SMOKE&WATER~マルキ・ド・サドの孫娘~

「SMOKE&WATER~マルキ・ド・サドの孫娘~」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

SMOKE&WATER~マルキ・ド・サドの孫娘~ - (2017/09/25 (月) 18:43:31) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2017/09/24 Sun 18:51:48 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約10分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){親しくもなければ鑑賞すべき特技もないそんな人間を『楽しむ』方法なんて&br()これはもうどう考えたって殺したり虐めたりするのが一番よ} **【概要】 SMOKE&WATER~マルキ・ド・サドの孫娘~とは原作:青木潤太郎、作画:品圭直によって月刊コミックフラッパーで連載されていた日本の漫画作品である。全2巻。 クローズドサークルでのサディスト達の殺し合いを描いた作品であり、一部の読者からは支持を集めるが色々とやり過ぎたのか9話で打ち切りとなる。 ちなみに作品自体は全年齢対象なので誰でも購入できる。 **【あらすじ】 ピアノメーカー『マンナイア』から各国の要人に対して、『芸術文化賞』の創設を理由に招待状が届けられた。 しかし主賓として招かれた招待客たちは、ある共通点があった。 見目麗しきサディスト。 『マンナイア』代表・シャルロッテは彼女らに本能の赴くままに殺し合いをさせるため、 まずは一般招待客の虐殺から宴を始めるのだった。 **【用語】 ●帝政ケルシェン国 アリスとモーラの出身国である帝政を敷く国。かなり寒い気候らしくそれに慣れていたモーラは マンナイアに到着した際、雪が降っているにも関わらず暖かいくらいと発言している。特定の条件 を満たした者はレサトと呼ばれる特権階級になることが出来る。 ●レサト ケルシェンでの特権階級。長身、黒髪、黒目、バラ色を帯びた肌、音楽の才能、これらの内4つ以上 の条件を満たした者がレサトとなりケルシェンでは優遇される。親衛騎馬隊「アクラブ」には、レサト でなければ入ることが出来ない。早い話が人種差別であり「皇帝の好み」。 ●マンナイアピアノメーカー ケルシェンと隣国の国境付近に存在する高級ピアノメーカー。生産台数は少ないが音色が 特有の為、1台1台が法外な値段で取引される。ただの楽器屋では説明のつかない大金が動いていたことから アクラブの調査対象となるが招待状が送られた日、潜入していた隊員からの連絡は途絶えた。 噂では材料に人間を使っているらしいが… 名前の由来はイタリアで用いられていた処刑器具。 余談だがアリスの台詞によると日本にはバイクも船も戦闘機も作るピアノ屋があるとのこと。 ●&ruby(オートマチク・ミュジカルメント){自動演奏機械人形} かつての戦争景気で狂乱した職人たちの作り上げた採算度外視の自動演奏機械。グランドピアノ形の 物1台で植民地がひとつふたつ買える程に高額。シャルロッテはこれを一般客の殺害に使用した。 殺害方法は[[テレサのホラーハウス]]のキラーピアノを想像すると分かりやすいだろうか。 **【登場人物】 ●アリス・シュテーケル &bold(){「この子にリンゴをあげておいてくれ…」} 身長:176cm 年齢:21歳 帝政ケルシェン国親衛騎馬隊『アクラブ』の副隊長を務める女軍人。 常軌を逸した美貌と身体能力を持ち、騎馬戦闘術に関しては城を一日で落とすと言われるほど。 人には厳格に接するが動物、特に馬には優しい。幼い頃の落馬事故が原因で右目を失っている。 平和貢献賞の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「刑罰だ」} サディズムの分類:嫌悪 殺害人数:505 招待されたサディストの中で唯一何かを「好いて」いるからではなく、『嫌悪』によって行動する。 自らが嫌悪する者に対しては一直線の殺意を向け、法を犯した人間には一切の躊躇がない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){登場後数コマで40時間後に陵辱しつくされて死ぬ運命に在ることを予告された。}} #endregion ●モーラ・ドルザグガ・ジャアナン &bold(){「私にはついぞないだろう浪漫ですねえ…」} 身長:153cm 年齢:19歳 ケルシェン第三学舎を首席で卒業した女学生にして女性科学者。 一流の器楽機構技術者でもあり、「とにかく大きな音が鳴る楽器」を作るのが夢。 ケルシェンへ大きな利益を呼び込む国際特許の開発、研究も行っていたが、 赤毛である為に特権階級である「レサト」にはなれなかった。 器楽機構技術賞の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「別に人が痛いって言ってるとこ見るの好き――みたいなサディストじゃありませんから」} サディズムの分類:好奇 殺害人数:27 自らの研究の中で、人間の強度限界や内臓の構造を調べる為に非合法の人体実験を行ってきた。 上述した通り人が痛いと言っているとこを見るのは好きではない、という理由から実験を行う際は 「気持ちよくなっちゃうお薬」を被検体に投与している。科学者としての好奇心はかなりのものであり 周りの一般客が殺害された際も殺害に使用された自動演奏機械人形のことを真っ先にシャルロッテに 質問した。 #endregion ●ルカ・マルゴ・ヘニングセン &bold(){「養殖物のお嬢様と一緒にされちゃたまんないわ」} 身長:165cm 年齢:25歳 難民収容所の生まれにして娼婦という過去をもつ高名な歌手。 酒場で耳だけを頼りに覚えた歌と天性の歌唱力を武器に今では知らぬ者は居ないという程にまでのし上がった。 その歌唱力だけでなく、自分の過去を隠さないという豪胆さも人気の一端である。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){胸と尻が豊かなのもあるだろうが。}} 芸術文化賞声楽部門の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「私は!この&ruby(ルカ){身体}は!!憐れみで恵んでやるような安物じゃないわ!!」} サディズムの分類:自尊 殺害人数:7 表向きには知らぬ者の居ない程高名な歌手だが、裏では自らの品位を保つ為の殺人を行っていた。 …のだが、殺人を行うまでの経緯などがはっきりと描かれる前に作品そのものが終わってしまった。 洞察力に優れ、四花の本性に気付いた数少ない人物。 #endregion ●デファン・ウォルポール &bold(){「ぼ 僕はちゃんと女の子が好きです!」} 身長:151cm 年齢:不詳 少女のような外見をしたピアニストの少年。招待客の中では唯一の男性。華奢な体つきをしているが、 ピアノ演奏時には体格に似合わぬ大きな音を出す。それを支えているのは超絶的な演奏技巧と高い握力である。 経歴には不明な点も多いが、孤児だったとのこと。 鍵盤奏者特別賞の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「あの女だけは絶対に絶対に…孕ませて殺してやる…!」} サディズムの分類:性欲 殺害人数:85 ケルシェンで100人に迫る数の女性を殺害した連続強姦魔の正体。 殺害には凶器を使わず全て自らの腕力で殺している。 それほど重大な悪いことをしている、という自覚がなく、全ては『いたずら』であり、「性欲」。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){打ち切られた最大の要因とも言われる}} #region(正体) ●ブルーノ・ルートケ &bold(){「だって僕だって男なんだから、性欲だってあるし、少しくらい変わったフェチだってある」} デファンの正体であり、上記の連続強姦事件はブルーノとして生きた頃に起こしたもの。元は32歳の成人で、 髭も生やしていたが、逮捕後人体実験に参加させられた結果そのときに投与された[[薬が原因で体が縮んでしまった>江戸川コナン]]。 その後実験に立ち会った人間を殺害し逃亡。表向きには実験で死亡した事になっていたが、実際には ケルシェン国外に逃亡し、デファン・ウォルポールとして生きていた。 #endregion #endregion ●紅葉館の&ruby(スマ){朱馬} &bold(){「剣だけは私の国が一番だと思っていたけれど無知な自惚れでした」} 身長:174cm 年齢:18歳 トウキョウの&ruby(リストランテ){大料亭}紅葉館の女給。舞踏の名手として名高い。紅葉館はメージイシン後、生活の困窮した全国の名家の娘を 『女郎屋に売るくらいならば』と集めており朱馬もそうした一人。武家の生まれであり武術の心得もある。西洋人とのハーフである為、 日本人女性としては背が高く、瞳も藍色。四花とは姉妹であり朱馬が妹。 二人とも紅葉館へのオルガンの寄贈を記念して招待された。 #region(本性) &bold(){「剣は斬らねば錆びる」} サディズムの分類:陶酔 殺害人数:30 自らの高い力を振るう時の爽快感を求め殺害を行ってきた。紅葉館の女給となった後も刀を捨てることはできず、辻斬りを行っていた。 剣の腕はかなりのものらしく紅葉館の常連の警官も辻斬りによって殺された者は皆見事な太刀筋のもと死んでいたと語っている。 直接の戦闘力で言えば主賓達の中でも上位に入る実力者。 #endregion ●紅葉館の&ruby(シカ){四花} &bold(){「ねえねおスマちゃん、私達も ね?」} 身長:157cm 年齢:19歳 朱馬の姉であり同じく紅葉館の女給として働いている。朱馬と違いこちらは日本人女性として普通の背丈。三味線の名手であり その美貌もあって彼女目当てに紅葉館を訪れる客も居た。普段の言動はおしとやかでまさしく大和撫子といった人物。 #region(本性) &bold(){「ウォルポールさんは殿方ですもの」} サディズムの分類:他者を巻き込んでのドロップアウト願望 殺害人数:0 主賓の中では唯一の殺害人数0人であり他者を巻き込んでのドロップアウトを望んでいる。一見して人畜無害だが実際には 自分の弱さを利用して真っ先に気絶したフリをするなどかなり計算高い人物。作中の描写から見て巻き込むターゲットには デファンを選んでいたらしい。紅葉館で働いていた頃、外国人侯爵に無理やり手篭めにされそうになった為その侯爵を刺殺、 その後朱馬「も」やっていた辻斬りと共に責任を負い切腹。介錯は朱馬が行い死んだはずなのだが… &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ネーブルの手記によると朱馬と違い純粋なアジア的黄色人種のよう、と記されているので切腹を行った四花と招待された四花は別人の可能性がある。}} #endregion ●メアリ・ジェイン・ブリュセンドルフ &bold(){「私聴くことなら人一倍に――」} 身長:160cm 年齢:23歳 ケルシェンの隣国ゲンシュブールの大財閥ブリュセンドルフ家の長女。皇族とも血縁がありゲンシュブール最大の貴族と言える。 心優しく聡明な女性であり、自らに乱暴を働いた相手にも優しく接する。病が原因で8歳の頃より全盲となり、傍には常に介助 と警護を担当するメイドのオリビアが居る。シャルロッテとは旧知の仲。 #region(本性) &bold(){「シャルロッテ貴女――怖気づいたのね」} サディズムの分類:代替 心優しく聡明な女性というのは彼女が演じている一面に過ぎず、やはり彼女もサディストの一人。 誰かの殺害を行っていた訳ではないが、幼い頃目の見えなくなった自分の代わりに「見て想わせる」為にシャルロッテの両手足 の切断などを行い、シャルロッテに恐怖を植えつけた人物。このことが間接的に今回の虐殺劇の原因となった。 #endregion ●オリビア・ケリー &bold(){「メアリ様 お茶をおいれしましょうか?」} 身長:155cm 年齢:16歳(公称) 全盲のメアリの身の回りの世話をする為に常に傍に付き従うメイド。メアリに危害を加えた相手には容赦がない。 かなりの怪力であり、自分より大柄な人間で合っても簡単に持ち上げられる程。 グリーンゴールドの瞳とサファイアブロンドの髪という極めて珍しい容姿をしている。 #region(正体) &bold(){「人間は――人間はとても――」} サディズムの分類:なし その正体は人間ではなく、蒸気式の自動演奏機械人形。 蒸気を発生させる為の水さえあれば圧倒的な怪力と機敏さによる高い戦闘力を発揮可能。 ただし、水がなくなると動けなくなる。 #endregion ●シャルロッテ・フランソワ・ジュネ・ド・サド &bold(){「とっても危なっかしくて目障りで可愛いんです」} 身長:推定150cm 年齢:不明 マンナイア社長のトビアス・シュミットの妻。しかし、シュミットが彼女の虜である為実質的にマンナイアを支配している。 大サドの名を自ら冠しているが大サドとの血縁関係があるのかは不明。 ほぼ常に喫煙をしており、煙が切れると苦しげにしていることから何らかの中毒と推測される。 見た目どおりの年齢ならば十台中頃と思われる。 #region(本性) &bold(){「はなやかに!大掛かりに!」} サディズムの分類:嗜虐とXX 世界から集めた生粋のサディスト達に殺し合いをさせるべく客を招待した城に様々な仕掛けを施していた。 この虐殺劇については「私がはじめたかったからはじめたこと」と語っているが… &bold(){「オマエなんかより恐ろしいヒトをみつけたわ…!」&br()「もうオマエがいちばんじゃない…ッ!」} #endregion ●&ruby(ショウ){照} &bold(){「あ…ありがとう…ござい…ます…っ」} 身長:175cm 年齢:不詳 マンナイア・カンパニーの秘書を務める中性的な顔立ちの中国人女性。 #region(本性) &bold(){「ナンダオ前 テンデ弱イナ スゴクイイゾ」} サディズムの分類:&ruby(殺せば殺されない){群生優位の生存本能} 殺害人数:120 高い戦闘能力を持ち、素手であるとはいえ朱馬とも互角以上の戦いを繰り広げた。 朱馬とは「自分の強さが実感できるから戦いが好き」という点において共通しているが、 「強い相手に勝つ瞬間が幸せ」という朱馬とは正反対に「弱い相手に勝ってから嬲り殺す までが幸せ」と考えている。 #endregion ●トビアス・シュミット &bold(){「し シャルロッテ大丈夫かい!?」} 身長:179cm 年齢:39歳 マンナイアカンパニーの代表にして同社最高の&ruby(マイスター){職人}。 シャルロッテの内縁の夫であり彼女の虜。 この作品唯一のマゾヒスト。 ●ネーブル・ググリッド &bold(){「お前!お前の負けだ!!!」} 身長:170cm 年齢:19歳 アクラブの隊員としてマンナイアに潜入して情報を探っていたが、あえなく捕縛されてしまう。 かなり核心に迫る情報にまで迫っていたらしいが、情報を持ち帰ることはできずシャルロッテ 自らの手によって殺害される。 アクラブの隊員として、レサトとして、アリスのことを深く尊敬している。 レサトではあるが音楽の才能にだけは恵まれなかった。 追記・修正はサディストの方のみお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - これ単行本買ってたのになあ。あえなく打ち切りか -- 名無しさん (2017-09-25 18:43:31) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/09/24 Sun 18:51:48 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約10分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){親しくもなければ鑑賞すべき特技もないそんな人間を『楽しむ』方法なんて&br()これはもうどう考えたって殺したり虐めたりするのが一番よ} #contents() **【概要】 SMOKE&WATER~マルキ・ド・サドの孫娘~とは原作:青木潤太郎、作画:品圭直によって月刊コミックフラッパーで連載されていた日本の漫画作品である。全2巻。 クローズドサークルでのサディスト達の殺し合いを描いた作品であり、そのリョナ要素から一部の読者からは支持を集めるものの9話で打ち切りとなる。 ちなみに作品自体は全年齢対象なので誰でも購入できる。 **【あらすじ】 ピアノメーカー『マンナイア』から各国の要人に対して、『芸術文化賞』の創設を理由に招待状が届けられた。 しかし主賓として招かれた招待客たちは、ある共通点があった。 見目麗しきサディスト。 『マンナイア』代表・シャルロッテは彼女らに本能の赴くままに殺し合いをさせるため、 まずは一般招待客の虐殺から宴を始めるのだった。 **【用語】 ●帝政ケルシェン国 アリスとモーラの出身国である帝政を敷く国。かなり寒い気候らしくそれに慣れていたモーラは マンナイアに到着した際、雪が降っているにも関わらず暖かいくらいと発言している。特定の条件 を満たした者はレサトと呼ばれる特権階級になることが出来る。 ●レサト ケルシェンでの特権階級。長身、黒髪、黒目、バラ色を帯びた肌、音楽の才能、 これらの内4つ以上の条件を満たした者がレサトとなりケルシェンでは優遇される。親衛騎馬隊「アクラブ」には、レサトでなければ入ることが出来ない。早い話が人種差別であり「皇帝の好み」。 ●マンナイアピアノメーカー ケルシェンと隣国の国境付近に存在する高級ピアノメーカー。生産台数は少ないが音色が 特有の為、1台1台が法外な値段で取引される。ただの楽器屋では説明のつかない大金が動いていたことから アクラブの調査対象となるが招待状が送られた日、潜入していた隊員からの連絡は途絶えた。 噂では材料に人間を使っているらしいが… 名前の由来はイタリアで用いられていた処刑器具。 ●&ruby(オートマチク・ミュジカルメント){自動演奏機械人形} かつての戦争景気で狂乱した職人たちの作り上げた採算度外視の自動演奏機械。グランドピアノ形の 物1台で植民地がひとつふたつ買える程に高額。シャルロッテはこれを一般客の殺害に使用した。 殺害方法は[[テレサのホラーハウス]]のキラーピアノを想像すると分かりやすいだろうか。 **【登場人物】 ●アリス・シュテーケル &bold(){「この子にリンゴをあげておいてくれ…」} 身長:176cm 年齢:21歳 帝政ケルシェン国親衛騎馬隊『アクラブ』の副隊長を務める女軍人。 常軌を逸した美貌と身体能力を持ち、騎馬戦闘術に関しては城を一日で落とすと言われるほど。 人には厳格に接するが動物、特に馬には優しい。幼い頃の落馬事故が原因で右目を失っている。 平和貢献賞の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「刑罰だ」} サディズムの分類:嫌悪 殺害人数:505 招待されたサディストの中で唯一何かを「好いて」いるからではなく、『嫌悪』によって行動する。 自らが嫌悪する者に対しては一直線の殺意を向け、法を犯した人間には一切の躊躇がない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){登場後数コマで40時間後に陵辱しつくされて死ぬ運命に在ることを予告された。}} なお彼女の初出は原作者のライトノベル『ガリレオの魔法陣』。そっちでは「&bold(){天性の人間嫌い}」から少し嫌悪するだけで計500人以上を殺めた恐ろしいエリートレサトだったが、 22歳の時&bold(){「歌声が逆鱗に触れた」だけで命と引き換えにシャルロッテを城ごと殲滅。結果的に2つの国を救った「真に高い者」}として後世のケルシェンにその名を残し、 その能力を惜しんだケルシェンによって、『魔法陣』本編の時代にて&bold(){アリスの後継者が生み出され}主人公達と交戦することになる。 なおその後継者も人間嫌いで人殺しを躊躇わないのだが、交戦相手から「自分も(嫌っている)人間だろ!(意訳)」と批難されても「何だそれは」と意に介しておらず、アリスも似た様な思考回路だったとされる。 #endregion ●モーラ・ドルザグガ・ジャアナン &bold(){「私にはついぞないだろう浪漫ですねえ…」} 身長:153cm 年齢:19歳 ケルシェン第三学舎を首席で卒業した女学生にして女性科学者。 一流の器楽機構技術者でもあり、「とにかく大きな音が鳴る楽器」を作るのが夢。 ケルシェンへ大きな利益を呼び込む国際特許の開発、研究も行っていたが、 赤毛である為に特権階級である「レサト」にはなれなかった。 器楽機構技術賞の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「別に人が痛いって言ってるとこ見るの好き――みたいなサディストじゃありませんから」} サディズムの分類:好奇 殺害人数:27 自らの研究の中で、人間の強度限界や内臓の構造を調べる為に非合法の人体実験を行ってきた。 上述した通り人が痛いと言っているとこを見るのは好きではない、という理由から実験を行う際は 「気持ちよくなっちゃうお薬」を被検体に投与している。科学者としての好奇心はかなりのものであり 周りの一般客が殺害された際も殺害に使用された自動演奏機械人形のことを真っ先にシャルロッテに 質問した。 #endregion ●ルカ・マルゴ・ヘニングセン &bold(){「養殖物のお嬢様と一緒にされちゃたまんないわ」} 身長:165cm 年齢:25歳 難民収容所の生まれにして娼婦という過去をもつ高名な歌手。 酒場で耳だけを頼りに覚えた歌と天性の歌唱力を武器に今では知らぬ者は居ないという程にまでのし上がった。 その歌唱力だけでなく、自分の過去を隠さないという豪胆さも人気の一端である。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){胸と尻が豊かなのもあるだろうが。}} また、のし上がる過程で身に着けた技術か洞察力に優れる。 芸術文化賞声楽部門の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「私は!この&ruby(ルカ){身体}は!!憐れみで恵んでやるような安物じゃないわ!!」} サディズムの分類:自尊 殺害人数:7 前述のとおり表向きには知らぬ者の居ない程高名な歌手だが、そこは彼女もシャルロッテから招待を受けたサディスト。やはり裏では殺人を行っていた。 殺人に至るまでの経緯ははっきりと描かれなかったが、作中では拘束した男性に鞭打ちを行っているシーンが確認できる。 四花の本性に気付いた数少ない人物。 #endregion ●デファン・ウォルポール &bold(){「ぼ 僕はちゃんと女の子が好きです!」} 身長:151cm 年齢:不詳 少女のような外見をしたピアニストの少年。招待客の中では唯一の男性。華奢な体つきをしているが、 ピアノ演奏時には体格に似合わぬ大きな音を出す。それを支えているのは超絶的な演奏技巧と高い握力である。 経歴には不明な点も多いが、孤児だったとのこと。 鍵盤奏者特別賞の授与を理由に『マンナイア』からの招待状を受け取る。 #region(本性) &bold(){「あの女だけは絶対に絶対に…孕ませて殺してやる…!」} サディズムの分類:性欲 殺害人数:85 ケルシェンで100人に迫る数の女性を殺害した連続強姦魔の正体。 殺害には凶器を使わず全て自らの腕力で殺している。 それほど重大な悪いことをしている、という自覚がなく、全ては『いたずら』であり、「性欲」。 ちなみに前後の穴だけでなく臍姦、眼姦、二プルファックもイケるらしい上級者。なんなら死んでても大丈夫。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){打ち切られた最大の要因とも言われる}} #region(正体) ●ブルーノ・ルートケ &bold(){「だって僕だって男なんだから、性欲だってあるし、少しくらい変わったフェチだってある」} デファンの正体であり、上記の連続強姦事件はブルーノとして生きた頃に起こしたもの。元は32歳の成人で、 髭も生やしていたがデファンとは似ても似つかぬ姿だったのだが、逮捕後人体実験に参加させられた結果そのときに投与された[[薬が原因で体が縮んでしまった>江戸川コナン]]。 その後実験に立ち会った人間を殺害し逃亡。表向きには実験で死亡した事になっていたが、実際には ケルシェン国外に逃亡し、デファン・ウォルポールとして生きていた。 #endregion #endregion ●紅葉館の&ruby(スマ){朱馬} &bold(){「剣だけは私の国が一番だと思っていたけれど無知な自惚れでした」} 身長:174cm 年齢:18歳 トウキョウの&ruby(リストランテ){大料亭}紅葉館の女給。舞踏の名手として名高い。紅葉館はメージイシン後、生活の困窮した全国の名家の娘を 『女郎屋に売るくらいならば』と集めており朱馬もそうした一人。武家の生まれであり武術の心得もある。西洋人とのハーフである為、 日本人女性としては背が高く、瞳も藍色。四花とは姉妹であり朱馬が妹。 二人とも紅葉館へのオルガンの寄贈を記念して招待された。 #region(本性) &bold(){「剣は斬らねば錆びる」} サディズムの分類:陶酔 殺害人数:30 自らの高い力を振るう時の爽快感を求め殺害を行ってきた。紅葉館の女給となった後も刀を捨てることはできず、辻斬りを行っていた。 剣の腕はかなりのものらしく紅葉館の常連の警官も辻斬りによって殺された者は皆見事な太刀筋のもと死んでいたと語っている。 直接の戦闘力で言えば主賓達の中でも上位に入る実力者。 #endregion ●紅葉館の&ruby(シカ){四花} &bold(){「ねえねおスマちゃん、私達も ね?」} 身長:157cm 年齢:19歳 朱馬の姉であり同じく紅葉館の女給として働いている。朱馬と違いこちらは日本人女性として普通の背丈。三味線の名手であり その美貌もあって彼女目当てに紅葉館を訪れる客も居た。普段の言動はおしとやかでまさしく大和撫子といった人物。 #region(本性) &bold(){「ウォルポールさんは殿方ですもの」} サディズムの分類:他者を巻き込んでのドロップアウト願望 殺害人数:0 主賓の中では唯一の殺害人数0人であり他者を巻き込んでのドロップアウトを望んでいる。一見して人畜無害だが実際には 自分の弱さを利用して真っ先に気絶したフリをするなどかなり計算高い人物。作中の描写から見て巻き込むターゲットには デファンを選んでいたらしい。紅葉館で働いていた頃、外国人侯爵に無理やり手篭めにされそうになった為その侯爵を刺殺、 その後朱馬「も」やっていた辻斬りと共に責任を負い切腹。介錯は朱馬が行い死んだはずなのだが… &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ネーブルの手記によると朱馬と違い純粋なアジア的黄色人種のよう、と記されているので切腹を行った四花と招待された四花は別人の可能性がある。}} #endregion ●メアリ・ジェイン・ブリュセンドルフ &bold(){「私聴くことなら人一倍に――」} 身長:160cm 年齢:23歳 ケルシェンの隣国ゲンシュブールの大財閥ブリュセンドルフ家の長女。皇族とも血縁がありゲンシュブール最大の貴族と言える。 心優しく聡明な女性であり、自らに乱暴を働いた相手にも優しく接する。病が原因で8歳の頃より全盲となり、傍には常に介助 と警護を担当するメイドのオリビアが居る。シャルロッテとは旧知の仲。 #region(本性) &bold(){「シャルロッテ貴女――怖気づいたのね」} サディズムの分類:代替 心優しく聡明な女性というのは彼女が演じている一面に過ぎず、やはり彼女もサディストの一人。 誰かの殺害を行っていた訳ではないが、幼い頃目の見えなくなった自分の代わりに「見て想わせる」為にシャルロッテの両手足 の切断などを行い、シャルロッテに恐怖を植えつけた人物。このことが間接的に今回の虐殺劇の原因となった。 #endregion ●オリビア・ケリー &bold(){「メアリ様 お茶をおいれしましょうか?」} 身長:155cm 年齢:16歳(公称) 全盲のメアリの身の回りの世話をする為に常に傍に付き従うメイド。メアリに危害を加えた相手には容赦がない。 かなりの怪力であり、自分より大柄な人間で合っても簡単に持ち上げられる程。 グリーンゴールドの瞳とサファイアブロンドの髪という極めて珍しい容姿をしている。 #region(正体) &bold(){「人間は――人間はとても――」} サディズムの分類:なし その正体は人間ではなく、蒸気式の自動演奏機械人形。 蒸気を発生させる為の水さえあれば圧倒的な怪力と機敏さによる高い戦闘力を発揮可能。 ただし、水がなくなると動けなくなる。 #endregion ●シャルロッテ・フランソワ・ジュネ・ド・サド &bold(){「とっても危なっかしくて目障りで可愛いんです」} 身長:推定150cm 年齢:不明 マンナイア社長のトビアス・シュミットの妻。しかし、シュミットが彼女の虜である為実質的にマンナイアを支配している。 大サドの名を自ら冠しているが大サドとの血縁関係があるのかは不明。 ほぼ常に喫煙をしており、煙が切れると苦しげにしていることから何らかの中毒と推測される。 見た目どおりの年齢ならば十台中頃と思われるが顔の皮膚を人工物に置き換えているような描写や、メアリの年齢も考慮すれば見た目よりは上の年齢と見てよいだろう。 #region(本性) &bold(){「はなやかに!大掛かりに!」} サディズムの分類:嗜虐とXX 世界から集めた生粋のサディスト達に殺し合いをさせるべく客を招待した城に様々な仕掛けを施していた。 この虐殺劇については「私がはじめたかったからはじめたこと」と語っているが… &bold(){「オマエなんかより恐ろしいヒトをみつけたわ…!」&br()「もうオマエがいちばんじゃない…ッ!」} なお小説『ガリレオの魔法陣』では歴史上の人物として登場したが、&bold(){趣味だけでケルシェンとゲンシュブールの戦争を起こそうと策謀で人を弄んでいた時}、&bold(){その歌声を嫌っただけの}アリスに城と兵ごと倒されたとされる。 #endregion ●&ruby(ショウ){照} &bold(){「あ…ありがとう…ござい…ます…っ」} 身長:175cm 年齢:不詳 マンナイア・カンパニーの秘書を務める中性的な顔立ちの中国人女性。 #region(本性) &bold(){「ナンダオ前 テンデ弱イナ スゴクイイゾ」} サディズムの分類:&ruby(殺せば殺されない){群生優位の生存本能} 殺害人数:120 高い戦闘能力を持ち、素手であるとはいえ朱馬とも互角以上の戦いを繰り広げた。 朱馬とは「自分の強さが実感できるから戦いが好き」という点において共通しているが、 「強い相手に勝つ瞬間が幸せ」という朱馬とは正反対に「弱い相手に勝ってから嬲り殺す までが幸せ」と考えている。 その反面、自身が殺される側に周った時は脆さを見せる場面も。 #endregion ●トビアス・シュミット &bold(){「し シャルロッテ大丈夫かい!?」} 身長:179cm 年齢:39歳 マンナイアカンパニーの代表にして同社最高の&ruby(マイスター){職人}。 シャルロッテの内縁の夫であり彼女の虜。 この作品唯一のマゾヒスト。 なお、彼の名前は実在した同名のチェンバロ職人に由来する。史実のトビアス氏は死刑執行人であるシャルル=アンリ・サンソンと親しかった事からギロチンの試作を請け負ったのだとか。 ●ネーブル・ググリッド &bold(){「お前!お前の負けだ!!!」} 身長:170cm 年齢:19歳 アクラブの隊員としてマンナイアに潜入して情報を探っていたが、あえなく捕縛されてしまう。 かなり核心に迫る情報にまで迫っていたらしいが、情報を持ち帰ることはできずシャルロッテ 自らの手によって殺害される。 アクラブの隊員として、レサトとして、アリスのことを深く尊敬している。 レサトではあるが音楽の才能にだけは恵まれなかった。 ちなみにネーブルとはドイツ語で臍を意味し、その最期もそれにちなんだものになっている。 追記・修正はサディストの方のみお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - これ単行本買ってたのになあ。あえなく打ち切りか -- 名無しさん (2017-09-25 18:43:31) - 死姦がまずかったというウワサが -- 名無しさん (2017-09-25 22:48:57) - 別に良いじゃん屍姦くらい。まあ、R18誌でやれと言う事だな -- 名無しさん (2017-09-26 00:20:24) - 残念だな。いまどきネットがあるだろうに。 -- 名無しさん (2018-10-25 12:43:53) - 単に不人気だったんでしょう。デザインと題材はとても良かったけど、会話がメチャクチャ下手で「うわぁ」と呻いた思い出。小説の文章をそのままコマに突っ込んだような様子は、原作担当が漫画に不慣れなのが読みとれる。 -- 名無しさん (2019-05-02 00:47:44) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: