ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! - (2020/05/21 (木) 18:51:30) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2020/04/08 (水曜日) 16:31:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約7分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- *&big(){&big(){・}}&bold(){概要} 『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』はクレイアニメ『ウォレスとグルミット』の第四作である。 シリーズ初の長編映画であり、ウォレスとグルミットの他にも大勢の人物が登場している。その分製作も時間がかかっており、実に5年半もの月日が費やされている。 *&big(){&big(){・}}&bold(){あらすじ} 年に一度開催される「巨大野菜コンテスト」の開催が迫る中、町の住民達は野菜を食い荒らすウサギの被害に悩まされていた。ウォレスとグルミットが設立した害獣駆除隊「アンチ・ペスト」により順調にウサギは捕獲されていった矢先、突如出現した巨大ウサギによって町が未曾有の大被害を受ける。 一気に信頼を失いかけた2人だったが、コンテストの主催者である&bold(){レディ・トッティントン}の弁護でチャンスを貰い巨大ウサギの捕獲に乗り出した。果たしてウォレスとグルミットは巨大ウサギを捕らえて町の野菜を守り切れるのだろうか? *&big(){&big(){・}}&bold(){登場人物} ・&bold(){ウォレス} 声:ピーター・サリス/萩本欽一 チーズが大好きなおとぼけ自称天才発明家。野菜は大の苦手で、そのせいで最近少し太り気味。 何気に過去の容姿が明らかになっており&bold(){グルミットが子供の頃はまだ髪もフサフサで立派な髭を蓄えていた}が、グルミットの大学卒業と同時に側頭部以外は禿げ上がり、やがて現在の容姿に至っている。 今作では害獣駆除を営んでいるが、 捕まえたウサギ達をどうしても殺せず地下室でこっそり飼育するなど優しい一面を見せる。&s(){尚、世話をするのはグルミットの模様。つーかその優しさをもう少しグルミットにも向けてやれ。} 終盤は相棒としての身を呈した行動を起こす等なんだかんだ主人公である。 その一方でさらっと人類の倫理に関わるトンデモ発明品を開発した挙句に、 その発明品を使ってウサギが野菜嫌いになるように洗脳しようとするなど、ある意味殺すより酷い仕打ちをするマッドサイエンティストな面も((呆れつつなんだかんだ、いつも協力するグルミットも今回ばかりはことの恐ろしさからか引いていた))。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){その報いか、本作ではとんでもない災難に見舞われることとなる……。}}} ・&bold(){グルミット} ウォレスのパートナーのビーグル犬。ドッグワーツ大学卒((「ハリー・ポッター」シリーズのホグワーツ大学のパロディ。))。 太り気味のウォレスを誰よりも心配しており、彼のためなら野菜だけを食事に出すことも&bold(){隠したチーズに罠を仕掛ける}ことも厭わない犬の檻。 自身もまた巨大野菜コンテストに向けて巨大なキュウリを大事に育てているが、主人のピンチを救うためにそれを泣く泣く利用することに。 ・&bold(){レディ・カンパニュラ・トッティントン} 声:ヘレナ・ボナム=カーター/飯島直子 巨大野菜コンテストの主催者で、町一番の資産家にして&s(){とてもそうは見えないけど}美女。 愛称は『トッティ』。%%松野家の末っ子ではない。%% やや平和ボケ気味だが、この町の住民としては正常の範囲内で意思も強い。 ウサギを殺すことなく捕獲するウォレスに一目置いており、巨大ウサギが出現した時にはその捕獲を一任する。 #openclose(show=終盤のネタバレ){ 事件の終息後はグルミットの行動に心を打たれ、彼に優勝トロフィーを進呈する。そして自身の家をウサギの保護区とし、これまでウォレスが捕まえてきたウサギ達を受け入れた。 ちなみにウォレスのことはあくまでも&bold(){仲の良い友達}止まりだった模様。 } ・&bold(){ヴィクター・クォーターメイン} 声:レイフ・ファインズ/大川透 強引で嫌味な性格の貴族の男。常に銃を持ち歩いている。レディ・トッティントンの財産を狙い幾度もアプローチを試みるものの、全く相手にされていない。そして彼女の興味を引くウォレスに勝手に敵愾心を抱く。ちなみに&bold(){カツラ}。 巨大ウサギ捕獲の際には自身も勝手に名乗り出る。 #openclose(show=終盤のネタバレ){ 終盤になると目的がトッティントンとの結婚から、巨大ウサギの正体の属する組織の壊滅にすり替わっており、巨大ウサギの正体を知っても尚抹殺しようと暗躍するも、グルミットやトッティントンの妨害もあり悉く失敗。 最後はメスウサギの着ぐるみを着せられ巨大ウサギと勘違いした町民達に追いかけられるはめになった。 } ・&bold(){巨大ウサギ} 夜の町に突如出現し、野菜を纏めて食い荒らした謎の存在。これでも伝説自体は昔から存在する。 その姿を目撃した神父からは「&bold(){オノのような歯をして、耳は墓石のようだった}」と称される。 雄叫びと共にドラミングをすることでそれを聞いたウサギ達にも同じ行動を取らせる(&bold(){特に意味は無い})。 この手の怪物でお馴染みのシルバーバレット…じゃなくて金(24金)の弾丸が弱点とされている。 #openclose(show=その正体){ その正体はハッチ……ではなく、なんと&bold(){ウォレス自身}。ココロ・コントローラーの影響によりウサギの知能などが逆転した結果、夜になると巨大なウサギに変身するようになってしまったのである。 当初はウォレス自身にも自覚はなくグルミットに教えられても信じなかったものの、ハッチの状態・言動から察することに。 自身を元に戻そうとココロ・コントローラーの修理を試みるも知能もウサギになりかけていたため、まともに修理できない有様にグルミットも慰める程に嘆いていた。%%ぶっちゃけ自業自得である。%% } ・&bold(){ハッチ} 声:ピーター・サリス/萩本欽一 ウォレスがココロ・コントローラーを使った実験で誕生した、ウォレスと同様に野菜嫌いになったウサギ。 檻を破った状況証拠、出現する時間が夜限定=ココロ・コントローラーの動力源である月の光との関連性から当初は彼が巨大ウサギの正体だと思われていたが……? #openclose(show=ネタバレ){ 実は&bold(){ココロ・コントローラーの影響によりウォレスと性格・知能などが逆転して誕生した存在}。その影響でウォレスと同程度の言葉や技術、好みや普段の癖を有しているものの、本質は%%無神経なウォレス%%ウサギなのでコミュニケーションは取れない。 当然ながら怪力もない。檻が破られていたのは大方ウサギ化したウォレスの暴走が原因と思われる。 そのためグルミットはウォレスの害獣駆除時の癖の行動を取らせて上手く行動をコントロールした。 ちなみに好みはウォレスと同様チーズ。 ラストではレディ・トッティントンの屋敷に他のウサギ達と一緒に放たれるものの、何故か元には戻っていなかった。 } ・&bold(){ウサギ達} よくあるかわいいイメージのうさぎ・・・ではなく、 逆の「野菜を食い荒らす害獣」や「イタズラ者にして生意気な」イメージの兎としてデザインされている。 例えるなら同じく英国出身のレア社のゲームにでてきそうな%%赤栗鼠%%うさぎ。 多少のトラップや防犯設備程度なら学習して簡単に突破する知能は持つため住民達に厄介がられてる。 なぜか仲間のドラミングに呼応する習性がある。%%ゴリラじゃあるまいし。%% 一方やや特殊なウサギの死も悲しんだり、一時の食物期が終わることによる別れを惜しんだりとかなり感情的な一面も。 ・&bold(){町の住民方} 言葉で表すなら&bold(){英国流平和ボケを体現したような}方々。 ・コンテストに対して何かと嫌味を言う一方、いざ危機に陥るとパニックを起こす警察のPCマッキントッシュ(声:ピーター・ケイ/鈴木勝美) ・シスタープロレスなる如何わしい本を所持したり、シルバーバレットならぬゴールデンバレットの値段をういういと説明する神父のクレメント・ヘッジ(声:ニコラス・スミス/山野史人) ・我が息子(野菜)かわいさに我先に逃亡するおばあちゃんのマルチ婦人(声:リズ・スミス/片岡富枝) ・巨大ウサギ対策に「より大きな檻を用意する」という策でもなんでもないあやふやな提案をしたウォレスを素晴らしいアイデアだと絶賛し、何故か勝利確実モードに浮かれまくる ・巨大ウサギの死を悟り一瞬冥福を祈ったと思いきや、次の瞬間に祭りを開催できることに歓喜 ・前述の逃亡したおばあちゃんを呼び戻そうとしていたのに巨大ウサギに追跡されていることがわかるやいなや来るなと拒絶する住民     etc. 基本的に悪い意味でボケボケであり、ヴィクターからも「&bold(){ピーマン(頭)共}」((要するに「頭が空っぽ」という意味))と呆れられる始末… が、終盤巨大ウサギが負傷するやいなや… 以前から町の人々の様子が疑問視されていたが想像の斜め上ををいく有様には、 ウォレスが度を過ぎておとぼけなのも、かつて「ゴム手袋を被ったペンギン」を「鶏」と勘違いして挙句1000ポンドの指名手配というツッコミどころ満載の珍事をしていたのも納得である。 *&big(){&big(){・}}&bold(){発明品} ・&bold(){発進装置} 前作の改変型である半場恒例の%%サンダーバードリスペクト%%発進装置。 今回はウサギの出現を感知したらすぐに発信できるようになっているが例によって無駄に大がかりな仕掛けでできており、 各家庭にしかけられた(人形などに偽装した)センサーがウサギを感知 ↓ ウォレスの家にある&bold(){住民(ウサギが出現した場所の家主)の絵の目の部分が点灯}((製作過程を見るに絵を描いたあと目の部分をくり抜いて電球に変えている模様。)) ↓ コンロに点火、ヤカンが沸騰して蒸気で風車を回す ↓ 棒が上下して&bold(){グルミットのベッドを下から突いて起こす}(同時にチーズの匂いに釣られてウォレスも起きる) ↓ ベッドが前方に傾斜して穴にウォレスとグルミットが突入&bold(){(構造上後方に傾斜する早起きマシンと矛盾している)} ↓ 傾斜とスロープの降下を繰り返して帽子、長靴の順に着用 ↓ ドリンク(ホットコーヒー?)が注がれて飲む……と見せかけ&bold(){巨大な手がウォレスとグルミットが乗った板を弾いて上空に大きく飛ばす} ↓ &bold(){カップを持ったまま飛ばされながら作業着を着用}、スロープで降下した後ドリンクを飲む ↓ 作業車に乗り込み発進 と、突っ込みどころ満載。&font(l){どう見てもサンダーバードのパロディ。} ちなみに例によって欠陥があり、冒頭のヤカンと棒が外れていると作動しない。このせいで巨大ウサギの初出現時に出動できなかった。 ・&bold(){作業車} 害獣駆除に使う車。 例によって様々なギミックを内蔵しており、 エンジンを(&bold(){メカハンドが手動でエンジンを回転させて})自動で作動させるオートスタート機能、捕縛用の投げ縄、地底を進み文字通りの土砂降りもかき分けるワイパーなど、 (無駄に)高性能かつ(無駄に)多種多様な機能を満載したハイテク車両。 ・&bold(){早起きマシン} おなじみのマシン。 仕様はこれまでと変わらないが、ウォレスが太って床の穴を通らなくなったため新たに「パワーアシスト機能」が追加。 作動させると&bold(){ハンマーが振り下ろされてウォレスを殴り下に叩き落とす}。 ・&bold(){ウサギ吸引機} ウサギ駆除のために作られた新発明。地面に突き刺して掃除機のように使用。 強力な吸引力で広範囲にいるウサギ達を殺すことなく纏めて吸い上げる。&s(){そんな凄まじい吸引力があったら地面も抉れたりウサギがミンチよりひでえ状態になりそうなものだが。} ・&bold(){ココロ・コントローラー} 元々は悪い欲求を吸い出すための装置。%%さらっと革命どころか人類の倫理に触れかねない発明をするあたり根は本物の技術者である。恐怖の意味で。%% ちなみに&bold(){月の光をエネルギーに変換するパワーアップ機能付き}というウォレス作に恥じぬ怪しさ120%の出来栄え。だが%%ウォレス作としては異例にも%%意外にも正しく使えば正常に機能する。 だが捕獲したウサギの対応に悩んだウォレスが「ウサギを自分と同じく野菜嫌いにすれば被害はなくなる」「そうして自分の野菜嫌いも克服できる」と考え、ウサギ吸引器と繋げてウサギの思考を変えるために使用。&bold(){機械的に悪い欲求を呟く様はもはや完全に洗脳である。} 恐る恐る操作するグルミットは見事に視聴者の心理を体現している…。そんななかウォレスがうっかりを気を抜いたがために…。 &s(){今回の騒動の元凶。} ・&bold(){巨大メスウサギのぬいぐるみ} 巨大ウサギ捕獲のために作られた。 ローテクなモーショントレースで動かすが、直接着ることも可能。 ふざけた見た目に反して効果抜群。 *&big(){&big(){・}}&bold(){余談} ・映画公開中にアードマンの倉庫で火災が発生したが、たまたま今作のセットは他所で展示中で無事だった。しかしその他の資料は被害に遭い、&bold(){30年分の歴史を物語る資料が焼失する}ことに……。 ・吹替版において萩本氏は自身の持ちネタである「&bold(){なんでそーなるの!}」というアドリブを入れたものの、担当者にカットされてしまったらしい。&s(){何故カットしたし。} 追記・修正は野菜嫌いでない人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - なんでこーなるの! はペンギンのほうでは採用されてんだよね、該当記事にもあるけど -- 名無しさん (2020-04-08 18:02:10) - グルミットがウォレスの下半身を段ボール箱で隠すシーンで段ボールに「ナッツも含む」の文字が。 -- 名無しさん (2020-04-09 16:30:41) - イズ「このウサギはゴリラですか?」 -- 名無しさん (2020-04-09 21:01:46) - ↑2 ナッツは海外で「キ○タマ」の隠語らしいね。それを意識したのかな。 -- 名無しさん (2020-04-09 21:28:42) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/04/08 Wed 16:31:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- *&big(){&big(){・}}&bold(){概要} 『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』はクレイアニメ『ウォレスとグルミット』の第四作である。 シリーズ初の長編映画であり、ウォレスとグルミットの他にも大勢の人物が登場している。その分製作も時間がかかっており、実に5年半もの月日が費やされている。 *&big(){&big(){・}}&bold(){あらすじ} 年に一度開催される「巨大野菜コンテスト」の開催が迫る中、町の住民達は野菜を食い荒らすウサギの被害に悩まされていた。ウォレスとグルミットが設立した害獣駆除隊「アンチ・ペスト」により順調にウサギは捕獲されていった矢先、突如出現したウサギ男によって町が未曾有の大被害を受ける。 一気に信頼を失いかけた2人だったが、コンテストの主催者である&bold(){レディ・トッティントン}の弁護でチャンスを貰いウサギ男の捕獲に乗り出した。果たしてウォレスとグルミットはウサギ男を捕らえて町の野菜を守り切れるのだろうか? *&big(){&big(){・}}&bold(){登場人物} ・&bold(){ウォレス} 声:ピーター・サリス/萩本欽一 チーズが大好きな自称天才発明家のとぼけたおっちゃん。野菜は大の苦手で、そのせいで最近少し太り気味。 オープニングにて過去の容姿が明らかになっており&bold(){グルミットが子犬の頃はまだ髪もフサフサで立派な髭を蓄えていた}が、グルミットの大学卒業と同時に側頭部以外は禿げ上がり、やがて現在の容姿に至っている。 今作では害獣駆除を営んでいるが、捕まえたウサギ達をどうしても殺せず地下室でこっそり飼育するなど優しい一面を見せる(ただし、餌やりなどの世話はグルミットが担っている)。 終盤は身を呈してグルミットを守るなど、いざと言うときは骨のある男。 その一方で人類の倫理に関わるトンデモ発明品を開発した挙句に、その発明品を応用してウサギが野菜嫌いになるように洗脳しようとするなど、ある意味殺すより酷い仕打ちをするマッドサイエンティストな面も((呆れつつもいつも協力するグルミットも、今回ばかりはことの恐ろしさからか引いていた。本人が不殺精神に基づいて善意のつもりでやっているため余計に質が悪い。))。 その報いか、本作では大きな災難に見舞われることとなる…。 ・&bold(){グルミット} ウォレスのパートナーのビーグル犬。ドッグワーツ大学卒((「ハリー・ポッター」シリーズのホグワーツ大学のパロディ。))。劇場版である今作でもやはり喋らず、表情やボディランゲージで感情を表す。 太り気味のウォレスを心配しており、彼のためなら野菜だけを食事に出すことも&bold(){隠したチーズに罠を仕掛ける}ことも厭わない。 自身もまた巨大野菜コンテストに向けて巨大なウリを大事に育てているが、ウォレスを救うためにそれを泣く泣く利用することに。 今作にも派手なアクションシーンがあり、ヴィクターの飼い犬のフィリップと文字通りのドッグファイトを繰り広げる。 ・&bold(){レディ・カンパニュラ・トッティントン} 声:ヘレナ・ボナム=カーター/飯島直子 巨大野菜コンテストの主催者で、町一番の資産家にして美女。 愛称は『トッティ』。 やや平和ボケ気味だが、この町の住民としては正常の範囲内で意思も強い。 ウサギを殺すことなく捕獲するウォレスに一目置いており、巨大ウサギが出現した時にはその捕獲を一任する。 [[最恐の死喰い人>ベラトリックス・レストレンジ]]ではない。 #openclose(show=終盤のネタバレ){ 事件の終息後はグルミットの行動に心を打たれ、彼に優勝トロフィーを進呈する。そして自身の家をウサギの保護区とし、これまでウォレスが捕まえてきたウサギ達を受け入れた。 ちなみにウォレスのことはあくまでも&bold(){仲の良い友達}止まりだった模様。 } ・&bold(){ヴィクター・クォーターメイン} 声:レイフ・ファインズ/大川透 強引で嫌味な性格の貴族の男。常に銃を持ち歩いている。レディ・トッティントンに幾度もアプローチを試みるものの、全く相手にされていない。そして彼女の興味を引くウォレスに勝手に敵愾心を抱く。頭頂部が寂しい事になっているため、&bold(){ヅラ着用}。ウォレスが潔くツルツルの頭であるだけにより未練がましい。 ペットにフィリップという犬を連れているが、明らかに飼い主に似て凶暴。 ウサギ男捕獲の際には自身も勝手に名乗り出た。 [[例のあの人>ヴォルデモート卿]]ではない。 #openclose(show=終盤のネタバレ){ トッティントンとの結婚目的は彼女の財産だけのため。更にウサギ男の正体を知りつつも、私怨込みでこれを抹殺しようとした最低の男。とことん腐っているが、後述通り町の人々がおとぼけ過ぎるため、真面目に突っ込む一面も。 トロフィーの金のニンジン部分を弾丸にしてまで目的を果たそうとしたが、グルミットやトッティントンの妨害もあり悉く失敗。最後はメスウサギの着ぐるみを着せられウサギ男と勘違いしたフィリップや町民達に追いかけられるはめになった。 } ・&bold(){ウサギ男} 夜の町に突如出現し、野菜を纏めて食い荒らした謎の存在。これでも伝説自体は昔から存在する。 その姿を目撃した神祭からは「&bold(){オノのような歯をして、耳は墓石のようだった}」と称される。 雄叫びと共にドラミングをすることでそれを聞いたウサギ達にも同じ行動を取らせる(&bold(){特に意味は無い})。 金(24金)の弾丸が弱点とされている。この弾丸は神祭が3発所持しているが、彼いわく「高い」。 #openclose(show=その正体){ その正体はハッチ……ではなく、なんと&bold(){ウォレス自身}。ココロ・コントローラーの影響によりウサギの知能などが逆転した結果、夜になるとこの姿に変身するようになってしまったのである。 当初はウォレス自身にも自覚はなくグルミットに教えられても信じなかったものの、ハッチの状態・言動から察することに。 自身を元に戻そうとココロ・コントローラーの修理を試みるも知能もウサギになりかけていたため、まともに修理できない有様にグルミットも慰める程に嘆いていた。%%ぶっちゃけ自業自得である。%% } ・&bold(){ハッチ} 声:ピーター・サリス/萩本欽一 ウォレスがココロ・コントローラーを使った実験で誕生した、ウォレスと同様に野菜嫌いになったウサギ。 檻を破った状況証拠、出現する時間が夜限定=ココロ・コントローラーの動力源である月の光との関連性から当初は彼がウサギ男の正体だと思われていたが……? #openclose(show=ネタバレ){ 実は&bold(){ココロ・コントローラーの影響によりウォレスと性格・知能などが逆転して誕生した存在}。その影響でウォレスと同程度の言葉や技術、好みや普段の癖を有しているものの、本質は%%無神経なウォレス%%ウサギなのでコミュニケーションは取れない。 当然ながら怪力もない。檻が破られていたのは大方ウサギ化したウォレスの暴走が原因と思われる。 そのためグルミットはウォレスの害獣駆除時の癖の行動を取らせて上手く行動をコントロールした。 ちなみに好みはウォレスと同様チーズ。 ラストではレディ・トッティントンの屋敷に他のウサギ達と一緒に放たれるものの、何故か元には戻っていなかった。 } ・&bold(){ウサギ達} よくあるかわいいイメージのうさぎ・・・ではなく、 逆の「野菜を食い荒らす害獣」や「イタズラ者にして生意気な」イメージの兎としてデザインされている。そしてブタ鼻。 多少のトラップや防犯設備程度なら学習して簡単に突破する知能は持つため、住民達に厄介がられている。なぜか仲間のドラミングに呼応する習性がある。 一方やや特殊なウサギの死も悲しんだり、一時の食物期が終わることによる別れを惜しんだりとかなり感情的な一面も。 今作のエンディングでは彼らの前衛的な動きを多々見られる。 ・&bold(){町の住民たち} 言葉で表すなら&bold(){[[平和ボケを体現したような>キャピィ(星のカービィ)]]}方々。 ・コンテストに対して何かと嫌味を言う一方、いざ危機に陥るとパニックを起こす警察のPCマッキントッシュ(声:ピーター・ケイ/鈴木勝美) ・シスタープロレスなるヘンテコな本を所持したり、シルバーバレットならぬゴールデンバレットの値段をういういと説明する神祭のクレメント・ヘッジ(声:ニコラス・スミス/山野史人) ・我が息子(野菜)かわいさに我先に逃亡するおばあちゃんのマルチ婦人(声:リズ・スミス/片岡富枝) ・巨大ウサギ対策に「より大きな檻を用意する」という策でもなんでもないあやふやな提案をしたウォレスを素晴らしいアイデアだと絶賛し、浮かれまくる ・巨大ウサギの死を悟り一瞬冥福を祈ったと思いきや、次の瞬間に祭りを開催できることに狂喜乱舞 ・前述の逃亡したおばあちゃんを呼び戻そうとしていたのに巨大ウサギに追跡されていることが分かるや否や「来るな!」と拒絶する住民     etc. 基本的に悪い意味でボケボケであり、ヴィクターからも「&bold(){ピーマン(頭)共}」((要するに「頭が空っぽ」という意味))と呆れられる始末だった。 が、終盤ウサギ男が負傷するやいなや… 以前から町の人々の様子が疑問視されていたが想像の斜め上をいく有様には、 ウォレスが度を過ぎておとぼけなのも、かつて「ゴム手袋を被ったペンギン」を「鶏」と勘違いして挙句1000ポンドの指名手配というツッコミどころ満載の珍事をしていたのも納得である。%%愚かな人民ども%% *&big(){&big(){・}}&bold(){発明品} ・&bold(){発進装置} 前作の改変型である半場恒例の%%サンダーバードリスペクト%%発進装置。 今回はウサギの出現を感知したらすぐに発信できるようになっているが例によって無駄に大がかりな仕掛けでできており、 各家庭にしかけられた(人形などに偽装した)センサーがウサギを感知 ↓ ウォレスの家にある&bold(){住民(ウサギが出現した場所の家主)の絵の目の部分が点灯}((製作過程を見るに絵を描いたあと目の部分をくり抜いて電球に変えている模様。)) ↓ コンロに点火、ヤカンが沸騰して蒸気で風車を回す ↓ 棒が上下して&bold(){グルミットのベッドを下から突いて起こす}(同時にチーズの匂いに釣られてウォレスも起きる) ↓ ベッドが前方に傾斜して穴にウォレスとグルミットが突入&bold(){(構造上後方に傾斜する早起きマシンと矛盾している)} ↓ 傾斜とスロープの降下を繰り返して帽子、長靴の順に着用 ↓ ドリンク(ホットコーヒー?)が注がれて飲む……と見せかけ&bold(){巨大な手がウォレスとグルミットが乗った板を弾いて上空に大きく飛ばす} ↓ &bold(){カップを持ったまま飛ばされながら作業着を着用}、スロープで降下した後ドリンクを飲む ↓ 作業車に乗り込みカップを渡して発進 と、突っ込みどころ満載。 例によって欠陥があり、冒頭のヤカンと棒が外れていると作動しない。このせいで巨大ウサギの初出現時に出動できなかった。 ・&bold(){作業車(アンチ・ペスト・バン)} 害獣駆除に用いられるウォレスの愛車・オースチンA35のバン仕様。 例によって様々なギミックを内蔵しており、エンジンを(&bold(){メカハンドが手動でエンジンを回転させて})自動で作動させるオートスタート機能、捕縛用の投げ縄、文字通りの土砂降りもかき分けるワイパーなど高性能かつ多種多様な機能を満載した、年式と見た目のオンボロさからは想像もつかないハイテクな車両。 劇中でステアリングからエアバッグが展開するシーンがあるが、実車にはそのような安全装備は無い。オートスタート機能もキーを捻るだけではエンジンが掛からないクラシックカーの不便さを面白おかしく表現している。 ・&bold(){早起きマシン} おなじみのマシン。 仕様はこれまでと変わらないが、ウォレスが太って床の穴を通らなくなったため新たに「パワーアシスト機能」が追加。 作動させると&bold(){ハンマーが振り下ろされてウォレスを殴り下に叩き落とす}。 ・&bold(){ウサギ吸引機(BV6000)} ウサギ駆除のために作られた新発明。地面に突き刺して掃除機のように使用。 強力な吸引力で広範囲にいるウサギ達を殺すことなく纏めて吸い上げる。が、大の大人やその人が付けているヅラも吸い込む事がある。 ・&bold(){ココロ・コントローラー} 今作の目玉、もとい全ての元凶。 &bold(){月の光をエネルギーに変換するパワーアップ機能付き}というウォレス作に恥じぬ怪しさ120%の出来栄え。だが%%ウォレス作としては異例にも%%意外にも正しく使えば正常に機能する。 元々は自分のダイエット用に制作され、悪い欲求を吸い出すための装置だったが、捕獲したウサギの対応に悩んだウォレスが「ウサギを自分と同じく野菜嫌いにすれば被害はなくなる」「そして自分の野菜嫌いも克服できる」と考え、ウサギ吸引器と繋げてウサギの思考を変えるために使用。&bold(){機械的に悪い欲求を呟く様はもはや完全に洗脳である。} 恐る恐る操作するグルミットは見事に視聴者の心理を体現している…。そんななかウォレスがうっかり気を抜いたがために…。 ・&bold(){巨大メスウサギのぬいぐるみ} ウサギ男捕獲のために作られた。 ローテクなモーショントレースで動かすが、直接着ることも可能。 ふざけた見た目に反して効果抜群。%%正体が正体だからね。%% *&big(){&big(){・}}&bold(){余談} ・海外での公開時期から察するに裏テーマはハロウィンであり、原語版タイトルのThe Curse of the Were-Rabbitや巨大野菜、Were-Rabbitことウサギ男やそれが出現するタイミングにそれが反映されていると思われる。また、当時映画化の真っ最中だったハリー・ポッターシリーズのパロディが散見され、今作のゲストキャラの原語版の中の人も、実際にその映画に出演した俳優が起用されている。 ・映画公開中にアードマンの倉庫で火災が発生したが、たまたま今作のセットは他所で展示中で無事だった。しかしその他の資料は被害に遭い、30年分の歴史を物語る資料が焼失してしまった。 ・吹替版において萩本氏は自身の持ちネタである「&bold(){なんでそーなるの!}」というアドリブを入れたものの、担当者にカットされてしまったらしい。 追記・修正は野菜嫌いでない人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - なんでこーなるの! はペンギンのほうでは採用されてんだよね、該当記事にもあるけど -- 名無しさん (2020-04-08 18:02:10) - グルミットがウォレスの下半身を段ボール箱で隠すシーンで段ボールに「ナッツも含む」の文字が。 -- 名無しさん (2020-04-09 16:30:41) - イズ「このウサギはゴリラですか?」 -- 名無しさん (2020-04-09 21:01:46) - ↑2 ナッツは海外で「キ○タマ」の隠語らしいね。それを意識したのかな。 -- 名無しさん (2020-04-09 21:28:42) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: