SCP-1296

「SCP-1296」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
SCP-1296」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}: 2017/07/21 Fri 21:53:07
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----


#center(){&font(b,i,red){お電話有難うございますDial-a-Llamaです。ご用件をお伺いいたします。}}



SCP-1296はシェアード・ワールド[[The SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(The SCP Foundation)]](SCiP)である。
[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation)]]はEuclid。
項目名は『Dial-a-Llama(「ラマ」なら何でも即座にお届け!)』


*概要
SCP-1296は自動車であり、ヴォルガM24と呼ばれる車種の車である。
旧ソ連時代からあるロシアのGAZという自動車メーカーの車種で、これ自体は財団世界だけでなく現実でも東ドイツ警察のパトカーなどで使われている。
ただし後部座席は取り除かれ、なぜかラベルはGAZでもヴォルガでもなくTOYOTAとなっていて、車の上にはなぜかラマが鎮座している。

この車の表面には『Dial-a-Llama』というロゴが印字されており、連絡先も書かれている。
この連絡先に電話することで、この車がやってくる。でこの車は何なのかって言うと、Dial-a-Llama社のラマ販売業の車なのだ。

…そう、ラマ販売業。
別にそれだけなら(ラマ販売という珍妙さはともかく)異常はなさそうにも見える。
しかし本番はここからである。

誰かが連絡先に電話をいれ、「ラマ一頭ください」と言ったもんなら、その車の物理的な位置がどれだけその地点から遠かろうが、
&font(b){必ず二時間以内に}ラマを届けてくれる。
財団はSCP-1296にGPSを取り付けたが、当然の権利のようにGPSは機能を停止。
どうやら異空間を突破してラマを急ぎで届けてくれるようだ。

「収容できてねえしKeterが妥当なのでは?」と思うかもしれないが、この車は電話しない限り出現しない。
あくまでDial-a-Llama社はラマ販売以外の異常行動に出たりしないため、電話番号さえ財団が情報封鎖しとけば問題ないということで
とりあえずEuclidなのだろうと思われる。

ちなみに電話の担当者も車の運転手も、財団の博士の「ラマどこから連れてくるの?」って質問には絶対に答えず、
「ほしいの? ほしくないの?」といってくる。ええ…(困惑)


*ラマ
>&font(b){注文:} ラマを3頭
>&font(b){配達時間:} 3分
>&font(b){代金:} 33ドル
>&font(b){結果:} 2頭のメスと1頭のオスのラマ。標本に特殊な異例は見られなかった。
カップラーメンにお湯を注いでから出来上がるまでの間にラマを三頭準備して連れてくるDial-a-Llama社。

>&font(b){注文:} 褐斑病が左側の上にある妊娠したメスのラマ1頭
>&font(b){配達時間:} 17分
>&font(b){代金:} 50ドル
>&font(b){結果:} 注文内容と合致するラマが届いた。標本に特殊な異例は見られなかった。
日本支部では褐斑病となっているが、褐斑病は野菜の病気なのでここでは単に「茶色の斑点」と理解すべきであろう。
それはともかく注文内容と合致するラマをどうやって準備したの?

>&font(b){注文:} アルパカ(alpaca)を1頭
>&font(b){配達時間:} 1時間43分
>&font(b){代金:} 17ドル
>&font(b){結果:} オスのラマ1頭。標本はアルパカの皮を張り付けられていた。より詳細な点検で、張り付けられていた部分が剥がれもとの部分が露わになった。
ラマなら問題ないがアルパカはごまかしで対応してくる。さすが「ラマならなんでもお届け」。

>&font(b){注文:} ラマ僧(lama)を1人
>&font(b){配達時間:} 1時間27分
>&font(b){代金:} 200.02ドル
>&font(b){結果:} ███ ██████の僧侶。対象は配達以前および途中の過程の記憶を有していなかった。対象は[[記憶処理>SCP-3000]]をされ何事もなく解放された。
これじゃダイアル・ア・ラマならぬダライ・ラマだな、なんちtへぶっ

前任者が[[トマト>SCP-504]]で亡くなったので後を引き継ぐと、どうやらラマなら本当になんでもありらしい。
ちなみにDial-a-Llamaは気付いた人も多いだろうが、「Dalai Lama」のアナグラムである。

>&font(b){注文:} ロボットのラマ1頭
>&font(b){配達時間:} 1時間13分
>&font(b){代金:} 3561.87ドル
>&font(b){結果:} ラマの形状をしたオートマトンが1体。その振る舞いは生物のラマのそれと同一。
ラマならロボットでもお届けします。何気にラマ僧拉致ってくるより早いのが気になる所。
人を拉致するよりもロボット作るほうがおちゃのこサイサイなのだろうか。

>&font(b){注文:} [[SCP-1545]]
>&font(b){配達時間:} 15秒
>&font(b){代金:} なし
>&font(b){結果:} 注文直後にSCP-1545が収容サイトから消失するのが確認された。SCP-1545は、死亡した人物2人を含んだ状態で15秒後に届けられた。後の検視で、彼らは死後24時間以内の身元不明の死者であることが確認された。SCP-1296は、およそ150km/hで配達域の前を車で通り過ぎながら二人目のSCP-1296bがSCP-1545を屋根から投げ出すことで配送された。SCP-1296が通り過ぎる際に、SCP-1296b-2の"そーれっ!こいつを受け取りな!"という掛け声を聞いた。

&font(b,red){15秒で何があった。}


追記・修正をお願いします。

----
#right(){SCP-1296 - Dial-a-Llama
by Djoric
www.scp-wiki.net/scp-1296
ja.scp-wiki.net/scp-1296
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 着ぐるみの中の人って投げられたから死んだの?  -- 名無しさん  (2017-07-21 23:41:35)
- わざわざトマトで死ぬために説明を後回しにするとは……  -- 名無しさん  (2017-07-22 00:02:02)
- そーれっ!こいつを受け取りな!  -- 名無しさん  (2017-07-22 01:14:58)
- そらよッ!  -- 名無しさん  (2017-07-22 13:48:18)
#comment
#areaedit(end)
}

復元してよろしいですか?