空想科学大戦!

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空想科学大戦!」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/09/24(月) 11:07:07
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&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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空想科学大戦!とは、[[空想科学読本]]の「非現実を科学的に検証したらどうなるか」という内容を基に漫画化したもの。
原作は柳田理科雄、漫画は筆吉純一郎。
外伝に『[[Dr.猫柳田の科学的青春]]』がある。

全5巻で、巻毎に扱うテーマが違う。
紆余曲折あって、様々な雑誌を転々とした末に最終巻は描き下ろしで発表された。

◆1巻:科学的に正しい巨大ヒーロー
西暦200X年、ついに異星人が地球に現れた。異星人は地球を侵略すると告げ、巨大怪獣を地球に送り込む。
それと同時に正義の巨大ヒーローが飛来。このまま戦いに移行するかと思われたその時、両者は「科学の壁」の前に自滅した。
そして、巨大ヒーローを先輩と呼んで死を嘆く青年の姿が……。

-ヒカガク・アソブ
大宇宙警備隊の一員。
本来の姿は巨大ヒーロー「ウーターマン」であるが、地球で人間になると巨大ヒーローになるのには質量保存の法則に基づき大量の食料と9時間半の時間を要する。
おまけに変身後3分経つと変身が解けて周囲が垢まみれになってしまうといった欠点を持つ。
カッコよさからSAMONの一員となる。
最初の戦いで自滅したヒーロー「ソフィー」は先輩。

-SAMON
「Science Attack Members Of Nipoon」の略。モブ隊員は全員巨人の星の左門豊作に似ている。
科学の粋を集めた特別国家防衛基地で、怪獣が出現する度にここの攻撃班が出動するが……。

-アサハカ・ボケツ
SAMON攻撃班隊長。
家庭を持つ中年の男だが、男のロマンを追求している。
カッコよさ重視のあまり、非科学的な行動でいつも墓穴を掘る。

-ウルワシ・キレイ
SAMON攻撃班の紅一点。
地球の科学を理解していないヒカガクに誤って攻撃されたり、知らずの内に盗聴されたりと苦労が絶えない。

-ウワノ・ソラキチ
SAMON攻撃班の一人。あまりキャラが立っていない。

-ササヤキ・シンリ
SAMON攻撃班の一人。眼鏡をかけており、地味。

-猫柳田 愛吉
当初はSAMONの技術開発顧問として登場した作者の分身。本作の実質的な主人公。
悪人面をした老人だが博識で、毎回どこが非科学的だったかを解説する役割。
2巻以降もレギュラーとして登場し、巻毎に

喫茶店「ブラボー」の店長
↓
万能科学研究所主任研究員
↓
無所属
↓
SAMON科学班最高顧問兼ヒーロー課顧問

と立場が変わっている。
基本的に周囲の非科学的な言動に振り回されたりツッコミを入れたりする苦労人だが、1巻の時点では自ら巨人になる野望を抱いていたり、己の命も顧みずウーターマンの決死の自爆攻撃に立ち会おうとしたりとややマッドサイエンティスト寄りの描写が目立つ。
『Dr.猫柳田の科学的青春』等を見る限り、元々どちらかと言うとマッドよりの人なのだろう。
若い頃から栗のイガの研究をライフワークにしている元気なジジイ。
作中では明言されていないが、片目が潰れているのはおそらく栗のイガを至近距離で観察しているうちに誤って刺したのが原因と思われる。
 
-宇宙帝王 モドキング
地球を支配しようとする異星人。犬。
部下と共に様々な技術を用いて日本を恐怖に陥れようとするが、いつもどこかで失敗する。
そして毎回資金が底をついて炭坑夫のバイトで資金稼ぎをするために地球から去るのがお決まり。

-パッチー
モドキングの忠実な部下。ゴリラ。
いつも一言多く、よくモドキングからお仕置きをくらっているが本人がドMなので効果があるかは疑問。
その忠誠心は本物で、4巻のラストではモドキング&bold(){達}の計画を成功させるために、決死の覚悟でヒーロー軍団の足止めに向かう漢を見せた。

ちなみにこのコンビの元ネタは『[[怪獣VOW]]』に掲載されていた筆吉氏の漫画に登場する「宇宙犬人コリーとパー」であり、更にその元ネタはかの[[宇宙猿人ゴリ]]なのだ。

-ズキン
モドキングの所で下働きをやっている女性。人間。
惚れっぽく毎回イケメンなヒーローに惚れてしまい、ヒーローを我が物にする為の行動をとる。
モドキングより科学に対する知識は深い。
その名前やヒーローに惚れるという要素からアンパンマンのドキンちゃんのパロディキャラだと思われる。


◆2巻:科学的に正しい改造人間ヒーロー
前回の戦いからしばらく経った頃、人々はすっかり平和を取り戻していた。
しかし、そんな平和な街を突如として怪人が襲う!再び地球にやってきたモドキング一味の仕業だ。
その怪人に立ち向かう青年がいたが「科学の壁」に敗北、瀕死の重傷を負ってしまう。
偶然その青年を保護したズキンは青年と一度面識があった事から、青年を生かすために手術を施す。
そして青年は改造人間となった。

-リフジン・トオル
「ブラボー」の店員だったが、上記の流れで改造人間「仮名ライダー」となる。
人の身でありながら強力な力を操れるようになるが、代償として多大なカロリーを得る必要がある身体になってしまった。
その力でモドキングらが改造した改造人間と戦っていくのだが、新陳代謝も激しいため、急速に老化。見た目だけでなく中身もすっかりジジイに。

-サラワレ・ヒメイ
「ブラボー」の看板娘で、猫柳田の事をマスターと呼んでいる。常識人。

-ホリノ・タツロー
リフジンの知人でエリートだったが、モドキングの手によって改造人間「エリート脳味噌男」に変貌した。
モドキングの参謀として暗躍するが、その真意は……。


◆3巻:科学的に正しい巨大人型ロボット
仮名ライダーの活躍により、日本はウィルス感染の恐怖から救われた。
それから後、猫柳田はかつての友人であるネッケツ・サワグの下を訪ねたが、彼は既に故人であった。
そしてサワグが残した巨大ロボット「[[カガクゴー>カガクゴー(空想科学大戦!)]]」を息子のモユルが受け継ぎ、モドキングが送り込むロボット群と戦う事になる。

-ネッケツ・モユル
万能科学研究所所長の一人娘・シズカのアッシー(死語)をやっている青年。
車と付くものならなんでも動かせると豪語しており、その手先の器用さでカガクゴーを操る。
ちなみにヒーローの中で唯一完全に生身の地球人だが、体当たりで壁をぶち抜くなど宇宙人や改造人間にも負けない高い身体能力を持っている。
おそらく父親の血だろう。

-ミヤビ・シズカ
所長の一人娘。負けず嫌いで高飛車な性格。

-アヤノコウジ・スミレ
トラディショナル重工業の社長の一人娘。
財力と技術にモノを言わせて幼い頃から幾度となくシズカをいじめてきた。

-アヤノコウジ・ミツル
スミレの父親で、トラディショナル重工業の社長。
モドキングに洗脳されて社員共々モドキングのロボットの製作に取りかかる事になる。
娘を溺愛しており、作るロボットは全て娘をモチーフにした形状をしている。正直気色悪い。


◆4巻:科学的に正しい自然の脅威との戦い
カガクゴーの活躍により、巨大ロボット侵略作戦も潰えた。
しかしモドキングはまだ諦めておらず、今度はヒーローですら太刀打ちが困難な自然現象を武器とした戦略を繰り広げてくる。
そしてそれに対抗するように、猫柳田の下に3人の(バカ)ヒーローが集結するのだが……。
この3人の組み合わせにコンパチヒーローを思い出した人も少なくないのでは?


◆5巻:科学的に正しい宇宙決戦
前巻ラストでズキンが宇宙へさらわれてしまった。
ズキンは地球の3大ヒーローへSOSのメッセージを送る。
そのメッセージを受け取ったSAMON、そして3大ヒーローは宇宙へと旅立つ。

-ワルサー総統
ズキンを妻にするためにさらった張本人で、宇宙艦隊を率いるワルサー一族の当主。
エリートでプライドが高い。ズキン以前に930人の妻がいる一夫多妻な人。


ヒーロー名からも分かる通りパロディがふんだんに用いられており、モドキングやワルサーの配下もパロディが多い。

-ウルトラマン
-仮面ライダー
-マジンガーZ
-機動戦士ガンダム
-宇宙猿人ゴリ
-ゴジラ
-ガメラ
-モスラ
-エレキング
-ケンシロウ
-星飛雄馬
-宇宙戦艦ヤマト
-キングギドラ
-メーテル
-シャア
-デスラー総統など

物語の進行上、科学的に間違っている、あるいは無視している描写もあり、その場合は注釈をいれる事もある。
作者曰く「&bold(){登場人物が何度も何度も同じ所でつまづいていたら話が進まない}」との事。そらしゃーない。


追記・修正は科学的にお願いします。

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- 特撮のケレン味とかが上手く表現されていて、結構おもしろい  -- 名無しさん  (2013-05-06 04:23:21)
- 個人的には昭和30年代を舞台にしたスピンオフのほうが面白かったと思う。  -- 名無しさん  (2013-06-01 02:03:43)
- 読本ネタを抜きにして真っ当なギャグ漫画として面白いんだよなぁ。やっぱり物書きで食える人は凄いわ。  -- 名無しさん  (2013-12-27 23:59:20)
- ケチつけて投げっぱなしにするだけの読本と違ってきちっとハッピーエンドで〆るところがGOOD。  -- 名無しさん  (2013-12-28 01:25:43)
- 「三角木馬でお仕置き!」「ひええええええ一生着いていきますー!」「気に入ったのかい!?」-- 名無しさん  (2013-12-28 01:27:32)
- 1巻ごとに絵柄が変わりすぎ  -- 名無しさん  (2014-02-07 11:20:58)
- 動かすだけで死ぬほど大変なロボット動かす3巻の主人公とか、どんなメカでも操縦できると思う  -- 名無しさん  (2014-02-14 21:20:21)
- ↑実際そう言う設定だったと思うぞ。アッシーだし  -- 名無しさん  (2014-02-14 21:29:26)
- 普通に歩かせるだけで殺人的な難易度のカガクゴーで、片手逆立ちさせたりバク転させたりできるとか、超自然的なオーラとか必要なロボ以外は楽勝で動かせるな  -- 名無しさん  (2014-03-26 04:21:54)
- ↑ただ実働データ得た後はOSぐらい組んでやれよと思ったww  -- 名無しさん  (2014-04-14 16:21:07)
- 3巻のカガクゴー最終モデルはOS組んでたんじゃないか? それまでと駆動方式違うんだし  -- 名無しさん  (2014-08-09 01:43:57)
- 因みに柳田理科雄もそうだけど筆吉純一郎は本名。  -- 名無しさん  (2014-08-09 08:19:36)
- 真面目にバカな事をやった好例だと思う、もちろん良い意味で  -- 名無しさん  (2014-08-24 23:25:46)
- 科学の壁の問題で、光速出せない世界だってのに犬と猿はどうやって地球に来てんだ。 一番近い恒星でも光の速度で3年以上かかるが  -- 名無しさん  (2014-08-24 23:37:48)
- そういや作中一番成功確率の高い作戦は2巻で登場したんだっけか(鼠算式に増えていく感染型タイプ)  -- 名無しさん  (2014-08-27 21:54:30)
- ↑2 1巻コラムによれば冷凍保存で何百年もかけて来たらしい…が、それだと宇宙郵便(4巻参照)はどうやって届けたんだろうwww  -- 名無しさん  (2014-09-29 10:55:39)
- こんなギャグみたいな漫画なのに2巻のリフジンの最後は不覚にもかっこいいと思ってしまった・・・  -- 名無しさん  (2015-05-15 21:55:07)
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