惡の華

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惡の華」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/07/29(日) 11:15:45
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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#center(){
&font(#800080){この漫画を、}

&font(#800080){今、思春期に苛まれている}

&font(#800080){すべての少年少女、}

&font(#800080){かつて思春期に苛まれた}

&font(#800080){すべてのかつての少年少女に捧げます。}}








別冊少年マガジンに連載された漫画。全11巻。

作者は『漂流ネットカフェ』で知られる押見修造。

タイトルは、フランスの詩人シャルル・ボードレールの同名詩集『悪の華』から。


このマンガがすごい!2011では、オトコ編の第10位にランクインするなど健闘。じわじわと知名度を上げている。
 
全57話だが、本編は56話で完結しており((しかも56話では台詞は一切なし))、最終回は第1話の内容を仲村視点で描くという物だった。



【あらすじ】
ボードレールの『悪の華』をこよなく愛する中学生・春日高男は、ある日の放課後、同じクラスの美少女・佐伯奈々子の体操着を盗んでしまう。
罪悪感に苛まれる春日であったが、クラスで孤立する少女・仲村佐和に犯行の一部始終を見られていたことを告げられ、さらなる窮地に陥る。
仲村は体操着を盗んだことをバラさない代わりに、春日にある契約を持ち掛ける……。
 



以下、ネタバレ含みます。










【登場人物】(CVはアニメ版、演は実写映画版の演者)


◎春日高男(かすがたかお)
&font(#008000){「変態なんかじゃ…ない」}

CV:植田慎一郎/演:伊藤健太郎

本作の変態主人公。
内向的な性格の中学二年生。

詩集『悪の華』を愛する読書家の男子で、部屋には悪の華の著者であるボードレールの写真を飾っている。
しかし、実際は自身のアイデンティティを保つために読書をしていて、難しい本を読むことで周りを見下し優越感に浸っていた。

その一方で、クラスのマドンナ的存在である佐伯奈々子に対して、一年以上も片想いをしている。

しかし、最初は故意ではなかったとはいえ彼女の体操着を盗んでしまい、その犯行を同じクラスの仲村佐和に目撃されたことで人生が一変してしまう。

高校編では髪が伸びなかなかのイケメンになっている。
表面上はクラスの友達と仲良くしているが……。

&font(#008000){「この本には闇の感情が渦巻いてる」}

&font(#008000){「佐伯さんはオレのミューズで!ファムファタルで!マリアでヴィーナスなんだ!」}

&font(#008000){「僕は…この町の中に『向こう側』をつくるんだ…!!」}
 



◎仲村佐和(なかむらさわ)
&font(#ff0000){「クソムシが」}

CV:[[伊瀬茉莉也]]/演:玉城ティナ

本作のドSヒロイン。
何を考えてるかわからない中学二年生女子。

春日と同じひかり市立南中学校2年1組の生徒で、席は春日の真後ろ。
基本無口だが口が悪く、教師や同級生を「クソムシ」呼ばわりするためクラスでは孤立している。

春日の中に潜む天性の変態を見抜き、春日にかぶっている皮をすべて剥がすと宣言。
また、自分自身も変態であるという自覚がある。

契約を交わした春日に絶対服従を命じ、無理難題を押し付けて楽しんでいる彼女の一挙手一投足は、全国の[[ドM>マゾヒズム]]たちに生きる活力を与えた。

&font(#ff0000){「邪魔だからどけよ、クソカス」}

&font(#ff0000){「おまえの中身は蝿よりただれてるよ」}

&font(#ff0000){「春日くん…明日捨てようか、これからの人生全部」}
 



◎佐伯奈々子(さえきななこ)
&font(#0000ff){「私じゃ…ダメ?」}

CV:[[日笠陽子]]/演:秋田汐梨

本作の純情(?)ヒロイン。
温室育ちのお嬢様タイプで、才色兼備の美少女。

ある事がきっかけで春日に対して好意を抱き、のちに春日の告白を受け入れ交際を始める。

その後、自分の体操着を盗んだ犯人が春日であることを知ってしまうが、それでもなお今まで通りの関係を望み、健気に春日に寄り添おうとする。
しかし、度重なる春日の優柔不断な言動に愛想が尽きたのか、とうとう春日のもとから離れてしまう。


……と思いきや、下着泥棒事件での春日の仕打ちや春日と仲村の秘密基地を訪れたことがきっかけで、長年奥底に眠っていた激情が爆発。
春日の初めてを[[逆レイプ]]で奪ったうえ(佐伯も[[処女]]喪失)、秘密基地を火の海に変えるなど、完全な[[ヤンデレ]]と化す。
ちなみにブチギレると方言が出る。

&font(#0000ff){「許さない…」}

&font(#0000ff){「ねえねえ聞いて聞いて!私さっき…春日くんとしちゃった」}

&font(#0000ff){「不幸にするのは私だけにしたら…?」}
 


◎木下亜衣(きのしたあい)
佐伯の親友でクラスメイト。
かなり強気な性格の女子で、クラスのリーダー的な存在。
春日と仲村のことを嫌っており、佐伯と春日が交際すると知ったときは猛反対した。
しかし、佐伯の気持ちが本物だと知り、二人の関係を見守るようになる。

仲村ではなく木下を崇拝するドM読者も少数ながらいる。


◎山田
天パのデブ。
春日とよく連んでいるが、春日がクラスでハブられそうになったときに真っ先に無視をしたクズ。
男子中学生的な発言が多く、元来お調子者である。


◎小島
長身細身の眉毛。
春日や山田とよく連んでいて、クラスの女子に対する性的な妄想が多い。
作中屈指の気持ち悪さを誇る。


◎下山
春日たちの担任教師。
仲村に手を焼いている。
 

◎春日の母
どこにでもいる普通の主婦。
息子の不審な行動に気づいていき……。


◎春日の父
春日に読書を勧めた張本人。
優しくて理解のある父親だったが、結局春日の質問に答えられず息子にクソムシ呼ばわりされてしまう。


◎仲村の父
仲村が5歳のときに妻と離婚し、現在は祖母、父、娘の三人暮らし。
娘のことを気にかけてはいるが、半ば諦め気味。
春日に対しては好意的だった。


◎佐伯の両親
上品な父母。
母親は娘が起こした事件にショックを受け憔悴していた。


◎河本三郎
常に目が全開の不気味な刑事。
河川敷炎上事件の重要参考人である春日の家を訪れる。


◎常盤文(ときわあや)
演:飯豊まりえ
高校生編のヒロイン(?)。
可愛くて男子に人気の今時の女子高生だが、本屋で『悪の華』を手に取っていたところを春日に目撃される。
小説家になるのが夢で、春日にプロットを見せたことを機に親しくなるのだが…。
 






余談だが巻を重ねるごとに、絵が上達している(女の子が可愛いくなっている)。






*アニメ化
2013年4月に全1クールでアニメ化。第1部の中学生編まで。
製作スタジオはZEXUS、監督は『蟲師』の長濱博史。
&bold(){全編ロトスコープで作画が撮影され、キャラの作画が極めてリアル調に描かれているのが特徴}だったが、あまりのキャラ作画のリアルさにファンからの批判が殺到。


*実写化
2019年9月に実写映画化。
監督は『[[電人ザボーガー]]』の井口昇。脚本は[[岡田麿里]]。
全11巻を構成を入れ替えつつ忠実に実写化し、評判は上々。




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- ip!でも取り上げられてたな。あのロトスコープのは酷すぎる  -- 名無しさん  (2013-12-26 17:19:45)
- BUCK-TICKの項目かと思った  -- 名無しさん  (2013-12-26 17:38:20)
- 押見さんは松岡さんとは正反対。  -- 名無しさん  (2014-01-17 19:42:20)
- 原作未読だが最終回以外は良かったと思う  -- 名無しさん  (2014-05-06 22:11:43)
- お前の中身は蝿よりただれてるよ(正論)  -- 名無しさん  (2014-12-26 16:59:33)
- ハナガ サイタヨー……  -- 名無しさん  (2015-11-15 07:18:34)
- 映画版面白かった。玉城ティナの演技凄い  -- 名無しさん  (2019-09-30 20:38:20)
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