&font(#6495ED){登録日}:2012/05/22(火) 11:26:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『ドラベース ドラえもん超野球(スーパーベースボール)外伝』とは、月刊コロコロコミックにて2000年9月号〜2011年10月号まで連載されていた野球漫画である。全23巻。 作者は藤子・F・不二雄の元アシのむぎわらしんたろう(萩原伸一)。 コロコロでは映画の時期に連載する大長編ドラえもんシリーズも氏の作画である事がほとんど。 なお、開始当初は単に『ドラベース』のタイトルだった。 本作は漫画『[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]』の22世紀の世界を舞台にしている。その為、[[どこでもドア]]などのひみつ道具や、空を飛ぶ車などの現実にはまだ存在していない物が登場する。 また、主人公[[クロえもん]]のチーム「[[江戸川ドラーズ]]」のメンバーは大半がドラえもんと同じくロボットである。 そしてドラーズ以外のチームでも、ロボットが所属している所が有る。 作中の試合では、&font(#ff0000){試合開始前に指定された3つのひみつ道具を各1回ずつ使える}事になっている。 ただしWABC(後述)の間は、決勝戦以外では3つの中から1つだけしか使えなかった。 野球漫画としては、特殊能力めいた事を度々やっており、リアリティを追求するタイプの漫画では無い。 【一例】 ・ジグザグに変化する魔球「Wボール」 ・試合中にボールに火が点く ・ファウルポールを駆け上る ・ロボットなので手が伸びる ・投手がボールを投げてから打者が打つまでの間に、投手と一塁手が会話 本作が他の野球漫画と一線を画すのは、&font(#ff0000){主人公たちのチームが草野球のチーム}だという事である。 高校野球でも、プロ野球でも無い。 その為、登場する野球選手は基本的に社会人(ロボット)。&font(#994c00){あとタヌキも居る。} 本作の序盤では主人公チームのロボットが働いている描写も挿入されている。 繰り返すが、主人公たちはロボットである。また、本作の世界にはひみつ道具が有る。 その為、練習方法などの局所的な部分で他の野球漫画よりも多くの選択肢が有る。 そこも本作の魅力の一つと言える。 【一例】 事情によりグラウンドが使えなくなる ↓ 広い場所で練習できない ↓ なら俺たちがガリバートンネルで小さくなれば、川原とかでも充分に練習出来るんじゃね? ※なおこの事例では、主人公が危うくカエルに食われかけた。 子ども向けの漫画の為、人間関係や話の作りは単純である。 ただ描写がしっかりしている為、読んでいて熱くなる漫画である。 また、作中でキャラを上手く動かしている。 一度は野球を止めた者が再びグラウンドに戻って来たり、主人公チームの不動の4番打者が一時的にとはいえ敵に回ったりと、盛り上がる展開も多い。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){その一方で空気キャラも居るけど。}}} コロコロにしては&font(#ff0000){流血描写}が目立ち、またコロコロらしく&font(#ff0000){金的}シーンも多い。&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ロボットなのに}}} 2作ほどゲーム化している。 &bold(){1作目はクソゲーだったが。} 【主要人物たち】 ・[[クロえもん]] <[[江戸川ドラーズ]]> それぞれ当該項目参照。 ・シロえもん クロえもんの幼馴染にしてライバルで、超一流の投手。 豪速球を投げる他、ジグザグに変化するW(ホワイト)ボールとその改良版の変化球を操る。 当初はクロを向上心のないダメロボットとして見下していたが、後にライバルとして認めるようになった。 左腕の故障によりスローボールしか投げられなくなった際はバットに当たる場所を調節することで守備のいる場所に正確に打たせるという離れ業を見せた。 <荒川ホワイターズ> シロえもんの所属するチーム。後にシロえもんと平井(シロえもんとバッテリーを組む捕手)、二塁手の小松川がWABC日本代表に選出される。 ・ポコえもん 山寺ベアーズのエースの狸型ロボット(比喩ではない)。 性格は温厚で礼儀正しいが、催眠術や妖術を使いこなしたトリッキーな戦法は結構えげつない。 怒ると巨大な熊の姿に変身、力が強くなると共に口調も荒々しくなるが、体力の消耗も激しくなる。 クロえもんにWボール対策として自身の得意打法である「満月打ち」を伝授、「満月大根斬り」のベースとなった。 頭脳派に見えて意外と天然。狸ゆえか地味に金的の被害が多い。 WABC日本代表の一人。 ・ドラ一朗 房総タートルズに所属する打率10割の天才打者。 守備も上手く、投手の才能もある。ドランプからも「メジャーですぐに通用する」と言われるほどの才能の持ち主。 WABC日本代表に選ばれる。この時でも8割打者である。 ・ドランプ 投打両面において作中1、2を争う実力の持ち主。悪知恵を働かせては悪質な手口でチームの強化を謀る。 性格も悪く、勧誘を蹴ったシロえもんを間接的に潰すためにわざと左腕に負担がかかるようなアドバイスをしている。 勝利のためなら恥を恥と思わない手段も辞さず、ポコえもんですら暴力に訴えようとしたほどの悪党だが、 その執念と悪意の裏にあったのはエゴでも野心でもなく、野球と巡り合せてくれた恩人にして同じ夢を誓い合った親友から、 意図せずに夢とチームそのものを奪ってしまったというトラウマだった…。 バットでボールを叩き潰して消えたように見せかける「スペードのキング」という打法と、ループする魔球「Qボール」、球質を重くする魔球「ロイヤルストレートフラッシュ」を持つ。 <デビルキングス> かつてドランプが野球選手になるきっかけとなった人物が作ったチーム。 その人物が去った後、残されたドランプが心の隙間を埋め尽くすかのように超一流クラスの選手達を、 チーム自体の評判が悪くなるのもお構いなしにあらゆる手段を講じてかき集め、アメリカを代表するチームにまで強化した。 後に数名がWABCでアメリカ代表として登場する。 ・銅羅之輔監督 くぬぎ山バグズの監督。 性格は冷徹だが、赤トンボールの弱点を見抜くなど監督としては文句なしに名将である。 バグズがドラーズに負けたあとは二軍ドラーズを結成。 後に日本縦断大会にて二軍ドラーズをグレートドラーズにパワーアップさせ、クロえもん達に立ちはだかる。 しかし、キング・サダハルを罵倒したり、どんな手を使ってでも勝てばいいと考えるなど性格はもはや外道になっている。 ・エモル 茜フライヤーズのエースにして主軸。 勝つ為には手段を選ばない、ドランプ並みに悪質な性格。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){これはドラーズとの試合に負けたら野球を止める、という事を約束させられていた為でもある。}}} 空中で一時停止する魔球、トンボールと、変化する強化版である赤トンボール、打球が止まる逆トンボール、何度も停止するシオカラトンボールが必殺技。 ドラーズに敗れた後、彼の主人であるガニエから「もう一度戦って優勝旗を取り戻してみろ」と言われたことで野球を続けることができた。 後にWABC日本代表のエースになる。 ・レツ 江戸川ボローズのキャプテン。ひろしと同じ学校に通っている。 バッティングセンターの息子で、非常に金にうるさい性格。 物心つく前からバットを振っていただけあり実力は高く、WABC日本代表に選ばれる。 ・もん太 山奥山寺のエース 非常に喧嘩っ早く、審判の判定に不満を持ち暴力事件を起こしたため山奥山寺で反省させられていた。 最速181キロという驚異の球速を誇る。 バックスタンドを破壊する程の打力も持ち合わせている。 だが、彼が起こした暴力事件の裏には悲しい過去が… 【作中で行われた大会】 ・第31回ビックドーム杯 江戸川ドラーズが作中で初めて参加した大会。最初はドラーズのメンバーは「出ても負けるだけ」と消極的だった。 準決勝敗退 ・かぶと虫カップ 主催者がある目的の為に開いた大会。 ドラーズが初めて優勝した。 ・第32回ビックドーム杯 色々あってまた参加する事にした。 3回戦で敗退。&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){しかも不戦勝→不戦勝→負けなので今回は実力による勝ちは一切無い。}}} ・WABC ワールド・アマチュア・ベースボール・クラシックの略。 アマチュア野球での世界一を決める大会。 ドラーズからはアメリカ代表に1人、日本代表に3人(そのうち1人が大怪我で代表を辞退。代役がドラーズから選ばれたので、そういう意味では4人)が選出されている。 日本代表はアメリカ代表に決勝で負けた。 ・草野球日本縦断トーナメント ひみつ道具などで日本中を移動しながら、各地の球場で試合を行う。 優勝チームにはチーム専用の特製球場が贈られる。 ドラーズは敵チームの監督の策略により、5回戦で不戦敗になってしまった。 優勝チームは荒川ホワイターズ。 2012年8月号から球えもんを主人公とした新シリーズが連載している。 追記、修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - フライヤーズはよく、日ハムからクレームが来なかったな。(東急→東映→日拓ホームはフライヤーズ、日ハムになってからファイターズ) -- 名無しさん (2013-06-06 12:08:30) - 現在のチーム名をそのまま使ってる訳じゃないし、コロコロの読者層がフライヤーズなんて知ってる訳無いと思ったから放置したんじゃね? -- 名無しさん (2013-10-10 16:00:17) - ドラえもんの秘密道具を使っていること以外に草野球ものというのはかなり珍しい。銅鑼之介と2軍ドラーズの外道化は残念だったけど。 -- 名無しさん (2013-11-01 14:46:16) - ドラ・エメルはブサイクwww -- 名無しさん (2013-11-01 15:59:51) - ↑↑あれで一番萎えたのはひろしが2軍ごときにフルボッコ喰らった点。作中屈指の投手に成長したんだし、あそこはブチ切れて俺TUEEEEする側で良かったと思う -- 名無しさん (2013-11-11 23:32:34) - 藤子先生の元アシなだけにあって凄く面白い -- 名無しさん (2013-11-27 18:02:04) - あの後エメルどうなったんだろ? -- 名無しさん (2013-11-27 18:04:56) - すげーおもしろかったけど実在の人物が絡んできたあたりからつまらなくなる。スポーツ漫画はどれもそんなんだよな。ドカベンしかりキャプ翼しかり。この漫画の全盛期はシロのワイドホワイトボールでクロに対抗するところ -- 名無しさん (2014-03-19 00:54:39) - ↑一理ない、その2つは実在キャラ出てきてからつまらなくなった訳じゃない、初期あぶさんは面白いしキャプ翼はWY編から色々言われてるでしょ んでスポーツ漫画がつまらなくなる定番は1試合の引き伸ばしやネタ切れインフレであって実在人物が出てくる漫画自体そんなない ドライチローは正直いらんかったとは思うが -- 名無しさん (2014-03-19 01:00:16) #comment