「ドゥカティストではない」と発言している。 愛車は、「ホンダ・スーパーカブ50(補助輪付)」、普通二輪免許取得後は「ドゥカティ・パニガーレ399」。 (1199ccモデルのエンジンを399ccエンジンに乗せ換えた特注品で、恩紗いわく「金持ちの道楽」、「狼の皮を被った羊」) なお、パニガーレ399は実在しないバイクの為、エンジン及びエキゾースト音はパニガーレ899からサンプリングされている。 『カッコカワサキ宣言』 ・来夢先輩(らいむせんぱい)/仮名:川崎 来夢(かわさき らいむ) CV:なし 丘乃上女子高校3年。20年以上留年を繰り返しており、コミックス5巻・アニメ第10話までバイク部の部長を務めていた。 年齢・本名などプロフィール全てが不明(但し、アイキャッチでレースクイーン姿を披露していることから、一応性別は女性)な上、 殆ど話すことはなく、セリフを一言も発しない(基本的に筆談で会話している)。 常にリボンが付いたシンプソンのフルフェイスヘルメットを被っており、例え食事や入浴時でも外さない。 常時フルフェイスヘルメットを被り、一言も喋らないことから「Top Gear」の「The Stig」がモデルと思われる。 (ネットに上げられているイラストではStigと一緒に描かれることも多く、「日本にいるStigの妹」と呼ばれることもあるとかないとか)。 元レーサーであるためライディングテクニックはバイク部メンバー中群を抜き、 どんなバイクでも分解整備ができるが、カワサキが製造したことがないAT車の運転は苦手。 愛車は、カワサキ・NinjaZX-12R(typeA)かつては、 カワサキ・500SSマッハIIIや35色(ボディ5色×シート7色)フルコンプしたカワサキ・GPZ250R。 文化祭のレースでは、ハンデとしてニコイチモータース(恩紗の実家)から提供されたカワサキ・エプシロン250(製造はスズキ)を使用したが、 不慣れなスクーターの為、スタート直後に転倒してしまった。 名前の由来は、カワサキと川崎重工業のイメージカラーであるライムグリーンから。 「今朝言ってた新しいマシンの代わりに……バイクの免許取っちゃ駄目かな?」 ・中野 千雨(なかの ちさめ) CV:木戸衣吹 似ているが、あずにゃんではない。 羽音の妹の由女とは中学時代からの友人で丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から)。 元GPライダー・中野欽矢の娘でレーサー。 「ちいさめ千雨」のあだ名通り、低身長がコンプレックスだったが、 ポケバイではそれが逆に有利になったことから自信を持ち、小さい頃からサーキットでは優勝候補だった。 しかし、標準的なシート高のバイクでは足が届かないため、信号待ちで足をつかなければならない公道に不安を持っており、バイクは公道で乗るものではないと意地を張っていた。 そのため当初はバイク部への入部には否定的だったが、新部長・天野恩紗による、 「バイクに足が届かないのは女性ライダーにはあたりまえのこと、乗りたいならなんとかして乗ればいい。 意地ばかり張っているとあいつ(鈴乃木凜)みたいになる」という(主に最後の)言葉に動かされてバイク部に入部する。 バイクの免許を取り始めるが、公道用の装備の知識がほとんどないため、一発試験ではバックミラーをポールにぶつけて試験中止になり、 教習所でも、シフトチェンジがレース用と逆であることや、ウィンカーのつけ方も知らず困惑していたが、 教官たちはそのような事情に気づかず、「レーサーならバイクの操作は余裕」とロクな指導をしなかったため、 このまま2段階に進むことに不安を覚え、同時期に教習を受けていた聖に教えを請って、無事に免許を取得した。 愛車は、ホンダ・NSF100(サーキット用の為、公道走行不可)、ホンダ・PCX150(公道用)。 PCXは父から借りた物で、どのバイクを買えばいいか先輩に相談したところ、羽音たちが自分の好みを押し付けようとして喧嘩になってしまったことや、 恩紗が「スクーターはバイクではなく、移動の道具」と言ったのを逆手に取り、 「バイクは公道で乗るものではない。スクーターはバイクではない。故にスクーターは公道で乗っていい」ということにして乗っている。 「私は自転車で大丈夫」 ・佐倉 由女(さくら ゆめ) CV:[[田所あずさ]] 羽音の妹で丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から)。 顔つきは姉に相似しているが後ろ髪を三つ編みにしている。 アホな姉とは対照的にしっかり者で、アメリカに赴任している両親の代わりに、家計の管理と姉の面倒をみている(元ネタの憂に酷似したポジション)。 丘乃上に入学したが、バイクには興味が無く、バイク部の部員ではない。 名前の由来は、ホンダの正規代理店・ホンダドリームから。 ■&bold(){その他} 「このナナハンってのはバケモノなんですよ。お嬢様。1200ccのバイクに出来てナナハンに出来ないことなんて1つもないんです!」 早川(はやかわ) CV:[[石塚運昇]]、[[上坂すみれ]](若年期) 三ノ輪家に仕える執事で、自身は4代目にあたる。 ドゥカティを深く愛しており、750ccの排気量にこだわりを持つ。 常にタキシードを着用し紳士的に振る舞っているが、若年期は女系の三ノ輪家に取り入るためメイド服を着て仕えており、 その姿は女性そのものであった(コミックス第6巻及びOVA2作目では本当に若返った)。 12歳までシベリア抑留を経験しており、その際にロシア流のバイク術を体得した。 高いバイク運転技術を持つ来夢先輩をライバル視しているは、よく川や海に落ちる。 名前と750ccへのこだわりは石井いさみの漫画作品『750ライダー』の早川光に由来(若返った際に「早川ヒカリ」という偽名を用いた)、容姿のモデルは元レーサーの根本健。 聖が乗るサイドカーの運転手を務め、原作第11話まではMVアグスタ・F4セリエオロ(アニメには登場しない)、 第12話よりドゥカティ・750SSイモラレプリカを運転する。 なお、イモラレプリカの調達は不可能に近いため、量産型750SSからの録音となっているが、 それでも貴重品である為、商品や展示品ではなく、ドゥカティ東京ウエストスタッフの私物を借りて録音されている。 「カタナといえば大型だろ! 特にこのヨシムラカタナ1135Rなんて最高だぞ」 ・凜の父 CV:[[三木眞一郎]] 常にフルフェイスヘルメットをかぶっており、素顔を見せたことがない。 娘が作文を書いてまで手に入れてくれたヨシムラ・カタナ1135R(パーツメーカーであるヨシムラがカスタムした販売台数5台限定のバイク)が愛車で、自室に持ち込むほどの愛情を注いでいる。 カタナは大型至上主義であり、カタナ400はホンモノではないと考えていた。 凜をスズキ狂にした張本人であり、その鈴菌感染度は彼女をはるかに凌ぐ。 また、見栄っ張りも凜を上回り、カタナのオーナーミーティング内では、自分で作文を書いたことにしている。 「2ストロークエンジンのレプリカはもうちょっと回して乗るのさ」 ・恩紗の父 CV:岩田光央 男手一つで二男一女を育てた天野家の大黒柱であり、少々アコギなバイク店「ニコイチモータース」店主。名前は不明。 恩紗に遺伝した立派なモジャ毛と、遺伝してほしくない立派な禿頭を持つ。 20年前はレーシングチーム・チーム天野のメカニックで、前述のTZR250(3MA)を、レースで勝てる形にしようと苦心していた。 凜の父をはじめ、チームの元メンバーとの仲は今でも良好であり、他にもライダーの友人が大勢いることから、店はともかく人柄は評価されている。 整備については「納車日までに、家までたどり着ける程度に行う」というポリシーで、恩紗に呆れられている。 とはいえ、水没車であろうと顧客に気づかれないレベルで整備が可能ということで、 現に凜が乗るカタナ400は彼女の父がニコイチモータースで購入した水没車だが、16年以上経っても正常に動作しているほか、 前述のとおり20年落ちの3MAをレース仕様で整備できる技術を有するなど、並外れたレストアの技術があることが伺える。 「私は、リターンライダーたづ子。どんな些細な事があってもディーラーに通ってお金を落とす正義のライダー」 ・たづ子 CV:[[日笠陽子]] 丘乃上女子高校校長。本名は不明。年齢は不明だが、後述のプロフィールから30代後半と推測される。 20年前は丘乃上女子の生徒であり、バイク部部長を務めていたほか、 バイク部部員(同級生の中野アキナを含む)でレーシングチーム・チームバージンも結成しており、中野千雨の父・中野欽矢とサーキットで競い合ったこともある。 当時から在校していた来夢先輩の後輩で、当時は彼女を使い走りのようにしていた。 昔はモテていたが、それをいいことに言い寄る男たちを袖にしているうちに結婚適齢期が過ぎてしまい、いまだに独身。 推定30代で私立高校の校長になるなど、教員としては優秀な人物のはずだが、 文化祭で賭けレースを許可した上に親の年金を借りて全額つぎ込むなど、教員にあるまじき問題行動を起こすこともしばしば。 8~90年代のバイクブームを現役で経験しているため、当時の人気車両に詳しいが、それ以降バイクの情報に触れていなかったため知識がそこで止まっている。 リターンライダーになってからは大型二輪免許を取り、BMW・K1300Rを愛用している。 かつては88年式ホンダ・NSR250Rを愛車としていた。たづ子本人は気に入っていなかったが、NSR乗りにとっては憧れだと羨ましがられ、その後は彼女の自慢となった。 しかし、20年経ってもそのことを引きずっており、合コンでそのことを自慢したところ、88年式の良さが誰もわからなかった上に歳がバレてハブられてしまった。 リターンライダーになったときもNSRの新車を買おうとしていたのだが、 とっくの昔に生産終了していたためにディーラーに笑われてしまい、BMWに乗り換えることにした。 アニメではBMWの協賛がないため名前が登場しないが、デザインはロゴ以外ほぼそのまま登場している。 「男なんて勝手なもんよ! 知ってる? バイクの排気量ってアレの大きさの象徴だって?」 ・猿山先生/猿山 猿子(さるやま さるこ) CV:荒浪和沙 羽音たちの担任の女性教師。担当教科は英語。短い髪にカチューシャを付けている。 たづ子以外で唯一バイク(ホンダ・エイプ50)に乗っている教員。 お金持ちや権力者のお嬢様が多い丘乃上女子高等学校で、いつもびくびくと怯えている。 酒癖が非常に悪く、酔うと同性愛者のようになるため、これまで15人以上の男にフラれている。 バイク部の北海道ツーリングで偶然出会った時、酔って部員たちに襲いかかったが来夢先輩に退治された。 その後、紆余曲折を経てバイク部の顧問を受け持つこととなった。 「これでお前は中野王家の姫。姫が選んだバイクに誰が文句をつけられようか」 ・中野 欽矢 CV:[[諏訪部順一]] 千雨の父で、元GPレーサー。 クレ5-56が大好きで、自分のゼッケンナンバーにした上にブランドまで立ち上げ、その版権料で儲けている。 イケメンであり、周囲からは王子の名で呼ばれていたが、メカニックを手伝っていた恩紗の父たちは「黒子(ホクロ)」と呼んでいた。 その名の通り目の下の泣きぼくろがトレードマークだったが、これは彼が自分の父親から受け継いだものであり、 千雨がバイク選びで悩んでいた際に、物理的に取り外して(ここ重要)彼女に引き継いだ。 元ネタは、実在する元GPレーサー・中野 真矢。 妻は、丘乃上女子高校バイク部OGで、たづ子の同級生の中野アキナ(元ネタは恐らく中森明菜)。 「神が弱い存在である人間を愛したように、神はまたバイクも愛した。なぜならバイクもまた弱い乗り物だったから」 ・ジーザス/神様 CV:[[小山力也]] 北海道ツーリングで青森へ向かう途中、羽音が東北で遭遇した謎の人物。 ガス欠になり、バイクを押していたところを羽音が発見。 ガソリンを分け与えて貰ったお礼に、スズキ乗りの聖杯(スズキ純正パーツの湯呑み)と青森県新郷村にあるキリストの墓までのワープを授ける。 アニメではキリストがらみのネタは多くが削除され、羽音のワープ地点も、十字架ではなく一本棒となっており、キリストの墓であることがぼかされている。 アニメ最終話では羽音にバイクのない世界を見せた。 愛車はスズキ・イントルーダークラシック。アメリカンバイクのお約束として、羽音にハーレーと間違われた 「顔の上に男の股間が乗る気持ち、あなたにわかる?」 ・バイ太 CV:[[井上喜久子]] 教習車。なぜか羽音と会話することができ、彼女に運転のノウハウや女の生き様を教えた。羽音以外では一部の教官とも会話できる。 教習車であるが故にHYPER-VTECが外され、市販車よりもパワーを抑えられている為、本人は「大事なタマを取られたオカマ」を自称しており、そのためにオカマ口調で話す。 羽音の卒検の前日に、インジェクション仕様車に入れ替えられたために引退。 以降はニコイチモータースに買い取られ、部品取り車両として殆どのパーツを失った後、ガソリンタンクのみの状態で転がっていた。 その後、愛車のタンクを探していた羽音がそれを発見。ピンク色にリペイントされた後に羽音のスーフォアに搭載され、晴れて彼女の愛車となった。 【&bold(){施設}】 「丘乃上女子高等学校」 羽音たちが通う高校。作中ではA組とB組が登場しており、 A組には羽音・恩紗・凜、B組には聖をはじめとするお嬢様が在籍していることから、A(=average)組とB(=ブルジョワ)組ではないかと推測されている。 珍しくバイク通学可となっているほか、何故かバイクに関する校則がない。 恩紗や凜は、「バイク通学が出来るから」という理由で入学したが、大多数の生徒は入学後もバイクで通学出来ることを知らない。 「ニコイチモータース」 恩紗の父が経営しているバイク屋。ヤマハ正規代理店であったが登録を抹消され、看板にはYSPの文字を剥がした痕がある。 水没車や事故車をその事実を隠して平気で売り、メーター戻しなども行っている少々アコギで、近所はおろかインターネット上でもワースト1位を争うほど評判が悪い。 しかし、整備技術は折り紙付きであり、恩紗や父の人脈からこの店を利用する客もごく一部存在し、怪しいバイクであることを承知で購入することもある。 バイク部員たちもマシンに何かあった時には整備や修理を依頼することが多い。 「5-56デザイン」 千雨の父・中野欽矢が経営しているアパレルブランド。 アニメ・原作双方で外観が登場しているが、元ネタの56デザインと全く同じである。 【&bold(){余談}】 ・アニメでは協賛がない為、登場しないが、オーストリアのKTMとは原作とコラボしており、&br()鈴鹿8時間等の耐久レースではキャラクターをカウルに描いた痛単車が出場した。 ・警視庁とコラボしたこともあり、奥多摩周遊道路の注意看板にイラストが描かれたことを皮切りに、プロテクター着用や交通安全啓発ポスターが数枚描かれている。 ・アニメ放送の前後で、羽音・恩紗がそれぞれホンダ・ヤマハの宣伝マンガに登場した。&br()凜も東京モーターサイクルショーのスズキブースに描かれたことがある。 ・制作スタッフは全員、バイク乗り又は元ライダーであり、公式サイトには愛車も併記されている。 ・アニメはキャストに影響を与え、特に猿山先生役の荒浪和沙氏はクランクアップ後に普通二輪免許を取得し、バイクライフを送っているとのこと&br()(購入した車両は、カワサキ・エストレヤ)。また、オープニングテーマを歌う佐咲紗花氏も作詞の為に普通二輪免許を取得した。 ・作中ではたびたび自転車(主にロードレーサー)がこき下ろされるが、&br()原作者のおりもとみまな自身はオートバイだけでなくロードレーサーも嗜む。その為、描写そのものは正確。 追記・修正は口バイクをしながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/03/31 (金) 19:40:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(darkgreen){&bold(){&big(){バイクはバカにしか乗れん! そう、お前はバカだからバイクに乗る資格がある!}}}} 「ばくおん!!」とは、おりもとみまなによる漫画である。 *【概要】 掲載は月刊ヤングチャンピオン烈。 タイトルからわかると思うが、「[[けいおん!]]」をパク……パロディした部分が見られる。 しかし、元ネタとは真逆のバイク・チャリdisや、規制ギリギリの発言などが多いことから、アニメ化は不可能であると思われていたが、 トムス・エンタテインメントによってアニメ化され、2016年4月から6月まで放送された。 奇跡のアニメ化ではあるが、このアニメはなんと国内4大二輪車メーカー+ドゥカティ、 国内外を問わずヘルメットメーカー、ツインリンクもてぎ、BIKE王などの二輪車関係企業が協賛し、劇中の車両は全て実車からサンプリングされた。 全12話+OVA2話。 OP:「FEEL×ALIVE」 佐咲紗花 ED:「ぶぉん! ぶぉん! らいど・おん!」 佐倉羽音(上田麗奈)、鈴乃木凜(東山奈央)、天野恩紗(内山夕実)、三ノ輪聖(山口立花子)、中野千雨(木戸衣吹〈第9話から〉) 、 「ぶぉん! ぶぉん! らいど・おん!(来夢先輩 Ver.)」 来夢先輩(第10話のみ)  なお、一見すると近年よくある「マイナーな趣味に女子高生が挑戦する日常系漫画」っぽいが、実際の作風はかなりカオス寄り。 バイクの描写こそリアルに寄せているが、それ以外の部分は色々とトンデモな展開が飛び出してくる。 *【あらすじ】 丘乃上女子高等学校に入学した佐倉羽音は、登校初日、自転車通学途中の激坂でへたりこんでいた時、 すぐそばに現れた同級生が乗るオートバイとその空ぶかしの音にカルチャーショックを受ける。 バイクに興味を持った羽音はバイクがきっかけとなって出会った同級生、天野恩紗と共にバイク部に入部し免許の取得を目指す。 女子高生のフルスロットル放課後バイクライフが始まる。 *【登場人物】 **▲丘乃上女子高等学校 「メンキョって何?」 ・佐倉 羽音(さくら はね) CV:あじみ先……[[上田麗奈]] あやねるではない。 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年)。両親は遠い遠い所(USA)に行ってしまった為、妹の由女と二人暮らしをしている。 茶髪セミショート、太眉、両耳の上につけた翼の形をした髪留めがトレードマーク。特技は口バイク。 入学初日に自転車で通学していたが、激坂を自転車で登ることに嫌気がさしていたところ、バイク通学する恩紗を見て自らもバイクに乗ることを決意。 運転免許の存在すら知らなかったほどの天然………というかアホの娘。 ホンダ担当だが、メーカーに執着している描写はあまりないが、千雨にバイクを勧めた時は、人が変わったようにホンダを推していた。 また、ピンクが好きなようで、愛車がピンクの自家塗装であり、千雨にピンク全塗装のホーネット250を勧めたことがある。 愛車は、恩紗の実家・ニコイチモータースで一目惚れして購入した「ホンダ・CB400Super Four HYPER-VTEC specⅢ」。 名前の由来は、ホンダの正規代理店・ホンダウイングから。 「この世のバイクに差別はなく神のもとに平等。ただしスズキ車は除く!」 ・天野 恩紗(あまの おんさ) CV:内山夕実 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年、コミックス5巻・アニメ第10話ではバイク部の部長を来夢先輩から引き継いだ)。 羽音のクラスメイトで、彼女をバイクの道に引きずり込んだ。 逆立つ程のきついくせ毛がトレードマークで、鈴乃木凜からはモジャと呼ばれている。 実家がバイク屋((メーター戻しや水没車を扱う少々怪しい店))だけあってバイクの知識は豊富で、バイク部員たちの相談役であるとともに、 読者への解説役を担う一方、毒舌でもあり、スズキ車をこき下ろして凜をからかったり、自転車をけなして一部読者の反感を買うこともしばしば。 バイクのことを語る際にポエミーなセリフを連発するロマンチスト((例:「スーフォアを選ぶ人、すなわち、浮気もせず生涯たった一人の男しか知らない女のようなもの」、「メーター戻しの格安バイクを売って、私達兄弟はここまで育てられたんだ」、「オフロードバイクにとって傷や汚れは、そう、勲章なのさ!」))。 ヤマハ党であるが、愛が深いかと言えば怪しく、千雨にバイクを勧めた時は、SR400のタンクマークをBMWやらトライアンフやらノートンのエンブレムに張り替えていた((なお、アニメではこの3社の協力が得られなかった為モザイクがかかっていたが、モザイクが薄すぎて普通に読めてしまった))。 愛車は、2台の廃車をニコイチにして組み上げた「ヤマハ・セロー225W」。 文化祭のレースでは、父から借り受けた「ヤマハ・TZR250(3MA)」を使用し、2スト特有の煙で羽音を苦しめた((羽音いわく「絶対壊れてる」))。 なお、スクーターは否定派であるが、トリシティは独特なスタイルから気に入っている模様。 名前の由来は、ヤマハのシンボルマークである音叉から。 「カタナカタナカタナ~♪ カタナに乗って~ると~♪ アタマアタマアタマ~♪ 頭がおっかしくな~る♪」 ・鈴乃木 凜(すずのき りん) CV:[[東山奈央]] 「凜」である。「凛」ではない。 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年)。 金髪の[[ツインテール]]で[[巨乳]]((羽音いわく「超大型」))。ピザ屋でバイトしている。 テストで70点はとっている努力家だが、極度の意地っ張りかつ父親から遺伝した見栄っ張りと、性格面ではかなり問題があるため((羽音いわく「適性検査の5項目に引っかかったって聞いた」))孤立することが多く、未だにバイク部への入部はしていない((コミックス7巻で心配した羽音が立ち上げたツーリングチーム「つまさきだちスタイル」には所属することになった))。 オマケに重度のスズキフリーク。 それも、GS1200SSやインパルスXの変態的な部分をそうだと肯定しつつ、 だからこそかっこいいと信じて疑わない重度の鈴菌感染者で、アンチスズキの恩紗とはしょっちゅう喧嘩している。 幼少期に、事故を起こした父のために、5台しか販売されないヨシムラ・カタナ1135Rを手に入れようと作文審査に応募した。 それ以前はバイクのことをよく知らなかったが、手に入れなければ父がいなくなると思い込んだことにより、彼女もスズキとカタナが好きになった。 また、幼少期の事故でスズキの四輪車((マンガではカプチーノ、アニメではツイン))のボンネットにお尻をぶつけた為、スズキのエンブレムの形をした火傷痕がある。 鈴菌感染者ではあるが、対象はあくまでバイクメーカーとしてのスズキであり、「スズキを買え」と言っているのにワゴンRを買うなどと答えられると激怒する。 愛車は、免許取得後に父親から譲り受けた「スズキ・GSX400Sカタナ(メーター戻し・水没車)」。 文化祭のレース前から効果の怪しいパーツ(ガンスパークetc)を外から見えないところにいくつもつけた。 名前の由来は、「スズキ」とカタナ乗りが主人公の漫画「キリン」(ただし、こちらは1100cc)から。 「こんな素敵な絵を破るなんて犬畜生にも劣る行為ですわ」 ・三ノ輪 聖(みのわ ひじり) CV:山口立花子 丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から2年)。 三ノ輪財閥の令嬢であり、往年のアメリカ映画のワルに憧れてバイク部に入部。 しかし、ワルに関する知識がどこかズレており、チキンレースで川にダイブして「これこそワル」と恍惚の表情を浮かべたり、自分の愛車に牛の頭蓋骨をあしらったりしては周囲を唖然とさせている。 それ以外の点でも、箱入り娘どころか非常識レベルの世間知らず。 教習所に行くまで自転車にすら乗ったことがなく、文字通り箸より重いものを持ったことがなかったためバイクを起こすところから出来なかった。 誕生日が12月であるためしばらくは運転免許がなく、ツーリング時は執事の早川が運転するサイドカーに便乗していた。 16歳になる前に「東南アジアのお金さえあれば免許が買える国」の海外免許を書換えてフルビット免許を取得したが、 黄色信号の意味を答えられない状態に危険を感じた恩紗によって切り刻まれた。 その後、まずは原付免許を取得。 のちに普通二輪免許を取得し、他のバイク部員と自力でツーリングを楽しむようになった。 ドゥカティ派と思われやすいが、KTMやBMWを含めた全高級外国車派であり、原作では「ドゥカティストではない」と発言している。 愛車は「ホンダ・スーパーカブ50(補助輪付)」、普通二輪免許取得後は「ドゥカティ・パニガーレ399」((1199ccモデルのエンジンを399ccエンジンに乗せ換えた特注品で、恩紗いわく「金持ちの道楽」、「狼の皮を被った羊」))。 なお、パニガーレ399は実在しないバイクの為、エンジン及びエキゾースト音はパニガーレ899からサンプリングされている。 『カッコカワサキ宣言』 ・来夢先輩(らいむせんぱい)/仮名:川崎 来夢(かわさき らいむ) CV:なし 丘乃上女子高校3年。20年以上留年を繰り返しており、コミックス5巻・アニメ第10話までバイク部の部長を務めていた。 年齢・本名などプロフィール全てが不明((但し、アイキャッチでレースクイーン姿を披露していることから、一応性別は女性))な上、 殆ど話すことはなく、セリフを一言も発しないため、基本的に筆談で会話している。 常にリボンが付いたシンプソンのフルフェイスヘルメットを被っており、例え食事や入浴時でも外さない。 常時フルフェイスヘルメットを被り、一言も喋らないことから「Top Gear」の「The Stig」がモデルと思われる((ネットに上げられているイラストではStigと一緒に描かれることも多く、「日本にいるStigの妹」と呼ばれることもあるとかないとか))。 元レーサーであるためライディングテクニックはバイク部メンバー中群を抜き、 どんなバイクでも分解整備ができるが、カワサキが製造したことがないAT車の運転は苦手。 愛車はカワサキ・NinjaZX-12R(typeA)だが、かつてはカワサキ・500SSマッハIIIや35色(ボディ5色×シート7色)フルコンプしたカワサキ・GPZ250R。 文化祭のレースでは、ハンデとしてニコイチモータース(恩紗の実家)から提供されたカワサキ・エプシロン250(製造はスズキ)を使用したが、 不慣れなスクーターの為、スタート直後に転倒してしまった。 名前の由来は、カワサキと川崎重工業のイメージカラーであるライムグリーンから。 「今朝言ってた新しいマシンの代わりに……バイクの免許取っちゃ駄目かな?」 ・中野 千雨(なかの ちさめ) CV:木戸衣吹 &s(){似ているが、[[あずにゃん>中野梓]]ではない。} 羽音の妹の由女とは中学時代からの友人で丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から)。 元GPライダー・中野欽矢の娘でレーサー。 「ちいさめ千雨」のあだ名通り、低身長がコンプレックスだったが、 ポケバイではそれが逆に有利になったことから自信を持ち、小さい頃からサーキットでは優勝候補だった。 しかし、標準的なシート高のバイクでは足が届かないため、信号待ちで足をつかなければならない公道に不安を持っており、バイクは公道で乗るものではないと意地を張っていた。 そのため当初はバイク部への入部には否定的だったが、新部長・天野恩紗に「バイクに足が届かないのは女性ライダーにはあたりまえのこと、乗りたいならなんとかして乗ればいい。意地ばかり張っているとあいつ(鈴乃木凜)みたいになる」という(主に最後の)言葉に動かされて入部する。 バイクの免許を取り始めるが、公道用の装備の知識がほとんどないため、一発試験ではバックミラーをポールにぶつけて試験中止になり、 教習所でも、シフトチェンジがレース用と逆であることや、ウィンカーのつけ方も知らず困惑していたが、 教官たちはそのような事情に気づかず、「レーサーならバイクの操作は余裕」とロクな指導をしなかったため、 このまま2段階に進むことに不安を覚え、同時期に教習を受けていた聖に教えを請って、無事に免許を取得した。 愛車はホンダ・NSF100(サーキット用の為、公道走行不可)、ホンダ・PCX150(公道用)。 PCXは父から借りた物で、どのバイクを買えばいいか先輩に相談したところ、羽音たちが自分の好みを押し付けようとして喧嘩になってしまったことや、 恩紗が「スクーターはバイクではなく、移動の道具」と言ったのを逆手に取り、 「バイクは公道で乗るものではない。スクーターはバイクではない。故にスクーターは公道で乗っていい」ということにして乗っている。 「私は自転車で大丈夫」 ・佐倉 由女(さくら ゆめ) CV:[[田所あずさ]] 羽音の妹で丘乃上女子高校1年(コミックス5巻・アニメ第9話から)。 顔つきは姉に相似しているが後ろ髪を三つ編みにしている。 アホな姉とは対照的にしっかり者で、アメリカに赴任している両親の代わりに、家計の管理と姉の面倒をみている((元ネタの[[憂>平沢憂]]に酷似したポジション))。 丘乃上に入学したが、バイクには興味が無く、バイク部の部員ではない。 名前の由来は、ホンダの正規代理店・ホンダドリームから。 **■その他 「このナナハンってのはバケモノなんですよ。お嬢様。1200ccのバイクに出来てナナハンに出来ないことなんて1つもないんです!」 ・早川(はやかわ) CV:[[石塚運昇]]、[[上坂すみれ]](若年期) 三ノ輪家に仕える執事で、自身は4代目にあたる。 ドゥカティを深く愛しており、750ccの排気量にこだわりを持つ。 常にタキシードを着用し紳士的に振る舞っているが、若年期は女系の三ノ輪家に取り入るためメイド服を着て仕えており、 その姿は女性そのものであった((コミックス第6巻及びOVA2作目では本当に若返った))。 12歳までシベリア抑留を経験しており、その際にロシア流のバイク術を体得した。 高いバイク運転技術を持つ来夢先輩をライバル視しているは、よく川や海に落ちる。 名前と750ccへのこだわりは石井いさみの漫画作品『750ライダー』の早川光に由来((若返った際に「早川ヒカリ」という偽名を用いた))、容姿のモデルは元レーサーの根本健。 聖が乗るサイドカーの運転手を務め、原作第11話まではMVアグスタ・F4セリエオロ((アニメには登場しない))、 第12話よりドゥカティ・750SSイモラレプリカを運転する。 なお、イモラレプリカの調達は不可能に近いため、量産型750SSからの録音となっているが、 それでも貴重品である為、商品や展示品ではなく、ドゥカティ東京ウエストスタッフの私物を借りて録音されている。 「カタナといえば大型だろ! 特にこのヨシムラカタナ1135Rなんて最高だぞ」 ・凜の父 CV:[[三木眞一郎]] 常にフルフェイスヘルメットをかぶっており、素顔を見せたことがない。 娘が作文を書いてまで手に入れてくれたヨシムラ・カタナ1135R((パーツメーカーであるヨシムラがカスタムした販売台数5台限定のバイク))が愛車で、自室に持ち込むほどの愛情を注いでいる。 大型至上主義であり、カタナ400はホンモノではないと考えていた。 凜をスズキ狂にした張本人であり、その鈴菌感染度は彼女をはるかに凌ぐ。 また、見栄っ張りも凜を上回り、カタナのオーナーミーティング内では、自分で作文を書いたことにしている。 「2ストロークエンジンのレプリカはもうちょっと回して乗るのさ」 ・恩紗の父 CV:岩田光央 男手一つで二男一女を育てた天野家の大黒柱であり、少々アコギなバイク店「ニコイチモータース」店主。名前は不明。 恩紗に遺伝した立派なモジャ毛と、遺伝してほしくない立派な禿頭を持つ。 20年前はレーシングチーム・チーム天野のメカニックで、前述のTZR250(3MA)を、レースで勝てる形にしようと苦心していた。 凜の父をはじめ、チームの元メンバーとの仲は今でも良好であり、他にもライダーの友人が大勢いることから、店はともかく人柄は評価されている。 整備については「納車日までに、家までたどり着ける程度に行う」というポリシーで、恩紗に呆れられている。 とはいえ、水没車であろうと顧客に気づかれないレベルで整備が可能ということで、 現に凜が乗るカタナ400は彼女の父がニコイチモータースで購入した水没車だが、16年以上経っても正常に動作しているほか、 前述のとおり20年落ちの3MAをレース仕様で整備できる技術を有するなど、並外れたレストアの技術があることがうかがえる。 「私は、リターンライダーたづ子。どんな些細な事があってもディーラーに通ってお金を落とす正義のライダー」 ・たづ子 CV:[[日笠陽子]] 丘乃上女子高校校長。本名は不明。年齢は不明だが、後述のプロフィールから30代後半と推測される。 20年前は丘乃上女子の生徒であり、バイク部部長を務めていたほか、 バイク部部員(同級生の中野アキナを含む)でレーシングチーム・チームバージンも結成しており、中野千雨の父・中野欽矢とサーキットで競い合ったこともある。 当時から在校していた来夢先輩の後輩で、当時は彼女を使い走りのようにしていた。 昔はモテていたが、それをいいことに言い寄る男たちを袖にしているうちに結婚適齢期が過ぎてしまい、いまだに独身。 推定30代で私立高校の校長になるなど、教員としては優秀な人物のはずだが、 文化祭で賭けレースを許可した上に親の年金を借りて全額つぎ込むなど、教員にあるまじき問題行動を起こすこともしばしば。 8~90年代のバイクブームを現役で経験しているため、当時の人気車両に詳しいが、それ以降バイクの情報に触れていなかったため知識がそこで止まっている。 リターンライダーになってからは大型二輪免許を取り、BMW・K1300Rを愛用している。 かつては88年式ホンダ・NSR250Rを愛車としていた。たづ子本人は気に入っていなかったが、NSR乗りにとっては憧れだと羨ましがられ、その後は彼女の自慢となった。 しかし、20年経ってもそのことを引きずっており、合コンでそのことを自慢したところ、88年式の良さが誰もわからなかった上に歳がバレてハブられてしまった。 リターンライダーになったときもNSRの新車を買おうとしていたのだが、 とっくの昔に生産終了していたためにディーラーに笑われてしまい、BMWに乗り換えることにした。 アニメではBMWの協賛がないため名前が登場しないが、デザインはロゴ以外ほぼそのまま登場している。 「男なんて勝手なもんよ! 知ってる? バイクの排気量ってアレの大きさの象徴だって?」 ・猿山先生/猿山 猿子(さるやま さるこ) CV:荒浪和沙 羽音たちの担任の女性教師。担当教科は[[英語]]。短い髪に[[カチューシャ]]を付けている。 たづ子以外で唯一バイク(ホンダ・エイプ50)に乗っている教員。 お金持ちや権力者のお嬢様が多い丘乃上女子高等学校で、いつもびくびくと怯えている。 酒癖が非常に悪く、酔うと同性愛者のようになるため、これまで15人以上の男にフラれている。 バイク部の北海道ツーリングで偶然出会った時、酔って部員たちに襲いかかったが来夢先輩に退治された。 その後、紆余曲折を経てバイク部の顧問を受け持つこととなった。 「これでお前は中野王家の姫。姫が選んだバイクに誰が文句をつけられようか」 ・中野 欽矢 CV:[[諏訪部順一]] 千雨の父で、元GPレーサー。 クレ5-56が大好きで、自分のゼッケンナンバーにした上にブランドまで立ち上げ、その版権料で儲けている。 イケメンであり、周囲からは王子の名で呼ばれていたが、メカニックを手伝っていた恩紗の父たちは「黒子(ホクロ)」と呼んでいた。 その名の通り目の下の泣きぼくろがトレードマークだったが、これは彼が自分の父親から受け継いだものであり、 千雨がバイク選びで悩んでいた際に、物理的に取り外して(ここ重要)彼女に引き継いだ。 元ネタは、実在する元GPレーサー・中野 真矢。 妻は、丘乃上女子高校バイク部OGで、たづ子の同級生の中野アキナ(元ネタは恐らく中森明菜)。 「神が弱い存在である人間を愛したように、神はまたバイクも愛した。なぜならバイクもまた弱い乗り物だったから」 ・ジーザス/神様 CV:[[小山力也]] 北海道ツーリングで青森へ向かう途中、羽音が東北で遭遇した謎の人物。 ガス欠になり、バイクを押していたところを羽音が発見。 ガソリンを分け与えて貰ったお礼に、スズキ乗りの聖杯(スズキ純正パーツの湯呑み)と青森県新郷村にあるキリストの墓までのワープを授ける。 アニメではキリストがらみのネタは多くが削除され、羽音のワープ地点も、十字架ではなく一本棒となっており、キリストの墓であることがぼかされている。 アニメ最終話では羽音にバイクのない世界を見せた。 愛車はスズキ・イントルーダークラシック。アメリカンバイクのお約束として、羽音にハーレーと間違われた 「顔の上に男の股間が乗る気持ち、あなたにわかる?」 ・バイ太 CV:[[井上喜久子]] 教習車。なぜか羽音と会話することができ、彼女に運転のノウハウや女の生き様を教えた。羽音以外では一部の教官とも会話できる。 教習車であるが故にHYPER-VTECが外され、市販車よりもパワーを抑えられている為、本人は「大事なタマを取られたオカマ」を自称しており、そのためにオカマ口調で話す。 羽音の卒検の前日に、インジェクション仕様車に入れ替えられたために引退。 以降はニコイチモータースに買い取られ、部品取り車両として殆どのパーツを失った後、ガソリンタンクのみの状態で転がっていた。 その後、愛車のタンクを探していた羽音がそれを発見。ピンク色にリペイントされた後に羽音のスーフォアに搭載され、晴れて彼女の愛車となった。 *【施設】 ・丘乃上女子高等学校 羽音たちが通う高校。作中ではA組とB組が登場しており、 A組には羽音・恩紗・凜、B組には聖をはじめとするお嬢様が在籍していることから、A(=average)組とB(=ブルジョワ)組ではないかと推測されている。 珍しくバイク通学可となっているほか、何故かバイクに関する校則がない。 恩紗や凜は、「バイク通学が出来るから」という理由で入学したが、大多数の生徒は入学後もバイクで通学出来ることを知らない。 ・ニコイチモータース 恩紗の父が経営しているバイク屋。ヤマハ正規代理店であったが登録を抹消され、看板にはYSPの文字を剥がした痕がある。 水没車や事故車をその事実を隠して平気で売り、メーター戻しなども行っている少々アコギで、近所はおろかインターネット上でもワースト1位を争うほど評判が悪い。 しかし、整備技術は折り紙付きであり、恩紗や父の人脈からこの店を利用する客もごく一部存在し、怪しいバイクであることを承知で購入することもある。 バイク部員たちもマシンに何かあった時には整備や修理を依頼することが多い。 ・5-56デザイン 千雨の父・中野欽矢が経営しているアパレルブランド。 アニメ・原作双方で外観が登場しているが、元ネタの56デザインと全く同じである。 *【余談】 ・アニメでは協賛がないため登場しないが、オーストリアのKTMとは原作とコラボしており、&br()鈴鹿8時間等の耐久レースではキャラクターをカウルに描いた痛単車が出場した。 ・警視庁とコラボしたこともあり、奥多摩周遊道路の注意看板にイラストが描かれたことを皮切りに、プロテクター着用や交通安全啓発ポスターが数枚描かれている。 ・アニメ放送の前後で、羽音・恩紗がそれぞれホンダ・ヤマハの宣伝マンガに登場した。&br()凜も東京モーターサイクルショーのスズキブースに描かれたことがある。 ・制作スタッフは全員、バイク乗り又は元ライダーであり、公式サイトには愛車も併記されている。 ・アニメはキャストに影響を与え、特に猿山先生役の荒浪和沙氏はクランクアップ後に普通二輪免許を取得し、バイクライフを送っているとのこと((購入した車両は、カワサキ・エストレヤ))。&br()また、オープニングテーマを歌う佐咲紗花氏も作詞の為に普通二輪免許を取得した。 ・作中ではたびたび自転車(主にロードレーサー)がこき下ろされるが、&br()原作者のおりもとみまな自身はオートバイだけでなくロードレーサーも嗜む。その為、描写そのものは正確。 追記・修正は口バイクをしながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ガチンコバリバリ伝説の志願者がばくおんの痛バイクに乗ってたそうな -- 名無しさん (2017-03-31 20:06:30) - 羽音役の上田麗奈は半年後、今度はロードバイクアニメの主人公になるとは思わなかっただろうなぁ。 -- 名無しさん (2017-04-01 16:29:01) - 作者のおりもとみまなは、前々から絵は上手かったがギャグのセンス等がキレキレでブラックすぎたせいか、エロ漫画家としてはそんなに長続きしなかったな。全年齢向けでヒット作を出すことになるとは思わなかった。 -- 名無しさん (2017-04-01 22:28:40) - ばくおん!!がきっかけでバイクに興味持つのはいるだろうけどバイクに乗ろうと思えるのはそういないだろうな 他のサブカルチャー系とは初期投資の桁が違いすぎるし -- 名無しさん (2017-04-01 23:27:29) - ネタは肌に合わないけど、サブカルは興味もってもらってなんぼだし、まずはいいんでないの? -- 名無しさん (2017-04-02 10:35:22) - 依頼人です。作成ありがとうございます。 -- 名無しさん (2017-04-02 10:53:07) - たまにグッと来る回があるのがたまらなく好き -- 名無しさん (2018-07-03 04:49:51) #comment #areaedit(end) }

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