サムソン(聖書)

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サムソン(聖書)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/08/04(水) 02:51:45
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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旧約聖書の士師記に登場する最後の士師(国民を外敵から救い、正しい方向へ導く指導者みたいなもの)。

彼は、

・他の士師は選ばれて戦い平和を取り戻して安楽に老いて死んだのに対し、士師として生まれて戦って死んだ

・軍事的に戦う将軍キャラではなく、怪力で戦うヒーロー風キャラ

と異彩を放っている。

そのキャラから、パワーキャラなどにサムソンと名付けられることがある。


【&font(#008000){サムソン爆誕!}】
イスラエルにまだ王がいなかった時代。
イスラエル人は神に逆らった罰でペリシテ人の手に渡され40年たっていた。

あるところにマノアという人がいた。
彼は子宝に恵まれたことがなかった。

ある日、マノアの妻、後に夫婦の前に神の使いが現れ、マノアの妻が男の子を産み、その子はペリシテ人からイスラエル人を救う者となることを告げた。

また、生まれながらのナジル人(生活を制限して神に仕える人。神道で言う行者みたいなもの)として、
ブドウやブドウから作るものを食べてはならないこと、髪の毛を切ってはならないことを言いつけた。

その後、お告げの通り男の子が生まれ、サムソンと名付けられた。
 

【&font(#008000){サムソンの嫁取り}】
そして成長したサムソンは、ペリシテ人の娘を見初め、結婚の話を進めてほしいと両親に頼んだ。
当然、両親は「イスラエル人にだって娘たちはいるのに、異教徒の侵略者から嫁を取らなくても…」と渋るが、サムソンが強く言って聞かないので渋々了承した。
(ちなみにこれはペリシテ人と戦うための神のお導きだった)

それで嫁に会いに行くのだが、その道中、

>ライオンがあらわれた!

>サムソンはライオンのくちにてをかけた!

>&font(#008000){SMAAAAAASH!!!}

>ライオンはまっぷたつになった!

とゴッドパワーに目覚め、素手で難なく討伐。

後に嫁を連れて来るためにもう一度向かう途中、この前のライオンの死骸が転がっていた。
サムソンがその死骸を調べると、


#center(){&font(#ffb74c){ハチミツを手に入れた}}


なんと、死骸の中にミツバチが巣を作っていたのだ。
普通なら大宝玉よこせ!となるところだが、サムソンはハチミツを取って食べ、離れたところで待っていた両親にも分けた。
しかしどうやって手に入れたかは誰にも言わなかった。
 
さて結婚の話も本決まりになり、嫁の家で宴会が開かれた。
テンションが上がってきたサムソンは、ペリシテ人の付き人たちに

「よっしゃなぞなぞしようぜwww
 7日間の間に正解出せたら30枚の下着と衣服やるよwww
 できなけりゃお前らがくれよなwww」

と謎解きを出す。その問題が、


#center(){&font(#ff0000){食う者から食い物が出}}
#center(){&font(#ff0000){強い者から甘い物が出た}}

察しのいい諸兄ならおわかりだろうが、ペリシテ人たちは3日間考えてもわからない。
それでサムソンの嫁に「なんとしても答えを聞き出せ!でないとお前とお前の家族を火で焼いてやる!」と脅す。
そこで嫁はサムソンに「答えを教えてくれないなんて、あなたは私なんて愛してないんだわ!もう木曜日の燃えるゴミの日に出されてしまうのね!」と泣きつく。
サムソンは「いやそれじゃクイズにならないし、うちの両親にも教えてないのに」とはぐらかしてたが、
7日目まで始終泣きつかれてうんざりして遂に根負けして教えた。
 
7日目、ペリシテ人たちは、


#center(){&font(#ff0000){ハチミツより甘いものなんてねーじゃんw}}
#center(){&font(#ff0000){ライオンより強いものなんてねーじゃんw}}

と回答。
サムソンは「お前らが嫁に聞き出せなきゃ答えられなかったろ」と言ったものの、負けは負け。
しかたなくちょいと離れたペリシテ人の町へ行き、30人をぶち殺して服をはぎとって持ってきて、彼らに与えた。
そして憤然としたまま実家に帰った。


【&font(#008000){無双SAMSON}】
しばらくして機嫌が直ったサムソンが嫁を迎えに行くと、
嫁の父親が「いや、うちの娘があんなことしちゃったし、もう愛想つかしたと思って他の男に嫁にやっちゃったよ。
あれの妹ならあげるから勘弁して、な?」と予想外の一言。
サムソン「&font(#ff0000){え゛私聞いてない!!}」と怒り、300匹のキツネを掴まえ、尾を結んで間に松明を付けるといういやに手のこんだ方法で、
キツネをペリシテ人の畑に放ち、穀物やぶどうやオリーブが全焼という大損害になった。
怒ったペリシテ人は「お前が余計なことをしたせいじゃー」と嫁とその父親を焼き殺してしまった。
それを知ったサムソンは、

&font(#ffb74c){あなた…「覚悟して来てる人」ですよね…人の嫁を「始末」するって事は逆に「始末」されるかもしれないという危険を常に「覚悟して来ている人」ってわけですよね…}

とそいつらを皆殺し。

ついに業を煮やしたペリシテ人たちはイスラエル人を攻め「サムソンを縛って渡せ!」と要求。
怯えた同胞をぶちのめすわけにもいかず、
「&font(#ff0000){ヒザをついてやり過ごす以外にあるまい…}」とイスラエル人たちが自分に手を出さないことを条件におとなしくお縄についた。

そしてペリシテ人たちが都市に戻ってくると、ペリシテ人たちは「やった!サムソンが捕まった!これで勝つる!!」と大喜び。しかし、


#center(){&font(#ff0000){サムソン、暴走}}

ゴッドパワーが覚醒し、全拘束具(新品の縄と手枷)を強制解除、
たまたま拾った宝具「生気残りし驢馬の遺骸」(ミズケタップリ・オロバノアゴホネ ランクE- 対人宝具)で襲いかかるペリシテ人をぶん殴ってぶん殴って返り討ち。
遂には、


#center(){&font(#ff0000){サムソン、1000人撃破達成!}}


#center(){&font(#ff0000){おぬしこそ、一騎当千の豪傑よ!}}

と大暴れ。
 
さすがに戦い終えて疲れきったサムソンが助けを神に呼び求めると、くぼ地が裂けて水が湧き、サムソンはそれを飲んで一息ついた。


【&font(#008000){サムソンとデリラ}】
それからもペリシテ人の城塞都市ガザに泊まり、「朝になったらサムソン殺ろうぜ!」とペリシテ人に囲まれるも、
夜中に起きて門をまとめて引っこ抜いて山のてっぺんまで持って行ったりと絶好調なサムソン。

彼はデリラという名の女を愛するようになった。
それを知ったペリシテ人の領主たちはデリラに「サムソンの弱点を見つけ出したら銀1100枚やる」と交渉。
金に目のくらんだデリラは、サムソンにあの手この手で弱点を聞き出そうとする。
しかしサムソンはその度に嘘を告げ、嬉々としてデリラが実行するも失敗するのだった。

ついにキレたデリラは「よくも『お前を愛してる』と言えるわね!3度も嘘を言って私をバカにして!」と言葉責めでしきりに責め立てた。
いい加減この女裏切ろうとしてると気づけよと言いたくなるが、言葉責め耐性の低さに定評のあるサムソン、ついに「髪の毛を切ったら弱くなる」と教えた。
 
ついに真実を話したことを知ったデリラはサムソンを眠らせてから、ペリシテ人を呼んで彼の髪を切らせた。
サムソンはペリシテ人が来たことを知るも、神の言いつけを守れなかったためにすでに弱くなっており、
捕らえられて両目をくり抜かれ、獄中で粉をひく労働につけられた。


【&font(#008000){サムソンの最期}】
サムソンの髪が伸びてきた頃、ペリシテ人たちは仇敵サムソンが自分たちの手に落ちたことを祝い、[[ダゴン]]の神殿に集まって宴を開いた。
そして宴もたけなわになってきた頃、余興(多分アッー!なこと)をさせるためにサムソンを呼び出した。

連れ出されたサムソンは手を引いていた少年に神殿を支えている2本の柱に寄りかからせてほしいと頼んだ。
そして失った目のうち片方の分だけでもの復讐を神に願い求め、「&font(#ff0000){死なばもろともおぉーー!!}」と柱を掴んで力をこめた。
すると柱は砕け折れ、支えを失った神殿はサムソンも含めそこにいた全ての人の上に崩れ落ち、生存者は一人も残らなかった。
その数は屋上にいただけでも約3000人であり、中にいた人も含めるとサムソンがそれまでに殺した人数よりも多かった。

その後、親族たちがやってきて、サムソンを運び出し、一族の墓所に葬った。

この一連の事件で大きなダメージを受けたペリシテ人たちはやがてイスラエル人に駆逐され、しはらくの間、歴史の表舞台から去ることになる。



こうしてサムソンの20年に渡る戦いは幕を閉じた。
彼の名は新約聖書に神のために働いた功労者の一人として書かれている。

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- サムソンと麦チョコとか笑う大天使  -- やぎ  (2013-07-14 17:34:15)
- タグに超兄貴がw  -- 名無しさん  (2014-02-11 23:51:26)
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