&font(#6495ED){登録日}:2012/05/02(水) 23:59:34 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「&color(red){彼の教えは今もなお生きている……もしもう一度、人生をやり直せるとしたら…私は違う選択をするかもしれん異なる人生を送るかもしれん……}」 #center(){THE &color(red){AGE} OF &color(blue){APOCALYPSE}} 『エイジ・オブ・アポカリプス(黙示録の時代)』は95年に『[[X-MEN]]』関連誌にて展開されたクロスオーバー大作。 その規模と話題性、物語の完成度から現在でも“アメコミ史上最大のクロスオーバー”と呼ばれている(規模で見た場合には他にもっと大きい作品がある)。 当時、人気の最絶頂にあった『X-MEN』は実にレギュラー関連誌だけでも8タイトルを数える一大ブランドであり、その関連誌全てが4ヶ月に渡り別タイトルに変化。 更に新タイトル8冊を加えて刊行された。 本企画に先駆けて展開された『リージョン・クエスト』によりプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアが死亡。 地上最強のミュータント、アポカリプスにより支配された「もう一つの世界」でアポカリプスに挑む磁界王マグニートー率いる反乱軍「Xメン」の最後の戦いを描く。 【概要】 本来の『X-MEN』とMARVEL世界ではプロフェッサーXとマグニートーが袂を分けて以降の対立が世界観の基本となっていたのだが(※90年代当時の『X-MEN』は文字通りMARVELの中心だった)、この『エイジ・オブ・アポカリプス』では二人が袂を分かつ前にプロフェッサーXが未来からやって来た息子リージョンにより殺害されてしまったら……と云う「IF」の世界が描かれている。 この事件により、本来の時間より30年も早く行動を開始した地上最強のミュータント、アポカリプスの総攻撃により世界は混乱と破壊に晒される事になった。 これにより、本来の時間軸で誕生する筈だったファンタスティック4やスパイダーマンも存在せず、キャプテン・アメリカも復活しない暗黒の時間軸に世界が落ちる事になったのである。 アポカリプスに対抗し得るのは、亡き友の名を掲げた「Xメン」率いる、磁界王マグニートーのみ。 ……その、有り得ざるべき世界に平行時間の放浪者ビショップが到着した時……。 【関連タイトル】 ■X-メンα 創刊オリジナル。 上記の設定により、レギュラーシリーズから改変された世界の説明を兼ねる。 ■アストニッシングX-メン 『UNCANY X-MEN』から改題。 主役はローグ。 ローグチームとアポカリプスの息子であるホースメン・ホロコーストとの戦いを描く。 ■アメイジングX-メン 『X-MEN』から改題。 主役はクイックシルバー。 クイックシルバーチームによる人類解放作戦と、ホースメン・アビスとの戦いを描く。 ■ウェポンX 『ウルヴァリン』より改題。 主役はウェポンX(ローガン)。 「Xメン」と袂を分かったエージェント、ウェポンXの戦いとジーン・グレイとの別れを描く。 ■ファクターX 『X-FACTOR』より改題。 主役はサイクロップス。 アポカリプス軍のエリートながら主に反旗を翻したサイクロップス。 ……更に、運命の女ジーン・グレイが彼の前に現れる。 ■ジェネレーション・ネクスト 『GENERATION-X』より改題。 主役はコロッサスと生徒達。 マグニートーの命により新世代ミュータントの指導にあたるコロッサスだったが、大反抗作戦を前に彼らに決死の作戦が伝えられ……。 ■X-カリバー 『エクスカリバ−』より改題。 主役はナイトクローラー。 マグニートーの命を受けたナイトクローラーと、母ミスティークら別働隊の戦いを描く。 ■ガンビット&X-ターナルズ 『X-FORCE』より改題。 主役はガンビット。 時間軸の改変の為に、多次元世界の入り口エムクラン・クリスタルを求めて銀河の果てへと旅立つガンビットらの奮闘を描く。 ■X-マン 『CABLE』より改題。 主役はXマン。 ホースメン・シニスターがサイクロップスとジーン・グレイの遺伝子を利用して創り出した最強のミュータント、Xマンことネイト・グレイの覚醒を描く。 ■X-メン・クロニクル1〜2 新タイトル。 『X-メンα』以前の戦いを描く。 マグニートーの愛娘、スカーレット・ウィッチの死やマグニートーとローグの馴れ初め等、レギュラーシリーズでは有り得なかった物語。 ■X-ユニバース1〜2 新タイトル。 主役はグエン・ステーシー、ドナルド・ブレイク、トニー・スターク…etc. 本来の時間軸ではヒーローとなる筈だった「普通の人間達」とホースメン・ミハイルとの戦いを描く。 ■ザ・チョーズン 新タイトル……と云うよりもキャラクター解説メインの特別号。 アポカリプスによる、メインキャラクターの「選ばれし者」と「忘れられし者」の選別付き。 ■X-メンΩ 新タイトルにして最終章。 4ヶ月に渡り展開されて来た、上記の全ての物語から繋がるアポカリプス対Xメンの最終決戦を描く。 核ミサイルが世界に降り注ごうとする終末の刻に向け、この偽りの世界に如何なる結末が訪れるのか? ※97年に小学館から全3冊で分厚い邦訳版が発売されていた。 尚、単純にパラレルでは済まないレギュラーシリーズとの若干の矛盾が存在する。 【主要登場人物】 ◆マグニートー レギュラーシリーズではMARVELでも五本の指に入る代表的な悪役だが、本作では亡き友の名前を掲げるレジスタンスチームXメンを率いる。 磁力、重力、電磁波をも支配する地上最強のミュータントの一人。 ◆ローグ マグニートーの妻。 本来の時間軸ではヤンキー臭い田舎娘だが、こっちの時間軸では公私を支えるマグニートーの若妻。 素肌で接触した相手の超能力を奪う危険な体質だが、マグニートーと反則的な方法で愛息チャールズまでこしらえていたり……。 ◆クイックシルバー 音速を超えるスピードで走る地上最速のミュータント。 本来の時間軸では悪人であるマグニートーとは確執があったが、こちらの世界では父の片腕としてXメンを率いる。 ストームとは互いに惹かれ合っている。 ◆セイバートゥース 「ウェポンX」計画により生み出された勇猛な戦士。 こちらの時間軸では記憶の混乱も無く、Xメンの行動隊長として若手を支える頼れる兄貴。 ワイルドチャイルドなる相棒を引き連れている他、ツンデレロリ娘のブリンクに惚れられてたりと、かなり恵まれている。 ◆ウェポンX こちらの時間軸でのウルヴァリンだが記憶に混乱が無い。 ジーン・グレイとは恋仲で、捕らえられた彼女の処遇を巡りマグニートーと対立。 以降はフリーエージェントとなった。 サイクロップスとの戦いで片腕を失っている。 ◆サイクロップス 次期ホースメン候補筆頭のエリート。 本来はXメンのリーダーなのに、アポカリプスの部下として登場した為にネタにされたらしい。 しかし、性格は元と同じで密かにレジスタンスに協力していた。 ウェポンXとの戦いにより片眼を失っている。 運命の女ジーン・グレイと再会し、彼女と共に真にアポカリプスへの反旗を翻す。 ◆ジーン・グレイ 地上最強のテレパシー能力を持つ、元Xメン。 恋人のウェポンXのサポートをしていたが、考え方の違いにより彼と別れ単独でアポカリプスの支配地域に潜入した。 運命の男サイクロップスと再会し、彼と共に奴隷達を解放し支配地域からの脱出を目指すが……。 ◆ハボック サイクロップスの弟だが、優秀な兄の影である事に常に不満を抱いている。 粗暴で、劣等人種である旧人類を見下しているが……。 ◆Xマン ホースメン・シニスターが生み出した地上最強のミュータントの一人。 意思の力により分子組成すら操る化け物。 戦いの後に本来の時間軸へと移動する。 一時は死亡したが最近復活した。 ◆ビショップ 元々が平行世界の未来からの来訪者であった為か、時間の放浪者となった本来の時間軸でのXメンの一人。 こちらの世界のマグニートーは、彼の記憶に触れて本来は自分こそがアポカリプスの役目を果たす存在だったと知った。 ■フォー・ホースメン 「黙示録の四騎士」と呼ばれる、アポカリプスの腹心たる最高幹部。 シニスター、ホロコースト、ミハイル、アビスの四人で構成される。 ◆アポカリプス 5千年前のエジプトに誕生した地上最強のミュータントの一人。 強き者のみが生きる世界の実現を目指しているのは本来の時間軸と同じだが、エグゼビアの死による歴史改変により反対勢力が誕生しなかった為に、容易く世界を滅ぼしてしまった。 ……最終決戦では…… 本作以降、チート化してキャラクターがコズミック・ビーイングレベルに引き上げられた。 追記修正は友の名にかけて本来の時間を取り戻してから。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 最終決戦でのコロッサスの大暴走は(心情はわからんでもないが)ひどかった… -- 名無しさん (2014-10-03 11:57:51) #comment #areaedit(end) }