燐隊長(ゴルゴ13)

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&font(#6495ED){登録日}:2010/08/01(日) 01:18:28
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#center(){&font(#ff0000){極地法など登山家の恥だっ!!}}


燐隊長は『[[ゴルゴ13>ゴルゴ13(漫画)]]』第398話(単行本119巻)「白龍昇り立つ」に登場する人物。
[[デューク東郷>デューク東郷/ゴルゴ13]]と対決した好敵手たちの一人であり、ある意味(後述)一番有名なゴルゴキャラ。


【あらすじ】
中国政府の弾圧下に置かれるチベット自治区。
共産党は大きな影響力を持つチベット仏教の活仏(宗教指導者、「転生」によってその地位は引き継がれる)、
パンチェン・ラマことラモン少年を拘束。
政府の言うなりになる偽の活仏を擁立してチベット人民を洗脳しようと目論む。

ゴルゴはダライ・ラマの依頼により偽パンチェン・ラマの式典を狙撃で妨害。
その隙にチベット人たちはラモン少年の救出を図るが、その背後には共産党の刺客・中国山岳部隊が迫っていた…
 

【作中での活躍】
燐隊長はヒマラヤ山脈を活動の場とする中国山岳部隊の創設者にして隊長である。
党からラモン殺害の命を受けて出撃。チベット人グループを易々と全滅させてラモン少年にも銃を向けるが、不意の雪崩により取り逃がす。
その後少年と合流したゴルゴ13と世界最高峰・チョモランマを舞台に対決することとなった。

燐隊長は多くの部下を失いながらもゴルゴを追撃、
銃撃で手傷を負わせたばかりか負傷と厳しい環境による消耗で[[M16]]すら使用不可能なまでにゴルゴを追い詰めた。
最後は部下を下山させ「世界で最も高いゴミ捨て場」サウス・コルにて一対一で対決。
ゴルゴが酸素ボンベを破裂させて起こした雪崩に巻き込まれて敗れている。

 
【燐隊長の魅力】
全ての台詞が名言である。

&font(#ff0000){「ふふふ、共産党は仏より上にあるのさ」}

まずはこの台詞とともにチベット人を射殺。冷酷な軍人ぶりを見せるが

「極地法など登山家の恥だ!!」

燐隊長は軍人であると同時にプロの登山家としての誇りを持っていた。
20人以上のサポートを受けてたった2人が頂上に上り、大量のゴミで山を汚す極地法を批判する。

「酸素ボンベは雪洞に置いてきた……助かる術はない!」
「(許さんっ!!許さんぞっ!!)」

ゴルゴの罠にはまって重い高山病にかかった部下を自ら射殺する。
他の部下たちの手前無感動を装っていたが、唇を噛みしめて怒りを燃やす。

「眠れぬ絶望の夜を過ごしたか……」
「登山家でもないお前がよくここまでやった!そのプロ根性はたいしたものだ!」
「最期は楽に死なせてやる!」

あのゴルゴですら衰弱を隠せない極限環境をものともしない「超人」燐隊長。
ゴルゴの素性を知る以前からその力量を一目で見抜き、ホームでの戦いながら慢心や油断とは無縁であった。


「白龍昇り立つ」はチベット弾圧という現在進行系の重いテーマを扱いながら超一流のプロ同士の純粋な戦いを描いて鮮やかな読後感を残す名作である。
119巻は同時収録の「間違われた男」「臆病者に死を」も評価の高い作品なので手にとって損はない。


【燐隊長の近況】
現在はもっぱら2ch各地にAAとなって出没。あちこちのスレに単独登頂を果たしている。
ゴルゴを読んだことがなくても燐隊長の顔は知っているという人も多いのではないだろうか。


第532話「震える修験者」では、彼の元部下だった「墨櫓順」という人物が登場した。
新兵の時に山岳部隊に所属し、上記の任務に同行していたという。
そんな彼も現在は中国の特殊部隊の隊長で、任務としてだけではなく、積年の恨みと&font(#0000ff){燐隊長の無念も晴らすべく}ゴルゴを狙う。
燐隊長の事を「鬼人の様な方だった」と回想している。
ただし燐隊長とは違い自分の部下に対する扱いは悪く、「しょせん部下は使い捨ての駒、だ」と発言している。


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- まさかの再登場記念に追記してみました  -- 名無しさん  (2013-05-02 19:10:05)
- あそこにボンベが無かったらゴルゴは負けてたな  -- 名無しさん  (2013-05-06 22:45:45)
- 惜しむらくはその優れた人格が部下に受け継がれなかったことか…  -- 名無しさん  (2014-01-07 11:46:14)
- ↑あの隊長 修験道とか小馬鹿にしてたし極地法バンバンしていくタイプな見える  -- 名無しさん  (2014-01-07 12:17:40)
- ↑2 逆に考えるんだ。やはり燐隊長ほどの人物は中国共産党にも滅多に生まれない貴重な人材だったということが浮き彫りになったと。  -- 名無しさん  (2014-05-20 15:24:41)
- 震える修練者で前隊長たる燐隊長を尊敬してた部下は手負いのゴルゴすら仕留められないという。隊長が超人すぎる  -- 名無しさん  (2014-05-24 17:32:27)
- 本当の意味で後一歩まで追い詰めていた、ゴルゴのプロ根性に慈悲を見せず容赦無く撃っていれば勝っていた   -- 名無しさん  (2014-11-24 19:34:34)
- 最初は撃とうとしていたけど、途中からラモンのことを「ただの子供じゃない」と高く評価していたり、(あの子も凍死だな…)と呟いてたりしてるなど、本当は優しい心の人なんだなと思った  -- 名無しさん  (2014-11-24 23:54:40)
- ↑そして部下想い、先に部下達を下山させたおかげで山岳部隊壊滅していないのだよね  -- 名無しさん  (2014-11-25 00:48:13)
- 燐隊長の強さ、厳しさ、登山家としてのプライドがカッコ良かった。 7千メートル以上の高地という「自分の土俵」とはいえ、ゴルゴを嘔吐させるまでに追い詰めた、ライバルとしても印象的。用意周到に準備したライリー戦ですら、ゴルゴにとってはただ長期戦なだけで大してピンチじゃなかったし、もしチョモランマでライリーと燐隊長が戦ったら、燐隊長が間違いなく勝つだろう。  -- 名無しさん  (2014-12-03 23:07:36)
- 「厳しい環境による消耗でM16すら使用不可能なまでにゴルゴを追い詰めた。」 って書いてあるけど、雪山でゴルゴが持ってたのはスコープ付きの拳銃だったと思う。  -- 名無しさん  (2014-12-14 18:01:50)
- ↑AR-7だよ。  -- 名無しさん  (2015-02-12 12:38:53)
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