ポッペン星人 ハイマル

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ポッペン星人 ハイマル」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/11/09 Wed 20:40:20
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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#center(){
&bold(){&color(darkgoldenrod){2体のロボのデータは、このハイマルさんが取らせてもらいましたよ!}}

&bold(){&color(darkgoldenrod){次に会う時に逃げ出すのは、貴方達ですよぉ!}}
}

&b(){&color(darkgoldenrod){ポッペン星人ハイマル}}とは、特撮テレビドラマ『[[特捜戦隊デカレンジャー]]』に登場した敵キャラクター。

声:[[龍田直樹]]
スーツアクター:村岡弘之


*データ
身長:219cm
体重:86kg
出身地:ポッペン星
罪状:劇中では読まれず
ジャッジメント:最終的に大人しく逮捕されたため、その場で行うことはなかった。
登場エピソード:Episode.36「マザー・ユニバース」


*概要
かつては宇宙警察科学捜査研究所に所属していた科学者で、白鳥スワンの同僚だった男。
三日月と惑星を合わせたかのような頭の形をしており、顔面にはピンクと白の縞模様が描かれている。
かなり優秀な科学者であったのだが、自分よりも遥かに[[天才]]のスワンに異常なまでの[[ライバル]]心を抱き、嫉妬・逆恨みにより宇宙警察を辞職した。

[[一人称>一人称(日本語)]]は&b(){&color(darkgoldenrod){「ハイマルさん」}}。
どこか間の抜けた[[敬語で話し>敬語キャラ(属性)]]、また中の人の声質と相まってコミカルな印象だが、上述の通り自己顕示欲と承認欲求に飢えている野心家。
自分の才能を誇示する為なら、町を危険に晒す事も厭わないような自分勝手な人物である。

宇宙警察を辞職後、エージェント・アブレラに教唆されたハイマルは彼に協力して[[アリエナイザー>アリエナイザー(特捜戦隊デカレンジャー)]]となった。
スワンへの挑戦として、彼女が開発したデカレンジャーの巨大戦力を倒すべく、自身が開発したハイマルリアクターを搭載した[[怪重機>怪重機(特捜戦隊デカレンジャー)]]フランケンザウルスを開発する。


*怪重機 
いずれも遠隔操作で操った。
**デビルキャプチャー6
ご存知デビルキャプチャーシリーズの6号機。
黒い機体カラ―を持ち、武装は1号機と同じ。
市街地に突如として現れたが、デカレンジャーロボとデカバイクロボにあっさり倒された。
…しかし、その役目は&b(){デカマシンのデータを収集する為の当て馬であり、}この時に取得したデータを基に、恐ろしい怪重機が生まれてしまうのだった…

**フランケンザウルス
シュモクザメのような左右に長い頭を持った、恐竜型の怪重機。
その体には、デカレンジャーが今までに戦った怪重機のパーツが至る所に取り付けられている。
具体的には、
・[[ファンクラッシャー>ディアマンテ星人 ドン・モヤイダ]]のファン型腹部
・デビルキャプチャーの鋏が先端に着いた尻尾
・身軽なシノビシャドーの下半身
・[[ドリル]]を持つテリブルテーラーの腕
・高速タックル用ブースター搭載のゴッドパウンダーの肩
・[[ミサイル]]を発射するミリオンミサイルの胸
……を搭載している。
&font(#ffdc00){ジャスミン}曰く…&font(#ffdc00,b){「ごちゃまぜ君?」}。
言い得て妙である。

しかしその性能はバカにできず、圧倒的な戦力差で[[スーパーデカレンジャーロボ>デカレンジャーロボ]]を圧倒し、&font(#ff0000,b){跡形も無く完全に粉砕・爆破した}。
スワンの不在でデカマシンとデカバイクが不調だったとはいえ、単発エピソードで戦隊側の巨大戦力を倒してしまうというのは、初の出来事である。
必殺技は、ゴッドパウンダーブースターで加速し、体を高速回転させて敵に突撃する&b(){「フランケンハイパークラッシュ」}。


なお、辛うじてデカレンジャー達はスーパーデカレンジャーロボの爆発の寸前に脱出している。


**ハイマルリアクター
フランケンザウルスの動力源。
非常に危険な物質で、高出力ながら、場合によっては地球の50%を吹き飛ばす程の爆発を発生させる。

ハイマルリアクターの危険性から、[[デカウイングロボ]]はフランケンザウルスに対して迂闊に攻撃出来なかった…
操作によって[[自爆装置>自爆]]としても機能するものの、本人もあくまでも最終手段として温存していたが、アブレラのコントロールでエネルギーが暴走させられ…


*劇中での活躍

後に、スワンが[[地球]]に帰還。
単独でハイマルが潜伏している洞窟に赴き、ハイマル(とアブレラ)と対峙する。
その際ハイマルはスワンに対して、彼女に抱いた劣等感をぶちまけた。

#center(){
&bold(){&color(darkgoldenrod){スワンのロボなんかよりハイマルさんの怪重機の方がよ~っぽど凄いんです!}}

&bold(){&color(darkgoldenrod){これまでハイマルさん散々頑張ってきたのに……}}

&bold(){&color(darkgoldenrod){スワン、いつもお前はハイマルさんの前を走っていた、目の上のたんこぶだったんですよ!}}

&bold(){&color(darkgoldenrod){でもこれでハイマルさんを認めなかった世間の奴ら共々、やっと見返してやりましたよ!}}
}

誰かに認められたいハイマルにとって、同僚であったスワンは目の上のたんこぶであった。
自身に勝利する為に危険なハイマルリアクターを使用したハイマルに[[怒り>怒り(感情)]]を顕にしたスワンは、&font(#ffb74c){デカスワン}に変身し、アーナロイドを相手に大暴れ。

その後、[[&color(steelblue,black){デカマスター}>デカマスター/ドギー・クルーガー]]と[[&font(#afdfe4){デカブレイク}>デカブレイク/姶良鉄幹]]の到着で、アブレラは退散するのだった。

ハイマルリアクターの暴走を止める為に、スワンは&font(#ff0000,b){そろばんで膨大な計算を行い、ハイマルリアクターを無力化させる。}
これを目の当たりにしたハイマルは、&bold(){&color(darkgoldenrod){「これが本物の天才……!」}}と舌を巻くしかなかった。

ハイマルリアクターが無力化した事で、フランケンザウルスはデカウイングロボに宇宙に投げ出され、ファイナルバスターを受けて爆散した。

#center(){
&bold(){&color(darkgoldenrod){デリートすればいいじゃないですか!}}

&bold(){&color(darkgoldenrod){ハイマルさんは、もうどうなってもいいです!!}}

&font(#ffb74c,b){ハイマル!バカッ!!}
}

自身の開発したマシンが宇宙の塵になってしまったハイマルは、半ば自棄になって吐き捨てた。
更には崖から飛び降りて自害しようとするも、それを見かねたスワンに平手打ちを食らわされてしまう。
結果的に死なずに済んだハイマルの下にドギーとテツが現れた。

#center(){
&bold(){&color(steelblue,black){ハイマル。お前とスワンのマシン、どこが違うかわかるか?}}

&bold(){&color(steelblue,black){お前は、『自分の才能を誇示する』為にしかモノを作らない。}}

&bold(){&color(steelblue,black){スワンは、いつも『誰かの為へ想って』作っている。}}

&bold(){&color(steelblue,black){乗る人への想いがあるから、いつもマシンを大事にしている。大切なのは『愛』なんだ。}}

}

ドギーからの言葉を聞いたハイマルは、何故自分がスワンに勝てなかったのかを理解した。
それはスワンが自身の力を見せびらかすためではなく、乗る人への想いがあったから。その違いが性能に出ていたのだ。
初めこそ項垂れたが、自分が犯した罪を償うために彼は立ち上がった。

#center(){&bold(){&color(darkgoldenrod){ハイマルさん、完敗ですよ……!}}}

こうして大人しく逮捕、テツに連行されたハイマルだが、その姿はどこか晴れ晴れとしたものであった。


*【備考】
ハイマルは自身の劣等感から事件を起こし、宇宙警察地球署に多大な被害を齎した(スーパーデカレンジャーロボの破壊)が、コミカルな言動から、何処か憎めないキャラクターである。

[[スーパー戦隊シリーズ]]に於いて、決戦や玩具展開が行われる新戦力の登場が絡まない単発エピソードで戦隊側の巨大戦力を完全に倒したのは、ハイマル(厳密にはフランケンザウルス)が唯一である。
Episode.36で初登場したデカスワンの玩具展開は、行われていなかったが、8年後の『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』において、デカスワンの[[レンジャーキー>レンジャーキー(スーパー戦隊シリーズ)]]がガチャポンで発売され、『ゴーカイジャー』本編にも登場した。

ちなみに、前話Episode.35「[[アンソルブド・ケース>アンソルブド・ケース(特捜戦隊デカレンジャー)]]」でも宇宙警察の関係者が犯罪を起こして逮捕されているが、ハイマルが完全に自己中心的な理由だったのに対し、こちらは法に触れるとはいえ「未解決事件に巻き込まれ殺された娘の[[復讐]]」というある意味当然な動機であった。

続くEpisode.37「[[ハードボイルド・ライセンス>ハードボイルド・ライセンス(特捜戦隊デカレンジャー)]]」では、巨大戦は行われなかった。
これは単に怪重機等の巨大な敵が登場しなかっただけだが、スーパーデカレンジャーロボを失っているデカレンジャーには、ある意味好都合だったかも知れない。&bold(){……次の回を考えれば}。
なお、デカレンジャーロボとデカバイクロボはEpisode38「サイクリング・ボム」にて&bold(){修復されている。}




追記・修正は、誰かを想う人にお願いします。

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- まあ、37話はホージーにキツすぎたけどな・・・ ていうか、スワンさんスペック高すぎw  -- 名無しさん  (2013-12-15 20:16:42)
- ↑てゆーかホージーの主役回ってエピソード26以外ほとんど本人が辛い目に遭ってるような気が・・・エピソード11と19もそれに含まれる  -- 名無しさん  (2013-12-16 00:37:16)
- 宇宙警察を辞めた後、犯罪者に転落した点ではホージーの友ヴィーノと同じだが、ヴィーノの場合殺し屋業で多くの命を奪った罪でデリート許可がすでに下されていたことがハイマルとの大きな違いである。  -- 名無しさん  (2015-04-13 08:47:57)
- この回に出てきたフランケンザウルスは暴君怪獣タイラントみたいだよな 東映では珍しい合体悪役だよ  -- 名無しさん  (2015-08-07 10:23:49)
- ゴウザウラーにもデビルキャッチャーなる似たような名前の敵が居ましてねwww  -- 名無しさん  (2016-11-09 16:48:15)
- デザイン画だけ見るとマユリ様に見えるハイマルさん  -- 名無しさん  (2017-02-01 11:27:16)
- 崖が出るだけで2時間ドラマの空気を感じる  -- 名無しさん  (2021-08-02 14:43:00)
- ↑なんで犯罪者っていつも断崖絶壁に行くんだろう…  -- 名無しさん  (2021-08-02 15:40:29)
- 作中でボスにスワンさんに技術者としてずっと敵わなかった理由を「誰かを想う心」と諭されていたけれど、「ハイマルリアクターは地球の半分が消し飛ぶ代物」「一度暴走したハイマルリアクターを安全に完全停止させるのはハイマル自身ですら至難の技(と、動機が動機とはいえそれだけ危険性を理解していながら意に反した暴走時の再停止策を用意していなかった詰めの甘さ)」と“誰かを想う心”の意味が“安全性の観点が欠如していた”と割と現実的かつ真っ当な理由でも説明が付きそうよね、このせいでハイマルさん自身の技術力の割に評価は厳しかったんじゃ……  -- 名無しさん  (2021-08-02 21:24:10)
- パワーレンジャーの方での彼(のポジションのアリエナイザー)は、戦隊のフィニッシュ=異次元幽閉だからフィニッシャーを受けていたね。  -- 名無しさん  (2021-08-02 21:36:27)
- ブラストバギーの漫画版設定見るに多分ハイマルさん製作のSPDメカがブラストバギーだと思うんだが。  -- 名無しさん  (2021-08-14 13:53:17)
- やってることが完全に宇宙警察に対する裏切りなのにデリート許可されなかったのはマジで奇跡  -- 名無しさん  (2021-09-02 01:10:53)
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