あだち充

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&font(#6495ED){登録日}:2019/06/11 (火) 23:47:39 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- あだち充は日本の漫画家である。本名は「安達充」。 *□プロフィール 生年月日:1951年2月9日 出身地:群馬県伊勢崎市 *□概要 週刊少年サンデーやゲッサンで活躍する漫画家で、&font(l){いつも似たような絵柄の}野球漫画を描いている漫画家として有名。 代表作は『[[タッチ>タッチ(漫画)]]』『みゆき』『H2』『クロスゲーム』『MIX』など。 自分の描く漫画に本人として登場する時にはサンバイザーを被っており、丸眼鏡をかけてデカイGペンを持っている。 実兄のあだち勉も漫画家であったが、2004年に胃がんのために逝去している。 本人も実際に野球経験があり、少年時代は野球部でピッチャーをしていた。 高校は県立前橋商業高校に進学。そのの頃から漫画を描き始め、COMの新人賞に『虫と少年』を応募して佳作2位となっている。 卒業後は公務員になる予定だったが、漫画家となっていた兄に誘われて上京し、石井いさみのアシスタントとなった。 1970年にデラックス少年サンデーで『消えた爆音』を発表しプロの漫画家としてデビュー。 だがヒット作には恵まれず、デビューしてしばらくは佐々木守、やまさき十三と組んで漫画を描いたり、幼年誌でのコミカライズを担当したり、少女誌で作品を発表していた。 この時期、「[[レインボーマン>愛の戦士レインボーマン]]」のコミカライズを手掛けていたことは一部で有名であるが、本人はあまり良い印象を抱いていないらしく、復刻などがされる気配は一切ないまま現在に至っている。 ちなみに、活動当初は当時の流行であった劇画調の絵柄で漫画を描いていたが、活躍の場を幼年誌や少女誌に移したことで、よく知られるソフトなタッチに変化していった。 1978年に再び活躍の場を少年誌に戻し、週刊少年サンデー増刊号で高校野球をテーマにした漫画『ナイン』を発表。 これまで原作つきがほとんどだったが、この作品はあだちが展開を考えたオリジナルであり、当時は非常に画期的だった“少女漫画の雰囲気も持っている少年漫画”とでもいうべき独自の世界観がうけ、高評価を得る。 1980年にはスポーツを絡めたラブコメ漫画『みゆき』を少年ビッグコミックで発表。そして1981年にはもはや説明不要の不朽の名作『タッチ』を週刊少年サンデーで発表し、1982年に小学館漫画賞を受賞する。 『タッチ』が連載されていた当時の読者からの反響はすさまじく、単行本の初版部数は200万部に達している。 この作品の大ヒットにより、高橋留美子と並ぶ週刊少年サンデーの看板漫画家となった。 『タッチ』連載終了後も『H2』や『クロスゲーム』などの野球漫画を描いている。 2008年には単行本のみの累計で、小学館連載漫画家として初めて2億部を突破するという快挙を成し遂げている。 現在は活躍の場をゲッサンに移しており、高校野球漫画『MIX』を連載中。 『MIX』は『タッチ』の世界の約30年後の明青学園野球部を舞台にした作品だったので、発表当時は読者からの反響が大きく、連載開始号は品薄になるほどであった。 *□作風 見る人に安心感を与えるようなソフトなタッチが特徴。 最大の特徴として「あだち作品の主人公&ヒロインの顔は、見分けがつかないほど良く似ている」というものがある。 この事は公式でも認められているようで、「あだち充のヒロイン総選挙」という企画がサンデーSで開かれた時には「読者に「どのキャラも似すぎでしょ」と突っ込んでもらう狙いで始めた」と担当者がコメントしている。 また、『アメトーーク!』の「タッチ芸人」の回では「上杉達也はどれだ?」というコーナーがあり、『タッチ』をよく知る芸人たちも頭を悩ませていた。 ちなみにこの事に関してあだち本人は「各作品に登場しているキャラクターは「あだち充劇団」の人が作品ごとに演じ分けていると思ってください」とコメントしている。 また、上記の上杉達也を当てるコーナーに関しては「あんなのわかるわけないだろ」とも言っていた。 青山剛昌が単行本累計発行部数2億冊を突破したときには、「キャラクターはいつもひとつ!」と江戸川コナンに言わせ、あだち本人がギクッとしている自虐イラストを送っている。 野球漫画をよく描いているが、野球要素よりも人間の心理描写に重きを置いている。 『H2』の最終巻では、国見比呂と橘英雄の最終打席のシーンにて、マウンドに立つ比呂の複雑な心境((ネタバレになるので詳細は本編を参照。))を1シーンだけで表現している。 登場人物だけ描いてあったり、吹き出しの中に「……」しか書いていなかったりする場面が他の漫画家に比べて多め。 それを見た読者は、登場人物がその時に何を考え何を感じているのか想像するしかないが、この独特の間もあだち作品の魅力の1つとなっている。 原作のないオリジナル漫画に関しては、ほぼ全ての作品が世界観を共有している。 *□余談 2017年にサンデーうぇぶりで「あだち充キャラクタークイズ」という企画が開催され、あだち本人が挑戦してみたところ、100点満点中76点という微妙な結果となった。 自分の漫画に本人として登場する際には、原稿をほったらかして遊びに行く、話のオチを適当に決めるなど、いい加減な性格として描かれている。 少年時代は西部ライオンズのファンであったが後に大洋ホエールズファンとなる。 そして好みの選手が多く所属しているという理由で中日ドラゴンズファンとなり、現在は東京ヤクルトスワローズのファンとなっている。 東京ヤクルトスワローズファンになると、ファンクラブのポストカードや球団ポスターを描いている。 落語好きであり、中学の頃に落語全集を購入している。 好きな落語家は立川談志、古今亭志ん生、三遊亭圓生で、元落語家の伊集院光のファンでもある。 『タッチ』と『ラフ』の実写化の話が来たことに関して、長澤まさみの衣裳に期待してオファーを受けたと冗談交じりで答えている。 1980年代に同じサンデーの看板漫画家として活躍していた高橋留美子は、良き友人でありライバル。 今でも年に数回会って互いの作品の感想を言いあっている。 *□主な作品 **◆漫画 ・ナイン ・陽当たり良好! ・みゆき ・タッチ ・スローステップ ・ラフ ・虹色とうがらし ・じんべえ ・H2 ・いつも美空 ・KATSU! ・クロスゲーム ・MIX 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アオイホノオ「かわいそうなあだち充…… こんなに俺にとっては面白いのに…… よし、俺だけは認めてやろう!! ちゃんと切りとってスクラップにしておくからな!!」 -- 名無しさん (2019-06-12 07:12:48) - ↑怒らないから小学館裏に来なさい -- 名無しさん (2019-06-12 12:34:01) - アオイホノオ「あ…あだち充!! あいつ…野球漫画の描き方が…全然わかってないんだ……!!」 -- 名無しさん (2019-06-12 12:38:49) - ホノオ先生、あだち先生と高橋先生が大好き・・というか世話になったようで。お歳暮のカニは欠かさないとか。 -- 名無しさん (2019-06-12 14:33:41) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/06/11 (火) 23:47:39 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- あだち充は日本の漫画家である。本名は「安達充」。 *□プロフィール 生年月日:1951年2月9日 出身地:[[群馬県]]伊勢崎市 *□概要 [[週刊少年サンデー]]やゲッサンで活躍する漫画家で、&font(l){いつも似たような絵柄の}野球漫画を描いている漫画家として有名。 代表作は『[[タッチ>タッチ(漫画)]]』『みゆき』『H2』『クロスゲーム』『MIX』など。 自分の描く漫画に本人として登場する時にはサンバイザーを被っており、丸眼鏡をかけてデカイGペンを持っている。 実兄のあだち勉も漫画家であったが、2004年に胃がんのために逝去している。 本人も実際に野球経験があり、少年時代は野球部でピッチャーをしていた。 高校は県立前橋商業高校に進学。そのの頃から漫画を描き始め、COMの新人賞に『虫と少年』を応募して佳作2位となっている。 卒業後は公務員になる予定だったが、漫画家となっていた兄に誘われて上京し、石井いさみのアシスタントとなった。 1970年にデラックス少年サンデーで『消えた爆音』を発表しプロの漫画家としてデビュー。 だがヒット作には恵まれず、デビューしてしばらくは佐々木守、やまさき十三と組んで漫画を描いたり、幼年誌でのコミカライズを担当したり、少女誌で作品を発表していた。 この時期、「[[レインボーマン>愛の戦士レインボーマン]]」のコミカライズを手掛けていたことは一部で有名であるが、本人はあまり良い印象を抱いていないらしく、復刻などがされる気配は一切ないまま現在に至っている。 ちなみに、活動当初は当時の流行であった劇画調の絵柄で漫画を描いていたが、活躍の場を幼年誌や少女誌に移したことで、よく知られるソフトなタッチに変化していった。 1978年に再び活躍の場を少年誌に戻し、週刊少年サンデー増刊号で高校野球をテーマにした漫画『ナイン』を発表。 これまで原作つきがほとんどだったが、この作品はあだちが展開を考えたオリジナルであり、当時は非常に画期的だった“少女漫画の雰囲気も持っている少年漫画”とでもいうべき独自の世界観がうけ、高評価を得る。 1980年にはスポーツを絡めたラブコメ漫画『みゆき』を少年ビッグコミックで発表。そして1981年にはもはや説明不要の不朽の名作『タッチ』を週刊少年サンデーで発表し、1982年に小学館漫画賞を受賞する。 『タッチ』が連載されていた当時の読者からの反響はすさまじく、単行本の初版部数は200万部に達している。 この作品の大ヒットにより、高橋留美子と並ぶ週刊少年サンデーの看板漫画家となった。 『タッチ』連載終了後も『H2』や『クロスゲーム』などの野球漫画を描いている。 2008年には単行本のみの累計で、小学館連載漫画家として初めて2億部を突破するという快挙を成し遂げている。 現在は活躍の場をゲッサンに移しており、高校野球漫画『MIX』を連載中。 『MIX』は『タッチ』の世界の約30年後の明青学園野球部を舞台にした作品だったので、発表当時は読者からの反響が大きく、連載開始号は品薄になるほどであった。 *□作風 見る人に安心感を与えるようなソフトなタッチが特徴。 最大の特徴として「あだち作品の主人公&ヒロインの顔は、見分けがつかないほど良く似ている」というものがある。 この事は公式でも認められているようで、「あだち充のヒロイン総選挙」という企画がサンデーSで開かれた時には「読者に「どのキャラも似すぎでしょ」と突っ込んでもらう狙いで始めた」と担当者がコメントしている。 また、『[[アメトーーク!>アメトーーク]]』の「タッチ芸人」の回では「上杉達也はどれだ?」というコーナーがあり、『タッチ』をよく知る芸人たちも頭を悩ませていた。 ちなみにこの事に関してあだち本人は「各作品に登場しているキャラクターは[[「あだち充劇団」の人が作品ごとに演じ分けている>スターシステム]]と思ってください」とコメントしている。 また、上記の上杉達也を当てるコーナーに関しては「あんなのわかるわけないだろ」とも言っていた。 [[青山剛昌]]が単行本累計発行部数2億冊を突破したときには、「キャラクターはいつもひとつ!」と[[江戸川コナン]]に言わせ、あだち本人がギクッとしている自虐イラストを送っている。 野球漫画をよく描いているが、野球要素よりも人間の心理描写に重きを置いている。 『H2』の最終巻では、国見比呂と橘英雄の最終打席のシーンにて、マウンドに立つ比呂の複雑な心境((ネタバレになるので詳細は本編を参照。))を1シーンだけで表現している。 登場人物だけ描いてあったり、吹き出しの中に「……」しか書いていなかったりする場面が他の漫画家に比べて多め。 それを見た読者は、登場人物がその時に何を考え何を感じているのか想像するしかないが、この独特の間もあだち作品の魅力の1つとなっている。 人物以外だと雲などの背景が大ゴマで描かれることも多い。 原作のないオリジナル漫画に関しては、ほぼ全ての作品が世界観を共有している。 *□余談 2017年にサンデーうぇぶりで「あだち充キャラクタークイズ」という企画が開催され、あだち本人が挑戦してみたところ、100点満点中76点という微妙な結果となった。 自分の漫画に本人として登場する際には、原稿をほったらかして遊びに行く、話のオチを適当に決めるなど、いい加減な性格として描かれている。 少年時代は[[埼玉西武ライオンズ]]のファンであったが後に[[大洋ホエールズ>横浜DeNAベイスターズ]]ファンとなる。 そして好みの選手が多く所属しているという理由で[[中日ドラゴンズ]]ファンとなり、現在は[[東京ヤクルトスワローズ]]のファンとなっている。 東京ヤクルトスワローズファンになると、ファンクラブのポストカードや球団ポスターを描いている。 落語好きであり、中学の頃に落語全集を購入している。 好きな落語家は立川談志、古今亭志ん生、三遊亭圓生で、元落語家の[[伊集院光]]のファンでもある。 『タッチ』と『ラフ』の実写化の話が来たことに関して、長澤まさみの衣裳に期待してオファーを受けたと冗談交じりで答えている。 1980年代に同じサンデーの看板漫画家として活躍していた[[高橋留美子]]は、良き友人でありライバル。 今でも年に数回会って互いの作品の感想を言いあっている。 *□主な作品 **◆漫画 ・ナイン ・陽当たり良好! ・みゆき ・[[タッチ>タッチ(漫画)]] ・スローステップ ・ラフ ・虹色とうがらし ・じんべえ ・H2 ・いつも美空 ・KATSU! ・クロスゲーム ・MIX 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アオイホノオ「かわいそうなあだち充…… こんなに俺にとっては面白いのに…… よし、俺だけは認めてやろう!! ちゃんと切りとってスクラップにしておくからな!!」 -- 名無しさん (2019-06-12 07:12:48) - ↑怒らないから小学館裏に来なさい -- 名無しさん (2019-06-12 12:34:01) - アオイホノオ「あ…あだち充!! あいつ…野球漫画の描き方が…全然わかってないんだ……!!」 -- 名無しさん (2019-06-12 12:38:49) - ホノオ先生、あだち先生と高橋先生が大好き・・というか世話になったようで。お歳暮のカニは欠かさないとか。 -- 名無しさん (2019-06-12 14:33:41) - 水島新司には「野球を恋愛の道具に使ってる」って批判されてたな。その水島先生もスーパースターズ編から(キャラは結婚適齢期とはいえ)各人の結婚話描いてたけど -- 名無しさん (2019-06-12 18:29:08) - あら、タッチしか記事ないんだ。他の作品の記事作っちゃおうかな -- 名無しさん (2019-06-12 23:44:48) - 手塚スターみたいに劇団員分類しても面白いと思うんだけどなあ。 -- 名無しさん (2019-06-13 01:38:40) - 気のせいか主人公かヒロインの身内が作中か作前に亡くなるの多い気がしないでもないそういう作風? -- 名無しさん (2019-06-13 08:53:35) - 主要キャラが似たような顔のばかりなのは、松本零時 -- 名無しさん (2019-06-13 11:57:44) - ↑いかん、途中だった。松本零士にも言える事だと思うんだが…森雪とかメーテルとか、ハーロックと古代進とか。 -- 名無しさん (2019-06-13 11:59:38) - 顔の書き分けネタ、タッチのかなり序盤で自虐ネタにされてて驚いた…… -- 名無しさん (2019-06-14 19:17:06) - H2では「スポーツは体鍛えるためにやるのに体壊すためにスポーツやるバカがいるか」「野球部だろうが茶道部だろうがケンカしていい部活なんかねえよ」クロスゲームでは「敬遠は立派な作戦。今どき小学生だってやってる」(実際作中でも戦術として活用してるチームも描かれた)って。そりゃ野球マンガ4作品アニメ化するわけだ・・・。 -- 名無しさん (2019-06-15 10:29:19) - 昔「ちゃお」で一回限りの読みきりで掲載された「むらさき」という漫画が大好きだった。主人公のむらさきがかっこよすぎる! -- 名無しさん (2019-06-18 10:04:07) - 深夜!天才バカボンではなんとCV三ツ矢雄二。しかも三ツ矢さんのキャラクターとしてはトップクラスのまともさを誇る -- 名無しさん (2019-06-18 10:15:18) - ↑赤塚先生と縁があったのは兄の勉氏(フジオプロのチーフアシスタントも経験)の方なんだけどね。 -- 名無しさん (2020-01-13 22:45:30) - 冴えない主人公が実は凄い才能の持ち主パターンが多いけどなろう系と違って嫌味感が無い -- 名無しさん (2022-05-24 17:46:26) - H2の国見が「愛好会でエンジョイしてた部員たちに、甲子園を目指す厳しい練習をしてくれというのはこれまでの部員たちの世界を壊してしまって悪いことしちゃったかな」と気にしているのが良い奴だなと思った。「甲子園なんて強要するなよ」とか「お前とやるのは息苦しいよ」とか言われないあたりが国見と野田の人柄の良さかもしれん -- 名無しさん (2023-05-24 00:50:34) #comment #areaedit(end) }

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