鵜堂刃衛

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鵜堂刃衛」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/08/05(木) 19:43:31
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます

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#center(){&font(#ff0000){そんな目は止せ抜刀斎}}

#center(){&font(#ff0000){俺を殺すと言った時のお前は}}

#center(){&font(#ff0000){もっといい目をしていたぞ}}


&ruby(うどう){鵜堂}&ruby(じんえ){刃衛}

漫画『[[るろうに剣心>るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-]]』の登場人物。
人を斬るという己の欲望に忠実に殺戮を繰り返す狂人。[[緋村剣心]]と二度に渡り剣を交えた。

CV:[[大塚明夫]](アニメ)、[[石塚運昇]](ドラマCD)
実写版キャスト:吉川晃司

1843年7月生まれ(PSPゲーム公式サイトでは1847年1月となっている)、年齢は数え36歳(PSP設定では数え32歳)。

彼のテーマソングは「最強なり」。狂ったまでに強さを追い求めた様がまざまざと表現されている。


【人物】

モチーフは幕末の人斬り、岡田以蔵。
口癖は&font(#ff0000){うふふ}。黒の全身タイツを身につけている。目の白黒が反転している。
かつて新撰組の一員として剣を振るい、多くの志士の命を奪ってきたが、不要な殺人を繰り返したために粛清されかける。
が、逆にそれらを返り討ちにして新撰組を抜けると、今度はそれまで敵だった維新志士の側の人斬りとして現れ、幕府方を斬り続けた。
節操のない転身だが、そもそも彼に政治思想というものはなく、ただ人を斬り殺したいという欲求に従っているだけである。
明治維新後は維新政府の上層部の依頼を受け、十年に渡り兇刃凶賊『黒笠』として邪魔者を殺していたが、その際に剣心と遭遇。
剣心の力を目の当たりにし、本気の戦いを望む。
 




#center(){&font(#ff0000){河原わらワラ}}




 

【二階堂平方〝心の一方〟』(居縮の術)】

剣気を放ち、相手を居縮ませて金縛りにする技。
刃衛と同等の剣気を持っていない者には防げず、刃衛は戦意を無くした相手にもこれを用いて逃亡を封じ、斬り殺す。
強くかければ相手の呼吸をすら封じることができる。

【心の一方〝影技〟〝憑鬼の術〟】

#center(){&font(#ff0000){我! 不敗! 也!}}

#center(){&font(#ff0000){我! 無敵! 也!}}

#center(){&font(#ff0000){我…最強なり!}}

自身に強力な暗示をかけ、全ての潜在能力を引き出す技。
剣心との戦いで、新撰組を抜ける時以来15年振りに使用した。
筋肉がムキムキになり、眼が普通になっている。
正直、かなりカッコいい。
 

【最期】
人斬り抜刀斎と本気で殺し合いたいがために、神谷薫を誘拐して剣心の怒りを誘った。
が、まだ抜刀斎の復活には不十分だと判断し、心の一方を薫にかけることで彼女の呼吸を封じ、剣心を挑発。完全に抜刀斎を覚醒させる。
自身も〝影技〟〝憑鬼の術〟を使用して抜刀斎に挑むが、剣と鞘を用いた二段抜刀術『双龍閃』を見切れず、敗北。
右腕の肘を砕かれ筋を絶たれ、剣士生命を失ってトドメを刺される寸前、薫の叫びで剣心が我を取り戻し、命を拾う。

が、自ら脇差で胸を突いて死を選んだ。

それまでの殺人は政府の人間の依頼であり、逮捕されて依頼者の情報を漏らすわけにはいかないこと、
右腕が潰れて剣術が使えなくなっては生きていてもつまらないから、と刃衛は困惑する剣心に語り、果てた。
剣心の本性は人斬りであり、人斬りは死ぬまで人斬りでしかない、と言い残して。

作中における立ち位置としては、打ち切り対策の「序盤の大ボス」であり、
剣心の流浪人としてのアイデンティティを揺さぶる役割を担っている。
剣心の対極であり、ある意味で彼に打ち勝った男だった。

ちなみに彼に殺人を依頼した人物の名は本編では明かされていないが、一説には長州藩出身の閣僚・井上馨ともされる(作者もその説を否定してはいない)。


【[[実写版>るろうに剣心(実写映画)]]】
[[外印>外印(るろうに剣心)]]たちと同じく武田観柳に雇われた剣客の1人にしてラスボスとして登場。
新撰組として参加した鳥羽・伏見の戦いの折に人斬り抜刀斎が棄てた刀を偶然手にし、以降人斬りをしていた。
現在も観柳の下で人斬り抜刀斎の名を騙って殺人を続けていたが、偶然本物である剣心と出会い、彼の中に眠る最強の人斬り抜刀斎を目覚めさせようとする。
原作同様心の一方を使っており、剣の腕も剣心を圧倒するほどだったが原作同様一時的に抜刀斎に立ち戻った剣心が放った双龍閃を受け敗北。
やはり剣心の不殺をあざ笑うかのようにその場で自決した。

原作のほど奇妙な言動は無いが、吉川氏の渋みのある演技により独特な雰囲気を纏った強敵然とした魅力あるキャラクターに仕上がっている。
アクション面でも、&bold(){NG無しの一発OKした}という背車刀の再現度は必見。


【キネマ版】
実写映画の放映に合わせてジャンプSQ.で連載されたキネマ版ではラスボスとして剣心の前に立ちはだかる。

 
新選組時代から剣客としては組長各並に腕は立つが、同時に"人斬り刃衞"という仇名がつけられてるほどの兇人でもあった。
幕末期京都で人斬り抜刀斎と一戦を交えた際に両掌を刀で貫かれるものの、本人は

#center(){&font(#ff0000){いいねえ この感触}}

とご満悦。
幕末の殺すか殺されるかの時代を愉しんでいたが、時代が泰平の明治になっていくと自分が愉しんでいた殺し合いの時代ではなくなってしまった。
ならばせめてもう一度幕末同様の生と死を決する命の殺り取りを愉しみたいがために流浪人となった剣心の前に立ちはだかる。
 
&font(#ff0000){抜刀斎に開けられた両掌に刀身を直接ぶっ刺して((再筆版からの輸入。ちなみに作者としては実写版もそれでやって欲しいと提案したらしいが、「痛々し過ぎる」と却下されたとの事。そりゃそうだ。))}闘ったり、
剣心の猛攻で両腕の骨が折れても「まるで腕の関節が一つ増えたようだ!」と喜ぶなど狂気が増す一方、原作以上に人斬りとして美学や信念を持ち合わせている。
 
原作同様に神谷薫を"人質"として剣心をおびき寄せ再び一戦を交える。
剣心の『龍昇閃』『龍環閃』『旋・凩・嵐』、そして『龍墜閃』の猛攻も精神が肉体を超越しているため効かない上、
逆刃刀故本領が発揮できなかったとはいえ飛天御剣流最速抜刀術『天翔龍閃(てんしょうりゅうせん)』をも打ち破る。
"人質"程度では人斬り抜刀斎を呼び戻せないとして、"贄"として薫の体を刀で突き刺し剣心を激昂させ、人斬り抜刀斎を呼び戻す。
また自分も狂気に満ちた目から一人の剣客としての目になる。
%%あとどう見ても両腕が回復している%%

自身の渾身の一撃を以て抜刀斎と勝負を決しようとするものの、飛天御剣流&font(#ff0000){奥義}である&font(#ff0000){『九頭龍閃(ここのつがしらのりゅうのひらめき)』}の前に完敗。
最初から勝ち目など無かったと悟り抜刀斎に殺される直前だったが、
生きていた薫の静止によって抜刀斎から剣心に戻ったため殺されなかった。((薫を突き刺した刃衞の刃であったが、天翔龍閃によって刀身の定まりが緩み急所を外したため薫を殺し損ねた。結果的に逆刃刀に"不殺"を強いられる形となった。))
が、自分自身の生も死も不殺の男にくれてやらんとして自ら命を絶つ。

#center(){&font(#ff0000){人斬りは所詮 死ぬまで人斬り}}

#center(){&font(#ff0000){うふふ}}
 
刃衞が流した血は剣心の足に届き、それは嘗て抜刀斎がいた幕末の「血溜まり」を連想させるものであった。

なお、作者としてはキネマ版の刃衞は色んな意味で計算ミスが目立つ結果になったと評しており、
「やはり刃衞は原作版が完璧で究極なんだと思い知らされました」と締めくくっている。




#center(){&font(#ff0000){Wiki篭りは所詮死ぬまでWiki篭り}}

#center(){&font(#ff0000){他のものには決してなれはしない}}



#center(){&font(#ff0000){うふふ}}

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- 吉川晃司ははまり役だったな。背車刀とか完璧だったし  -- 名無しさん  (2013-06-13 23:42:46)
- あれすげー練習したんだろうなぁ。めちゃくちゃスムーズに持ち替えてたから。  -- 名無しさん  (2013-08-04 11:34:16)
- うふわはははは!  -- 名無しさん  (2013-11-24 15:47:53)
- 刀語に登場しても違和感が無さそう。  -- 名無しさん  (2013-12-17 00:21:24)
- よくコイツが初登場時点の蒼紫より弱いと言われていて納得がいかない事が多い  -- 名無しさん  (2014-03-07 14:26:28)
- ファンブック「剣心秘伝」の作者への質問で、刃衛の依頼人が井上馨であることが判明  -- 名無しさん  (2014-03-07 15:05:09)
- インパクトの強い敵キャラだったな  -- 名無しさん  (2014-03-12 03:33:07)
- 「生きて取り調べを受ける訳にはいかない」から自害したのに、何で依頼云々のことをしゃべったんだ? 言って死ぬのと言わないまま死ぬのとじゃぁ大違いだぞ  -- 名無しさん  (2014-03-15 17:33:57)
- 取り調べ云々はほとんど方便で剣士として負けたし生きててもつまらんってのが最大の理由だと思うよ。政府関係者からの依頼って事を明かしたのは結局世の中変わってないよって剣心に教えるためかと。  -- 名無しさん  (2014-03-15 18:40:36)
- 新撰組をいつ抜けたのか分からないけど追憶編に顔見せだけでも登場してよかったのにな  -- 名無しさん  (2014-03-16 00:46:17)
- るろうにの悪役では1番好きだな。最初から最後までヘタレずに悪役を貫いたとこが良かった。  -- 名無しさん  (2014-03-18 19:28:52)
- 河原で薫を攫うシーン。タイミング違えたら、「イチャつく2人をただ囃し立てながら流れてくオッさん」になってたんだよな…  -- 名無しさん  (2014-03-20 18:57:10)
- ↑3剣心に手を刺されてなかったっけ?  -- 名無しさん  (2014-04-18 15:23:06)
- 後に出てくる悪役よりも遥かに強いし迫力があったな  -- 名無しさん  (2014-04-28 12:50:02)
- 史実の新選組はそこまで戦闘してないらしいが・・・るろ剣世界だと違うのかな、うん!  -- 名無しさん  (2014-04-28 12:55:14)
- ↑3キネマ版でした  -- 名無しさん  (2014-04-28 12:59:56)
- キネマ版だとただのイロモノになっちゃってたな。あんまり派手なギミック搭載されるとビジュアルに引っ張られて言ってることが耳を素通りしてしまうw  -- 名無しさん  (2014-04-28 14:59:58)
- 序盤の敵にしてはかなりの強さだよなこの人  -- 名無しさん  (2014-05-12 06:22:44)
- ↑短期連載用のラスボスだから強敵としての格も備えてるしね。たぶん十本刀や人誅の同士よりは上なんじゃない?  -- 名無しさん  (2014-05-20 19:43:16)
- 剣心と対になる存在だが、志々雄とも縁とも違うタイプで対になってた印象。ま、流石に緋村“抜刀斎”は相手が悪すぎたかな…十刀とか人誅の同士でも抜刀斎状態なら瞬殺できそうだし  -- 名無しさん  (2014-06-01 00:41:03)
- 実写版は剣心の刀を拾ってその刀に取り憑かれて狂ったという設定が残念だ。刀に心を支配された時点で小物臭い。吉川晃司の演技やアクションはすばらしいが。  -- 名無しさん  (2014-06-25 22:02:49)
- なにげに遠距離金縛りでガトリングガンにすら楽勝できるであろう数少ない剣豪  -- 名無しさん  (2014-06-25 22:51:19)
- るろ剣最強候補のガトリング観柳さんにも勝てるのか…  -- 名無しさん  (2014-06-26 06:41:24)
- コイツも髑髏の山歩いていそう  -- 名無しさん  (2014-06-26 13:06:17)
- 今日実写版見たけど刀に心を支配されたとか言ってた?単に自分が見逃しただけか  -- 名無しさん  (2014-08-01 23:31:55)
- ↑セリフはないが剣心がほっぽった刀掴んで「斬り殺された人間の想念」みたいなの感じ取った的な描写があるから、それのことだろ  -- 名無しさん  (2014-08-01 23:43:31)
- あの刀、剣心のじゃないぞ。鍔が明らかに別物  -- 名無しさん  (2014-08-02 10:10:12)
- ↑そんな野暮なことは言いなさんな十年使ってりゃ消耗品は取り替えるだろう鞘だって作り直しただろうし  -- 名無しさん  (2014-08-03 21:57:11)
- 吉川刃衛は「絶対こいつの前には立ちたくない」って思わせる怖さがあったな。あの警官隊よくもまぁ逃げなかったもんだ  -- 名無しさん  (2014-08-05 01:15:06)
- ↑3それでも剣心が振るってたからそういう想いが籠ったんだろ  -- 名無しさん  (2014-08-05 02:17:53)
- 刀に支配されたから小物って別に妖刀じゃないし時代の流れで生まれた怪物人斬りだし牙狼の妖刀の侍みたいな無関係の者は殺さないような誇りは原作時点で既に持ってないし。  -- 名無しさん  (2014-08-19 15:35:09)
- シンバルキック!  -- 名無しさん  (2014-08-24 07:57:01)
- こいつが拾った刀、実は志々雄の刀なんじゃね?剣心の刀拾ってああはならんだろ  -- 名無しさん  (2014-08-24 09:16:17)
- ↑ほかならぬ刃衛が「人は存外思い込みに弱い」って言ってるだろ。誰が使ってたかよりも拾ったものがどう思うかの方が重要。呪いのアイテムなんてのは大体そうやって逸話が増えていくものさ。  -- 名無しさん  (2014-08-24 10:18:21)
- 憑鬼の術実写版だと目が更に黒くなってたな  -- 名無しさん  (2014-08-28 20:26:41)
- 憑鬼の術も思い込みの力なら一度敗北したならまず使えないんじゃないかな、腕も壊され目的も果たした、剣客としても終わって政府に消されるぐらいしかないし詰みだったんじゃないか  -- 名無しさん  (2014-08-28 23:14:29)
- 志々雄真実との直接対決も見てみたかった  -- 名無しさん  (2015-05-14 00:43:22)
- 政府上層部御用達っぽい殺し屋だし、志々雄暗殺を依頼されたこともあるのかもしれんなあ。仕損じても生還できるくらいの実力はありそう  -- 名無しさん  (2015-06-29 21:31:55)
- 剣心からは「ただのイカれた男でござったが」って言われてたけど、こいつ自分の狂気も権力者の俗悪ぶりも理解した上で進んで狂人の道を選んでたよね。まあそのあり方そのものが剣心には到底同意も理解もできるものではないと思うが  -- 名無しさん  (2015-11-04 23:43:38)
- ↑ぶっちゃけ剣心もイカれた男側でござるよ  -- 名無しさん  (2015-11-05 00:08:19)
- 実写版はおやっさんこと吉川さんが演じてたな  -- 名無しさん  (2015-11-05 18:59:55)
- ↑2 根が快楽殺人鬼の刃衛と人格者の剣心じゃ流石に比べ物にならんだろう  -- 名無しさん  (2015-11-05 19:15:41)
- 本来人殺しなんかできる人柄じゃないのに平和のために人斬りを続け、その後は贖罪の道を歩み続け、わざわざ自分が傷だらけになる道ばかり選ぶ剣心は、刃衛とは別ベクトルでイカれてる気もするな。対照的でありながら、常軌を逸しているところが不思議と似ている二人だと思う  -- 名無しさん  (2015-11-05 19:21:37)
- るろ剣を全編読み通した後読み返すと刃衛の存在感が如何に凄いかが良く分かる。キャラとしての完成度なら下手すれば志々雄すら上回るくらいイッてるし。惜しむらくは結局刃衛の存在は刃衛の話が終わったら無かったことにされちゃってることだよね……  -- 名無しさん  (2015-11-05 19:36:44)
- 実写版での笑い方はんふふふふだったような  -- 名無しさん  (2015-11-14 01:07:08)
- 刃衛と志々雄が戦ったらどんな展開になるのかな?  -- 名無しさん  (2015-11-27 12:37:39)
- 憑鬼の術で師匠.志々雄.狂経脈縁クラス迄にならないと勝機は無いだろうな。心の一方や背車刀が志々雄相手に決め手にならんだろうし。  -- 名無しさん  (2015-11-30 10:03:41)
- 大胆な改変が行われた実写版(一作目)だけど、なんのかんので刃衛戦をラストにそのまんまの形で持ってきたことには非常に誠意を感じた これはちゃんとるろうに剣心の映画化だったんだなって  -- 名無しさん  (2016-01-13 19:58:32)
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