そうりゅう型潜水艦

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そうりゅう型潜水艦」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2012/07/11(水) 09:49:07
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諸元
基準排水量 2950t
水中排水量 4200t
全長 84.0m
全幅 9.1m
深さ 10.3m
吃水 8.4m
水中出力 8000馬力
航続距離 不明(一説によると6100km)
乗組員 65人
最大速力 13ノット(水上)
20ノット(水中)
船体 葉巻型 部分単殻式
最大深度 不明(一説によると最大深度は300m+と言われる)

兵装 533mm魚雷発射管 6門

機関 ディーゼルエンジン 2基
スターリングエンジン 4基
推進電動機 1基

ソナー及び電子機器
ZQQ-7ソナー(うんりゅう以降は改良型のZQQ-7Bを搭載)
ZPS-6レーダー

そうりゅう型潜水艦とは[[海上自衛隊]]が運用及び建造中の潜水艦で、海上自衛隊としては初のAIP(Air Independent Propulsion:非大気依存型推進)潜水艦であり、原子力を主機関としない通常型潜水艦としては世界最大の排水量を誇る潜水艦である。
 

【概要】
そうりゅう型潜水艦は前級おやしお型潜水艦をベースに改おやしお型として設計された。
しかし後述の様におやしお型に比べ多くの点が変更、改良されたためその性能はおやしお型を遥かに凌駕するものとなった。


【改良点】
おやしお型からの主な改良、変更点は以下のとおり。
①海自初のAIPエンジンの搭載。
詳しくは後述するが、これにより数日が限界だった潜水艦の潜水行動を数週間に伸ばした。
②セイル(艦橋)の前にフィレットを追加。
③おやしおではセイル、船体側面にしか使用されていない吸音タイルを艦全体に張り巡らせる。
④従来の十字舵からX舵へ変更。
⑤より高性能なソナーの搭載。
等々でさらに突っ込むとよりたくさんの改良点があるがここでは割愛する。
 

【性能】
さてそんなそうりゅう型の性能だが…ぶっちゃけ&font(#ff0000){目茶苦茶高い}と言われている。
そもそも前級であるおやしおの性能がアメリカ海軍をして「世界で最も静かな(通常型潜水艦)はキロ級潜水艦であるが、おやしおはそれを探知できる世界で優れた&bold(){耳}を持つ潜水艦である。」と評価している。(因みに防衛機密であるため真偽不明だがおやしおの静粛性はキロ級にひけをとらないらしい。)
そんなおやしおをベースとして強化、改良をされているため、そうりゅう型の性能は通常型潜水艦としては世界最高峰の一つとされている。
 

【AIP潜水艦】
そうりゅう型最大の目玉。
このAIP潜水艦を説明する前に、原子力を主機関としない通常型の潜水艦の機関について説明する必要がある。
通常型潜水艦はディーゼル・エレクトリック艦ともよばれ、主機関はディーゼル機関とエレクトリック、つまりバッテリーによる電動であった。
しかし通常型潜水艦はディーゼル機関を動かすために、大気中から酸素を取り入れる必要があるため、定期的な浮上やシュノーケル航走を必要とした。
しかしこのAIP潜水艦(そうりゅう型の場合)は大量の液体酸素を積み、これを気化させ酸素を得て燃料を燃焼させる。
このことにより従来のおやしお型では騙し騙し使って最長で数日、といわれた最大潜航時間を数週間にまで伸ばすことに成功している。
しかしこの方式は液体酸素が搭載されている時しか長時間潜航ができないため、液体酸素を使い切ると液体酸素が補給されない限り二度は使えないという弱点がある。
 

【同型艦】
そうりゅう SS-501
うんりゅう SS-502
はくりゅう SS-503
けんりゅう SS-504
ずいりゅう SS-505(建造中)
8121号艦 SS-506(建造中)
8122号艦 SS-507(建造中)
8123号艦 SS-508(建造中)


【余談】
◆本型が建造されるまで潜水艦の命名基準は~しおと決められていた。(おやしおとかもちしおとか)
しかし本型が建造中に命名基準が変更され~しおの他に瑞祥動物(龍とか鳳凰とかおめでたいと言われる動物)を追加するという変更が行われた。
そのため海上自衛隊では初めて~しおが付かない潜水艦となった。
そこ、ネタが尽きたとか言わない。


◆&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){悪名高い}}}武器輸出三原則が見直されたことで、オーストラリア海軍がコリンズ級潜水艦の後継としてそうりゅう型潜水艦に非常に強い関心を示している。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){…まぁ現政権が素直に売るとは思えないが。}}}
 

◆日本は18隻の潜水艦運用(現役16予備練習2)を行っている。(現在は24隻体制に移行中)
しかし建造技術維持のため毎年潜水艦を建造することがきまっている。
どういうことか?
つまり19年たった潜水艦は自動的に廃艦、&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){税金を使って}}}スクラップにされるということ。
通常潜水艦を含めた軍艦の寿命は20年強。そして大体の軍艦は近代化改修を施されるため短くても30年。
売却とか変わった経歴を辿れば60年は持つと言われている。
つまり海外(特に非先進国)では全然&bold(){現役}として使えるのに惜し気もなく税金を使ってスクラップにしているという訳。
太平洋戦争でのトラウマとかいろいろあるんだろうが、政府の財政赤字、自衛隊の予算不足を考えると何だかとてももったいない。
??「税金ウマー」


◆前述したが現在海上自衛隊は潜水艦を24隻体制に増強しているが、予算的に&bold(){潜水艦乗組員の養成人数は増強されていない。}
つまり&bold(){より深刻な人手不足}が起きるのは火を見るより明らかである。(ただでさえ海上自衛隊では乗組員不足が深刻な問題になっている。)
 









追記・修正は数週間潜航できる方お願いします。
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- 潜水艦は護衛艦にもまして個人スペースがないし、訓練も厳しい(対潜だとソナーにかからないように金属音を出してはいけないらしい)っていうし…てか調べてみたら手当低すぎ、頑張ってる人にはちゃんと出せよ海自  -- 名無しさん  (2014-01-14 18:39:33)
- 自衛隊の性質上、待ち伏せには滅法強いけど攻めには使えないから、何とも言えないな。オーストラリアや他国の戦力として採用できるが微妙な性能なんだよね。つーか日本の領土が特異過ぎることもあるんだけどね。  -- 名無しさん  (2014-01-14 18:58:10)
- 同じ無駄遣いなら生活保護とかなんだかよくわからんところに使われるより国防費にしてもらった方がいいな  -- 名無しさん  (2014-01-14 19:01:00)
- ↑3潜水艦乗りは海上自衛隊でも比較的高給取りの部類じゃね? &br()階級無視になるけど一般的な艦隊勤務が基本給+水上艦艇手当(基本給の33%)に対して潜水艦乗りは基本給+潜水艦乗り手当(基本給の45%)だったはず・・・ &br()それに海上自衛隊っても艦艇に乗艦してるのは全体の1/3程度だし &br()俺の知る限り海上自衛隊で潜水艦乗り手当を超えるのは特別警備隊隊員に支給されてる特別警備手当(基本給の45~50%条件により変動)くらいだろ  -- 名無しさん  (2014-01-20 12:20:57)
- 潜水艦なんだ・・・空母かと  -- 名無しさん  (2014-01-20 12:29:21)
- 撃沈したら、潜水艦という棺桶と一緒に海底に沈むわけだからなぁ…。流れ込んできた水で溺死とか酸欠とか…; そりゃあ乗りたがる人が少ないのも仕方ない;  -- 名無しさん  (2014-04-03 11:29:31)
- 潜水艦はうっかり台湾やベトナム辺りに捨ててしまおう  -- 名無しさん  (2014-04-03 11:55:41)
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