パラサイト・イヴ(小説)

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パラサイト・イヴ(小説)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/02/02(木) 22:56:10
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#center(){&font(#ff0000){私はこれまで}}
#center(){&font(#ff0000){あなたがたの体の中で}}
#center(){&font(#ff0000){暮らしてきました}}

#center(){&font(#ff0000){私はあなたたちが}}
#center(){&font(#ff0000){進化してきた歴史を}}
#center(){&font(#ff0000){ずっと見てきたのです}}


生化学を研究する永島利明は、ある日最愛の妻を交通事故で失う。
突然の悲報に愕然とする利明だが、完全に機能を停止していない妻の体細胞を培養する事で彼女の存在を永らえさせようとする。

狂気に陥ったかのような利明の行動──しかしその裏には人類が進化を共にした“彼女”の存在があった。



『パラサイト・イヴ』
著者:瀬名秀明
1995年刊
第2回日本ホラー小説大賞受賞作品

受賞当時、薬学研究科に籍を置く「理系の」大学院生が書いた小説として、
専門用語を多用した文体や、ミステリやホラー小説で馴染み深いとはいい難い「遺伝子」「ミトコンドリア」などの生化学的なテーマが話題となった。
「理系小説」としてベストセラーとなる一方、「専門知識のひけらかし」「リアリティなんてない」といった批評も当然あった。
(実際詳細な理系的解説が作品自体のテンポを悪くしている部分が幾つかあったりする)
その辺りは著者自身が新潮文庫版の後書きで触れているので、読んでみるべし。インスピレーションって大事よね。

映画化もされたが、バイオホラーというよりも恋愛サイコサスペンス的要素が強く、賛否両論。
さらに小説版の内容そのままで、声優がやたら豪華なドラマCDもある。

[[数年後のアメリカを舞台としたゲーム版>parasite eve(ゲーム)]]も発売され、これなら知っているという方も多いかもしれない。


【登場人物】
○永島利明
ミトコンドリア研究を行う大学助手。美人から&font(#ff0000){グロ肉にまで}愛されるイケメン。
美人妻、有名サイエンス誌に研究論文の掲載、研究室学生にも慕われるなど、人生の勝ち組&font(#ff0000){だった}。
妻、聖美の脳死からドン引きな細胞培養を思い付き、肝細胞に「eve1」と名付けて可愛がる。
 
○永島聖美
利明の美人妻。開業医の一人娘で、育ちのいいお嬢さん。
誕生日である12月24日に不気味な夢を見て、自分の中に居る「何か」に怯える。
プロローグで脳死となり、腎臓は麻理子に移植され、肝臓は「eve」として利明に培養される。

○浅倉佐知子
利明が指導する院生で、身長175cm程の白衣の似合うサブヒロイン。
何かに憑かれたかのように「eve」研究に没頭する利明や異常増殖を示す「eve」に戸惑いつつも研究を手伝い続ける。
ある晩、一人で研究室に居ると隣室から&font(#ff0000){肉が這いずる様な音が……}
 
○安斉麻理子
慢性腎不全を患い、腎臓の移植を待つ中学生。
小学生の頃に生体間移植が失敗し、その経験から移植には後ろ向きだった。
聖美の腎臓を移植されるが、それ以来病室に「何か」が来る悪夢に苛まれ、終盤ではいろんな意味で大変なことになる。

○eve1
利明が培養した聖美の肝細胞。
聖美の誕生日であるクリスマスイヴから名付けられた。
エネルギーを作りだす「ミトコンドリア」が異常に発達しており、増殖のスピードが早い。
所謂&font(#ff0000){グロ肉}でメインヒロインでエロ担当。
喘いだり、オナったり、フタナリになったりと正に八面六臂の大活躍。夢は利明との合体。
 






追記・修(ぽたっ)正をお(ぽたっ)願い(ぽたっ)し(ぽたっ)ま(ぽたっぽたっ)


うわあああああああああああああああああああぁあっ!!

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- 中学の時にこれ読んでから俺の性癖が劇的に変わってしまった…絵も知れない気持ち悪さとエロさがあって妙な興奮の中読み進めていったのを思い出す  -- 名無しさん  (2013-10-28 20:59:42)
- ↑あれ、俺いつの間に書き込んだんだ?  -- 名無しさん  (2013-10-28 21:02:50)
- 漫画版だと麻理子の後日談がちょっと微笑ましい  -- 名無しさん  (2014-01-15 12:31:22)
- ゲームを知って小学生で読んだけど意味が分からんで怖かった。糸井重里のエピソードを知って凄い共感したなぁ  -- 名無しさん  (2014-01-23 15:49:07)
- クライマックスまではおもしろかった。クライマックスまでは  -- 名無しさん  (2014-08-27 20:12:42)
- ヤンデレ科学者とヤンデレ細胞。怖いっつーよりも気持ち悪い  -- 名無しさん  (2014-08-27 20:27:37)
- 人体発火のくだりがバオー来訪者のウォーケンとダブって怪奇小説のイメージが持てない  -- 名無しさん  (2014-08-27 20:38:15)
- 考えて見れば、女子中学生の孕ませ出産があるよなぁ。てか、映画のラストの方が何か納得行く。ミトコンドリアが人体化するのに人間の精子が必要な理由がよくわからん。  -- 名無しさん  (2014-08-28 00:40:16)
- ↑完全体は崩れないような体を作る必要があったから。ていうかほぼ人間と同じような?ゲームでは、精子は精子でも、原作で完全体を倒すカギとなった牡のミトコンドリアがない精子を新しいEVEが使っていたし。  -- 名無しさん  (2014-09-16 14:50:31)
- 人体化するのに精子が必要ってのはおそらく父母の染色体がペアにならないと正常な個体にならないってのが理由だと思う。  -- 名無しさん  (2015-12-21 19:11:14)
- 両親から受け継いだ遺伝子でもどっちか一方のしか機能していないのもあるからな。  -- 名無しさん  (2016-06-21 16:57:34)
- >※1 あれ、俺がいる…さておき批判者の「リアリティがない」って人、パライヴの前回のコンペでも似たようなホラーがあるんだがそっちにもケチつけたんだろうか  -- 名無しさん  (2016-09-07 14:58:49)
- 高校の時読んだが、奥さんがミトコンドリアによって性的に改造されていく描写のが興奮したなぁ。搾精・出産シーンはドン引きしてました。あと、これって一応サイエンス・フィクションになるんかね?  -- 名無しさん  (2016-10-22 02:35:08)
- 全然そんな主旨の話じゃないのだが、初心清楚お嬢様な表人格も、エロヤンデレ人外な裏人格も、主人公のことを心の底から大好きみたいな雰囲気はちょっと萌えた。  -- 名無しさん  (2016-12-16 15:58:45)
- しかしリアリティはまだしも「専門知識のひけらかし」って批判はなんなんだろうなあ…参考文献一覧を載せたことに難癖付けた人もいたらしいけど理系に対する恨みでもあったんだろうか  -- 名無しさん  (2017-09-20 22:18:02)
- ↑文系でも小説売れる人なんて一握りだし、売れる小説書いた理系に嫉妬して噛み付くうだつの上がらない文系なんてたくさんいるだろうからね  -- 名無しさん  (2017-09-20 22:34:00)
- ガーリィレコードのモノマネ観た後の俺にとってまさにタイムリーな項目だ  -- 名無しさん  (2019-01-14 20:40:56)
- ↑2 作内で実際のミトコンドリア実験の詳しい解説を数ページぐらい主人公に語らせてる場面(しかもグロ肉に女の子がさらわれて、それ追ってる場面)があるから、そこかなと思ってる。  -- 名無しさん  (2021-05-31 05:45:28)
- ちなみにゲームの方でもこの小説の方は軽くだが言及されていたりする。「数年前に日本でも同じような事件が~」程度で。  -- 名無しさん  (2021-05-31 08:13:24)
- 漫画描いたつながりで、漫画家が後日描いた「爺さんと僕の事件帳」では浅倉がサービス出演している。結婚して苗字代わってるので匂わせるだけだけど、主人公の祖父が知り合いらしい。  -- 名無しさん  (2021-05-31 08:18:54)
- ナースが燃えるシーンは結構印象的  -- 名無しさん  (2021-05-31 20:11:30)
- 「培養細胞だと脆い」みたいな設定が未だによくわからん。  -- 名無しさん  (2021-05-31 20:15:19)
- ↑8↑5 当時はSF冬の時代で、「理系ホラー」の名目でSF風作品が大量に避難してきてた、一種のクラスタ侵蝕って感覚もあったんだと思う。これが大賞とった第2回日本ホラー小説大賞も、短編部門の大賞作品は玩具修理者(半分くらいSF)だし。  -- 名無しさん  (2022-04-17 08:20:58)
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