《灯台》(ぼくらの)

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《灯台》(ぼくらの)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/01/19(木) 06:53:06
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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#center(){&font(#ff0000){私たちは生きている}}


《灯台》(とうだい)

『[[ぼくらの]]』の小説版にのみ登場する敵性トミコローツ。

スリット数:不明
光点の数:不明

9戦目の敵であり、ぼくらの子ども達が戦う8番目の相手。
この時の《人形》の操縦者はアンコで、ぼくらにとって4度目のアウェイ戦。


#center(){&font(#ff0000){HELP US}}  

見た目は円錐状の高層塔で、詳しい大きさや機体色は不明。
機体下部には三つの小さな脚があり、塔の先端部は放電しているかの如く発光している様から作中では《灯台》と呼ばれる。


#right(){&font(#ff0000){ WE WISH TO SURVIVE}}
 
 

●作中の活躍

#center(){&font(#ff0000){地球に未来を   }}

ホーム戦(《人形》からすればアウェイ戦)を前提にした作戦を練り、前もって敵を迎え撃つ準備をしていた。
幸運なことに《人形》との戦いはホームで行われ、その努力が無駄になることはなかった。


&font(#ff0000){      子どもたちに慈悲を}

その作戦というのは敵パイロットの精神面への直接攻撃。
足下には大勢の民間人を拘束した状態で配置し、彼らを使った人文字で《人形》を揺さぶる心理戦を敢行。その動きを封じるとともに戦意を削ぐことに成功する。
そして更なる幸運として、《人形》の搭乗者はこちらの電波を受信できる機材を持っていた。
#center(){&font(#ff0000){  DO NOT KILL}}

すかさず《人形》に向けて次の“攻撃”のためのコンタクトを図ると、自身のホーム世界からの通信と勘違いしたらしい《人形》の搭乗者から反応が返ってくる。
 

この時の返答で日本語が効果的と判断した《灯台》側の人間達は足下の人文字を日本語に絞り、
さらに通信による呼びかけも併行して《人形》パイロットの精神を一気に畳み掛ける。

&font(#ff0000){    子どもたちを助けて}

#center(){&font(#ff0000){       死にたくない}}
#right(){&font(#ff0000){虐殺者     }}

#center(){&font(#ff0000){「あしもとのママといもうとをたすけてください」}}
&font(#ff0000){  「パパが、おねえちゃんのしたにいるんだって」}
 
人の命を使った揺さぶりは効果覿面。
敵パイロットの動きに呼応した《人形》がうずくまるのを確認して自分たちの優勢を見てとると、《灯台》がようやく自らの力で攻撃を始めた。


《灯台》が放った電撃は的と化した《人形》の装甲を着実に削り落としていき、その勝利も見えてきた頃、突然の《人形》の反撃を受ける。
こちらが精神攻撃に使った通信機材を利用した《人形》はパイロットの独白を映像付きで配信し、
「他の地球の人々を殺してでも自分達の地球を守りたい」とその意志をはっきりと表した。

続けて《人形》のパイロットはその黒いヌイグルミについて話し出す。
 
 


#center(){====}
#center(){「私達のロボットはジアースといいます」}


#center(){地球を守るZEARTH。}
#center(){他の地球を滅ぼしてでも守りたいZ番目の、}
#center(){最後に生き残る地球。}


#center(){「私達の選択は}
#center(){どうしようもないものだと思います。}
#center(){それでも、}
#center(){私に選べるのはこれしかありません」}
#center(){====}
 
 

完全に息を吹き返した敵の黒い《人形》ジアースは足下に浮かぶ命、希望、平和、愛、子ども、未来を文字通り踏み潰しながら前進。
《灯台》は電撃を繰り返すも、防御しながら真っ直ぐに近付いてくるジアースにとうとう眼前まで接近されてしまう。
 
#center(){「私たちの地球が継続に足る存在かはわかりません。でも、どうか時間をください」}

その言葉とともに振るわれたジアースの一撃に核を貫かれ、《灯台》の敗北が確定した。



結局《灯台》自身の攻撃手段は最後まで電撃しかなく、また一回の攻撃で倒された事から、作中で言われているようにトミコローツの中でも弱い部類かもしれない。





戦いに敗れ、消滅を目前にしたこの地球で、ジアースに向けた新しい人文字が形作られた。


#center(){&font(#ff0000){Good Luck,Zearth.}}






ツイキシュウセイ

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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 3巻のエピソードだね。あれは泣ける。原作ではパイロットを守るためにホームの地球に呼びかけたアンコだったが、こちらではアウェイに向かって「それでも、生きる」と宣言する。  -- 名無しさん  (2014-10-02 20:52:33)
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