ラチェット(TFアニメイテッド)

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ラチェット(TFアニメイテッド)」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2023/02/05 (日曜日) 12:24:34
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&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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#center(){&bold(){&color(red,whitesmoke){おいはラチェット。君の…友達…。}}}



この項目では、『[[トランスフォーマー アニメイテッド]]』に登場する「ラチェット」について解説する。

CV:大川透


*&sizex(5){概要}
本作に登場する[[オートボット>オートボット(TFアニメイテッド)]]の一員で、レギュラーであるチーム・オプティマスのメンバー。肩書きは「救急医療員」で、変形するのはもちろん救急車。
ロボットモードの姿は青髭で中年太りのおっさんみたいになっているのが特徴。頭部の右の角が折れているが、これはかつて[[ロックダウン>ロックダウン(トランスフォーマー)]]にやられた古傷であり、今でも時々痛むという。

かつては総司令官ウルトラマグナス直属の部下であり、オートボットの決戦兵器オメガスプリームの教育者でもあったという、グレート・ウォーにおける&bold(){影の英雄}とも言うべき人物。戦後は傷ついてビークルモードの状態で眠りについたオメガスプリームを引き取り、左遷されたオプティマスに辺境で活動するための宇宙船が必要ということでまとめてチームの一員となった。
その経歴からわかる通りオートボットとしては最古参クラスのトランスフォーマーであり、なんと本人曰く&bold(){&color(red){百億年は生きている}}らしい。「億年単位で生きている医者」というとアニヲタ的には[[この人>八意 永琳]]が有名だが、彼女がせいぜい生きた化石レベルなのに対してこちらは地球(46億)より長生きである。

本業は医者だがグレート・ウォーを生き延びた経験があるため、地上での接近戦に持ち込むことができれば、[[メガトロン>メガトロン(TFアニメイテッド)]]や[[スタースクリーム>スタースクリーム(TFアニメイテッド)]]のような怪物でもない限り、[[ディセプティコン>ディセプティコン(TFアニメイテッド)]]となんとか一対一の勝負ができる程度には強い。両腕には磁石が仕込んであり、そこから発生させた「マグネットパワー」を武器に戦う。
他にも相手を一時的に動けなくする「電磁パルス発生装置」を持つが、これは本来武器ではなく麻酔である。
一方で肝心の医療技術については[[サリ>サリ・サムダック]]が持つオールスパークの鍵が万能アイテム過ぎたため、回想でアーシーに義足を作った場面を除くと明確な描写は第3シーズンまでお預けになってしまう。だが治療を受けたオプティマスは「新品みたいだ」と感心しており、暴走したサリに串刺しにされたバンブルビーを見事に治療するなど、腕は確かである。

**&sizex(4){性格}
鹿児島弁風の訛り口調で喋り、一人称は&bold(){&color(red,whitesmoke){「おい」}}。
基本的にはちょっと口うるさいが大人の男性で、とても朗らか。
&bold(){&color(red,whitesmoke){「若者の考えることはようわからん」}}とぼやくこともあるが、年寄り扱いされることはあまり気にしておらず、日本語版では&bold(){&color(red,whitesmoke){「ラチェットお兄さんって呼んでくれんかなぁ?」}}と冗談混じりに返した程。
[[センチネル>センチネルプライム(TFアニメイテッド)]]の嫌味混じりの正論もしっかり受け止めており、センチネルに思わず食って掛かろうとした[[アイアンハイド>アイアンハイド(TFアニメイテッド)]]を他のメンバーと一緒に止めるなど器は大きい方。&font(l){だがその際に&bold(){&color(red,whitesmoke){「こんなやつ、殴る価値も無か!」}}とも言っている。}
だがグレート・ウォーでの経験は完全にトラウマになっており、当初はオプティマスに&bold(){&color(red,whitesmoke){「昔のことは絶対に喋らん」}}とはっきり述べていた。

正義側のレギュラー陣なので当然有機生命体への偏見は軽度。ただし偏見皆無の[[プロール>プロール(TFアニメイテッド)]]の態度に他のメンバー共々軽く呆気に取られていたりもする。
それが顕著に出てしまったのがレックガーの初登場回で、産気付いた妊婦とその夫を運ぶことになったのだが、&bold(){まるで危機感が無く雑に扱った上に&color(red){肝心の病院の場所を正確に把握していなかった}}という、医者失格レベルの失態を犯してしまった。[[命に色は無い>アニー・バース]]っていう言葉知らねーのかよぉ…&footnote(ちなみにこの妊婦は途中でラチェットに見切りをつけて退場してしまったが、その後無事に出産を終えたようでサウンドウェーブの退場回に赤ん坊を抱き抱えた状態で夫と共に再登場している。良かった…。)。

日本語版では薩摩あげ、きびなごの刺身、かるかん饅頭が好物。&bold(){&color(red,whitesmoke){「真実は、いつも一つ!」「頭文字D!」「波動砲、発射!」}}とバンブルビー程ではないものの多作品ネタを連発。OP前や次回予告では自分の玩具だけ売れ残ってることを気にしてたり、ブログやTwitterを始めたりしている。


*&sizex(5){対人関係}
・アーシー
グレート・ウォーにおける救助対象。オメガスプリームの教育者は本来彼女がなるはずだった。
二人そろってロックダウンに捕まってしまい、オメガ計画に関する情報を渡さないためにアーシーはラチェットに自分のメモリーコアを初期化するよう願う。
結果、本編では廃人同然の状態となっており、ラチェットにとっては大きな心残りとなっていた。それ以外でもオートボットの上層部の一部では&bold(){オメガスプリームのパーツぐらいにしか見られてない}わ、アクセスコードを入手する目的でショックウェーブに誘拐されるわで不憫。
最終的には完全復活してラチェットと再会できたので一応ハッピーエンド。

・オメガスプリーム
グレート・ウォーを終結させるために開発されたオートボットの決戦兵器の一体。だがラチェットは彼を「兵器」ではなく「友達」として育てた。おかげで兵器にあるまじき優しい性格に育ち、戦争によって心身共に傷ついてビークルモードの状態で人間でいう植物状態になってしまった。これがオプティマスたちが乗る宇宙船アークである。
ちなみに、上記の通りラチェットはオメガスプリームを友達として育てたのだが、本編で彼がオメガスプリームに向けている感情は「友情」というよりは「親心」に近い。
また、オメガ計画にて開発されたオメガスプリームの同型機たちは、&bold(){そのほとんどがブラックアウトによって撃墜された}ということになっているため終戦の決定打になったかは微妙。本当にどうやって終結したんだグレート・ウォー!?

・ロックダウン
アーシーの持つ機密情報を奪うべくディセプティコンに雇われていた賞金稼ぎ。
なんとか窮地を脱したラチェットたちだったが、角を折られるわ、電磁パルス発生装置を奪われるわ、アーシーは上記の通りだわで代償がでかすぎた。
後に本編で電磁パルス発生装置を取り返すことに成功し撃退、アーシーの仇を取り一応個人的な決着はつけた。

・ウルトラマグナス
かつての直属の上司。しかし本編ではあまり絡まなかった。
戦時中を理由にラチェットに対して非情な決断を下す姿は中の人も相まって完全に[[ギレン・ザビ]]&footnote(そうでもしないとディセプティコンには勝てないので仕方無い面もある。重ね重ね言うが、『アニメイテッド』のディセプティコンは本当に強い。)。

・オプティマスプライム
チーム・オプティマスのリーダー。若い彼によく助言を述べているが、最終的な決断はオプティマスに委ねている。

・バンブルビー
お喋りでお調子者な同僚。不真面目なこともあるのでよく注意している。
バンブルビーからは「ラチェットのとっつぁん」と呼ばれているが、トランスフォーマーシリーズでとっつぁん呼びされるラチェットは[[マイクロン伝説>超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説]]のラチェットに続き、彼が二人目((なおマイ伝版ラチェットは、なんと女性TFとなってアニメイテッドに登場している。名前は海外版の「レッドアラート」。))。
戦闘では自身のマグネットパワーとバンブルビーのエナジースティンガーを組み合わせた合体攻撃を披露している。

・アイアンハイド
鈍重な同僚。よく物を壊すのでこれまた注意している。

・サリ・サムダック
地球でできた友人。自分たちとの体格差を無視して遊んだり、オールスパークの鍵を無闇に使ったりするのでやっぱり注意している。

・プロール
サイバーニンジャな同僚。だがかたや「大人」、かたや「生真面目」ということで実はほとんど最低限の絡みしかない。

・レックガー
オールスパークの欠片によって誕生したゴミ収集車のトランスフォーマー。自分が何者かわからず相手の発言を鵜呑みにするおうむ返しの子供であり、本編でラチェットを&font(l){センチネルの次に}苛立たせた人物。おかげで彼のヒーロー願望を否定して暴走を招き、デトロイトがバクテリア&footnote(パウエルが金儲けのために造らせた代物。)に食いつくされそうになる事態を引き起こしてしまう。
これに限らずレックガーの初登場回はラチェットの株を上げたいんだか下げたいんだかよくわからないグダグダな内容になっているため、覚悟して視るべし。&font(l){そこ、原点回帰とか言わない。}
最後には謝罪して和解に成功するが、レックガーはバクテリアを格納したためラチェットに礼を述べながら水の底に沈んでいってしまった。&font(l){生きてたけどね。}

・センチネルプライム
ウルトラマグナスの代理を任されたが、ラチェットの経歴やオメガスプリームの戦後の動向は知らされてなかった男。まあショックウェーブのせいでさすがにゴタゴタしていたのだろう。
メガトロンの手に落ちたオメガスプリームに対して「何かされる前にメガトロンごと破壊するべき」と提案するが、ラチェットは「そんなことをしたらサイバトロン星も吹っ飛ぶ」と反論した。
その後、ショックウェーブを撃退してマグナスハンマーを取り返したラチェットに裏切りの容疑をかけてくる始末。

・ファンゾーン警部
地球のお巡りさん。事故でサイバトロン星に転送されてしまったので探しに行った。
もう少しで&bold(){オートボットに}害虫の如く踏み潰されるところだったが、なんとか救助に成功した。

・[[ブリッツウイング>ブリッツウイング(TFアニメイテッド)]]
顔が3つあるディセプティコン。一度全身氷漬けにされた挙げ句、サリから預かったオールスパークの鍵を腕ごと奪われてしまったことがある。
その後、腕を取り返した描写は無いが、元通りになっているので修理したと思われる。

・[[ショックウェーブ>ショックウェーブ(TFアニメイテッド)]]
ディセプティコンのスパイ。サイバトロン星で遭遇し交戦。撤退に追い込みマグナスハンマーを取り返すが、アーシーはさらわれてしまった。


*&sizex(5){玩具}
メインメンバーであるため、複数体発売されている。地球モードのデラックスクラス版は、設定に合わせて角が折れており、複数の工具が付属する。また、ロックダウン付属の電磁パルス発生装置を持たせることが可能。
サイバトロン星仕様でも発売。付属武器は電気ショックで治療するナックルに変更されているが、こちらも電磁パルス発生装置を装備可能。また、これのリデコでアーマーハイドも発売された。

瞬間変形が特徴のアクティベーター版も発売。4体セットの「スーパーコレクションVol1」にラインナップされており、地球モードの車両から変形する。

&s(){なお前述している通り、本人が「買って」と催促しなければならないなど、売り上げに関しては…オッサンキャラだしね。}


*&sizex(5){余談}
アニメイテッドの吹き替えには過去にトランスフォーマーに関わった声優が多く参加しており、彼の担当である大川透氏も過去に[[マイクロン伝説>超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説]]でコンボイを演じている。
余談だが、実はマイクロン伝説のラチェットの声優も[[総司令官>フォートレスマキシマス(トランスフォーマー)]]経験者だったりする。

ちなみに大川氏は正真正銘の鹿児島県民であり、本来はネイティブな鹿児島弁を喋ることができる。だが、本人曰く「本格的に鹿児島弁を使うと周囲に伝わらないため、バランスを考えながらやっている」とのことで、ラチェットは鹿児島弁風の訛り口調になった。

没になった第4シーズンでは[[実写版ラチェット>Ratchet/ラチェット(トランスフォーマー)]]に似たカラーリングにイメチェンする予定だったという。



#center(){&bold(){&color(red,whitesmoke){追記・修正なう。送信と。完璧やが! ははっ!}}}

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- のちにビーストコンボイを担当した子安さんもアドベンチャーでラチェットを担当してましたな  -- 名無しさん  (2023-02-05 18:27:25)
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