バイバイン

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バイバイン」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/01/16 Sun 20:01:30
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます

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#center(){&font(#008cff){「一つの栗まんじゅうが5分ごとに倍になると、1時間でいくつになると思う?」}}




バイバインとは、『[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]』に出てくるひみつ道具の一つ。


机に向かいなにかを考え込む[[のび太>野比のび太]]。
まさか勉強!?
驚いた[[ドラえもん>ドラえもん(キャラクター)]]だったが覗いてみるとそんなことはなく、一つの栗まんじゅうとにらめっこをしていた。


話を聞くと、
&font(#ffdc00){「これを食べたらそれっきり、しかし食べないとおいしくない。どうにかして食べてもなくならないようにすることは出来ないか?」}
ということだった。


呆れながらもそんなことなら…と出した道具が「バイバイン」である。


この道具は中に液体の薬が入っており、それを一滴垂らされた対象は&font(#ff0000){5分毎に2倍に分裂し、1→2、2→4…と数を増やしていく}という。


歓喜するのび太だったが、なぜかドラえもんは
&font(#008cff){「危ないから」}
と言い、かけるのをやめようとする。
しかしのび太が文句を言うので「決して残さずに食べること」を条件に渋々それをかけることに。
 

そして5分後。
#center(){&font(#ffdc00){(&font(#994c00){@})(&font(#994c00){@})}
&font(#008000){/ポコン\}}
栗まんじゅうは確かに2つに増えた。
それじゃ仲良く1つずつ…と食べようとするドラえもんだったが、それを制止するのび太。
&font(#ffdc00){「あと5分待てば4つになるから、それまで待とうよ。」}


これに食べる気をなくしたドラえもんは
&font(#008cff){「どらやきの方がよっぽどいいや」}
といって席を立ってしまう。


その後、増える栗まんじゅうを食べるのび太は「一つ残せばいつまでも食べ続けられる」ということに気付く。
喜ぶのだった…が、その1つを残してついに満腹に。


&font(#800080){この瞬間から栗まんじゅうは[[ディアボロモンと化し、のび太のウォーゲーム>デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!]]は始まることとなる。}


増えた栗まんじゅうを一階にいたママに食べてもらうも、一つを残して席を立ったため再び増殖。
[[ジャイアン>ジャイアン(剛田武)]]らを呼び食べてもらうも、全員満腹になりまた一つだけ残ってしまう。
 

どうしても食べきれないのび太は、あろうことか残った栗まんじゅうを庭のごみ箱に捨て、逃げてしまったのである。
それがいかに危険なことかも考えずに…。




#center(){&font(#008000){  \ポコン/}
&font(#008000){\ポコン/ }
#AA(){   ┌──仝──┐〃  
    TT ̄ ̄ ̄TT    
     | |       | |     
    ゛.| |       | |     
     | |       | |〃   
     | |       | |     
  ...─┴┴──┴┴─...  }}



それからしばらくして、散歩をしていたのび太の前にドラえもんが現れる。
&font(#008cff){「栗まんじゅう残さず食べた?」}
&font(#ffdc00){「う、うん…。」}
嘘をつくのび太。
しかしドラえもんはその言葉にホッと胸を撫で下ろす。
聞けば増やしたものを放置しておくと大変なことになるらしい。


#div(color=#008cff){
「一つの栗まんじゅうが5分ごとに倍になると、1時間でいくつになると思う?」


&font(#ffdc00){「さあ…。100個くらい?」}


「とんでもない!&font(#ff0000){4,096個}((2^12。))だ!」
 

&font(#ffdc00){「え゙えっ!?」}


「2時間では&font(#ff0000){16,777,216個}((2^24。))。
それから15分も経てば栗まんじゅうは&font(#ff0000){1億個}((2^27=134,217,728))を超し、
3時間で&font(#ff0000){68,719,476,736個}((2^36。))、
4時間じゃ&font(#ff0000){281,474,976,710,656個}((2^48。))になる!
それこそ一日で地球が栗まんじゅうの底に埋まってしまう」


&font(#ffdc00){「ど…ど…どど…どうしよう…!」}


「ま…まさか!?」
}


そのころ野比家では


#center(){
#div(color=#ffdc00){
(&font(#994c00){@})
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}}

栗まんじゅうが文字通り山盛りになっていた。


&font(#008cff){「えらいことしてくれた!」}


結局栗まんじゅうは風呂敷に包んで「ミニロケット」によって宇宙ヘ運んで始末することになった。

[[どっかのケーキ>SCP-871]]はそんなうまくいかねぇんだよなぁ~

しかし、アニメ第2期では家の下に一つ残っていたようだがそのあとどうなったかは不明。
まあ、[[しずかちゃん>源静香]]から「この後、どうなったの?」と聞かれ、困って答えようとしないので
やはり、事態は大変なことになっていたらしい。でも、漫画だから何とかはなったのだろうが・・。


なお、のび太にも問題があることは確かだが、
・何故危険だと知りつつこんな道具を出し、しかものび太に促されたとは言え、一度は思い直したのにそのまま使ったのか
・何故のび太に危険性を説明せず、ぼかした注意しかしなかったのか
・何故のび太の普段の言動や行動を知っているのに最後まで監視しようとせず去っていったのか
・何故こんな道具を持っていたのか?

と、ドラえもん側にもかなりの猜疑が生じている。[[いつもの>危険なひみつ道具]]ことと言ってしまうとそうなのだが。
……流石『不良品』『がらくた』(※公式設定)である。



それにしてもこのバイバイン、改めて考えるとどれだけ強力な効果を有しているのやら…って、


……アレ?
一日で地球を覆い尽くすってことはもしかして宇宙も…?
こう思った方がかなりいるだろう。
そう、実はこれかなり昔から頭の良いバカたちが検証していることなのだ。


ここで事細かに説明はしないが、現在確認できる分かりやすい結論としては

●一日とかからず(約23時間で)&font(#ff0000){宇宙の体積を超える}

●[[ブラックホール]]が生まれる(相対性理論を考慮するとこの場合、できるのに相対的に非常に時間がかかる)

●&font(#ffb74c){太陽光}で燃え尽きる

などがある。

またこのほかに

◆ドラえもんの使用したロケットが光速に近いのならばウラシマ効果によりロケット内の時間の経過が0に近づき、
地球から見た場合、栗まんじゅうの増殖は止まる。

などなど、他にも色々あるがその辺は自分で調べていただきたい。
こういう時だけ[[アンサイクロペディア]]もまじめになるのだから面白い。


というかスモールライトで小さくしたり、タイムふろしきや逆時計で時間を戻したりすればよかったのでは?とも思ったりするのだが…。
食った分は効果が無くなるんだから(でないと食べた人がえげつない死に方をする)小さくすれば潰すなり、酸性の液体(塩酸や硫酸、胃酸など)をぶっかけるなりするとどうにかなるはずである。
焼却処分でもなんとかなりそうな気がするので、増えすぎていなければ焼却処分でも何とか出来るかもしれない。
違法性・環境への影響・近所迷惑などから、方法によってはおいそれとは出来ないところだが。


…まあ世界が平和ならそれでいいだろう。


なお、[[映画ドラえもんのび太の新魔界大冒険>ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~]]の冒頭、
現実世界の満月博士(宇宙研究者)のコンピュータをよく見ると、
&font(#ff0000){今も増え続けている栗まんじゅうが大量に映っている。}

普通に考えればとんでもない発見だが、満月博士は観測されたブラックホールの方に目がいっていた為、気付くことはなかった。
というか、大丈夫なのか宇宙。

と思ったらそれから更に数年後に公開された映画『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』では目的の星にワープする場面で、
一瞬だけ&font(#ff0000){栗まんじゅうの天の川が映っている。}
どうやら手遅れのようで…



ちなみに「小学二年生」の2003年10月号の漫画にはこれの効果を消す薬があることが語られている。

2017年版アニメでは、ストーリー後半が原作から大幅に改変された上、&bold(){まさかの13日の金曜日に放映された}。

『[[ケロロ軍曹]]』では、この話のパロディが語られたが、作中では「宇宙の広がる速度の方が早いから大丈夫」という結論であった。

[[The SCP Foundation>SCP Foundation]]には同じ性質を持ち、かつ&bold(){一切数が減らない}[[SCP-871]]が存在する。

この倍々に増えていく性質とその拡大の驚くべき速さは、度々指数関数の増加速度の恐ろしさの引き合いにも出されている。



#div(color=#008cff){
「一つの項目が5分ごとに追記・修正・作成されると、1時間でいくつになると思う?」


&font(#ffdc00){「さあ…。100項目くらい?」}


「とんでもない!&font(#ff0000){4,096項目}だ!」
 

&font(#ffdc00){「え゙えっ!?」}


「2時間では&font(#ff0000){16,777,216項目}。
それから15分も経てば項目は&font(#ff0000){1億項目}を超し、
3時間で&font(#ff0000){68,719,476,736項目}、
4時間じゃ&font(#ff0000){281,474,976,710,656項目}になる!
それこそ一日でインターネットがアニヲタwikiの底に埋まってしまう」
}

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポコン/
#vote3(time=600,60)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
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#comment_num2(num=30)
}

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