ジム・キャノン

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ジム・キャノン」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/10/09(火) 00:07:49
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「ジム・キャノン」とは『MSV』、『[[機動戦士Ζガンダム]]』などに登場するモビルスーツ(MS)。


*目次
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#contents()
}


*緒元
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型式番号:RGC-80
頭頂高:18.0m
本体重量:49.9t
ジェネレーター出力:976kw
スラスター推力:63,500kg
センサー有効半径:6,000m
装甲材質:チタン・セラミック複合材

武装:
60mmバルカン砲×2
ビームスプレーガン
240mmロケット砲
ハイパーバズーカ
[[ビームライフル]]

パイロット:
リド・ウォルフ
[[マスター・P・レイヤー]]
他


*機体解説
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ジャブローで地球連邦軍が開発した[[量産機]]。
中距離攻撃能力があまり高くない[[ジム>ジム(MS)]]を砲撃戦用に再設計した機体で、少数量産配備されていたが大量配備は遅れていた[[ガンキャノン]]の簡易量産機という側面も持っている。

外観のシルエットは通常のジムと大差なく、実際使用されているパーツの6割近くがジムと同じ物を使っているが、これは新しく製造ラインを用意出来なかったせいでジムの製造ラインの一部を使わざるを得なかったため。
しかし結果的にコストは低減化され、生産性はかなり高まった。

ガンキャノンは両肩に240mmキャノンを装備していたが、本機では右肩にのみ装備。
脚には分割式の装甲が追加されているが、これは防御力アップではなくキャノンを発射した際の安定性を保持するためのカウンターウェイトを目的としている。
砲撃戦用なので近接戦は想定されず、[[ビームサーベル>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]]のような白兵用武装は標準装備していない(ホワイト・ディンゴ隊に配備された機体には装備されている)。

一説には機体バランスに問題があったとされ、48機しか製造されていない。

配備先は様々で、ジャブローに9機、宇宙のレビル及びティアンム艦隊に計14機、北米に6機、アフリカに19機となっている。
この他にもホワイトディンゴ隊所属機や「踊る黒い死神」ことリド・ウォルフ少佐の[[専用機]]がある。

また[[グリプス戦役]]でもジャブローの防衛戦力として配備されていた。



*劇中の活躍
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[[一年戦争]]時には地上に配備された機体がキャリフォルニアベース奪還作戦やジオン軍の掃討作戦などで活躍した。
逆に宇宙に配備された機体の方は、ソーラ・レイによって多くの機体が焼失したこともあり、大した戦果は挙げていない。

グリプス戦役時の機体はジャブローに侵攻してきたエゥーゴのMS部隊を迎撃していたが、[[ガンダムMk-Ⅱ]]などの攻撃を受けて大破している。



*派生機
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**◆プロトタイプ ジム・キャノン

型式番号:RGC-80
頭頂高:18.0m
本体重量:48.9m

武装:
60mmバルカン砲×2
360mmロケット砲×2


ジム・キャノンのプロトタイプとなった試作1号機。
ジムをベースに改造されていて、頭はガンキャノンのそれを乗っけている。

両肩には360mmロケット砲を装備。バックパックはブロック構造になった。
前腕もガンキャノンっぽくなっている。

ちなみにスペック表では「武装:不明」となっているが、一応360mmロケット砲以外にも頭に60mmバルカン砲が内蔵されている。

完成後はジャブローから射爆実験場に送られ、そこでロケット砲の試射を行った。
その結果、砲撃時の重量のバランスや安定性に欠けていることが判明。
砲撃性能をガンキャノンと同レベルにすべく、砲身のサイズや固定位置の変更、関節の改修などロケット砲を中心に改良が加えられたが、大して改善されなかった。

その後、連邦軍の意向でガンキャノンの装甲の一部をカウンターウェイトとして流用するという改装が5日程度で行われ、再度の試射で要求性能は満たされることになった。



**◆ジム・キャノン(空間突撃仕様)

型式番号:RGC-80S
頭頂高:18.0m
本体重量:44.9m

武装:
60mmバルカン砲×2
360mmロケット砲
バルザック式380mmロケットバズーカ
ビームスプレーガン

ジム・キャノンの仕様変更機。
宇宙での砲撃の反動を殺すために脚の追加装甲が外され、代わりに[[ジム・スナイパーカスタム]]と同じタイプのスラスターを増設している。
また、宇宙用の武器として新たにガンキャノン重装型(タイプD)にも採用されたバルザック式360mmロケットバズーカが用意された。

宇宙に配備された14機の内の数機がこの仕様に変更され、通常のジムと一緒に使われていたという。
[[ア・バオア・クー>ア・バオア・クー(機動戦士ガンダム)]]攻防戦に出撃しているが全て破壊されたようで、戦後に本機の姿を見た者はいない。

カラーバリエーションも存在し、レビル艦隊の直衛任務に就いていたサラミス級29番艦アイガーの142MS小隊所属機は青く塗り替えられている。これは同部隊のスコードロンカラーとなっていて、特例として認められたものと考えられている。



**◆[[ジム・キャノンⅡ]]

型式番号:RGC-83

ジム・キャノンと[[量産型ガンキャノン]]を統合しジム部分を当時のジム系機体の標準機である[[ジム・カスタム>ジム・カスタム/ジム・クゥエル]]ベースで開発した機体。



*シリーズでの登場
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**『[[ガンダムビルドファイターズ]]』
[[レナート兄弟]]の所有するガンプラの一体だったが、戦闘は描かれていない。



*ゲーム作品
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**◆『[[機動戦士ガンダム 戦場の絆]]』
MSVでも比較的メジャーな機体ということもあり複数機が参戦している

・ジム・キャノン
REV.1では中距離機、REV.2以降からは遠距離機として登場。
コストは160

メイン武装は拠点弾である240mmロケット砲。
拠点への威力は[[ガンタンク]]より低いが、連射の感覚は短くなっている。

サブ武装は頭部バルカン砲、ビーム・スプレーガン、ハンド・グレネイド。
ビーム・スプレーガンは持ち替えの動作でタイムラグが生じるが、パンチを経由すれば省略できる。

格闘武装はパンチ、リロードが速く誘導性も高いが弾数は一発の対MS弾A、弾数四発だがAよりリロードが長くなった対MS弾B。
機動性が低下するが敵MSを炎上させ、機動力を下げる効果を持つ焼夷榴弾がある。

ガンタンクと比べて機動性と自衛力に長けているため、ある程度の前衛力が求められる機体。


・ジム・キャノン(WD隊)
REV.2から登場した遠距離機体。コストは160。
ジム・キャノンと比べて装甲に偏ったセッティングを持つ。

サブ武装のハンド・グレネイドは対拠点能力が高くなっているが、コストは+20。
100mmマシンガンは敵機へのノックバック効果を持つが、コストは+10(昔は+30だった)。
原作と違いサーベルは装備されていない。


・ジム・キャノン(空間突撃仕様)
REV.3.19から登場した射撃型機体。
ザクⅡ(FS)に似た性能を持つ。

メイン武装は射程が格闘機並みに短いが誘導性が高い、バルザック式ロケット・バズーカ。
サブ武装は頭部バルカン砲、肩部360mmキャノン砲(コスト+20)、ロケット・バズーカ追加弾倉(コスト+20)を持つ。
追加弾倉はメイン武装とほぼ同じ性能。メイン武装のリロード中に運用することで、バズーカを撃ち続けることが可能。



*立体化
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**◆[[ガンプラ]]
MSV1/144で通常のジム・キャノンが発売。
『Ζガンダム』放映時には色替えで赤い機体も発売された。
2016年に1/100MGで、MGジムver.2流用でプレミアムバンダイ限定ながらジム・キャノンが受注生産された。
また、2017年2月にMGジム・キャノン北米仕様が、こちらもプレミアムバンダイ限定で受注生産された。

2019年にはTHE ORIGIN MSDとして、空間突撃仕様ジムキャノンもやはりプレミアムバンダイ限定で受注生産された。

**◆ROBOT魂
コレクターズ事業部からリリースされている完成品フィギュア。
MSV版とアフリカ戦線仕様がいつもどおりプレミアムバンダイ限定で受注生産された。

どういうわけか一般発売に縁が無い機体なので、ファンは再販の機会を見逃さないようにしたい。


なお、1/144ジムキャノンにまつわるネタとして有名なのが、2機のジムキャノンが描かれたその独特なパッケージアート。
1機は「なんだろうあれ」とばかりに指を指し、もう1機は「行ってみよう」とばかりに腕を振って歩いていくなんとも味のあるイラストは今もファンが多く、MGやROBOT魂でのリメイク時にもパロディされている。


*余談
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『[[∀ガンダム>∀ガンダム(アニメ)]]』に本機の流れを汲むと思われる機体「キャノン・イルフート」が登場した。
なお、準備稿などでは「[[F91>機動戦士ガンダムF91]]」の[[ヘビーガン>ヘビーガン/ハーディガン]]が登場する予定であったが、紆余曲折あってキャノン・イルフートが採用されたという経緯がある。
その名残なのか、キャノン・イルフートのコックピットはU.C.0120年代の連邦系MSのものとなっている。




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- レナート兄弟のはジャブローの赤い奴だったよね。南米出身なのもあるんかな。  -- 名無しさん  (2014-06-23 11:39:25)
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