いじめるヤバイ奴

登録日:2021/5/15(日) 17:56:
更新日:2021/06/13 Sun 11:22:53NEW!
所要時間:約16分で読めます




『いじめるヤバイ奴』とは『マガジンポケット』(略称『マガポケ』)で連載中の漫画である。
作者は中村なん。

【概要】

最近のWEB漫画でもよく見る「いじめ」を題材とする漫画。
ジャンルは『マガポケ』によると「ホラー・ミステリー・サスペンス」である。

『マガポケ』の公式ツイッターが宣伝のため本作の第1話の画像をツイートしたところ、たちまち炎上しアカウントがBANされかけたという逸話を持つ。

下記のあらすじでは類似ジャンルとの差異を強調しているのだが……。

【あらすじ】

【ただの“いじめ”ではありません。】

仲島は、クラスで「いじめっ子」として君臨していた。
いじめの対象は儚げな女の子・白咲さん。暴虐の限りを尽くし、
毎日のように彼女はいたぶられた。その状態をクラスの皆は見て見ぬふり。
止めようものなら、次は自分が標的になってしまうから。
憑りつかれた様に「いじめ」を行う仲島。その様子は明らかに何かが狂っていた。
なぜ、彼は蛮行に及ぶのか。その実態は恐るべきものだった―

(以上、『マガポケ』より掲載)

【登場人物】

  • 仲島達也
クラスに君臨する恐怖のいじめっ子。
高校入学直後から同級生の白咲に対して毎日のように凄惨ないじめを行っている。
同級生たちを恐怖で支配し、担任教師の弱みも握るなどいじめ隠しを徹底している。
常人には理解できないほどの鬼気迫る覚悟を持っていじめを行う彼の真意とは――

  • 白咲花
仲島のいじめられっ子。
どこか儚げな雰囲気のある少女。入学当初は目を引くほど綺麗な黒髪であったが、
仲島のいじめが始まってすぐに真っ白な髪となってしまった。
毎日のように仲島から残酷ないじめを受けており、
他の同級生や担任はその状態を黙認しており孤独なまま苦しめられている。

  • 田中浩太
仲島と白咲の同級生の中で、唯一いじめを止めようと動いた正義感の強い少年。
表向きはいじめに同調しつつ、
仲島のいない場では白咲に優しい言葉でもかけようと考えたが、
ただの偽善と悟り仲島のいじめを止めようと奮闘することになる。




おらWiki篭りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
恐怖の追記・修正ショー始めんぞぉぉぉぉぉぉ!









「話があるって、一体なにごとかしら?」

「最近いじめる事が本当に苦痛に感じてしまって精神的にガタがきてまして……」

「ダメええええええええええ!」

「痛あああああああああああああああああああああああ」

「お前は死ぬまで私のいじめっ子」


「いいな」



クラスで行われるいじめの真実、それはいじめられっ子の筈である白咲が仲島に自身へのいじめを強要している異様な関係の結果だった。

白咲は痛みや恐怖のない中途半端ないじめなど許さず、当然いじめを少しでもやめようとするのもダメ。
そのような行為で白咲のご機嫌を損ねればすれば恐ろしいお仕置きが待っている。

果たして仲島はこの状況から逃れられるのか?そして白咲の思惑は一体何なのか?
歪つで狂った悲劇の結末や如何に―?

【改めて概要】

この作品はよくあるいじめられている側の視点に立つものではなく、 加害者役を強要されている―いじめさせられる側の視点から描いた、一風変わった題材の漫画である。
先述のとおり、『マガポケ』の作品紹介や各種宣伝でも「ただの”いじめ”ではありません。必ず最後まで読んでください。」と記載されており、時折漫画のWEB広告で見かける「○○に見えて実は…、」という類の作品のように見える。
その認識は間違っていない、うん。間違ってはいないのだがその……なんか違う。

単行本2巻辺りまでは上記のような流れが続いていくのだが、修学旅行編(3~4巻)辺りから徐々に雲行きが怪しくなり、
などの要素が入り混じった結果、一体どういうジャンルの漫画なのかさっぱりわからなくなっている。

友情・努力・勝利といったバトル漫画の王道要素やボス格へのお仕置きパートなどを指して「本作の『いじめ』はジョジョで言うスタンド」「『いじめ』を題材にしたホビー漫画」などと評された、この作品を読めば読むほど「あれ…?『いじめ』って何だっけ……」という気持ちになるのは否めないだろう。
一方で、仲島の心理や上記のお仕置きパートなどを見るに『いじめはいけない事』というテーマは一貫しており、いじめに対する啓蒙マンガの体はきちんと保っている……はず。
「いじめバトル」の点を前面に出したプロモツイートはマガジン史上最速で停止されたけど

総じて、「いじめるヤバイ奴」というタイトルはこの上なくこの作品にふさわしい表題なのだが、
いじめる奴以外も本作の人物は大体ヤバい奴なので展開もヤバくなるという認識でいいのかもしれない……。

とりわけ、苗字に色が入ってる女子は全員ヤバい。とりあえずヤバい。

【登場人物】


主要人物


  • 仲島達也
本作の主人公。表の顔はクラスに君臨する恐怖のいじめっ子であるが、本当は白咲によっていじめを強制させられている。
本来はいじめのような非道な行為を好まぬ優しい人物であり、いじめを行うのにも強いストレスを感じている。しかし白咲の強烈なお仕置から逃れるため、文字通り命がけの壮絶な覚悟のもとにいじめを行っている。

学業の成績については不明だが、後述のいじめ予習のための勉強への熱心な姿勢などから勉強が苦手であるようには見えず、またかなり根気もあるようである。加えて頭の回転はかなり速く、物事を進めるうえで長期と短期双方の視点で計画を立て、それを実行する高い能力を持つ。さらに不測の事態への対応力や土壇場での決断力、時に自身の危険も顧みない胆力もある.
いじめっ子になる前の中学時代はバスケの得意なクラスの人気者であったことを鑑みても、いじめっ子である部分を除けば極めて優秀な人物である。


白咲いじめは毎日、授業時間以外のほとんど全ての時間行っており、いじめが単調なものとならないよう毎回趣向を凝らしている。休日もいじめの準備や予習復習にあてられており、学校の外で白咲と出くわした場合ほぼ必ずいじめを行わされることになる。いじめが十分でないときのお仕置きや、業務連絡のために放課後白咲家に赴くこともあり、生活のほぼすべてを白咲に支配されていると言って過言ではない。

その他、同級生を恐怖で支配する・担任の援交現場の写真を使い担任を脅す・各教員の性格を把握する・いじめを行いやすい場所と行いにくい場所を判別する校内地図を作成するなど、いじめを滞りなく行えるよう徹底している。


  • 白咲花
本作のヒロインにして仲島のいじめられっ子。その正体は仲島にいじめを強制させている黒幕。
本作のもう一人の主人公とも呼べる人物であり、各章の敵にとどめを刺す役割も持っている。
名字に色がついているヒロインその1。

真っ白な髪が特徴的な儚げな雰囲気のある少女。高校入学当初は目を引くような黒髪であった。睫毛が長くいわゆるパンダ目のような目をしている。

毎日学校などで仲島から壮絶ないじめを受けているが、実際のところは仲島にいじめを強要しており、気に入らないことがあれば仲島に強烈なお仕置きを加えている。



  • 田中浩太
仲島の同級生にして、後の新選組。強い正義感の持ち主であり、クラス内で唯一仲島のいじめを止めようとしている人物。

当初は仲島への恐怖心から他の同級生とともにいじめに同調していたが、1話中盤から奮起し、いじめを止める活動を始めた。その後白咲家を訪れた(実際は白咲の正体を露見させるために仲島に誘導された)際仲島が白咲の歯を抜くという狂気のいじめを見せられてからは、完全に恐怖で心が折れ、いじめが起こるたびに一人トイレに隠れ震えるようになってしまう。


  • 加藤雄介
二学期より仲島のクラスに転校してきた少年。
長身で体格の良いイケメンだが、その正体は本物のいじめっ子である。
本作ではトップクラスの実力を誇るいじめっ子であったが、紆余曲折を経て廃人化し、さらに変身能力を獲得するに至る。

家族構成などは不明で、高層マンションの一室に住んでいる。一学期は海外にいたらしい。

いじめを強者にのみ許された行為と考え、自身の手でいじめの対象を壊すことに至上の快感を覚えていた。
作中でも屈指のパワーとスピードの持ち主であり、それによって一方的に相手を嬲るようないじめを行っていた。
また単純な腕力だけでなく頭脳も優れているほか、いじめっ子としての感覚によりいじめっ子とそうでない人間を見抜くことができる。

いじめは必ず単独で行うことにしているが、これは先のいじめは強者のみの特権という考えの外に、昔から集団行動が苦手で1人遊びが好きであったため孤立していたことも理由となっている。特に中学時代に同級生を自殺に追い込んだという根も葉もない噂が広まってからは完全に人が寄り付かなくなっていた。


  • 青山紗季
仲島の同級生で長い黒髪と大きな胸が特徴の美少女。仲島を自分の運命の人であると考え、仲島の妻を自称している。
上衣の裾が太腿辺りまであり、短パンやスカートを穿いてないように見える格好であることが多く、また伸ばした横髪を胸の谷間に入れていることも多い。
一種のヤンデレのように見えるが、その実好意の対象である仲島には一切の危害を加えないどころか、むしろ様々な面で援助している好人物。生徒会選挙編からは人間性を獲得しつつあるとの声もあり、本作では相対的にそこまでヤバくない人物(とはいえ最強クラスの人だけど…)。
名字に色がついているヒロインその2。


一見すると特に変わったところのない普通の少女だが、自分の目的の障害となるものを排除するためならば殺人も躊躇せず、一方で自分の関心がないことには無頓着な少し狂った部分がある。
友情はこの世で一番くだらないものであり、自分は愛だけが欲しいという独特な考えを持っており、さらに仲島以外の同級生をクソ呼ばわりし、仲島以外の男は全員最低野郎だと考えている。

偶然学校の屋上で仲島と白咲の会話を聞いたことで、白咲いじめの真相を知り、また仲島を自分の運命の人であると判断した。以後自分と仲島が幸せに結ばれるために白咲を仲島と二人だけで排除しようと企む。

家事能力が極めて高く、料理の腕前もかなりのもの。仲島の良き伴侶となれるように毎日花嫁修業を欠かさず、日々様々な技術を磨いている。
戦闘能力も極めて高く、作中でもトップクラスの実力者。野蛮であるからという理由で格闘技や武術の経験こそないものの、見様見真似で武術の奥義を繰り出せるなど天性の才能の持ち主である。

普段は一人で活動していることが多く、誰もいない屋上や木の上で本を読んでいることもある。
家族構成などは不明だが、作中の描写を見る限り一人暮らしである可能性が高い。
自室には大量の仲島の写真が貼ってあり、毎朝写真の仲島に挨拶したりキスしたりしている。


仲島と初めて出会った際には二人で白咲を殺そうと提案したが、仲島が殺しをよしとしなかったため、仲島と再会した際には際殺すことを否定している。それ以後は仲島の前では本性を隠しており、仲島からは家庭的なか弱い女の子だと思われている。
その後は仲島をたびたび自宅に招いて盛大にもてなしており、いじめで蝕まれていた仲島の心を支えていた。
他にも仲島のために弁当を作る、仲島の自宅に訪れ仲島の母から料理を教わる、休日に温泉宿に一緒に行くなど積極的に仲島との距離を縮めようとしている。一方で頬にキスはおろか間接キスさえできていないなど妙に奥手な部分がある。


修学旅行に際しては仲島に白咲を倒す絶好の機会であると提案。仲島とともに事前に綿密な計画を立てるが、その裏で単独白咲を殺害する計画を立てる
修学旅行では仲島の計画を密かに手伝いながら、二日目の夜についに白咲を事故に見せかけて崖から突き落として殺そうとする。しかし自分を白咲いじめの黒幕と勘違いした加藤の登場により白咲殺害は失敗し、新たな作戦を練ることになる。

その後白咲を殺す機会は再び得られず、当の白咲が加藤に囚われた仲島を助けていた場面に遭遇する。仲島は自分が守るという誓いを果たせず一度は切腹を考えるも、この失敗を糧にして仲島の良い奥さんとなることを決意する。
また仲島を助けたことについては白咲に対して借りを感じ、白咲の正体が他の同級生に露見しそうになるのを阻止して貸し借りをなしにしている。


修学旅行後も花嫁修業に勤しんでおり、良妻は夫を陰で支えるものという考えを本で学び、仲島が生徒会を倒そうとしていることを知った際もその考えのもとに行動する。
その後仲島が文化祭でミスターコンに出場することを知ると、文化祭実行委員の推薦もあってミスコンに参加することを決める。文化祭の日が仲島の誕生日であったことから、ミスター矢場高となった仲島の誕生日をミス矢場高となって祝うという計画を立てる。そして見事ミスコンに優勝するも、生徒会による仲島のいじめの告発によってその計画は失敗。計画を台無しにされた怒りから生徒会を壊滅状態に追い込み、期せずして仲島の窮地を救う。


  • 緑田夏香
元々は仲島と別のクラスでいじめられていたか弱い少女。修学旅行にて仲島によっていじめから救われるが、それを契機にヤバイ奴だらけの本作でも屈指のヤバイ奴となる。
瞳と髪は緑色であり、アホ毛と左目が隠れた髪型となっている。心なしか顔はやや崩した作画となっている。
名字に色がついているヒロインその3。

自分をいじめから救ってくれた仲島を理想の(自分という姫を守る)騎士様(あるいは勇者、王子、またお嬢様を守る執事)と考え、それ以来仲島から守ってもらうためにいじめられることを望んでいる。既刊11巻現在そのことを本人以外で知っている人物はおらず、だれもが予想しない行動をとり要所要所で場をかき乱している。
元からそうだったのかは不明だが、水に沈められようが、スタンガンや鞭を食らおうが、頭を思い切り机で殴られようが、全く問題のない異常に強靭な肉体の持ち主であり、果ては顔に飛んできたナイフが突き刺さらずそのまま落ちるほどである(こいつにはやはりナイフも効かんか…)


  • 黒宮
元場井高校の生徒で、徳光に心酔していない数少ない人物。下の名前は不明。中学は白咲と同じ百桜森中学であり、三年生の時は事件の起きたクラスで学級委員をしていた。
中心が白い独特な瞳をしており、髪は左右で団子状にまとめている。
名字に色がついているヒロインその4。


(元)矢場高生徒会


  • 如月
(元)矢場高の生徒副会長。容姿・学力・身体能力・家柄に恵まれ、また一年生にして生徒副会長に抜擢されたことから「奇跡のスーパー王子」とも呼ばれる学校内の人気者。
表向きには学校内外から圧倒的な信頼を得ている好人物として振舞っているが、裏では生徒会ぐるみで「いじめ奴隷」を生み出し娯楽でいじめを行っている卑劣な人物。


  • 会長
(元)矢場高生徒会長。本名不明。生徒会長でなくなってからも会長と呼ばれていることなどから、名字が会長であるという説もある。カチューシャが特徴的な少女。
生徒会の中では会長という立場にいながらあまり目立たない人物。密かに如月に想いを寄せており、生徒会のいじめに同調していたのも如月に嫌われたくなく一緒にいたかったから。
文化祭で生徒会のいじめが白日に晒された直後、如月に想いを告げその罪を被ろうとまでしたが、最終的には如月への思いは吹っ切れた模様。その後は「けじめを付けたいことがあった」ために長かった髪を切っており、如月のことも「クズ男」呼ばわりしている。


  • 木戸
(元)矢場高生徒会役員の眼鏡をかけた少年。
如月曰く生徒会でも容赦の無さは随一であり、「いじめ奴隷」に対する「いじめ調教」の手法を確立した人物、世界の拷問全集を読んでいる描写などから生徒会の行っていたいじめの実質的な主犯であったと推察できる。
冷静で頭もかなり冴えており、ミスターコンで仲島を嵌める作戦が失敗し如月が取り乱した際は、あくまでも状況は引き分けであると説明し彼を落ち着かせた。
緑田によって生徒会のいじめ動画が流された際は猫木とともに動画を仲島のいじめ動画に変えようと動くが、仲島の誕生日を祝う計画を破綻させられた青山の怒りを買っており、彼女の攻撃を受け失敗する。その後は他の生徒会の役員共々入院。猫木同様青山について訴える意思はなく、因果応報と捉え更生しつつある。


  • 猫木
(元)矢場高生徒会役員で名前の通り猫のような顔をした少女。語尾に「にゃ」を付けるなど口調も猫っぽい。自宅には多数の猫がいる。
どことなく軽薄な感じで生徒会のいじめも楽しんで行っている。隠密行動が得意らしく、仲島のいじめ動画の撮影を行った。手の爪を一瞬で伸ばすことができ、ある程度の戦闘能力もある。
文化祭では仲島のいじめ動画の管理をしており加藤に狙われるが、逆に加藤を岩瀬の元へ誘き寄せることに成功している。緑田に生徒会のいじめ動画を流された際には木戸とともに動画を仲島のいじめ動画に変えようとするが、青山の一撃を受け倒れる。その後は他の生徒会の役員共々入院。木戸同様青山について訴える意思はなく、因果応報と捉え更生しつつある。
退院後は会長から生徒会選挙で仲島の後援者になるよう勧誘される。罪を償う意識もあって快諾しようとするが、その直前にパンダの被り物をした人物の襲撃を受け再び入院することとなる。

  • 岩瀬隆
(元)矢場高生徒会役員である少年。がっしりした体格で(加藤を除けば)矢場高一の怪力の持ち主。その力は水をたっぷり入れたドラム缶を軽く片手で持つほど。
生徒会の中で唯一直情的な部分が見え隠れしており、自身の腕力で弱者を痛めつけることを好んでいた。特に「従順な雑魚より生意気な雑魚を絶望させる方がいじめがいがあって楽しい」とのこと。
文化祭前のいじめのない期間中生徒会で最もストレスを溜めており、文化祭では仲島のいじめ動画を奪おうとした加藤をいじめる。その途中加藤を助けに来た田中を一撃で気絶させ、さらに田中と加藤の友情を嘲弄するが、それにより覚醒した加藤に敗れ入院する。
元より丈夫な体をしていたため生徒会で一番に退院しており、その後は田中と加藤に自身の行いを謝罪。二人を自分が今まで出会った誰よりも強い人物と考え、その強さの理由を理解するために新選組に入る。
しばらくして二人の強さに疑問を持つようにもなるが、見返りがなくとも正義の活動を続ける田中や仲間について語る加藤の姿に触発され行動を共にする。選挙投票日には田中を倉庫に幽閉していた徳光陣営の井本を倒し、その後薬師丸と激突。薬師丸の圧倒的なスピードの前に追い詰められるが、その戦いの中で自分が田中や加藤と友情を育んでいたことを自覚。仲間について加藤が語っていたことを理解し、本当の強さを手に入れるたことが加藤の完全覚醒に繋がることとなる。


その他の元矢場高関係者


  • 尾本
(元)矢場高生徒会に「いじめ奴隷」にされていた少女。「いじめ奴隷」時代にはポチと呼ばれていた。
強烈な「いじめ調教」によって生徒会に極めて従順で優秀な「いじめ奴隷」となっており、主に生徒会がいじめを行っている間の見張り役を担っていた。高い気配察知能力を獲得しており、それによって仲島と加藤は生徒会のいじめ動画を撮影できなかったが、青山の攻撃は防げずいじめ動画を撮影されてしまう。完全に生徒会に洗脳され、自分がいじめられることを理解しながら動画が撮影されたことを報告しようとするが、青山から自分の夫が生徒会を倒すという言葉を受け報告しなかった。
文化祭では青山をいじめ奴隷にしようと考えた木戸に呼び出されるも、青山の言葉を信じて命令に逆らい、洗脳から脱け出す。
生徒会長選挙では(おそらく青山がいたから)吹石の後援者となっている。


  • 吹石晴美
女優を夢見て矢場高文化祭のミスコンに参加した少女。本作では数少ない常識人
初登場時はインスタのフォロワーが三万人を超えており、いくつかの芸能事務所から連絡が来ていたが、本命事務所出なかったため断っていた。ミスコンで優勝し本命事務所に実力を見せようとするも、青山の存在感に敗れ優勝を取り逃し、本命事務所からの連絡やインスタのフォロワーの一部を失う。
その後は矢場井高の生徒会長を足掛かりとすることを考え、生徒会長選挙に立候補。その際仲島が生徒会長になれば一緒に過ごせる時間が減るかもしれないと、うまく青山を口車に乗せて後援会に加える。さらに尾本も後援会に加わり、美女三人衆を全面に押し出す作戦に出る。


  • 小杉礼二
矢場井高生徒会長選挙の立候補者の一人。爽やかで独特な髪形をしたどこかナルシストにも見える少年。
実は中学時代いじめられており、いじめられるのもいじめられてる人を見るのも嫌っている。合併前の矢場高ではいじめのない幸せな生活を送っており、いじめを推進する徳光には反対であった。中間選挙での得票数は6人中4位の23票と絶望的なものであり、吹石から徳光が王手をかけているという情報を聞いてからは完全に勝利を諦め、徳光を倒す可能性が最も高い仲島への支持を表明し立候補を辞退する。


  • 早川
文化祭以前に緑田をいじめていた主犯。水泳部のエースで全国トップクラスの潜水記録を持ち、いじめのアリバイ作りのため神社の池に潜って泳ぐというぶっ飛んだ行動をしたかなりの強者。
クラスを恐怖支配してうまくいじめを隠し通していたが、修学旅行中滞在先の旅館で従業員からいじめを目撃される。誰が誰をいじめているのかは露見しなかったものの、それによって教師の見回りが強化されたことに怒った「いじめっ子探偵」仲島と彼に恐怖支配された同級生らにいじめを追及される。最終的には白咲の正当防衛によって串刺しにされ病院送りとなり、いじめも発覚したことで退学となる(他のいじめ仲間は停学)。


  • 阿部
仲島のクラスの担任で四角い眼鏡をかけた一見無個性な男性英語教師。矢場高が場井高に合併されてからも同職に就いている。
未成年との援助交際を行い学校で風俗のサイトを見て予約を行うなど、かなり問題のある教師。未成年との援助交際の現場を押さえた写真を仲島に握られており、彼のいじめを黙認している。また矢場高生の欠席が続出した際には人が減るとわくわくすると言うなど、やや不謹慎な部分もある。
一応社会人としての常識や良識は持ち合わせており、学校の腐敗した状況も認識している。脅迫されているとはいえ仲島には協力的であり、いじめが表沙汰にならないよう忠告したり、彼が生徒会を倒そうとした時に助言を送ったりしている。生徒会選挙後には悩む仲島に対しいじめをやめればいいと助言している。


  • 校長
私立矢場高校の校長。口髭が特徴的な中年男性。
世間体のみを気にする事なかれ主義の腐った大人であり、いじめ問題などには積極的ではない。腐敗した組織運営を行っていたほか、加藤が仕掛けた「エロじじい」呼ばわりする紙に強い反応を示していたことから何か後ろめたいことがあると思われる。
修学旅行で旅館の従業員にいじめが目撃された際には、学校の醜聞をこれ以上晒さぬため教員の見回り強化を指示した。いじめの犯人が早川たちと分かると、彼らに処分を下し見回り強化をやめるが、この一件でいじめに対してかなり神経質になる。
その後文化祭で生徒会のいじめが世間に露呈したことで学校の腐敗が発覚し、自身を含めた学校の上層部が辞任することとなる。


徳光陣営


  • 徳光貞志/徳光霧矢
元場井高の生徒会長。場井高をいじめ学校に変えた張本人。
おそらく読者に最も本名を覚えられている人物。


  • 川園
徳光の側近。


  • 森田
徳光の部下の中でも特に戦闘能力が高い三人のうちの一人。ほとんど常に微笑んでいる優男風味の人物。
高い戦闘技術の外に鋭い感覚と気配を完全に絶つ技術を習得しており、負けない術を持つ戦闘のプロのような人物。


  • 前川
徳光の部下の中でも特に戦闘能力が高い三人のうちの一人。高名な舞踏家の一人娘であり幼い頃から修行に明け暮れていた。
初めての誕生日プレゼントは14歳の時腕試しとして与えられた熊であり、それ以来男にも女にも熊にも負けたことがないという。


  • 薬師丸
徳光の部下の中でも特に戦闘能力が高い三人のうちの一人。長髪のイケメン。
高いパワーと圧倒的なスピードの持ち主で、暇つぶしでやったボクシングでいきなり大会優勝したほどの実力者。


  • 井本
徳光陣営の一人である非常に大柄な少年。


  • 茶髪で目つきの悪い奴
徳光陣営の一人。本名不明。特にこれといった活躍も見せないまま生徒会長選挙投票日に黒宮に倒された。


その他の元場井高関係者


  • 宮内弘樹
矢場井高生徒会長選挙立候補者の一人。眼鏡をかけた一見あまり特徴のない少年だが、たった一話で読者の印象を塗り替えた本作でも屈指のヤバイ奴。
以前はネトゲ部の部員であり、それが自分の人生で唯一夢中になれるものであった。しかし徳光が場井高の生徒会長になってからネトゲ部は廃部となっており、一度きりの高校生活における青春を取り戻すため会長選挙に立候補する。中間選挙の得票数はわずか4票という田中に次いで最も低いものであり、単なる泡沫候補として読者からの印象も薄かった。
投票日直前、ネトゲ部創設を条件に仲島に票を譲渡すると打診し、さらに徳光を倒す秘策として自分の本名を「宮内弘樹」から「徳光貞志」に公的に改名するという狂気じみたことをする(母親の旧姓が「徳光」であったため両親に頼み込んで離婚してもらったことで名字も変えられた)。しかし会長選挙では混乱を避けるため登録時の「宮内弘樹」の名前で投票を行うこととなったため作戦は不発に終わり、親からもらった大切な名前を意味もなく変えたことを深く後悔し号泣。最終的に仲島の支持を表明して立候補を辞退する。
結果として生徒会長となったのは田中であったが、無事ネトゲ部の創設には成功しており部長となっている。


【用語など】


  • 私立矢場高校
文化祭編までの本作の舞台であり、仲島たちが通っていた高校。
文化祭編で初めて学校名が明らかとなった。仲島によるとそこそこの偏差値の学校であるらしい。
仲島の担任阿部によると世間体のみを気にする学校であり、いじめなどの問題には積極的に取り組まない。生徒副会長であった如月の父親が多額の寄付をしていたらしく、生徒会のいじめ動画も握りつぶされていた可能性が高いほど腐敗した学校となっている。阿部の「この学校お前が思ってるよりはるかに腐っているぞ」という発言が全てを表している。
修学旅行は一年生が京都へ三泊四日で行くものとなっていた。文化祭ではミスターコンとミスコンが行われた。
文化祭で生徒会のいじめが世間に露呈してからは学校の腐敗も明らかとなり、校長を始めとした学校上層部が辞任。それをきっかけに姉妹校であった場井高校に吸収合併されることとなったが、合併後もクラスなどは据え置きである。


  • 私立場井高校
矢場高の姉妹校。場所も矢場高に近いものと思われる。
仲島によると本物の一流校であるらしく、成績優秀な生徒や恵まれた家柄の生徒が多く、品がいいらしい。また部活もハイレベルなものが多いらしい。全国でも有数の進学校というだけあり、国の政財界には多くの卒業生がいるらしい。
後の吸収合併で矢場高の生徒全員と職員を受け入れられるほど校舎が広く、なぜか誰も手入れせず異常に草木が生い茂っている「樹海の中庭」昼間でもなぜか真っ暗な「音楽室前の暗黒廊下」迷宮のようになっており二度と戻らなかった者もいるという「迷いの廊下」など、訳の分からないダンジョンも多数存在する。
生徒の自主性を尊重するという理念から生徒会に与えられた権限も大きく、役員一人一人に専用の個室が与えられ、特に会長の部屋は豪華なものとなっている。徳光が生徒会長となってからは、家柄が低くかつ成績下位である一割の生徒を下民と見下しいじめることが推奨された、いじめ学校と化していた。その体制はいじめられている側も受け入れ、さらに教員までもが学校の業績が上がったことから黙認しているほどの腐敗したものであり、各種業界にいる卒業生に握りつぶされ世間にも公表できない状態であった。


  • 私立矢場井高校
矢場高が場井高に吸収合併されてできた学校。文化祭編後の本作の舞台。
クラスなどは据え置きであるが、校舎や制服など多くの部分が場井高のものとなっている。既刊11巻現在校章の生産が追いついておらず、制服に交渉がついているのが元場井高生、ついていないのが元矢場高生と判別できる。
合併直後は徳光の敷いた体制により元矢場高生は元場井高生の下民よりも下の存在と見下されていた節があった。
生徒会長選挙は非常に盛り上がった行事であり、投票日には生徒が校内で出店を運営し一種の祭りの様相を呈していた。





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最終更新:2021年06月13日 11:22