いじめるヤバイ奴

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いじめるヤバイ奴」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2021/5/15(日) 17:56:
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約16分で読めます

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『いじめるヤバイ奴』とは『マガジンポケット』(略称『マガポケ』)で連載中の漫画である。
作者は中村なん。

**【概要】
最近のWEB漫画でもよく見る「いじめ」を題材とする漫画。
ジャンルは『マガポケ』によると「ホラー・ミステリー・サスペンス」である。

『マガポケ』の公式ツイッターが宣伝のため本作の第1話の画像をツイートしたところ、たちまち炎上し&bold(){アカウントがBANされかけた}という逸話を持つ。

下記のあらすじでは類似ジャンルとの差異を強調しているのだが……。

**【あらすじ】
#blockquote(){&big(){【ただの“いじめ”ではありません。】}

仲島は、クラスで「いじめっ子」として君臨していた。
いじめの対象は儚げな女の子・白咲さん。暴虐の限りを尽くし、
毎日のように彼女はいたぶられた。その状態をクラスの皆は見て見ぬふり。
止めようものなら、次は自分が標的になってしまうから。
憑りつかれた様に「いじめ」を行う仲島。その様子は明らかに何かが狂っていた。
なぜ、彼は蛮行に及ぶのか。その実態は恐るべきものだった―

(以上、『マガポケ』より掲載)
}

**【登場人物】
・仲島達也
クラスに君臨する恐怖のいじめっ子。
高校入学直後から同級生の白咲に対して毎日のように凄惨ないじめを行っている。
同級生たちを恐怖で支配し、担任教師の弱みも握るなどいじめ隠しを徹底している。
常人には理解できないほどの鬼気迫る覚悟を持っていじめを行う彼の真意とは――

・白咲花
仲島のいじめられっ子。
どこか儚げな雰囲気のある少女。入学当初は目を引くほど綺麗な黒髪であったが、
仲島のいじめが始まってすぐに真っ白な髪となってしまった。
毎日のように仲島から残酷ないじめを受けており、
他の同級生や担任はその状態を黙認しており孤独なまま苦しめられている。

・田中浩太
仲島と白咲の同級生の中で、唯一いじめを止めようと動いた正義感の強い少年。
表向きはいじめに同調しつつ、
仲島のいない場では白咲に優しい言葉でもかけようと考えたが、
ただの偽善と悟り仲島のいじめを止めようと奮闘することになる。




おらWiki篭りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
恐怖の追記・修正ショー始めんぞぉぉぉぉぉぉ!

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#center(){
&color(red){&bold(){「話があるって、一体なにごとかしら?」}}}
#center(){
&color(blue){「最近いじめる事が本当に苦痛に感じてしまって精神的にガタがきてまして……」}}
#center(){
&color(red){&bold(){&big(){「ダメええええええええええ!」}}}
}
#center(){
&color(blue){&bold(){&big(){「痛あああああああああああああああああああああああ」}}}
}
#center(){
&color(red){&bold(){「お前は死ぬまで私のいじめっ子」}}}

#center(){
&color(red){&bold(){&big(){「いいな」}}}
}



クラスで行われるいじめの真実、それは&color(#F54738){&bold(){いじめられっ子の筈である白咲が仲島に自身へのいじめを強要している}}異様な関係の結果だった。

白咲は痛みや恐怖のない中途半端ないじめなど許さず、当然いじめを少しでもやめようとするのもダメ。
そのような行為で白咲のご機嫌を損ねればすれば恐ろしいお仕置きが待っている。

果たして仲島はこの状況から逃れられるのか?そして白咲の思惑は一体何なのか?
歪つで狂った悲劇の結末や如何に―?

*【改めて概要】
この作品はよくあるいじめられている側の視点に立つものではなく、 加害者役を強要されている―&bold(){いじめさせられる側の視点}から描いた、一風変わった題材の漫画である。
先述のとおり、『マガポケ』の作品紹介や各種宣伝でも「ただの”いじめ”ではありません。必ず最後まで読んでください。」と記載されており、時折漫画のWEB広告で見かける「○○に見えて実は…、」という類の作品のように見える。
その認識は間違っていない、うん。間違ってはいないのだがその……なんか違う。

単行本2巻辺りまでは上記のような流れが続いていくのだが、修学旅行編(3~4巻)辺りから徐々に雲行きが怪しくなり、
・要所要所で現れる[[謎の薀蓄>ダークザイド(超光戦士シャンゼリオン)]]と出オチ感あふれる奴ら
・『&u(){いじめバトル}』『&u(){いじめっ子探偵}』『&u(){全自動いじめ装置}』など&bold(){『いじめ』を冠する謎概念の数々}
・[[いじめで洗脳する奴>シックス(魔人探偵脳噛ネウロ)]]、[[廃人状態から復活変身する奴>海馬瀬人]]、[[愛の力で異常なバフがかかる奴>何故そこで愛ッ!?]]、[[自称新撰組>土方歳三(Fate)]]などが入り混じる異能バトルの頻出
・そんな人外魔境の中で一人だけ[[デスノート染みた心理戦>夜神月(DEATH NOTE)]]をやらされる主人公
などの要素が入り混じった結果、一体どういうジャンルの漫画なのかさっぱりわからなくなっている。

[[友情・努力・勝利>週刊少年ジャンプ]]といったバトル漫画の王道要素や[[ボス格へのお仕置きパート>必殺仕事人(時代劇)]]などを指して「本作の『いじめ』は[[ジョジョ>ジョジョの奇妙な冒険]]で言う[[スタンド>スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険)]]」「『いじめ』を題材にしたホビー漫画」などと評されており、
読めば読むほど&bold(){「あれ…?『いじめ』って何だっけ……」}という気持ちになるのは否めないだろう。
一方で、仲島の心理や上記のお仕置きパートなどを見るに&bold(){『いじめはいけない事』}というテーマは一貫しており、いじめに対する啓蒙マンガの体はきちんと保っている……はず。
%%「いじめバトル」の点を前面に出したプロモツイートはマガジン史上最速で停止されたけど%%

総じて、「いじめるヤバイ奴」というタイトルはこの上なくこの作品にふさわしい表題なのだが、
&u(){いじめる奴以外も本作の人物は大体ヤバい奴}なので展開もヤバくなるという認識でいいのかもしれない……。

とりわけ、&color(#F54738){&bold(){苗字に色が入ってる女子は全員ヤバい。とりあえずヤバい。}}

*【登場人物】

**主要人物

・仲島達也
本作の主人公。
表の顔はクラスに君臨する恐怖のいじめっ子、実態は&bold(){いじめさせられっ子}なのは上述の通り。
本来は自身のいじめ行為にものすごいストレスを感じる程に優しい性格だが、
白咲の恐怖のお仕置きから逃れるため、文字通り命がけの覚悟でいじめを行っている。
%%……中盤以降からその努力が明後日の方向に向かっているのはたぶん気のせい。%%

フィジカル面では他レギュラーキャラに及ばないが、
計画立案力、土壇場での決断力と胆力、不測の事態へのアドリブ能力などは高水準であり、駆け引きなど心理戦の強さは劇中トップクラス。
加えて敵対勢力は仲島を中心人物=最大の脅威として警戒するため、必然的に彼より遥かにヤバい奴らへの注意が疎かになる傾向にある。
要するに、長編における役割は表向きの&bold(){旗振り役(リーダー)兼囮(デコイ)}。主人公なのにとことん不憫である。
一方、仲島も仲島で白咲ばかりに気を取られて、他のヒロインもヤバさではどっこいどっこいな事に全く気付いていないのだった……。

#openclose(show=仲島くんのいじめっ子生活概要){
学校における白咲いじめは授業時間以外のほぼすべての時間行われていおり、
それもワンパターンにならないように毎回趣向を凝らしている
%%のだがあまりに凝りすぎたせいで胸糞・スプラッタ系から徐々に変なプレイに変遷していく%%。
休日もいじめの予習や下調べといった準備に時間を割かれており、
学校の外で白咲と出くわした場合ももちろんいじめを強要される。
放課後の業務連絡は基本的に白咲家で行われ、万が一白咲のご機嫌を損ねた場合にはもれなくお仕置きが待っている。

端的に言えば、&color(#F54738){&bold(){生活のほぼすべてを白咲に支配されていると言っても過言ではない。}}
}

・白咲花
本作のメインヒロインにしてもう一人の主人公。&bold(){色つき苗字の女子その1}。
仲島のいじめられっ子に見えて、実際は仲島に対する&bold(){いじめさせっ子}なのは上述の通り。

一見白髪の儚げな少女に見えるが、裏の顔を見せた時の戦闘能力は異様に高い。
加えて、周囲の人間や動物に寒気を覚えさせる威圧感まで出せるが普段は「か弱いいじめられっ子」の偽装を完璧にこなしている。

家は大きな豪邸であるが、一人暮らしらしく家族構成も不明。
ついでに家事全般もまるっきりダメの模様。

長編ではエピローグにて敵のボス格をフルボッコ&お仕置きで廃人化させるトドメ役。

#openclose(show=白咲さんのいじめられっ子生活概要){
要求するいじめの傾向としては単純な痛みや恐怖を伴うもの、
或いはセクハラ・失禁など自身の尊厳が踏みにじられるタイプを好んでいる模様。

定期的にいじめが行われるようなスケジュールを組み、休日でも仲島と遭遇すればいじめを強要、
当然のように仲島のSNSアカウントは特定済で、挙句の果てにバイト先にまで現われていじめを要求する……
などなど仲島の項で上述した通り、彼の生活のほぼすべてを支配しているといっても過言ではない。

いじめが行われない時間が長引く、いじめ内容がぬるいなど彼女の機嫌を損ねた場合、仲島には恐怖のお仕置きが待っている。
特に印象的なものは1話終盤で本性を現して仲島にぶっ刺したアイスピックと、この作品で最も痛そうな仕打ちであるペンチを使った抜歯行為。
ちなみに、お仕置きは自宅の専用の部屋(マジックミラー仕様)で行われるのでそうそう露見はしなさそうである。無情。
}

一体彼女の過去に何があったのか?何故いじめっ子役に仲島を選んだのか?
彼女のバックグラウンドに迫ることがこの作品の%%一応%%メインテーマでもある。

中学時代の親友に仲島を指して「&u(){クラスの中心人物ですごく優しくて私の言うことは何でも聞いてくれて私のために一生懸命尽くしてくれる男}」と評し、
&u(){仲島以外からいじめられる事も仲島が自分以外をいじめる事も許しておらず}、
&u(){偶に自分がされるはずのいじめを仲島に行ったりする}事などから、
少なくとも何らかの屈折した独占欲を仲島に抱いている事は確実視されている。


・田中浩太
仲島達のクラスメイト。
上述の通り、序盤のクラス内で唯一仲島のいじめを止めようとしたのだが、
(どうにかして白咲の正体を露見させたい仲島の誘導で)白咲家を訪れた際に恐怖の抜歯%%プレイ%%を見せつけられ心がへし折れる。
以来、白咲いじめが起こるたびに一人トイレに隠れ震えるようになってしまう。

#openclose(show=こうして己の正義を殺された序盤のかませキャラとして終わると思いきや……){
修学旅行に訪れた京都で新選組の刀剣を眺めているうちに、
「たとえどんな苦境になっても新選組は世の理不尽と戦った……だから&bold(){[[俺は新選組になる>俺がガンダムだ]]}」
という謎の天啓を得て、以降&color(#F54738){&bold(){自身を新選組と称するようになる}}。[[なんでさ。>衛宮士郎]]

新選組という概念を獲得してからは自分の信念を貫くため恐れることなく突き進むようになったのだが、
良くも悪くも表裏がないタイプであまり融通が利かない、更に身体能力も人並みのため悪人判定した面子に突貫してはだまし討ちや単純な力づくでボコられて気絶するのがお決まりになっている。
一方、出オチ気味な出番とは裏腹に、彼の真っすぐな心意気は屈折した連中の胸を打つようで後述の加藤など
を友人兼新選組メンバーとして迎えている。
そんな田中は仲間からとても慕われており、彼のピンチには全力で助けに入る。
%%君、女性陣よりヒロインしてない?%%

新選組立ち上げ以降の仲島との関係は主に「決して相容れない共闘相手」といったところ。
尤も、仲島の方は彼の姿勢を非常に高く買っている。%%なお、当たり前だが新選組要素には怪訝を示した%%

以上のように、田中と新選組周りだけ「一度心折れた少年たちの再起劇」になっている。
一度は完全に『いじめ』に屈した彼が本物のヒーローになった瞬間は本作屈指の名シーンである……&bold(){新選組という概念に目を瞑れば。}
}

・加藤雄介
仲島のクラスに転校してきた少年。
見た目は長身イケメンだが、実態は&color(#F54738){&bold(){「いじめの末に同級生を自殺に追い込んだ」}}と噂されるほどのいじめっ子で真正のサディスト。
腕っぷしも頭の回転も優れており、更にいじめっ子としての感覚で対象がいじめっ子か否かを見分けることが出来る。

いじめを強者にのみ許された行為と考え、自分自身の手でいじめる対象を壊すことに至上の快感を覚えている。
上記の噂のような事態は実際には起きていなかったようだが、元々集団行動が苦手な面もあり積極的に訂正する気はなかった模様。
転校前から噂の影響で誰も寄り付かず、彼自身も上記の信条故に単独でいじめを行う事に拘っている。

転校して早々仲島の白咲いじめに対して、いじめの主導権を争ういじめバトルを行うも敗北。
その経緯で仲島が真のいじめっ子ではないことを悟り、彼の背後に存在するであろう「黒幕」を暴く為の行動を始める。

#openclose(show=そして、修学旅行中に「黒幕」暴きの準備を行っていたが……){
『いじめっ子の仲島を止めたい』田中を自分と同じ目的を持つ人物と勘違いして利用しようとする、
「黒幕」と見なした青山に事実上の宣戦布告をしたりと、絶妙に噛み合わない事態が続く。

そして、修学旅行最終日に「黒幕」を苦しめる目的で仲島をいじめるが、その事に激昂した白咲の襲撃に手も足も出ず敗北。
世にも恐ろしいお仕置きを受け、見るも無残な状態と化す。
ボロボロになった彼に手を差し伸べたのは、都合よく利用しようとしていた筈の田中だった……。

修学旅行以後はお仕置きの後遺症で&bold(){髪の毛は真っ白、常に木の杖を使い、顔は[[気の抜けた絵柄の漫画>ポプテピピック(アニメ)]]みたいに描かれ}、当初からすっかり様変わりしてしまった(&color(#F54738){&bold(){通称・廃人状態}})。
いじめられる弱者の立場を身をもって味わった事、田中の真摯な言動に救われた事から性格もすっかり丸くなり田中とは親友関係を築いている。
尤も、白咲から視線を向けられるだけで震えが止まらなくなるなど、彼女への恐怖心をばっちり植えつけられてしまっているが……。

だが、とある事態をきっかけに廃人状態から数分間だけかつての姿に戻る力を身に着け、親友(田中)の窮地を救う[[変身ヒーロー>ウルトラマン]]の立ち位置に収まる。
%%……そもそも、『廃人』ってこういう事だっけとか言ってはいけない。%%
}

・青山紗季
仲島の同級生で長い黒髪と大きな胸が特徴の美少女。仲島を自分の運命の人であると考え、&bold(){仲島の妻}を自称している。
上衣の裾が太腿辺りまであり、短パンやスカートを穿いてないように見える格好であることが多く、また伸ばした横髪を胸の谷間に入れていることも多い。
一種のヤンデレのように見えるが、その実好意の対象である仲島には一切の危害を加えないどころか、むしろ様々な面で援助している好人物。生徒会選挙編からは人間性を獲得しつつあるとの声もあり、本作では相対的にそこまでヤバくない人物(とはいえ最強クラスの人だけど…)。
名字に色がついているヒロインその2。


一見すると特に変わったところのない普通の少女だが、自分の目的の障害となるものを排除するためならば&bold(){殺人も躊躇せず}、一方で自分の関心がないことには無頓着な少し狂った部分がある。
友情はこの世で一番くだらないものであり、自分は愛だけが欲しいという独特な考えを持っており、さらに仲島以外の同級生をクソ呼ばわりし、仲島以外の男は全員最低野郎だと考えている。

偶然学校の屋上で仲島と白咲の会話を聞いたことで、白咲いじめの真相を知り、また仲島を自分の運命の人であると判断した。以後自分と仲島が幸せに結ばれるために&bold(){白咲を仲島と二人だけで排除しよう}と企む。

家事能力が極めて高く、料理の腕前もかなりのもの。仲島の良き伴侶となれるように毎日花嫁修業を欠かさず、日々様々な技術を磨いている。
&bold(){戦闘能力も極めて高く、作中でもトップクラスの実力者}。野蛮であるからという理由で格闘技や武術の経験こそないものの、見様見真似で武術の奥義を繰り出せるなど&bold(){天性の才能の持ち主}である。

普段は一人で活動していることが多く、誰もいない屋上や木の上で本を読んでいることもある。
家族構成などは不明だが、作中の描写を見る限り一人暮らしである可能性が高い。
自室には大量の仲島の写真が貼ってあり、毎朝写真の仲島に挨拶したりキスしたりしている。

仲島と初めて出会った際には二人で白咲を殺そうと提案したが、仲島が殺しをよしとしなかったため、仲島と再会した際には際殺すことを否定している。それ以後は仲島の前では本性を隠しており、仲島からは&bold(){家庭的なか弱い女の子}だと思われている。
その後は仲島をたびたび自宅に招いて盛大にもてなしており、いじめで蝕まれていた仲島の心を支えていた。
他にも仲島のために弁当を作る、仲島の自宅に訪れ仲島の母から料理を教わる、休日に温泉宿に一緒に行くなど積極的に仲島との距離を縮めようとしている。一方で頬にキスはおろか間接キスさえできていないなど妙に奥手な部分がある。

#openclose(show=その後の仲島への献身){
修学旅行に際しては仲島に白咲を倒す絶好の機会であると提案。仲島とともに事前に綿密な計画を立てるが、&bold(){その裏で単独白咲を殺害する計画を立てる}。
修学旅行では仲島の計画を密かに手伝いながら、二日目の夜についに白咲を&bold(){事故に見せかけて崖から突き落として殺そうとする}。しかし自分を白咲いじめの黒幕と勘違いした加藤の登場により白咲殺害は失敗し、新たな作戦を練ることになる。

その後白咲を殺す機会は再び得られず、当の白咲が加藤に囚われた仲島を助けていた場面に遭遇する。仲島は自分が守るという誓いを果たせず一度は&bold(){切腹を考える}も、この失敗を糧にして仲島の良い奥さんとなることを決意する。
また仲島を助けたことについては白咲に対して借りを感じ、白咲の正体が他の同級生に露見しそうになるのを阻止して貸し借りをなしにしている。


修学旅行後も花嫁修業に勤しんでおり、&bold(){良妻は夫を陰で支えるもの}という考えを本で学び、仲島が生徒会を倒そうとしていることを知った際もその考えのもとに行動する。
その後仲島が文化祭でミスターコンに出場することを知ると、文化祭実行委員の推薦もあってミスコンに参加することを決める。文化祭の日が仲島の誕生日であったことから、ミスター矢場高となった仲島の誕生日をミス矢場高となって祝うという計画を立てる。そして見事ミスコンに優勝するも、生徒会による仲島のいじめの告発によってその計画は失敗。計画を台無しにされた怒りから&bold(){生徒会を壊滅状態に追い込み}、期せずして仲島の窮地を救う。


矢場井高校生徒会長選挙では仲島陣営につくつもりであったが、吹石からもし仲島が生徒会長になれば生徒会の仕事に忙殺され自分と過ごす時間が短くなるかもしれないと言われ、それを断固阻止するため吹石陣営につく。
}


・緑田夏香
仲島と同学年の女子。&bold(){色つき苗字の女子その3}。
元々いじめられっ子であり、修学旅行中に仲島に助けられたのを切っ掛けに好意を抱くようになる。

#openclose(show=と、ここまではよかったのだが……){
仲島を理想の騎士様(あるいは勇者、王子、またお嬢様を守る執事)と考え、

「ずっと仲島に守ってもらうにはどうすればいいか」→「&color(#F54738){&bold(){また誰かにいじめられればいいんだ!}}」

というぶっ飛んだ発想に至り、以来自分を程よくいじめてくれそうな悪い奴らを求める&bold(){いじめられたがりっ子}と化した。

一見判り難いのだが、&u(){彼女にとっていじめられる事は「目的」ではなく「手段」のため特にそっちの趣味はない}。
そのため、ひとたび都合が悪くなると自分にいじめの矛先が向くように取り入ったグループにとって不利になるような行為に走る。

加えて、登場するたびに頑丈さがインフレしていき、
しまいには&bold(){顔に飛んできた投げナイフが突き刺さらずそのまま落ちる程の異常な防御力の持ち主になってしまった}。
%%(こいつにはやはりナイフも効かんか…)%%

総じて、ヤバイ奴だらけの本作でも
・基本的に欲望のまま行動している上に、誰も彼女の動機を正確に把握していない%%っていうか理解しようがない%%
・上記の取り入ったグループに対する不利な行動を文字通り致命的なタイミングでやらかす
・あげくその頑丈さを盾に「私をいじめろよ」と迫ってくる
など、&color(#F54738){&bold(){要所要所で地雷のように爆発して状況をひっかき回すトップレベルのヤバい奴になってしまった。}}
……どうしてこうなった。
}

名前通り作画的には緑色の髪と瞳が特徴で、[[片目メカクレ>目/眼(属性)]]かつ[[アホ毛]]も搭載した欲張りセットなキャラ。
加藤らと同様にキメるシーン以外はほぼ適当作画という割り切った描かれ方をしている。
&s(){決して[[盾の後輩>マシュ・キリエライト]]とか[[黒いウマ娘>ライスシャワー(ウマ娘 プリティーダービー)]]とかと比べないように}

単行本おまけによれば自室はお菓子やら漫画やらで散らかり放題、ゲーム完徹プレイの末に家族に着替え歯磨きをやってもらう、
など私生活はかなりだらしない模様。


・黒宮
元場井高校の生徒で、徳光に心酔していない数少ない人物。下の名前は不明。中学は白咲と同じ百桜森中学であり、三年生の時は事件の起きたクラスで学級委員をしていた。
中心が白い独特な瞳をしており、髪は左右で団子状にまとめている。
名字に色がついているヒロインその4。


**(元)矢場高生徒会

・如月
(元)矢場高の生徒副会長。
容姿・学力・身体能力・家柄に恵まれ、また一年生にして生徒副会長に抜擢されたことから「奇跡のスーパー王子」とも呼ばれる学校内の人気者。
表向きには学校内外から圧倒的な信頼を得ている好人物として振舞っているが、裏では生徒会ぐるみで&bold(){「いじめ奴隷」}を生み出し娯楽でいじめを行っている卑劣な人物。


・会長
(元)矢場高生徒会長。カチューシャが特徴的な少女。
本名不明。生徒会長でなくなってからも会長と呼ばれていることなどから、名字が会長であるという説もある。
生徒会の中では会長という立場にいながらあまり目立たない人物。密かに如月に想いを寄せており、生徒会のいじめに同調していたのも如月に嫌われたくなく一緒にいたかったから。
文化祭で生徒会のいじめが白日に晒された直後、如月に想いを告げその罪を被ろうとまでしたが、最終的には如月への思いは吹っ切れた模様。
その後は「けじめを付けたいことがあった」ために長かった髪を切っており、如月のことも「クズ男」呼ばわりしている。


・木戸
(元)矢場高生徒会役員の眼鏡をかけた少年。
如月曰く生徒会でも容赦の無さは随一であり、「いじめ奴隷」に対する「いじめ調教」の手法を確立した人物、世界の拷問全集を読んでいる描写などから生徒会の行っていたいじめの実質的な主犯であったと推察できる。
冷静で頭もかなり冴えており、ミスターコンで仲島を嵌める作戦が失敗し如月が取り乱した際は、あくまでも状況は引き分けであると説明し彼を落ち着かせた。
緑田によって生徒会のいじめ動画が流された際は猫木とともに動画を仲島のいじめ動画に変えようと動くが、仲島の誕生日を祝う計画を破綻させられた青山の怒りを買っており、彼女の攻撃を受け失敗する。その後は他の生徒会の役員共々入院。猫木同様青山について訴える意思はなく、因果応報と捉え更生しつつある。


・猫木
(元)矢場高生徒会役員で名前の通り猫のような顔をした少女。語尾に「にゃ」を付けるなど口調も猫っぽい。自宅には多数の猫がいる。
どことなく軽薄な感じで生徒会のいじめも楽しんで行っている。隠密行動が得意らしく、仲島のいじめ動画の撮影を行った。
&bold(){手の爪を一瞬で伸ばす}ことができ、ある程度の戦闘能力もある。
文化祭では仲島のいじめ動画の管理をしており加藤に狙われるが、逆に加藤を岩瀬の元へ誘き寄せることに成功している。緑田に生徒会のいじめ動画を流された際には木戸とともに動画を仲島のいじめ動画に変えようとするが、青山の一撃を受け倒れる。その後は他の生徒会の役員共々入院。木戸同様青山について訴える意思はなく、因果応報と捉え更生しつつある。
退院後は会長から生徒会選挙で仲島の後援者になるよう勧誘される。罪を償う意識もあって快諾しようとするが、その直前にパンダの被り物をした人物の襲撃を受け再び入院することとなる。


・岩瀬隆
(元)矢場高生徒会役員である少年。
がっしりした体格で(加藤を除けば)矢場高一の怪力の持ち主。その力は水をたっぷり入れたドラム缶を軽く片手で持つほど。
生徒会の中で唯一直情的な部分が見え隠れしており、自身の腕力で弱者を痛めつけることを好んでいた。特に「従順な雑魚より生意気な雑魚を絶望させる方がいじめがいがあって楽しい」とのこと。
文化祭前のいじめのない期間中生徒会で最もストレスを溜めており、文化祭では仲島のいじめ動画を奪おうとした加藤をいじめる。その途中加藤を助けに来た田中を一撃で気絶させ、さらに田中と加藤の友情を嘲弄するが、それにより覚醒した加藤に敗れ入院する。
元より丈夫な体をしていたため生徒会で一番に退院しており、田中と加藤に謝罪し許される。その後二人を自分が今まで出会った誰よりも強い人物と考え、その強さの理由を知るために新選組に入る。
しばらくして二人の強さに疑問を持つようにもなるが、見返りがなくとも正義の活動を続ける田中や仲間について語る加藤の姿に触発され行動を共にし続ける。選挙投票日には田中を倉庫に幽閉していた徳光陣営の井本を倒し、その後薬師丸と激突。薬師丸の圧倒的なスピードの前に追い詰められるが、その戦いの中で自分が田中や加藤と友情を育んでいたことを自覚。仲間について加藤が語っていたことを理解し、本当の強さを手に入れるたことが加藤の完全覚醒に繋がることとなる。


**その他の元矢場高関係者

・尾本
(元)矢場高生徒会に「いじめ奴隷」にされていた少女。「いじめ奴隷」時代にはポチと呼ばれていた。
強烈な「いじめ調教」によって生徒会に極めて従順で優秀な「いじめ奴隷」となっており、主に生徒会がいじめを行っている間の見張り役を担っていた。高い気配察知能力を獲得しており、それにより仲島と加藤が生徒会のいじめ動画を撮影するのを阻止している。しかし青山の攻撃は防げず生徒会のいじめ動画を撮影されてしまう。
完全に生徒会に洗脳され、自分がいじめられることを理解しながら動画が撮影されたことを報告しようとするが、青山から自分の夫が生徒会を倒すという言葉を受け報告しなかった。
文化祭では青山をいじめ奴隷にしようと考えた木戸に呼び出されるも、青山の言葉を信じて命令に逆らい、洗脳から脱け出す。
生徒会長選挙では(おそらく青山がいたから)吹石の後援者となっている。


・吹石晴美
女優を夢見て矢場高文化祭のミスコンに参加した少女。本作では&bold(){数少ない常識人}。
初登場時はインスタのフォロワーが三万人を超えており、いくつかの芸能事務所から連絡が来ていたほどの人物。
ミスコンで優勝し本命事務所に実力を見せようとするも、青山の存在感に敗れ優勝を取り逃し、本命事務所からの連絡やインスタのフォロワーの一部を失う。
その後は矢場井高の生徒会長を夢の足掛かりとすることを考え、生徒会長選挙に立候補。
その際仲島が生徒会長になれば一緒に過ごせる時間が減るかもしれないと、うまく青山を口車に乗せて後援会に加える。さらに尾本も後援会に加わり、美女三人衆を全面に押し出す作戦に出る。
当初はあくまでも生徒会長選挙を自分の夢の足掛かりと捉えていたが、徳光陣営による矢場高生の襲撃などをきっかけに、徳光を倒し学校からいじめをなくすことを目標とするようになる。


・小杉礼二
矢場井高生徒会長選挙の立候補者の一人。爽やかで独特な髪形をしたどこかナルシストにも見える少年。
実は中学時代いじめられており、いじめられるのもいじめられてる人を見るのも嫌っている。合併前の矢場高ではいじめのない幸せな生活を送っており、いじめを推進する徳光には反対であった。中間選挙での得票数は6人中4位の23票と絶望的なものであり、吹石から徳光が王手をかけているという情報を聞いてからは完全に勝利を諦め、徳光を倒す可能性が最も高い仲島への支持を表明し立候補を辞退する。


・早川
文化祭以前に緑田をいじめていた主犯。水泳部のエースで全国トップクラスの潜水記録を持つ。&bold(){いじめのアリバイ作りのため神社の池に潜って泳ぐ}というぶっ飛んだ行動をしたかなりの強者。
クラスを恐怖支配してうまくいじめを隠し通していたが、修学旅行中滞在先の旅館で従業員からいじめを目撃される。誰が誰をいじめているのかは露見しなかったものの、それによって教師の見回りが強化されたことに怒った「いじめっ子探偵」仲島と彼に恐怖支配された同級生らにいじめを追及される。最終的には白咲の&bold(){正当防衛}によって串刺しにされ病院送りとなり、いじめも発覚したことで退学となる(他のいじめ仲間は停学)。


・阿部
仲島のクラスの担任で四角い眼鏡をかけた一見無個性な男性英語教師。矢場高が場井高に合併されてからも同職に就いている。
未成年との援助交際を行い学校で風俗のサイトを見て予約を行うなど、かなり問題のある教師。未成年との援助交際の現場を押さえた写真を仲島に握られており、彼のいじめを黙認している。また矢場高生の欠席が続出した際には人が減るとわくわくすると言うなど、やや不謹慎な部分もある。
一応社会人としての常識や良識は持ち合わせており、学校の腐敗した状況も認識している。脅迫されているためでもあるが仲島には協力的であり、いじめが表沙汰にならないよう忠告したり、彼が生徒会を倒そうとした時に助言を送ったりしている。生徒会選挙後には悩む仲島に対しいじめをやめればいいと助言している。


・校長
私立矢場高校の校長。口髭が特徴的な中年男性。
世間体のみを気にする事なかれ主義の腐った大人であり、いじめ問題などには積極的ではない。腐敗した組織運営を行っていたほか、加藤が仕掛けた「エロじじい」呼ばわりする紙に強い反応を示していたことから何か後ろめたいことがあると思われる。
修学旅行で旅館の従業員にいじめが目撃された際には、学校の醜聞をこれ以上晒さぬため教員の見回り強化を指示した。いじめの犯人が早川たちと分かると、彼らに処分を下し見回り強化をやめるが、この一件でいじめに対してかなり神経質になる。
その後文化祭で生徒会のいじめが世間に露呈したことで学校の腐敗が発覚し、自身を含めた学校の上層部が辞任することとなる。


**徳光陣営

・徳光貞志/徳光霧矢
元場井高の生徒会長。場井高をいじめ学校に変えた張本人。
おそらく読者に最も本名を覚えられている人物。


・川園
徳光の側近。


・森田
徳光の部下の中でも特に戦闘能力が高い三人のうちの一人。ほとんど常に微笑んでいる優男風味の人物。
高い戦闘技術の外に鋭い感覚と気配を完全に絶つ技術&bold(){絶}を習得しており、負けない術を持つ戦闘のプロのような人物。


・前川
徳光の部下の中でも特に戦闘能力が高い三人のうちの一人。高名な舞踏家の一人娘であり幼い頃から修行に明け暮れていた。
初めての誕生日プレゼントは14歳の時腕試しとして与えられた熊であり、それ以来男にも女にも熊にも負けたことがないという。


・薬師丸
徳光の部下の中でも特に戦闘能力が高い三人のうちの一人。長髪のイケメン。
高いパワーと圧倒的なスピードの持ち主で、暇つぶしでやったボクシングでいきなり大会優勝したほどの実力者。


・井本
徳光陣営の一人である非常に大柄な少年。


・茶髪で目つきの悪い奴
徳光陣営の一人。本名不明。特にこれといった活躍も見せないまま生徒会長選挙投票日に黒宮に倒された。


**その他の元場井高関係者

・宮内弘樹
矢場井高生徒会長選挙立候補者の一人。眼鏡をかけた一見あまり特徴のない少年だが、&bold(){たった一話で読者の印象を塗り替えた本作でも屈指のヤバイ奴。}
以前はネトゲ部の部員であり、それが自分の人生で唯一夢中になれるものであった。しかし徳光が場井高の生徒会長になってからネトゲ部は廃部となっており、一度きりの高校生活における青春を取り戻すため会長選挙に立候補する。中間選挙の得票数はわずか4票という田中に次いで最も低いものであり、単なる泡沫候補として読者からの印象も薄かった。
投票日直前、ネトゲ部創設を条件に仲島に票を譲渡すると打診し、さらに徳光を倒す秘策として&bold(){自分の本名を「宮内弘樹」から「徳光貞志」に公的に改名する}という狂気じみたことをする(母親の旧姓が「徳光」であったため両親に頼み込んで離婚してもらったことで名字も変えられた)。しかし会長選挙では混乱を避けるため登録時の「宮内弘樹」の名前で投票を行うこととなったため作戦は不発に終わり、親からもらった大切な名前を意味もなく変えたことを深く後悔し号泣。最終的に仲島の支持を表明して立候補を辞退する。
結果として生徒会長となったのは田中であったが、無事ネトゲ部の創設には成功しており部長となっている。


**百桜森中学校関係者

・矢野アズサ
白咲の百桜森中学校時代の親友。現在は地元の女子高に通っているが、今も白咲との交流は続いている。
アイドルになることを夢見ており中学の頃からダンススクールに通っている。
中学時代は白咲と西山恵美との三人でよく過ごしていたらしく、タイムカプセルを埋めていた。
矢場高の文化祭前に白咲とともに西山恵美の墓参りをしており、タイムカプセルを二人で掘り起こした。またその際に互いの近況を報告している。
現在白咲が仲島にいじめをさせていることなどは知らず、また彼女から仲島たちには白咲の過去について悪し様に語るよう頼まれている。


・西山恵美
百桜森中学校少女刺殺事件の被害者。白咲と矢野の親友であった人物。
中学三年生の時は白咲とは別のクラスであり、主に三人の同級生女子からいじめられていたらしい。自分をいじめていた女子生徒に教室で刺殺され、その原因はいじめがエスカレートしたことによるものとされるが、詳細は不明。


・六峰
西山恵美の死後百桜森中学校に転校してきた少年。白咲や黒宮とは同学年。
人当たりのよさそうな爽やかな人物であり、すぐに他人と打ち解け知らない人の相談にも乗るような人物。また凝り性な部分があり気功など様々な技術を持っている。
12月になってから矢場井高校に転入して仲島たちと同級生となり、すぐに校内の人気者となる。
実は西山恵美の死に関与しており、事件について調査していた仲島と霧矢を尾行し、特に危険と感じた霧矢を襲撃する。
爽やかな人気者としての姿は演技であり、その本性はかなりの悪人。全ての人類がいじめっ子となった世界を創るため活動している。
&bold(){他人の感情が読める}という特殊な技能を持ち、それと巧みな話術によりいじめっ子覚醒者を生み出している。また極めて高い戦闘能力を持ち、戦闘の際には鋏を用いる。


*【用語など】

・私立矢場高校
文化祭編までの本作の舞台であり、仲島たちが通っていた高校。
文化祭編で初めて学校名が明らかとなった。仲島によるとそこそこの偏差値の学校であるらしい。
仲島の担任阿部によると世間体のみを気にする学校であり、いじめなどの問題には積極的に取り組まない。生徒副会長であった如月の父親が多額の寄付をしていたらしく、生徒会のいじめ動画も握りつぶされていた可能性が高いほど腐敗した学校となっている。
阿部の&bold(){「この学校お前が思ってるよりはるかに腐っているぞ」}という発言が全てを表している。
修学旅行は一年生が京都へ三泊四日で行くものとなっていた。文化祭ではミスターコンとミスコンが行われた。
文化祭で生徒会のいじめが世間に露呈してからは学校の腐敗も明らかとなり、校長を始めとした学校上層部が辞任。それをきっかけに姉妹校であった場井高校に吸収合併されることとなったが、合併後もクラスなどは据え置きである。


・私立場井高校
矢場高の姉妹校。場所も矢場高に近いものと思われる。
仲島によると本物の一流校であるらしく、成績優秀な生徒や恵まれた家柄の生徒が多く、品がいいらしい。また部活もハイレベルなものが多いらしい。全国でも有数の進学校というだけあり、国の政財界には多くの卒業生がいるらしい。
後の吸収合併で矢場高の生徒全員と職員を受け入れられるほど校舎が広く、
&bold(){・なぜか誰も手入れせず異常に草木が生い茂っている「樹海の中庭」}
&bold(){・昼間でもなぜか真っ暗な「音楽室前の暗黒廊下」}
&bold(){・迷宮のようになっており二度と戻らなかった者もいるという「迷いの廊下」}
など、訳の分からないダンジョンも多数存在する。
生徒の自主性を尊重するという理念から生徒会に与えられた権限も大きく、役員一人一人に専用の個室が与えられ、特に会長の部屋は豪華なものとなっている。
徳光が生徒会長となってからは、家柄が低くかつ成績下位である一割の生徒を下民と見下しいじめることが推奨された、いじめ学校と化していた。その体制はいじめられている側も受け入れ、さらに教員までもが学校の業績が上がったことから黙認しているほどの腐敗したものであり、各種業界にいる卒業生に握りつぶされ世間にも公表できない状態であった。


・私立矢場井高校
矢場高が場井高に吸収合併されてできた学校。文化祭編後の本作の舞台。
クラスなどは据え置きであるが、校舎や制服など多くの部分が場井高のものとなっている。既刊11巻現在校章の生産が追いついておらず、制服に交渉がついているのが元場井高生、ついていないのが元矢場高生と判別できる。
合併直後は徳光の敷いた体制により元矢場高生は元場井高生の下民よりも下の存在と見下されていた節があった。
生徒会長選挙は非常に盛り上がった行事であり、投票日には生徒が校内で出店を運営し一種の祭りの様相を呈していた。





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- 事前作成分の文章量が想定より多くなってしまい、一部だけを載せました。人物一人の説明があまりに冗長で申し訳ございません。可及速やかに文章を削り他の人物についても書きます。他の皆さんも躊躇なく加筆修正よろしくお願いします。  -- determinant4  (2021-05-15 17:59:42)
- いじめられっ子がいじめっ子に自分をいじめるように脅してたって、魔法少女オブジエンドのつくね(正確にはつくねのもう1つの人格あすか)を思い出す  -- 名無しさん  (2021-05-15 18:06:44)
- とりあえず込み入った内容ということは伝わった  -- 名無しさん  (2021-05-15 18:39:43)
- いじめ系漫画に見せかけて、実はおかしな漫画だからラブデスターや淫獄団地みたいなB級マンガしてる気がする  -- 名無しさん  (2021-05-15 18:55:53)
- 最初はいじめ漫画だと思ってたら、いつの間にか超人達のバトル物と化してたりギャグ要素があったり田中関係で熱くなれたりと、どんな漫画か簡単に言い表せなくなってるんだよな  -- 名無しさん  (2021-05-15 19:22:25)
- キャラクターの説明を個別記事化(特に加藤)していけば本項は文字数を節減できるんじゃないかな?  -- 名無しさん  (2021-05-15 21:27:34)
- やはりキャラクターについては個別記事化した方がよいのでしょうか?派生項目を作る基準がよくわからないので一旦文章の簡素化の方に努めます。  -- determinant4  (2021-05-15 22:59:08)
- 暫く読んでたら、あれ?これギャグ漫画?みたいになった。  -- 名無しさん  (2021-05-16 06:11:06)
- ↑社会派→いじめへのアンチテーゼ→シュールギャグ漫画→ギャグ漫画(時々バトル)→バトル漫画→『いじめ』という特殊能力を持った能力バトルモノ と印象が変わっていった  -- 名無しさん  (2021-05-16 06:58:09)
- ↑3各人物の経歴の部分を切り分けて、opencloseの隠しメニューにたたむのがいいんじゃない?  -- 名無しさん  (2021-05-16 12:53:01)
- 画力画風とストーリー展開でギャグ漫画に見えるのはある  -- 名無しさん  (2021-05-16 17:09:54)
- まだカラーズ2人までしか紹介されてないのか  -- 名無しさん  (2021-05-16 17:17:08)
- これ、白咲花は絶対幼少期に何らかの悲劇(トラウマ)により今の歪んだ人格になったとは思うけど、まだ明かされてないんだよね…『美醜の大地』って作品の登場人物の高島津絢子(主人公を虐めた悪役令嬢)はサイコパスな立場が花に近いけど絢子の場合は幼少期の悲惨な出来事(実母が実父でもある歪んだ人格の祖父から非道な扱いを受けているのを目撃してしまう・精神的に限界が来た実母が自殺、その瞬間を直視する・その後やってきた継母から壮絶な虐待を受け頭部に大怪我をした事で完全に精神が崩壊する)が原因で人格破綻者になったという多少なりとも同情の余地があるけど花にはそんな過去があるのかどうか…(ちなみに、『美醜の大地』の主人公の名前はハナ(カタカナ表記)なんですよね、偶然でしょうが)  -- 名無しさん  (2021-05-16 19:54:14)
- この漫画読んでるやつで加藤嫌いなやつっている?  -- 名無しさん  (2021-05-16 20:06:59)
- 嫁姑ものと見せかけたバトル漫画だった「かんかん橋をわたって」に近いものを感じる。  -- 名無しさん  (2021-05-17 18:58:44)
- 文字を読む動画で『イジメはいじめられる方が悪い』ってやつに似てるな  -- 名無しさん  (2021-05-18 08:36:38)
- 序盤がガチでキツくて脱落者多いのでこうして「こいつにはやはりナイフも効かんか…」のコマを見せる  -- 名無しさん  (2021-05-18 20:39:18)
- 「テコ入れするにしても狂人バトル漫画にシフトするのは頭おかしくない…?いや面白いか否かで言ったらめっちゃ面白いからいいけど…」っていう感想を+チック姉さん以外で抱くことになるとは思わなかった  -- 名無しさん  (2021-05-21 16:51:56)
- はいはいウェブ漫画にありがちな胸糞系ねと思ってたらなんかギャグっぽくね?絵柄のせい?いや校舎ダンジョン化してるわこれ確信犯だってなった  -- 名無しさん  (2021-05-21 17:01:16)
- 廃人って口がへの字になることじゃねーんだわ  -- 名無しさん  (2021-05-24 13:10:40)
- 流石に青山さんの説明短くした方がいいんじゃ…人物像じゃなくてストーリーの説明しちゃってるし仲島+白咲+田中より長いのはちょっと  -- 名無しさん  (2021-05-25 22:45:13)
- オラァ!豚みたいにブヨブヨした記事の添削してやるぞ!(とりあえず概要だけ手を加えましたがどうですか白咲さん)  -- 名無しさん  (2021-06-13 11:22:53)
- 最近の展開は正直かなり微妙・・・  -- 名無しさん  (2021-06-16 09:17:53)
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