シン・クリア・セウノウス

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シン・クリア・セウノウス」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/07/10 (火) 22:58:52
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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でかく、凶悪な力だな。「滅ぼし」が必要だ…


シン・クリア・セウノウス!!!




シン・クリア・セウノウスは『[[金色のガッシュ!!]]』に登場する術。
魔界を滅ぼそうとしている「滅亡の子」、クリア・ノートの最大呪文にして最強術。
“消滅”の力で構成された神々しい神や精霊のようなエネルギーを放つ攻撃する。

クリアの術は主に物質を消滅させる「ラディス」系、術を消滅させる「スプリフォ」系に分かれるが、
「シン・クリア・セウノウス」は物質も術も区別なく全てを消滅させてしまう、クリアの術の頂点である「シン」の術。
その威力は、雷の力の覚醒とガッシュの強靭な意志により真の力を解き放ったバオウ・ザケルガさえも食われた内部から消滅波で粉砕、打ち破って見せたほど。




以下ネタバレ含む


竜族の神童の一人アシュロンに大きな傷を負わされたクリアは自身を「完全体」とする途中で
この術の力を分けた術を作っており、いずれも強力な威力を持つ。

ゆけ… セウノウスの大いなる翼


シン・クリア・セウノウス!!! バードレルゴ!!!








クリアが完全体となる途中で作り上げた「左手」の力。巨大な怪鳥のようなエネルギー生み出し攻撃する。
サンビーム曰わく「鳥の骨」。
自らの“意思”を持つ術であり、超高速で飛行し、標的に弾かれてもすぐに消えることはなく、自身のエネルギーが尽きるまで攻撃し続ける。
自身の身体を燃焼させるように消滅のエネルギーの放出が可能で、その状態ではまさに全身兵器で触れるだけで物質も術も消滅する。
さらに身体を自ら分解・変形させ誘導弾として放つことが可能で、身体を失えば失うほど速度が増す。


劇中ではガッシュたちを狙って放たれた後にウマゴンの「シン・シュドルク」と超スピード空中戦を繰り広げ、
最後は首を巨大な膜状に変化させウマゴンを覆い追い詰めるもガッシュの「ジオウ・レンズ・ザケルガ」で突破され敗れた。




現れろ、 全てを無に帰すセウノウスの重砲よ
シン・クリア・セウノウス!!! ザレフェドーラ!!!


クリアが完全体となる途中で作り上げた「右手」の力。複数の砲塔を備えた巨大な砲付き台座と砲撃手を生み出し攻撃する。
自らの“意思”を持つ術であり、砲撃手が「ファイア!」と叫ぶことで消滅エネルギーの弾を放つ。

ヴィノーの心の力ある限り何回でも砲撃可能で、さらには一度に十数発以上放つことも可能。しかも一発一発が強力な消滅波で術も物質も消滅させる。
並外れた威力・射程を誇るだけでなく撃った後の誘導や弾道のコントロールも可能で、クリアの魔力探知またはクリアのパートナーであるヴィノーの眼を通すことで超遠距離でも正確な狙撃が可能。

劇中ではバードレルゴを倒した後にウマゴンに乗ってクリアの元へ向かうガッシュたちに5000km離れた超遠距離・精密砲撃を行った。
ティオの「チャージル・セシルドン」で防ぎつつ接近するガッシュたちを奥の手で砲塔を消滅エネルギーの噴射による強力な消滅弾として放ちティオを送還に追い込み、
さらに最後の一撃として台座ごと自分を弾として攻撃しようとするも、ブラゴの「ニューボルツ・シン・グラビレイ」により押し潰されて消滅した。

ちなみに砲撃手は非常に小物臭い性格をしているが、この時にはクリアも登場当初の超然とした性格どこいったと言わんばかりの小物化が進行中なので似たもの同士である。





そして二つの「シン・クリア」を超えてクリアの前にたどり着いたガッシュとブラゴの連携の前に追い詰められたクリアは「シン・クリア・セウノウス」を放つも、
二人が打倒クリアのために鍛え上げた「シン・バベルガ・グラビドン」、「バオウ・ザケルガ」の前に敗れ去った。













もう「クリア」ではない… 「力の支配」が、始まる…
え!!?「シン・クリア・セウノウス」がまた!!?
そんな…術の力は敗れて消えたはずなのに…





礼…を、言…う… これで…我は、「完全体」へと…な…れた
シン・クリア・セウノウスを打ち破られ、クリアが多大なダメージを受けたことが最後の引き金となってシン・クリア・セウノウスが変貌した存在で実質的なラスボス。
その正体はクリアが生まれた時から持っていた“消滅の力”の本質であり、クリアに魔界を滅ぼす意思を生んだ源。
クリアの自我を蝕み続けていたこの力が、クリアの全てを支配した状態こそがクリアの語る「完全体」であった。
この状態になるとクリアは中身を取り込まれ外殻だけバリヤ扱いにされ、パートナーのヴィノーも意識を失い身体の一部として肉体に取り込まれてしまう。


我が…クリア… 全てを消滅する絶対的な…力、「力」こそが我の本質…

登場当初からクリアの性格が変化していったのも、力の支配が進行していたからである。
当時の読者はラスボス(候補)であるクリアの性格が余りにも残念な小物になっていたためテンションが下がっていた者もいたが、この展開にはビックリである。

「シン・クリア・セウノウス」及び「バードレルゴ」、「ザレフェドーラ」を合わせたような能力を持っており、身体は「バードレルゴ」のように全身武器で意思次第で触れただけで対象を消滅させることや、分離・変形させて誘導弾として放つことが可能。
また「ザレフェドーラ」のように全身各所から消滅波を放つことが可能で、溜めてビームのごとく放ったり、全方位に放つことも出来る。
その強さはデュフォーの特訓で「答えを出す者」を鍛えた清麿をして「倒すための答えが存在しない」と言わしめるほど。

その圧倒的な力でガッシュたちを追い詰めるが、最後まで魔界の民を救うことを諦めなかったガッシュが金色の本の力を発現させ魔物の子たちの最強術のバーゲンセールに追い詰められる。
宇宙へ逃亡し地球ごとガッシュたちを消そうとするがどんな環境下でも命を守るコルルの「シン・ライフォジオ」と、高速飛行を可能とするウマゴンの「シン・シュドルク」で追われ、
最後は全ての魔物の力を集めて放たれた「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」に喰われ、粉砕し消え去った。
クリアの存在は最終章で初めて明かされるため、伏線のないぽっと出ラスボスとして難色されることもある
しかし「意思を持った術とそれに支配されそうになっている術者」というのはその前から出ている。
そう、ガッシュの切り札にして最強術「バオウ・ザケルガ」である。

先天的、後天的といった違いはあるものの、バオウもまた真の力の覚醒時は「全てを喰らい、破壊する」という望みのために術者とパートナーを喰らい、支配しようとした。
アースに魔界の脅威とされたように、一歩間違えればクリアが何をするでもなくバオウによって魔界は滅びていたのだ。

それをクリアと異なり強靭な意思により大切な者たちを守る力として従え、振るったのがガッシュであった。
また、ガッシュが優しい王様を目指すきっかけとなったコルル、彼女自身の持つ才能から生まれた凶暴で破壊的な別側面を表出させる術「ゼルク」を発現させていたが、
それに心を痛めていた彼女自身の優しい心は破壊ではなく命を守る術を生み出した。

魔界の王を決める戦いでガッシュが成長し見つけた“大切な者を守る力を生む強き心”とは全くの正反対、
“全てを滅ぼす力に支配される心”という点で両者はゼオンとは違う切り口で対になっており、ガッシュのラスボスに相応しい存在と言えるであろう。




最後の敵、クリアは自分のことを人間界の「核兵器」と言っていた


魔物や人間は、そのような恐ろしい力を生みだしてしまう


そのような恐ろしい力から我々を守るのは、我々の持つ強き心の力ではないか?


追記・修正は小物化が進行してからお願いします

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- 最後の文が秀逸だなあ  -- 名無しさん  (2013-11-23 03:10:46)
- 伏線が無いのは、ガッシュ自体がファウード編(対ゼオン戦)までしか構想がなかったから、ある意味当然なんだよね。それで、クリアっていうキャラを生み出した辺り、雷句先生は凄いと思うわ  -- 名無しさん  (2014-03-08 18:23:49)
- ↑神童がでなかった理由づけにもなってるしね  -- 名無しさん  (2014-08-02 13:04:52)
- 片方しか言及されてなかった(消滅した)からもう片方はゲスかと思ったら旦那だったのは嬉しかった  -- 名無しさん  (2014-08-02 18:16:41)
- 初戦で倒せてればあんなに苦労しなかったのに。ゼオンがいてくれれば。  -- 名無しさん  (2015-12-05 14:20:45)
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