筋繊維タイプ

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筋繊維タイプ」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/10/01(土) 05:01:13
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
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カッチカチやぞ!
 
か、か、かカッチカチやぞ!!
 
かかっちかち
 
カッチカチやぞ!
 
カッチカチ、やぞ!
 



そんなカッチカチな筋肉は一本一本が糸のような形状をした&bold(){筋繊維}が束ねられて構成されている。
 
そしてこの筋繊維が収縮することによって歩いたり、
走ったり、投げたり、跳んだり、チョメチョメしたりすることができるんだ!
 
この筋繊維はみんながみんな同じってわけじゃなく、いくつか種類があるんだぜ。
 
疲労しやすいが速く収縮して大きな力が発揮できる白筋繊維(速筋繊維)と、
収縮速度が遅くあまり大きな力を出せないがそのぶん疲労しにくい&font(#ff0000){赤筋繊維}(遅筋繊維)に大別され、
さらに両者の特徴をあわせ持った&font(#f09199){中間筋}、そしてこいつらの比率でどんなスポーツが向いてるか決まるんだ。
 

この比率は先天的なもので、
一般的に白筋優位な人は陸上の短距離走や、投てき競技のような瞬発力が要される運動が得意で、
赤筋優位な人は長距離走や、スキーのクロスカントリーみたいな持久力が必要とされる運動が得意なんだ。
 
刺身で例えると前者が浅瀬に住んでて獲物を捕らえるために瞬発力が必要な白身魚で、
後者が赤身で回遊魚のマグロとかかな!
あっちのマグロじゃないぞ!
 


ちなみに赤筋が多い人は、そうでない人にくらべて内向的でおとなしめな傾向があるそうだ。
 

だからマグロは本当にマグロかもしれない。
 


そして残念なことに、赤筋が多い長距離走が得意な人たちは、
瞬発的な動きが苦手だから学校体育で大多数を占める球技とかで活躍できないで、運動全般に苦手意識をもってしまっていることが多いんだ!
 

箱根駅伝とかに出れるような選手でも運痴の人とか結構いるんだぜ。
 


ドッジボールを顔面でキャッチしていたそこの君も、
リレーでせっかく一位になってたのにビリケツまで落としてしまってボコボコにされた君も、スポーツしてみようぜ!!
 

ちなみに自分の筋繊維にどのタイプが多いか簡単にチェックできる。
スポーツ遺伝子テストというのがある。気になった人はぐぐってみよう!
 

宣伝じゃないぞっ。
 



……とまぁここまでならただ単に向き不向きの話で終わるのだが、
 


最近の研究で箱根駅伝に出るようなトップの長距離ランナーの多くは筋肉が赤筋優位ではなく、もともとは白筋のが多いタイプだったことが判明した。
ここで、最初に説明した両繊維の特徴を合わせ持つ&font(#f09199){中間筋}が出てくるのだ。
 
なんとこいつはもとから存在するんではなくて、白筋が鍛えられて変化して出来たものだったようだ。
 
そう、白筋優位の奴は鍛えれば持久力がつくのだ。

そのため、100m世界最速の男ウサイン・ボルトがもしも本気で長距離に取り組んだ場合、
長距離でも高い確率で世界トップクラスになれるだろうと科学的に証明されている。
 
ところが赤筋優位の奴は鍛えても白筋の割合があんまり変わらないのである。
 
変わらないのである。
 
大事なこry
 




つ・ま・り。
 







赤筋優位の奴いらなくね?
 


ってことである。
 




しかしマラソンとかガチ持久力勝負の競技ならまだまだ活躍の余地がある。
 





にもかかわらず、
今現在のケニアのトップランナーは100mを10秒台で走るのであるのである。
 






………。
 
ネグロイドは腱が長かったりして元から走るのに向いてたり、
身体能力には心肺機能や骨格とか代謝とか、色々な要因が関わってくるので実際にやってみないとわからないが。
白筋自体が赤筋からの突然変異で生まれたという学説もあるから、仕方ないのかなとも思う。





まあ、上述されているように赤筋自体運動に不向きな筋肉であるため、レベルが高くなるほど持久力勝負の種目でも最終的に白筋優勢な選手に軍配が上がることがほとんどである。
スポーツをすることにおいて、赤筋が多いのはそれだけ不利であると言える。







ついでに言うと、白筋は鍛えると筋肥大化が起きるが、赤筋は鍛えてもこれが起きることがない。
多くの男が憧れるムキムキマッチョな身体を持つ人は、大体が白筋優勢である。
赤筋優勢だといわゆるヒョロガリの貧弱な体型にしかなりえないため、ビジュアル的にもショボくなってしまうのだ。女なら大した問題でもないが。
機能性もビジュアルも白筋に劣る赤筋って…。









うん。
 







[おまけ]
 
身体の部位によっても筋繊維の比率は違う。
 
ふくらはぎの下部みたいな、
使う頻度が多い部位だと赤筋が多く、
 
胸の筋肉とか大腿部とか瞬発的な力が必要になるところだと白筋が多い。
 

白筋が多いといっても血が通っているので断面が真っ白なわけではないが。
 

そうやってバランスを保っているのである。
 

中間筋はあくまでも白筋が酸素運搬能力を得て持久力がましただけであり、
 
やっぱり発揮する力が大きいので赤筋に比べたら疲労しやすいのである。
 
でも収縮速度が速いから走運動のようなある程度強度の高い運動ならプラスに働く。
 


どこかの哲学する柔術家が全身くまなく中間筋にする魔術を開発していたが、
 

たぶんあれやっちゃうとふくらはぎめちゃくちゃつかれて吊ると思う。
 
たぶん。
 




……体力は筋繊維の比率だけではなく色々な要素が関連しているので、かなり複雑であるのである。
 

持久系のスポーツ向きか瞬発系のスポーツ向きかを知るだけでも結構難しい。
 
まったくの余談だが、
 
筆者の学生時代の知り合いの陸上部で短距離がカスだったから長距離をやってた奴が、
遊びで三段跳やったらそこそこ跳んで、そのまま跳躍ブロックへなんてこともあったりした。
 

つまり何が言いたいのかというと、
ソースが若干曖昧だから詳細が気になったら体育の先生に聞くかグーグル先生に聞くかしてください。
 
はい、免責事項ですごめんなさい。
 


こういう話はなかなか面白いので、
皆様が興味をもったりしたりするきっかけになったりしたら幸いです。
 







[[gxc.google.com]]
 






全身を中間筋にしてみたくなった人は追記・修正してみよう!
 
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- 何かのプロレス漫画で赤と白の長所を兼ね備えた筋肉が登場してたような  -- 名無しさん  (2014-07-08 09:53:41)
- 兼一も全身を中間筋にされてたっけ  -- 名無しさん  (2014-07-08 10:01:20)
- スポーツがぶっちゃけ才能の世界と言われるのは競馬のサラブレッドと同じで、結局は生まれ持った体格や筋質が無視できないくらいデカいからなんだよな    努力を否定する訳ではないが、これは真理  -- 名無しさん  (2015-02-14 22:52:19)
- まぁ努力で何とかなるのならとっくにアジア人の100mメダリストが生まれてるよな  -- 名無しさん  (2015-02-14 23:00:56)
- ↑4 MOMOTAROHだね。桃筋だっけか。桃太郎一族の特異体質。  -- 名無しさん  (2016-09-16 08:05:37)
- 偽り人空と史上最強の弟子ケンイチでもピンク筋の話あったな 前者は生まれつき全てがピンク筋 後者は長い時間をかけてピンク筋を集中的に鍛えたって話  -- 名無しさん  (2016-09-16 11:28:29)
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