ライナ・リュート

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ライナ・リュート」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/06/26(土) 10:17:41
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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#center(){「……俺と行こう、シオン」}



ライトノベル、[[伝説の勇者の伝説]]の登場人物。本編の主人公。



年齢:17歳~20歳
CV:うえだゆうじ(ドラマCD)/[[福山潤]](アニメ)



黒髪黒目、長身痩躯を持つ青年。
顔立ちは割とハンサム……なのだが、髪はいつも寝癖放題、常に猫背で、表情からは「&font(#ff0000){やる気}」というものが完全に消滅している。
その為、外見で得をした事は一度もない。

とにかく覇気も気力もなく、二言目には「眠い」「面倒臭い」「帰りたい」等々、後ろ向きな発言しか出てこない。
おまけに、少しでも暇があれば速攻で寝る。ベッドに横になろう物なら二十時間以上は余裕で眠れるという驚異の技を持つ。
本人曰く、「マスターだからな」。


とにかく頼りがいも甲斐性もゼロなダメダメ君ではあるが、その外見や素行とは裏腹に、実は非常に高い能力の持ち主。
 
ありとあらゆる魔法を見抜く[[複写眼(アルファ・スティグマ)]]を持ち、幼い頃から非人道的な訓練施設を幾つも渡り歩いている。
魔法に対して「異常」とも言える非凡な才覚を示し、同時に鍛え抜かれた体術をも併せ持つ男として、13歳の頃には既に『ローランド最強の魔術師』と呼ばれていた。

通常ならばすぐに殺されてしまう複写眼の保持者ではあるが、他の複写眼保持者にない特殊な性質を持っている為、軍には研究材料として生かされていた。
しかし戦争がなくなった事で育った施設の存在が不要となり、新たにライナを「飼う」為の場所として軍事特殊学院に在籍。
そこで[[シオン・アスタール]]と運命の出会いを果たす。

その後、ローランドと隣国エスタブールの戦争で複写眼を暴走させ、ローランドの勝利に貢献。
しかし忌み嫌われる複写眼保持者が英雄になれる訳でもなく、同期生である[[キファ・ノールズ]]を救う為に自ら投獄され、二年間の時を過ごす。
 
その間に「&font(#ff0000){昼寝王国を作る為には}」という、「強大な力を持つ『勇者の遺物』を以て平和を作る」といった旨のレポートを書き上げる。
本人曰く「老後の楽しみに書いた」らしいが、それがローランド王となったシオンの目に止まり、相棒の[[フェリス・エリス]]と共に『勇者の遺物』を探す旅に出る事になる。



前述した通りの後ろ向きな性格の持ち主だが、その性格には幼年時代から「化物」として人に忌み嫌われてきた事が関係している。

5歳頃から以前の記憶がなく、とある村で死体漁りのような事をやらされていた。
しかし強欲な貴族が村で暴虐を行い、村人を守る為に複写眼を発現させてしまう。
守ったはずの村人からは「化物」として扱われて軍に売られ、ありとあらゆる非人道的な実験と訓練を受けた。

当初はそれでも「他人との繋がり」を求める人間的な部分が大きかったが、暴走の経験や周囲の扱いから、自らを徐々に「生きている価値のない化物」と考えるようになり、自殺願望を抱きながらも無気力な日々を送るようになる。
 

とはいえ本質的には、「人を諦められない弱くて優しい生き物」であり、かなりのお人好し。
その為、自分の事を知りながらも欲してくれるシオンには非常に感謝しており、口には出さないが親友だと思っている。

他にも、その優しさを知る相棒のフェリスやキファ、幼なじみのミルク・カラード等には非常に好かれており、本人は気付かないが男女問わずに惹き付ける強い魅力を持っている。

基本的には、
シオン>>越えられない壁>>その他
だが、「目に映る何もかもを救いたい」というロマンチストな一面も持っている為、常に苦悩している部分がある。



……ちなみにかなりの苛められっ子で、割と子供の頃から近しい人間に苛められていた。
というか、女王様気質の女性にやたら縁がある。
相棒のフェリスには「マスター変質者」「ローランド最強の変態」等と常になじられ、そもそも初対面の第一声が「なんだ、色情狂」である。
 
幼年期を過ごした施設の教官には恋愛ネタで弄られ、兄弟弟子のピアには「魔法オタク」と不名誉なあだ名を付けられた。
……まあ、魔法や伝説の話になると急に元気になるので、オタクというのは強ち間違いでもない。

シオンからも度重なる嫌がらせや仕事を押しつけられており、本編中でライナが酷い目に遇わないシーンは皆無と言っていい。

もっとも、実は男女問わずに立てたフラグは数知れず。
それでもあまり羨ましくないのは日頃の虐待が酷いせいか。

ちなみに人気投票では、2回とも2位という大健闘ぶり。
何故か1位が登場回数1回のキャラなのが伝勇伝クオリティ。


周囲に対して表面上は文句と愚痴を垂れてはいるが、ライナにとってはそんな触れ合いすら「夢を見ているみたい」とまで言える程に輝いた日々であった。

しかし……、
 


【以下、大伝勇伝のネタバレ注意】












何もかもが平和に見えた世界で、ライナは突如としてシオンに裏切られ、投獄される。
それには、ライナの持つ特殊な力が関係していた。


ライナの本名はフェルナ・リュートルー。
ローランド公爵リューラ・リュートルーの息子で、れっきとした大貴族の血筋である。
ライナが魔法に対して非凡な才能を持つのは、ローランド史上最強の魔術師である父親譲り。

フェルナに複写眼が発現するまでは幸せな家庭だったが、発現して以降は崩壊を始める。
リューラはその才能を駆使して複写眼の秘密を探り、人が触れてはならない『運命』に触れ、化物と契約してフェルナの運命を変える。
具体的に何をしたのかは不明だが、『すべての式』と呼ばれる強大な存在を半分に切り裂き、その半身である『ライナ・リード』をフェルナの中に入れる事でフェルナをライナに変え、複写眼の暴走では死なないようにした。
また、『女神』と呼ばれる化物がライナにかけた呪い『α』から息子を守る為、母イルナがその身を犠牲にしている。
 

シオンが変貌した理由を、ライナは「シオンは何か、面倒臭い事に巻き込まれている」と考え、彼を救いたいが為に再び旅に出る。

その過程で天才詐欺師ヴォイス・フューレルに『反ローランド連合軍』の主に祭り上げられ、急激に力を伸ばし始めた北の小国ガスタークとの戦争に参加する事になり、その戦場で自らの『すべての式を解く者』としての力に目覚める。

それまで「救いたい」と言うばかりで何も背負わなかった事に気付き、その強大な『悪魔』の力を振るい、ガスタークの軍勢を撃退。
その事で、世界中に『悪魔の王』として認知される事となった。
 




「悪いけど俺やっぱパス。あ、でももしシオンが王になったらさ、昼寝をたくさんした奴が出世するような法律作ってくんない?」

「馬鹿にしてるのはあんたらだろ。俺は馬鹿にされる側だよいっつも」

「……い、いつか殺してやる……フェリスは無理だからシオンを……」

「背負えねぇんだよンなもんは。人を殺して、それを夢や理想で片付けられるとでも思ってるのか?」

「……神様ごめんなさい、夜更かしした僕が悪い子でした……」

「……俺は諦めないぞ。お前がどれほど思い詰めて……どうにもならなくなって……闇に沈んで、暗い所から出られなくなっても……俺はお前を……諦めてやらない」

「……俺と行こう。シオン」








だ、だって、Wikiの編集とか面倒臭いじゃん?
でもお前、項目あったら絶対に追記・修正させるだろ?
つ、つまりそのぉ……ごめんなさい、殺さないで……。



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